JP2017030504A - エンジン用熱交換器の通風量制御機構 - Google Patents

エンジン用熱交換器の通風量制御機構 Download PDF

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Abstract

【課題】少ないスペースであっても配置することができて、熱交換器の通風量を制御することができるエンジン用熱交換器の通風量制御機構を提供する。【解決手段】エンジン用熱交換器の通風量制御機構10は、車両1のエンジンルーム3における通風経路50に配置された熱交換器5の通風量を制御する機構であって、通風経路に配置されたスクリーン20と、回転することでスクリーンを送出するローラ30a,30bと、を備え、スクリーンは、空気が通過可能な開口部21a,21bを備え、ローラがスクリーンを送出することで、開口部の通風経路への露出量を変化させることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン用熱交換器の通風量制御機構に関し、詳しくはエンジン用の熱交換器への空気の通風量を制御可能な機構に関する。
従来、エンジンの冷却システムで使用される熱交換器として、エンジンの冷却水を冷却するラジエータや、ターボチャージャによって過給された吸気を冷却するインタークーラ等が知られている。このような熱交換器の例として、特許文献1には、車両のエンジンルームに配置されたラジエータが開示されている。
ラジエータやインタークーラ等の熱交換器が搭載されているエンジンルームは常に空気が流入する構造となっている。熱交換器は、エンジンルーム内の空気が通過する通風経路に配置されて、この熱交換器を通過する空気との間で熱交換を行うことで、冷却水や吸気等の被冷却媒体を冷却する。
また特許文献1には、エンジンルームのラジエータよりも前方側にラジエータカーテンを配置して、このラジエータカーテンによって、ラジエータへの通風を遮断する技術が開示されている。このラジエータカーテンを熱交換器の前方側に配置した場合には、熱交換器への通風を遮断することができる。なお、このラジエータカーテンを熱交換器の前方側に配置しても、熱交換器の通風量を制御することは困難である。
実公昭62−8336号公報
一方、近年、熱交換器の通風量を制御することで、熱交換器の放熱量を制御する技術の開発が求められている。この熱交換器の通風量を制御する技術として、例えば回転することで通風量を制御する可動式のフラップを熱交換器の前方側に配置して、このフラップによって熱交換器を通過する通風量を制御する技術を採用することが考えられる。しかしながら、フラップを回転させるためには、多くのスペースが必要となるところ、エンジンルームにおいてこのような大きなスペースを確保することは容易とはいえない。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、少ないスペースであっても配置することができて、熱交換器の通風量を制御することができるエンジン用熱交換器の通風量制御機構を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明のエンジン用熱交換器の通風量制御機構は、車両のエンジンルームにおける通風経路に配置された熱交換器の通風量を制御する機構であって、前記通風経路に配置されたスクリーンと、回転することで前記スクリーンを送出するローラと、を備え、前記スクリーンは、空気が通過可能な開口部を備え、前記ローラが前記スクリーンを送出することで、前記開口部の前記通風経路への露出量を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、開口部の通風経路への露出量が変化することで、熱交換器の通風量を
制御することができる。また、スクリーンは回転式のフラップに比較して、厚みが薄いので、少ないスペースであっても配置することができる。
上記構成において、前記スクリーンは、前記開口部が形成されておらず、且つ前記熱交換器への通風を遮断する領域をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、スクリーンの送出によりスクリーンの開口部が形成されていない領域を通風経路に露出させることで、熱交換器への通風を遮断することができる。この場合、熱交換器からの放熱を抑制することができる。また、この構成によれば、空気抵抗の比較的高い熱交換器や、この熱交換器よりも後方に配置されている部材(例えばエンジン等)への通風を遮断することができるので、走行時における車両の空気抵抗を低減することもできる。
上記構成において、前記熱交換器は、フィンが設けられた領域であり且つ空気が通過可能な領域であるフィン領域と、前記フィンが設けられていない非フィン領域とが、交互に配置された構造を有し、前記スクリーンの前記開口部は、前記通風経路に露出した場合に、前記フィン領域に対応するように設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、スクリーンの開口部をフィン領域に対応させた状態でスクリーンを若干送出するだけで、このフィン領域におけるスクリーンの開口部に覆われる部分の面積、言い換えれば、スクリーンの開口部以外の部分に覆われずに通風可能な部分の面積を調整できるので、熱交換器の通風量を変更することができる。これにより、少ないローラ駆動用エネルギで、熱交換器の通風量を精度良く制御することができる。
上記構成において、前記スクリーンの前記開口部は、前記ローラが前記スクリーンを送出した場合に、前記開口部の前記通風経路へ露出する部分の面積が連続的に変化する形状を有する構成としてもよい。
この構成によれば、開口部の通風経路へ露出する部分の面積が段階的に変化する場合に比較して、熱交換器の通風量を連続的にきめ細かく制御することができる。
本発明によれば、少ないスペースであっても配置することができて、熱交換器の通風量を制御することができる。
実施形態に係る通風量制御機構を備える車両の構成を示す概略図である。 図2(a)は実施形態に係る通風量制御機構を車両の前方側から視認した状態を示す概略図である。図2(b)は、スクリーンを長手方向(送出方向)に展開した状態を示す概略図である。 図3(a)は実施形態の変形例1に係る通風量制御機構を備える車両のエンジンルームの内部を示す概略図である。図3(b)は実施形態の変形例2に係る通風量制御機構を備える車両のエンジンルームの内部を示す概略図である。 図4(a)及び図4(b)は実施形態の変形例3に係る通風量制御機構を説明するための説明図である。 実施形態の変形例4に係る通風量制御機構を示す概略図である。 比較例に係る通風量制御機構を備える車両の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態に係るエンジン用熱交換器の通風量制御機構10について図面
を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る通風量制御機構10を備える車両1の構成を示す概略図である。図1において、左側が車両1の前方側であり、右側が車両1の後方側である。また図1には、X軸、Y軸及びZ軸の直交座標が図示されている。X方向は車両の後方に相当し、Z方向(紙面奥側から手前側の方向)は上方(重力とは反対の方向)に相当する。
車両1の種類は特に限定されるものではないが、本実施形態においては一例としてバス、トラック等の大型車両を用いる。車両1は、エンジン2、ECU4、熱交換器5、及び通風量制御機構10を備えている。エンジン2は車両1のエンジンルーム3に配置されている。エンジン2の種類は特に限定されるものではないが、本実施形態においては一例として、ディーゼルエンジンを用いる。
ECU4は、エンジン2及び通風量制御機構10を制御する電子制御装置(Electric Control Unit)である。このECU4は、制御部としての機能を有するCPUと、制御部の動作に必要なプログラムや各種情報等を記憶する記憶部としての機能を有するROM、RAM等とを有するマイクロコンピュータを備えている。
熱交換器5は、エンジン2に関係する熱伝達媒体と空気との間で熱交換を行わせる装置である。熱交換器5は、エンジンルーム3における通風経路50(すなわち空気が通過する経路)に配置されている。具体的には本実施形態に係る熱交換器5は、エンジン2よりも前方側に配置されている。また本実施形態に係る熱交換器5は、通風経路50の空気の流動方向(X方向)に沿って配列した複数の熱交換部として、熱交換部6aと熱交換部6bとを備えている。熱交換部6bは熱交換部6aよりもX方向側に配置されている。
なお、熱交換部6a及び熱交換部6bの具体的な種類は特に限定されるものではないが、本実施形態においては熱交換部6aの一例としてインタークーラを用い、熱交換部6bの一例としてラジエータを用いる。インタークーラは、吸気を過給するターボチャージャ(図示せず)によって過給された後の吸気(これは高温側の熱伝達媒体に相当し、被冷却媒体でもある)と冷却水(これは低温側の熱伝達媒体に相当し、冷却媒体でもある)との間で熱交換を行わせることで、吸気を冷却する。またラジエータは、エンジン2の冷却水(これは高温側の熱伝達媒体に相当し、被冷却媒体でもある)と空気(これは低温側の熱伝達媒体に相当し、冷却媒体でもある)との間で熱交換を行わせることでエンジン2の冷却水を冷却する。
通風量制御機構10は、熱交換器5を通過する空気の量(すなわち通風量)を制御する機構である。具体的には本実施形態に係る通風量制御機構10は、通風経路50に配置されたスクリーン20と、回転することでスクリーン20を送出するローラ30a及びローラ30bとを備えている。なお、本実施形態に係るローラ30a,30bは、ECU4の制御部の指示を受けて両方向に回転することで、スクリーン20をY方向及び−Y方向(すなわち、車両1の横方向且つ水平方向)に送出する。
図2(a)は通風量制御機構10を車両1の前方側から視認した状態を示す概略図である。図2(b)は、スクリーン20を長手方向(送出方向)に展開した状態を示す概略図である。スクリーン20は、空気が通過可能な開口部21a,21bを備えている。また、ローラ30a,30bがスクリーン20を送出することで、開口部21a,21bの通風経路50への露出量は変化する。
図2(b)に示すように、開口部21bは、スクリーン20の送出方向で、開口部21aとは異なる領域に形成されている。開口部21aが形成された領域を第1領域22と称し、開口部21bが形成された領域を第2領域23と称する。各々の開口部21bの面積
は、開口部21aの面積よりも相対的に面積が小さく、また、開口部21bの全体の面積(合計面積)も開口部21aの面積よりも小さい。また本実施形態に係るスクリーン20は、開口部が形成されておらず、且つ熱交換器5への通風を遮断する第3領域24も備えている。
なお、本実施形態に係るスクリーン20は、第1領域22と第3領域24との間に第2領域23が形成された構成となっているが、第1領域22、第2領域23及び第3領域24の配置順はこれに限定されるものではない。また、本実施形態において、第2領域23の開口部21bの全面積は、第1領域22の開口部21aの全面積の半分となっている。但し、第2領域23の開口部21bの全面積と第1領域22の開口部21aの全面積との比率は、これに限定されるものではない。
ECU4の制御部は、ローラ30a,30bを回転させることでスクリーン20を送出させて、第1領域22、第2領域23及び第3領域24から選択された1つの領域を通風経路50に露出させる。これにより、スクリーン20の開口部21a,21bの通風経路50への露出量は変化する。具体的には、ECU4の指示を受けたローラ30aが回転してスクリーン20をロール状に巻き取り、これと同時にローラ30bが回転して巻き取られているスクリーン20を繰り出すことで、ローラ30a,30bはスクリーン20を送出する。ローラ30a,30bによってスクリーン20が送出されて、第2領域23が通風経路50に露出した場合、熱交換器5の通風量は第1領域22の場合よりも減少する(本実施形態では半分になる)。また、スクリーン20が送出されて第3領域24が通風経路50に配置された場合、熱交換器5への通風は遮断される(すなわち、熱交換器5への通風量はゼロになる)。このようにして通風量制御機構10は、熱交換器5の通風量を制御している。
なお、本実施形態においてローラ30a,30bは、逆方向にも回転可能に構成されている。そのため、例えば、第3領域24が通風経路50に配置された状態から、第2領域23または第1領域22が通風経路50に配置された状態に変更する場合、ローラ30a,30bはECU4の指示を受けて、逆方向に回転することで、スクリーン20を逆方向に送出する。
また、本実施形態に係るECU4の制御部は、ローラ30a,30bを制御するにあたり、具体的には熱交換器5の放熱量に基づいてローラ30a,30bを制御している。具体的には本実施形態に係る車両1には、熱交換部6a(すなわちインタークーラ)の吸気出口部の吸気温度を検出する温度センサ(図示せず)と、熱交換部6b(すなわちラジエータ)の冷却水出口部の冷却水温度を検出する温度センサ(図示せず)とが配置されている。制御部は、これらのセンサの検出結果を受けて、この吸気温度及び冷却水温度を取得する。制御部は、取得されたこれらの温度から、予め記憶部に記憶されている所定の演算式またはマップを用いて、熱交換器5の放熱量を算出する。
そして、制御部は、算出された放熱量が第1基準値以上の場合は第1領域22を通風経路50に露出させ、放熱量が第1基準値より低く且つ第2基準値以上の場合には第2領域23を通風経路50に露出させ、放熱量が第2基準値より低い場合は第3領域24を通風経路50に露出させる。なお、第1基準値及び第2基準値は、予め記憶部(例えばROM)に記憶されている(すなわち、ECU4に予め設定されている)。
なお、制御部によるローラ30a,30bの制御の具体例は上述した制御処理の内容に限定されるものではない。他の例を挙げると、例えば制御部は、上記制御処理に加えて、車両1の車室を冷却する冷房装置のスイッチがONにされた場合にも、強制的に第1領域22が通風経路50に露出するようにローラ30a,30bを制御してもよい。また制御
部は、エンジン2がオーバーヒートの状態になったことを検出した場合にも、強制的に第1領域22が通風経路50に露出するようにローラ30a,30bを制御してもよい。
続いて通風量制御機構10の作用効果について比較例と比較しつつ説明する。図6は比較例に係る通風量制御機構210を備える車両200の構成を示す概略図である。なお、図6において、通風量制御機構210を制御するECUの図示は省略されている。比較例に係る通風量制御機構210は、ECUの指示を受けて回転することで通風量を制御する、可動式のフラップ220によって構成されている。このフラップ220は、熱交換器5の前方側に配置されており、フラップ220が回転することで、熱交換器5を通過する空気の量が制御される。しかしながら、フラップ220を回転させるためには、多くのスペースが必要となる。エンジンルーム3において、このような大きなスペースを確保することは容易とはいえない。
これに対して本実施形態に係る通風量制御機構10によれば、ローラ30a,30bがスクリーン20を送出して開口部21a,21bの通風経路50への露出量が変化することで、熱交換器5の通風量を制御することができる。具体的には、通風経路50に第1領域22または第2領域23を選択的に露出させることで、通風経路50に露出する開口部21a,21bの大きさを変化させて、熱交換器5の通風量を制御することができる。また、スクリーン20は回転式のフラップ220に比較して、厚みが薄いので、少ないスペースであっても配置することができる。すなわち、通風量制御機構10によれば、少ないスペースであっても配置することができて、熱交換器5の通風量を制御することができる。
また通風量制御機構10によれば、開口部21a,21bが形成されていない第3領域24を備えているので、第3領域24を通風経路50に露出させることで、熱交換器5への通風を遮断することもできる。この場合、熱交換器5からの放熱を抑制することができる。また、この構成によれば、エンジンルーム3に進入した空気をスクリーン20の第3領域24に沿って流動させることで、空気抵抗の比較的高い熱交換器5や、熱交換器5よりも後方に配置されている部材(例えばエンジン2等)への通風を遮断することができるので、走行時における車両1の空気抵抗を低減することもできる。
なお、上記実施形態において、スクリーン20の送出方向はY方向又は−Y方向であるが、これに限定されるものではない。例えばスクリーン20の送出方向はZ方向又は−Z方向(すなわち上下方向)とすることもできる。
また上記実施形態において、スクリーン20の開口部21a,21bの形状は四角形であるが、開口部21a,21bの形状はこれに限定されるものではなく、熱交換器5の形状に合わせて適切な形状を設定すればよい。
(変形例1)
図3(a)は本実施形態の変形例1に係る通風量制御機構10aを備える車両1のエンジンルーム3の内部を示す概略図である。通風量制御機構10aは、スクリーン20の配置位置が、熱交換器5における隣接する一方の熱交換部6aと他方の熱交換部6bとの間の部分になっている点において、図1に示す通風量制御機構10と異なっている。通風量制御機構10aのその他の構成は図1の通風量制御機構10と同様である。
本変形例においても、ローラ30a,30bの回転によってスクリーン20の第1領域22、第2領域23及び第3領域24から選択された1つの領域が通風経路50に露出することにより、熱交換器5の通風量を制御することができる。
(変形例2)
図3(b)は本実施形態の変形例2に係る通風量制御機構10bを備える車両1のエンジンルーム3の内部を示す概略図である。通風量制御機構10bは、スクリーン20の配置位置が、熱交換器5よりも後方側、具体的には熱交換部6bよりも後方側であってエンジン2よりも前方側になっている点において、図1に示す通風量制御機構10と異なっている。通風量制御機構10bのその他の構成は図1の通風量制御機構10と同様である。
本変形例においても、ローラ30a,30bの回転によってスクリーン20の第1領域22、第2領域23及び第3領域24から選択された1つの領域が通風経路50に露出することにより、熱交換器5の通風量を制御することができる。
(変形例3)
図4(a)及び図4(b)は本実施形態の変形例3に係る通風量制御機構10cを説明するための説明図である。具体的には図4(a)は熱交換器5の熱交換部6aを車両1の前方側から視認した状態を示し、図4(b)は通風量制御機構10cを車両1の前方側から視認した状態を示している。
図4(a)に示すように、熱交換部6aは、熱交換用のフィンが設けられた領域であり、且つ空気が通過可能な領域であるフィン領域7と、フィンが設けられていない領域である非フィン領域8とが、Z方向に交互に配置された構造を有している。また、被冷却媒体は熱交換部6aの図中左上から熱交換部6aに流入し、−Y方向、−Z方向、Y方向、及び−Z方向への流動を繰り返しながら、隣接する非フィン領域8を順次流動していく。その結果、熱交換部6aの全体の中で、被冷却媒体が流入する部位の近傍の領域(図4(a)では、仮想線Lよりも左上の領域)の放熱量は、これ以外の領域(図4(a)では、仮想線Lよりも右下の領域)の放熱量よりも高くなっている。
なお、本変形例において、熱交換部6bも、熱交換部6aと同様に、フィン領域7と非フィン領域8とが、Z方向に交互に配置された構造を有している。
図4(b)に示すように、本変形例に係る通風量制御機構10cの第2領域23の開口部21cは、ローラ30a,30bがスクリーン20を送出した場合に、開口部21cの通風経路50に露出する部分の面積が連続的に変化する形状を有している。この具体例として、本変形例に係る開口部21cは、スクリーン20がY方向に送出されるほど、開口部21cの通風経路50へ露出する部分の面積が連続的に減少するような三角形状を有している。
また、開口部21cは、熱交換部6aの全体の中で、相対的に放熱量の高い領域(すなわち仮想線Lよりも左上の領域)に対応するように設けられている。具体的には、開口部21cは、第2領域23が通風経路50に露出した場合に、開口部21cが相対的に放熱量の高い領域に露出するように設けられている。なお、通風量制御機構10cの他の構成は図1の通風量制御機構10と同様である。
本変形例に係る通風量制御機構10cによれば、前述した通風量制御機構10の効果に加えて、次の効果を奏することができる。具体的には通風量制御機構10cによれば、開口部21cが、ローラ30a,30bがスクリーン20を送出した場合に、開口部21cの通風経路50に露出する部分の面積が連続的に変化する形状を有しているので、例えば開口部21cの通風経路50に露出する部分の面積が段階的に変化する場合に比較して、熱交換器5の通風量を連続的にきめ細かく制御することができる。
また通風量制御機構10cによれば、開口部21cが、熱交換部6aの全体の中で相対
的に放熱量の高い領域に対応するように設けられているので、熱交換器5の通風量をより効率良く制御することができる。
(変形例4)
図5は本実施形態の変形例4に係る通風量制御機構10dを示す概略図である。通風量制御機構10dは、スクリーン20の送出方向がZ方向または−Z方向(すなわち上下方向)となっている点と、第2領域23の開口部21bに代えて、開口部21dを備えている点と、において、通風量制御機構10と異なっている。通風量制御機構10dの他の構成は通風量制御機構10と同様である。
ここで、本変形例に係る熱交換器5の熱交換部6aは、図4(a)で説明した、フィン領域7と非フィン領域8とが交互に配置された構造を有する熱交換部6aである。また、本変形例に係る熱交換器5の熱交換部6bも、フィン領域7と非フィン領域8とが交互に配置された構造を有している。図5に示すように、本変形例に係るスクリーン20の開口部21dは、通風経路50に露出した場合に、フィン領域7に対応するように設けられている。具体的には、開口部21dの面積及び形成位置は、図4(a)に示す熱交換器5の熱交換部6aのフィン領域7の面積及び形成位置と一致している。
本変形例に係る通風量制御機構10dによれば、前述した通風量制御機構10の効果に加えて、次の効果を奏することができる。具体的には通風量制御機構10dによれば、開口部21dが、通風経路50に露出した場合にフィン領域7に対応するように設けられているので、スクリーン20の開口部21dをフィン領域7に対応させた状態でスクリーン20をZ方向または−Z方向に若干送出するだけで、フィン領域7におけるスクリーン20の開口部に覆われる部分の面積、言い換えれば、スクリーン20の開口部以外の部分に覆われずに通風可能な部分の面積を調整できるので、熱交換器5の通風量を変更することができる。これにより、少ないローラ駆動用エネルギ(ローラ30a,30bの駆動に要するエネルギ)で、熱交換器5の通風量を精度良く制御することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 車両
2 エンジン
3 エンジンルーム
5 熱交換器
7 フィン領域
8 非フィン領域
10,10a,10b,10c,10d 通風量制御機構
20 スクリーン
21a,21b,21c,21d 開口部
30a,30b ローラ
50 通風経路

Claims (4)

  1. 車両のエンジンルームにおける通風経路に配置された熱交換器の通風量を制御する機構であって、
    前記通風経路に配置されたスクリーンと、
    回転することで前記スクリーンを送出するローラと、を備え、
    前記スクリーンは、空気が通過可能な開口部を備え、
    前記ローラが前記スクリーンを送出することで、前記開口部の前記通風経路への露出量を変化させることを特徴とするエンジン用熱交換器の通風量制御機構。
  2. 前記スクリーンは、前記開口部が形成されておらず、且つ前記熱交換器への通風を遮断する領域をさらに備える請求項1記載のエンジン用熱交換器の通風量制御機構。
  3. 前記熱交換器は、フィンが設けられた領域であり且つ空気が通過可能な領域であるフィン領域と、前記フィンが設けられていない非フィン領域とが、交互に配置された構造を有し、
    前記スクリーンの前記開口部は、前記通風経路に露出した場合に、前記フィン領域に対応するように設けられている請求項1または2に記載のエンジン用熱交換器の通風量制御機構。
  4. 前記スクリーンの前記開口部は、前記ローラが前記スクリーンを送出した場合に、前記開口部の前記通風経路へ露出する部分の面積が連続的に変化する形状を有する請求項1または2に記載のエンジン用熱交換器の通風量制御機構。
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