JP2017025517A - 弾性舗装方法および弾性舗装構造体 - Google Patents

弾性舗装方法および弾性舗装構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂硬化層中への弾性チップの混入率を高めて、優れた衝撃吸収性を有する弾性舗装構造体を安価に得ることができる弾性舗装方法を提供する。
【解決手段】本発明は、競技場、グラウンド、走路または歩行路を弾性舗装する方法であって、舗装面に第1の硬化性樹脂組成物を敷き均して、該組成物からなる塗布層を形成する工程と、前記塗布層の硬化前に、前記塗布層に過剰量の弾性チップを散布する工程と、前記塗布層の硬化後に、前記塗布層に固定されなかった余剰弾性チップを回収する工程とにより、前記弾性チップを含む第1の樹脂硬化層を形成するにあたり、前記第1の硬化性樹脂組成物が、ウレタンプレポリマーを含む主剤と、活性水素基を有する化合物を含む硬化剤と、SP値が8〜15である非水系表面調整剤と、を含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、競技場、グラウンド、走路または歩行路を弾性舗装する方法に関するものである。
従来の舗装方法として、舗装面としてのアスファルトコンクリート上に、二液常温硬化型ポリウレタン組成物に樹脂の弾性チップを混合した混合物を所定厚さに敷き均して、硬化した樹脂中に弾性チップを含む弾性層を形成し、この弾性層上に、やはり弾性チップを含む表面仕上げ層を形成し、非透水性の弾性舗装を行う方法がある。しかし、この方法では、混合機で弾性チップをポリウレタン組成物と混合する場合、均質な混合物を得るために、ポリウレタン組成物中への弾性チップの混合比率に制限があり、混合物におけるポリウレタン組成物に対する弾性チップの質量比は、高々25〜30%である等の問題があった。
特許文献1には、この問題に対処する弾性舗装方法が記載されている。すなわち、特許文献1には、競技場、グラウンド、走路、又は歩行路を弾性舗装する方法において、舗装する表面に、舗装全体の厚さよりも小さい所定厚さに硬化性樹脂材料のみを敷き均す硬化性樹脂材料塗布ステップと、この硬化性樹脂材料塗布層の硬化前に弾性チップ材料を過剰気味に散布して敷き均す弾性チップ材料過剰散布ステップと、前記硬化性樹脂材料塗布層に埋没及び付着した弾性チップ材料を除いて、付着しなかった余剰弾性チップ材料を回収機により回収する余剰弾性チップ材料回収ステップとよりなる舗装工程を、舗装全体の厚さとなるまで繰り返して仕上げていくことを特徴とする弾性舗装方法が記載されている。
特開2004−190441号公報
確かに特許文献1の方法によれば、二液常温硬化型ポリウレタン組成物と弾性チップとの混合物を塗布する従来の弾性舗装方法よりも、弾性チップの混入率を高くして舗装できる。しかしながら、本発明者らは以下に示すような新規な課題を認識した。
すなわち、特許文献1の方法では、硬化性樹脂材料の塗布層に弾性チップを散布しても、弾性チップが塗布層内に沈降しにくく、大部分が塗布層表面に留まったままとなるため、この原理から、塗布層が硬化してなる樹脂硬化層中への発泡弾性チップの混入率には、やはり限界があることが判明した。
特に、より優れた衝撃吸収性を有する弾性舗装構造体を得ることを指向して、弾性チップとして発泡性の弾性チップ、すなわち内部に多数の気泡(空隙)を有する弾性チップ(以下、本明細書において「発泡弾性チップ」と称する。)を用いる場合には、発泡弾性チップは比重が軽いため、上記の傾向が顕著であった。その結果、塗布層が硬化してなる樹脂硬化層中への発泡弾性チップの混入率が低くなるため、優れた衝撃吸収性を有する弾性舗装構造体を得ることができないでいた。
つまり、本来特許文献1の弾性舗装方法は、弾性チップの混入率を高くして衝撃吸収性に優れた弾性舗装構造体を得ることを目指した方法であるにも関わらず、それでも弾性チップの混入率は不十分であり、混入率をより高めたいという課題を本発明者らは認識した。
本発明は上記課題に鑑み、樹脂硬化層中への弾性チップの混入率を高めて、優れた衝撃吸収性を有する弾性舗装構造体を安価に得ることができる弾性舗装方法を提供する。
上記課題を解決すべく、本発明者は、弾性チップを沈降させやすい硬化性樹脂組成物を鋭意検討した。そして、ウレタンプレポリマーを含む主剤と活性水素基を有する化合物を含む硬化剤とを含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物に対して、SP値(溶解性パラメータ:Solubility Parameter)が8〜15である非水系表面調整剤を添加した場合に、当該組成物が弾性チップを沈降させやすいことを見出した。そして、この硬化性樹脂組成物を、競技場、グラウンド、走路または歩行路の弾性舗装方法に適用すれば、樹脂硬化層中への弾性チップの混入率を高めることができるとの認識に至った。
表面調整剤は、塗料の分野で添加剤として慣用されている組成物であり、一般的には、塗膜の泡を消す作用を有する消泡剤や、塗膜の表面を平滑にする作用を有するレベリング剤などに分類され、種々の組成があり、SP値も様々である。本発明者らは、所定範囲のSP値を有する非水系表面調整剤を含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物が弾性チップを沈降させやすいという新規な知見に基づき、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)競技場、グラウンド、走路または歩行路を弾性舗装する方法であって、
舗装面に第1の硬化性樹脂組成物を敷き均して、該組成物からなる塗布層を形成する第1工程と、
前記塗布層の硬化前に、前記塗布層に過剰量の弾性チップを散布する第2工程と、
前記塗布層の硬化後に、前記塗布層に固定されなかった余剰弾性チップを回収する第3工程と、
により、前記弾性チップを含む第1の樹脂硬化層を形成するにあたり、
前記第1の硬化性樹脂組成物が、ウレタンプレポリマーを含む主剤と、活性水素基を有する化合物を含む硬化剤と、SP値が8〜15である非水系表面調整剤と、を含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物であることを特徴とする弾性舗装方法。
(2)前記非水系表面調整剤が、アクリル系、シリコーン系またはビニル系の表面調整剤から選択された一種以上である上記(1)に記載の弾性舗装方法。
(3)前記非水系表面調整剤の前記主剤および前記硬化剤の合計に対する含有率が、0.1〜20質量%である上記(1)または(2)に記載の弾性舗装方法。
(4)前記第1工程から前記第3工程までを2回以上繰り返す、上記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
(5)前記弾性チップが発泡弾性チップを含む、上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
(6)前記発泡弾性チップが、発泡EPDMゴムを粉砕して得たチップを含む上記(5)に記載の弾性舗装方法。
(7)前記第1の樹脂硬化層の物性値が、JIS K 6253に準拠して測定した硬さが20℃において30〜80、JIS K 6251に準拠して測定した引張強さが0.5MPa以上、JIS K 6251に準拠して測定した切断時の伸びが40%以上を満たす上記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
(8)前記第1の樹脂硬化層上に、第2の硬化性樹脂組成物を敷き均し、硬化させて第2の樹脂硬化層を形成する工程と、
前記第2の樹脂硬化層上に、第3の硬化性樹脂組成物と弾性チップとを混合してなる混合物を吹き付け機で吹き付けて、または、前記混合物を敷き均した後砂骨ローラーで加圧して、最上層を形成する工程と、
をさらに有する上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
(9)上記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の弾性舗装方法により舗装されてなる弾性舗装構造体。
本発明の弾性舗装方法によれば、樹脂硬化層中への弾性チップの混入率を高めて、優れた衝撃吸収性を有する弾性舗装構造体を安価に得ることができる。
本発明の一実施形態による弾性舗装方法によって得ることができる弾性舗装構造体100の模式断面図である。
本発明の一実施形態は、競技場、グラウンド、走路または歩行路を弾性舗装する方法である。図1を参照しつつ、本発明の一実施形態による弾性舗装方法の工程を説明する。
まず、図1のアスファルトコンクリート層(以下、単に「アスコン層」をいう。)10の表面の清掃等を行う。次に、セメント、セメント系固化剤および水を高速ミキサーにて混合し、この混合物をゴムレーキにて均一に敷き均し、塗布することができる。混合物が固化した下地処理層12により、アスコン層10の表面強化と平滑化ができ、アスコン層10からの上昇水分が遮断でき、また、防湿効果が高められる。次に、下地処理層12上にプライマー塗料を均一に塗布し、接着層14を形成する。なお、これらの工程は本発明の一例であり、本発明はこれらに限定されることはない。
プライマー塗料の塗布から所定時間内に、舗装面としての接着層14表面に第1の硬化性樹脂組成物を敷き均して、該組成物からなる塗布層を形成し(第1工程)、引き続き、前記塗布層の硬化前に、前記塗布層に過剰量の弾性チップを散布する(第2工程)。前記塗布層の硬化後に、前記塗布層に固定されなかった余剰弾性チップを回収する(第3工程)。このようにして、図1に示すように、弾性チップ22を含むベース層16を形成する。
次に、本実施形態では、第1〜第3工程を2回以上繰り返して、発泡弾性チップを含む第1の樹脂硬化層を形成する。図1に示す例では、前段落の工程を2回繰り返して、ベース層16上に同様のベース層18を形成し、ベース層16,18が第1の樹脂硬化層を構成する。なお、各ベース層は、既述のようなプライマー塗料を均一に塗布してなる接着層を介して接着させてもよい。
第1の樹脂硬化層20の厚さは、6.0mm以上とすることが好ましく、9.0mm以上とすることがより好ましい。6.0mm未満の場合、弾性層としての第1の樹脂硬化層が薄すぎて優れた衝撃吸収性が得にくいからである。第1の硬化性樹脂組成物を1回塗布しただけでこの厚さを実現しようとすると、第1の樹脂硬化層20中の発泡弾性チップの混入量が場所によって不均一になりやすく、平坦性を損ないやすい傾向にある。そこで本実施形態では、第1の硬化性樹脂組成物を2回以上に分けて塗布することが好ましい。ただし、本発明はこれに限定されず、1回の塗布で適切な樹脂硬化層が形成できる場合には、それでもよい。第1〜第3工程を2回以上繰り返す場合、各ベース層の厚さは4〜7mmとすることが好ましい。なお、第1の樹脂硬化層20の厚さの上限は特に限定されないが、13mm程度とすればよい。
ここで用いる弾性チップ22は、最大幅が1〜3mm程度の寸法を有するものとすることができる。弾性チップ22を構成する材料は特に限定されず、加硫ゴム(天然ゴム、合成ゴムを含む)および熱硬化性樹脂系エラストマー等の熱硬化性エラストマーや、熱可塑性エラストマーの中から任意の一種以上を用いることができる。弾性チップ22は、非発泡性であっても発泡弾性チップであってもよく、両者の併用であってもよい。非発泡性の弾性チップとしては、既設ウレタン舗装の改修工事で発生する撤去ウレタン舗装材を粉砕したチップ、廃タイヤを粉砕したチップ、加硫ゴムチップ等を挙げることができる。発泡弾性チップは、比重が1未満であり、空隙率が20〜50%程度のものを用いることができる。で、発泡弾性チップ22としては、例えば、車の窓枠、ハンドル、シートのクッション材などを成形した際の余り部分のような、発泡EPDMゴムを粉砕して得ることができる。
ここで本実施形態では、第1の硬化性樹脂組成物が、ウレタンプレポリマーを含む主剤と、活性水素基を有する化合物を含む硬化剤と、SP値が8〜15である非水系表面調整剤と、を含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物であることが肝要である。弾性舗装の際に、ウレタンプレポリマーを含む主剤と活性水素基を有する化合物を含む硬化剤と含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物は一般的に用いられているものであり、詳細な説明を要しない。本実施形態では、このような組成物に、SP値が8〜15である非水系表面調整剤を含有させることで、第1の樹脂硬化層20中への弾性チップ22の混入率を高めることができる。好ましいSP値は、8〜12である。
(主剤)
主剤に含有されるウレタンプレポリマーは、特に限定されず、公知または任意のものを用いることができる。例えば、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、ヒドロキシ基(OH基)に対してイソシアネート基(NCO基)が過剰となるように反応させることにより得られる反応生成物等を用いることができる。また、ウレタンプレポリマーは、0.5〜10質量%のNCO基を分子末端に含有することができる。
<ポリイソシアネート化合物>
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリイソシアネート化合物は、分子内にイソシアネート基を2個以上有するものであれば特に限定されない。ポリイソシアネート化合物としては、具体的には、例えば、TDI(例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI))、MDI(例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’−MDI)、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4’−MDI))、1,4−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)のような脂肪族ポリイソシアネート;トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(HXDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)のような脂環式ポリイソシアネート;これらのカルボジイミド変性ポリイソシアネート;これらのイソシアヌレート変性ポリイソシアネート;等が挙げられる。
このようなポリイソシアネート化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。これらのうち、トリレンジイソシアネート(TDI)を用いると、得られるウレタンプレポリマーが低粘度となり、このウレタンプレポリマーを含む主剤の取り扱いが容易となる理由から好ましい。
<ポリオール化合物>
ウレタンプレポリマーの製造の際に使用されるポリオール化合物は、ヒドロキシ基を2個以上有するものであれば特に限定されない。ポリオール化合物としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、その他のポリオール、これらの混合ポリオール等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,2,5−ヘキサントリオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオールおよびペンタエリスリトールからなる群から選択される少なくとも1種に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびポリオキシテトラメチレンオキシドからなる群から選択される少なくとも1種を付加させて得られるポリオール等が挙げられる。具体的には、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリプロピレンエーテルトリオールが好適に例示される。
ポリエステルポリオールとしては、具体的には、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパンおよびその他の低分子ポリオールからなる群から選択される少なくとも1種と、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、ダイマー酸およびその他の脂肪族カルボン酸、ひまし油およびその他のヒドロキシカルボン酸ならびにオリゴマー酸からなる群から選択される少なくとも1種との縮合重合体;プロピオンラクトン、バレロラクトンなどの開環重合体;等が挙げられる。
その他のポリオールとしては、具体的には、例えば、ポリマーポリオール、ポリカーボネートポリオール;ポリブタジエンポリオール;水素添加されたポリブタジエンポリオール;アクリルポリオール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオールのような低分子量のポリオール;等が挙げられる。
このようなポリオール化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(硬化剤)
硬化剤に含有される活性水素基を有する化合物は、ヒドロキシ基、メルカプト基およびアミノ基(イミノ基も含む、以下同様。)からなる群より選択される置換基を分子内に2個以上有する化合物である。このような化合物としては、例えば、ヒドロキシ基を2個以上有するポリオール化合物、メルカプト基を2個以上有するポリチオール化合物、アミノ基を2個以上有するポリアミン化合物等が挙げられる。
<ポリオール化合物>
上記ポリオール化合物としては、具体的には、例えば、上述したウレタンプレポリマーの生成で用いるポリオール化合物が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
<ポリチオール化合物>
上記ポリチオール化合物としては、具体的には、例えば、メタンジチオール、1,3−ブタンジチオール、1,4−ブタンジチオール、2,3−ブタンジチオール、1,2−ベンゼンジチオール、1,3−ベンゼンジチオール、1,4−ベンゼンジチオール、1,10−デカンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,9−ノナンジチオール、1,8−オクタンジチオール、1,5−ペンタンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパジチオール、トルエン−3,4−ジチオール、3,6−ジクロロ−1,2−ベンゼンジチオール、1,5−ナフタレンジチオール、1,2−ベンゼンジメタンチオール、1,3−ベンゼンジメタンチオール、1,4−ベンゼンジメタンチオール、4,4′−チオビスベンゼンチオール、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、1,8−ジメルカプト−3,6−ジオキサオクタン、1,5−ジメルカプト−3−チアペンタン、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン、チオール基末端ポリマー(例えば、ポリサルファイドポリマー(チオコールLP、東レ・ファインケミカル社製)など)等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
<ポリアミン化合物>
上記ポリアミン化合物としては、具体的には、例えば、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,7−ヘプタンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−ノナンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、1,14−テトラデカンジアミン、1,16−ヘキサデカンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、イミノビスプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、イソホロンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、1−シクロヘキシルアミノ−3−アミノプロパン、3−アミノメチル−3,3,5−トリメチル−シクロヘキシルアミン、ノルボルナン骨格のジメチレンアミン、メタキシリレンジアミン(MXDA)、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどの脂肪族ポリアミン;3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(MOCA)、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、2,4′−ジアミノジフェニルメタン、3,3′−ジアミノジフェニルメタン、3,4′−ジアミノジフェニルメタン、2,2′−ジアミノビフェニル、3,3′−ジアミノビフェニル、2,4−ジアミノフェノール、2,5−ジアミノフェノール、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2,3−トリレンジアミン、2,4−トリレンジアミン、2,5−トリレンジアミン、2,6−トリレンジアミン、3,4−トリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミンなどの芳香族ポリアミン;等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第1の硬化性樹脂組成物には、フィラーと、その他添加剤とを含有させることができる。
フィラーは、硬化剤中に添加することが好ましく、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化ケイ素、タルク、クレー、生石灰、カオリン、ゼオライト、けいそう土、微粉末シリカ、疎水性シリカ、カーボンブラック等の粉末の1種以上を用いることができる。フィラーは、第1の硬化性樹脂組成物中に20〜60質量%の範囲で添加することが好ましい。
その他の添加剤としては、硬化触媒、可塑剤、分散剤、溶剤、酸化防止剤、着色剤、消泡剤が挙げられ、主剤および/または硬化剤に添加することができる。その他の添加剤は、本発明の目的を損なわない範囲で添加され、通常、第1の硬化性樹脂組成物中に10質量%以下で添加される。
硬化触媒としては、例えば、有機金属系触媒が挙げられる。有機金属系触媒としては、例えば、オクテン酸鉛、オクチル酸鉛のような鉛系触媒;オクチル酸亜鉛のような有機亜鉛化合物;ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズラウレートのような有機スズ化合物;オクチル酸カルシウム、ネオデカン酸カルシウムのような有機カルシウム化合物;有機バリウム化合物;有機ビスマス化合物;等が挙げられる。硬化触媒は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
可塑剤としては、二液硬化型ポリウレタン組成物に用いられる任意のものとすればよく、例えば、アジピン酸ジイソノニル(DINA)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフタレート(BBP)、ジオクチルアジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)、トリオクチルフォスフェート(TOP)、トリス(クロロエチル)フォスフェート(TCEP)、トリス(ジクロロプロピル)フォスフェート(TDCPP)、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル等が挙げられ、これらをそれぞれ単独でまたは2種以上を併用して使用することができる。
分散剤は、固体を液中に分散させうるものであれば特に限定されない。
溶剤としては、例えば、ヘキサン、トルエンのような炭化水素化合物;テトラクロロメタンのようなハロゲン化炭化水素化合物;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン;ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル;酢酸エチルのようなエステル;ミネラルスピリット;等が挙げられる。
酸化防止剤としては、具体的には、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシトルエンアニソール(BHA)、ジフェニルアミン、フェニレンジアミン、亜リン酸トリフェニル等を挙げることができる。
着色剤および消泡剤は、当該機能を有するものであれば特に限定されない。
本実施形態において、上記活性水素基を有する化合物は、活性水素基と上記ウレタンプレポリマーのイソシアネート基との当量比(イソシアネート基/活性水素基)が、1.0〜1.5となるように配合するのが好ましい。
主剤と硬化剤の混合比は、第1の樹脂硬化層が弾性舗装として適切な物性値を有するように、適宜設計すればよく、特に限定されない。具体的には、第1の樹脂硬化層の物性値が、JIS K 6253に準拠して測定した硬さが20℃において30〜80、JIS K 6251に準拠して測定した引張強さが0.5MPa以上、JIS K 6251に準拠して測定した切断時の伸びが40%以上を満たすようにすればよい。
(非水系表面調整剤)
非水系表面調整剤は、塗料の分野で添加剤として慣用されている組成物であり、有効成分によってアクリル系、シリコーン系、ビニル系またはフッ素系に分類される。溶剤を含む表面調整剤の場合、溶剤は水を含まない有機溶媒とする。本実施形態の第1の硬化性樹脂組成物に含有させる非水系表面調整剤は、SP値が8〜15であるものである限り特に限定されない。SP値は、溶解性パラメータ(Solubility Parameter)と呼ばれる親和性のパラメータの一つであり、2成分系溶液の溶解度の目安としては、一般的に使用されている。つまり、SP値の差が小さい2成分は、2成分間の分子間力が小さいため、混ざりやすい(溶解しやすい)と一般的に考えられている。しかしながら本発明者らは、非水系表面調整剤のSP値が意外にも発泡弾性チップの沈降のしやすさと相関があることを見出したのである。
本発明において「非水系表面調整剤のSP値」は、以下の値とする。すなわち、非水系表面調整剤として市販のものを採用し、メーカーから値が公表されている場合には、その値を用いればよい。そうでない場合には、濁点滴定法により求めた値とする。なお、濁点滴定法については、塗料の研究No.152, p.41-46、K.W.Suh, J.M.Corbett: J. Apply Polym. Sci., 12[10], p.2359-2370(1968)を参照できる。
表面調整剤は、既述のとおり、消泡剤やレベリング剤などに分類されるが、SP値が8〜15であるものは、一般的にはレベリング剤に分類されるものである。有効成分がアクリルポリマーであるアクリル系表面調整剤でSP値が8〜15のものとしては、例えば、共栄社化学株式会社製のポリフローNo.7, No.36, No.75, No.77, No.85, No.90, No.95を挙げることができる。有効成分がシリコーン含有ポリマーであるシリコーン系表面調整剤でSP値が8〜15のものとしては、例えば、共栄社化学株式会社製のポリフローKL-700、楠本化成株式会社製のDISPARLON(登録商標)1711を挙げることができる。有効成分がビニル系ポリマーであるビニル系表面調整剤でSP値が8〜15のものとしては、例えば、楠本化成株式会社製のDISPARLON(登録商標)LHP-90を挙げることができる。本実施形態では、これらの中から選択された一種以上を用いればよい。
前記非水系表面調整剤の前記主剤および前記硬化剤の合計に対する含有率は、0.1〜20質量%とすることが好ましく、0.5質量%以上とすることがより好ましい。当該含有率が0.1質量%以上であれば、第1の樹脂硬化層20中への発泡弾性チップ22の混入率を高めるという効果を十分に得ることができる。また、当該含有率が20質量%を超えると、この効果が飽和する。
第1の硬化性樹脂組成物は、舗装現場において、主剤、硬化剤および非水系表面調整剤を同時に混合して作製することができる。また、非水系表面調整剤を主剤中に添加した第1液と、硬化剤である第2液とを予め用意しておき、舗装現場において第1液と第2液とを混合して、第1の硬化性樹脂組成物を作製してもよい。なお、非水系表面調整剤は、硬化剤中の分子間力を打ち消す効果があるため、硬化剤に予め添加すると、時間の経過とともに硬化剤中のフィラーが最終的にハードケーキングを起こし、好ましくない。第1の硬化性樹脂組成物は、作製後1.0時間以内を目安に塗布することが好ましい。
図1を参照して、本実施形態では、第1の樹脂硬化層20上に、第2の硬化性樹脂組成物を敷き均し、硬化させて第2の樹脂硬化層24を形成する工程と、第2の樹脂硬化層24上に、第3の硬化性樹脂組成物と弾性チップ28とを混合してなる混合物により最上層26を形成する工程と、をさらに有することが好ましい。
第2及び第3の硬化性樹脂組成物は、従来のまたは任意の一液硬化型ポリウレタン組成物または二液硬化型ポリウレタン組成物を用いればよい。第2の樹脂硬化層24の厚さは2〜7mm程度とすることができ、最上層26の厚さは0.5〜1.5mm程度とすることができる。
最上層に含ませる弾性チップ28としては、EPDMチップまたはウレタンチップを挙げることができ、最大幅が5.0mm以下の寸法を有するものとすることができる。
なお、第1の樹脂硬化層20と第2の樹脂硬化層24とは、既述のようなプライマー塗料を均一に塗布してなる接着層を介して接着させてもよい。第2の樹脂硬化層24と最上層26との間も同様である。
最上層26の形成手法としては、前記混合物を吹き付け機で吹き付けてスプレーエンボス層を形成する方法がある。また、前記混合物をスクイジーで敷き均した後、混合物層がレベリングしたところで砂骨ローラーで加圧して、エンボス形状を形成する(すなわち、ローラーエンボス層を得る)方法でもよい。
(実験例1)
<主剤の作製>
数平均分子量2,000のポリプロピレンエーテルジオール800g(アクトコールD-2000 三井化学株式会社製)を反応器に入れ、減圧条件下、110℃に加熱し5時間脱水を行った。次いで、ここにトリレンジイソシアネート(コスモネートT-80 三井化学株式会社製)をNCO% 4.00となるように入れ、窒素雰囲気下80℃で12時間撹拌し、ウレタンプレポリマーを得た。こうして得たウレタンプレポリマー95質量部と、可塑剤としてのフタル酸ジイソノニル5質量部を混合して、主剤とした。
<硬化剤の作製>
3,3’-ジクロロ-4,4'ジアミノジフェニルアミン 46.6質量部(ビスアミンA 和歌山精化工業株式会社製)と、可塑剤としてのフタル酸ジイソノニル37.6質量部と、フィラーとしての炭酸カルシウム57.7質量部(LW-350 清水工業株式会社製)と、その他添加剤5質量部とを均一に混合して、硬化剤とした。なお、その他の添加剤としては、株式会社ADEKA製アデカスタブAO-50(酸化防止剤)、伊藤製油株式会社製A-S-A DS-525(湿潤分散剤)、東栄化工株式会社製オクチックス鉛24%(触媒)、大日精化工業株式会社製VT-U SKH1001レッド(着色剤)、および楠本化成株式会社製DISPARLON P-450(消泡剤)を用いた。
<非水系表面調整剤>
以下に示す非水系表面調整剤を用意した。
(アクリル系)
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.7
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.36
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.75
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.77
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.85
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.90
共栄社化学株式会社製 ポリフローNo.95
(シリコーン系)
共栄社化学株式会社製 ポリフローKL-700
楠本化成株式会社製 DISPARLON 1711
(フッ素系)
共栄社化学株式会社製 ポリフローLE-607
(ビニル系)
楠本化成株式会社製 DISPARLONLHP-90
表1に示すように、主剤100質量部、硬化剤200質量部、各種非水系表面調整剤6質量部を混合して、第1の硬化性樹脂組成物を得た。縦1.0m×横1.0mの型枠に、各種組成物4.0kgを流しこみ、発泡ゴムチップ(株式会社ゼロエミッション製:WR-ES)を6.0kg散布した。24時間後に、発泡ゴムチップの付着量を確認した。結果を表1に示す。さらに、発泡ゴムチップの付着率(=発泡ゴムチップの付着量/組成物の質量)も表1に示す。さらに、硬化した樹脂層を型枠から外し、裏面を観察して、発泡ゴムチップの沈降性を評価した。発泡ゴムチップが底まで沈降した場合は○、特に沈降した場合を◎、沈降しない場合は×として、結果を表1に示した。
表1から明らかなように、非水系表面調整剤を含有しない場合や、非水系表面調整剤のSP値が15を超える場合には、発泡ゴムチップの付着率が低いのに対し、非水系表面調整剤のSP値が8〜15の場合には、発泡ゴムチップの付着率が顕著に高くなった。このことから、本発明例による第1の硬化性樹脂組成物を用いて、弾性舗装構造体を作製すれば優れた衝撃吸収率が得られることが明らかである。
Figure 2017025517
(実験例2)
実験例1で用いた主剤と、実験例1で用いた硬化剤と、非水系表面調整剤(楠本化成株式会社製 DISPARLON 1711)を混合して、種々の第1の硬化性樹脂組成物を得た。主剤と硬化剤の混合質量比は1:2とし、非水系表面調整剤の主剤および硬化剤の合計に対する含有率は表2に示す値となるようにした。
また、ゴムチップとして以下のものを用意した。
株式会社ゼロエミッション製EP-N2:発泡ゴム粉砕品
株式会社ゼロエミッション製WR-N2:発泡ゴム粉砕品
株式会社ゼロエミッション製WR-ES:発泡ゴム粉砕品
株式会社カークエスト製800H:無発泡ゴム粉砕品
縦1.0m×横1.0mの型枠に、各種組成物4.0kgを流しこみ、上記各種ゴムチップを6.0kg散布した。24時間後に、ゴムチップの付着量を確認し、ゴムチップの付着率を求めた。結果を表2に示す。
表2から明らかなように、無発泡ゴムチップでも発泡ゴムチップでも、上記非水系表面調整剤の添加によって付着率は向上したが、特に発泡ゴムチップの場合、非水系表面調整剤を0.1質量%添加しただけで、付着率が大きく向上した。
Figure 2017025517
本発明は、陸上競技場等の各種競技場、学校の校庭・運動場・テニスコート等の各種グラウンド、ジョギングコース等の走路、遊歩道等の歩行路を弾性舗装する際に好適に使用できる。
100 弾性舗装構造体
10 アスファルトコンクリート層
12 下地処理層
14 接着層
16 ベース層
18 ベース層
20 第1の樹脂硬化層
22 弾性チップ
24 第2の樹脂硬化層
26 最上層(スプレーエンボス層またはローラーエンボス層)
28 弾性チップ

Claims (9)

  1. 競技場、グラウンド、走路または歩行路を弾性舗装する方法であって、
    舗装面に第1の硬化性樹脂組成物を敷き均して、該組成物からなる塗布層を形成する第1工程と、
    前記塗布層の硬化前に、前記塗布層に過剰量の弾性チップを散布する第2工程と、
    前記塗布層の硬化後に、前記塗布層に固定されなかった余剰弾性チップを回収する第3工程と、
    により、前記弾性チップを含む第1の樹脂硬化層を形成するにあたり、
    前記第1の硬化性樹脂組成物が、ウレタンプレポリマーを含む主剤と、活性水素基を有する化合物を含む硬化剤と、SP値が8〜15である非水系表面調整剤と、を含む二液常温硬化型ポリウレタン組成物であることを特徴とする弾性舗装方法。
  2. 前記非水系表面調整剤が、アクリル系、シリコーン系またはビニル系の表面調整剤から選択された一種以上である請求項1に記載の弾性舗装方法。
  3. 前記非水系表面調整剤の前記主剤および前記硬化剤の合計に対する含有率が、0.1〜20質量%である請求項1または2に記載の弾性舗装方法。
  4. 前記第1工程から前記第3工程までを2回以上繰り返す、請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
  5. 前記弾性チップが発泡弾性チップを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
  6. 前記発泡弾性チップが、発泡EPDMゴムを粉砕して得たチップを含む請求項5に記載の弾性舗装方法。
  7. 前記第1の樹脂硬化層の物性値が、JIS K 6253に準拠して測定した硬さが20℃において30〜80、JIS K 6251に準拠して測定した引張強さが0.5MPa以上、JIS K 6251に準拠して測定した切断時の伸びが40%以上を満たす請求項1〜6のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
  8. 前記第1の樹脂硬化層上に、第2の硬化性樹脂組成物を敷き均し、硬化させて第2の樹脂硬化層を形成する工程と、
    前記第2の樹脂硬化層上に、第3の硬化性樹脂組成物と弾性チップとを混合してなる混合物を吹き付け機で吹き付けて、または、前記混合物を敷き均した後砂骨ローラーで加圧して、最上層を形成する工程と、
    をさらに有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾性舗装方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の弾性舗装方法により舗装されてなる弾性舗装構造体。
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