JP2006144164A - ショーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】 失禁用パッドや生理用ナプキンなどを併用した場合でもズレが少ないのでショーツの外に漏れることがないショーツを提供すること。
【解決手段】 前身頃2、後身頃3及び股下部4を有し、前身頃2及び後身頃3が伸縮性不織布21,31から構成されているウエスト開口部6及び一対のレッグ開口部7を有するショーツ1であり、後身頃3を構成する伸縮性不織布31は、ショーツ幅方向中央部に位置する部分を除いて、実質的にショーツの幅方向のみに伸縮し且つ同方向に100%伸張した時の伸張力が1N〜4Nであり、後身頃3におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分には、後身頃2と股下部3との境界部付近からウエスト開口部6に向かって延びるようにヒップ弾性部材9が取り付けられて、ショーツ縦方向に伸縮性が付与されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高齢者が着用しやすく着用感に優れたショーツに関し、特に失禁用パッドや生理用ナプキンなどを併用するショーツに関する。
従来、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品を固定し、該吸収性物品を着用者の身体にフィットさせるために用いられるショーツが知られている。
例えば、特許文献1には、縦横方向に弾性伸縮性を有するツーウェイストレッチの材料により構成され、後身頃幅方向略中央位置に伸縮テープを取付け、前後身頃片が側部より腹側に偏倚した位置で縫合されてなるショーツが記載されている。
特開2002−95699号公報
しかし、このショーツは、縦横方向に弾性伸縮性を有するツーウェイストレッチの材料を用いるもので、縦方向に伸縮する場合、高齢者は腰が曲がっていたり、手が不自由だったりするためショーツを上げたつもりでいても実際は生地だけが伸びて股下部が上がりきれていないという問題がある。さらに、伸縮性テープにより股下部の尿道口及び膣口部から肛門部が対抗する区域において吸収性パッドなどを押圧して、伸縮性ギャザーによりショーツと着用者の密着性を高めてモレ防止効果を高めたもので、いずれも高齢者にとっては着用時に違和感がある。
従って、本発明の目的は、高齢者が着用しやすく、着用ミスの少ないショーツであり、失禁用パッドや生理用ナプキンなどを併用した場合でもズレが少なく、ショーツの外への漏れが生じにくいショーツを提供することにある。
本発明は、1)前身頃、後身頃及びこれら両者間に位置する股下部を有するショーツ本体を具備し、前記前身頃及び前記後身頃はそれぞれ伸縮性不織布から構成されているウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するショーツであって、前記後身頃を構成する伸縮性不織布は、ショーツ幅方向中央部に位置する部分を除いて、実質的にショーツの幅方向のみに伸縮し且つ同方向に100%伸張した時の伸張力が1N〜4Nであり、前記後身頃におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分には、後身頃と股下部との境界部付近からウエスト開口部に向かって延びるようにヒップ弾性部材が取り付けられて、ショーツ縦方向に伸縮性が付与されているショーツ。2)前記前身頃及び前記後身頃を構成する伸縮性不織布は、それぞれ、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる請求項1記載のショーツ。3)前記ヒップ弾性部材は、少なくとも100mmの長さに亘って取り付けられている請求項1又は2記載のショーツ。4)前記後身頃におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分は、ショーツ縦方向の伸長率が10〜40%である請求項1〜3の何れか記載のショーツ。5)前記前身頃に取り付けられてレッグ開口部の開口縁部の一部に弾性伸縮性を付与している前身頃側レッグ弾性部材と、前記後身頃に取り付けられてレッグ開口部の開口縁部の他の一部に弾性伸縮性を付与している後身頃側レッグ弾性部材とを有し、前身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に伸張させた時の伸張力が、後身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に伸張させた時の伸張力よりも小さく、股下部の両側縁部にはレッグ弾性部材が取り付けられていない請求項1〜4の何れか記載のショーツ。6)前身頃側レッグ弾性部材及び後身頃側レッグ弾性部材は、それぞれ、断面がループ形状を形成する弾性シートから構成されている請求項5記載のショーツ、に関するもので、上記ショーツを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明によれば、後身頃は縦方向には伸縮しないので高齢者が上げ下げしやすく且つ所定箇所に弾性材を設けたためフィット性も損なうことがない。失禁用パッドや生理用ナプキンなどを併用した場合でもズレが少なく排出液が漏れる恐れが少ないショーツを提供することができる。また上記効果により、股間部の違和感となる股下部のギャザーを排除することができ、レッグ開口部の前身頃の伸張力を後身頃のそれより小さくすることでさらに脚周りの動きやすさも向上させることができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としてのショーツ1は、図1、図2及び図3に示すように、前身頃2、後身頃3、前身頃2と後身頃3との間に位置する股下部4、及び脚周り部5を有し、脚周り部5は前身頃2とは別体のループ形状を形成する弾性シート51によって形成されており、前身頃2の両側縁部と後身頃3の両側縁部とが互いに縫合により接合され、脚周り部5は、弾性シート51が、前身頃及び後身頃のレッグ開口部の周縁部に沿ってループ形状を形成するように折返され、その折返し先端の近傍を縫合(図5中、縫合部を符号52で示す)され、ウエスト開口部6及び一対のレッグ開口部7,7が形成されている。
後身頃3におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分には、後身頃3と股下部4との境界部45からウエスト開口部6に向かって延びるように、ショーツ縦方向に沿ってヒップ弾性部材9が取り付けられている。これにより、後身頃3のショーツ幅方向中央部に位置する部分には、ショーツ縦方向の伸縮性が付与されている。ヒップ弾性部材9の下端部は、境界部45に存することが好ましい。
さらに、ショーツ1は、前身頃2の横方向寸法より後身頃3の横方向寸法が大きくなるように形成され、前身頃2がショーツの胴周り側部よりも腹側に偏倚した位置で縫合されるので、前身頃2と後身頃3と股下部4との縫合線がショーツの腹側に位置している。
ここで、後身頃3におけるショーツ幅方向中央部とは、ショーツ幅方向中心線から左右20mmの範囲、合計40mmの範囲の部分であって、好ましくは、ショーツ幅方向中心線から左右10mmの範囲、合計20mmの範囲の部分のことである。
ヒップ弾性部材9は、後身頃3と股下部4の当接するショーツ幅方向中央位置45からウエスト開口部6に向かって延びる長さL(図2参照)が、100mm以上、特に100〜130mmであることが、背側のウエスト部がU字状に引っ張られることなくフィット性を上げるという点から好ましい。
また、ヒップ弾性部材9は、その伸張率が10〜40%、特に15〜25%であることが、背側のウエスト部がU字状に引っ張られることなく、フィット性を上げるというの点から好ましい。
本ショーツ1においては、前身頃2、後身頃3、股下部4の各々のパーツを縫合してショーツが構成されており、各々の両端周縁部を縫合してある。
このように前身頃2、後身頃3及び股下部4が各々のパーツから構成される場合、前身頃2とは、ショーツの腹側に位置するパーツ21からなる部分を意味し、後身頃3とは、背側に位置するパーツ31からなる部分を意味し、股下部4は、前身頃と後身頃に挟まれたショーツの股下部分に位置するパーツ41からなる部分を意味する。
尚、ショーツを構成する前身頃、後身頃、股下部が連続する1枚の不織布から構成されている場合には、ショーツに吸収層が設けられているときには、その吸収層を有する部分を股下部、その前後に位置する部分を前身頃2及び後身頃3とし、ショーツに吸収層はないが防漏層が設けられているときには、その防漏層を有する部分を股下部、その前後に位置する部分を前身頃2及び後身頃3とする。
ショーツ1は、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる伸縮性不織布から構成されている。本実施形態における前身頃2、後身頃3、股下部4及び脚周り部5は、それぞれ、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる伸縮性不織布21,31,41,51から構成されている。
不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる伸縮性不織布としては、好ましくは特開2000−60900に記載の「不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によってステッチ縫合されてなる不織布」を用いることができる。
前記不織繊維層は、構成繊維が絡合したものであり、その構成繊維としては、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ビニロン、キュプラ、アクリル、レーヨン、綿等を用いることができる。その構成繊維は全て同種のものであっても、異種の繊維であってもよく、また、その構成繊維はフィラメント糸及び短繊維の何れであってもよい。
前記伸縮性繊維とは、低粘度ポリマーと高粘度ポリマーとの組合せによる複合紡糸捲縮繊維、異種ポリマーの組合せによる複合紡糸捲縮繊維、バイメタル構造による複合紡糸捲縮繊維などや、捲縮加工によるカサ高加工糸、高伸縮性を有するゴム糸(ラテックス)、ポリウレタン弾性糸等をいう。
前記編糸は、このような伸縮性繊維を含むものであり、該編糸は、伸縮性繊維を裸糸として用いてもよいし、また、他の天然繊維、合成繊維等によって被覆されていてもよい。
伸縮性繊維を含む編糸と他の繊維とを交編することも好ましい。交編糸としては合成繊維フィラメント糸、被覆弾性糸等を好ましく用いることができる。交編糸の不織布全体における含有率は30%以上65%以下の範囲が好ましい。本明細書において「%」は特に明記しない限り重量%である。
前記伸縮性不織布の編組織は、複数おさ、例えば、2枚おさ(2バー)又は3枚おさ(3バー)を使用して、伸縮性繊維と交編糸を編成してなるものが好ましい。具体的には、タテ方向に伸びが大きな鎖編、ヨコ方向の伸びが得られる1〜2針振り編、タテ・ヨコ両方向に伸びが得られるサテン編やアトラス編等を採用することができる。
前記ステッチ縫合とは、伸縮性繊維が表糸(フロントバー又はL1)として、一方、編糸が裏糸(バックバー又はL2)として、不織繊維層を狭持する状態のことをいう。ステッチ縫合には、例えば市販のラッセル経編機を用いることができる。ステッチ縫合前の不織繊維層としては、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布等を用いることができる。
前記伸縮性不織布は、例えば、構成繊維として単繊維デニールが0.1デニール以上3.5デニール以下の範囲にあるポリエステルフィラメント糸を用い、スパンボンド式で坪量(目付)が15g/m2以上50g/m2 以下の範囲にある原不織布を得、該原不織布
を伸縮性繊維を含む編糸と交編糸でステッチ縫合することによって得ることができる。
本実施形態のショーツ1においては、図1に示すように、前身頃2の幅方向両側部それぞれにおける下縁部に、それぞれ、弾性シート51が二つ折りされた状態で固定されており、該弾性シート51によって、脚周り部5が形成されている。一対のレッグ開口部7,7の前身頃2側の部分は、弾性シート51によって形成されており、弾性シート5の伸縮性によって、レッグ開口部の開口周縁部の前身頃2側の部分に、周方向の伸縮性が付与されている。弾性シート51は、図1及び図5に示すように、レッグ開口部の開口縁端で折り返され、その折り返し部52を挟んでその両側に位置する一対の相対向する縁部において、前身頃2を構成する伸縮性不織布21の縁部と縫合されている(図5中、縫合部を符号53で示す)。また、弾性シート51は、他の一対の縁部において、股下部4及び後身頃3を形成するシートに縫合等により接合されている。
弾性シート51は、折り返し部52と縫合部53との間における相対向面同士が接合されておらず、断面がループ形状を形成している。
弾性シート51は、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる伸縮性不織布から構成されてもよいし、伸縮性が発揮できるような組織で編まれたパイピングに用いる材から構成されてもよい。
また、図2に示すように、後身頃3の幅方向両側部それぞれにおける下縁部にも、弾性シート13が二つ折りされた状態で固定されており、該弾性シート13によって、レッグ開口部の開口周縁部の後身頃3側の部分が形成されている。弾性シート13の伸縮性によって、レッグ開口部の開口周縁部の後身頃3側の部分に、周方向の伸縮性が付与されている。
弾性シート13は、短冊状をなしており、図2及び図6に示すように、レッグ開口部の開口縁端で折り返され、その折り返し部13’を挟んでその両側に位置する一対の相対向する縁部において、後身頃3を構成する伸縮性不織布31と縫合されている(図6中、縫合部を符号13aで示す)。弾性シート13は、パイピングに用いる材によって形成されている。弾性シート13は、折り返し部13’と縫合部13aとの間の相対向面同士が接合されておらず、断面がループ形状を形成している。
弾性シート13が形成するループの中には、後身頃3を構成する伸縮性不織布31が入り込んでおり、該不織布31の端部は、弾性シート13の折り返し部13’に近接している。
パイピングとは、生地の縁に別布をパイプ状に縫い付けることをいう。上述した弾性シート51及び13は、何れも、断面がループ形状を形成する弾性シートである。
ここで、断面がループ形状を形成するとは、生地を挟んでパイピング状に縫い付けたもの、生地を挟まずにパイピング状に縫合したものの何れをも含む。
本実施形態のショーツ1においては、前身頃の脚周り部5のレッグ開口周縁は、前身頃生地を挟まずにループ形状を形成するように折り返されて縫合されているので、ループ形状を形成する弾性シート51のみが伸縮することで優しくフィットする。また後身頃のレッグ開口周縁は、後身頃生地を挟みパイピングに用いる材13でループ形状を形成するように折り返されて縫合されているので、よれたり、めくれたりせず、皺にもならずにしっかりとフィットする。更に、股下部のレッグ開口周縁では、周方向に弾性部材が取り付けられておらず、伸縮性が付与されていないので、股間部の違和感となる股下部のギャザーを排除することができ、レッグ開口部の前身頃の伸張力を後身頃のそれより小さくすることで、更に脚周りの動きやすさも向上できる。レッグ開口部の前身頃の伸張力を、後身頃のそれより小さくすることで、更に脚周りの動き易さも向上することができる。これらの相乗効果によって、着用中に股下部が臀部の谷間に食い込むことを防止できる。
本実施例では、前身頃のレッグ開口部は、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる伸縮性不織布51をレッグ開口方向に沿って高伸縮方向がレッグ開口方向に一致するようにループ状に折り返して脚周り部を形成し伸縮性不織布21のレッグ開口部周縁に縫合して構成され、後身頃のレッグ開口部は、伸縮性が発揮できるような組織で編まれたパイピングに用いる材13で伸縮性不織布31のレッグ開口部周縁を挟んでパイピングに用いる材13の内側端縁を縫合することによって構成されている。図6中に、この縫合部を符号13aで示した。
前記伸縮性が発揮できるような組織で編まれたパイピングに用いる材13としては、例えば、実開平6−22304号公報に記載の「パワーネット、ベアー天竺、ベアーフライス、ツーウェイトリコット、またはトリコネット」から選ばれた伸縮性編物を用いることができる。
前記パイピングに用いる材13としては、伸縮性が発現できるような編物の組織に応じて繊維を用いればよく、その繊維としては、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリウレタン系弾性繊維、木綿、その他の合成繊維、天然繊維、半合成繊維等を用いることができる。その繊維は全て同種のものであっても、異種を混合して用いてもよい。
本発明ではショーツ1の股下部に防漏加工及び抗菌加工が施された部材を用いることが好ましい。防漏加工とは尿などの体液は染み出さずに汗や尿などの水蒸気をショーツ1の外部に放出することによりモレと着用中のムレを防止する機能を付与したものである。抗菌加工とは菌の増殖を抑制、減少させる機能を付与したものであり、抗菌加工によって臭いの発生を抑え、消臭効果が期待される。
本実施形態のショーツ1における前身頃2、股下部4及び脚周り部5は、それぞれ一枚の伸縮性不織布21,41,51から構成されており、後身頃3は、2枚の伸縮性不織布31,31から構成されている。図3には、各部に使用される伸縮性不織布の伸張方向を白抜き矢印で示した。
そして、股下部4の肌対向面側には吸収層14が、非肌対向面側、前記伸縮性不織布41の内側には、撥水性で且つ透湿性の防漏層11が設けられている。肌対向面及び非肌対向面とは、各部材において、着用者の肌側に向けられる面及びそれとは反対側に向けられる面であり、肌対向面側(又は非肌対向面側)に設けられているという表現には、肌対向面(又は非肌対向面)との間に他の部材が介在していない場合と介在している場合の両者が含まれる。防漏層11は、股下部4を構成する伸縮性不織布41の肌対向面側に、液不透過性で且つ透湿性の防漏シート12を配して形成されている。
防漏シート12としては、使い捨ておむつ等の裏面シート等として従来用いられている各種公知の透湿性シートを用いることができ、例えば、微多孔性フィルム、ポリウレタンやポリエステルフィルムのような拡散性を利用した無孔性透湿フィルム等が挙げられる。微多孔性フィルムは、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は前記熱可塑性樹脂と相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる。
尚、防漏シート12の透湿度は、JIS Z 0208に従い測定された透湿度の値が1.0g/(100cm2・hr)以上であることが好ましい。
抗菌剤として有機系抗菌剤、無機系抗菌剤、天然系抗菌剤のいずれを用いてもよく、股下部の繊維表面に前記抗菌剤を付着させることができる。繊維表面に抗菌剤を付着させる方法は原綿、糸、織編物、不織布のいずれの段階で行ってもよく、付着方法も浸漬法、練り込み法、後加工など従来公知のいずれの方法を用いてもよい。
本発明では吸収層14は、股下部4の肌対向面側に、親水性繊維を含有するシートから構成されている。親水性繊維を含有するシートとしては、各種公知の製法による不織布、織物、編物が含まれる。好ましいシートは編物である。シートを構成している親水性繊維は、吸収層14に吸液性能を付与するものであり、親水性繊維としてはポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の疎水性の合成繊維に活性剤等により親水化処理を施したもの等、各種公知の親水性繊維が用いられるが、使用後に洗濯して再度利用可能なショーツを得る場合における洗濯による吸収性能の低下を防止する観点から、シートは親水性繊維として、レーヨン繊維、コットン繊維、麻等のセルロース系繊維を含有することが好ましい。シートは親水性繊維以外の繊維を含んでいても良く、親水性繊維以外の繊維としては、アクリル繊維、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等の疎水性合成繊維を挙げることができる。疎水性合成繊維を混在させることは、特に耐洗濯性を向上させることができるので好ましい。疎水性合成繊維を含有させる場合、親水性繊維を含有するシート中の該合成繊維の含有率は0〜50%、特に0〜20%であることが好ましい。
本実施形態における伸縮性不織布41、吸収層14及び防漏シート12は、平面視して同形をしており、それぞれの前後端42,43及び両側縁44,44において縫合により厚み方向に一体化されており、それぞれの前後端42,43は、前身頃2及び後身頃3にも縫合されている。即ち、防漏シート12は、その周縁部に形成された縫合部8においてのみ伸縮性不織布41、吸収層14に接合されており、その周縁部(縫合部)の内側においては、該伸縮性不織布41、吸収層14と離間可能になされている。このような構成を有するため、股下部4を構成する伸縮性不織布41の伸縮性が、防漏シート12によって損なわれることを防止することができる。
また、本実施形態で用いた伸縮性不織布21,41,51は、何れもその面内に伸縮性に富む高伸縮方向と、該高伸縮方向に直交し該高伸縮方向よりも伸縮性に劣る低伸縮方向とを有しており、伸縮性不織布を構成している伸縮性繊維を含む編糸と交編糸の編み組織を変えることによって、前記後身頃の伸縮性不織布31はショーツ1の幅方向のみに伸縮し、前記伸縮性不織布の100%伸張した時の伸張力が1N〜4Nになるようにすることができる。前身頃2を構成する伸縮性不織布21は、何れもその高伸縮方向がショーツ1の幅方向(図2の左右方向)に一致している。伸縮性不織布21,31の高伸縮方向がショーツ1の長手方向と一致する場合には着用の際、着用者がショーツ1を履いたつもりでいても生地だけが伸びて実際は上がりきれていないというミス装着が起きるが、伸縮性不織布31の伸縮方向がショーツ幅方向のみと一致しているとそのようなミスを防止できる。股下部4を構成する伸縮性不織布41の高伸縮方向がショーツ1の長手方向(図2の上下方向)に一致する場合には、着用中に股下部4が臀部の谷間に食い込み易くなるが、伸縮性不織布41の高伸縮方向がショーツ1の幅方向に一致しているとそのような不都合を防止できる。脚周り部5を構成する伸縮性不織布51は、その高伸縮方向がレッグ開口部の開口方向に一致している。
前記後身頃の伸縮性不織布31がショーツ1の幅方向のみに伸縮とは、10N荷重時の伸張率が10%以下(サンプル幅50mm)であるような、縦方向の伸縮は伸縮性はないものとした。
本実施形態で用いた後身頃の伸縮性不織布は、着用性の観点から、ショーツ1の幅方向のみに伸縮し、前記伸縮性不織布を、同方向(ショーツの幅方向)に100%伸張した時の伸張力が1〜4Nであることが好ましく、特に好ましくは2〜3Nである。100%伸張した時の伸張力が4Nを越えると、肌への圧力が強くなるためショーツ1をスムーズに上げ下げしにくくなり、1N未満であると、フィット性が劣るという点で問題がある。
伸縮性不織布の100%伸張した時の伸張力は、以下のようにして測定することができる。
伸縮性不織布の100%伸張時の伸張力:伸縮性不織布を長さ150mm、幅50mmになるように試験片を切りだし、引張試験機(オリエンテック社製、チャック間隔100mm、試験速度300mm/min)にて100%伸張した後、即、試験片を試験速度300mm/minで元のチャック間距離まで戻し、即続けて同試験速度で100%伸張した時の荷重を測定する。
100%伸張とは以下の計算式を用いて表される。 100%伸張={(2回目伸張時の長さ―初期のチャック間隔)/初期のチャック間隔}×100
尚、試験片は、ショーツ後身頃幅方向(図2の左右方向)が試験片の長手方向になるように切り出す。
後身頃におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分のショーツ縦方向の伸長率は、以下のようにして測定することができる。
伸張率(%)={(伸張時の長さ―自然長)/自然長}×100
本ショーツ1においては、前記弾性シート51が、前身頃側レッグ弾性部材として、前身頃2に取り付けられてレッグ開口部7の開口縁部の一部に弾性伸縮性を付与しており、また、前記パイピングに用いる材13が、後身頃側レッグ弾性部材として、後身頃3に取り付けられてレッグ開口部7の開口縁部の他の一部に弾性伸縮性を付与しており、前身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に伸張させた時の伸張力が、後身頃側レッグ弾性部材を同様に伸張させた時(レッグ開口部の周方向に伸張させた時)の伸張力よりも小さい。他方、股下部の両側縁部にはレッグ弾性部材が取り付けられていない。
後身頃側レッグ弾性部材51及び前身頃側レッグ弾性部材13の伸張力は次のように測定される。
前身頃又は後身頃におけるレッグ弾性部材51又は13が配された部分、又は前身頃又は後身頃にレッグ弾性部材51又は13が取り付けられて形成された部分から、レッグ開口部の周方向の長さが70mmで、レッグ開口部の最外側縁からの幅が20mmの短冊状の試験片を切り出し、この試験片を、引張試験機(オリエンテック社製、チャック間隔50mm、試験速度300mm/min)にて長手方向に50%伸張した時の伸張力を測定する。なお側縁部のみにレッグ弾性部材を配する場合も同様にレッグ開口部の最外側縁から幅20mm×長さ70mmで切りだし測定する。
また、前記伸縮性不織布の坪量は、良好な装着感や、適度なフィット性を得る観点から、75〜95g/m2、特に85〜90g/m2であることが好ましい。
また、股下部4の曲げ剛性が2.0gf・cm2/cm以下、特に0.8gf・cm2/cm以下であることが好ましい。股下部4の幅W(図3参照)の最小値は80〜110mmであることが好ましく、該股下部4の幅が最小値を示す部位における前記吸収層14の幅W1(図3参照)が80〜110mmであることが好ましい。また、股下部4の長手方向における吸収層14の長さL1は150mm以上であることが好ましい。尚、幅W、W1及び長さL1は、図3に示す展開且つ自然状態(外力を加えない状態)において測定する。
また、本実施形態のショーツ1は、上述した伸縮性不織布21,31,41,51から構成されているため、着用者に対するフィット性、モレの防止、パッドの固定性等に優れている。
本発明では、股下クロッチ部分はショーツ長手方向には伸縮しないことが好ましい。そのため、後身頃と股下部の当接するショーツ幅方向中央位置からウエスト開口部に伸びるヒップ弾性部材も股下クロッチ部分には配していない。こうすることで着用中に股下部が臀部谷間にくい込むのを防止できる。またパッドを装着する際つけやすく、外れにくくなる。
また、本実施形態のショーツ1は、透湿性の防漏層11の存在により、ムレの発生を抑えつつ、失禁尿等が外部に漏れ出ることを防止することができる。また、失禁パッドを股下部内面側に固定して使用することもできる。その場合においても、失禁パッドのズレ等により尿が漏れ出した場合、その尿をショーツ1の吸収層14に吸収保持させることができ、ショーツ1から漏れだして尿等により着衣を汚すことを防止できる。
尚、本実施形態のショーツ1においては、一対のレッグ開口部6,6の開口周縁部において、前身頃開口周縁部では伸縮性不織布21,31,41と同じ材料の伸縮性不織布51が取り付けてあり、周方向の伸縮性が付与されている。後身頃開口周縁部では伸縮性不織布21,31,41とは別材のパイピングに用いる材13が取り付けてあり、周方向の伸縮性が付与されている。股下部開口周縁部では、周方向には弾性材は取り付けておらず、伸縮性は付与されていない。
図3に示すように、伸縮性不織布51は、縫合によりレッグ開口部の後身頃の開口周縁部における非肌対向面側に固定され、またパイピングに用いる材13は、ポリウレタン弾性繊維からなる複合弾性部材であり、縫合により後身頃の開口周縁部における非肌対向面側に固定されている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されない。
例えば、上記の実施形態においては、股下部4を構成する伸縮性不織布41の肌対向面側に別体の防漏シート12を配して防漏層11が形成されていたが、これに代えて、伸縮性不織布41の肌対向面又は非肌対向面に、溶融樹脂をラミネートして防漏層11を形成することもできる。また、伸縮性不織布21,31,41,51は、連続する一枚の不織布であっても良い。また、股下部4を構成する伸縮性不織布41は、その高伸縮方向をおむつの幅方向に一致させるのに代えて、長手方向に一致させるようにしても良い。この場合には、レッグ開口縁の周方向の伸縮性が向上し、脚周りのサイズ適応範囲が広くなる。
本発明のショーツは、失禁用のショーツの他に、生理用のショーツであっても良く、生理用ショーツは、公知の生理用ナプキン又はライナーを内表面に固定して使用しても良いし、単独で使用しても良い。
本発明の一実施形態としてのショーツを示す正面図である。 図1に示すショーツの後身頃からみた正面図である。 図1に示すショーツの展開状態を非肌対向面側からみた平面図である。 図1に示すショーツの股下部幅方向の断面図(図3のII− II線断面図)である。 図1に示すショーツの脚周り部の断面図(図1のIII― III線断面図)である。 図1に示すショーツの背側部側のレッグ開口縁部の断面図(図2のIV― IV線断面図)である。
符号の説明
1 ショーツ
2 前身頃 21伸縮性不織布 3 後身頃 31伸縮性不織布
4 股下部 41伸縮性不織布 5 脚周り部 51伸縮性不織布 6 ウエスト開口部
7 レッグ開口部
51 伸縮性不織布(弾性シート)
9 ヒップ弾性部材
11防漏層 12防漏シート 13パイピングに用いる材 14吸収層

Claims (6)

  1. 前身頃、後身頃及びこれら両者間に位置する股下部を有し、前記前身頃及び前記後身頃はそれぞれ伸縮性不織布から構成されているウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するショーツであって、
    前記後身頃を構成する伸縮性不織布は、ショーツ幅方向中央部に位置する部分を除いて、実質的にショーツの幅方向のみに伸縮し且つ同方向に100%伸張した時の伸張力が1N〜4Nであり、
    前記後身頃におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分には、後身頃と股下部との境界部付近からウエスト開口部に向かって延びるようにヒップ弾性部材が取り付けられて、ショーツ縦方向に伸縮性が付与されているショーツ。
  2. 前記前身頃及び前記後身頃を構成する伸縮性不織布は、それぞれ、不織繊維層が伸縮性繊維を含む編糸によって縫合されてなる請求項1記載のショーツ。
  3. 前記ヒップ弾性部材は、少なくとも100mmの長さに亘って取り付けられている請求項1又は2記載のショーツ。
  4. 前記後身頃におけるショーツ幅方向中央部に位置する部分は、ショーツ縦方向の伸長率が10〜40%である請求項1〜3の何れか記載のショーツ。
  5. 前記前身頃に取り付けられてレッグ開口部の開口縁部の一部に弾性伸縮性を付与している前身頃側レッグ弾性部材と、前記後身頃に取り付けられてレッグ開口部の開口縁部の他の一部に弾性伸縮性を付与している後身頃側レッグ弾性部材とを有し、
    前身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に伸張させた時の伸張力が、後身頃側レッグ弾性部材をレッグ開口部の周方向に伸張させた時の伸張力よりも小さく、
    股下部の両側縁部にはレッグ弾性部材が取り付けられていない請求項1〜4の何れか記載のショーツ。
  6. 前身頃側レッグ弾性部材及び後身頃側レッグ弾性部材は、それぞれ、断面がループ形状を形成する弾性シートから構成されている請求項5記載の記載のショーツ。
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