JP2017039593A - シート給送装置およびプリント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々のサイズのシートを1枚ずつ確実に分離、給送する。
【解決手段】シート給送装置は、積載されたシートの最上位のシートに接して送り出すための回転体24と、回転体により送り出されたシートPが突き当たる分離斜面26と、分離斜面に設けられた、それぞれ、シートの給送方向に配列した複数の爪片を有する複数の分離爪部27、28と、回転体をシートに向けて付勢させる付勢部と、を有する。複数の分離爪部27、28は、シートPの幅方向において異なる複数箇所に設けられ、爪片の数や配列ピッチを異ならせて搬送特性を異ならせている。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート給送装置およびプリント装置に関し、詳しくは、積載されたシートを1枚ずつ分離して給送するためのシート給送技術に関するものである。
特許文献1には、カセットに収容される積載されたシートを、斜面分離方式で1枚ずつ分離するシート給送装置が開示されている。その分離斜面は、給送されるシートに対して給送抵抗を作用させるための複数の爪片からなる分離爪部が、シート幅方向における中央1カ所に設けられている。
特開2008−230845号公報
特許文献1の装置のように、中央1カ所だけに分離爪部を設けた構成では、種々のサイズや剛性のシートに対して高い分離性能を発揮することはできない。例えば、きわめて大きなサイズのシートを給送しようとすると、中央1カ所だけの分離爪部では不十分でありシートが1枚ずつ分離されずに複数枚が送られる、いわゆる重送を生じやすい。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、種々のサイズのシートを1枚ずつ確実に分離、給送することが可能なシート給送装置およびプリント装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシート給送装置は、積載されたシートの最上位のシートに接して送り出すための回転体と、前記回転体により送り出されたシートが突き当たる分離斜面と、シートの幅方向において前記分離斜面の異なる箇所に設けられた、第1の分離爪部および第2の分離爪部と、を有し、前記第1の分離爪部と前記第2の分離爪部は異なる分離特性を持っていることを特徴とする。
本発明によれば、種々のサイズシートを1枚ずつ確実に分離、給送することが可能となる。
実施形態のプリント装置の模式的断面図である。 第1実施形態に係るシート給送装置を示す斜視図である。 シート給送装置の断面図である。 第1の分離爪部および第2の分離爪部の構成を示す断面図である。 シートを給送する際の分離爪部の近傍を示す断面図である。 第2実施形態に係るシート給送装置における分離斜面の分離爪部の構成を示す斜視図である。 第3実施形態に係るシート給送装置における分離斜面の分離爪部の構成を示す斜視図である。 第4実施形態に係るシート給送装置における分離斜面の分離爪部の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係わるシート給送装置を備えたプリント装置の模式的断面図である。本実施形態のプリント装置は、概略、プリント部1と給送部2(シート供給装置)と、を有している。給送部2は、シート(記録媒体)Pの搬送方向高い側に位置するプリント部1に向けて、カセット内に積載収納されているシートを1枚ずつに分離して給送する。給送部2から給送されたシートがプリント部1の主搬送ローラ3まで到達すると、主搬送ローラ3の搬送動作と記録ヘッド4のインク吐出動作とによって、シートのプリント面に画像がプリントされる。プリント方式はシリアルプリント方式、ラインプリント方式いずれであってもよい。所定の画像がプリントされたシートは、排紙ローラ5によって排紙トレイ6上に排出される。
ここで、シート供給装置を構成する給紙部2には、分離斜面26に向けてシートを送り出すために、給送アーム23、給送ローラ24、アームバネ25が設けられている。その詳細について以下で説明する。
図2は、シート給送装置を示す斜視図である。シート給送装置2は、シートPを積載するシート積載面21aを有する給送カセット21を備える。シート積載面21aの上に積載されたシートの束は、給送方向(図中、矢印A方向)の低い側に位置するエンドガイド22と、給送方向Aに直交するシート幅方向のシート側端部をガイドするサイドガイド29とによって、給送カセット21内の所定の位置にセットして収納される。
図3は、図2に示したシート給送装置の断面図である。給送カセット21の上方には、給送アーム23が設けられている。給送アーム23の先端部には、駆動力が与えられた回転体である給送ローラ24が回転可能に保持されている。給送ローラ24は、積載されたシートPの最上位のシート面に当接して下方向に押圧力を作用させるともとに、回転してシートを送り出す給送力を発生する。給送アーム23は、シート積載量に応じて回動するように一端が回転軸にて支持されている。給送ローラ24には、駆動源23aからの回転駆動力が、給送アームに保持された複数の歯車23bを含む伝達機構を介して伝達される。なお、給送ローラ24は最上位のシートに接して送り出すことができればよく、ローラ回転体に限らずベルト回転体であってもよい。
給送アーム23の途中には、アームバネ25(付勢手段)の一端が取り付けられている。アームバネ25は、給送アーム23を介して給送ローラ24を下向き、すなわちシートPを押圧する方向に付勢する。以下では、給送ローラ24がシートPを押圧する力を給送圧と呼ぶ。もし、アームバネ25が設けられていないと、給送圧は、シートPの積載高さに応じた給送アーム23の姿勢によって変化し、シート積載高さが大きいほど給送圧は小さくなる。これに対し、本実施形態のようにアームバネ25により給送ローラ24を下向きに付勢させる構成では、シート積載高さが大きいほど、アームバネ25のバネ圧縮が強まって付勢力が大きくなる。この付勢力の付与によって、シートPの積載量(積載高さ)が多いほど、給送ローラ24がシートPを押圧する押圧力、言い換えれば給送圧が大きくなる。シートPを給送する給送力は給送圧に応じたものとなり、シート積載量が多くなるほど給送力は大きくなる。
なお、アームバネ25は、図3に示すような圧縮バネではなく、取り付け位置を変更して引張バネで構成しても良い。また、給送アームの自重が大きい場合には、その自重より小さい範囲で給送アームを持ち上げるような力を発生させても良い。つまり、シート積載量(積載高さ)が増大するほど、給送ローラがシートを下向きに押圧する力すなわち給送圧が大きくなるような付勢手段であれば、その具体的な機構はいかなるものであっても良い。
本実施形態はいわゆる斜面分離方式によるシート分離機構を採用しており、給送カセット21の給送方向Aに対して斜め上向きに傾斜した分離斜面26が設けられている。給送ローラ24によって水平に送り出されたシートPは、分離斜面26に当接し、分離斜面26表面に沿ってシートPを斜め上方向に導かれる。
分離斜面26には、給送方向Aに直交するシート幅方向の所定の複数箇所、この例では3カ所(図2参照)に、それぞれ複数の爪片を配列した、分離爪部27(1箇所)と、分離爪部28(2箇所)が設けられている。シートの幅方向において、第1の分離爪部27は給送ローラ24に対応する位置に設けられ、第2の分離爪部28は給送ローラ24に対応しない位置に設けられている。第1の分離爪部27と第2の分離爪部28とは、図4にて後述するように、爪片の数が異ならせてシート分離特性を変えている。これら分離爪部27、28は、それぞれ分離斜面26の切り欠き、もしくは穴を通じて、一部が給送カセット21側に突出するように構成されている。これらの分離爪部27、28の爪片にシート先端が当接して給送抵抗となり、シート分離性能が高められる。先の特許文献1の構成とは違って、シート幅方向に沿って複数の分離爪部を設けた構成であるので、シート幅が大きくなっても確実な分離性能が得られる。
この例では、分離爪部27、28は分離斜面26に対して動かないように固定されているが、給送時にシートPに押されて分離爪部27、28が分離斜面26内に埋没するように弾性力を持って保持する構成にしても良い。また、分離爪部27、28は、左右に2カ所あるいは給送ローラ24による、シートを付勢する位置の正面1カ所に設けた構成としても良い。
図4(a)および(b)は、本発明の第1の実施形態に係る、第1の分離爪部27および第2の分離爪部28の構成を示す断面図である。
第1の分離爪部27と第2の分離爪部28には、それぞれ凸形状の突起である爪片271、281が複数設けられ、これらの爪片271、281は、それぞれP1、P2のピッチでシート給送方向に複数設けられている。これらピッチは、P1>P2の関係を有している。図2から明らかなように、第1の分離爪部27は、給送ローラ24がシートPと接する付勢位置のシート給送方向下流側の延長線上付近に設けられる。一方、第1の分離爪部以外の分離爪部である第2の分離爪部28は、シートの幅方向端部付近である2箇所の、シート給送方向下流側の延長線上に配置されている。なお、図2に示す例では、第2の分離爪部28は、第1の分離爪部27を中心としてシート幅方向左右に1個ずつ配置されるものである。様々な定型サイズ、例えばA5、B5、A4などに対応して、サイズごとに各シート幅端部付近の2箇所に配置するようにしてもよい。
図5(a)および(b)は、二つの例に係る、シートを給送する際の分離爪部の近傍を示す断面図である。
図5(a)は、特に、シートPの角部がカールしてその先端が上方に変位しているときのシートPと分離爪部との関係を示している。シートPのカール量をD1、分離斜面26の傾斜角をθとする。シートがカールしている場合は、シートがカールしていない場合に比べて、シート給送方向においてその下流側にD1/sinθ分だけシート先端が進んだ状態でシートが分離爪部28に当接することになる。ここで、本例のように、シートPの2箇所の角部がカールしている場合は、そのカールの箇所に対応する2つの分離爪部28に、カールした先端が当接する。この例以外にも、例えば、シートの先端部の全体がカールして上方に変位している場合も、2つの第2の分離爪部28に、カールしていない場合と比べてより進んだ状態で当接する。
以上のように、シート先端がシート給送方向に進んだ状態で当接すると、その後に当接できる爪片の数が、カールしていない場合と比べて少なくなる。この場合、給送される複数枚のシートをそれらが当接する1つの爪片で完全に分離できず、完全に1枚のシートを分離するまでに要する爪片の数が足らなくなることがあり、結果として、シートの重送が生じる可能性がある。なお、中央に配置される第1の分離爪部27に対しては、シートの上方に変位していない先端がより上流側(より低い側)で当接する。しかし、シートPの全体を分離するのに、元々分離爪部27による給送抵抗力だけでは十分でないことから、上述したシートの角部の分離爪部28による分離作用に従うことになる。
本実施形態は、第1の分離爪部27の爪片の配列ピッチP1を、2つの第2の分離爪部28それぞれの爪片の配列ピッチP2より大きくする(P1>P2)。すなわち、第2の分離爪部28の爪片の数を多くする。これにより、1枚のシートに分離するのに要する爪片の数が多くなった場合でも、それに対応可能な爪片を用意でき、上述したような重送を防止することが可能となる。
このような、使用環境によるシートのカールは、シート四隅の角部で特に発生しやすく、また、給送ローラ24のシート給送方向下流側の延長線上のシート先端部は給送ローラ24の給送圧によって密着しやすい。そのため、カールの生じ易い場所に対応する分離爪部により多くの爪片を配列してトータルの搬送抵抗が増すよう、P1>P2の関係とする。これにより、シート中央部よりもシート両端部の方が、大きな給送抵抗を与えることができ、シート両端がカールで浮き上がっても良好な分離性能が維持される。この作用効果はシートサイズが大きいほど顕著である。よって種々のサイズシートを1枚ずつ確実に分離、給送することが可能となる。
なお、給送ローラ24の給送圧によってはシートの密着状態も変わることから、第1の分離爪部27の爪片の配列ピッチP1を、2つの第2の分離爪部28それぞれの爪片の配列ピッチP2より小さくしてもよい(P1<P2)。すなわち、給送ローラ24の給送圧が相対的に大きく、分離に際してシートの4隅にカールが生じている場合より重送を生じ易いシステムでは、第1の分離爪部27の爪片の配列数をより多くするようにしてもよい。つまり、給送ローラ24付近のシート給送下流方向延長線上に第2の分離爪部28を配置し、定型サイズのシート幅端部付近のシート給送下流方向延長線上に第1の分離爪部27を配置してもよい。
図5(b)は、積載可能上限までシートを積載したときの分離爪部の周辺を示す断面図である。積載可能上限までシートを積載したときの高さと、シート積載面21aにシートを1枚だけ積載したときの、高さの差をD2、分離斜面26の傾斜角をθとする。積載可能上限までシートを積載したときはシートを1枚だけ積載したときと比べて、シート先端部は、シート給送方向の下流側にD2/sinθ分だけ進んだ状態で分離爪部に当接する。この場合も、図5(a)に示す例と同様、シート先端が分離爪部の爪片に当接可能な爪片の数が少ないため、完全な分離に必要な爪変の数が増えた場合に対応できないことがあり、シートの重送が生じる可能性がある。
本実施形態はこの場合にも、図5(a)で上述したように、第1の分離爪部27の爪片の配列ピッチP1を、2つの第2の分離爪部28それぞれの爪片の配列ピッチP2より大きくすることによって対応することができる。
(第2実施形態)
上述した第1の実施形態は、第1のピッチP1で爪片を配列する第1の分離爪部と、第1のピッチと異なる第2のピッチP2で爪片を配列する分離爪部を有し、シート給送方向におけるそれぞれの爪片の配列範囲は同じものである。これに対し、本発明の第2の実施形態は、シート給送方向において、分離爪部の配置を異ならせることにより、シート給送方向の下流側の方が、爪片の数が多くなるようにした形態に関する。なお、分離部材以外の構成は第1実施形態1と同様であるので、それらの説明は省略する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るシート給送装置における分離斜面の分離爪部の構成を示す斜視図である。分離斜面26には、第1の分離爪部27と、2つの第2の分離爪部28と、第3の分離爪部28aが設けられている。すなわち、第1の分離爪部27と第2の分離爪部28とは、第1実施形態と同様、シート給送方向において同じ範囲にそれぞれの爪片を配列している。そして、それぞれの爪片の配列ピッチの同様のP1、P2である。これに対し、第3の分離爪部28aは、シート給送方向における爪片の配列範囲を、第1の分離爪部27および第2の分離爪部28より下流側としている。これにより、シート給送方向において、シート全体では、シート給送方向の下流側に行くに従って、爪片の数が増す。なお、第3の分離爪部28aの爪片のピッチは、第2の分離爪部28の爪片と同じピッチでもよいし、異なるピッチでもよい。
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態は、シート給送方向の上流側よりも下流側の方が、爪片の配列ピッチがより小さくなる分離爪部の形態に関するものである。図7は、本発明の第3の実施形態に係るシート給送装置における分離斜面の分離爪部の構成を示す斜視図である。分離斜面26には、第1の分離爪部27と、2つの第2の分離爪部28bが設けられている。第1の分離爪部27の爪片の配列ピッチはP3で配列範囲において一定である。これに対し、2つの第2の分離爪部28bそれぞれは、2つの爪片の配列範囲28b1、28b2を有する。そして、それぞれの配列範囲の爪片の配列ピッチP4、P5は、下流側の配列範囲28B2のピッチP5の方が、上流側の配列範囲28B2のピッチP4より小さい(P5<P4)の関係を有する。
なお、第2の分離爪部28bの爪片のピッチを変更した形態について述べたが、第1の分離爪部27の爪片のピッチを、下流側ほど小さくなるようにしてもよいし、また、第1及び第2の分離爪部の両方の爪片のピッチを、下流側ほど小さくなるようにしてもよい。さらに、上例は、爪片のピッチを、2つの配列範囲28b1、28b2の間で変更する形態であるが、配列ピッチをことなら配列範囲をさらに多くしてもよいし、また、爪片ごとにピッチを変えるようにしてもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4の実施形態は、分離爪部の爪片について、シート給送方向における上流側よりも下流側で、爪片の幅が長くなるようにした形態に関するものである。図8は、本発明の第4の実施形態に係るシート給送装置における分離斜面の分離爪部の構成を示す斜視図である。本実施形態の分離斜面26には、第1の分離爪部27と、2つの第2の分離爪部28cが設けられている。第2の分離爪部28cは、シート給送方向において爪片の2つの配列範囲を有し、上流側の配列範囲の爪片の幅をL1、下流側の配列範囲の爪片の幅を、幅L1より長い幅L2(L1<L2)としている。なお、第1の分離爪部27と、2つの第2の分離爪部28cの爪片の配列ピッチは、第1実施形態と同様、P1>P2の関係を有している。
以上のように、下流側の爪片の幅をより長くすることによって、シートが爪片と当接する際の給送抵抗力を下流側においてより大きくすることができる。その結果、幅による給送抵抗力を適切に調整することにより、爪片の数を下流側でより多くすることと相俟って、シートの重送を良好に抑制することが可能となる。
なお、上例は、第2の分離爪部28cの爪片の幅を、2つの配列範囲間で異ならせる形態に関するものであるが、幅を異ならせる配列範囲を3つ以上としてもよい。また、第1の分離爪部27の爪片の幅を、同様に変更してもよく、また、第1及び第2の分離爪部の両方の爪片の幅を同様に変更してもよい。
以上の各実施形態は、シートの幅方向において異なる複数箇所に分離爪部を設け、シート幅方向において中央と両端部とで、爪片の配列ピッチ、爪片の数もしくは爪幅を異ならせて、シートの分離特性を異ならせたものである。さらなる変形例として、爪片の突出量もしくは爪片の角度を異ならせてシートの分離特性を変えるようにしてもよい。具体的には、中央(第1の分離爪部)に比べて両端部(第2の分離爪部)の方が、分離爪部が持つ爪片が斜面から突出する量を大きく、もしくは爪片の角度を小さくなるようにする。さらなる変形例として、爪片の配列ピッチ、爪幅、突出量、角度を組み合わせてトータルで分離特性を変えるようにしてもよい。いずれの形態であっても、種々のシートサイズやシート特性に広く対応して、良好な分離性能を得ることができる。
1 プリント部
2 給送部(シート給送装置)
21 給送カセット
21a シート積載面
23 給送アーム
24 給送ローラ
25 アームバネ(付勢手段)
26 分離斜面
27、28 分離爪部
271、281 爪片

Claims (12)

  1. 積載されたシートの最上位のシートに接して送り出すための回転体と、
    前記回転体により送り出されたシートが突き当たる分離斜面と、
    シートの幅方向において前記分離斜面の異なる箇所に設けられた、第1の分離爪部および第2の分離爪部と、
    を有し、前記第1の分離爪部と前記第2の分離爪部は異なる分離特性を持っていることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1の分離爪部と前記第2の分離爪部とは、分離爪部を構成する複数の爪片の配列ピッチ、爪片の数、爪片の爪幅、爪片の突出量、爪片の角度の少なくともいずれが異なることを特徴とする、請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記シートの幅方向において、1つの前記第1の分離爪部を挟んで、2つの前記第2の分離爪部が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のシート給送装置。
  4. 前記シートの幅方向において、前記第1の分離爪部は前記回転体に対応する位置に設けられ、前記第2の分離爪部は前記回転体に対応しない位置に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記第2の分離爪部は前記第1の分離爪部よりもシートの搬送抵抗が大きいことを特徴とする、請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記第1の分離爪部を構成する爪片の数は、前記第2の分離爪部を構成する爪片の配列ピッチよりも小さいことを特徴とする、請求項4に記載のシート給送装置。
  7. 前記第1の分離爪部を構成する爪片の配列ピッチは、前記第2の分離爪部を構成する爪片の配列ピッチよりも小さいことを特徴とする、請求項4に記載のシート給送装置。
  8. 前記第2の分離爪部を構成する爪片の爪幅は、前記第1の分離爪部を構成する爪片の爪幅よりも大きなものを含んでいることを特徴とする、請求項4に記載のシート給送装置。
  9. 積載されたシートの最上位のシートに接して送り出すための回転体と、
    前記回転体により送り出されたシートが突き当たる分離斜面と、
    シートの幅方向において前記分離斜面の異なる箇所に設けられた、第1の分離爪部および第2の分離爪部と、
    を有し、前記シートの幅方向において、前記第1の分離爪部は前記回転体に対応する位置に設けられ、前記第2の分離爪部は前記回転体に対応しない位置に設けられていることを特徴とするシート給送装置。
  10. 前記回転体をシートに向けて付勢させる付勢手段をさらに有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の給送装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のシート給送装置と、給送されたシートに対してプリントを行うプリント部と、を有することを特徴とするプリント装置。
  12. 送り出されたシートが突き当たる分離斜面と、
    シートの幅方向において前記分離斜面の異なる箇所に設けられた、第1の分離爪部および第2の分離爪部と、
    を有し、前記第1の分離爪部と前記第2の分離爪部は異なる分離特性を持っていることを特徴とするシート分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020014988A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 アイリスオーヤマ株式会社 シュレッダ

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