JP2008121371A - 天井振動低減構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】煩雑で大掛かりな天井改修工事を行うことなく、容易に施工することができる天井振動低減構造を提供することを目的とする。
【解決手段】天井下地3,4の下面に天井材5が固定された構成からなる天井1の振動を低減させる天井振動低減構造において、天井材5の下方に、端部が建物躯体13に固定されたワイヤー12が緊張した状態で水平に伸張され、ワイヤー12と天井下地3とが連結されている。
【選択図】図1
【解決手段】天井下地3,4の下面に天井材5が固定された構成からなる天井1の振動を低減させる天井振動低減構造において、天井材5の下方に、端部が建物躯体13に固定されたワイヤー12が緊張した状態で水平に伸張され、ワイヤー12と天井下地3とが連結されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、天井の振動を低減させる天井振動低減構造に関する。
近年、地震時における大スパンの天井の落下が問題視されており、天井の落下防止策が求められている。従来、地震時における天井の落下防止策として、地震時における天井の振動を低減させる技術が種々提案されている。例えば、天井の振動を低減させる技術として、スラブ下面に鋼材からなる支持部材を垂設させ、この支持部材の下端を天井の天井パネルに取り付ける天井振動低減構造がある。このような構成からなる天井振動低減構造によれば、支持部材の靭性によって地震時における天井の揺れを制御することができる。また、天井の振動を低減させる技術として、スラブ下面に支持部材を垂設させ、この支持部材の下端と天井の天井パネルとの間にダンパーを介装させる構成の天井振動低減構造がある。このような構成からなる天井振動低減構造によれば、ダンパーによって地震時における天井の揺れを制御することができる。
また、従来、天井振動低減構造として、天井の野縁や野縁受けをブレースで耐震補強する技術が提案されている。この天井振動低減構造は、スラブ下面と野縁等との間に形鋼からなるブレースを介装させる構成のものである。このような構成からなる天井振動低減構造によれば、ブレースによって地震時における天井の揺れを制御することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−138689号公報
しかしながら、上記した従来の天井振動低減構造では、既存の天井に対して上記した支持部材やダンパー、ブレース等を設置する場合、大掛かりな天井改修工事が必要となるという問題がある。具体的に説明すると、既存の天井に対して上記した支持部材等を設置する場合、まず、既存の天井パネルの一部又は全部をめくり取り、支持部材等の上端を固定するための固定金物をスラブ下面に設置する。その後、野縁等の間から支持部材等を入れ、支持部材等の上端を固定金物に固定させる。そして、支持部材の下端に天井パネル等を取り付けたり、支持部材の下端と天井パネルとの間にダンパーを介装させたり、ブレースの下端を野縁等に固定したりした後、最後に、取り外した天井パネルを元通りに取り付けて完了となる。上記したスラブ下面に固定金物を設置する作業や、比較的重量がある支持部材等を野縁等の上方に設置する作業は、野縁等の間から手を伸ばして行ったり野縁等の上に作業員が入って行ったりする必要があるため、煩雑で大掛かりな作業となる。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、煩雑で大掛かりな天井改修工事を行うことなく、容易に施工することができる天井振動低減構造を提供することを目的としている。
本発明に係る天井振動低減構造は、天井下地の下面に天井材が固定された構成からなる天井の振動を低減させる天井振動低減構造において、前記天井材の下方に、端部が建物躯体に固定されたワイヤーが緊張した状態で水平に伸張され、該ワイヤーと前記天井下地とが連結されていることを特徴としている。
このような特徴により、緊張させたワイヤーを介して天井下地と建物躯体とが繋げられるため、地震や風によって振動が生じたとき、天井と建物躯体とが一体に挙動することになる。これにより、振動発生時における天井の揺れが抑制される。
また、上記した構成からなる天井振動低減構造では、壁や柱側面、梁側面等の建物躯体にワイヤーの端部を固定され、そのワイヤーを、緊張させた状態で天井材の下に配するとともに天井下地に連結させるだけで形成されるため、天井下地の上方での作業が不要であり、また、扱う部品も軽量である。
また、上記した構成からなる天井振動低減構造では、壁や柱側面、梁側面等の建物躯体にワイヤーの端部を固定され、そのワイヤーを、緊張させた状態で天井材の下に配するとともに天井下地に連結させるだけで形成されるため、天井下地の上方での作業が不要であり、また、扱う部品も軽量である。
また、本発明に係る天井振動低減構造は、前記ワイヤーが、前記天井材の下方で格子状に配されていることが好ましい。
これにより、格子状に配されたワイヤーによって天井の揺れが一層抑制される。
これにより、格子状に配されたワイヤーによって天井の揺れが一層抑制される。
また、本発明に係る天井振動低減構造は、前記ワイヤー端部が、前記建物躯体の鉛直面に沿って伸張されて該建物躯体の鉛直面に複数点で固定されていることが好ましい。
これにより、ワイヤーの端部が建物躯体に確実に固定される。
これにより、ワイヤーの端部が建物躯体に確実に固定される。
本発明に係る天井振動低減構造によれば、地震などによって振動が生じた時に天井の振動を低減させて天井の落下防止を図ることができる。また、煩雑で大掛かりな天井改修工事を行うことなく、天井振動低減構造を容易に施工することができる。
以下、本発明に係る天井振動低減構造の第1、第2の実施の形態について、図面に基いて説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井断面図であり、図2は図1に示すA―A間の断面図であり、図3は第1の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井見上げ図である。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井断面図であり、図2は図1に示すA―A間の断面図であり、図3は第1の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井見上げ図である。
まず、天井振動低減構造により振動を低減させる天井1の構成について説明する。
図1、図2、図3に示すように、天井1は、スラブ6から吊り材2を介して吊持された吊り天井であり、スラブ6から垂設された吊り材2と、吊り材2の下端に支持された野縁受け3と、野縁受け3に取り付けられた野縁4と、野縁4に固定された天井材5とが備えられている。なお、上記した野縁受け3及び野縁4が「天井下地」に相当する。
図1、図2、図3に示すように、天井1は、スラブ6から吊り材2を介して吊持された吊り天井であり、スラブ6から垂設された吊り材2と、吊り材2の下端に支持された野縁受け3と、野縁受け3に取り付けられた野縁4と、野縁4に固定された天井材5とが備えられている。なお、上記した野縁受け3及び野縁4が「天井下地」に相当する。
吊り材2は、野縁受け3及び野縁4からなる天井下地を吊持するための部材であり、例えば、スラブ6の下面に埋設されたインサート7に上端が螺着されてスラブ6の下面から鉛直に吊り下げられた吊りボルトである。この吊り材2は、所定の間隔を置いて複数配設されている。複数の吊り材2の下端部には、野縁受け3を引っ掛けて支持するハンガー8がそれぞれ取り付けられている。ハンガー8は、鉛直方向に延在する板材からなり、その上部8aがL字状に曲げられ、下部8bが上部8aとは反対方向にU字状に曲げられた形状の部材である。上記した形状のハンバー8は、その上部8aに形成された孔に吊り材2の下端部が挿通され、上下からナット9,10で締め込まれることで、吊り材2の下端部に固定されている。
野縁受け3は、水平方向に延在する長尺のロッド状の部材であり、例えば、断面コ字形のC形チャンネルからなる。野縁受け3は、上記したハンガー8を介して複数の吊り材2の下端に支持されている。この野縁受け3は、複数のハンガー8の下部8bの中に嵌め込まれて載せられており、複数のハンガー8間に架け渡された状態で支持されている。また、野縁受け3は、所定の間隔を置いて複数並列に配設されている。
野縁4は、水平方向に延在する長尺のロッド状の部材であり、例えば、断面C形状のC形チャンネルからなる。野縁4は、野縁受け3の下方で野縁受け3と交差する方向(野縁受け3の直交方向)に延在されている。野縁4と野縁受け3とはグリップ11を介して連結されており、平面的にみて野縁受け3と野縁4とが格子状に組まれている。グリップ11は、鉛直方向に延在する板材からなり、その上部11aがL字状に曲げられ、下部の両側に鉤状の掛止部11bがそれぞれ形成された形状の部材である。上記した形状のグリップ11は、その上部11aが野縁受け3の上面に載せられて支持されている。グリップ11の下部は、断面C形の野縁4の中に差し込まれており、野縁4は、グリップ11下部の掛止部11bに引っ掛けられて支持されている。
天井材5は、板状のパネル材からなる。天井材5は、野縁4の下面に貼り付けられており、野縁4に対してビス等によって固定されている。この天井材5は、水平に複数並べて配置される。
次に、上記した構成からなる天井1の振動を低減させる天井振動低減構造の構成について説明する。
図1、図2、図3に示すように、天井材5の下方には、天井材5に平行する方向(水平方向)に伸張されたワイヤー12が配されている。このワイヤー12は、野縁受け3に沿って延在されており、平面的にみて野縁受け3と重なる位置に配設されている。また、ワイヤー12は、所定の間隔で配列されており、例えば、野縁受け3と同間隔で配列されている。
図1、図2、図3に示すように、天井材5の下方には、天井材5に平行する方向(水平方向)に伸張されたワイヤー12が配されている。このワイヤー12は、野縁受け3に沿って延在されており、平面的にみて野縁受け3と重なる位置に配設されている。また、ワイヤー12は、所定の間隔で配列されており、例えば、野縁受け3と同間隔で配列されている。
また、ワイヤー12の端部は、下方に向けて屈曲され、壁面13aに沿って伸張されている。このワイヤー12端部の先端部分は、壁13に固定された被掛止部材14に掛止されて固定されており、ワイヤー12端部の屈曲部分は、固定部材15によって壁面13aに固定されている。
また、ワイヤー12は緊張状態で伸張されており、ワイヤー12には引張力が常時作用している。
また、ワイヤー12は緊張状態で伸張されており、ワイヤー12には引張力が常時作用している。
上記したワイヤー12は、当該ワイヤー12に沿って延在する野縁受け3に連結部材16を介して所定のピッチで連結されている。具体的に説明すると、連結部材16は、ボルトからなり、その上端部が、野縁受け3に形成された孔に挿通されて上下からナット17,18で締め込まれることで野縁受け3に固定されている。連結部材16の下端部は、天井材5を貫通して天井材5の下方に突出されている。そして、連結部材16の下端部は、ワイヤー12に外装されたクランプ19に取り付けられている。クランプ19は、ワイヤー12を把持する部材であり、クランプ19には、板状の被取付部19aが付設されている。この被取付部19aに形成された孔に、連結部材16の下端部が挿通され、上下からナット20,21で締め付けられて固定されている。
上記した構成の天井振動低減構造を既存の天井1に形成する場合、まず、連結部材16を設置する箇所の天井材5を取り外す。連結部材16を設置する箇所以外の天井材5は取り外す必要はない。その後、天井材5が取り外されて露出された野縁受け3に連結部材16を取り付ける。一方、取り外された天井材5に、連結部材16を貫通させる穴を開けておく。そして、その穴に連結部材16の下端部を挿通させるように天井材5を元の位置に配置し、この天井材5を野縁4に固定させる。次に、天井材5から突出した連結部材16の下端にクランプ19を取り付ける。また、壁13にワイヤー12の端部を固定させ、ワイヤー12を天井材5の下に緊張させた状態で伸張させる。このとき、ワイヤー12の端部は、壁面13aに沿って伸張されており、被掛止部材14及び固定部材15により壁面13aに2点で固定されているため、ワイヤー12の端部が壁13に確実に固定される。次に、上記したワイヤー12をクランプ19で把持してワイヤー12と野縁受け3とを連結させる。以上の作業により、天井振動低減構造が形成される。このように、上記した構成の天井振動低減構造では、野縁受け3の上方で行う作業がない。また、ワイヤー12や連結部材16、クランプ19等を設置するだけであり、扱う部品が比較的軽量である。
また、上記した構成の天井振動低減構造では、地震等によって振動が発生すると、緊張させたワイヤー12を介して野縁受け3と壁13とが繋がっているため、地震等によって振動が生じたとき、天井1と壁13とが一体に挙動することになる。
上記した構成からなる天井振動低減構造によれば、地震などによって振動が生じた時に天井1と壁13とが一体に挙動するため、天井1の振動を抑制することができ、これにより、天井1の落下防止を図ることができる。
また、上記した構成からなる天井振動低減構造によれば、野縁受け3の上方で行う作業がなく、扱う部品もワイヤー12等の比較的軽量なものであるため、煩雑で大掛かりな天井改修工事を行うことなく簡易に形成することができ、また、天井1に設けられた既存の照明や空調設備の機能を損なうことなく形成することができる。
また、上記した構成からなる天井振動低減構造によれば、野縁受け3の上方で行う作業がなく、扱う部品もワイヤー12等の比較的軽量なものであるため、煩雑で大掛かりな天井改修工事を行うことなく簡易に形成することができ、また、天井1に設けられた既存の照明や空調設備の機能を損なうことなく形成することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、上述した第1の実施の形態と同様の構成については第1の実施の形態と同様の符号を付してその説明を省略する。
図4は第2の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井断面図であり、図5は第2の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井見上げ図である。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、上述した第1の実施の形態と同様の構成については第1の実施の形態と同様の符号を付してその説明を省略する。
図4は第2の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井断面図であり、図5は第2の実施の形態における天井振動低減構造の構成を表す天井見上げ図である。
図4、図5に示すように、天井材5の下方には、天井材5に平行する方向(水平方向)に緊張状態で伸張された第1、第2のワイヤー112A,112Bが配されている。第1のワイヤー112Aは、野縁受け3に沿って延在されており、平面的にみて野縁受け3と重なる位置に配設されている。一方、第2のワイヤー112Bは、第1のワイヤー112Aに直交する方向に延在されており、野縁4と平行になっている。つまり、第1、第2のワイヤー112A,112Bは、平面的にみて格子状に配されている。
上記した第1、第2のワイヤー112A,112Bは、第1のワイヤー112Aと第2のワイヤー112Bとの交点位置で、野縁受け3に連結部材16を介して連結されている。具体的に説明すると、第1のワイヤー112Aと第2のワイヤー112Bとの交点位置には、第1、第2のワイヤー112A,112Bにそれぞれ外装されるクランプ119が取り付けられており、このクランプ119に付設された被取付部119aに連結部材16が固定されている。
上記した構成の天井振動低減構造では、天井材5の下方に格子状に配設された第1、第2のワイヤー112A,112Bによって、天井1の揺れが一層抑制される。これにより、天井1の落下をより確実に防止することができる。
以上、本発明に係る天井振動低減構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では、既存の天井1に対して天井振動低減構造を形成する場合について説明しているが、本発明は、天井1を新設する場合に、本発明に係る天井振動低減構造を形成してもよい。
また、上記した実施の形態では、吊り材2がスラブ6から垂設されているが、本発明は、吊り材2が梁から垂設されている構成であってもよく、或いは、スラブや梁等の建物の躯体ではなく建物躯体に取り付けられた横架材等に吊り材2が垂設されている構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、ワイヤー12の端部が壁13に固定されているが、本発明は、ワイヤーを固定させる建物躯体が壁13以外であってもよく、例えば、ワイヤー12の端部が、柱や梁の側面に固定されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、野縁受け3と野縁4とからなる天井下地が備えられた構成になっているが、本発明は、天井下地は如何なる構成のものでもよく、例えば、野縁受け3が無く、野縁4のみからなる天井下地であってもよい。
また、上記した実施の形態では、ワイヤー12の端部が壁13に固定されているが、本発明は、ワイヤーを固定させる建物躯体が壁13以外であってもよく、例えば、ワイヤー12の端部が、柱や梁の側面に固定されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、野縁受け3と野縁4とからなる天井下地が備えられた構成になっているが、本発明は、天井下地は如何なる構成のものでもよく、例えば、野縁受け3が無く、野縁4のみからなる天井下地であってもよい。
また、上記した実施の形態では、ワイヤー12(第1のワイヤー112A)が野縁受け3に沿って延在されているが、本発明は、図6に示すように、ワイヤー212が野縁4に沿って延在されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、野縁受け3にワイヤー12(第1のワイヤー112A)が連結されているが、本発明は、図6に示すように、ワイヤー212が野縁4に連結された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、野縁受け3にワイヤー12(第1のワイヤー112A)が連結されているが、本発明は、図6に示すように、ワイヤー212が野縁4に連結された構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、ワイヤー12(第1のワイヤー112A)が、当該ワイヤー12(第1のワイヤー112A)に沿って延在する部材(野縁受け3)に連結されているが、本発明は、ワイヤーが、そのワイヤーに直交する方向に延在する部材に連結された構成であってもよい。例えば、図7に示すように、ワイヤー312が野縁4に直交する方向(野縁受け3と平行する方向)に延在する場合に、ワイヤー312と野縁4との交点位置において当該ワイヤー312と野縁4とを連結してもよい。勿論、ワイヤーが野縁受け3に直交する方向(野縁4と平行する方向)に延在する場合に、ワイヤーと野縁受け3との交点位置において当該ワイヤーと野縁受け3とを連結してもよい。
また、上記した実施の形態では、ワイヤー12の端部が、壁面13aに沿って伸張して被掛止部材14及び固定部材15によって2点で固定されているが、本発明は、図6に示すように、ワイヤー212の端部が、壁面13a(建物躯体の鉛直面)に沿って伸張してなく、壁面13aに1点で固定されていてもよい。また、本発明は、図7に示すように、ワイヤー312の端部が、壁面13aに沿って伸張され、壁面13aに3点以上で固定されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、ワイヤー12(第1のワイヤー112A、第2のワイヤー112B)は、ボルトからなる連結部材16を介して野縁受け3に連結されているが、本発明は、ボルト以外の連結部材を介してワイヤーと天井下地とが連結されていてもよい。例えば、形鋼からなる連結部材を介してワイヤーと天井下地とが連結されていてもよい。
また、上記した第2の実施の形態では、格子状に配設された第1のワイヤー112Aと第2のワイヤー112Bとは、それらの交点位置で野縁受け3に連結されているが、本発明は、格子状に配設された第1のワイヤー112Aと第2のワイヤー112Bとが交点位置以外の箇所で別々に天井下地に連結されていてもよい。例えば、第1のワイヤー112Aが野縁受け3に連結され、第2のワイヤー112Bが野縁4に連結されていてもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 天井
3 野縁受け(天井下地)
4 野縁(天井下地)
5 天井材
12,112A,112B,212,312 ワイヤー
13 壁(建物躯体)
13a 壁面(鉛直面)
3 野縁受け(天井下地)
4 野縁(天井下地)
5 天井材
12,112A,112B,212,312 ワイヤー
13 壁(建物躯体)
13a 壁面(鉛直面)
Claims (3)
- 天井下地の下面に天井材が固定された構成からなる天井の振動を低減させる天井振動低減構造において、
前記天井材の下方に、端部が建物躯体に固定されたワイヤーが緊張した状態で水平に伸張され、該ワイヤーと前記天井下地とが連結されていることを特徴とする天井振動低減構造。 - 請求項1記載の天井振動低減構造において、
前記ワイヤーが、前記天井材の下方で格子状に配されていることを特徴とする天井振動低減構造。 - 請求項1または2記載の天井振動低減構造において、
前記ワイヤー端部が、前記建物躯体の鉛直面に沿って伸張されて該建物躯体の鉛直面に複数点で固定されていることを特徴とする天井振動低減構造。
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