JP2017024514A - シフトレバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディテントピンを用いなくともシフトレバーがベースブラケットから脱落するのを抑制できるシフトレバー装置を提供する。【解決手段】シフトレバー装置は、ベースブラケットと、シフトレバー3と、プランジャー4を備える。シフトレバー3は、軸線O2回りに回転可能な軸部23と、軸部23の軸線O2回りの一部に沿って位置する外面と外面に位置する凹凸部22aを含んで軸部23に接続するアーム22を有する。ベースブラケットは、軸部23の両側に位置して軸部23を回転可能に支持する本体部16と、本体部16に対する軸部23の出入口となる開口部15を有する。プランジャー4は、ベースブラケットに接続して凹凸部22aに係合可能である。【選択図】図11

Description

本発明は、シフトレバー装置に関する。
例えば、特許文献1には、軸部を有するシフトレバーがその軸部を中心に回転可能となるようにベースブラケットに組み付けられたシフトレバー装置が開示される。
このような装置では、シフトレバーの軸部を回転可能に支持するC字状の切欠きがベースブラケットの下端に形成される。また、シフトレバーの軸部がC字状の切欠きの開口から切欠きの内側に挿入可能なように切欠きに挿入される軸部は小判状に形成される。よって、シフトレバーをベースブラケットに組み付ける際は、C字状の切欠きの開口から小判状の軸部を通して切欠きの内側に軸部を挿入し、切欠きの開口から軸部が脱落しないように軸部(シフトレバー)を回転させる。
回転させるシフトレバーには、シフトレバーの軸部の軸線方向に沿ってシフトレバーを貫通する貫通孔が形成される一方で、そのシフトレバーを支持するベースブラケットにも軸部の軸線方向に沿ってベースブラケットを貫通する貫通孔が形成される。これらの貫通孔は、ベースブラケットの切欠きに回転可能に支持されたシフトレバーを回転させると、所定の位置で軸部の軸線方向で同一線上に並ぶ。そして、両貫通孔が同一線上になる位置で両者を貫通するようにディテントピンがシフトレバーに装着される。
シフトレバーに装着したディテントピンは、ベースブラケットの貫通孔に係合するように位置し、ディテントピンによりシフトレバーの位置が保たれる。そのため、シフトレバーの小判状の軸部がベースブラケットのC字状の切欠きから脱落する位置にシフトレバーが移動するのを阻止できる。
実用新案登録第2584260号公報
しかし、上記のような装置では、シフトレバーがベースブラケットから脱落するのを防止するためにシフトレバーとベースブラケットの貫通孔の位置合わせ等をした上でディテントピンをシフトレバーに装着する必要があり、手間を要する。したがって、ディテントピンを用いなくともベースブラケットからシフトレバーが脱落するのを抑制できるシフトレバー装置が求められる。
本発明の課題は、ディテントピンを用いなくともシフトレバーがベースブラケットから脱落するのを抑制できるシフトレバー装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のシフトレバー装置は、
軸線回りに回転可能な軸部と、軸線回りの一部に沿って位置する外面及び外面に位置する第1被係合部を含んで軸部に接続される接続部と、を有するシフトレバーと、
軸部の両側で軸線回りに位置して軸部を回転可能に支持する支持部と、支持部の軸線回りの一区間を開放させて支持部に対する軸部の出入口となる開口部と、を有するベースブラケットと、
ベースブラケットに接続して第1被係合部に係合可能な第1係合部と、を備え、
支持部は、第2被係合部として構成され、
軸部は、第2被係合部と係合可能な第2係合部を有し、
支持部が支持した軸部を軸線回りに回転させると、第2被係合部と第2係合部の係合を維持して開口部を通じて支持部から軸部が離脱するのを阻止する阻止位置と、第2被係合部と第2係合部の係合を解除して開口部を通じて支持部から軸部が離脱可能な離脱位置にシフトレバーの位置を変更可能であり、
阻止位置に位置するシフトレバーの第1被係合部に第1係合部を係合させてシフトレバーの位置を維持することを特徴とする。
本発明は、シフトレバーの軸部がベースブラケットの支持部から脱落しない阻止位置に位置するシフトレバーの第1被係合部にベースブラケットに接続する第1係合部を係合させる。つまり、第1係合部を介してシフトレバーとベースブラケットが互いに繋ぎ合わすことにより、シフトレバーの位置を阻止位置に維持させることが可能となる。また、第1係合部は、シフトレバーの接続部の外面に位置する第1被係合部に係合させるため、シフトレバーを貫通するディテントピンを用いずにシフトレバーがベースブラケットから脱落するのを抑制できる。
本発明の実施態様では、
第1被係合部は、外面に位置する凹部を有し、
第1係合部は、凹部に挿入可能な突出部として構成され、
凹部に突出部が挿入されることで、シフトレバーの位置を維持する。
これによれば、シフトレバーの回転軸(軸線)回りの一部に沿って位置する外面に凹部を有し、その凹部にベースブラケットに接続される突出部が挿入される。そのため、突出部によりシフトレバーの回転を阻止でき、シフトレバーの位置を維持できる。
本発明の実施態様では、
突出部は、外面に接触して外面側に付勢される先端部を有し、
第1被係合部は、軸線回りに凹部と凸部が交互に隣接して軸線回りにシフトレバーを回転させると先端部が摺動可能な凹凸部として構成され、
凹部に先端部が挿入されることで、シフトレバーの位置を維持する。
これによれば、軸線回りにシフトレバーを回転させると、先端部が凹凸部の凸部と凹部を乗り越えるように摺動することで、シフトレバーを回転させる際に節度感を生み出すことができる。そして、節度感を生み出す凹凸部の凹部を利用してシフトレバーの位置を維持することができる。
本発明の実施態様では、
突出部は、先端部を外面に向けて付勢する弾性体と、弾性体が先端部を付勢する付勢方向の回りで弾性体を覆うカバーを有し、
離脱位置から阻止位置に軸回りに回転する回転方向側の一端側に位置する凸部である端側凸部は、端側凸部に隣接する凹部に先端部が収納された際にカバーの外面に対向するように突出し、
阻止位置から離脱位置に向けて軸線回りにシフトレバーが回転される際に端側凸部がカバーに接触することで、シフトレバーの回転が阻止される。
これによれば、シフトレバーが阻止位置から離脱位置に向けて回転して先端部が凹凸部を摺動する場合でも、凹凸部の一端側に位置する端側凸部が最終的に突出部のカバーと接触し、シフトレバーの回転が阻止される。よって、シフトレバーがベースブラケットから脱落するのを防止できる。
本発明の一例のシフトレバー装置を示す斜視図。 図1のシフトレバー装置の透視図。 図2のシフトレバー装置の平面図。 図1のシフトレバー装置の分解斜視図。 図3のV−V断面で切断したベースブラケットを示す斜視図。 ベースブラケットにシフトレバーを組み付けるためにベースブラケットの下方にシフトレバーを配置した図5に対応する斜視図。 図6に続き、ベースブラケットにシフトレバーを挿入させた様子を示す斜視図。 図7に続き、ベースブラケットの下端にシフトレバーの軸部を移動させた様子を正面から見た正面図。 図8に続き、ベースブラケットの窪み部にシフトレバーの軸部を挿入した様子を示す正面図。 図9に続き、軸部を中心にシフトレバーを回転させた様子を示す正面図。 図10に続き、ベースブラケットにプランジャーを挿入してシフトレバーの位置を維持させた様子を示す正面図。 図11のプランジャー及びその周辺を示す拡大図。 図11に続き、パーキングに位置するシフトレバーのノブを操作してディテントピンを下げた状態を示す正面図。
図1〜図3は本発明の一例である車両用シフトレバー装置(以下、シフトレバー装置1)を示す。シフトレバー装置1は車両の運転者により操作され、運転者が車両の走行状態に応じてレバーの位置をパーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ等の各操作位置に切り替えることで、自動変速機を操作する。
図4に示すようにシフトレバー装置1は、シフトレバー装置1を車両に取り付ける土台となるベースブラケット2と、車両の運転者に操作されるシフトレバー3と、ベースブラケット2に挿入されるプランジャー4及びピン5を備える。
ベースブラケット2は、外形が凸状かつ内部が中空の殻状に形成され、シフトレバー装置1を車両に取り付ける土台として機能する。ベースブラケット2は、横長状の上面2aと、上面2aに上端が接続して下端が開放された側面2bを備える。
上面2aは、横長状の開口部6と、図5に示すように中空角柱状に形成される筒状部7を備える。筒状部7は、上面2aから隆起する先端部と上面2aから沈下する後端部を有して上面2aを貫通して位置する。先端部には、対向して位置する貫通孔7aが一対(図4、図5参照)形成される。
図4に戻って、側面2bは、上下が開放された中空角柱状に形成される。側面2bは、中空角柱状の2つの面に跨って切り欠かれた開口部8と、図5に示すように開口部8の一部に対向する開口部9と、内壁が内側に隆起する隆起部10と、内壁が外側に窪む窪み部11を備える。
隆起部10は、略U字状に側面2bの内壁から図5の手前側に隆起して形成される。隆起部10は、図5の上下方向に延びて互いに対向して位置する対向面12、13と、各対向面12、13の上端にそれぞれ接続する上面14を有する。上面14は、上面14の中間部において上面14から下方に突出する凸部14aを有する。図5に示す隆起部10を有する面の対向面(図1の正面側に現れる面)の内壁には、対向面12及び上面14が形成される。よって、側壁2bの内壁には対向して位置する一対の対向面12及び一対の上面14(ただし、一方の上面14は開口部8で一部が切り欠かれた状態のもの)が形成される。
図5に戻って、窪み部11は、側面2bの内壁から図5の奥側に窪んで形成される。窪み部11は、開放された側面2bの下端に繋がる矩形状の開口部15と、開口部15に繋がり環状に形成された本体部16を有する。本体部16は、C字状に形成された内面16aを有する。図5に示す窪み部11を有する面の対向面(図1の正面側に現れる面)の内壁にも窪み部11(図示省略)が形成される。そのため、側面2bの内壁には対向して位置する一対の窪み部11が形成される。開口部15が本発明の「開口部」、本体部16が本発明の「支持部」及び「第2被係合部」に相当する。
図4に戻って、シフトレバー3は、棒状のレバー部3aとレバー部3aの下部を覆うようにしてレバー部3aに接続する本体部3bを備える。
レバー部3aは、軸線O1に沿って延びる上下が開放された中空円柱状の筒部17と、筒部17に挿入されるロッド18を備える。筒部17は、本体部3bから上方に突出して位置する上部(図4で図示される部分)と、上部に接続して本体部3bを図4の上下に貫通して位置する下部(図4で本体部3bに覆われる部分)を備える。本体部3bで覆われる筒部17の下部には縦長状に形成され、対向して位置する貫通孔(図示省略)が形成される。その一対の貫通孔の下方に位置する筒部17の内部には、バネ(図示省略)が取り付けられる。ロッド18は、軸線O1に沿って延びる棒状であり、下端部に図示省略する貫通孔を有する。ロッド18は、上端部が筒部17の上端から突出するように筒部17に挿入される。筒部17に挿入されたロッド18の下端部は、筒部17の内部に取り付けられたバネにより上方に付勢される。また、図4等で図示省略してあるが、レバー部3aの先端部には、シフトレバー3の操作時に運転者が握るノブが取り付けられる。運転者はノブを操作することで、シフトレバー3の操作をロックするロックの解除及びロックが解除されたシフトレバー3の位置の切り替え等をする。運転者がノブを操作してロックを解除する場合は、ロッド18の先端が筒部17の内部に取り付けられたバネの付勢に抗して筒部17の下端側に向けて移動する。
本体部3bは、筒部17の下部を支持する支持部19と、支持部19を貫通するディテントピン20と、支持部19の両側から突出するアーム21、22と、アーム22の下方に位置する軸部23と、を備える。
支持部19は、上端及び下端が開放された中空角柱状に形成され、中空の内部には筒部17の下部が挿入され、筒部17が支持部19によって支持される。また、支持部19の側面には筒部17の一対の縦長状の貫通孔(図示省略)の全体が剥き出しになるように一対の縦長状の貫通孔19aが形成される。よって、筒部17の貫通孔と支持部19の貫通孔19aが同一線上に位置する。また、筒部17に挿入されたロッド18の貫通孔(図示省略)も、これらの貫通孔とともに同一線上に位置する。筒部17に挿入されたロッド18の貫通孔は、筒部17の内部のバネによりロッド18が上方に付勢された状態で支持部19の貫通孔19a及び筒部17の貫通孔の上端側に位置する。
同一線上に位置するロッド18の貫通孔、筒部17の貫通孔及び支持部19の貫通孔19aにディテントピン20が挿入される。ディテントピン20は棒状に形成され、ディテントピン20は、両端部が支持部19から露出するようにロッド18の貫通孔に挿入された状態で取り付けられる。よって、ディテントピン20は、ロッド18と同様に筒部17のバネ(図示省略)で上方に付勢され、貫通孔19aの上端側に位置する。シフトレバー3の操作のロックを解除するために運転者がノブを操作すると、ロッド18と一緒にディテントピン20が筒部17のバネの付勢に抗して降下する。そして、ディテントピン20は貫通孔19aの下端側に移動する。なお、シフトレバー3のロックを解除する操作が終わると、筒部17のバネに抗してロッド18を下降される力が開放され、ロッド18が上方に移動し、ディテントピン20も貫通孔19aの上端側に復帰する。
図4に示すようにアーム21は、支持部19から図4の右方に突出する。アーム21は、先端部に図4の手前側に突出する突起部21aを有する。
アーム21との間に支持部19を挟んだ反対側にアーム22が位置する。アーム22は、支持部19から図4の左方に突出し、扇状に形成される。アーム22は、軸部23の回りに弧状に広がるように位置する上面に凹凸部22aを有する。凹凸部22aは、支持部19側から図4の左方に向けて交互に隣接する凸部と凹部(内面が円弧状の凹部)を有する。支持部19から延びた凹凸部22aの先端に位置する凸部(端側凸部C1)は、他の凸部より上方に突出する。また、端側凸部C1に隣接して(図4の端側凸部Cの右側に)端側凹部C2が位置する。凹凸部22aが本発明の「第1被係合部」、アーム22が本発明の「接続部」に相当する。
扇状に形成されるアーム22の中心側にはアーム22を貫通するようにしてアーム22に接続する軸部23が位置する。軸部23は、軸線O2に沿って延びる角柱状に形成される。軸部23は、幅W(図3参照)方向に位置する一対の側面23aと、図4に戻って、幅W方向に交差する方向に位置する上面23b及び下面23cを有する。幅Wは、図5に示す開口部15を通過可能な寸法に形成される。側面23aは、軸部23が開口部15を通過する際に側面23aが開口部15に案内されるように開口部15の形状に対応して形成される。上面23b及び下面23cは、図5に示す本体部16の内面16aの曲率に対応するような曲率が形成される。軸部23は、軸線O2回りに回転可能となるように軸部23の両端部が本体部16に支持される。それにより、軸線O2回りにシフトレバー3が回転可能となり、軸線O2回りにシフトレバー3を回転させてシフトレバー3の操作位置の切り替えができる。軸部23の両端部が本発明の「第2係合部」に相当する。
図4に戻って、プランジャー4は、球体4aと、球体4aを付勢するバネ4bと、球体4aとバネ4bを支持するカバー4cを備える。球体4aは、凹凸部22aの各凹部に一部が嵌り込むことが可能な球体状に形成される。バネ4bは、コイル状の圧縮バネとして形成される。カバー4cは、上下が開放された中空角柱状の本体部と、本体部の内部空間を上下に区画する区画壁(図示省略)を備える。本体部は、ベースブラケット2の筒状部7に挿入可能な大きさの形状に形成される。区画壁で区画された本体部の下端部は、転がり可能に球体4aを支持する支持部となる。一方、区画壁で区画された本体部の上端部は、バネ4bを支持する支持部となる。本体部の上端部に支持されるバネ4bは、バネ4bの一端が区画壁に接触する一方で、バネ4bの他端はカバー4cの上端から露出する。その露出したバネ4bの他端側からバネ4bを圧縮すると、区画壁(カバー4c)が図4の下方に向けて付勢される。そのため、カバー4cに支持される球体4aも図4の下方に向けて付勢される。プランジャー4が本発明の「第1係合部」及び「突出部」に相当する。
バネ4bがカバー4c及び球体4aを付勢するようにバネ4bを圧縮させる役割をなすものがピン5である。ピン5は、ベースブラケット2の筒状部7の貫通孔7aに挿入可能な径に形成される。ピン5が貫通孔7aに挿入されると、筒状部7の一部を塞ぐようにピン5が位置する。
以上のベースブラケット2、シフトレバー3、プランジャー4及びピン5を組み立てることでシフトレバー装置1が組み立てられる。以下、シフトレバー装置1の組み立て方法の一例を説明する。図4及び図6に示すように先ず、ベースブラケット2の下方にシフトレバー3を準備する。
次に、ベースブラケット2の下方からレバー部3aを先頭にしてシフトレバー3をベースブラケット2に挿入する。ベースブラケット2に対してレバー部3aが挿入されるに従い、上面2aの開口部6からレバー部3aの先端が飛び出し、シフトレバー3の本体部3bがベースブラケット2に次第に挿入される(図6→図7)。
シフトレバー3の軸部23がベースブラケット2の下端に到達すると、軸部23の両端部がベースブラケット2の開口部15に挿入できるように軸線O2回りに軸部23を回転させて軸部23の位置を調節する(図8)。軸部23の位置が調節されたところで、軸部23の両端部を開口部15に挿入する。
開口部15に軸部23が挿入されると、軸部23の側面23aが開口部15に案内され、軸部23の両端部がそれぞれ本体部16の内側に収まる。すると、軸部23の上面23bが本体部16の内面16aに沿って位置する一方で、下面23cは開口部15に沿って位置する(図8→図9)。この位置は、開口部15から軸部23が抜け出すことが可能な位置である。即ち、本体部16と軸部23の係合がなく(係合が解除され)、本体部16から軸部23が脱落可能な脱落位置にシフトレバー3が位置する。
そこで、次に、軸部23を中心にシフトレバー3を図9の反時計回りに回転させる(図9→図10)。すると、シフトレバー3のディテントピン20が隆起部10の上面14に沿って移動し、凸部14aにディテントピン20の両端部が接触してシフトレバー3の回転が止まる。シフトレバー3の軸部23では、内面16aに沿って上面23bが移動するとともに、下面23cの一部が内面16aに対向する位置で軸部23が停止する。この状態で、軸部23は軸線O2回りに回転可能に本体部16に支持され、軸部23は、開口部15から抜け出せない位置に位置する。即ち、本体部16と軸部23の係合を維持し、開口部15を通じて支持部16から軸部23が脱落するのを阻止する阻止位置にシフトレバー3が位置する。なお、図9でベースブラケット2の開口部8から露出したアーム21は、図10でベースブラケット2の内部に収まる。そして、アーム22の凹凸部22aは、軸線O2回りに回転し(図9→図10)、端側凹部C2が筒状部7の下方に位置する。
端側凹部C2と筒状部7の位置関係を維持した状態でプランジャー4を用意し、球体4aを先頭にして上面2aの上方から筒状部7にプランジャー4を挿入する。すると、挿入されたプランジャー4は、端側凸部C1に隣接する端側凹部C2に球体4aの一部が嵌り込むように位置する(図10→図11、図12)。そして、貫通孔7a(図10参照)にピン5を挿入して球体4aに向けてバネ4bを圧縮させる。すると、図12に示すようにピン5によりバネ4bの圧縮が維持され、バネ4bの復元力がカバー4cを通じて球体4aに伝達され、球体4aが端側凹部C2に向けて付勢された状態となる。プランジャー4は、筒状部7に接続した状態で先端部(球体4a)が凹凸部22aに支持される。また、カバー4cの外面と端側凸部C1が対向して位置するため、シフトレバー3が軸線O2(図11参照)を中心に時計回りに回転しようとしてもカバー4cの外面と端側凸部C1が接触してシフトレバー3の回転が阻止される。なお、反時計回りの回転は、ディテントピン20が凸部14aに引っ掛かることで阻止される。
このようにしてシフトレバー3がベースブラケット2に組み付けられる。そして、図1に示すアーム21の突起部21aには、ワイヤー(図示省略)の一端を取り付け、そのワイヤーの他端を自動変速機(図示省略)に取り付けることで、シフトレバー装置1が組み立てられる。組み立てたシフトレバー装置1を分解する場合は、上記と逆の手順を踏むことになる。
以上のようにして組み立てられたシフトレバー装置1は、運転者により操作される。例えば、運転者が車両の走行状態に応じてシフトレバー3の位置をパーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ等の各操作位置に切り替えることで、自動変速機を操作する。図11に示すシフトレバー3の位置がパーキングの位置である。運転者がノブを操作してシフトレバー3のロックを解除すると、ディテントピン20が貫通孔19aの下端側に下がり、ディテントピン20が凸部14aより下方に位置する(図11→図13)。これにより、軸線O2を中心に反時計回りにシフトレバー3を回転させてもディテントピン20が凸部14aを通過することができる。
そのため、軸線O2を中心に反時計回りにシフトレバー3が回転すると、シフトレバー3に対してプランジャー4の球体4aが、バネ4bの付勢に抗して凹凸部22aの上面を摺動する。例えば、図12に示すように球体4aは、端側凹部C2を抜け出して隣接する凸部C3を乗り越えて凹部C4に到達し、シフトレバー3がパーキングからリバースの操作位置に移動してワイヤーにより自動変速機の変速等が切り替わる。そして、再びシフトレバー3のロックがされると、ディテントピン20が貫通孔19aの上端側に上がり、ディテントピン20は上面14に沿って位置する。シフトレバー3の位置を他の操作位置に切り替える場合でも同様に操作することで、位置が切り替えられる。また、操作位置が切り替わる際に凹凸部22aを乗り越える球体4aにはバネ4bにより凹凸部22aに向けて付勢が加えられるため、シフトレバー3の操作時に運転者に節度感がもたらされる。
なお、図11に示すようにパーキングに位置するシフトレバー3を時計回りに回転させると、端側凸部C1がカバー4cと接触し、シフトレバー3の回転が阻止される。
以上のように構成されたシフトレバー装置1では、図11に示すようにシフトレバー3の回転軸となる軸線O2回りに沿って位置する凹凸部22aの端側凹部C2にプランジャー4が挿入される。よって、シフトレバー3をベースブラケット2に組み付ける際にシフトレバー3が図10から図9のように回転するのを阻止するつっかい棒のような役割をプランジャー4がなす。そのため、ベースブラケット2に組み付けたシフトレバー3が何等かの原因で回転し、図9に示すように軸部23が開口部15から脱落する可能性のある脱落位置に移動するのを抑制できる。
また、プランジャー4は、図11に示すようにシフトレバー3の回転を阻止するつっかい棒の役割をなすとともに、球体4aがシフトレバー3の操作時に凹凸部22aを摺動して運転者にシフトレバー3の節度感をもたらす。よって、節度感をもたらす凹凸部22aを利用してシフトレバー3の位置を維持でき、軸部23が開口部15から脱落する脱落位置(図9)に移動するのを抑制できる。
更に、図11に示すように端側凹部C2に挿入されたプランジャー4のカバー4cの外面は、端側凸部C1に対向して位置する。そのため、球体4aが端側凹部C2から抜け出すようにシフトレバー3が時計回りに回転する力が加わると、カバー4cと端側凸部C1が接触してシフトレバー3の回転が阻止される。そのため、このような場合でも、軸部23が開口部15から脱落する脱落位置(図9)に移動するのを抑制できる。
なお、シフトレバー3の回転を阻止するつっかい棒となるプランジャー4は、図10→図11に示すように上面2aの上方から筒状部7に挿入するだけでよい。そのため、簡易な作業でシフトレバー3の位置を維持できる。また、シフトレバー3の位置を維持するためにディテントピン20を利用していないため、ベースブラケット2にシフトレバー3を組み付ける当初から予めシフトレバー3にディテントピン20を組み付けておくことができる。よって、組み立ての作業性と効率が良くなる。
シフトレバー3を脱落位置から阻止位置(図9→図10)に反時計回りに回転させる際、シフトレバー3に装着したディテントピン20は、凸部14aに引っ掛かることでシフトレバー3が阻止位置に位置する。よって、ディテントピン20と凸部14aによりシフトレバー3の位置決めができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその具体的な記載に限定されることなく、例示した構成等を技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせて実施することも可能であるし、またある要素、処理を周知の形態に置き換えて実施することもできる。
1 シフトレバー装置
2 ベースブラケット
3 シフトレバー
4 プランジャー(第1係合部、突出部)
4a 球体
4b バネ(弾性体)
4c カバー
15 開口部(開口部)
16 本体部(支持部、第2被係合部)
22 アーム(接続部)
22a 凹凸部(第1被係合部)
23 軸部(第2係合部)
C1 端側凸部
O2 軸線

Claims (4)

  1. 軸線回りに回転可能な軸部と、前記軸線回りの一部に沿って位置する外面及び前記外面に位置する第1被係合部を含んで前記軸部に接続される接続部と、を有するシフトレバーと、
    前記軸部の両側で前記軸線回りに位置して前記軸部を回転可能に支持する支持部と、前記支持部の前記軸線回りの一区間を開放させて前記支持部に対する前記軸部の出入口となる開口部と、を有するベースブラケットと、
    前記ベースブラケットに接続して前記第1被係合部に係合可能な第1係合部と、を備え、
    前記支持部は、第2被係合部として構成され、
    前記軸部は、前記第2被係合部と係合可能な第2係合部を有し、
    前記支持部が支持した前記軸部を前記軸線回りに回転させると、前記第2被係合部と前記第2係合部の係合を維持して前記開口部を通じて前記支持部から前記軸部が離脱するのを阻止する阻止位置と、前記第2被係合部と前記第2係合部の係合を解除して前記開口部を通じて前記支持部から前記軸部が離脱可能な離脱位置に前記シフトレバーの位置を変更可能であり、
    前記阻止位置に位置する前記シフトレバーの前記第1被係合部に前記第1係合部を係合させて前記シフトレバーの位置を維持することを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 前記第1被係合部は、前記外面に位置する凹部を有し、
    前記第1係合部は、前記凹部に挿入可能な突出部として構成され、
    前記凹部に前記突出部が挿入されることで、前記シフトレバーの位置を維持する請求項1に記載のシフトレバー装置。
  3. 前記突出部は、前記外面に接触して前記外面側に付勢される先端部を有し、
    前記第1被係合部は、前記軸線回りに前記凹部と凸部が交互に隣接して前記軸線回りに前記シフトレバーが回転させると前記先端部が摺動可能な凹凸部として構成され、
    前記凹部に前記先端部が挿入されることで、前記シフトレバーの位置を維持する請求項2に記載のシフトレバー装置。
  4. 前記突出部は、前記先端部を前記外面に向けて付勢する弾性体と、前記弾性体が前記先端部を付勢する付勢方向の回りで前記弾性体を覆うカバーを有し、
    前記離脱位置から前記阻止位置に前記軸線回りに回転する回転方向側の一端側に位置する前記凸部である端側凸部は、前記端側凸部に隣接する前記凹部に前記先端部が収納された際に前記カバーの外面に対向するように突出し、
    前記阻止位置から前記離脱位置に前記軸線回りに前記シフトレバーが回転する際に前記端側凸部が前記カバーに接触することで、前記シフトレバーの回転が阻止される請求項3に記載のシフトレバー装置。
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