JP2017034188A - 基板処理装置および処理液吐出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉バルブ内で発生したパーティクルを含む処理液が基板に供給されることを確実に防止できる基板処理装置および処理液吐出方法を提供すること。【解決手段】基板処理装置は、薬液ノズル13と、薬液を薬液ノズル13に供給する薬液配管16と、薬液配管16を開閉するための吐出バルブ18と、分岐位置20で薬液配管16に分岐接続された分岐配管21と、分岐配管21を開閉するための分岐配管バルブ24と、分岐位置20よりも下流側の下流側部分23の開度を調整するためのスローリークバルブ17とを含む。プリディスペンス後、吐出バルブ18の開状態を保ちながら薬液ノズル13からの薬液の吐出が停止される。薬液ノズルを処理位置に配置した後、吐出バルブ18を開状態に保持したままの状態で分岐配管バルブ24を閉じかつスローリークバルブ17を開状態にする。【選択図】図4C−4D

Description

本発明は、処理液を用いて基板を処理する基板処理装置、および処理液を吐出する処理液吐出方法に関する。処理液を用いた処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などが含まれる。
下記特許文献1には、基板を一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置が開示されている。前記基板処理装置は、基板を水平に保持して回転させるスピンチャックと、スピンチャックに保持されている基板の上面に向けて処理液を吐出する処理液ノズルと、処理液ノズルに処理液を供給する処理液配管と、処理液配管に介装された開閉バルブとを含む。開閉バルブが開かれると、処理液配管内の処理液が処理液ノズルに供給され、処理液ノズルが閉じられると、処理液ノズルへの処理液の供給が停止される。
特開2007−257565号公報
開閉バルブが開かれるとき、弁体が弁座から離れる。このとき、弁体が弁座に擦れるので、パーティクルが開閉バルブの内部に発生する場合がある。このパーティクルは、処理液と共に処理液ノズルに供給される場合がある。
また、開閉バルブが閉じられるときも同様の理由により、パーティクルが開閉バルブの内部に発生する場合がある。開閉バルブが完全に閉じられる前に発生したパーティクルは、処理液と共に処理液ノズルに供給される場合がある。また、パーティクルが、開閉バルブ内に残留し、開閉バルブが再び開かれたときに処理液と共に処理液ノズルに供給される場合がある。
処理液ノズルに供給されたパーティクルが処理液と共に処理液ノズルから基板に吐出される。そのため、開閉バルブ内に発生したパーティクルが基板に付着するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、開閉バルブ内で発生したパーティクルを含む処理液が基板に供給されることを確実に防止できる基板処理装置および処理液吐出方法を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、基板を保持するための基板保持ユニットと、前記基板を処理するための処理液を吐出する処理液ノズルと、前記処理液ノズルに接続され、処理液供給ユニットからの処理液を前記処理液ノズルに供給する処理液配管と、前記処理液配管を開閉するための開閉バルブと、前記処理液ノズルと前記開閉バルブとの間に設定された分岐位置で前記処理液配管に分岐接続された分岐配管と、前記処理液供給ユニットから前記処理液配管に供給された処理液を、前記処理液配管における分岐位置よりも下流側の下流側部分に導く状態と前記分岐配管に導く状態との間で切り換えるための切換えユニットと、前記開閉バルブおよび前記切換えユニットを制御して、前記開閉バルブを開きかつ前記処理液配管に供給される処理液を前記分岐位置から前記下流側部分に導くことにより、前記処理液ノズルからプリディスペンスのために処理液を吐出するプリディスペンスステップと、前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を、前記分岐位置から前記分岐配管に導くことにより、前記処理液ノズルからの処理液の吐出を停止させる吐出停止ステップと、前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を前記分岐位置から前記下流側部分に導くことにより、前記処理液ノズルから前記基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出ステップとを実行する制御ユニットとを含む、基板処理装置を提供する。
この構成によれば、制御ユニットが、開閉バルブを開きかつ処理液配管に供給される処理液を分岐位置から処理液配管の分岐位置の下流側部分(以下、「下流側部分」という。この項において同じ)に導くことにより、処理液ノズルから処理液が吐出される。プリディスペンスステップでは、処理液ノズルから吐出される処理液は基板に供給されることなく機外に排液される。そのため、プリディスペンスステップにおいて、開閉バルブの開動作によってパーティクルが開閉バルブ内に発生したとしても、このパーティクルは処理液と共に処理液ノズルから吐出され、処理液と共に機外に排液される。
プリディスペンス後の吐出停止ステップにおいて、制御ユニットは、開閉バルブを開状態に保持したまま、処理液配管に供給される処理液が分岐位置から分岐配管に導かれるように切換えユニットを制御する。これにより、処理液ノズルからの処理液の吐出が停止する。したがって、開閉バルブの開状態を保ちながら処理液ノズルからの処理液の吐出を停止することができる。
基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出ステップでは、制御ユニットは、切換えユニットを制御して、処理液配管に供給される処理液が分岐位置から、処理液配管の前記分岐位置の下流側部分に導くことにより、処理液ノズルから処理液が吐出される。
したがって、吐出停止ステップおよび処理液吐出ステップでは、開閉バルブを開閉することなく、処理液ノズルからの処理液を吐出停止および吐出再開を行う。開閉バルブの開閉がないので、吐出停止ステップおよび処理液吐出ステップにおいて、開閉バルブ内における新たなパーティクルの発生はない。
したがって、開閉バルブ内で発生したパーティクルを含む処理液が基板に供給されることを確実に防止できる。
請求項2に記載の発明は、前記基板処理装置は、前記処理液ノズルから吐出される処理液を前記基板の上面に供給する処理位置と、前記処理液ノズルから吐出される処理液を排液するためのプリディスペンス位置との間で、前記処理液ノズルを移動させるための処理液ノズル移動ユニットをさらに含み、前記制御ユニットによって実行される前記プリディスペンスステップは、前記処理液ノズルを前記プリディスペンス位置に配置した状態で前記処理液ノズルから処理液を吐出するステップを含み、前記制御ユニットは、前記処理液ノズルからの処理液吐出が停止されている状態で、前記処理液ノズル移動ユニットを制御して、前記処理液ノズルを前記プリディスペンス位置から前記処理位置に移動させるノズル移動ステップをさらに実行し、前記制御ユニットによって実行される前記処理液吐出ステップは、前記処理液ノズルを前記処理液に配置した状態で前記処理液ノズルから処理液を吐出するステップを含む、請求項1に記載の基板処理装置である。
処理液吐出ステップにおいて開閉バルブの開動作を廃止するためには、開閉バルブの開状態を維持しながらプリディスペンス位置から処理位置に処理液ノズルを移動させる必要がある。しかしながら、基板の周辺部材や基板の汚染の問題を回避すべく、処理液ノズルからの処理液の吐出停止が保たれた状態で処理液ノズルを移動させる必要がある。
この構成によれば、制御ユニットは、処理液配管に供給される処理液を分岐位置から分岐配管に導くように切換えユニットを制御することにより、開閉バルブを開状態に保持したまま、処理液ノズルからの処理液の吐出を停止することができる。
したがって、開閉バルブの開状態を維持しながらかつ処理液ノズルからの処理液の吐出停止が保たれながら、プリディスペンス位置から処理位置に処理液ノズルを移動させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記処理液ノズルの前記プリディスペンス位置は、平面視で、前記基板の側方に配置されている、請求項2に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、処理液ノズルのプリディスペンス位置が、平面視で、前記基板の側方に配置されているので、基板保持ユニットの側方に、処理液ノズルから吐出されたプリディスペンスのための処理液を受け止めるための容器を配置することができる。これにより、処理液ノズルから吐出されたプリディスペンスのための処理液を、確実に機外に排液できる。
請求項4に記載の発明は、前記切換えユニットは、前記下流側部分を液体が流通するのに要する圧力損失を変更する圧力損失変更ユニットを含み、前記制御ユニットは、前記吐出停止ステップにおいて、前記圧力損失変更ユニットをその圧力損失が相対的に大きい大圧力損失状態にし、かつ前記プリディスペンスステップおよび前記処理液吐出ステップにおいて、前記圧力損失変更ユニットをその圧力損失が相対的に小さい小圧力損失状態にする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、吐出停止ステップにおいて、制御ユニットは圧力損失変更ユニットを高圧力損失状態にする。そのため、下流側部分を液体が流通するのに要する圧力損失が大きくなる。その結果、処理液配管に供給される処理液は、分岐位置から分岐配管に進入するように促される。
一方、プリディスペンスステップおよび処理液吐出ステップにおいて、制御ユニットは圧力損失変更ユニットを小圧力損失状態にする。そのため、下流側部分を液体が流通するのに要する圧力損失が小さくなる。その結果、処理液配管に供給される処理液は、分岐位置から下流側部分に進入するように促される。
請求項5に記載の発明は、前記圧力損失変更ユニットは、前記下流側部分の開度を調整するための開度調整バルブを含み、前記開度調整バルブをその開度が相対的に低い低開度状態とすることにより前記大圧力損失状態を実現し、かつ前記開度調整バルブをその開度が相対的に高い高開度状態とすることにより前記小圧力損失状態を実現する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、吐出停止ステップにおいて、制御ユニットは開度調整バルブを低開度状態にする。これにより、処理液の下流側部分の流通に要する圧力損失が大きくなるから、その結果、処理液配管に供給される処理液は、分岐位置から分岐配管に進入するように促される。
一方、プリディスペンスステップおよび処理液吐出ステップにおいて、制御ユニットは開度調整バルブを高開度状態にする。これにより、処理液の下流側部分の流通に要する圧力損失が小さくなるから、その結果、処理液配管に供給される処理液は、分岐位置から下流側部分に進入するように促される。
請求項6に記載の発明は、前記切換えユニットは、前記分岐配管を開閉するための分岐配管バルブを含み、前記制御ユニットは、前記吐出停止ステップにおいて前記分岐配管バルブを開き、かつ前記プリディスペンスステップおよび前記処理液吐出ステップにおいて前記分岐配管バルブを閉じる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、吐出停止ステップにおいて、制御ユニットは分岐配管バルブを開く。これにより、処理液配管に供給される処理液が、分岐位置から分岐配管に進入することが可能になる。
一方、プリディスペンスステップおよび処理液吐出ステップにおいて、制御ユニットは分岐配管バルブを閉じる。したがって、処理液配管に供給される処理液は、分岐位置から分岐配管への流入が困難になり、下流側部分への進入が促される。
請求項7に記載の発明は、前記開度調整バルブは、前記処理液配管において前記開閉バルブよりも下流側に配置されている、請求項6に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、内部でパーティクルが発生する可能性がない開度調整バルブが、開閉バルブよりも処理液ノズル側に配置されている。すなわち、処理液配管において開閉バルブと処理液ノズルとの間に開度調整バルブが配置されている。そのため、開閉バルブの内部でパーティクルが発生した場合であっても、そのパーティクルの処理液ノズルへのダイレクトな供給が阻害される。これにより、パーティクルが処理液ノズルに供給されるのを抑制できる。
請求項8に記載の発明は、前記開閉バルブは、前記処理液配管において前記分岐位置よりも下流側に配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、開閉バルブを分岐位置よりも下流側に配置するので、開閉バルブの内部で発生したパーティクルが分岐配管に流入するのを確実に防止できる。これにより、分岐配管を流通する処理液を清浄に保つことができる。
請求項9に記載の発明は、前記下流側部分は、前記分岐位置よりも上下方向に高い高位置部分を一部に有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、下流側部分の一部に高位置部分を設けることにより、高位置部分の高低差による処理液の水頭圧による圧力損失がさらに生じる。下流側部分に供給される処理液の供給圧が、高位置部分の高低差による処理液の水頭圧を含んだ圧力損失を下回ると、分岐位置と高位置部分との高低差を処理液が乗り越えることができない。一方、下流側部分に供給される処理液の供給圧が、高位置部分の高低差による処理液の水頭圧を含んだ圧力損失を上回ると、分岐位置と高位置部分との高低差を処理液が乗り越えることができ、処理液ノズルから処理液が吐出される。
請求項10に記載の発明は、前記処理液供給ユニットは、処理液が循環する循環配管を含み、前記処理液配管の上流端が前記循環配管に接続され、かつ前記分岐配管の下流端が前記循環配管に接続されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、分岐配管を流通する処理液を、循環配管に戻すことができる。
前記の目的を達成するための請求項11に記載の発明は、処理液ノズルから基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出方法であって、前記処理液ノズルに処理液を供給する処理液配管に供給される処理液を、前記処理液ノズルと前記処理液配管を開閉するための開閉バルブとの間に設定された分岐位置から、前記処理液配管における前記分岐位置よりも下流側の下流側部分に導き、かつ前記開閉バルブを開くことにより、前記処理液ノズルからプリディスペンスのために処理液を吐出するプリディスペンスステップと、前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を、前記分岐位置から、当該分岐位置において前記処理液配管に分岐接続された分岐配管に導くことにより、前記処理液ノズルからの処理液の吐出を停止させる吐出停止ステップと、前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を前記分岐位置から前記下流側部分に導くことにより、前記処理液ノズルから前記基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出ステップとを含む、処理液吐出方法を提供する。
この発明の方法によれば、請求項1に関連して述べた作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置を水平方向に見た模式図である。 図2Aは、基板処理装置に備えられた薬液バルブの内部構造を示す模式的な断面図である。 図2Bは、基板処理装置に備えられたスローリークバルブの内部構造を示す模式的な断面図である。 図3は、プリディスペンスステップから薬液吐出ステップに至る、吐出バルブ、スローリークバルブおよび分岐配管バルブの状態を示すタイムチャートである。 図4Aは、プリディスペンスステップ(図3のT1)の薬液の流れを示す模式図である。図4Bは、吐出停止ステップ(図3のT2)の薬液の流れを示す模式図である。 図4Cは、ノズル移動ステップ(図3のT3)の薬液の流れを示す模式図である。図4Dは、薬液吐出ステップ(図3のT4)の薬液の流れを示す模式図である 図5は、薬液配管の下流側部分内の薬液に作用する圧力を説明するための図である。 図6は、本発明の第1の変形例を示す図である。 図7は、本発明の第2の変形例を示す図である。 図8は、本発明の第3の変形例を示す図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1を水平方向に見た模式図である。
基板処理装置1は、半導体ウエハなどの円板状の基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1は、処理液を用いて基板Wを処理する処理ユニット2と、処理ユニット2に基板Wを搬送する搬送ロボット(図示しない)と、基板処理装置1を制御する制御ユニット3とを含む。また、処理ユニット2に対して、薬液供給ユニット(処理液供給ユニット)101からの薬液が供給されるようになっている。
処理ユニット2および薬液供給ユニット101は、共通の装置の一部であってもよいし、互いに独立したユニット(互いに独立して移動させることができるユニット)であってもよい。すなわち、処理ユニット2および薬液供給ユニット101を含む基板処理装置1が備えていてもよいし、処理ユニット2を含む基板処理装置1と、基板処理装置1から離れた位置に配置された薬液供給ユニット101とが別装置として備えられていてもよい。また、図1では、薬液供給ユニット101が1つのみ図示されているが、薬種を複数設ける場合には、その薬種に応じた個数の薬液供給ユニット101を設けてもよい。
処理ユニット2は、箱形の処理チャンバ4と、処理チャンバ4内で、基板Wを水平に保持しながら基板Wの中央部を通る鉛直な回転軸線A1まわりに基板Wを回転させるスピンチャック(基板保持ユニット)5と、スピンチャック5に保持されている基板Wに向けて処理液を吐出する一または複数の処理液ノズルとを含む。
スピンチャック5は、水平な姿勢で保持された円板状のスピンベース6と、スピンベース6の上方で基板Wを水平な姿勢で保持する複数の挟持ピン7と、スピンベース6の中央部から下方に延びるスピン軸8と、スピン軸8を回転させることにより基板Wおよびスピンベース6を回転軸線A1まわりに回転させるスピンモータ9とを含む。スピンチャック5は、複数の挟持ピン7を基板Wの周端面に接触させる挟持式のチャックに限らず、非デバイス形成面である基板Wの裏面(下面)をスピンベース6の上面に吸着させることにより基板Wを水平に保持するバキューム式のチャックであってもよい。
処理ユニット2は、スピンチャック5に保持されている基板Wの上面に向けてリンス液を下方に吐出するリンス液ノズル10と、リンス液供給源からのリンス液をリンス液ノズル10に導くリンス液配管11と、リンス液配管11の内部を開閉するリンス液バルブ12とを含む。リンス液は、たとえば、純水(脱イオン水:Deionized water)である。リンス液は、純水に限らず、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水、および希釈濃度(たとえば、10〜100ppm程度)の塩酸水のいずれかであってもよい。
処理ユニット2は、スピンチャック5に保持されている基板Wの上面に向けて薬液を吐出する薬液ノズル(処理液ノズル)13と、薬液ノズル13が先端部に取り付けられたノズルアーム14と、ノズルアーム14を所定の揺動軸(図示しない)まわりに揺動させるアーム揺動ユニット15とを含む。薬液ノズル13は、その吐出口13aをたとえば下方に向けた状態で、水平方向に延びるノズルアーム14に取り付けられている。
処理ユニット2は、薬液供給ユニット101からの薬液を薬液ノズル13に導く薬液配管(処理液配管)16をさらに含む。薬液配管16の一端16a(すなわち、上流端)は薬液供給ユニット101の循環配管103に接続され、薬液配管16の他端部16bは薬液ノズル13に接続されている。薬液配管16には、薬液配管16の開度を調整する開度調整バルブとしてのスローリークバルブ(圧力損失変更ユニット)17、薬液配管16を開閉するための開閉バルブとしての吐出バルブ(開閉バルブ)18、および薬液配管16を流通する薬液流量を計測するための流量計19が、薬液ノズル13側からこの順に介装されている。
また、薬液配管16の途中部に設定された分岐位置20には、分岐配管21が分岐接続されている。この実施形態では、分岐位置20は、流量計19の上流側の所定位置に設定されている。以降の説明において、薬液配管16における分岐位置20よりも下流側の下流側部分22を、単に「下流側部分22」といい、薬液配管16における分岐位置20よりも上流側部分23を、単に「上流側部分23」という。
分岐配管21の一端21a(すなわち、下流端)は、薬液供給ユニット101の循環配管103に接続されている。分岐配管21には、分岐配管21を開閉するための分岐配管バルブ24が介装されている。
薬液配管16は、下流側部分22の一部に、他の部分よりも一段、上下方向に高い高位置部分25を含む。図1では、下流側部分22は、分岐位置20側に設定された低位置部分26と、薬液ノズル13側に設定された高位置部分25と、低位置部分26と高位置部分25とを上下に接続する上下接続部分27と、高位置部分25と薬液ノズルとを接続する先端部分28とを含む。
高位置部分25は、ほぼ水平に沿って延びている。高位置部分25は分岐位置20よりも、高さHの分だけ高く配置されている。高さHは、たとえば数十cmである。
低位置部分26は、分岐位置20とほぼ同じ上下高さを保ちながら、ほぼ水平に沿って延びている。この実施形態では、薬液ノズル13は、下流側部分22のうち低位置部分26に介装されている。
上下接続部分27は、図1に示すように鉛直に沿って延びていてもよいし、鉛直方向に対して傾斜する方向に沿っていてもよい。この実施形態では、スローリークバルブ17は、上下接続部分27に介装されている。
先端部分28は、図1に示すように鉛直に沿って延びていてもよいし、鉛直方向に対して傾斜する方向に沿っていてもよい。
処理ユニット2は、平面視でスピンチャック5の周囲に配置された待機ポット(容器)29を含む。待機ポット29は、基板Wの上方から退避した退避位置であるプリディスペンス位置P1に配置されている薬液ノズル13から吐出される薬液を受け止めるための箱状のポットである。待機ポット29の底部には、排液配管30が接続されている。待機ポット29に受け止められた薬液は、排液配管30を介して機外の排液処理設備(図示しない)に送出される。そのため、待機ポットに吐出される薬液は、基板に供給されることはない。
薬液供給ユニット101は、薬液を溜めるための薬液タンク102と、薬液タンク102に溜められている薬液を処理ユニット2へと導くための循環配管103とを含む。循環配管103は、その両端が薬液タンク102に接続されており、薬液タンク102に溜められている薬液が循環配管103内を循環している。循環配管103には、薬液タンク102から薬液を汲み出して循環配管103に送り込むポンプ104が介装されている。その他、図示を省略するが、循環配管103にはフィルタやヒータなどが介装されている。循環配管103に、薬液配管16の一端16a(すなわち、上流端)が接続されている。循環配管103内の薬液の循環圧は、ポンプ104、および循環配管103内に介装されたレギュレータ(図示しない)等の圧力調整ユニットにより、所定の圧力に保たれている。この循環圧により、循環配管103から薬液が所定の供給圧で供給される。また、循環配管103には、分岐配管21の一端21aが接続されている。
循環配管103から薬液配管16に供給される薬液は、たとえば、硫酸、酢酸、硝酸、塩酸、フッ酸、アンモニア水、過酸化水素水、有機酸(たとえばクエン酸、蓚酸など)、有機アルカリ(たとえば、TMAH:テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドなど)、有機溶剤(たとえば、IPA:イソプロピルアルコールなど)、および界面活性剤、腐食防止剤の少なくとも1つを含む液である。
図2Aは、基板処理装置1に備えられた吐出バルブ18の内部構造を示す模式的な断面図である。図2Aでは、開状態の第1の弁体35を実線で示し、閉状態の第1の弁体35を二点鎖線で示している。以下では、図2Aを参照して、吐出バルブ18の内部構造について説明する。
吐出バルブ18は、たとえばダイヤフラムバルブである。吐出バルブ18は、第1の流路32が形成されたバルブ本体を含む。バルブ本体は、液体が流入する第1の流入口31と、第1の流入口31に流入した液体を吐出する第1の流出口33と、第1の流入口31と第1の流出口33とを接続する第1の流路32と、第1の流路32を取り囲む環状の第1の弁座34と、第1の流路32内に配置された第1の弁体35とを含む。第1の弁体35は、樹脂(たとえばPTFE)やゴムなどの弾性材料で形成されたダイヤフラムである。低位置部分26(薬液配管16)は、薬液供給ユニット101からの薬液を第1の流入口31に導く上流配管26aと、第1の流出口33からの薬液を薬液ノズル13に薬液を導く下流配管26bとを含む。
吐出バルブ18は、バルブ本体を開閉させるバルブアクチュエータを含む。バルブアクチュエータは、たとえば空気圧式のアクチュエータ、より具体的には第1のエアシリンダ36を含む。第1のエアシリンダ36は、第1の弁体35を、第1の弁座34から離れた開位置(図2Aに示す実線で位置)と、第1の弁座34に押し付けられた閉位置(図2Aに二点鎖線で示す位置)との間で移動可能である。
第1の弁体35が閉位置にある状態では、第1の弁体35が第1の弁座34に接触し、第1の流路32が閉じられる。この状態が、吐出バルブ18の閉状態である。すなわち、吐出バルブ18の閉状態では、第1の弁体35が第1の弁座34に押し付けられる。一方、第1の弁体35が開位置にある状態では、第1の弁体35が第1の弁座34から大きく離れるため、第1の流路32が開かれる。この状態が、吐出バルブ18の開状態である。すなわち、吐出バルブ18の開状態では、第1の弁体35が第1の弁座34から離れる。
図1に示すように、制御ユニット3はコンピュータを含む。第1のエアシリンダ36は制御ユニット3に接続されている。制御ユニット3は、第1のエアシリンダ36のロッド(図示しない)の出没量を制御することにより、第1の弁体35を閉位置および開位置のいずれかで静止させる。
第1の弁体35と第1の弁座34とが擦れ合うときに吐出バルブ18の内部にパーティクルが発生することがある。したがって、パーティクルは、接触状態にある第1の弁体35が第1の弁座34から離れるときや、第1の弁体35が第1の弁座34に接触するときに吐出バルブ18の内部に発生することがある。
図2Bは、基板処理装置1に備えられたスローリークバルブ17の内部構造を示す模式的な断面図である。図2Bでは、開状態の第2の弁体45を実線で示し、一部開状態の第2の弁体45を二点鎖線で示している。以下では、図2Bを参照して、スローリークバルブ17の内部構造について説明する。
スローリークバルブ17は、たとえばダイヤフラムバルブである。スローリークバルブ17は、第2の流路42が形成されたバルブ本体を含む。バルブ本体は、液体が流入する第2の流入口41と、第2の流入口41に流入した液体を吐出する第2の流出口43と、第2の流入口41と第2の流出口43とを接続する第2の流路42と、第2の流路42を取り囲む環状の第2の弁座44と、第2の流路42内に配置された第2の弁体45とを含む。第2の弁体45は、樹脂(たとえばPTFE)やゴムなどの弾性材料で形成されたダイヤフラムである。上下接続部分27(薬液配管16)は、薬液供給ユニット101からの薬液を第2の流入口41に導く上流配管27aと、第2の流出口43からの薬液を薬液ノズル13に薬液を導く下流配管27bとを含む。
スローリークバルブ17は、バルブ本体を開閉させるバルブアクチュエータを含む。バルブアクチュエータは、たとえば空気圧式のアクチュエータ、より具体的には第2のエアシリンダ46を含む。第2のエアシリンダ46は、第2の弁体45を、第2の弁座44から微小間隔S1を空けて離間する第1の開位置(図2Bに一点鎖線で示す位置)と、第1の開位置よりも第2の弁座44から大きく離れた第2の開位置(図2Bに実線で示す位置)との間で移動可能である。
第2の弁体45が第1の開位置にある状態では、第2の弁体45が第2の弁座44に微小間隔S1を空けて離間し、この状態が、スローリークバルブ17の一部開状態(低開度状態、大圧力損失状態)である。一方、第2の弁体45が第2の開位置にある状態では、第2の弁体45が第2の弁座44から大きく離れるため、第2の流路42が開かれる。この状態が、スローリークバルブ17の開状態(高開度状態、小圧力損失状態)である。
第2のエアシリンダ46は制御ユニット3(図1参照)に接続されている。制御ユニット3は、第2のエアシリンダ46のロッド(図示しない)の出没量を制御することにより、第2の弁体45を第1の開位置および第2の開位置のいずれかで静止させる。
スローリークバルブ17の開状態および一部開状態のいずれでも、第2の弁体45が第2の弁座44から離れる。つまり、第2の弁体45と第2の弁座44とが擦れ合うことがない。そのため、スローリークバルブ17の内部には、パーティクルは発生しない。
また、一部開状態のときに第2の弁座44と第2の弁体45との間を流通する液体において発生する圧力損失は、開状態のときに第2の弁座44と第2の弁体45との間を流通する液体において発生する圧力損失よりも著しく大きい。そして、一部開状態のときに第2の流出口43から吐出される液体の流量(第1流量)は、開状態のときに第2の流出口43から吐出される液体の流量(第2流量)より著しく小さい。
図1に示すように、制御ユニット3は、予め定められたプログラムに従って、スピンモータ9、アーム揺動ユニット15等の動作を制御する。さらに、制御ユニット3は、リンス液バルブ12、スローリークバルブ17、吐出バルブ18、分岐配管バルブ24等の開閉動作等を制御する。また、制御ユニット3には、流量計19からの検出値が与えられるようになっている。
図1に示すように、基板Wが処理されるときには、制御ユニット3がスピンチャック5を制御することにより、基板Wを回転させる。その後、制御ユニット3は、アーム揺動ユニット15を制御して、薬液ノズル13を、スピンチャック5の側方に退避するプリディスペンス位置P1(図1に破線で示す位置)から、基板Wの上方に設定された処理位置P2(図1に実線で示す位置)まで引き出し、回転している基板Wの上面に向けて薬液を薬液ノズル13に吐出させる。これにより、薬液が基板Wの上面全域に供給される(薬液供給ステップ)。制御ユニット3は、薬液ノズル13からの薬液の吐出を停止させた後、アーム揺動ユニット15を制御して、薬液ノズル13を、処理位置P2からプリディスペンス位置P1まで戻す。薬液ノズル13がプリディスペンス位置P1にある状態では、薬液ノズル13の吐出口13aが待機ポット29に対向している。
その後、制御ユニット3は、リンス液の一例である純水を回転している基板Wに向けてリンス液ノズル10に吐出させる。これにより、純水が基板Wの上面全域に供給され、基板Wに付着している薬液が洗い流される(リンス液供給ステップ)。制御ユニット3は、リンス液ノズル10からの純水の吐出を停止させた後、スピンチャック5に基板Wを高回転速度で回転させる。これにより、基板Wに付着している純水が遠心力によって基板Wの周囲に振り切られる。そのため、基板Wから純水が除去され、基板Wが乾燥する(乾燥ステップ)。
基板処理装置1の処理例では、基板Wに対する薬液の吐出に先立って、プリディスペンスが行われる。
図3は、プリディスペンスステップT1から薬液吐出ステップT4に至る、吐出バルブ18、スローリークバルブ17および分岐配管バルブ24の状態を示すタイムチャートである。図4Aは、プリディスペンスステップT1の薬液の流れを示す模式図である。図4Bは、吐出停止ステップT2の薬液の流れを示す模式図である。図4Cは、ノズル移動ステップT3の薬液の流れを示す模式図である。図4Dは、薬液吐出ステップT4の薬液の流れを示す模式図である。図5は、下流側部分22内の薬液に作用する圧力を説明するための図である。
図5に示すように、上下接続部分27の下端部には、上下接続部分27の存在する薬液による水頭圧Pが作用する。
下流側部分22の低位置部分26における薬液の供給圧Pが、上下接続部分27の上端一杯まで薬液が存在するときの最大水頭圧PMHと、スローリークバルブ17を通過する際の圧力損失Pとの合計圧力を上回れば、低位置部分26からの薬液は、高位置部分25を乗り越えて薬液ノズル13に供給される。
一方、下流側部分22の低位置部分26における薬液の供給圧Pが、上下接続部分27全体に薬液が存在するときの最大水頭圧PMHと、スローリークバルブ17を通過する際の圧力損失Pとの合計圧力を下回れば、低位置部分26からの薬液は、高位置部分25を乗り越えることができない。
前述のように、第2の弁座44と第2の弁体45との間を流通する液体において発生する圧力損失Pは、スローリークバルブ17の一部開状態の方が、スローリークバルブ17の開状態と比較して、著しく大きい。そのため、開状態にあるスローリークバルブ17の圧力損失Pを、当該圧力損失Pと最大水頭圧PMHとの合計圧力が、低位置部分26における薬液の供給圧Pよりも大きくなるように設定しておけば、吐出バルブ18を開状態のまま保っていても、低位置部分26からの薬液は高位置部分25を乗り越えることはできず、この場合、薬液ノズル13から薬液が吐出されることはない。
次に、図1、図3および図4A〜4Dを参照しながら、各ステップT1〜T4について説明する。また、図4A〜4Dにおいて流量計19の図示は省略している。
基板処理装置1の処理例では、薬液の吐出に先立ち、制御ユニット3は、プリディスペンス位置P1にある薬液ノズル13から薬液を吐出するプリディスペンスステップT1と、薬液ノズル13からの薬液の吐出を停止させる吐出停止ステップT2と、薬液ノズル13をプリディスペンス位置P1から処理位置P2に移動させるノズル移動ステップT3とを実行する。その後、薬液ノズル13から基板Wに向けて薬液を吐出する薬液吐出ステップ(処理液吐出ステップ)T4を実行する。
プリディスペンスを実行するタイミングになると、制御ユニット3はプリディスペンスステップT1を実行開始する。具体的には、制御ユニット3は、図3に示すように、分岐配管バルブ24を閉じたままの状態で吐出バルブ18およびスローリークバルブ17を開く。そのため、循環配管103から上流側部分23に供給された薬液は、分岐位置20から下流側部分22に流れる。このとき、分岐位置20における薬液の供給圧Pが、最大水頭圧PMHおよび開状態にあるスローリークバルブ17の圧力損失Pの合計を上回るので、分岐位置20の薬液は、高位置部分25を乗り越えて薬液ノズル13に供給される。そして、図4Aに示すように、薬液ノズル13の吐出口13aから薬液が吐出される。薬液ノズル13から吐出された薬液は、待機ポット29に受け止められた後、排液配管30を通って基板の処理設備へと導かれる。
吐出バルブ18が開かれてから所定のプリディスペンス期間が経過すると、制御ユニット3は吐出停止ステップT2を実行開始する。具体的には、制御ユニット3は、図3に示すように、吐出バルブ18を開いたままの状態で、分岐配管バルブ24を開きかつスローリークバルブ17を一部開状態とする。分岐配管バルブ24が開くことにより、上流側部分23を流れる薬液が分岐配管21に進入することが可能になる。これにより、分岐位置20における薬液の供給圧Pが下がる。また、スローリークバルブ17の閉成により、スローリークバルブ17の圧力損失Pが増大する。そして、分岐位置20における薬液の供給圧Pが、最大水頭圧PMHおよび一部開状態にあるスローリークバルブ17の圧力損失Pの合計を下回る場合、分岐位置20の薬液は、高位置部分25を乗り越えることができない。この場合、上流側部分23に既に供給されている薬液は、分岐位置20から分岐配管21に流れる。また、その後に循環配管103から上流側部分23に供給される薬液も、分岐位置20から分岐配管21に流れる。その結果、図4Bに示すように、薬液ノズル13の吐出口13aからの薬液吐出が停止される。したがって、吐出バルブ18の開状態を保ちながら薬液ノズル13からの薬液の吐出が停止される。
その後、基板Wに対する薬液吐出のタイミングが近づくと、制御ユニット3は、ノズル移動ステップT3を実行する。すなわち、制御ユニット3は、図3および図4Cに示すように、吐出バルブ18および分岐配管バルブ24の開状態、ならびにスローリークバルブ17の一部開状態を維持しながら、アーム揺動ユニット15を制御して、薬液ノズル13を、プリディスペンス位置P1から処理位置P2まで引き出す。
薬液ノズル13が処理位置P2に配置された後、制御ユニット3は、薬液吐出ステップT4を実行する。具体的には、制御ユニット3は、図3に示すように、吐出バルブ18を開いたままの状態で、スローリークバルブ17を開け、かつ分岐配管バルブ24を閉じる。分岐配管バルブ24が閉じることにより、上流側部分23を流れる薬液が分岐配管21に進入できなくなり、これに伴って、分岐位置20における薬液の供給圧Pが上がる。また、スローリークバルブ17の開成により、スローリークバルブ17の圧力損失Pが低下する。そして、分岐位置20における薬液の供給圧Pが、最大水頭圧PMHおよび開状態にあるスローリークバルブ17の圧力損失Pの合計を上回る場合、分岐位置20の薬液は、高位置部分25を乗り越えることが可能になる。この場合、循環配管103から上流側部分23に供給された薬液は、分岐位置20から下流側部分22に流れ、図4Dに示すように、高位置部分25を乗り越えて、薬液ノズル13の吐出口13aから薬液が吐出される。薬液ノズル13から吐出された薬液は、基板Wに供給される。
以上により、この実施形態によれば、制御ユニット3が、分岐配管バルブ24の閉状態およびスローリークバルブ17の開状態で吐出バルブ18を開くと、薬液ノズル13から薬液が吐出される。プリディスペンスステップT1では、薬液ノズル13から吐出される薬液は基板Wに供給されることなく機外に排液される。そのため、プリディスペンスステップT1において、吐出バルブ18の開動作によってパーティクルが吐出バルブ18内に発生したとしても、このパーティクルは薬液と共に薬液ノズル13から吐出され、薬液と共に機外に排液される。
プリディスペンス後の吐出停止ステップT2において、制御ユニット3は、吐出バルブ18を開状態に保持したままの状態で分岐配管バルブ24を開きかつスローリークバルブ17を一部開状態にする。これにより、薬液配管16に供給される薬液は、分岐位置20から分岐配管21に導かれて、薬液ノズル13からの薬液の吐出が停止する。したがって、吐出バルブ18の開状態を保ちながら薬液ノズル13からの薬液の吐出を停止することができる。
基板Wに向けて薬液を吐出する薬液吐出ステップT4では、制御ユニット3は、吐出バルブ18を開状態に保持したままの状態で分岐配管バルブ24を閉じかつスローリークバルブ17を開状態にする。これにより、薬液配管16に供給される薬液は、分岐位置20から下流側部分22に導かれて、薬液ノズル13から薬液が吐出される。
したがって、吐出停止ステップT2および薬液吐出ステップT4では、吐出バルブ18を開閉することなく、薬液ノズル13からの薬液を吐出停止および吐出再開を行う。吐出バルブ18の開閉がないので、吐出停止ステップT2および薬液吐出ステップT4において、吐出バルブ18内における新たなパーティクルの発生はない。
これにより、吐出バルブ18内で発生したパーティクルを含む薬液が基板Wに供給されることを確実に防止できる。そのため、パーティクルが発生していない薬液を基板Wに供給することができ、ゆえに、基板Wの汚染を低減できる。
また、吐出停止ステップT2において、制御ユニット3が、吐出バルブ18を開いたままの状態で、分岐配管バルブ24を開きかつスローリークバルブ17を一部開状態とすることにより、薬液ノズル13からの薬液の吐出を停止する。すなわち、吐出バルブ18を開状態に保持したままの状態で、薬液ノズル13からの薬液の吐出を停止することができる。したがって、吐出バルブ18の開状態を維持しながらかつ薬液ノズル13からの薬液の吐出停止が保たれながら、プリディスペンス位置P1から処理位置P2に薬液ノズル13を移動させることができる。これにより、吐出バルブ18の開状態を維持しながら薬液ノズル13を移動させても、基板Wの周辺部材や基板Wを薬液によって汚染するおそれがない。
また、内部でパーティクルが発生する可能性がないスローリークバルブ17が、吐出バルブ18よりも薬液ノズル13側に配置されている。すなわち、薬液配管16において吐出バルブ18と薬液ノズル13との間にスローリークバルブ17が配置されている。そのため、吐出バルブ18の内部でパーティクルが発生した場合であっても、そのパーティクルの薬液ノズル13へのダイレクトな供給が阻害される。これにより、パーティクルが薬液ノズル13に供給されるのを抑制できる。
また、吐出バルブ18が薬液配管16において分岐位置20よりも下流側に配置されているので、吐出バルブ18の内部で発生したパーティクルが分岐配管21に流入するのを確実に防止できる。これにより、分岐配管21を流通する薬液を清浄に保つことができる。また、パーティクルの混入していない清浄な薬液を、分岐配管21を介して循環配管103に戻すことができる。
また、分岐位置20を流量計19に対し上流側に設定した。すなわち、流量計19を下流側部分22に設けた。そのため、上流側部分23に供給された薬液が、分岐位置20から上流側部分23に流れているのか、あるいは分岐位置20から下流側部分22に流れているのかを検出できる。これにより、ノズル移動ステップT2において薬液ノズル13から薬液吐出(ぼた落ち)が発生した場合でも、その検出ができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば前述の実施形態では、吐出バルブ18およびスローリークバルブ17に関し、エアシリンダ36,46によって弁体(ダイヤフラム)35,45の形態を変化させる場合について説明した。しかしながら、吐出バルブ18およびスローリークバルブ17の少なくとも一方において、電動モータなど、エアシリンダ以外のアクチュエータによって第1の弁体35の形態を変化させてもよい。
また、吐出バルブ18およびスローリークバルブ17は、ニードルバルブなどの他の形式のバルブであってもよい。
また、前述の説明では、吐出バルブ18を低位置部分26に介装し、スローリークバルブ17を上下接続部分27に介装すると説明したが、吐出バルブ18およびスローリークバルブ17の双方を低位置部分26に介装してもよいし、吐出バルブ18およびスローリークバルブ17の双方を上下接続部分27に介装してもよい。
また、図6に示すように、スローリークバルブ(圧力損失変更ユニット、開度調整バルブ)217が、薬液配管16において吐出バルブ(開閉バルブ)218より上流側に配置されていてもよい。
さらに、図7に示すように、分岐位置220が、薬液配管16においてスローリークバルブ17よりも下流側に設定されていてもよい。
また、図8に示すように、分岐配管221の一端221a(すなわち、下流端)が、循環配管103に接続されずに、機外の回収装置に接続されていてもよい。また、分岐配管221の一端221aが機外の排液装置に接続され、分岐配管221を流通する薬液が排液処理されるようになっていてもよい。
また、分岐配管21,221の下流側に吸引ユニット(図示しない)が配置され、吸引ユニットが発生する吸引力によって、薬液配管16内の薬液が分岐配管21,221を介して吸引可能な構成が採用されていてもよい。すなわち、分岐配管21,221が吸引配管で構成されていてもよい。この場合、吸引ユニットが駆動されると、吸引ユニットの吸引力が、吸引配管を介して薬液配管16の内部に伝達され、薬液配管16内の薬液が、吸引配管を介して吸引ユニットに吸引される。吸引ユニットは、吸引ポンプであってもよいし、吸引力を発生するエジェクタとエジェクタへの気体の供給および供給停止を切り替える気体バルブとを組み合わせた構成であってもよい。
また、高温の薬液が循環配管103内を循環していてもよい。循環配管103には温度調節用のヒータが介装されており、薬液タンク102に溜められている薬液が、循環配管103内を循環することにより、薬液が所定の高温に温度調節される。この場合、前述のプリディスペンスステップT1は高温の薬液を吐出するステップであり、薬液ノズル13から薬液が長時間に亘って吐出されていない状態で、薬液配管16に薬液を通液させる。これにより、低温状態にある薬液ノズル13のノズル配管の管壁および薬液配管16の管壁を温めることができ、これにより、その後に実行される薬液吐出ステップT4において、その当初から、所望の高温に温度調節された薬液を薬液ノズル13から吐出することができる。
また、薬液配管16が高位置部分25を一部に有する構成を例に挙げて説明したが、薬液配管16が高位置部分25を有していなくてもよい。
また、基板処理装置1が複数の処理ユニット2を含んでいる場合には、薬液供給ユニット101は、複数の処理ユニット2に共通に薬液を供給するものであってもよい。この場合、各処理ユニット2に含まれる薬液配管16が、循環配管103に分岐接続されており、また、各処理ユニット2に含まれる分岐配管21も、循環配管103に分岐接続されている。
また、前述の実施形態では、処理液配管が薬液配管16である場合について説明したが、処理液配管を通過する処理液は、薬液以外の液体であってもよい。
また、前述の実施形態では、薬液ノズル13が基板Wの上面に向けて薬液を吐出する場合について説明したが、薬液ノズル13は、基板Wの下面に向けて薬液を吐出してもよい。
また、前述の実施形態では、基板処理装置1が、円板状の基板Wを処理する装置である場合について説明したが、基板処理装置1は、多角形の基板Wを処理する装置であってもよい。
また、前述の全ての変形例のうちの二つ以上が組み合わされてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :基板処理装置
3 :制御ユニット
5 :スピンチャック(基板保持ユニット)
13 :薬液ノズル(処理液ノズル)
16 :薬液配管(処理液配管)
17 :スローリークバルブ(圧力損失変更ユニット、開度調整バルブ)
18 :吐出バルブ(開閉バルブ)
20 :分岐位置
21 :分岐配管
22 :下流側部分
24 :分岐配管バルブ
25 :高位置部分
101 :薬液供給ユニット(処理液供給ユニット)
103 :循環配管
217 :スローリークバルブ(圧力損失変更ユニット、開度調整バルブ)
218 :吐出バルブ(開閉バルブ)
220 :分岐位置
221 :分岐配管

Claims (11)

  1. 基板を保持するための基板保持ユニットと、
    前記基板を処理するための処理液を吐出する処理液ノズルと、
    前記処理液ノズルに接続され、処理液供給ユニットからの処理液を前記処理液ノズルに供給する処理液配管と、
    前記処理液配管を開閉するための開閉バルブと、
    前記処理液ノズルと前記開閉バルブとの間に設定された分岐位置で前記処理液配管に分岐接続された分岐配管と、
    前記処理液供給ユニットから前記処理液配管に供給された処理液を、前記処理液配管における分岐位置よりも下流側の下流側部分に導く状態と前記分岐配管に導く状態との間で切り換えるための切換えユニットと、
    前記開閉バルブおよび前記切換えユニットを制御して、前記開閉バルブを開きかつ前記処理液配管に供給される処理液を前記分岐位置から前記下流側部分に導くことにより、前記処理液ノズルからプリディスペンスのために処理液を吐出するプリディスペンスステップと、前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を、前記分岐位置から前記分岐配管に導くことにより、前記処理液ノズルからの処理液の吐出を停止させる吐出停止ステップと、前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を前記分岐位置から前記下流側部分に導くことにより、前記処理液ノズルから前記基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出ステップとを実行する制御ユニットとを含む、基板処理装置。
  2. 前記基板処理装置は、前記処理液ノズルから吐出される処理液を前記基板の上面に供給する処理位置と、前記処理液ノズルから吐出される処理液を排液するためのプリディスペンス位置との間で、前記処理液ノズルを移動させるための処理液ノズル移動ユニットをさらに含み、
    前記制御ユニットによって実行される前記プリディスペンスステップは、前記処理液ノズルを前記プリディスペンス位置に配置した状態で前記処理液ノズルから処理液を吐出するステップを含み、
    前記制御ユニットは、前記処理液ノズルからの処理液吐出が停止されている状態で、前記処理液ノズル移動ユニットを制御して、前記処理液ノズルを前記プリディスペンス位置から前記処理位置に移動させるノズル移動ステップをさらに実行し、
    前記制御ユニットによって実行される前記処理液吐出ステップは、前記処理液ノズルを前記処理液に配置した状態で前記処理液ノズルから処理液を吐出するステップを含む、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記処理液ノズルの前記プリディスペンス位置は、平面視で、前記基板保持ユニットの側方に配置されている、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記切換えユニットは、前記下流側部分を液体が流通するのに要する圧力損失を変更する圧力損失変更ユニットを含み、
    前記制御ユニットは、前記吐出停止ステップにおいて、前記圧力損失変更ユニットをその圧力損失が相対的に大きい大圧力損失状態にし、かつ前記プリディスペンスステップおよび前記処理液吐出ステップにおいて、前記圧力損失変更ユニットをその圧力損失が相対的に小さい小圧力損失状態にする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記圧力損失変更ユニットは、前記下流側部分の開度を調整するための開度調整バルブを含み、
    前記開度調整バルブをその開度が相対的に低い低開度状態とすることにより前記大圧力損失状態を実現し、かつ前記開度調整バルブをその開度が相対的に高い高開度状態とすることにより前記小圧力損失状態を実現する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記切換えユニットは、前記分岐配管を開閉するための分岐配管バルブを含み、
    前記制御ユニットは、前記吐出停止ステップにおいて前記分岐配管バルブを開き、かつ前記プリディスペンスステップおよび前記処理液吐出ステップにおいて前記分岐配管バルブを閉じる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記開度調整バルブは、前記処理液配管において前記開閉バルブよりも下流側に配置されている、請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記分岐位置は、前記処理液配管において前記開閉バルブの介装位置よりも上流側に配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記下流側部分は、前記分岐位置よりも上下方向に高い高位置部分を一部に有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  10. 前記処理液供給ユニットは、処理液が循環する循環配管を含み、
    前記処理液配管の上流端が前記循環配管に接続され、かつ前記分岐配管の下流端が前記循環配管に接続されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 処理液ノズルから基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出方法であって、
    前記処理液ノズルに処理液を供給する処理液配管に供給される処理液を、前記処理液ノズルと前記処理液配管を開閉するための開閉バルブとの間に設定された分岐位置から、前記処理液配管における前記分岐位置よりも下流側の下流側部分に導き、かつ前記開閉バルブを開くことにより、前記処理液ノズルからプリディスペンスのために処理液を吐出するプリディスペンスステップと、
    前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を、前記分岐位置から、当該分岐位置において前記処理液配管に分岐接続された分岐配管に導くことにより、前記処理液ノズルからの処理液の吐出を停止させる吐出停止ステップと、
    前記開閉バルブを開状態に保持したままの状態で、前記処理液配管に供給される処理液を前記分岐位置から前記下流側部分に導くことにより、前記処理液ノズルから前記基板に向けて処理液を吐出する処理液吐出ステップとを含む、処理液吐出方法。
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