JP2017026209A - 除水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食品を封入した真空パックなどを確実に押え、除水のための搬送過程で、真空パックが搬送姿勢を一定に保てるようにする。【解決手段】除水対象物である真空パック8をコンベア2で搬送するとともに、その搬送過程で真空パック8に圧縮空気を吹きかけて、除水対象物に付着した水分を吹き飛ばす装置である。そして、上記コンベア2と同期して一体的に移動する第1弾性ベルト32を設け、この第1弾性ベルト32で真空パック8を上記コンベア2に押し付けて、第1弾性ベルト32とコンベア2とで除水対象物を挟持する。【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば食品を封入した真空パックをネットコンベアで搬送する搬送過程で、当該真空パックに付着した水分を圧縮空気で吹き飛ばす除水装置に関する。
この種のものとして先行文献1に記載された除水装置が従来から知られているが、この従来の装置を、本願の図6〜8として示している。
図6〜8に示すように、基台1にはネットコンベア2を所定の方向に移動可能に設けるとともに、この基台1には、ネットコンベア2の下方から圧縮空気を噴出する第1噴出ユニット3を組み込んでいる。
なお、この第1噴出ユニット3の一部を構成するのが、図7における複数の下側ノズル4である。これら下側ノズル4は、ネットコンベア2の搬送方向に直交する方向に整列されている。
上記のようにした基台1には、この基台1に対して開閉可能にした第2噴出ユニット5を設けている。そして、第2噴出ユニット5を基台1に対して閉じたとき、ネットコンベア2と対向する、第2噴出ユニット5の天井面には、ネットコンベア2の上方から圧縮空気を噴出する複数の上側ノズル6を設けている。これら複数の上側ノズル6は、上記下側ノズル4と上下において対向させている。
また、上記天井面には、上側ノズル6とは別の横方向ノズル7を設けているが、この横方向ノズル7はネットコンベア2とほぼ平行に取り付けている。
一方、真空パック8に封入する食品11は、ゲル状のものから豆類などの固形状のものまでさまざまであるが、いずれにしても、真空パック8は、それに食品11を袋詰めにした後に真空引きされる。
したがって、真空パック8に食品11を封入した状態では、真空パック8の形状は、真空引きされた際の食品11の塊形状によって決まる。言い換えると、真空パック8に食品11を封入した状態では、食品11の特性や袋詰め状態に応じてその形状や表面の凹凸が複雑に変化する。
ただし、食品11を袋詰めするときには、食品11を底部10側に寄せておき、開口部9を開封したとき、食品11が不用意にこぼれ出ないようにしている。したがって、食品11を封入した状態では、底部10側が一番厚くなり、開口部9に向かって徐々に薄くなる。また、開口部9では真空パック8を構成するフィルムが2枚重ねの状態になる。
そして、除水対象物である上記真空パック8を上記ネットコンベア2に載せて搬送するが、その搬送過程で、真空パック8の全方向から、上記下側ノズル4,上側ノズル6,横方向ノズル7から噴射される圧縮空気が当たるようにしている。そのために、各ノズル4,6,7のそれぞれは、圧縮空気が供給されたとき、その開口を自動的に回転するいわゆるスピンノズルを用いている。
さらに、第2噴射ユニット5には、ネットコンベア2の搬送方向に2列縦隊の状態で多数配列した押えローラ12,13を設けているが、一つひとつの押えローラ12,13は、次のように支持されている。
すなわち、第2噴出ユニット5の上記天井面には、ネットコンベア2の搬送方向に伸びる一対のローラ支持プレート14,15を設け、このローラ支持プレート14,15に、押えローラ12,13と同数の板バネ16,17を設けている。そして、これら板バネ16,17に軸受け片18,19を設けるとともに、この軸受け片18,19で押えローラ12,13を回転自在に支持している。
上記のようにした押えローラ12,13は、上記板バネ16,17のばね力の作用で、ネットコンベア2上に搬送される真空パック8と相対移動するとともに、その相対移動の過程で真空パック8をネットコンベア2に押し付けるが、このときの押し付け力で、ネットコンベア2に対する真空パック8の位置ずれを防止する。
なお、図中符号20は、ネットコンベア2の搬送方向にほぼ平行に配置したガイド部材で、図7に示すように、真空パック8を搬送するとき、その開口部9をこのガイド部材20にあてがうようにしている。
次に、真空パック8に付着した水分を吹き飛ばすためのプロセスを説明する。
先ず、ネットコンベア2を所定の速度で搬送させるとともに、水洗いをすませた真空パック8をネットコンベア2に載せる。このときには真空パック8の開口部9の先端をガイド部材20に沿わせるようにしてネットコンベア2に導入する。
ネットコンベア2に導入された真空パック8は、押えローラ12,13で押し付けられるので、導入時の姿勢を保ちながら搬送されるとともに、その搬送過程で、各ノズル4,6,7から噴出される圧縮空気で、周辺に付着した水分が吹き飛ばされる。
このときに、真空パック8の搬送姿勢がさまざまだと、各ノズル4,6,7から噴出される圧縮空気が真空パック8にまんべんなく当たらなくなる。圧縮空気がまんべんなく当たらないと、その当たらない部分に水分が残ったりする。
一方、水分が吹き飛ばされた真空パック8は、ネットコンベア2を経由して次の工程に移行する。次の工程として、例えば食品の場合であれば、図示していない金属探知機等を利用して、食品11の中に金属系の異物が混入しているかどうかの検査が行われる。このときに、真空パック8の搬送姿勢がさまざまだと、金属探知機が正確に機能せず、異物の混入を検知できなくなってしまう。
いずれにしても、ネットコンベア2で搬送される真空パック8は、終始一貫して搬送姿勢を一定に保つことが求められる。
特許第4208899号公報
上記のようにした従来の除水装置では、押えローラ12,13が真空パック8の表面を転がりながら相対移動する。しかし、上記したように食品11の特性や袋詰め状態に応じてその形状や表面の凹凸が複雑に変化するので、押えローラ12,13が上記のように相対移動する過程で、真空パック8を押しすぎてそこに沈みこんだり、あるいは真空パック表面の凹凸に合わせてバウンドしたりする。
もし、押えローラ12,13が真空パック8を押しすぎてしまうと、中身をつぶしたり損傷したりするという問題が発生する。
また、押えローラ12,13が真空パック8の表面でバウンドすれば、瞬間的に押し付け力が弱くなって、真空パック8の搬送姿勢を一定に保てなくなる。特に、真空パック8には、各ノズル4,6,7から圧縮空気が常時吹き付けられているので、瞬間的にでも、押えローラ12,13の押し付け力が弱くなると、真空パック8の位置がずれてしまう。
もし、真空パック8の位置がずれると、上記したように真空パック8に圧縮空気をまんべんなく当てられなくなり、真空パック8の周囲に水分が残ってしまうことがある。
また、真空パック8の位置ずれは、上記した金属検査等の次工程にも悪影響を及ぼすことになる。
この発明の目的は、コンベアで搬送される真空パック等の除水対象物の搬送姿勢を常に一定に保てる除水装置を提供することである。
第1の発明は、除水対象物をコンベアで搬送するとともに、その搬送過程で除水対象物に圧縮空気を吹きかけて、この除水対象物に付着した水分を吹き飛ばす除水装置に関する。そして、上記コンベアと同期して一体的に移動する押え部材を設け、この押え部材で上記除水対象物を上記コンベアに押し付けて、押え部材とコンベアとで除水対象物を挟持する構成にしている。
上記除水対象物は特に限定されるものではなく、上記押え部材とコンベアとで挟持できれば、どのようなものでもよい。
また、コンベアも除水対象物を搬送でき、しかも、押え部材との間で除水対象物を挟持できれば、特にその構成は限定されない。
さらに、上記押え部材も、除水対象物をコンベアとの間で挟持でき、しかも、上記コンベアと同期して一体的に移動できる構成であれば、その材質や形状は問わない。
第2の発明は、押え部材をエンドレスにし、このエンドレスにした押え部材を一対の回転部材間に掛け渡すとともに、上記コンベアに対するこれら押え部材の高さ位置を調整可能にした高さ調整機構を設けている。
第3の発明は、位置規制プレートを設けているが、この位置規制プレートは、上記押え部材の移動方向に沿って設けるとともに、搬送過程における除水対象物の端部を上記押え部材の移動方向に沿ってガイドする機能を備えている。
第4の発明は、上記除水対象物を、封入物を封入して真空引きした真空パックにするとともに、上記押え部材が上記真空パックの開口部の近辺を上記コンベアに押し付けて、開口部の近辺を押え部材とコンベアとで挟持する構成にしている。
第5の発明は、上記押え部材を第1弾性ベルトとし、この第1弾性ベルトとは別の第2弾性ベルトを設け、これら2本の弾性ベルトで上記真空パックをコンベアに押し付けるとともに、第1弾性ベルトとコンベアとで、真空パックの開口部を挟持する構成にしている。
第1の発明の除水装置によれば、コンベアとの間で除水対象物を挟持する押え部材が、コンベアと同期して一体的に走行するので、除水対象物を押え部材とコンベアとの間で一端挟持してしまえば、除水対象物は搬送中も初期の挟持状態を維持する。
したがって、除水対象物の形状が複雑であったり、表面に凹凸があったりしても、押え部材による押し付け力を一定に保つことができる。押し付け力が一定であれば、搬送姿勢も常に一定に保たれるので、除水対象物の周辺に付着した水分を確実に吹き飛ばすことができるとともに、次工程に悪影響を及ぼすこともない。
第2の発明の除水装置によれば、高さ調整機構で一対の回転部材の高さ位置を調整できるので、回転部材の高さ位置を調整にともなって、押え部材の押し付け力も調整できる。
第3の発明の除水装置によれば、位置規制プレートを設け、搬送過程で、当該除水対象物が位置規制プレートに沿って移動するので、除水対象物の搬送時の姿勢が一定に保たれる。特に、位置規制プレートと、除水対象物を挟持する押え部材及びコンベアとが相乗的に機能することによって、搬送過程の除水対象物の姿勢をさらに安定させることができる。
第5の発明の除水装置によれば、真空パックの開口部を押え部材とコンベアとの間で挟持できる。この真空パックの開口部は、そのほとんどが当該真空パックを構成するフィルムが2枚重ねの状態になっていて、その厚さが一定である。このように厚さが一定の開口部の近辺を、上記のように挟持できるので、その挟持力も一定にできる。
第6の発明の除水装置によれば、第1弾性ベルト及び第2弾性ベルトの2本のベルトとコンベアとの間で除水対象物を挟持できるので、除水対象物の姿勢をより安定的に保つことができる。
第2噴出ユニットを取り外した状態の平面図である。 要部の平面図である。 高さ調整機構の斜視図である。 押えローラとベルトとの関係を示した部分図である。 位置規制プレートの構成を示した部分図である。 従来の除水装置の斜視図である。 同じく従来の除水装置の要部拡大図である。 真空パックの斜視図である。
図1〜5に示した実施形態は、次の点が、図6及び図7に示した従来の除水装置と同じである。すなわち、第1噴出ユニット3を設けた基台1にネットコンベア2を設け、第1噴出ユニット3に設けた下側ノズル4から圧縮空気を噴出させるようにしている。また、基台1には第2噴出ユニット5を開閉可能に設けるとともに、この第2噴出ユニット5の天井面に、上側ノズル5及び横方向ノズル7を設けている。
一方、この実施形態は、図1〜図4に示す構造において、上記従来と相違する。
先ず、この実施形態は、基台1の両側にネットコンベア2とほぼ平行にした設置スペース1a,1bを設け、一方の設置スペース1aには、図示していない駆動モータを組み込んだモータケース21を固定している。そして、このモータケース21に隣接して支持ボックス22を固定するとともに、ネットコンベア2の搬送方向において上記支持ボックス22と対向する位置に他方の支持ボックス23を固定している。これら支持ボックス22,23は、ネットコンベア2で搬送される除水対象物の必要搬送長さ分の間隔を保っている。
上記一方の設置スペース1aに対向する他方の設置スペース1bにも、ネットコンベア2の搬送方向に直交する方向において上記支持ボックス22,23と対向する支持ボックス24,25を設けている。
そして、支持ボックス22,24間には、上記駆動モータの回転力が伝達される駆動軸26を掛け渡し、支持ボックス23,25間には従動軸27を掛け渡している。
上記駆動軸26は図示していない減速機構を介して駆動モータに連係するとともに、この駆動軸26には、プーリーからなる一対の回転部材28,29を設けている。したがって、駆動モータを駆動すれば、駆動軸26とともに回転部材28,29が一体回転する。
また、上記従動軸27にも、プーリーからなる一対の回転部材30,31を設け、これら回転部材30,31を駆動軸26の回転部材28,29に対向させている。
上記のようにした回転部材28,29及び30,31のそれぞれには、図示していないビスを設け、このビスを締め付けて駆動軸26及び従動軸27と回転部材28〜31とを一体回転可能にしたり、当該ビスを緩めて回転部材28〜31を駆動軸26及び従動軸27の軸方向にスライド可能にしたりできるようにしている。
上記のようにした駆動軸26の回転部材28,29と、従動軸27の回転部材30,31と間に、この発明の押え部材である第1,2弾性ベルト32,33を平行掛けしている。したがって、上記駆動モータを回転して、駆動軸26を回転すれば、第1,2弾性ベルト32,33が走行することになる。
また、上記第1,2弾性ベルト32,33はその断面形状を円形にするとともに、それらをネットコンベア2に押し付けたとき弾力的に変形できるようにしている。
また、上記支持ボックス22,24間には、ビーム34を掛け渡し、支持ボックス23,25間にもビーム35を掛け渡している。
そして、両ビーム34,35間には、上記回転部材28,30に平行掛けした第1弾性ベルト32に沿うようにして、支持プレート36を設けているが、この支持プレート36は、図3に示すようにビーム34,35に対して上下左右に移動可能にしている。
なお、上記支持プレート36の両端の取付け構造、すなわちビーム34,35に対する取付け構造は、向きが異なるだけで実質的に同じなので、図3に基づいて、ビーム34側における取付け構造を説明する。
上記ビーム34には、他のビーム35と対向する面に位置調整孔37を複数貫通させている。また、このビーム34にはブラケット38を止めるが、このブラケット38は、ビーム34に沿わせる添え板部38aと、この添え板部38aに対して直角にした支持部38bとからなる。
上記添え板部38aには一対の位置微調整長孔38cを形成している。この位置微調整長孔38cは、その長軸をビーム34の長手方向に平行にしている。さらに、一対の止めボルト39を、上記位置微調整長孔38cに貫通させ、その先端を位置調整孔37にネジ止めできるようにしている。
したがって、ブラケット38は、必要とする設定位置に応じて位置調整孔37を選択するとともに、その選択した位置調整孔37に位置微調整長孔38cを当てながら、これら位置微調整長孔38cに止めボルト39を通し、この止めボルト39を位置調整孔37にネジ止めすれば、ブラケット38を目的の位置に固定することができる。
なお、ブラケット38の固定位置を微調整するときには、止めボルト39を少し緩めて、ブラケット38を微調整長孔38cの範囲でスライドすればよい。
一方、支持部38bには支持プレート36を固定するが、この支持プレート36にも高さ微調整長孔36aを形成している。この高さ微調整長孔36aは、その長軸を上下方向に向けている。
そして、上記高さ微調整長孔36aに止めボルト40を通して、その先端を支持部38bにネジ止めすれば、支持プレート36を支持部38bに固定できるとともに、その上下位置を微調整するときには、止めボルト40を少し緩めて、支持プレート36を微調整長孔36aの範囲でスライドすればよい。
なお、上記支持プレート36、高さ微調整長孔36a、ブラケット38及びガイドローラ41が相まって、この発明の高さ調整機構を構成する。
上記のようにしてビーム34,35間に掛け渡した支持プレート36には、一定の間隔を保って複数のガイドローラ41を回転自在に取り付けている。そして、このガイドローラ41は、図4に示すように上記回転部材28,30間に平行掛けした第1弾性ベルト32の内側に位置させて、当該ガイドローラ41の下側外周に第1弾性ベルト32を接触させて、第1弾性ベルト32を、ネットコンベア2方向に押し付けることができるようにしている。
なお、図中符号42は、第1弾性ベルト32に対するテンションローラで、上記ビーム34に固定したブラケット48に回転自在に支持されているが、このブラケット48は、上記したブラケット38と同じように、ビーム34に対してその長手方向に移動可能にしている。
一方、回転部材29,31に平行掛けした第2弾性ベルト33にも、テンションローラ47を接触させて、第2弾性ベルト33に一定のテンションが作用するようにしている。そして、このテンションローラ47も、テンションローラ42と同様に、その位置を調整できるようにしている。
上記のようにした第1弾性ベルト32は、図5に示すように、真空パック8の開口部9側を押さえ、第2弾性ベルト33は、真空パック8の中腹部分を押さえるようにしている。ただし、第2弾性ベルト33は、そのテンションの力だけで上記中腹部分を押さえる。
また、一方の設置スペース1a側に設けた支持ボックス22,23間には、位置規制プレート43を掛け渡している。この位置規制プレート43は、図5に示すように、支持ボックス22に設けた支持ロッド44間に固定している。なお、この位置規制プレート43の支持機構は、それらの両端において同じなので、両者の構成要素には、同一符号を付して説明する。
上記支持ロッド44は、支持ボックス22,23に形成した通し孔45を貫通するとともに、その先端を上記第1弾性ベルト32側に突出させている。そして、支持ロッド44の外径に対して、通し孔45の内径を十分に大きくし、支持ロッド44がこの通し孔45内を軸方向に移動できるようにしている。ただし、上記支持ボックス22,23には位置決めボルト46を設け、この位置決めボルト46を締め付けることによって、支持ロッド44と通し孔45との相対位置を固定化できるようにしている。
また、支持ロッド44を移動して位置規制プレート43の位置を調整することによって、位置規制プレート43と第1弾性ベルト32との対向間隔を自由に調整できる。
次に、除水対象物である水洗いした真空パック8をネットコンベア2に導入する場合について説明する。真空パック8をネットコンベア2に導入するときには当該真空パック8の開口部9の先端を上記位置規制プレート43に接触させるとともに、第1弾性ベルト32が上記開口部9の近辺を押さえるようにあらかじめ設定しておく。
つまり、位置規制プレート43の位置を特定するとともに、真空パック8の開口部9の先端を位置規制プレート43に接触させる。この接触状態を維持したとき、第1弾性ベルト32が真空パック8の開口部9の近辺に位置するように、第1弾性ベルト32の位置を決める。さらに、この第1弾性ベルト32とネットコンベア2との間に導かれる開口部9の近辺の厚さに応じて、第1弾性ベルト32の高さをあらかじめ調整しておく。
また、第2弾性ベルト33も、それを真空パック8に対して適切な位置を押えられるように第1弾性ベルト32との間隔を調整しておく。
上記のように位置規制プレート43、第1,2弾性ベルト32,33などの位置を特定したら、水洗いを終えた真空パック8をネットコンベア2に導入する。
ネットコンベア2に導入された真空パック8は、その開口部9の近辺が、第1弾性ベルト32とネットコンベア2との間に挟持される。このときの挟持力は、ガイドローラ41の高さ位置に応じて決まる。
また、上記真空パック8の中腹部は、第2弾性ベルト33のテンションの力で押さえ付けられる。
上記のように保持された真空パック8は、ネットコンベア2及び第1,2弾性ベルト32,33と一体になって、ネットコンベア2の搬送方向に搬送されるとともに、その搬送過程で、圧縮空気が吹きつけられるので、当該真空パック8に付着した水分は吹き飛ばされる。
このとき、従来のように押えローラ12,13がバウンドするようなことがなく、第1,2弾性ベルト32,33が真空パック8をしっかりと押え続けているので、当該真空パック8が位置ずれしたりしない。
なお、上記実施形態において、第1弾性ベルト32の押し付け力が十分に大きく、搬送過程で真空パック8の位置ずれのおそれがないときには、第2弾性ベルト33が不要になる。ただし、第1弾性ベルト32だけで真空パック8を押さえるよりも、第2弾性ベルト33を加えた2本の弾性ボルトで押さえた方が、真空パック8の搬送姿勢を安定的に保つことができる。
また、この実施形態では、ネットコンベア2を搬送する駆動機構と、駆動軸26を回転させる駆動モータを含めた駆動機構とが、常に同期するように、コンピュータによる制御をしているが、その制御機構は図示していない。
なお、上記実施形態では、除水対象物として真空パック8を用いたが、上記押え部材である第1,2弾性部材32,33とネットコンベア2とで挟持できれば、除水対象物はどのようなものでもよい。
また、コンベアも除水対象物を搬送でき、しかも、押え部材との間で除水対象物を挟持できれば、ネットコンベアに限定されない。
さらに、上記押え部材も、除水対象物をコンベアとの間で挟持でき、しかも、上記コンベアと同期して一体的に移動できれば、その材質や形状は問わない。
特に、食品を封入して真空引きした真空パックの除水に最適である。
2 ネットコンベア、8 除水対象物である真空パック、9 開口部、28,29 回転部材、32,33 押え部材である第1弾性ベルト、43 位置規制プレート

Claims (5)

  1. 除水対象物をコンベアで搬送するとともに、その搬送過程で上記除水対象物に圧縮空気を吹きかけて、除水対象物に付着した水分を吹き飛ばす除水装置であって、
    上記コンベアと同期して一体的に移動する押え部材を設け、
    この押え部材で上記除水対象物を上記コンベアに押し付けて、押え部材とコンベアとで除水対象物を挟持する構成にした除水装置。
  2. 上記押え部材をエンドレスにし、このエンドレスにした押え部材を一対の回転部材間に平行掛けするとともに、
    上記コンベアに対する上記押え部材の高さ位置を調整可能にした高さ調整機構を設けてなる請求項1に記載の除水装置。
  3. 上記押え部材の移動方向に沿って設けるとともに、
    搬送過程における除水対象物の端部を上記押え部材の移動方向に沿ってガイドする位置規制プレートを設けた請求項1又は2に記載の除水装置。
  4. 上記除水対象物を、封入物を封入して真空引きした真空パックにするとともに、
    上記押え部材が上記真空パックの開口部の近辺を上記コンベアに押し付けて、開口部の近辺を押え部材とコンベアとで挟持する構成にした請求項1〜3のいずれか1に記載の除水装置。
  5. 上記押え部材を第1弾性ベルトとし、
    この第1弾性ベルトとは別の第2弾性ベルトを設け、
    これら2本の弾性ベルトで上記真空パックをコンベアに押し付けるとともに、
    第1弾性ベルトとコンベアとで、真空パックの開口部を挟持する構成にした請求項4又は5に記載の除水装置。
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