JP2017031913A - 内燃機関の始動制御装置及び始動制御方法 - Google Patents

内燃機関の始動制御装置及び始動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】騒音及び振動を考慮して、エンジンの始動タイミングを適切に制御し得る始動制御装置及び始動制御方法を提案する。
【解決手段】内燃機関の始動時の動作を制御する始動制御装置において、クランクポジションセンサにより検出されたクランクの回転角度と、カムポジションセンサにより検出されたカムの回転角度とを入力するインタフェースと、インタフェースにより入力された回転角度に基づいて各気筒の状態を判別し、判別した各気筒の状態に基づいて燃料を噴射すべきタイミングを気筒ごとに判断するプロセッサとを備え、プロセッサは、燃料を噴射すべきタイミングであると判断した回数を気筒ごとにカウントし、カウント値が予め定められた所定値よりも初めて大きくなった気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の始動制御装置及び始動制御方法に関し、特に内燃機関の始動タイミングを制御する始動制御装置及び始動制御方法に適用して好適なものである。
従来、内燃機関(エンジン)を始動させる場合、ドライバはイグニッションスイッチをONにしてスタータを動作させる。このときエンジンの動作を制御するECU(Electronic Control Unit)は、スタータによりクランキングを実行するとともに気筒判別を行う。気筒判別とは、各気筒が吸気工程、圧縮工程、膨張行程、排気工程のうちの何れの工程であって、適切なタイミングで燃料を噴射する気筒が何れであるのかを判別することをいう。
ECUは、気筒を判別した後、燃料を噴射可能な工程(ガソリンエンジンの場合は圧縮工程、ディーゼルエンジンの場合は膨張工程)の気筒に対して直ちに燃料を噴射して初爆させる。これによりECUは、気筒を判別した後、エンジンを早期に始動させることができる。エンジンを早期に始動させる技術は、例えば特許文献1及び2に記載されている。
特許文献1には、気筒判別期間に同期して発生するカムパルスに加えて、気筒判別期間から次のクランクロータの特定部位(欠歯部)が検出されるまでの間にも別のカムパルスが発生するようにカムロータ上に3つの突起を設置した構成が開示されている。これら3つの突起は、全ての気筒に対して燃料を噴射可能なタイミングでカムパルスを発生するように設置される。
この特許文献1によれば、欠歯部が検出される前(気筒判別前)にカムパルスが検出された場合には全ての気筒に対して燃料噴射を行い、その後に欠歯部が検出された後(気筒判別後)は最初に圧縮上死点となる気筒に対して直ちに燃料を噴射するようにして、クランキングから最初の点火までの時間を短縮化し、エンジンを良好に始動させるとしている。
また特許文献2には、欠歯部を除いて等間隔のパルスが形成されるクランクパルスと、8個のパルスの相互の間隔が全て異なり、かつ、90°ごとに3個のパルスが形成されるカムパルスとを用いて気筒を判別する構成が開示されている。具体的には連続する2つのカムパルスの間隔をその間に形成されたクランクパルス数に基づいて判定し、判定されたカムパルスの間隔に基づいて気筒を判別する。
この特許文献2によれば、2つのカムパルスを検出することで気筒を判別するようにして、気筒判別に要する時間を短縮化することができるとしている。
特開2000−240489号公報 特開2013−133721号公報
しかし特許文献1及び2に記載の技術は、何れも、気筒判別にかかる時間を短縮化することでエンジンを早期に始動させようとするものであり、エンジンを早期に始動させたことにより生じる騒音及び振動(NV: Noise and Vibration)については何ら考慮されていない。すなわちエンジンを早期に始動させた結果、より大きなNVが発生するという課題がある。
NVは、初爆前後のエンジンの回転数の差分に依存する。例えば初爆前のスタータによるエンジンの回転数が150rpmであり、初爆後のエンジンの回転数が800rpmである場合と、初爆前の回転数が300rpmであり、初爆後の回転数が同じく800rpmである場合とでは、300rpmから800rpmに変動する方が差分は小さく、NVも小さくなる。
このことからスタータによるエンジンの回転数が安定した状態(例えば150rpmから300rpmに回転数が上昇した状態)で初爆させることにより、初爆後のエンジンの回転数(例えば800rpm)との差分を小さくしてNVを抑制することができる。
単にNVを解消するためには、気筒を判別してから一定期間経過後に燃料を噴射するようにして初爆を遅らせればよいが、この場合、エンジンの始動が常に遅くなるという別の問題が生じる。また初爆を遅らせる期間を固定すると、初爆前のスタータによるエンジンの回転数が上昇し難い等の車両の状態によっては期待される程度にNVが抑制されない場合がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、騒音及び振動を考慮して、エンジンの始動タイミングを適切に制御し得る始動制御装置及び始動制御方法を提案する。
かかる課題を解決するために、本発明においては、内燃機関の始動時の動作を制御する始動制御装置において、クランクポジションセンサにより検出されたクランクの回転角度と、カムポジションセンサにより検出されたカムの回転角度とを入力するインタフェースと、インタフェースにより入力された回転角度に基づいて各気筒の状態を判別し、判別した各気筒の状態に基づいて燃料を噴射すべきタイミングを気筒ごとに判断するプロセッサとを備え、プロセッサは、燃料を噴射すべきタイミングであると判断した回数を気筒ごとにカウントし、カウント値が予め定められた所定値よりも初めて大きくなった気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、騒音及び振動を考慮して、エンジンの始動タイミングを適切に制御することができる。
エンジンのブロック図である。 始動制御処理のフローチャートである。
(1)全体構成
図1は、本実施の形態におけるエンジン1のブロック図を示す。エンジン1は、各種センサ11〜13、イグニッションスイッチ14、ECU(Electronic Control Unit)15及びアクチュエータ16等から構成される。各種センサとは、ここではクランクポジションセンサ11、カムポジションセンサ12及び水温センサ13である。
クランクポジションセンサ11は、クランクシャフトに一体固定されて回転するクランクロータの外周に対向配置される。クランクロータの外周には、所定角度(例えば6°CA:Crank Angle)ごとに複数の歯が形成される。また一部歯が形成されていない欠歯部(例えば18°CA分)が形成される。欠歯部は、クランクロータの基準位置を決定するために設けられる。
クランクポジションセンサ11は、クランクロータが6°CA回転するごとに歯の有無を検出し、歯を検出すると立ち上がるパルスを生成する。また歯が通過する或いは欠歯部を検出すると立ち下がるパルスを生成して、これらハイ及びローの矩形波からなるパルス列をクランクパルスとしてECU15に出力する。ECU15は、このクランクパルスに基づいて、エンジン1の回転数を算出する。
カムポジションセンサ12は、カムシャフトに一体固定されて回転するカムロータの外周に対向配置される。カムロータの外周には凹凸又は歯が形成されており、カムポジションセンサ12は、クランクポジションセンサ11と同様、カムロータが回転するごとに凹凸又は歯の有無を検出して矩形波からなるパルス列を生成し、これをカムパルスとしてECU15に出力する。ECU15は、このカムパルス及び上述のクランクパルスに基づいて、気筒を判別する。
水温センサ13は、シリンダ近傍に設置され、エンジン1の冷却水温を検出してECU15に出力する。ECU15は、この冷却水温に基づいて、後述するようにエンジン1を早期に始動すべきであるか否かを判断する。なおエンジン1はこれらのセンサ11〜13以外にも、例えばアクセル開度センサ、エアフローセンサ及びOセンサ等を備えるが、ここでの説明は省略する。
イグニッションスイッチ14は、ECU15に電源を供給するための電源ラインに設けられる。イグニッションスイッチ14がONされると、ECU15に所定の電源が供給される。イグニッションスイッチ14のON/OFFは、例えばキーが鍵穴に差し込まれて所定の角度だけ回転されたり、或いは、所定のボタンが押下されたりすることにより行われる。
またイグニッションスイッチ14は、例えばキーが更に回転されたり、或いは、所定のボタンが押下されたりすることにより、エンジン1の始動要求を示す信号を生成してECU15に出力する。ECU15は、イグニッションスイッチ14からの始動要求を入力すると、スタータを回転させる。そしてECU15は、気筒を判別した後に適切なタイミングで燃料を噴射してエンジン1を始動する。
ECU15は、プロセッサ151、記憶部152及びインタフェース153等を備えて構成される。プロセッサ151は、イグニッションスイッチ14がONされて電源が供給されると、記憶部152に格納されている各種プログラムと協働して、エンジン1の動作を統括的に制御する。なおこのときプロセッサ151は、インタフェース153により入力した各種信号に基づいて制御信号を生成し、生成した制御信号をインタフェース153により出力する。
本実施の形態におけるECU15は、上述した通り、クランクポジションセンサ11からのクランクパルスに基づいてエンジン1の回転を算出し、またこのクランクパルスと、カムポジションセンサ12からのカムパルスとに基づいて気筒を判別する。また水温センサ13からの水温に基づいて早期にエンジン1を始動するか否かを判断する。処理の詳細については後述する(図2)。
アクチュエータ16は、インジェクタ161及びイグナイタ162等から構成される。インジェクタ161は、各気筒のそれぞれに対応して設置され、各気筒の内部に形成される燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射装置である。インジェクタ161は、ECU15からの制御信号に基づいて、適切な噴射時期に適切な噴射量を燃焼室に噴射する。
イグナイタ162は、各気筒に対応して設置される点火プラグに対し、ECU15からの制御信号に基づいて適切な点火タイミングを決定する。点火プラグは、イグナイタ162により決定された点火タイミングで燃焼室に供給される燃料及び空気の混合気を点火し、混合気を燃焼させることでエンジン1を始動させる。
(2)フローチャート
図2は、本実施の形態における始動制御処理のフローチャートを示す。始動制御処理は、エンジン1の始動要求がECU15に入力されたことを契機として、ECU15のプロセッサ151と記憶部152に格納されている各種プログラムとの協働により実行される。なお説明の便宜上、以下の説明では処理主体をECU15として説明する。
まずECU15は、エンジン1の始動要求を入力すると(SP1)、入力した始動要求がアイドルストップからの始動要求であるか否かを判断する(SP2)。
例えばECU15は、ステップSP1で入力したエンジン1の始動要求がアイドルストップECU等の他の機器からの始動要求である場合、アイドルストップからの始動要求であると判断する(SP2:Y)。そしてこの場合、ECU15は通常のエンジン始動を行うように制御して(SP3)、本処理を終了する。
通常のエンジン始動とは、気筒を判別した後、騒音及び振動(NV)を考慮することなく直ちに燃料を噴射して初爆させる始動をいう。アイドルストップからエンジン1を始動する場合には通常、ドライバは早期にエンジン1を始動させることを望む。よってこの場合は通常のエンジン始動によりエンジン1を早期に始動させるようにしている。
これに対しECU15は、ステップSP1で入力したエンジン1の始動要求が例えばイグニッションスイッチ14からの始動要求である場合、アイドルストップからの始動要求ではないと判断する(SP2:N)。そしてこの場合、ECU15はステップSP4に移行する。
ステップSP4においてECU15は、水温センサ13から水温を示す信号を入力し、現在の水温が予め定められた所定温度T1よりも大きいか否かを判断する(SP4)。この判断で否定結果を得ると(SP4:N)、ECU15は通常のエンジン始動を行うように制御して(SP3)、本処理を終了する。
水温が低い場合、すなわち外気温が低い場合には通常、ドライバは早期にエンジン1を始動させることを望む。よってこの場合は通常のエンジン始動によりエンジン1を早期に始動させるようにしている。
これに対しステップSP4の判断で肯定結果を得ると(SP4:Y)、ECU15は現在クランキング中であるか否かを判断する(SP5)。この判断で否定結果を得る場合(SP5:N)、すなわちクランキング中ではない場合、ECU15はスタータを動作させてクランキングを実行する。
これに対しステップSP5の判断で肯定結果を得る場合(SP5:Y)、すなわちクランキング中である場合、ECU15は、各気筒における燃料噴射タイミングのカウント値S1が予め定められた所定値C1よりも大きいか否かを判断する(SP6)。
燃料噴射タイミングとは、ECU15がクランクパルス及びカムパルスに基づいて気筒を判別した後に燃料を噴射すべきであると判断したタイミングであり、気筒ごとにそれぞれ異なる。また燃料噴射タイミングのカウント値S1とは、燃料を噴射すべきであると判断した回数を気筒ごとにカウントした値である。カウントはECU15の内部カウンタによりカウントされる。
例えば4気筒エンジンの場合であって、第1の気筒に次いで第2の気筒に燃料噴射タイミングが到来する場合、第2の気筒の燃料噴射タイミングは、第1の気筒において圧縮上死点(TDC: Top Dead Center)が到来するタイミング以降であって、第2の気筒において圧縮上死点が到来するタイミング以前の間に設定される。
本実施の形態におけるECU15は、例えばカウント値S1が「0」から「1」に+1だけインクリメントされたときであっても、すなわち気筒判別後に燃料を噴射する適切なタイミングを始めてカウントしたときでも、所定値C1が「1」である場合にはS1>C1を満たさないため直近で燃料を噴射可能な気筒に対して燃料噴射を行わない。これにより初爆のタイミングを遅らせることができる。
なお所定値C1の値は、任意に設定することができる。例えばC1を「0」に設定することにより、気筒判別後に燃料を噴射する適切なタイミングを始めてカウントした気筒に対して燃料を噴射することができる。また逆にC1を例えば「5」のように大きな値に設定すると、S1>C1を満たすまでの時間を長くすることができる。
この所定値C1の設定は、ドライバが所定の範囲で設定するようにしてもよいし、整備士等の特定の者だけが設定するようにしてもよい。ドライバが任意に設定することができる場合、エンジン1の早期の始動を優先させたり、逆に始動を遅らせてNVを十分に抑制させたりすることをドライバの趣向に合わせて柔軟に対応することができる。
次いでECU15は、エンジン1の回転数Ne1が予め定められた所定回転数C2よりも大きいか否かを判断する(SP7)。エンジン1の回転数Ne1とは、具体的にはクランクシャフトの単位時間当たりの回転数である。
ステップSP7の判断で肯定結果を得ると(SP7:Y)、ECU15は、スタータによるエンジン1の回転数Ne1が所定回転数C2まで上昇しており安定している状態であると判断する。すなわち十分にNVを抑制することができると判断してステップSP9に移行する。
これに対し否定結果を得ると(SP7:N)、バッテリの容量が低下している等の理由でスタータによるエンジン1の回転数Ne1が所定回転数C2まで上昇しない場合にエンジン1を始動させることができなくなることを考慮して、この場合であってもエンジン1を始動させることができるようにECU15はステップSP8に移行する。
すなわちECU15は、隣接気筒又は同一気筒の燃料噴射タイミングにおけるエンジン1の回転数Ne1の差分が予め定められた所定差分値C3よりも大きいか否かを判断する(SP8)。隣接気筒とは、燃料噴射タイミングが続けて到来する2つの気筒をいい、例えば第1の気筒に次いで第2の気筒に燃料噴射タイミングが到来する場合、この2つの気筒は隣接気筒である。
具体的には、隣接気筒の燃料噴射タイミングにおけるエンジン1の回転数Ne1がそれぞれ190rpm及び200rpmである場合、隣接気筒の回転数Ne1の差分は、10となる。所定差分値C3が100である場合、差分(10)が所定差分値C3(100)よりも小さい。この場合、ECU15はスタータによるエンジン1の回転数は変動の少ない安定した状態であると判断して、ステップSP9に移行する。
また同一気筒の燃料噴射タイミングにおけるエンジン1の回転数Ne1の差分とは、一の気筒に対して複数回の燃料噴射タイミングが到来する場合に続けて到来したタイミングにおけるエンジン1の回転数Ne1の差分をいう。具体的には第1の気筒において続けて到来した燃料噴射タイミングにおける回転数Ne1が190rpm及び200rpmである場合、上記の通り、差分(10)が所定差分値C3よりも小さく、ECU15はステップSP9に移行する。
そしてECU15は、ステップSP6〜SP8を経由したNV対策済みのエンジン始動を行うように制御して(SP9)、本処理を終了する。
(3)本実施の形態による効果
以上のように本実施の形態によれば、エンジン1を始動する際、スタータによるクランキングを実行してから気筒判別後の最初の燃料噴射タイミングの時点では燃料を噴射せず、次回以降の燃料噴射タイミングの時点で燃料を噴射するようにした。更にはスタータによるエンジン1の回転数が安定した状態で燃料を噴射するようにした。これにより初爆前後のエンジン1の回転数の差分を小さくして、エンジン1の始動時におけるNVを抑制することができる。
一方でアイドルストップからエンジン1を始動する場合や外気温が低い場合には通常のエンジン始動を行うように制御して、気筒判別後の最初の燃料噴射タイミングの時点で燃料を噴射するようにした。よって初爆時のNVを抑制することよりも、エンジン1を早期に始動することの方が優先される場合には初爆を遅らせないようにすることができる。すなわちエンジン1の早期始動とNVの抑制との適正化を図ることができる。
特に小型で防音処理のスペースが乏しい車両、安価で防音材の乏しい車両、或いは、剛性の乏しい車両等に本実施の形態におけるECU15を搭載させることで、NVをより十分に抑制することができる。
1 エンジン
11 クランクポジションセンサ
12 カムポジションセンサ
13 水温センサ
14 イグニッションスイッチ
15 ECU
16 アクチュエータ

Claims (10)

  1. 内燃機関の始動時の動作を制御する始動制御装置において、
    クランクポジションセンサにより検出されたクランクの回転角度と、カムポジションセンサにより検出されたカムの回転角度とを入力するインタフェースと、
    前記インタフェースにより入力された回転角度に基づいて各気筒の状態を判別し、判別した各気筒の状態に基づいて燃料を噴射すべきタイミングを気筒ごとに判断するプロセッサと
    を備え、
    前記プロセッサは、
    燃料を噴射すべきタイミングであると判断した回数を気筒ごとにカウントし、
    カウント値が予め定められた所定値よりも初めて大きくなった気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する
    ことを特徴とする始動制御装置。
  2. 前記プロセッサは、
    燃料を噴射すべきタイミングにおける内燃機関の回転数を気筒ごとに算出し、
    前記カウント値が前記所定値よりも初めて大きくなった気筒について前記算出した回転数が予め定められた所定回転数よりも大きい場合、該気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  3. 前記プロセッサは、
    燃料を噴射すべきタイミングにおける内燃機関の回転数を気筒ごとに算出し、
    前記カウント値が前記所定値よりも初めて大きくなった気筒について前記算出した回転数と、該気筒の直前に燃料を噴射すべきタイミングが到来した隣接気筒について前記算出した回転数との差分が予め定められた所定差分値よりも小さい場合、該気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  4. 前記プロセッサは、
    燃料を噴射すべきタイミングにおける内燃機関の回転数を気筒ごとに算出し、
    前記カウント値が前記所定値よりも初めて大きくなった気筒について前記算出した回転数と、該気筒において前回燃料を噴射すべきタイミングが到来した時点の前記算出した回転数との差分が予め定められた所定差分値よりも小さい場合、該気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  5. 前記プロセッサは、
    アイドルストップからの始動要求を入力した場合、燃料を噴射すべきタイミングであると最初に判断した気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  6. 前記プロセッサは、
    外気温が予め定められた所定温度よりも小さい場合、燃料を噴射すべきタイミングであると最初に判断した気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  7. 前記プロセッサは、
    クランキング中である場合に燃料を噴射すべきタイミングであると判断した回数を気筒ごとにカウントする
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  8. 前記カウント値と比較する前記所定値は、1以上又は0である
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  9. 燃料噴射タイミングが第1の気筒に次いで第2の気筒に到来する場合の前記第2の気筒の燃料噴射タイミングは、第1の気筒において圧縮上死点が到来するタイミング以降であって、第2の気筒において圧縮上死点が到来するタイミング以前の間に設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の始動制御装置。
  10. 内燃機関の始動時の動作を制御する始動制御方法において、
    ECUが、
    クランクポジションセンサにより検出されたクランクの回転角度と、カムポジションセンサにより検出されたカムの回転角度とを入力する第1のステップと、
    前記回転角度に基づいて各気筒の状態を判別し、判別した各気筒の状態に基づいて燃料を噴射すべきタイミングを気筒ごとに判断する第2のステップと、
    燃料を噴射すべきタイミングであると判断した回数を気筒ごとにカウントする第3のステップと、
    カウント値が予め定められた所定値よりも初めて大きくなった気筒に対して燃料を噴射して内燃機関を始動するように制御する第4のステップと
    を備えることを特徴とする始動制御方法。
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