JP2008196078A - 男性用下半身衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性を備えながらも、前股部の生地がずり上がりにくく、快適な着用感が得られる男性用下半身衣類を提供する。
【解決手段】前身頃および後身頃を伸縮性を有する本体素材で形成する一方、前記前身頃と股部との境界位置を下限として局部を囲む左右両側から左右前裾縁にかけた左右一対の前身頃左右下側部を前記本体素材よりも低伸縮性の低伸縮性素材から形成し、前記低伸縮性素材からなる前身頃左右下側部は、それぞれ局部側端縁から前裾縁側端縁間の幅を3〜10cmとすると共に、前股接ぎから前裾側に裾部全長の20〜30%の範囲に設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、男性用下半身衣類に関し、特に、トランクスでブリーフと同様のフィット性を有する所謂ボクサーパンツ(ボクサーブリーフとも称す)において、前身頃の左右下側部に当たる前股部のずれ上がりを防止して、快適な着用感を付与するものである。
従来より、伸縮性素材を用いてフィット性を高めた男性用下半身衣類が提案されている。しかし、伸縮性素材のみで男性用下半身衣類を構成すると、生地が身体全体に密着することにより、特に、前身頃の左右下側部に当たる前股部のずれ上がりが生じ、快適な着用感が得られにくいという問題が生じる。
そこで、伸縮性素材と共に非伸縮性素材を用いた男性用下半身衣類が提案されている。
例えば、実用新案登録第3022009号公報(特許文献1)では、図7に示すように、非伸縮性生地からなるパンツ本体1に、該パンツ本体1の上端部の一部から下端部側にかけて伸縮自在な帯状の伸縮部2が設けられているパンツが提案されている。
また、実公昭38−9426号公報(特許文献2)では、図8に示すように、前後身頃3、4の股下より端部6に伸縮加工生地を接続構成してパンツ股部5を当該伸縮加工生地をもって構成すると共に脚口7の見掛け口径を狭くした布帛製パンツが提案されている。
実用新案登録第3022009号公報 実公昭38−9426号公報
しかし、前記特許文献1のパンツは、脱着の容易性等に鑑みて考案されたものであり、着用時の日常的な動作や運動により、生地のずれ上がりが生じ、股関節近傍で生地が撓んで厚くなるおそれがある。
また、前記特許文献2のパンツは、運動する際には脚筒部が伸縮するために窮屈な着用感をなくしているが、動作時や運動時の生地のずれ上がりを防止したものではない。
このように、着用者の動作時・運動時の関節等の動きに着目し、フィット性を有しながらも、股部付近の生地の撓みや生地のずれ上がりを効果的に防止した男性用下半身衣類はない。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、フィット性を備えながらも、前股部の生地がずり上がりにくく、快適な着用感が得られる男性用下半身衣類を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、前身頃および後身頃を伸縮性を有する本体素材で形成する一方、
前記前身頃と股部との境界位置を下限として局部を囲む左右両側から左右前裾縁にかけた左右一対の前身頃左右下側部は、前記本体素材よりも低伸縮性または非伸縮性の素材から形成し、
前記前身頃左右下側部は、それぞれ局部側端縁から前裾縁側端縁間の幅を3〜10cmとすると共に、前股接ぎから前裾側に裾部の全長の20〜30%の範囲に設けていることを特徴とする男性用下半身衣類を提供している。
前記構成とすれば、前身頃左右下側部の前股部相当位置は、本体素材よりも伸長率の低い低伸縮性素材で形成しているため、着用時に前身頃および後身頃の本体部を構成する高伸縮性素材が伸長されても、該伸長に追従しにくくすることができる。その結果、前股部のずれ上がりを防止することができる。
前記低伸縮性素材は、本体素材より伸長率の低い生地から構成しているので、相対的に股部近傍にしっかりと位置させることができ、安定感を与えることできる。
前記前身項と後身項は脇接ぎなしのタイプとし、一体的に裁断した生地から形成してもよいし、前後身項を脇線で縫着して脇接ぎタイプとしてもよい。
このように、本発明の男性用下半身衣類は、ずれ上がりの原因となる動作が行われる股関節や局部の近傍に前記低伸縮性素材を配置しているため、局部や股関節の動きによる衣類のずれ上がりを直接的かつ効率的に防止することができる。
具体的には、前記低伸縮性素材または非伸縮性素材からなる前身頃左右下側部の幅を3〜10cmの範囲としているのは、3cm未満の幅とするとずれ上がりを防止できるだけの緊締力を股回り部に付与することができず、10cmを超えると面積が大きくなり過ぎて過剰な緊締力を付与することになり、着用感を損なうおそれがあるからである。
さらに、前記前身頃左右下側部の長さを、前股接ぎから前裾側に裾部全長の20〜30%の範囲としているのは、20%未満であると面積が小さくなり、ずれ上がりを防止するために十分な緊締力を付与することができなくなる。一方、30%を超えると過剰な緊締力を付与することになり、快適な着用感を損なうおそれがあるからである。
前記前身頃の中央部には、ウエスト側上端から前記股部にかけて局部当て部を分割して設け、該局部当て部は前方へ膨出する立体形状としていると共に、該局部当て部の下側部分を鼠蹊溝ラインに沿わせた円弧形状とし、かつ、該局部当て部の外縁に前記本体生地より低伸縮性または非伸縮性の連結材の一側端縁を縫着し、該連結材の下側部の他側端縁に前記前身頃左右下側部を縫着すると共に上側部に前記前身頃本体部を縫着していることが好ましい。
前記鼠蹊溝とは、股のつけね位置の窪みを有する部分をいい、脚を動かしたときに動きの変化が大きい部分である。
前記のように、低伸縮性素材または非伸縮性素材からなる前身頃左右下側部の下側部は鼠蹊溝ラインに沿わせており、その長さは、具体的には、最下端から少なくとも1/4が鼠蹊溝のラインに沿わせることが好ましい。このように、鼠蹊溝ラインに沿わせと、股関節の動きによる生地の伸縮に伴うずれ上がりを、より効果的に抑制することができる。
かつ、局部当て部は伸縮性素材で形成していると共に局部の膨らみや動きに追従できる立体裁断として縫着し立体的に膨出させているため、着用時において局部に窮屈感を発生させない。
さらに、局部当て部と前記前身頃本体部および前身頃左右下端部とは低伸縮性または非伸縮性の連結材を介して連結しているため、局部当て部の伸びや動きが前身頃本体部および前身頃左右下端部に伝達しにくくすることができ、前股部分のずれ上がりをより効果的に防止することができる。
さらにまた、局部当て部の下側部は円弧状に形成し、その外周に前記連結材を縫着しているため、局部を下方からしっかりとホールドするため、局部の安定感を与えることができる。
前記連結材の幅は0.5〜2.5cmの範囲としていることが好ましい。さらに好ましくは1.0〜2.0cmである。
これは、連結材の幅が0.5cm未満であると、連結材を設けることによるずれ上がり防止効果や局部のホールド効果が十分に得られにくく、2.5cmを超えると連結材の面積が過剰となり、快適な着用感が損なわれるおそれがあることに因る。
前記前身頃左右下側部および連結材を形成する低伸縮性素材や非伸縮性素材は、前記本体素材よりも伸長率の小さい素材であれば良く、繊維材料や樹脂材料からなる素材が用いられる。これらの素材は本体素材と縫着して継ぎ合わせると生地が厚くならずに好ましいが、前記本体素材に重ねて縫着してもよい。
具体的には、低伸縮性素材や非伸縮性素材としては、縦編メッシュ、マーキゼット、サテン織物、編糸テープ、ナイロンタフタ、レース等が用いられ、その形状はテープ状、テープ状にカットしたもの、幅の広い当て布状にカットしたもの等が用いられる。
特に、前記前身頃左右下端部および連結材を構成する前記低伸縮性または非伸縮性素材は、メッシュ状に編成した編物生地からなることが好ましい。このように、メッシュ編地とすることにより、通気性を高めることができるため、本体生地を伸縮性の高い生地から構成してフィット性を高めていても、蒸れにくくすることができる。
また、前記前身頃左右下側部は、前記以外に、本体生地に含有させた弾性繊維を熱処理して形成してもよいし、樹脂を熱硬化させることにより形成してもよい、例えば、ポリウレタン等の弾性繊維を熱処理すると伸びがなくなり、また、加熱溶着して樹脂を塗布あるいは含浸させて伸びを無くしてもよい。
さらに、本体身頃および股部を含む全体を編みたてにより形成して、前記前身頃左右下側部および連結材となる部分は、編み方を変えて形成してもよい。この場合は、別布を取り付ける必要がないと共に、加熱処理も必要ないので、容易に低伸縮部を設けることができる。
前記前身頃左右下側部および連結材は、タテ方向の伸長率が0〜50%、ヨコ方向の伸長率が0〜50%の範囲に設定していることが好ましい。前記範囲の伸長率が好ましいとしているのは、ずれ上がりを防止することができ、かつ、着用感を損なわない範囲だからである。
なお、前記伸長率は、JIS L1096に準拠した方法で測定しており、詳細には、2.5cm×16.0cmの試験片を縦横方向に2枚採取し、上部つかみ幅52.5cm、下部つかみ幅3.5cm、引張間隔10.0cmとしてインストロン型定速伸長型引張試験機(島津製作所製「オートグラフAG−500D」)に取り付け、30±2cm/minの速度で、14.7Nの荷重をかけて測定している。
生地の方向は、男性用下半身衣類とされたときに、胴回り方向に配置される方向をヨコ方向とし、該ヨコ方向に対して垂直方向をタテ方向と定義している。
前記比較的伸びの良い伸縮性素材からなる本体素材は、伸縮性編物あるいは伸縮性織物で形成していることが好ましい。このように、前身頃左右下側部および連結材以外は伸縮性素材で形成すると、腹部、脇部、臀部及び局部の全体を軽くフィットさせ、快適な着用感を得ることができる。さらに、外衣へのシルエットを響きにくくすることもできる。
本体布としては、ワンウェイあるいはツーウェイのトリコット、ジャージ、スムース、天竺、ツーウェイラッセル等が用いられ、さらにこれらにポリウレタン繊維等の弾性繊維を5〜30%含有しているものが好適に用いられる。
なかでも、ポリウレタン繊維含有ツーウェイトリコットを用い、特に、ヨコ方向の伸長率を高めていることが好ましい。
本発明の男性用下半身衣類は、ボクサーパンツに最も好適に適用でき、該ボクサーパンツの着用時に生じやすい前裾縁のずれ上がりや股部への食い込みをより効果的に抑制できる。
さらに、ボクサータイプのスイミングパンツとしても良いし、伸縮性素材からなるスパッツ、レオタード、外衣、ボトム商品およびトップとのつなぎ商品などのフィット性を高めた男性用下半身衣類全般に適用することができる。
なお、前後身項を有する本発明の男性用下半身衣類は、前後身項が脇接ぎないタイプでも良いし、脇接ぎタイプでもよい。
前述したように、本発明の男性用下半身衣類は、前身頃左右下側部の前股部相当位置を本体素材よりも伸長率の低い低伸縮性素材または非伸縮性素材で形成しているため、着用時における日常的動作や運動に伴う股部付近の生地のずれ上がりを効率的に防止することができる。その結果、本体部を伸縮性素材で構成してフィット性を高めながら、股部付近のずれ上がりを防止することができる。
さらに、前記局部当て部の外周を低伸縮性または非伸縮性の素材からなる連結材で縁取りし、該連結材を介して前記本体素材および前身頃左右下側部と連結しているため、局部の膨らみや動きを本体部や前身頃左右下側部に伝達しにくくすることができ、股部の生地のずれ上がりをより効果的に防止することができる。さらに、股関節の動きによる素材の伸縮に伴うずれ上がりをより効果的に抑制することができる。
そのうえ、局部当て部を連結材で縁取りしていることで、局部をしっかりとホールドすることができ、フィット感と安定感をさらに高め、快適な着用感を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に、第1実施形態に係るボクサーパンツタイプの男性用パンツ10を示す。
パンツ10は、下腹部から股部までの前身頃11、臀部を包む後身頃布12、前身頃11と後身頃布12の下端部を連結して股部を覆うクロッチ布13からなる。
前身頃11は、局部当て布15および左右の第一布17Aと第二布17Bとからなる本体布からなる。該前身項11の各布15、17A、17Bおよび後身頃布12、クロッチ布13は同一の伸縮性素材から形成している。前身頃11と後身頃布12の上端部には、ゴムバンドを伸縮性布で被覆して構成した伸縮性バンド19をつけて縫着している。
前身頃11は、中央部のウエスト側上端から前記クロッチ布13と連結する下端にかけて配置する前記局部当て布15と、該局部当て布15の左右両側の第一布17Aと第二布17Bとからなる本体布を分割して設け、局部当て布15の左右外縁と左右の第一布17A、17Bとは連結材16A、16Bを介して連結している。
また、前記左右の第一布17A、第二布17Bの下側部には低伸縮性素材からなる前身頃左右下側布18A、18Bを配置している。これら左右一対の前身頃左右下側布18A、18Bの内端縁18a、18bは前記連結材16A、16Bを介して局部当て布15と縫着し、上端縁18c、18dは第一布、第二布17A、17Bの下端縁と縫着し、下端縁18e、18fはクロッチ布13と縫着し、外周端縁18g、18hは前裾縁の一部としている。
前記前身頃左右両側布18A、18Bは、その局部当て布15との連結側から前裾縁までの幅Wを、本実施形態では3〜5cmの範囲としている。また、クロッチ布13と縫着する前股接ぎから前裾側に延在する長さL1は、裾部全長の20〜30%の長さとしている。
図2を参照し、右側部分(左側は左右対称のため省略)について詳細に説明すると、前身頃右下側布18Bの内端縁18bは、連結材16Bの外側端縁の略中央位置から下端と縫着しており、前裾縁方向に向けて最小幅となるW1を3cm、最大幅となるW2を5cmとし、全体の幅が3〜5cmの範囲内となるようにしている。
前身頃右下側布18Bの外周端縁18hの長さL1は、前記のように、前股接ぎから前裾側へ裾部全長の20〜30%としている。
前身頃11の局部当て布15および左右の第一布17Aと第二布17Bとからなる本体布、後身頃布12、クロッチ布13、ゴムバンドを被覆する伸縮性布としては、JIS L1096に準拠した方法により14.7Nの荷重をかけて測定した伸長率がタテ120%、ヨコ225%のツーウェイトリコットを用いている。
一方、前身頃左右下側布18A、18Bおよび連結材16A、16Bは、ポリエステル100%のメッシュ状の縦編みメッシュテープを用い、前記局部当て布15、本体布、クロッチ布13よりも低伸縮性としている。
本実施形態では、前身頃左右下側布18A、18B及び連結材16A、16Bを前記のようにメッシュ状の編地により構成することで、通気性を良くして、着用時の蒸れを防いでいる。
また、本実施形態の局部当て布15は、左右一対の布15A、15Bを前中心で縫着して、前方へ立体的に膨出させている。
前述した第一実施形態のパンツ10を着用すると、図3に示すように、局部当て布15の左右両外縁に縫着された連結材16A、16Bの全長の下端から略1/3が、鼠蹊溝ラインXに沿うように配置される。これに伴い、前身頃左右下側布18A、18Bは、動作時に動きの大きい鼠蹊溝ラインXの直ぐ下に位置することになるので、前股部のずれ上がりを直接的かつ効果的に防止することができる。
さらに、連結材16A,16Bを介して局部当て布15と第一布17A、第二布17Bを連結しているので、局部当て布15に生じた引張力を前身頃左右下側布18A、18Bおよび第一布17A、第二布17Bに伝達しにくくすることができ、ずれ上がり防止の効果をさらに向上させることができる。
また、立体形状に膨出させた局部当て布15を円弧形状の連結材16A,16Bが縁取りする構成としているので、局部に圧迫感を与えることなく、局部をしっかりとホールドすることができる。
本実施形態のボクサーパンツとすれば、前股部に位置する前身頃左右下側布18A、18Bが前身頃の裾縁に位置することになるので、股部の食い込みや裾部のめくれ上がりも効果的に防止することができる。
図4に、第1実施形態の第1変形例を示す。
本変形例では、局部当て布15の外縁に連結材16A,16Bを設けていない点で第1実施形態と相違する。
すなわち、連結材16A,16Bを介さずに、局部当て布15の下側の鼠蹊溝ラインXに沿った部分の外側端縁に前身頃左右下側布18A、18Bを直接縫着し、上側に第一布17A、第二布17Bを縫着している。本構成としても、前身頃の前股部に低伸縮性素材から形成される前身頃左右下側布18A、18Bを備えるので、前股部のずれ上がりを防止することができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に第1実施形態の第2変形例を示す。
第1実施形態では、前身項と後身項とを脇線に沿って縫着して脇接ぎタイプとしているが、第2変形例では、前身項11の第一布17A、第二布17Bは後身項布12と連続させて一枚布37で裁断し、脇接ぎなしのタイプとしている。
図6に第2実施形態に係る男性用パンツ20を示す。
男性用パンツ20は、前身項の第一布27A、第二布27Bの下端および後身項布22の下端を略股下3cmまで延在させた形状としている点で第1実施形態と相違する。
すなわち、本実施形態では、前身頃左右下側布28A、28Bは、外周端縁28g、28hを前裾縁まで延在させており、局部側端縁から前裾縁側端縁の間の幅を略5〜10cmとしている。
本構成の男性用パンツとしても、前股部のずり上がりを防止することができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態及び第2実施形態では、低伸縮性の前身頃左右下側布及び連結材を本体布と継ぎ合わせることにより構成したが、前述した他の方法で構成してもよい。さらに、前身頃左右下側布と左右の前記連結材とを左右それぞれ一体化してもよい。
さらに、本発明の要旨に反しない限り、他の布を介在させた構成としてもよいことは言うまでもない。
なお、上記実施形態はいずれもパンツについてのものであるが、男性用スイミングパンツ、男性用サポーター、その他外衣、ボトム商品及びトップスとのつなぎ商品などの男性用下半身衣類についても好適に適用することができる。
第一実施形態の男性用パンツを示す概略斜視図であり、(A)は前側から見た図面、(B)は後側から見た図面である。 図1の男性用パンツの前身頃の構成を説明する図面である。 図1の男性用パンツを着用した状態を示し、(A)は前側から見た図面、(B)は後側から見た図面、(C)は側方から見た図面である。 第一実施形態の第1変形例を示す図面である。 第一実施形態の第2変形例を示す図面である。 第二実施形態の男性用パンツを示す図面である。 従来例を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10、20 男性用パンツ
11 前身頃
12、22 後身頃布
13 クロッチ布
15 局部当て布
16、26 連結材
17、27 本体布(第一布、第二布)
18、28 前身頃左右下側布
19 伸縮性バンド

Claims (2)

  1. 前身項と後身項を伸縮性を有する本体素材で形成する一方、
    前記前身頃と股部との境界位置を下限として局部を囲む左右両側から左右前裾縁にかけた左右一対の前身頃左右下側部は、前記本体素材よりも低伸縮性または非伸縮性の素材から形成し、
    前記前身頃左右下側部は、それぞれ局部側端縁から前裾縁側端縁間の幅を3〜10cmとすると共に、前股接ぎから前裾側に裾部全長の20〜30%の範囲に設けていることを特徴とする男性用下半身衣類。
  2. 前記前身頃の中央部には、ウエスト側上端から前記股部にかけて局部当て部を分割して設け、該局部当て部は前方へ膨出する立体形状としていると共に、該局部当て部の下側部分を鼠蹊溝ラインに沿わせた円弧形状とし、かつ、該局部当て部の外縁に前記本体生地より低伸縮性または非伸縮性の連結材の一側端縁を縫着し、該連結材の下側部の他側端縁に前記前身頃左右下側部を縫着すると共に上側部に前記前身頃本体部を縫着している請求項1に記載の男性用下半身衣類。
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