JP2017034549A - 画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 コストをかけることなく、読取異常を検知することができる。【解決手段】 画像読取装置は、読取ガラス上の読取位置で原稿を搬送しながら当該原稿の画像を読み取る読取部を有する。読取部から出力される、原稿の読取期間における読取画像の輝度値と紙間における読取画像の輝度値とに、所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する。その判定の結果に基づいて、読取ガラス上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する。【選択図】 図4
Description
本発明は、画像を読み取る画像読取技術に関するものである。
従来、自動原稿給送装置を装備した画像読取装置を機体上部に配置した画像形成装置が実用化されている。例えば、自動原稿給送装置を装備した画像読取装置は、位置決めされた読取部(コンタクトイメージセンサ等)に対して、自動原稿給送装置が給送する原稿を通過させて、原稿の対向面の画像をライン単位で流し読みすることができる。
また、この画像読取装置は、原稿を載置したガラス板の下で読取部を移動(副走査)させて、ガラス板に接触する原稿の下面の画像を固定読みすることができる。そして、その読取部をガラス板の一端側に位置決めした状態で、自動原稿給送装置が原稿を搬送して、その読取部上を通過させることにより、移動する原稿の下面をガラス板を介して流し読みすることもできる。自動原稿給送装置は、給紙トレイに載置した原稿束から原稿を1枚ずつ分離して搬送し、読取部を通過させた後に排紙トレイへ排出する。
しかしながら、ガラス板上に既に原稿がある場合、その載置された原稿の下から読取部が画像読取を行うため、原稿の載置状態によっては、自動原稿給送装置から移動する原稿の画像を誤って読み込んでしまう可能性がある。
そこで、近年では、原稿読取を行うガラス板(読取ガラス)と対面する自動原稿給送装置の押圧部材付近にセンサを設け、ガラス板上の原稿の有無を判定することで、意図しない画像を読み込むことを防止するものがある(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、押圧部材付近にセンサを設ける必要が有るため、装置が肥大化したり、高価になってしまう可能性がある。また、ガラス面の原稿を流し読みする部分に原稿が載置されている場合、原稿を検知できずそのまま画像を異常に読み取ってしまう可能性もある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、コストをかけることなく、読取ガラス上に載置された状態にある原稿に起因した読取異常を検知することができる技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像読取装置は以下の構成を備える。即ち、
画像を読み取る画像読取装置であって、
読取ガラス上の読取位置で原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段から出力される、原稿の読取期間における読取画像の輝度値と紙間における読取画像の輝度値とに、所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記読取ガラス上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する出力手段と
を備える。
画像を読み取る画像読取装置であって、
読取ガラス上の読取位置で原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段から出力される、原稿の読取期間における読取画像の輝度値と紙間における読取画像の輝度値とに、所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記読取ガラス上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する出力手段と
を備える。
本発明によれば、コストをかけることなく、読取ガラス上に載置された状態にある原稿に起因した読取異常を検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は画像読取装置の断面図である。
図1において、画像読取装置は、給紙部である自動原稿給送装置(ADF(Auto Document Feeder))100と、ADF100を載置する画像読取部であるリーダ部200とを備える。
ADF100において、ピックアップローラ1は、原稿トレイ20上に表面を上に向けてセットされた原稿束Sを最上位の原稿から分離部2に繰り出す。分離部2は、上方に分離ローラと、下方に配置された分離パッドとを含み、原稿束Sの最上紙より一枚ずつ原稿の分離を行う。分離部2には、原稿の有無と幅を検出する原稿幅センサ10がシート原稿の幅方向に複数設けられている。
また、原稿の搬送路上には、原稿給送センサ11と原稿端センサ12が設けられている。原稿給送センサ11は、分離部2から原稿が送られたか否かや、原稿の後端の通過を検出することができる。原稿端センサ12は、原稿の先端及び後端の通過を検知することができる。その検出信号は、画像読取のタイミング制御やピックアップローラ1による原稿給送のタイミング制御に用いられる。例えば、原稿給送センサ11によって原稿の後端が検出されたことに基づいて、次原稿の給送を行うようピックアップローラ1が制御される。このようにして、搬送路上のセンサの検出結果に基づいて、原稿給送のタイミング制御が行われることで、給送される原稿と原稿の間に紙間を生じさせながら原稿の読み取りが行われる。
片面原稿で表面の画像を読み取る場合は、分離された原稿は、第1レジストローラ3にて分離搬送中の斜行補正を行った後、第1レジストローラ3から第2レジストローラ4、第1搬送ローラ5により搬送される。そして、読取位置Rの上方に配置されたホワイトローラ7の下方を搬送されている間に原稿表面の画像が読み取られる。そして、第2搬送ローラ6から排紙ローラ8により、排紙トレイ21上に原稿表面を下に向けて順番に排出される。
また、両面原稿で表裏両面の画像を読み取る場合は、分離部2で分離された原稿は、第1レジストローラ3にて分離搬送中の斜行補正を行った後、第2レジストローラ4から第1搬送ローラ5及び第2搬送ローラ6により搬送される。そして、読取位置Rの上方に配置されたホワイトローラ7の下方を搬送されている間に原稿表面の画像が読み取られる。そして、第2搬送ローラ6から排紙ローラ8により、一旦、原稿前端側が排紙トレイ21上に搬送され、原稿後端側が排紙ローラ8にニップされた状態で搬送が停止される。
その後、原稿をスイッチバック搬送し、第2レジストローラ4にて、斜行補正を行った後、第1搬送ローラ5及び第2搬送ローラ6により搬送される。そして、読取位置Rの上方に配置されたホワイトローラ7の下方を再度搬送されている間に原稿裏面の画像が読み取られる。但し、このまま第2搬送ローラ6から排紙ローラ8により、排紙トレイ21上に原稿表面を上に向けて排出すると、原稿トレイ20上にセットされた面順と異なってしまう。そこで、裏面を読み取られた原稿は、第2搬送ローラ6及び排紙ローラ8により、再度、原稿端部が排紙トレイ21上に搬送され、原稿後端側が排紙ローラ8にニップされた状態で搬送が停止され、スイッチバック搬送される。更に、原稿は、第2レジストローラ4、第1搬送ローラ5、及び第2搬送ローラ6により搬送された後、排紙ローラ8により排紙トレイ21上に表面を下に向けて順番に排出される。この際、排紙トレイ21へ排出する原稿が、その原稿の排出経路に含まれる読取位置Rを搬送されている間であっても、この間は、原稿画像の読取は行われない。
尚、原稿の搬送方向に対して、排紙ローラ8の上流側には排紙センサ13が設けられていて、読取位置Rで画像が読み取られた原稿が排出位置に搬送されたことを検知する。また、原稿トレイ20には、原稿検知センサ14が設けられていて、原稿トレイ20にセットされた原稿の有無を検知する。更に、原稿トレイ20には、原稿サイズ検知センサ15が設けられていて、原稿のサイズ(例えば、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズ等)を検知する。
尚、原稿の搬送方向に対して、排紙ローラ8の上流側には排紙センサ13が設けられていて、読取位置Rで画像が読み取られた原稿が排出位置に搬送されたことを検知する。また、原稿トレイ20には、原稿検知センサ14が設けられていて、原稿トレイ20にセットされた原稿の有無を検知する。更に、原稿トレイ20には、原稿サイズ検知センサ15が設けられていて、原稿のサイズ(例えば、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズ等)を検知する。
リーダ部200は、制御部211による制御の下、原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力する。また、制御部211は、ADF100を制御して、ADF100とリーダ部200を連動して、ADF100から給紙される原稿の画像情報を読み取ることができる。
リーダ部200は、原稿を読み取るための読取ガラス(第1及び第2の読取ガラス)として、ADF原稿用プラテンガラス(ADF用プラテン)201と、ブック原稿用プラテンガラス(ブック用プラテン)202を備える。そして、読取ガラス上には読取位置が設定されており、ADF用プラテン201については、読取位置Rが設定されている。また、リーダ部200は、スキャナユニット209、ミラー205及び206、レンズ207、CCDセンサ208とを有している。スキャナユニット209は、ランプ203、ミラー204及びレンズ210等の光学系を有する。
リーダ部200は、ADF100から搬送されてくる原稿画像を読み取る場合は、スキャナユニット209をADF用プラテン201の下に移動して停止させ、原稿が読取位置R上を搬送されている間、原稿の画像情報を読み取る(第1読取モード)。
また、ブック用プラテン202上に載置された原稿の画像を読み取る場合は、スキャナユニット209を原稿セット基準(不図示)から、副走査方向(原稿の搬送方向)に移動させ、原稿の画像情報を読み取る(第2読取モード)。
画像情報の読取は、ランプ203が点灯し原稿を照射する。原稿からの反射光は、レンズ210、ミラー204、205、206及びレンズ207を介して、CCDセンサ208に入力される。そして、CCDセンサ208に入力された原稿からの反射光は、ここで光電変換等の電気処理が行われ、通常のデジタル処理が施される。
尚、CCDセンサ208は、原稿の搬送方向(副走査方向)と交差する方向(主走査方向)に構成されたライン型読取センサである。そして、CCDセンサ208は、原稿からの反射光を受信して出力する読取信号をライン方向に合算したデータを、ADF100から給紙された原稿の読取データとして取得する。読取データは、画像読取装置の制御部211の画像記憶部308(図2)に格納される。
図2は図1の画像読取装置を制御するための制御部を示すブロック図である。
増幅器(AMP)305は、CCDセンサ208より出力された電気信号を増幅する。A/D変換回路306は、その増幅された電気信号をA/D変換して、例えば、各画素を16ビットの輝度値として表現するデジタル画像データを出力する。A/D変換回路306を含め、A/D変換のために必要な構成は変換部として機能する。
画像処理部307は、A/D変換回路306によって変換されたデジタル画像データの画像処理を実行する。ここでの画像処理には、シェーディング補正、画像補正、輝度比較処理部等が含まれる。画像記憶部308は、画像処理部307より出力されるデジタル画像データを記憶し、外部装置とのインタフェースに接続することで、そのデジタル画像データの転送を行うことができる。この外部装置には、例えば、インクジェットプリンタ、電子写真方式を用いたレーザビームプリンタ、外部記憶装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置がある。
タイミング発生回路303は、CPU300の設定に応じて、駆動回路304に対し、ランプ203の点灯ON/OFFの制御信号の入力と定電流制御をすることで、ランプ203の光量調整を実現している。尚、ランプ203は、例えば、複数のLEDからなるLEDアレイで構成されている。
CPU300は、画像読取装置の各種制御を実現するためのプログラムを格納するROM302と、プログラム実行に作業領域として用いられるRAM301とを備えている。CPU300は、ROM302に記憶されているプログラムを読み出し、RAM301上で実行することで、画像読取装置の制御を実現することができる。
また、ADF100やリーダ部200への各種操作や設定は、操作部57を介して行われる。操作部57は、例えば、表示部(液晶ディスプレイ、LED等)、指示部(ボタン、タッチパネル)等から構成され、読取指示や部数設定、読取原稿サイズの指定、変倍等の各種操作を行うことができる。
図3は図2の画像処理部307の詳細構成を示すブロック図である。
A/D変換回路306から出力されたデジタル画像データは、画像データ処理部317に入力され、各種画像処理が実行される。また、画像データ処理部317では、原稿の読取状態、あるいは原稿がADF用プラテン201に到達する前(ここでは、紙間という)の読取位置Rの上方に配置されたホワイトローラ7の読取状態であるかを、CPU300の制御の下で判定する。画像データ処理部317は、取得される画像データに基づいて、その出力先を選択する。具体的には、画像データ処理部317は、紙間読取期間に対応する画像データを取得している場合は、紙間輝度格納メモリ327にその画像データを格納する。また、画像データ処理部317は、原稿読取期間に対応する画像データを取得している場合は、輝度比較処理部337にその画像データを出力する。
輝度比較処理部337では、紙間輝度格納メモリ327に格納されている画像データの輝度と、輝度比較処理部337に格納されている画像データの輝度を比較し、その比較結果をCPU300に出力する。
図4はADF用プラテンに原稿がある場合とない場合にスキャナユニット209によって取得される画像データの輝度特性を示す図である。尚、この輝度特性は、スキャナユニット209がライン単位で画像を読み取る場合の各ラインにおける平均輝度を、所定期間の間に観測される、時間的に連続した副走査方向の画素(副走査画素)の輝度分布を示している。この所定期間は、ADF100から搬送されてくる少なくとも2枚以上の原稿を十分に読み取ることができる時間である。
図4(a)は、ADF用プラテン201上に原稿がない場合のスキャナユニット209によって取得される所定期間内の画像データの輝度特性である。ADF用プラテン201上に原稿がない場合は、読取位置Rに搬送される原稿を読み取る。1枚の原稿の端部が通過するタイミングで、原稿と読取位置Rに配置されているホワイトローラ7の高低差で影が生じ、取得される画像データにその影の部分が発生する。1枚の原稿の端部が読取位置Rを通過し、その原稿とそれに後続して搬送される原稿との間の期間(紙間)になると、ホワイトローラ7を読み取ることになるため、原稿と紙間で輝度値が異なる輝度特性が観測されることになる。つまり、原稿画像に対応する輝度値と、その輝度値より低い紙間(ホワイトローラ7)に対応する輝度値の、高低差がある2種類の輝度値が観測される。
図4(b)は、ADF用プラテン201上に原稿がある場合のスキャナユニット209によって取得される所定期間内の画像データの輝度特性である。ADF用プラテン201上に(第2読取モードの読み取りのための)載置原稿がある場合は、ADF100で原稿を搬送して読取位置Rで原稿読取を行ったとしても、その搬送原稿とADF用プラテン201の間に載置原稿がある。そのため、紙間区間中も読取位置Rにあるホワイトローラ7をスキャナユニット209が読み取ることはない。また、載置原稿は搬送されるわけではないため、1枚分の原稿読取中、紙間読取中、共に同様の輝度値が連続する輝度特性が観測されることになる。この場合、第1読取モードの読み取りのための搬送原稿と、第2読取モードの読み取りのための載置原稿とが、ADF用プラテン201上で混在する読取異常状態となり、取得される画像データも意図する画像データとならない。
以上の輝度特性を踏まえて、本実施形態では、読取動作によって得られる画像データの輝度特性を取得して、読取異常状態を検知する。以下、この処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。尚、図5に示すフローチャートは、CPU300がROM302に記憶されるプログラムを読み出し、RAM301上で実行することにより実現される。
原稿トレイ20に原稿Dが載置され、操作部57上よりスキャンを開始するスタートキーが押下されると、S01で、CPU300は、原稿読取を開始する。そして、リーダ部200による読取動作と原稿端センサ12からの検知結果に応じて、原稿の読取期間(第1読取期間)に対応する画像データと紙間の読取期間(第2読取期間)に対応する画像データをそれぞれ取得する。そして、取得した画像データを、対応する格納先である紙間輝度格納メモリ327あるいは輝度比較処理部337に格納する。
S02で、CPU300は、排紙センサ13の検知状態より、読取原稿が正常に装置外に排紙されたか否かを判定する。正常に装置外に排紙されていない場合(S02でNO)、S05で、CPU300は、正常に装置外に排紙されていないことを示すJAMエラー表示を操作部57の表示部に出力する。
S03で、CPU300は、輝度比較処理部337の比較結果を参照し、紙間読取期間における画像データの輝度と、原稿読取期間における画像データの輝度との間に差があるか否かを判定する。換言すれば、所定の読取期間(紙間読取期間と原稿読取期間)の間の読取画像の輝度値の分布に、所定値以上の輝度値の差(変化)が発生しているか否かを判定する。ここで、所定値は、例えば、白地の背景に画像(文字や図等)が印刷されている標準的な原稿を読み取る場合の読取画像全体の平均的な輝度値と、ホワイトローラ7を読み取る場合の読取画像の平均的な輝度値との差に、前後の誤差成分を加味した値で定められる。また、原稿の背景色に応じて、この所定値を適宜、操作部57を介して設定することも可能である。
判定の結果、輝度の差がある場合(S03でYES)、S04で、CPU300は、原稿の読取を終了する。一方、判定の結果、輝度の差がない場合(S03でNO)、S06で、CPU300は、ADF用プラテン201上に原稿があると判断し、その旨を示す読取異常表示を操作部57の表示部に出力する。
より具体的には、CPU300は、例えば第2読取モードの読み取りのためにユーザがブック用プラテン202上に載置した原稿が、その載置状態に依存して、ADF用プラテン201上に載置された状態となっていると判断する。その結果、CPU300は、ADF用プラテン201上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する。S06では、このような読取異常の発生を示す情報として、CPU300は、ADF用プラテン201上に原稿が載置されていることを示す情報を表示部に表示している。
以上説明したように、本実施形態によれば、ADFを用いて原稿の読取を行った際に、原稿の紙間の輝度値と原稿の読取中の輝度値を比較し、その比較結果に基づいて、ADF用プラテンに原稿が載置されていると判定する。この判定により、その旨や原稿の読取異常の恐れがあることを示す(即ち、読取ガラス上に載置された状態にある原稿に起因した読取異常の発生を示す)情報を報知し、また、再読取を促すことができる。これにより、後続の画像読取で、異常が発生し得る状態で、画像を読み取ることなく、品質の向上を図ることが可能になる。
また、装置の肥大化や、コストアップをすることなく、ADF用プラテンガラス上に異常に置かれた原稿を検知することが可能であり、品質の向上を図ることが可能になる。
尚、上記実施形態のADF100とリーダ部200を備える画像読取装置は、その画像読取装置と記録媒体上に画像を形成すると画像形成装置とで構成される複合機として使用することもできる。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
7:読取ローラ、100:自動原稿搬送装置、200:リーダ部、201:ADF用プラテンガラス、202:ブック用プラテンガラス、310:原稿照明ユニット、302:光学系移動ユニット、209:スキャナユニット
Claims (13)
- 画像を読み取る画像読取装置であって、
読取ガラス上の読取位置で原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段から出力される、原稿の読取期間における読取画像の輝度値と紙間における読取画像の輝度値とに、所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記読取ガラス上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記出力手段は、前記読取手段から出力される読取画像の輝度値に、前記所定値以上の輝度値の差が発生していない場合に、前記読取異常の発生を示す情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記読取異常の発生を示す情報は、前記読取ガラス上に原稿が載置されていることを示す情報である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記読取手段は、前記読取手段から出力される読取画像の輝度値に、前記所定値以上の輝度値の差が発生している場合に、前記読取手段による読み取りを終了する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記読取手段によって読み取られる原稿を装置外に排出する排出手段と、
前記排出手段から前記原稿が正常に排出されたか否かを検知する検知手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記検知手段の検知の結果、前記原稿が正常に排出されていない場合に、前記出力手段は、前記原稿が正常に排出されていないことを示す情報を表示部に出力する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。 - 前記検知手段の検知の結果、前記原稿が正常に排出されている場合に、前記判定手段は、前記読取手段から出力される読取画像の輝度値に、前記所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。 - 前記原稿の読取期間は、給紙部から搬送されてくる原稿の1枚分を前記読取位置で読み取る第1読取期間であり、
前記紙間の読取期間は、1枚の原稿とそれに後続して搬送される1枚の原稿との間を読み取る第2読取期間である
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 前記判定手段は、
前記第2読取期間に対応する画像データを記憶する記憶手段と、
前記第1読取期間に対応する画像データと、前記記憶手段に記憶されている画像データとを比較する比較手段を備え、
前記判定手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記読取手段から出力される読取画像の輝度値に、前記所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。 - 前記所定値を設定する設定手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置で読み取られた画像に基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 読取ガラス上の読取位置で原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る読取部を有する画像読取装置の制御方法であって、
前記読取部から出力される、原稿の読取期間における読取画像の輝度値と紙間における読取画像の輝度値とに、所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程の判定の結果に基づいて、前記読取ガラス上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像読取装置の制御方法。 - 読取ガラス上の読取位置で原稿を搬送しながら該原稿の画像を読み取る読取部を有する画像読取装置のコンピュータを、
前記読取部から出力される、原稿の読取期間における読取画像の輝度値と紙間における読取画像の輝度値とに、所定値以上の輝度値の差が発生しているか否かを判定する判定手段、及び
前記判定手段の判定の結果に基づいて、前記読取ガラス上に載置された原稿による読取異常の発生を示す情報を出力する出力手段
として機能させるためのプログラム。
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