JP2017031715A - スペーサ - Google Patents

スペーサ Download PDF

Info

Publication number
JP2017031715A
JP2017031715A JP2015154145A JP2015154145A JP2017031715A JP 2017031715 A JP2017031715 A JP 2017031715A JP 2015154145 A JP2015154145 A JP 2015154145A JP 2015154145 A JP2015154145 A JP 2015154145A JP 2017031715 A JP2017031715 A JP 2017031715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bar
spacer
insertion portion
vertical
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015154145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6592294B2 (ja
Inventor
亘 西堀
Wataru Nishibori
亘 西堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Sekiyu Kk
Original Assignee
Fukoku Sekiyu Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Sekiyu Kk filed Critical Fukoku Sekiyu Kk
Priority to JP2015154145A priority Critical patent/JP6592294B2/ja
Publication of JP2017031715A publication Critical patent/JP2017031715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6592294B2 publication Critical patent/JP6592294B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

【課題】縦鉄筋と横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、横鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し且つ縦鉄筋を保持するスペーサを提供する。【解決手段】スペーサ11は、横鉄筋2の端部に挿着するアーチ状の第1挿着部12と、第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状の第2挿着部13と、第2挿着部及び第1挿着部から外側方向に延出し、型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部14と、第2挿着部側又は第1挿着部側から内側方向に延出し、縦鉄筋1に圧接させて保持する一対の保持爪15とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、コンクリート製品を製造する際に、縦鉄筋と横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ他方の鉄筋を保持するスペーサに関するものである。
従来、コンクリート製品を製造する際には、図28に示すように、縦鉄筋1と横鉄筋2とからなる格子状の補強部材3を成形用型枠4、5に対して設置している。
補強部材3を成形用型枠4、5の正しい位置に設置しない場合は、コンクリート製品の表面に補強部材3の一部が露出したり、あるいは強度が不足するおそれがある。そこで、JIS等の基準によって、コンクリート製品の端部から補強部材3までの距離、即ちかぶり厚さが規定される場合が多い。
このような理由によって、横鉄筋2の途中には円形スペーサ6を装着して型枠4とのかぶり厚さを確保し、また、横鉄筋2の端部にはキャップ形のスペーサ7を挿着して型枠5とのかぶり厚さを確保している。
なお、特開2014−101708号公報には、スペーサに関する発明が開示されている(特許文献1参照)。
特開2014−101708号公報
この従来例のキャップ形のスペーサ7は、図29(イ)(ロ)に示すように、横鉄筋2の端部2aにスペーサ7の凹部7aを圧入して取り付ける。従って、凹部7aの長さL1が十分に設けられている必要があり、また、鉄筋2の端部2aの突出長さL2は、凹部7aが隙間なく確実に嵌合できる長さが必要である。
しかしながら、端部2aの突出長さL2は、必ずしも十分に確保できるとは限らない。その場合はスペーサ7が端部2aに十分に嵌合できないので脱落しやすくなり、結果的にスペーサ7が使用できないという問題点を有している。
また、スペーサ7は、横鉄筋2の径寸法に対応したものしか使用できない。つまり、横鉄筋2の径寸法に応じた種類のスペーサ7を適宜に選択する必要があるので、煩雑であると共に部材のコストが高くなるという欠点を有している。
従って、従来例における場合においては、横鉄筋2の端部2aの突出長さL2が十分に確保されない場合であっても、スペーサ7を確実に取り付けできるようにすることと、横鉄筋2の径寸法が変わっても対応できるようにすることとに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、縦鉄筋と、該縦鉄筋と直交する横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、前記一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ前記他方の鉄筋を保持するスペーサであって、該スペーサは、前記一方の鉄筋の端部に挿着するアーチ状又は筒状の第1挿着部と、該第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状又は筒状の第2挿着部と、該第2挿着部及び第1挿着部から外側方向に延出し、前記型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部と、前記第2挿着部側又は第1挿着部側から内側方向に延出し、前記他方の鉄筋に圧接させて保持する一対の保持爪とを備えることである。
本発明の要旨は、縦鉄筋と、該縦鉄筋と直交する横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、前記一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ前記他方の鉄筋を保持するスペーサであって、該スペーサは、前記一方の鉄筋の端部に挿着するアーチ状又は筒状の第1挿着部と、該第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状又は筒状の第2挿着部と、該第2挿着部及び第1挿着部から外側方向に延出し、前記型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部と、前記第2挿着部側及び第1挿着部側からそれぞれ内側方向に延出し、前記他方の鉄筋に圧接させて挟持状態に保持するそれぞれ一対の第1保持爪及び第2保持爪とを備えることである。
本発明の要旨は、縦鉄筋と、該縦鉄筋と直交する横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、前記一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ前記他方の鉄筋を保持するスペーサであって、該スペーサは、前記一方の鉄筋の端部に挿着するアーチ状又は筒状の第1挿着部と、該第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状又は筒状の第2挿着部と、該第2挿着部又は第1挿着部から外側方向に延出し、前記型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部と、前記第2挿着部側又は第1挿着部側から内側方向に延出し、前記他方の鉄筋に圧接させて保持する一本の弾性を有する幅広の保持片とを備えることである。
また、前記保持爪は、弾性を有すると共に途中で反対側に折曲して、その先端部で前記他方の鉄筋を挟持状態に保持する構成であること、;
前記第1挿着部と第2挿着部とが隣接する方向は、上下方向又は横方向であること、;
を含むものである。
本発明の請求項1に係るスペーサによれば、横鉄筋(一方の鉄筋)の端部に挿着する第1挿着部と、縦鉄筋(他方の鉄筋)に圧接させて保持する一対の保持爪とを有するので、横鉄筋の端部の突出長さが十分に確保されない場合であっても、保持爪が縦鉄筋を挟持状態に保持して、その結果スペーサが横鉄筋の端部から脱落しない。
また、第1挿着部及び第2挿着部は、アーチ状又は筒状に形成されるので、挿着された横鉄筋の周面に沿って保持することとなり、当該横鉄筋の保持状態が安定して、スペーサが横鉄筋の端部に確実に取り付けられる。
そして、第1挿着部と隣接して広径の第2挿着部を有するので、横鉄筋の径寸法が太径であっても、それに対応して第2挿着部に取り付けることができるという種々の優れた効果を奏する。
本発明の請求項2に係るスペーサによれば、それぞれ一対の第1保持爪と第2保持爪とを有するので、縦鉄筋(他方の鉄筋)を2箇所で挟持した状態に保持することとなり、縦鉄筋の保持状態が強固で安定するという優れた効果を奏する。
本発明の請求項3に係るスペーサによれば、縦鉄筋(他方の鉄筋)に圧接させて保持する一本の弾性を有する幅広の保持片を備えるので、当該保持片が幅広であることから、縦鉄筋の周面に沿って安定した状態で確実に保持できるという優れた効果を奏する。
保持爪は、弾性を有すると共に途中で反対側に折曲して、その先端部で縦鉄筋(他方の鉄筋)を挟持状態に保持する構成であることによって、当該縦鉄筋を安定した状態で確実に保持できると共に、弾性を有しているので取り付けが簡単に行えるという優れた効果を奏する。
第1挿着部と第2挿着部とが隣接する方向は、上下方向又は横方向であることによって、上下方向の場合はスペーサの上下を反転させることで、横鉄筋の径寸法の違いに対応して第1挿着部又は第2挿着部に取り付けることができる。また、横方向の場合はスペーサを横方向にズラすことによって、横鉄筋の径寸法の違いに対応して第1挿着部又は第2挿着部に取り付けることができるという優れた効果を奏する。
本発明の第1実施例に係るスペーサ11の斜視図である。 同スペーサ11の斜視図である。 同スペーサ11の側面図である。 同スペーサ11の正面図である。 横鉄筋2及び縦鉄筋1にスペーサ11を取り付ける状態を示す斜視図である。 横鉄筋2及び縦鉄筋1にスペーサ11を取り付けた状態を示す斜視図である。 横鉄筋2及び縦鉄筋1にスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図である。 横鉄筋2及び縦鉄筋1にスペーサ11を取り付けた状態を示す正面図である。 横鉄筋2と太径の縦鉄筋1aとにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図である。 太径の横鉄筋2bと細径の縦鉄筋1bとにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図である。 太径の横鉄筋2bと太径の縦鉄筋1aとにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図である。 本発明の第2実施例に係るスペーサ21の斜視図である。 同スペーサ21の斜視図である。 同スペーサ21の側面図である。 同スペーサ21の正面図である。 横鉄筋2及び縦鉄筋1にスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図である。 横鉄筋2と太径の縦鉄筋1aとにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図である。 太径の横鉄筋2bと細径の縦鉄筋1bとにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図である。 太径の横鉄筋2bと太径の縦鉄筋1aとにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図である。 本発明の第3実施例に係るスペーサ31の斜視図である。 同スペーサ31の斜視図である。 同スペーサ31の側面図である。 同スペーサ31の正面図である。 横鉄筋2及び縦鉄筋1にスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図である。 横鉄筋2と太径の縦鉄筋1aとにスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図である。 太径の横鉄筋2bと縦鉄筋1とにスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図である。 太径の横鉄筋2bと太径の縦鉄筋1aとにスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図である。 成形用型枠4、5に配設した補強部材3を説明する斜視図である。 (イ)横鉄筋2の端部2aにスペーサ7の凹部7aを圧入した状態を説明する正面図である。(ロ)キャップ形のスペーサ7を示す正面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、理解を容易にするために、従来例に対応する部分には従来例と同一の符号を付けて説明する。
まず、図1から図4において、符号11はスペーサを示し、このスペーサ11は、アーチ状(又は筒状)の第1挿着部12と、第1挿着部12と隣接する第2挿着部13と、第2挿着部13側及び第1挿着部12側から外側方向に延出する延出部14と、第2挿着部13側から内側方向に延出する一対の保持爪15とから構成されており、プラスチック等の合成樹脂材で一体成形される。
スペーサ11は、縦鉄筋1と、この縦鉄筋1と直交する横鉄筋2とからなる格子状の補強部材3の、横鉄筋2(一方の鉄筋)の端部2aに挿着して型枠5との間隔を維持し、且つ縦鉄筋1(他方の鉄筋)を保持する役目を果たす。つまり、背景技術の項目で説明したキャップ形のスペーサ7に代替して、当該スペーサ7の脱落しやすい等の問題点を解消したものである(図28及び図29(イ)(ロ)参照)。
第1挿着部12は、横鉄筋2の端部2aに挿着する部位であって、アーチ状に形成される。このように第1挿着部12はアーチ状に形成されるので、挿着された横鉄筋2の周面に沿って保持することとなり(図8参照)、当該横鉄筋2の保持状態が安定する。
また、第1挿着部12の下部側は、U字状の延設部12aが内側方向に延設されており(図2参照)、この延設部12aの存在によって、挿着される横鉄筋2に沿って保持状態を安定的に補強する。
第2挿着部13は、図4に示すように、第1挿着部12の上部に隣接して設けられ、且つ第1挿着部12よりも広径のアーチ状(又は筒状)に形成される。第2挿着部13が第1挿着部12よりも広径に形成されるので、横鉄筋2の径寸法が太径であっても対応して第2挿着部13に取り付けることができる。この場合、第1挿着部12と第2挿着部13との隣接する方向は上下方向にあるので、スペーサ11の上下を反転させて、太径の横鉄筋2を第2挿着部13に取り付ければよい(図10及び図11参照)。
延出部14は、図1及び図2に示すように、第2挿着部13及び第1挿着部12から外側方向に延出して、平板状に形成されており、この延出部14の先端部14aを型枠5に当接させて所定の間隔を維持する役目を果たす(図28参照)。
また、延出部14の両側部には、側板16が一体に設けられており、この側板16の存在によって、延出部14の強度の補強と、挿着される横鉄筋2の保持状態の安定性を向上させている。
保持爪15は、第2挿着部13側から保持板17を介して内側方向に延出して一対形成されており、途中15bで反対側に折曲して、その先端部15aが縦鉄筋1を圧接して挟持状態に保持する(図1、図2及び図6、図7参照)。また、保持爪15は、弾性を有するので縦鉄筋1を安定した状態で確実に保持できると共に、取り付けが簡単に行える。図中の符号18は補強用のリブを示し、リブ18が保持板17と保持爪15の上部とに沿って一体に連設されており、このリブ18の存在によって保持爪15の強度を向上させている。
次に、スペーサ11を補強部材3の横鉄筋2及び縦鉄筋1に取り付ける手順について説明する。まず、図5に示すように、横鉄筋2の端部2aに第1挿着部12を挿入する。この時、いったん保持爪15の先端部15aが収縮して縦鉄筋1を乗り越えてから、先端部15aが当縦鉄筋1に圧接して挟持状態に保持する(図6及び図7参照)。このように保持爪15が縦鉄筋1を安定した状態で確実に保持する。
次に、太径又は細径の横鉄筋と縦鉄筋とにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図について説明する。まず、図9は、太径の縦鉄筋1aにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図であり、保持爪15の先端部15aが収縮した状態で縦鉄筋1に圧接して挟持状態に保持する。
図10は、太径の横鉄筋2bと細径の縦鉄筋1bとにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図であり、上述したように、スペーサ11の上下を反転させて太径の横鉄筋2を第2挿着部13に挿着しており、保持爪15の先端部15aが細径の縦鉄筋1bに圧接した状態で挟持状態に保持する。
図11は、太径の横鉄筋2bと太径の縦鉄筋1aとにスペーサ11を取り付けた状態を示す側面図であり、上述したように、スペーサ11の上下を反転させて太径の横鉄筋2bを第2挿着部13に挿着しており、保持爪15の先端部15aが収縮した状態で、太径の縦鉄筋1aに圧接して挟持状態に保持する。
以上のようにスペーサ11は、横鉄筋2の端部2aに挿着する第1挿着部12(又は第2挿着部13)と、縦鉄筋1に圧接させて保持する一対の保持爪15とを有するので、横鉄筋2の端部2aの突出長さが十分に確保されない場合であっても、保持爪15が縦鉄筋1を挟持状態に保持することとなり、その結果スペーサ11が横鉄筋2の端部2aから脱落しない。
次に、図12から図16に示す第2実施例のスペーサ21について説明する。スペーサ21については、前記の第1実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細は省略する。
スペーサ21は、第2挿着部13側から保持板17を介して内側方向に第1保持爪22が延出して一対形成されており、途中22bで反対側に折曲して、その先端部22aが縦鉄筋1を圧接して挟持状態に保持する(図12及び図16参照)。
また、第1挿着部12側から保持板23を介して内側方向に第2保持爪24が延出して一対形成されており、途中24bで反対側に折曲して、その先端部24aが縦鉄筋1を圧接して挟持状態に保持する(図13及び図16参照)。
これら第1保持爪22及び第2保持爪24は、弾性を有するので縦鉄筋1を安定した状態で確実に保持できると共に、取り付けが簡単に行える。
このようにスペーサ21は、それぞれ一対の第1保持爪22と第2保持爪24とを有するので、縦鉄筋1を上下の2箇所で相対した状態で挟持して保持することとなり、縦鉄筋の挟持状態が強固で安定する(図16参照)。
次に、太径又は細径の横鉄筋と縦鉄筋とにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図について説明する。まず、図17は、太径の縦鉄筋1aにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図であり、第1保持爪22の先端部22aが収縮した状態で縦鉄筋1に圧接して、また、第2保持爪24の先端部24aが収縮した状態で縦鉄筋1aに圧接しており、縦鉄筋1を上下の2箇所の第1保持爪22と第2保持爪24とが相対した状態で挟持して保持する。
図18は、太径の横鉄筋2bと細径の縦鉄筋1bとにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図であり、上述したように、スペーサ21の上下を反転させて太径の横鉄筋2bを第2挿着部13に挿着している。第1保持爪22の先端部22aと第2保持爪24の先端部24aとが相対した状態で細径の縦鉄筋1に圧接した状態で挟持状態に保持する。
図19は、太径の横鉄筋2bと太径の縦鉄筋1aとにスペーサ21を取り付けた状態を示す側面図であり、上述したように、スペーサ21の上下を反転させて太径の横鉄筋2bを第2挿着部13に挿着している。第1保持爪22の先端部22aが収縮した状態で縦鉄筋1に圧接し、また、第2保持爪24の先端部24aが収縮した状態で縦鉄筋1に圧接しており、縦鉄筋1aを上下の2箇所の第1保持爪22と第2保持爪24とで相対した状態で縦鉄筋1aに圧接した状態で挟持状態に保持する。
次に、図20から図24に示す第3実施例のスペーサ31について説明する。スペーサ31については、前記の第1実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細は省略する。
第1挿着部32は、図23に示すように、横鉄筋2の端部2aに挿着する部位であって、アーチ状に形成される。このように第1挿着部32はアーチ状に形成されるので、挿着された横鉄筋2の周面に沿って保持することとなり、当該横鉄筋2の保持状態が安定する。
第2挿着部33は、図23に示すように、第1挿着部32の横方向に隣接して設けられ、且つ第1挿着部32よりも広径のアーチ状に形成される。第2挿着部33が第1挿着部32よりも広径に形成されるので、横鉄筋2の径寸法が太径であっても対応して第2挿着部33に取り付けることができる。この場合、第1挿着部32と第2挿着部33との隣接する方向は横方向なので、スペーサ31を横方向にズラして太径の横鉄筋2を第2挿着部33に取り付ければよい。
第2挿着部33から内側方向に間隔を開けた位置には、図21に示すように、補助挿着部35が設けられている。補助挿着部35はアーチ状に形成されている。この補助挿着部35の存在によって、横鉄筋2の挿着状態がより安定することとなる。
また、スペーサ31は、縦鉄筋1に圧接させて保持する幅広の保持片34が設けられる。保持片34は、第2挿着部33側から内側方向に延出しており、一本の弾性を有する幅広形状に形成される。このように、保持片34が弾性を有して幅広形状なので、縦鉄筋1を安定した状態で確実に保持できる(図24参照)。
次に、太径又は細径の横鉄筋と縦鉄筋とにスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図について説明する。まず、図25は、太径の縦鉄筋1aにスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図であり、保持片34が縦鉄筋1に圧接して安定した状態で確実に保持する。
図26は、太径の横鉄筋2bにスペーサ31を取り付けた状態をす側面図である。この場合上述したように、第1挿着部32と第2挿着部33との隣接する方向は横方向なので、スペーサ31を横方向にズラして太径の横鉄筋2bを第2挿着部33に取り付ければよい。保持片34が縦鉄筋1に圧接して安定した状態で確実に保持する。
図27は、太径の横鉄筋2bと大径の縦鉄筋1aとにスペーサ31を取り付けた状態を示す側面図である。この場合上述したように、第1挿着部32と第2挿着部33との隣接する方向は横方向なので、スペーサ31を横方向にズラして太径の横鉄筋2bを第2挿着部33に取り付ければよい。保持片34は縦鉄筋1に圧接して安定した状態で確実に保持する。
以上のように構成されるスペーサ11、21、31は、横鉄筋2の端部2aに挿着する第1挿着部と、縦鉄筋1に圧接させて保持する一対の保持爪15(第1保持爪22、第2保持爪24、保持片34)とを有するので、横鉄筋2の端部2aの突出長さが十分に確保されない場合であっても、保持爪15が縦鉄筋1を挟持状態に保持して、スペーサ11、21、31が横鉄筋2の端部2aから脱落しない。
1、1a、1b 縦鉄筋
2、2b 横鉄筋
2a 端部
3 補強部材
4、5成形用型枠
6 円形スペーサ
7 キャップ形のスペーサ
7a 凹部
11 スペーサ
12 第1挿着部
12a延設部
13 第2挿着部
14 延出部
14a先端部
15 保持爪
15a先端部
15b途中
16 側板
17 保持板
18 リブ
21 スペーサ
22 第1保持爪
22a先端部
22b途中
23 保持板
24 第2保持爪
24a先端部
24b途中
31 スペーサ
32 第1挿着部
33 第2挿着部
34 保持片
35 補助挿着部

Claims (5)

  1. 縦鉄筋と、該縦鉄筋と直交する横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、前記一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ前記他方の鉄筋を保持するスペーサであって、
    該スペーサは、
    前記一方の鉄筋の端部に挿着するアーチ状又は筒状の第1挿着部と、
    該第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状又は筒状の第2挿着部と、
    該第2挿着部及び第1挿着部から外側方向に延出し、前記型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部と、
    前記第2挿着部側又は第1挿着部側から内側方向に延出し、前記他方の鉄筋に圧接させて保持する一対の保持爪と、を備えること
    を特徴とするスペーサ。
  2. 縦鉄筋と、該縦鉄筋と直交する横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、前記一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ前記他方の鉄筋を保持するスペーサであって、
    該スペーサは、
    前記一方の鉄筋の端部に挿着するアーチ状又は筒状の第1挿着部と、
    該第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状又は筒状の第2挿着部と、
    該第2挿着部及び第1挿着部から外側方向に延出し、前記型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部と、
    前記第2挿着部側及び第1挿着部側からそれぞれ内側方向に延出し、前記他方の鉄筋に圧接させて挟持状態に保持するそれぞれ一対の第1保持爪及び第2保持爪と、を備えること
    を特徴とするスペーサ。
  3. 縦鉄筋と、該縦鉄筋と直交する横鉄筋とからなる格子状の補強部材の、前記一方の鉄筋の端部に挿着して型枠との間隔を維持し、且つ前記他方の鉄筋を保持するスペーサであって、
    該スペーサは、
    前記一方の鉄筋の端部に挿着するアーチ状又は筒状の第1挿着部と、
    該第1挿着部と隣接し且つ当該第1挿着部よりも広径のアーチ状又は筒状の第2挿着部と、
    該第2挿着部又は第1挿着部から外側方向に延出し、前記型枠に当接させて所定の間隔を維持する延出部と、
    前記第2挿着部側又は第1挿着部側から内側方向に延出し、前記他方の鉄筋に圧接させて保持する一本の弾性を有する幅広の保持片と、を備えること
    を特徴とするスペーサ。
  4. 前記保持爪は、弾性を有すると共に途中で反対側に折曲して、その先端部で前記他方の鉄筋を挟持状態に保持する構成であること
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のスペーサ。
  5. 前記第1挿着部と第2挿着部とが隣接する方向は、上下方向又は横方向であること
    を特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載のスペーサ。
JP2015154145A 2015-08-04 2015-08-04 スペーサ Active JP6592294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154145A JP6592294B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 スペーサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154145A JP6592294B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 スペーサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017031715A true JP2017031715A (ja) 2017-02-09
JP6592294B2 JP6592294B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=57987998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015154145A Active JP6592294B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 スペーサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6592294B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0230429U (ja) * 1988-08-22 1990-02-27
JPH1044127A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Nichiei Shoji:Kk コンクリート製品における鉄筋保持具
JPH10331333A (ja) * 1997-05-29 1998-12-15 Yutaka Hirano 鉄筋格子体用接続具
US20040088942A1 (en) * 2002-08-21 2004-05-13 Trangsrud Julian P. Cage spacer
JP2004353232A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toko Sangyo Kk 鉄筋間隔保持具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0230429U (ja) * 1988-08-22 1990-02-27
JPH1044127A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Nichiei Shoji:Kk コンクリート製品における鉄筋保持具
JPH10331333A (ja) * 1997-05-29 1998-12-15 Yutaka Hirano 鉄筋格子体用接続具
US20040088942A1 (en) * 2002-08-21 2004-05-13 Trangsrud Julian P. Cage spacer
JP2004353232A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Toko Sangyo Kk 鉄筋間隔保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6592294B2 (ja) 2019-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010151174A (ja) クリップ
JP2008281173A (ja) 爪係止部構造
JP6113875B2 (ja) 天端レベル管理具
JP6592294B2 (ja) スペーサ
JP6475361B2 (ja) ライセンスプレートを保持するためのプレートホルダ
JP5616776B2 (ja) 竪樋支持具
US11207972B2 (en) Radiator assembly
JP2007009579A (ja) スペーサ
JP6133043B2 (ja) スペーサ
JP6807098B2 (ja) 押さえ具
JP6650437B2 (ja) エアレーション要素用のマウント装置及びエアレータ
JP2011092074A (ja) 釣糸ガイド
KR100447281B1 (ko) 유로폼 거푸집용 스페이서
JP2007110806A (ja) 取付具
JP5361823B2 (ja) 鉄筋の連結構造、及び鉄筋の連結工法
JP3148011U (ja) 鉄筋用スペーサ
JP2005256327A (ja) 鉄筋取付型スペーサー
JP6460634B2 (ja) 鉄筋用スペーサ
JP2009174140A (ja) 係止溝付きスペーサー
KR101629090B1 (ko) 클립
JP3158038U (ja) 収納ケースの横連結構造
JP3940406B2 (ja) 鉄筋用スペーサー
JP2007070846A (ja) スペーサ
KR200437916Y1 (ko) 거푸집 및 철근의 간격유지구
JP2017013293A (ja) コンクリート製品用型枠に使用するパッキン構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6592294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250