JP2017040036A - 天井下地固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井下地の支持位置の高さ調整と接合を容易に行うことができる天井下地固定金具を提供する。
【解決手段】建物構造体2に取り付けられた支持構造体10に天井下地20を直固定するための天井下地固定金具1であって、支持構造体10に係止される第一部材30と、天井下地20を係止する第二部材50とを備え、第二部材50は、第一部材30に対して取付高さが調整可能に取り付けられており、第一部材30は、支持構造体10に掛け止められる支持構造体固定部31と、第二部材50を固定するための第二部材固定部32とを備えており、支持構造体固定部31は、支持構造体10にビス止めするためのビス孔34を備え、第二部材固定部32は、天井下地20をビス止めするためのビス孔37を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、支持構造体に天井下地を直固定するための天井下地固定金具に関する。
吊りボルトを用いずに、支持構造体に天井下地を直固定して工期短縮と工費削減を図った構造が知られている。従来、支持構造体に天井下地を固定するに際しては、支持構造体に天井下地をビスで直接固定したり、支持構造体に棒状の吊材を固定し吊材の下端部に天井下地材を釘やビスで固定する(特許文献1参照)ようになっている。
特開2000−96764号公報
ところで、施工精度が悪い場合、支持構造体に不陸が発生する場合がある。この不陸を吸収するためには、支持構造体に墨打ちを行って基準線を表示し、この基準線に合わせて野縁受けなどの天井下地をビスなどで接合するようになっていた。そのため、不陸の大きい部分では、支持構造体と天井下地との重なり部分が小さく接合が困難である問題があった。
さらに、ビス止めなどの接合を行うに際して、天井下地を押さえた状態で作業を行わなければならないので、作業が煩雑で、作業に多くの手間を要する問題もあった。
このような観点から、本発明は、天井下地の支持位置の高さ調整と接合を容易に行うことができる天井下地固定金具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、支持構造体に天井下地を直固定するための天井下地固定金具であって、前記支持構造体に係止される第一部材と、前記天井下地を係止する第二部材とを備え、前記第二部材は、前記第一部材に対して取付高さが調整可能に取り付けられており、前記第一部材は、前記支持構造体に掛け止められる支持構造体固定部と、前記第二部材を固定するための第二部材固定部とを備えており、前記支持構造体固定部は、前記支持構造体に接合するための接合部を備え、前記第二部材固定部は、前記天井下地を接合するための接合部を備えていることを特徴とする天井下地固定金具である。
本発明における「接合する」とは、ビス、ボルトや釘で固定する場合や溶接により固定する場合を含む。このような構成によれば、第二部材を第一部材に仮固定した状態で、第二部材の第一部材に対する取付高さを調整することができる。したがって、天井下地の支持位置の高さ調整を容易に行うことができる。また、天井下地を仮固定した状態で、容易に接合を行うこともできる。さらに、第一部材を支持構造体に接合するとともに、天井下地を第一部材に接合することで、天井下地を支持構造体に直固定することができる。
また、本発明の天井下地固定金具において、前記第二部材は、前記第一部材にボルトにて固定されており、前記第一部材のボルト挿通孔および前記第二部材のボルト挿通孔の少なくともいずれか一方は、上下方向に沿って延在する長孔にて構成されていることが好ましい。このような構成によれば、第一部材に対する第二部材の取付高さ調整を容易に行うことができるので、天井下地の支持位置の高さ調整を容易に行うことができる。
さらに、本発明の天井下地固定金具において、前記第二部材は、前記天井下地を係止するためのスリットを備えていることが好ましい。このような構成によれば、天井下地をスリットに挿入するだけで、容易に係止することができる。
また、本発明の天井下地固定金具において、前記第二部材が第一部材に取り付けられた状態で、前記第二部材固定部が前記天井下地の前記スリットからの抜け防止部となっている。このような構成によれば、高さ調整や接合作業中の天井下地の抜けを防止できる。
さらに、本発明の天井下地固定金具において、前記第二部材固定部は、前記支持構造固定部の側面と連続して直交していることが好ましい。このような構成によれば、支持構造固定部と第二部材固定部とが互いに補強し合い、第一部材の剛性が高くなる。
また、本発明の天井下地固定金具において、前記第二部材は、前記第一部材に対して傾斜した状態で固定可能であることが好ましい。このような構成によれば、支持構造体と天井下地とが相対的に傾斜した状態で、天井下地を支持構造体に固定することができる。
本発明に係る天井下地固定金具によれば、天井下地の支持位置の高さ調整と接合を容易に行うことができるといった優れた効果を発揮する。
本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を用いた天井構造を示した一部断面側面図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を用いて天井下地を支持構造体に固定した状態を示した一部断面側面図である。 図2のa線矢視図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を用いて天井下地を支持構造体に固定した状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を用いて天井下地を支持構造体に固定する前の状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を用いた他の形状の天井構造を示した一部断面側面図である。 本発明の実施形態に係る天井下地固定金具を用いて天井下地を支持構造体に固定した状態を示した図であって、(a)は一部断面側面図、(b)は(a)のb線矢視図である。 本発明の他の実施形態に係る天井下地固定金具を用いて支持構造体に対して傾斜した天井下地を固定した状態を示した一部断面側面図である。
本発明の実施形態に係る天井下地固定金具について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態では、かかる天井下地固定金具を傾斜した天井に適用した場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る天井下地固定金具1は、支持構造体10に、天井下地20を直固定する。本実施形態では、天井下地固定金具1を支持構造体10に接合(たとえばビス止め)するとともに天井下地20を天井下地固定金具1に接合(たとえばビス止め)することで、天井下地20を支持構造体10に直固定している。なお、接合方法はビス止めに限定されるものではなく、釘止めや溶接等の他の接合方法であってもよい。
支持構造体10は、梁などの建物構造体2から吊り下げられている。支持構造体10は、梁から下方に延在する複数の吊材11と、吊材11の下端部に取り付けられた第一の横架材12と、第一の横架材12の下端部に取り付けられた第二の横架材13とを備えている。第一の横架材12は、複数の吊材11,11・・の下部にブラケット14を介して架け渡されている。第二の横架材13は、平面視で第一の横架材12に直交しており、複数の第一の横架材12の下部に架け渡されている。第二の横架材13は、ブラケット12a(図3参照)を介して第一の横架材12に固定されている。第二の横架材13は、たとえばリップ付溝型鋼(C形チャンネル)にて構成されている。
図2および図3にも示すように、天井下地20は、たとえば複数の野縁21と、野縁21に対して平面視で直交して配置された複数の野縁受け22とを備えている。野縁21と野縁受け22は、格子状に配列されている。野縁21は、天井板3を保持する部材であって、天井板3の上側に配置されている。野縁21は、たとえば断面C字状のリップ溝形形状を呈しており、ウェブが下側になるように配置されている。野縁21の下面には、天井板3が当接していて、ビス(図示せず)などの固定治具によって天井板3が固定されている。
野縁受け22は、野縁21を保持する部材であって、野縁21の上側に配置されている。野縁受け22は、たとえば断面溝形のチャンネル材にて構成されており、一対のフランジ22a,22bが上下に位置してウェブ22cが立った状態で配置されている。野縁受け22は、下側のフランジ22bが野縁21の上面のリップ部21aに当接した状態で、野縁21と連結されている。野縁21と野縁受け22とは、公知の連結金具23を介して連結されている。
図2および図3に示すように、天井下地固定金具1は、支持構造体10の第二の横架材13に係止される第一部材30と、天井下地20の野縁受け22を係止する第二部材50とを備えている。第二部材50は、第一部材30に対して取付高さが調整可能に取り付けられている。
図4乃至図7にも示すように、第一部材30は、支持構造体固定部31と第二部材固定部32とを備えている。第一部材30は、スチール製の板材を折曲げ加工して形成されている。支持構造体固定部31は、天井下地固定金具1を第二の横架材13に掛け止めるとともにビス止めするための部位である。支持構造体固定部31は、断面が下向きのU字形状を呈していて、上板部31aと先端折曲部31bと基端折曲部31cとを備えている。
上板部31aは、第二の横架材13の上側フランジ13a上に載置される。上板部31aは、第二の横架材13の上側フランジ13aに沿って配置され、上側フランジ13aを覆う。
先端折曲部31bは、上板部31aの先端側から下方に向かって直角に折曲している。先端折曲部31bは、第二の横架材13のリップ13b側に配置されて、リップ13bの表面に当接している。先端折曲部31bの下端部は、第二の横架材13の下端よりも下方に延在している。先端折曲部31bの下端部には、ボルト貫通孔33が形成されている。ボルト貫通孔33は、第二の横架材13の下端よりも下方に形成されている。
基端折曲部31cは、上板部31aの基端側(第二部材50が位置する側)から下方に向かって直角に折曲している。基端折曲部31cは、第二の横架材13の背面13c側に配置されて、背面13cの表面に当接している。基端折曲部31cの下端部は、第二の横架材13の下方に配置される野縁受け22の下端よりも下方に延在している。基端折曲部31cには、天井下地固定金具1を第二の横架材13に固定するビスV1用のビス孔34が形成されている。ビス孔34は、第二の横架材13の背面13cに当接する位置で、上下二段に二つずつの合計4箇所に形成されている。このビス孔34の周囲が第二の横架材13に接合する(支持構造体10に接合する)ための接合部となる。
基端折曲部31cには、ボルト貫通孔35が形成されている。ボルト貫通孔35は、ネジ孔にて構成されていて、先端折曲部31bのボルト貫通孔33と同軸位置に形成されている。ボルト貫通孔33,35には、第二の横架材13の下方を通過する開き防止用ボルト36が挿通される。開き防止用ボルト36は、先端折曲部31bと基端折曲部31cとの距離を一定に保つことで、各折曲部31b,31c同士が開くのを防止している。また、開き防止用ボルト36は、上板部31aと先端折曲部31bと基端折曲部31cとで第二の横架材13を囲っているので、天井下地固定金具1が第二の横架材13から外れるのを防止している。
第二部材固定部32は、第二部材50を固定するとともに野縁受け22を接合するための部位である。本実施形態では、野縁受け22は第二部材固定部32にビス止めされる。第二部材固定部32は、基端折曲部31c(支持構造固定部31の側面)の横幅方向(第二の横架材13の長手方向)一端から直角に立ち上げられている。つまり、第二部材固定部32は、基端折曲部31cと連続して直交している。第二部材固定部32は、第二の横架材32の背面13cと直交する方向に広がっている。第二部材固定部32には、野縁受け22を固定するビスV2用のビス孔37が形成されている。このビス孔37の周囲が野縁受け22を接合するための接合部となる。ビス孔37は、菱形の頂点位置の4箇所に形成されている。ビス孔37は、少なくとも3つが、上下に位置調節される野縁受け22のウェブ22cに当接するように配置されている。具体的には、第二部材50の第一部材30への取付高さが中間位置である場合には、4つのビス孔37が野縁受け22のウェブ22cに当接する。第二部材50の第一部材30への取付高さが高位置である場合には、上側の3つのビス孔37が野縁受け22のウェブ22cに当接する。第二部材50の第一部材30への取付高さが低位置である場合には、下側の3つのビス孔37が野縁受け22のウェブ22cに当接する。なお、ビス孔37の個数と配置形態は、前記構成に限定されるものではなく、天井材3の重量などの条件に応じて適宜設定すればよい。第二部材固定部32には、ボルト貫通孔38が形成されている。ボルト貫通孔38は、ネジ孔にて構成されていて、第二部材50を固定するためのボルトBが螺合する。
第二部材50は、野縁受け22を係止した状態で第二部材固定部32に固定される。第二部材50は、スチール製の板材を折曲げ加工して形成されている。第二部材50は、平面視で断面コ字状を呈していて、背面部51と一対の側面部52,52とを備えている。
背面部51は、第二部材固定部32と同等の左右幅寸法を備えた縦長の矩形形状を呈している。背面部51には、ボルト貫通孔53が形成されている。ボルト貫通孔53は、縦方向に延在する長孔にて構成されている。ボルト貫通孔53には、第二部材50を第一部材30に固定するためのボルトBが挿通する。このようにボルトBが長孔に挿通されるので、第二部材50は、第一部材30に対して取付高さが調整可能となっている。固定するボルトBは1本であるので、第二部材50は、第一部材30に対して傾斜した状態で固定可能となっている。ボルト貫通孔53の下方には、ビス孔54が形成されている。ビス孔54には、第二部材50から第一部材30に向かって打たれるビスV3が挿通される。ビスV3は、第一部材30に対する第二部材50の角度調整を行った後に打たれる。
背面部51の上端には、側面部52と同じ方向に折れ曲がる折曲部55が設けられている。折曲部55は、背面部51を補強するリブの役目を果たす。
側面部52は、背面部51の幅方向両端からそれぞれ直角に折り曲げられている。一対の側面部52,52は、同じ形状である。側面部52は、背面部51の下端よりも下方に延在している。側面部52には、野縁受け22を係止するためのスリット56が形成されている。スリット56は、背面部51の下端の下側位置に形成されている。スリット56は、野縁受け22の上側のフランジ22aの断面形状と略同じ切込断面を有していて、フランジ22aが挿入可能となっている。スリット56は水平方向に延在していて、内部にフランジ22aが挿入されることで、野縁受け22が第二部材50に係止される。第二部材50が第一部材30に取り付けられると、野縁受け22は、第二部材50と第一部材30の第二部材固定部32とで挟まれる。これによって野縁受け22は、スリット56の抜け出し方向に移動できない。つまり、第二部材固定部32が、野縁受け22(天井下地)のスリット56からの抜け防止部となっている。
次に、前記構成の天井下地固定金具1を用いて天井下地20を取り付ける手順を説明しながら作用効果を説明する。
天井下地20を設置するに際しては、まず、第一部材30を上方から下ろして、第二の横架材13の所定位置に係止する。その後、開き防止用ボルト36を取り付けて、第一部材30が落下しない状態とする。この状態で、第一部材30は、第二の横架材13の長手方向にスライド可能である。
次に、第二部材50のスリット56に野縁受け22を係止した状態で、第二部材50を第一部材30へ当接させて、ボルトBを仮締めする。これによって第二部材50および野縁受け22が仮固定される。このとき、野縁受け22は、上側のフランジ22aがスリット56に挿入されるとともに、ウェブ22cが第二部材固定部32に当接している。したがって、野縁受け22は、第二部材固定部32と第二部材50とで挟持されることになるので、天井下地固定金具1から落下することはない。
所定範囲の天井下地固定金具1において第二部材50を仮固定したならば、第二部材50の取付高さを微調整する。これによって、野縁受け22の支持位置が調整されるので、野縁受け22を精度高く設置することができる。このような第二部材50の取付高さの調整は、天井下地20が仮固定した状態、すなわち野縁受け22が周りの天井下地固定金具1に支持されている状態で行われるので、容易に行うことができる。
第二部材50の取付高さの調整(野縁受け22の支持位置の調整)が完了したならば、ビスV1で第一部材30を第二の横架材13に固定するとともに、ビスV2で野縁受け22を第一部材30に固定する。さらに、ビスV3で第二部材50を第一部材30に固定する。これによって、野縁受け22が第一部材30を介して、第二の横架材13に一体化されることとなり、天井下地20が支持構造体10に直固定される。
その後、野縁受け22に野縁21を取り付け、野縁21に天井板3を取り付ける。野縁受け22の位置精度が高いので、野縁21と天井板3の位置精度も高くなる。
一方、本実施形態の天井下地固定金具1では、支持構造固定部31と第二部材固定部32とが直交していることで互いに補強し合い、第一部材30の剛性が高くなる。また、第二部材50のボルト挿通孔53は、上下方向に沿って延在する長孔にて構成されているので、第二部材50を長孔の長手方向にスライドさせるだけで、第一部材30に対する第二部材50の取付高さ調整を容易に行うことができる。このとき、第二部材50は、ボルトBが抜けない状態で保持されているので落下することはない。
次に、天井下地固定金具1を曲面状の天井に適用した場合について説明する。図8に示すように、支持構造体1は、高さの異なる吊材11,11・・の下部に第一の横架材12が架け渡されている。第一の横架材12は、天井面の傾斜に応じて、傾斜した状態または水平状態で階段状に配置されている。第二の横架材13は、第一の横架材12の下部に固定されている。また、野縁受け25は、天井面の曲面に沿って湾曲している。
このような支持構造体1では、第二の横架材13と野縁受け25との距離が、場所によって異なる。そのため、第一部材30に対する第二部材50の取付高さを変えることで、野縁受け25の支持位置の調整を行う。
図9には、第二部材50の取付高さが低い場合が図示されている。第二部材50は第一部材30に対して低い位置に取り付けられていて、ボルトBがボルト挿通孔53の上端部に位置している。つまり、ボルト挿通孔53の上端部が、第一部材30のボルト挿通孔38に相当する高さとなっている。このように第二部材50が低い位置に取り付けられれば、野縁受け25の支持位置が低くなるので、第二の横架材13と野縁受け25との距離を大きくすることができる。これに伴って、野縁受け25は、第二部材固定部32に対しても低くなる。よって、野縁受け25は、第二部材固定部32の下側の3つのビス孔37を利用してビス止めされている。なお、図9の第二部材固定部32では、ビス孔37は、正方形の頂点位置4箇所と、その正方形の対角線の交点位置1箇所の合計5箇所に形成されている。
図9の野縁受け25は、リップ付溝型鋼(C形チャンネル)にて構成されている。そのため、第二部材50のスリット56aは、野縁受け25のリップ部25bが通過可能な高さを備えている(図9の(b)参照)。スリット56bの先端部には、リップ部25bが入り込む切込部57が形成されている。この切込部57にリップ部25bが入り込むと、野縁受け25の上側のフランジ25aが、スリット56bの底面に係止される。
なお、その他の構成については、図2と同じであるので、同じ符号を付して説明を省略する。
図10には、第二部材50が第一部材30に対して傾斜して取り付けられている場合が図示されている。第二の横架材13と野縁受け25との傾斜角度が異なる場合に、第二部材50が第一部材30の第二部材固定部32に対して傾斜して取り付けられる。第二部材50は、ボルトBを中心に傾斜している。第二部材50は、第二の横架材13と干渉しない方向に回転(図10では右回転)している。
この場合も、第二部材50の取付高さの調整(野縁受け22の支持位置の調整)が完了した後に、ビスV3で第二部材50を第一部材30に固定する。これによって、第二部材50の傾斜角度も固定される。
このように第二部材50を第一部材30に対して傾斜させることで、支持構造体10と天井下地20とが相対的に傾斜した状態で、天井下地20を支持構造体10に固定することができる。
以上、本発明を実施するための形態についてそれぞれ説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、材質、形状や大きさなど適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では、第一部材30のボルト貫通孔33をネジ孔とするとともに、第二部材50のボルト貫通孔53を長孔としているが、これに限定されるものではない。第一部材30のボルト貫通孔33を長孔とするとともに、第二部材50のボルト貫通孔をネジ孔としてもよい。また、ネジ孔を単なる貫通孔として、ボルトBの先端部にナットを螺合することで、締め付ける構成としてもよい。
また、前記実施形態では、天井下地固定金具1は野縁受け22を固定しているが、これに限定されるものではない。天井下地20は、野縁21および野縁受け22以外のもの、たとえばシステム天井のTバーなどの下地材であってもよい。
さらに、前記実施形態では、天井面が傾斜した場合について説明しているが、水平な天井面であっても適用可能であるのは勿論である。この場合においても支持構造体の不陸を吸収できるという作用効果を奏する。
1 天井下地固定金具
2 建物構造体
10 支持構造体
20 天井下地
21 野縁
22 野縁受け
30 第一部材
31 支持構造体固定部
32 第二部材固定部
34 ビス孔
37 ビス孔
38 ボルト貫通孔
50 第二部材
53 ボルト貫通孔
B ボルト
V1 ビス
V2 ビス

Claims (6)

  1. 支持構造体に天井下地を直固定するための天井下地固定金具であって、
    前記支持構造体に係止される第一部材と、前記天井下地を係止する第二部材とを備え、
    前記第二部材は、前記第一部材に対して取付高さが調整可能に取り付けられており、
    前記第一部材は、前記支持構造体に掛け止められる支持構造体固定部と、前記第二部材を固定するための第二部材固定部とを備えており、
    前記支持構造体固定部は、前記支持構造体に接合するための接合部を備え、
    前記第二部材固定部は、前記天井下地を接合するための接合部を備えている
    ことを特徴とする天井下地固定金具。
  2. 前記第二部材は、前記第一部材にボルトにて固定されており、
    前記第一部材のボルト挿通孔および前記第二部材のボルト挿通孔の少なくともいずれか一方は、上下方向に沿って延在する長孔にて構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の天井下地固定金具。
  3. 前記第二部材は、前記天井下地を係止するためのスリットを備えている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の天井下地固定金具。
  4. 前記第二部材が第一部材に取り付けられた状態で、前記第二部材固定部が前記天井下地の前記スリットからの抜け防止部となっている
    ことを特徴とする請求項3に記載の天井下地固定金具。
  5. 前記第二部材固定部は、前記支持構造固定部の側面と連続して直交している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の天井下地固定金具。
  6. 前記第二部材は、前記第一部材に対して傾斜した状態で固定可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の天井下地固定金具。
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