JP2017025450A - 男性用ボトム衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適度なフィット性を備えつつ、局部の揺れを抑えることができ、且つ、局部のムレを防ぐことのできるボトム衣類を提供する。【解決手段】 本発明のボトム衣類は、男性用ボトム衣類であって、本体領域と、着用時に局部を覆う前当領域と、前記両者を連結する帯状領域とを含み、前記本体領域は、前身頃領域と後身頃領域とを含み、前記前当領域は、着用時における前方向に突出した凸状であり、前記帯状領域は、略U字状のメッシュ部材であり、着用時において局部の左右両側と下側とを囲むように配置され、前記帯状領域において、前記局部の下部に対応する下方領域は、前記前身頃領域に対して前記前方向に傾斜し、前記下方領域よりも上の上方領域は、前記前身頃領域に対して水平であることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、男性用ボトム衣類に関する。
男性用のボトム衣類は、動きに応じて局部に揺れを生じることから、局部の収まりを考慮する必要がある。特に、スポーツ中は、通常の動きよりも局部の揺れの発生が大きいため、この点は重要となる。そこで、局部の収まりを考慮した男性用ボトム衣類として、例えば、局部周辺に略直線状の支持ベルトを配置し、これにより局部を支える形態が提案されている(特許文献1)。また、局部の下部を受けるブラジャー型布と、局部を覆う袋状の布とにより、局部を収める形態も提案されている(特許文献2)。また、サポーターのような緊締力のある素材を使用することにより、局部を押さえつけ、揺れを抑える形態も知られている。
しかし、前記特許文献1の男性用ボトム衣類では、局部周辺に配置される支持ベルトが、略直線状であることから、局部のフィット性が悪く、快適性に欠ける。また、前記特許文献2の男性用ボトム衣類では、前記ブラジャー型布により、局部の下部が支えられているのみであり、引き上げることができないことから、安定性に欠ける。さらに、前記局部を覆うための袋状布を別途被せる必要もある。また、前述のサポーターのように緊締力のある素材を使用すると、局部を押さえつけることにより、着用感が悪いという問題がある。
特開2006−089911号公報 実用新案登録第3019016号公報
そこで、本発明は、局部のフィット性、特に局部の下部のフィットもよく、運動動作による揺れも少なく局部が固定されることで安定した着け心地である男性用ボトム衣類の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のボトム衣類は、
男性用ボトム衣類であって、
本体領域と、着用時に局部を覆う前当領域と、前記両者を連結する帯状領域とを含み、
前記本体領域は、
前身頃領域と後身頃領域とを含み、
前記前当領域は、
着用時における前方向に突出した凸状であり、
前記帯状領域は、
略U字状のメッシュ部材であり、
着用時において局部の左右両側と下側とを囲むように配置され、
前記帯状領域において、前記局部の下部に対応する下方領域の面方向は、前記前身頃領域の面方向に対して前記前方向に傾斜し、前記下方領域よりも上の上方領域の面方向は、前記前身頃領域の面方向に対して略平行であることを特徴とする。
本発明によれば、局部のフィット性、特に局部の下部のフィットもよく、運動動作による揺れも少なく局部が固定されることで安定した着け心地である男性用ボトム衣類を提供可能である。
図1は、本発明の男性用ボトム衣類の第1の実施形態に係るトランクス1000を示す。図1(a)は、トランクス1000の着用時における斜視図を示し、図1(b)は、トランクス1000の着用時における左側面図を示す。 図2は、本発明の男性用ボトム衣類の第1の実施形態に係るトランクス1000を示す。図2(a)は、トランクス1000の平置きにした時の正面図を示し、図2(b)は、トランクス1000の平置きにした時の背面図を示す。図2(c)は、図2(a)の正面図のI−I方向から見た時の断面図を示す。 図3は、本発明の男性用ボトム衣類の第1の実施形態に係るトランクス2000を示す。
本発明の男性用ボトム衣類について、以下、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定及び制限されない。なお、下記図1〜図3において、同一部分には同一の符号を付している。
以下、「前」「後」とは、着用時において、前身頃側を前、後身頃側を後とした場合の前後方向をいい、「上」「下」とは、着用時における上下方向をいう。また、「左」「右」とは、前側から見た左右でも、後側から見た左右でもよい。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の男性用ボトム衣類の第1の実施形態に係るトランクス1000を示す。図1(a)は、トランクス1000の着用時における斜視図を示し、図1(b)は、トランクス1000の着用時における左側面図を示す。図2(a)は、トランクス1000の平置きにした時の正面図を示し、図2(b)は、トランクス1000の平置きにした時の背面図を示し、図2(c)は、図2(a)の正面図のI−I方向から見た時の断面図を示す。
図1及び図2に示すように、本実施形態のトランクス1000は、ショートタイプのトランクスである。トランクス1000は、本体領域100と、前当領域200と、帯状領域300と、伸縮性ベルト400とを含む。本実施形態において、伸縮性ベルト400は、任意の構成要素である。
本体領域100は、図1及び図2に示すように、前身頃領域101と、それに対向する後身頃領域102とで構成される。
前当領域200は、図1及び図2に示すように、着用時に局部Xを覆うように配置される。前当領域200は、図1(b)に示すように、着用時における前方向に突出した凸状である。
帯状領域300は、図1及び図2に示すように、本体領域100及び前当領域200を連結する。本発明において、「連結」とは、特に制限されず、例えば、縫合による連結、接着による連結、両部材を一体として編み上げる方法等があげられ、特に制限されないが、十分な連結強度の点から、縫合による連結が好ましい。また、帯状領域300は、図1及び図2に示すように、着用時において局部Xの左右両側と下側とを囲むように配置される。
帯状領域300は、下方領域310及び上方領域320を含む。下方領域310は、局部Xの下部に対応し、下方領域310の面方向は、前身頃領域101の面方向に対して前方向に傾斜する。前記前方向とは、例えば、前当領域200の着用時における突出方向をいう。上方領域320は、下方領域よりも上にあり、上方領域320の面方向は、前身頃領域101の面方向に対して略平行であり、例えば、前身頃領域101と同一平面上にある。
帯状領域300を、その肌側の面が水平台に対向するように置き、その上方領域320の面方向を前記水平台の面と平行にした場合、下方領域310の面方向は、例えば、前記水平台の面に対する垂直方向に傾斜していてもよい。
帯状領域300は、略U字状の形状である。前記略U字状形状とは、例えば、着用時において局部の左右両側と下側とを囲み、前記局部の上側は開放されている形状であればよい。
帯状領域300は、例えば、一つの部材から形勢される未連結の一体化部材でもよいし、複数の部材が連結された一体化部材でもよい。前者の場合、帯状領域300は、例えば、一つの素材を略U字状に裁断することで得られる。この場合、例えば、切り替え、接ぎ線がないため、より優れた肌触りとなる。また、後者の場合、帯状領域300は、例えば、略J字状の部材と、それに対称な形状の部材とを連結した部材でもよい。前記略J字状の部材と、前記対象な形状の部材は、例えば、それぞれの下方の先端を連結することによって、略U字状とすることができる。
帯状領域300の部材は、伸縮性のメッシュ部材である。前記メッシュ部材は、例えば、メッシュ状の部材であればよく、メッシュ素材ということもできる。「メッシュ状」とは、例えば、網目状をいい、前記メッシュ部材としては、例えば、編物(編地)、織物(織地)等の生地が挙げられる。前記編物は、例えば、経編でも緯編でもよい。前記メッシュ部材の組織は、例えば、ワンウェイ又はツーウェイのトリコット、パワーネット等が挙げられ、前記メッシュ部材の材質は、特に制限されず、例えば、ナイロン、ポリエステル等のポリマー、綿、それらの混紡等があげられる。
前記メッシュ部材は、例えば、KES−F8通気性試験機による通気度測定値が、0.025以下であることが、通気性の観点から好ましい。
伸縮性ベルト400は、例えば、本体領域100の上端部に連結した状態で配置されており、着用時においてウエスト周り付近に位置することが好ましい。伸縮性ベルト400は、本実施形態において、任意の構成要素である。
本実施形態のトランクス1000は、例えば、本体領域100、前当領域200、及び帯状領域300に対応する各部材が、それぞれ連結されて一体化している。前記連結は、前述のように、特に制限されないが、例えば、縫合による連結である。また、本実施形態のトランクス1000において、本体領域100、前当領域200、及び帯状領域300は、例えば、いずれか二つの領域または全ての領域が、連続して形成された一つの部材で構成されてもよい。
本実施形態のトランクス1000の本体領域100は、前身頃領域101及び後身頃領域102に加えて、さらにマチ領域を含んでもよい。前記マチ領域は、例えば、クロッチ領域ともいい、股部分に該当する領域をいう。前記マチ領域は、例えば、前身頃領域101及び後身頃領域102と同じ部材を使用してもよいし、異なる部材を使用してもよい。前記マチ領域は、例えば、前身頃領域101と後身頃領域102との間であって、股に対応する箇所に配置され、前記両者に連結されていることが好ましい。
本実施形態のトランクス1000は、帯状領域300が、局部Xの下部と左右の横部とを囲む略U字状であるため、局部Xの下方を十分に支えることができる。また、帯状領域300の下方領域310の面方向は、前身頃領域101の面方向に対して、完全に平行ではなく、局部Xの下部を受ける下方領域310の面方向において、前身頃領域101の面方向に対して前方向に傾斜する立体構造をとる。このような立体構造をとることにより、帯状領域300は、局部Xの重量を受け止めることができ、局部Xを適度にフィットした状態で固定できる。このように、本実施形態のトランクス1000は、帯状領域300に融通性を持たせ、局部Xの揺れを抑えることができるため、例えば、局部を圧迫した無理な固定が不要であり、局部Xの揺れを抑えるとともに、優れたフィット性及び快適性が得られる。
本実施形態のトランクス1000は、帯状領域300の部材が、前述の通り、メッシュ部材である。これにより、例えば、運動時等において、前当領域200内で局部Xに揺れが生じた場合、前記メッシュ部材の帯状領域300から、揺れにより空気が出し入れされ、局部X周辺の通気性を保つことができる。また、帯状領域300の部材がメッシュ部材であるため、緩衝材の役割を果たす。すなわち、脚や臀部等の動きは、本体領域100に伝わるが、本体領域100と連結された帯状領域300はメッシュ構造であるため、本体領域100に伝わった動きが帯状領域300のメッシュ目の移動等で緩衝され、前当領域200への伝達が抑制でき、結果、局部Xの揺れが抑えられる。さらに、帯状領域300がメッシュ部材であり、且つ、帯状領域300の上方領域320の面方向が前身頃領域101の面方向に対して略平行であり、且つ、帯状領域300の下方領域310の面方向が前身頃領域101の面方向に対して前方向に傾斜することで、例えば、運動時において、局部Xが揺れて上下左右に動こうとしても、局部X周辺が、立体を保ち、且つ、局部Xを持ち上げる構造となるので、無理なくフィットした状態となる。このため、運動時の際でも、揺れを抑え、適度なフィット状態で蒸れないようにできる。
本実施形態のトランクス1000において、図1及び図2に示すように、帯状領域300の両端Yが、ウエスト付近まで伸びており、前記ウエスト付近で固定されていることが好ましい。これにより、帯状領域300が局部Xをしっかりと吊り上げる。これにより、局部Xをより安定に持ち上げることができるので、運動時でも揺れを抑えることができる。
本実施形態のトランクス1000において、図2(b)に示すように、後身頃領域102が、メッシュ部材であることが好ましい。これにより、トランクス1000の通気性が向上する。前記メッシュ部材は、特に制限されず、例えば、帯状領域300のメッシュ部材と同様である。
本実施形態のトランクス1000において、図1及び図2に示すように、本体領域100の前身頃領域101及び後身頃領域102は、一体化された部材であることが好ましい。これにより、切り替え、接ぎ線がないため、優れた肌触りとなる。
以下、本実施形態の帯状領域300における、下方領域310の外周及び上方領域320の外周の境界点Kについて説明する。境界点Kとは、帯状領域300の外周における下方領域310の上端であり、下方領域310の面方向について前記傾斜が始まる位置である。境界点Kは、例えば、以下で説明する距離Aにより規定してもよいし、以下で説明する距離Bにより規定してもよい。また、前記傾斜が始まる境界点は、例えば、帯状領域300と前当領域200とを(または、両者から起こした型紙を)、それぞれ水平台に置いた状態で、帯状領域300の内側カーブと前当領域200の外周カーブとを上方向から自然に沿わせた際に、両者のカーブに不一致が生じる点ということもできる。この境界点と図2の境界点Kとは、例えば、図2の帯状領域において、互いに対応する内側カーブの点と外側カーブの点に該当する。
図2(a)に示すように、例えば、トランクス1000を本体領域100の前身頃領域101が上になるよう平置きした状態において、点A’と点A’’との間の距離Aが、下記条件(1)を満たすことが好ましい。点A’は、帯状領域300の外周における下方領域310と上方領域320との境界点Kを、体軸方向に平行な中心線に投影した点であり、点A’’は、本体領域100の股部の最下点である。
(1) 60mm≦A≦100mm
距離Aが前記条件(1)を満たす場合、例えば、帯状領域300の下方領域310では、局部Xの下方部分が緩やかに立ち上がる形状となり、下方領域310の面方向が、局部Xの形状に沿うため、前当領域200が、適度に局部Xを覆うことができる。これにより、局部X周辺には、局部Xの動きを許容し得るスペースが確保される。このため、帯状領域300が、効果的に前当領域200と本体領域100との揺れの差を緩和できる。また、フラットな領域である上方領域320が下方まで延長されていないため、鼠径部の動きが阻害されることがない。さらに、局部X周辺の立ち上がり形状が大きくなり過ぎず、前当領域200が、必要以上に前方向に突出した状態とならない。このため、前当領域200が、局部Xをしっかりとホールドでき、安定性が向上する。
距離Aは、前述した効果をより効果的なものとするために、例えば、70〜90mmの範囲が好ましい。
図2(a)に示すように、例えば、トランクス1000の本体領域100の前身頃領域101が上になるように平置きした状態において、距離Bが、下記条件(2)を満たすことが好ましい。距離Bは、帯状領域300の外周における下方領域310と上方領域320との2つの境界点K及びK’の間の距離である。
(2) 130mm≦B≦210mm
距離Bが前記条件(2)を満たす場合、例えば、前当領域300が局部Xの幅と合うため、前当領域300に適切に局部Xが収まる。このため、前当領域300が、局部Xをしっかりとホールドできる。
距離Bは、前述した効果をより効果的なものとするために、例えば、150〜170mmの範囲が好ましい。
また、本実施形態の帯状領域300における、下方領域310の立ち上がりの角度は、特に制限されないが、例えば、以下のような条件があげられる。下方領域310の立ち上がり角度は、例えば、図2(c)の角度Cで表すことができる。前記角度Cは、帯状領域300の外周の最下点Hを通り且つ体軸方向に平行な線Lと、帯状領域300の外周の最下点Hと内周の最下点H’とを結ぶ線とがなす角である。本体領域100の前身頃領域101が上になるように平置きした状態において、角度Cが、下記条件(3)を満たすことが好ましい。
(3) 50°≦C≦70°
角度Cが前記条件(3)を満たす場合、例えば、局部X付近の前方向への突出量が適度に確保される。これにより、前当領域200が、局部Xを押さえつけることがなく、また、局部Xをしっかりとホールドできる。このため、帯状領域300が、効果的に前当領域200と本体領域100との揺れの差を緩和できる。
角度Cは、前述した効果をより効果的なものとするために、例えば、55〜65°が好ましい。
本体領域100及び前当領域200の部材としては、特に制限されず、例えば、編物、織物、不織布等の生地が挙げられる。前記編物は、例えば、経編でも緯編でもよい。具体例としては、例えば、フライス、天竺、トリコット、パワーネット、ツーウェイラッセル等の素材が用いられる。前当領域200は、例えば、前記部材を2枚重ねで使用してもよい。
本実施形態において、例えば、本体領域100、前当領域200、及び帯状領域300の物性は、特に制限されないが、例えば、伸縮性を有することが好ましく、そのような物性を有する部材を、適宜選択して使用できる。前記伸縮性とは、例えば、伸度で表すことができる。
前記伸縮性を有する部材は、特に制限されないが、例えば、前述のような編物が挙げられる。前記伸張性の部材の具体例は、例えば、経編素材であるメッシュパワーネット、柄パワーネット、ラッセルレース、ダブルラッセル、ストレッチテープ等が挙げられる。
帯状領域300の伸度(伸縮性)は、例えば、前身頃領域101及び前当領域200よりも、相対的に大きいことが好ましく、具体的には、着用時の鉛直方向における帯状領域300の伸度が、着用時の鉛直方向における前身頃領域101及び前当領域200の伸度よりも、相対的に大きいことが好ましい。これらの各領域の素材は、特に制限されず、例えば、このような物性を有する素材を、適宜選択して、配置すればよい。
以下に、各部材の伸度(伸縮性)の測定法を説明する。なお、本発明は、この測定法により限定されるものではない。
まず、測定対象の部材について、それぞれ、160mm×25mmの大きさの試験片2枚を採取する。測定は、本体領域100の部材、前当領域200の部材及び帯状領域300の部材について行う。各部材の試験片は、トランクス1000に配置された際に着用時の鉛直方向となる方向の長さを160mmとし、鉛直方向に略垂直な水平方向となる方向の長さを25mmとした鉛直方向試験片とする。
そして、前記各試験片について、160mmの長さ方向を上下方向に向けて、その両端をクリップで挟み、定速伸長型引張試験機(島津製作所製、商品名オートグラフ AG−500D)に取り付ける。前記クリップによる上部のつかみ長さは25mm、下部のつかみ長さは35mmとし、その間の距離(つかみ間隔)を100mmとする。そして、前記定速伸長型引張試験機により、前記試験片を、300mm±20mm/分の速度で、22.1N(2.25kgf)の荷重をかけて引っ張る。荷重9.8N(1.00kgf)の伸び率(%)を測定し、2回の平均値を算出し、整数位で表したものを、14.7N時の伸度(%)とする。前記伸度(%)は、引っ張りによる伸長前の長さを100%とした際における、荷重9.8Nでの引っ張りによる伸長時の長さの相対値(%)である。
帯状領域300の伸度(伸縮性)は、前述のように、例えば、着用時の鉛直方向における帯状領域300の伸度が、着用時の鉛直方向における前身頃領域101及び前当領域200の伸度よりも、相対的に大きいことが好ましい。帯状領域300の伸度と、前身頃領域101又は前当領域200の伸度との差は、その下限が、例えば、10%以上、20%以上であり、その上限が、例えば、50%以下、40%以下であり、その範囲が、例えば、10〜50%、20〜40%である。
帯状領域300の前記鉛直方向の伸度は例えば、130〜170%の範囲である。また、本体領域100及び前当領域200の前記鉛直方向の伸度は、例えば、100〜140%の範囲であることが好ましい。
また、本体領域100及び前当領域200については、例えば、同一部材を使用してもよく、前当領域200は、前記部材を2枚重ねで使用することが好ましい。
以上、実施形態の具体例として、トランクスをあげて本発明を説明したが、本発明の男性用ボトム衣類は、これらの具体例で記載されたもののみに限定されるものではなく、太ももの付け根を超えて丈がある、いわゆる一分丈ショーツ等の男性用ボトム部を有する衣類等に適用できる。具体的には、例えば、図3に示す一分丈ショーツ等の男性用ボトム部を有する衣類が挙げられる。図3に示すトランクス2000は、本体領域500が、太ももの付け根を超えて丈があること以外は図1に示すトランクス1000と同一である。
以上、実施形態の具体例として、トランクスをあげて本発明を説明したが、本発明のボトム衣類は、これらの具体例で記載されたもののみに限定されるものではなく、男性用ランニングパンツ、男性用スイミングパンツ等のスポーツ用衣類、男性用サポーター、タイツ、その他外衣、ボトム商品及びトップスとのつなぎ商品等の男性用ボトム衣類に適用できる。
本発明のボトム衣類は、種々の態様が可能である。例えば、上記の実施形態のようなトランクス以外にも、スポーツ衣類、アウター等、各種のボトム部を有する衣類に適用できる。
100、500 本体領域
101、501 前身頃領域
102、502 後身頃領域
200 前当領域
300 帯状領域
310 下方領域
320 上方領域
400 伸縮性ベルト
1000、2000 トランクス
A 距離A
A’ 体軸方向に平行な中心線に投影した点
A’’ 本体領域の股部最下点
B 距離B
C 角度C
H 帯状領域の外周の最下点
H’ 帯状領域の内周の最下点
K、K’ 帯状領域の外周での境界点
L 体軸方向に平行な中心線
X 局部

Claims (11)

  1. 男性用ボトム衣類であって、
    本体領域と、着用時に局部を覆う前当領域と、前記両者を連結する帯状領域とを含み、
    前記本体領域は、
    前身頃領域と後身頃領域とを含み、
    前記前当領域は、
    着用時における前方向に突出した凸状であり、
    前記帯状領域は、
    略U字状のメッシュ部材であり、
    着用時において局部の左右両側と下側とを囲むように配置され、
    前記帯状領域において、前記局部の下部に対応する下方領域の面方向は、前記前身頃領域の面方向に対して前記前方向に傾斜し、前記下方領域よりも上の上方領域の面方向は、前記前身頃領域の面方向に対して略平行であることを特徴とする男性用ボトム衣類。
  2. 前記帯状領域を、その肌側の面が水平台に対向するように置き、前記上方領域の面方向を前記水平台の面と平行にした場合、前記下方領域の面方向は、前記水平台の面に対する垂直方向に傾斜している、請求項1記載の男性用ボトム衣類。
  3. 前記本体領域の前記前身頃領域が上になるよう平置きした状態において、点A’と点A’’との間の距離Aが、下記条件(1)を満たし、
    前記点A’は、前記帯状領域の外周における前記下方領域と前記上方領域との境界点を、体軸方向に平行な中心線に投影した点であり、
    前記点A’’は、前記本体領域の股部の最下点である、請求項1及び2記載の男性用ボトム衣類。
    (1) 60mm≦A≦100mm
  4. 前記本体領域の前記前身頃領域が上になるように平置きした状態において、距離Bが、下記条件(2)を満たし、
    前記距離Bは、前記帯状領域の外周における前記下方領域と前記上方領域との2つの境界点の間の距離である、請求項1から3のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
    (2) 130mm≦B≦210mm
  5. 前記本体領域の前記前身頃領域が上になるように平置きした状態において、角度Cが、下記条件(3)を満たし、
    前記角度Cは、前記帯状領域の外周の最下点Hを通り且つ体軸方向に平行な線と、前記帯状領域の外周の最下点Hと内周の最下点H’とを結ぶ線とがなす角である、請求項1から4のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
    (3) 50°≦C≦70°
  6. 前記帯状領域の伸度が、前記本体領域及び前記前当領域の少なくとも一方よりも、相対的に大きい伸度である、請求項1から5のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
  7. 前記帯状領域の伸度が、前記本体領域よりも、相対的に大きい伸度である、請求項6記載の男性用ボトム衣類。
  8. 前記帯状領域の両端が、ウエスト付近まで伸びており、前記ウエスト付近で固定されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
  9. 前記後身頃領域が、メッシュ部材で形成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
  10. 前記本体領域が、一体成型された部材で形成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
  11. 前記男性用ボトム衣類が、スポーツ用である、請求項1から10のいずれか一項に記載の男性用ボトム衣類。
JP2015147229A 2015-07-24 2015-07-24 男性用ボトム衣類 Active JP6565423B2 (ja)

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