JP2017036074A - 自立包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋胴部にマチを設けることで袋底に平面的な広がりを形成し易くなる点を活かしつつ、袋胴部での袋正面中央や袋背面中央に設けられる縦シールが袋底に及ぶ構成とならないようにし、平面的な広がりを有する袋底を備えて自立性が良好な包装袋を提供する。【解決手段】袋底部14での一方の袋側面5側に、一方の袋側面5側のシートと袋底部14側のシートとをヒートシールしてなる袋底側辺シール部分19を備え、袋底側辺シール部分19は袋正面4と袋背面6とが離間した方向に幅広とされて、一方の袋側面5が袋底側辺シール部分19側を下辺として起立し、一方の袋側面5の上方に注出口栓3を配置した。【選択図】図1

Description

本発明は、シーラント層を片面に有する積層構成の合成樹脂製シートを所要部分でヒートシールして上部隅に注出口栓を有する自立性が良好な自立包装袋に関するものである。
合成樹脂製シートの所要部分をヒートシールして収容物、例えば液体などを収容することができる包装袋が従来から各種提案されている。そして、このような包装袋の内、広がりのある袋底部を袋胴部の下部として備えて自立できる包装袋がある。
例えば特許文献1に示されている包装袋ではピロータイプの製袋の応用からなるものであって、一枚の合成樹脂製シートを筒状にしてそのシートの縦方向の側辺同士を袋胴部での袋背面側で重ね合わせてヒートシールするとともに、袋胴部の下部でその袋胴部が扁平になるように重ね合わせることで相対するシートの下辺同士をヒートシールしている。そして、袋胴部での袋正面と袋背面とを離間することで下辺同士をヒートシールした部分が中心となるようにして袋正面側から袋底に回り込むシートと袋背面側から袋底に回り込むシートで広がりのある袋底を形成している。
さらに下辺同士をヒートシールした部分に沿った方向で対向する部分それぞれでは、袋正面側からと袋背面側からとから回り込んだ上記シートと袋側面での袋底側のシートとが重なり合って略三角形状に張り出る状態として、この三角形状となった部分の基端をヒートシールして余剰箇所を切除することで袋底を略矩形状にして自立できる状態としており、収容物を充填した後に袋胴部の上部を扁平にしてシートの上辺同士をヒートシールすることで封止しているものである。
また、特許文献2に示されている収納袋では一枚のシートを扁平なスリーブ状にして縦シールのヒートシールを行なうとともに、一部分を内側に折り入れてマチとし、下辺を線状にヒートシールしてから充填により袋底が開いて自立性が付与され、上辺をヒートシールして封止するものである。
また、特許文献3では上記特許文献1と同じようにピロータイプの製袋の応用からなるものであって、袋底において側方に張り出る三角形状部分の基端をヒートシールして余剰部を切除して袋底を略矩形とした包装袋が示されているとともに、スリーブ状とした袋胴部での対向する袋側面となる箇所それぞれを内側に折り込んでマチを付けるガセット形態の包装袋が示されている。
また、特許文献4では袋側面となる部分にシートを折り込んでマチを構成するとともに、袋正面と袋側面との間及び袋背面と袋側面との間については縦方向にヒートシールを行なって自立性を向上させるようにしており、そして、片方の袋側面側のヒートシールされたサイドシールに取っ手を一体に形成した包装袋が示されている。
特開2001−328644号公報 特許第3364165号公報 特開2002−308289号公報 特開平08−026302号公報
近年、合成樹脂製シートの所要部分をヒートシールして製袋される包装袋に関し、手で持って注出作業などができる重さの範囲でその収容量を大きくすることが望まれるようになってきている。
しかしながら、上述した従来の包装袋について収容量の増大に応じて耐久性のある合成樹脂製シートを採用した場合、袋正面や袋背面に袋胴部を構成するシートを貼り合わせた縦のシール部分が位置し、このシール部分が袋底にも及ぶ構成となり、そしてこの縦のシール部分の剛性が高いために曲がり難くなっていることから、収容物の充填に際して袋底に広がりが得られるように開いて充填を行なったとしても、前記シール部分があるシートとこれに連続する袋底とするシートとの間で適切な曲がりが生じないことから袋底が平面的に広がりのある形状とならずに自立し難い包装袋となる。
また、自立性を確保する方法としては袋底部に底マチを設け、袋側面のマチと底マチとを備える包装袋が検討されるが、合成樹脂製シートの貼り合わせによって得られる包装袋では底マチと袋側面のマチとが重なった部分から収容物の漏れが生じ易くなったり、重なった部分の落下衝撃性が極端に低くなって破袋してしまうという問題がある。
そこで本発明は上記事情に鑑み、袋胴部にマチを設けることで袋底に平面的な広がりを形成し易くなる点を活かしつつ、袋胴部での袋正面中央や袋背面中央に設けられる縦シールが袋底に及ぶ構成とならないようにすることを課題とし、平面的な広がりを有する袋底を備えて自立性が良好な包装袋を提供することを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、袋正面から一方の袋側面を経て袋背面に亘って位置した一枚の本体シートと他方の袋側面に位置して一方の袋側面側に折り込み可能に設けられた一枚のマチシートとで袋胴部が形成されて、この袋胴部における本体シートの前記側辺とマチシートの側辺とをヒートシールしてなる側辺シール部分に取っ手が設けられ、
前記袋胴部の上部には、折り込んだ前記マチシートを間にして二つ折りにより相対した本体シートの上辺に沿ってヒートシールしてなる上辺シール部分を備えて、この上辺シール部分の前記一方の袋側面側に注出口栓を有する袋上部が形成され、
前記袋胴部の下部には、折り込んだ前記マチシートを間にして二つ折りにより相対した本体シートの下辺に沿ってヒートシールしてなる下辺シール部分を備えて、この下辺シール部分を中心とした袋正面と袋背面との離間により、本体シートとマチシートとが下辺シール部分側に向けて回り込んで前記袋正面と袋背面とが離間した方向と袋幅方向とに広がってなる袋底部が形成され、
前記袋底部での前記一方の袋側面側には、該袋底部の本体シートにおける一方の側面側のシートと袋胴部の本体シートにおける袋底部側のシートとをヒートシールしてなる袋底側辺シール部分を備え、
前記袋底側辺シール部分は前記袋正面と袋背面とが離間した方向に幅広とされて、一方の袋側面が、前記幅広の袋底側辺シール部分側を下辺として起立しているとともに、起立した前記一方の袋側面の上方に前記注出口栓が位置され、
前記一方の袋側面とこの袋側面の上方となる注出口栓とが、前記取っ手とは袋幅方向で反対となる側に配置されていることを特徴とする自立包装袋を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明によれば、上記袋底側辺シール部分は、上記一方の袋側面における袋胴部の下部側のシート部分と、袋正面と袋背面とのそれぞれにおける袋胴部の下部側のシート部分とをヒートシールしてなり、該袋底側辺シール部分は袋底部側に折曲して袋底部の下面に貼り合わされていて、前記袋底側面シール部分を含む袋底部の平面視形状が略矩形とされていることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明によれば、上記袋底側辺シール部分は、上記一方の袋側面における袋胴部の下部側のシート部分と、袋正面と袋背面とのそれぞれにおける袋胴部の下部側のシート部分とをヒートシールして三角形状のシール部分を形成した後に、三角形状のシール部分における前記一方の袋側面の下辺に沿った部分以外を切除して一方の袋側面の下辺に沿ったシール部分を帯状にしてなるものであり、この袋底側面シール部分を含む袋底部の平面視形状が略矩形とされていることが良好である。
(請求項4の発明)
また、本発明によれば、上記袋底部には、上記一方の袋側面を略起立状態にする傾倒抑止手段が備えられていて、
前記傾倒抑止手段は上記下辺シール部分であり、折り込んだマチシートを間にして二つ折りにより相対した本体シートの下辺に沿ってヒートシールした前記下辺シール部分の傾斜角度を袋胴部の高さ方向に対して直角または鋭角としてなるものであることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、袋底部が平面方向に広がりのある部分として形成され、さらに注出口栓がある側の一方の袋側面が起立した状態となっているので、テーブルや棚などに置いた時には安定して自立する包装袋となり、収容物を安全に収容させておくことができる。そして、取っ手を備えるとともにその取っ手とは反対となる側に注出口栓があり、収容物を注出するときには取っ手に手を掛けて傾けることで、ブロー成形された容器のように簡単にして安全に収容物を注ぎ出すことができ、大容量であっても取り扱いが容易な包装袋が提供できるという効果がある。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、一方の袋側面の下辺側をシール部分として硬さを高めて袋底部を略矩形状としているので、包装袋が自立する状態がより安定するものとなる。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、請求項2の発明と同様に一方の袋側面の下辺側をシール部分として硬さを高めて袋底部を略矩形状としているので、包装袋が自立する状態がより安定するものとなる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、注出口栓が位置する側の一方の袋側面が略起立とされるので、この包装袋が安定して自立するようになる。
本発明に係る自立包装袋の一例を一方の袋側面の斜め上方から見た状態で示す説明図である。 同じく一例を他方の袋側面の斜め上方から見た状態で示す説明図である。 同じく一例を袋底部側から見た状態で示す説明図である。 一例における一方の袋側面の下部のシート部分と袋正面及び袋背面の下部のシート部分とをヒートシールしてなる袋底側辺シール部分を示す説明図である。 切除して形成された袋底側辺シール部分を示す説明図である。 マチシートを間にして袋胴部の下辺をヒートシールして傾倒抑止手段が形成された状態と、袋底側辺シール部分が得られる部分の1/2長さ及びマチ部の1/2長さとを示す説明図である。 袋底側辺シール部分の長さ及びマチ部長さを示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は自立包装袋で、該自立包装袋1は図1に示されているように袋胴部2の上部が袋幅方向に亘って扁平な状態にして閉じられていて、その一端側に注出口栓3が取り付けられているとともに、袋胴部2の下部は平面方向に広がりのある略矩形形状にして閉じられており、テーブルや棚などの上に置いたときに安定して自立できるようにしているものである。そして、自立包装袋1は前記注出口栓3以外の部分が合成樹脂製シートからなるもので、この合成樹脂製シートは片面をシーラント層とした積層シートであって、所要部分をヒートシールして貼り合わせることで有底の袋状としている。
(袋胴部)
上記袋胴部2は、袋正面4から一方の袋側面5を経て袋背面6に亘って位置する一枚の本体シート7と、前記一方の袋側面5と袋幅方向で相対する他方の袋側面8に位置してその一方の袋側面5側に折り込み可能とされた一枚のマチシート9とからなるものである。本体シート7とマチシート9とは共に同じ合成樹脂製シートであって、本体シート7とマチシート9との相対する辺部をヒートシールして袋胴部2が形成され、さらに本体シート7の側辺とこれにヒートシールにより貼り合わされているマチシート9の側辺との側辺シール部分10それぞれが外方に延設され、図2に示すようにこの側辺シール部分10それぞれに切り込みなどを行なって、手掛けできる取っ手11を形成している。
(袋上部)
袋胴部2の上部には上述したように扁平な状態として閉じられている袋上部12が形成されていて、二つ折りとした本体シート7の間に折り込んだマチシート9を配し、マチシート9を間にした状態で本体シート7の相対する上辺に沿ってヒートシールをして上辺シール部分13を備えるとともに、前記ヒートシールに際して事前に一方の袋側面5側となる部分に上記注出口栓3の取付部を本体シート7の上辺の間に挟み込みして溶着することで、注出口栓3が上辺シール部分13での一方の袋側面5側に有するようにして袋上部12が形成されている。なお、袋上部12での注出口栓3が取り付けられている部分以外の部分は包装袋1に収容物を充填後にヒートシールが行なわれる。
(袋底部)
袋胴部2の下部にはこの自立包装袋1をテーブルや棚などの平面に正置したときに自立することができるようにするために平面方向に広がった袋底部14を形成して、この袋底部14によって袋胴部2の下部が閉じられている。袋底部14は、図3に示すように折り込んだマチシート9を間にして二つ折りにより相対した本体シート7の下辺に沿ってヒートシールをした下辺シール部分15を備えている。この下辺シール部分15を得るためのヒートシールは、マチシート9の取付のためのヒートシールと同時に行なうことが可能である。
そして、袋底部14では、上記下辺シール部分15の位置を通る立平面を中心として袋胴部2での袋正面4と袋背面6との間が開くように袋胴部2の内側を広げ、袋胴部2での袋正面4と袋背面6とを離間させることで、本体シート7における袋正面4につながる袋胴部2の下部側のシート部分16と、袋背面6につながる袋胴部2の下部側のシート部分17とが下辺シール部分側に向けて回り込むようになり、また、マチシート9における他方の袋側面8につながる袋胴部2の下部側のシート部分18も下辺シール部分15側に向けて回り込むようになり、これによって袋底部14を、袋正面4と袋背面6とが離間した方向と袋幅方向とに広がってなる略矩形状に形成している。
袋底部14の一方の袋側面5側には、ヒートシールをして剛性が高められた袋底側辺シール部分19を上記袋正面4と袋背面6との離間方向に沿った方向に幅広にして備えている。そして、図1から図3に示すように自立包装袋1では上記一方の袋側面5が幅広の袋底側辺シール部分19側を下辺として起立した状態となっていて、略矩形状とされた袋底部14の前記剛性が高い袋底側辺シール部分19を接地させて、また、上記シート部分16とシート部分17と他方の袋側面8側のシート部分18を接地させることで安定して自立するものとなる。
また、一方の袋側面5の上方に注出口栓3が位置されていて、注出口栓3と一方の袋側面5とに対して袋幅方向で反対側に配置されている上記取っ手11に手を掛けて持ち上げ、注出口栓3が下となるように傾けることで、ブロー容器のようにして収容物を簡単に注出することができるものとなる。
(袋底側辺シール部分)
上記袋底側辺シール部分19は、袋底部14の形成に際して袋正面4と袋背面6との間を開くことで、一方の袋側面5における袋胴部2の下部側のシート部分20が、図4に示されているように袋正面4と袋背面6とのそれぞれにおける袋胴部2の下部側の上記シート部分16、17に重なり、前記シート部分20をシート部分16、17に重ね合わせた状態でヒートシールしてなるものであり、略三角形状にして上述のように袋正面4と袋背面6とが離間した方向で幅広としている。
そして、上記略三角形状とした袋底側辺シール部分19が袋底部14側に折曲されて袋底部14の下面に貼り合わされており、この袋底側辺シール部分19を含む袋底部14の平面視形状を上述のように略矩形状としている。
なお、上記実施の例においては袋底側辺シール部分19を略三角形状のまま袋底部14の下面に重ね合わせたものとして説明したが、本発明にあってはこの例に限定されるものではない。図5はその他の例を示していて、上記シート部分20をシート部分16、17に重ね合わせた状態でヒートシールして三角形状のシール部分を形成した後に、その三角形状のシール部分における一方の袋側面5の下辺に沿った部分以外を切除して、一方の袋側面5の下辺に沿ったシール部分を帯状にすることで、この袋底側辺シール部分19を得ることもできる。この場合も上述のように袋底側辺シール部分19を含む袋底部14の平面視形状を略矩形状とする。図4において切除箇所を一点鎖線で示している。また、図4で図示された自立包装袋の形態は、説明上、注出口栓を有するとともに袋胴部上部を閉じた状態で前記三角形状部分が外方に張り出したものとされているが、三角形状とされた部分の袋底部下面への折り重ねは、注出口栓の取付の前に行なうものである。
(下辺シール部分による傾倒抑止手段)
本実施の例において袋底部14には一方の袋側面5を略起立状態にして袋幅方向での外方に向けて傾倒しないようにする傾倒抑止手段21が備えられている。前記傾倒抑止手段21は袋底部14の袋幅方向であって袋底部14の中央を通って上記袋底側辺シール部分19の中央に及ぶ位置となる上記下辺シール部分15からなるものである。そして、図6に示されているように、折り込んだマチシート9を間にして二つ折りにより相対した本体シート7の下辺に沿ってヒートシールするときに、そのシール箇所の袋胴部2の高さ方向に対する傾斜角度θを直角または鋭角にして前記下辺シール部分15が得られるようにしている。なお、図6において袋胴部2の高さ方向を矢印にて示した。
袋底部14が傾倒抑止手段21を備えて形成されることの有用な点はつぎの通りである。略矩形状となっている袋底部14に対し、袋上部12は注出口栓3が存在するものの袋幅方向に沿って平たい扁平な形態となっていることから、一方の袋側面5は袋幅方向での外方に傾いた面として形成される。そして、収容物が充填されている時点では袋胴部2が胴膨れし易く、外方に傾いている一方の袋側面5が胴膨れして袋縦方向にも丸味を帯びた傾斜面となると、この一方の袋側面5の外方への傾きが大きくなって倒れる可能性がある。
そこで本実施の例においては、袋胴部2の高さ方向に対する傾斜角度を直角または鋭角にした下辺シール部分15からなる傾倒抑止手段21を備えていて、袋胴部2の高さ方向に対する傾斜角度が開くとしても直角として形成されている下辺シール部分15からなる傾倒抑止手段21を備えることで、一方の袋側面5が略起立した形態の自立包装袋が得られ、好ましくは傾倒抑止手段21を、前記傾斜角度を鋭角にして形成した下辺シール部分15からなるものとすることで、一方の袋側面5が起立する度合の高い形態の自立包装袋が得られて、この自立包装袋の自立性が頗る良好になる。
実施の例における上記取っ手11が設けられている側辺シール部分10それぞれは上辺側で接合されている。このようにすることで側辺シール部分10に設けられている取っ手11が近付くこととなり、二つの取っ手に対して片手を掛け易くなる。なお、側辺シール部分10相互の接合は必ずしも必要とされるものではない。
(マチ部の長さと袋底側辺シール部分の長さ)
袋底部14は平面視形状が略矩形状であればよい。例えば、袋底部14においてマチシート9によって形成されるマチ部の長さと、袋底部14における袋底側辺シール部分19の長さとを同じ長さとすれば、袋底部14の平面視形状は略長方形となる。
なお、マチ部の長さは対の取っ手に片手を手掛けできるようにしているため、或る程度良好な長さが想定されているとともに、収容物に対する収容量を片手持ちできる範囲で確保すると、マチ部の長さと袋底側辺シール部分の長さを同じにしても袋底部の平面視形状は略正方形とはなり難い。
また、マチ部の長さと袋底側辺シール部分の長さを同じとした場合、取っ手11を有する側辺シール部分10が存在していることから、袋底部14を略長方形状とした場合に自立包装袋の重心が他方の袋側面8側に偏る可能性がある。その場合には、袋底側辺シール部分19の長さをマチ部の長さより長くすることで、重心の偏りを無くすことができる。
(マチ部に対する袋底側辺シール部分の長さの検討結果)
そこで、自立包装袋においてマチ部の長さに対する袋底側辺シール部分の長さを変更して、自立性の良否を確認し、自立性が良好となる袋底側辺シール部分の長さを検討した。その結果を表1に示した。
この検討には、図6と図7で示す扁平状態での袋胴部の高さ方向の長さcを400mm、マチ部の1/2長さaを50mmとし、袋底側辺シール部分の1/2長さbが異なる8種の包装袋を作成し、5リットルの水を収容物として充填した。そして、8種の包装袋を正置して自立性に問題があるか否かを確認し、評価した。
Figure 2017036074
袋底部において、マチ部の1/2長さaと袋底側辺シール部分の1/2長さbとを同じ長さとした場合に自立性があることが判った。また、マチ部の1/2長さaより袋底側辺シール部分の1/2長さbを長くすることで、重心の偏りを無くすことができる点が判った。
そして、検討の結果から、マチ部の長さと袋底側辺シール部分の長さの関係として好ましい範囲は、a≦b≦1.4aであることが判った。
また、b=30mm、40mmのときに重心の若干の偏りがあるものの自立性には問題が無いことが確認できた。よって、マチ部の長さと袋底側辺シール部分の長さの関係として、0.6a≦b<aとしても自立性に問題が無いことが判った。
また、b=80mmのときに重心の若干の偏りがあるものの自立性には問題が無いことが確認できた。よって、マチ部の長さと袋底側辺シール部分の長さの関係として、1.4a<b≦1.6aとしても自立性に問題が無いことが判った。
1…自立包装袋
2…袋胴部
3…注出口栓
4…袋正面
5…一方の袋側面
6…袋背面
7…本体シート
8…他方の袋側面
9…マチシート
10…側辺シール部分
11…取っ手
12…袋上部
13…上辺シール部分
14…袋底部
15…下辺シール部分
16…袋底部での袋正面につながる袋胴部の下部側のシート部分
17…袋底部での袋背面につながる袋胴部の下部側のシート部分
18…袋底部での他方の袋側面につながる袋胴部の下部側のシート部分
19…袋底側辺シール部分
20…一方の袋側面につながる袋胴部の下部側のシート部分
21…傾倒抑止手段

Claims (4)

  1. 袋正面から一方の袋側面を経て袋背面に亘って位置した一枚の本体シートと他方の袋側面に位置して一方の袋側面側に折り込み可能に設けられた一枚のマチシートとで袋胴部が形成されて、この袋胴部における本体シートの前記側辺とマチシートの側辺とをヒートシールしてなる側辺シール部分に取っ手が設けられ、
    前記袋胴部の上部には、折り込んだ前記マチシートを間にして二つ折りにより相対した本体シートの上辺に沿ってヒートシールしてなる上辺シール部分を備えて、この上辺シール部分の前記一方の袋側面側に注出口栓を有する袋上部が形成され、
    前記袋胴部の下部には、折り込んだ前記マチシートを間にして二つ折りにより相対した本体シートの下辺に沿ってヒートシールしてなる下辺シール部分を備えて、この下辺シール部分を中心とした袋正面と袋背面との離間により、本体シートとマチシートとが下辺シール部分側に向けて回り込んで前記袋正面と袋背面とが離間した方向と袋幅方向とに広がってなる袋底部が形成され、
    前記袋底部での前記一方の袋側面側には、該袋底部の本体シートにおける一方の側面側のシートと袋胴部の本体シートにおける袋底部側のシートとをヒートシールしてなる袋底側辺シール部分を備え、
    前記袋底側辺シール部分は前記袋正面と袋背面とが離間した方向に幅広とされて、一方の袋側面が、前記幅広の袋底側辺シール部分側を下辺として起立しているとともに、起立した前記一方の袋側面の上方に前記注出口栓が位置され、
    前記一方の袋側面とこの袋側面の上方となる注出口栓とが、前記取っ手とは袋幅方向で反対となる側に配置されていることを特徴とする自立包装袋。
  2. 上記袋底側辺シール部分は、上記一方の袋側面における袋胴部の下部側のシート部分と、袋正面と袋背面とのそれぞれにおける袋胴部の下部側のシート部分とをヒートシールしてなり、該袋底側辺シール部分は袋底部側に折曲して袋底部の下面に貼り合わされていて、前記袋底側面シール部分を含む袋底部の平面視形状が略矩形とされている請求項1に記載の自立包装袋。
  3. 上記袋底側辺シール部分は、上記一方の袋側面における袋胴部の下部側のシート部分と、袋正面と袋背面とのそれぞれにおける袋胴部の下部側のシート部分とをヒートシールして三角形状のシール部分を形成した後に、三角形状のシール部分における前記一方の袋側面の下辺に沿った部分以外を切除して一方の袋側面の下辺に沿ったシール部分を帯状にしてなるものであり、この袋底側面シール部分を含む袋底部の平面視形状が略矩形とされている請求項1に記載の自立包装袋。
  4. 上記袋底部には、上記一方の袋側面を略起立状態にする傾倒抑止手段が備えられていて、
    前記傾倒抑止手段は上記下辺シール部分であり、折り込んだマチシートを間にして二つ折りにより相対した本体シートの下辺に沿ってヒートシールした前記下辺シール部分の傾斜角度を袋胴部の高さ方向に対して直角または鋭角としてなるものである請求項1から3の何れか一項に記載の自立包装袋。
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