JP2017022417A - テンプレートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光透過性基材の一主面に凹凸パターンを形成したテンプレートを、被加工基板上の光硬化性材料に押し付けると共に、前記テンプレートを介して前記光硬化性材料を感光させる光を照射することによって、前記光硬化性材料を光硬化させて前記凹凸パターンを転写するインプリントに用いるテンプレートであって、前記テンプレートの凹凸パターンの凸部の上に、位置合わせ用マークとなる遮光膜パターンを有しており、前記遮光膜パターンの上面と側面が、耐洗浄性保護膜で覆われていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明の第1の実施形態におけるインプリント用位置合わせマークを有するテンプレートの断面模式図である。図1において、インプリント用テンプレート10は、光透過性基材11の一主面を掘り込んで形成した凹凸パターンからなる被加工基板上の光硬化性材料に転写するための主パターン12と、位置合わせマーク13とから構成される。
位置合わせマーク13は、光透過性基材11を掘り込んで形成した凹凸パターン部と、この凹凸パターン部の光透過性基材11上に形成された遮光膜パターン16とからなり、遮光膜パターン16が遮光膜14と遮光膜14上に設けた耐洗浄性保護膜15との2層膜で構成されているものである。本発明において主パターンとは、被加工基板表面に塗布形成された光硬化性材料に押し付けて力学的に変形させて転写する凹凸の微細パターンを意味するものである。また、本発明において、光硬化性材料とは、通常光インプリント用材料として用いられている光硬化性樹脂、およびインクジェット方式の塗布で用いられる重合性単量体を含む光硬化性組成物を意味するものである。
本発明において、主パターン部の凹凸部の凹部の深さと位置合わせマーク部の凹凸部の凹部の深さとは、同じであるのが好ましい。後述するように、本発明の位置合わせマークの凹部を主パターンの凹部と同時に形成する場合には、同じ深さとなる。
図2は、本発明の第2の実施形態におけるインプリント用位置合わせマークを有するテンプレートの断面模式図である。図2において、インプリント用テンプレート20は、光透過性基材21の一主面を掘り込んで形成した凹凸パターンからなる被加工基板上の光硬化性材料に転写するための主パターン22と、位置合わせマーク23とから構成される。
位置合わせマーク23は、光透過性基材21を掘り込んで形成した凹凸パターン部と、この凹凸パターン部の光透過性基材21上に形成された遮光膜パターン26とからなる。遮光膜パターン26は遮光膜24と遮光膜24上に設けた耐洗浄性保護膜25との2層膜で構成されており、位置合わせマーク23の凹凸パターン部の凹部にも耐洗浄性保護膜25が形成されているものである。
図3は、本発明の第3の実施形態におけるインプリント用位置合わせマークを有するテンプレートの断面模式図である。図3において、インプリント用テンプレート30は、光透過性基材31の一主面を掘り込んで形成した凹凸パターンからなる被加工基板上の光硬化性材料に転写するための主パターン32と、位置合わせマーク33とから構成される。
位置合わせマーク33は、光透過性基材31を掘り込んで形成した凹凸パターン部と、この凹凸パターン部の光透過性基材31上に形成された遮光膜パターン36とからなる。遮光膜パターン36は遮光膜34と遮光膜34上に設けた耐洗浄性保護膜35との2層膜で構成されており、位置合わせマーク33の凹凸パターン部の凹部および主パターン32の凹凸パターンの凹部にも耐洗浄性保護膜35が形成されているものである。
次に、上記の位置合わせマークを有するテンプレートの製造方法について説明する。
図4は、図1に示した第1の実施形態の位置合わせマークを有する本発明のテンプレートの製造工程を示す断面模式図である。図4において、図1と同じ箇所を示す場合には同じ符号を用いている。
図5は、図2に示した第2の実施形態の位置合わせマークを有する本発明のテンプレートの製造工程を示す断面模式図である。図5において、図2と同じ箇所を示す場合には同じ符号を用いている。
図6は、図3に示した第3の実施形態の位置合わせマークを有する本発明のテンプレートの製造工程を示す断面模式図である。図6において、図3と同じ箇所を示す場合には同じ符号を用いている。
上記のテンプレートの製造方法において、第2のレジストパターン形成においては、電子線レジストによる電子線描画に替えて、感光性レジストによりレーザ描画する方法、あるいはインプリント法によりレジストパターンを形成する方法を用いることも可能である。インプリント法によれば、位置合わせマークの凹凸パターンの凹部にも十分にレジストが充填されるという効果が得られる。
(A)テンプレートを150℃に加熱し、酸素ガス雰囲気で5分間アッシングした後、遮光膜パターン部の膜厚変化量(%)を測定した。
(B)テンプレートを250℃に加熱し、酸素ガス雰囲気で5分間アッシングした後、遮光膜パターン部の膜厚変化量(%)を測定した。
(C)テンプレートをSPM(硫酸と過酸化水素水の混合液)でウェット洗浄した後、遮光膜パターン部の膜厚変化量(%)を測定した。
膜厚変化量は、洗浄耐性の評価試験前の遮光膜パターン部の耐洗浄性保護膜の初期膜厚と洗浄試験後の膜厚を原子間力顕微鏡にて測定し、変化量(膜厚減少率)として算出した。
評価試験結果を表1に示す。
一方、表1の比較例の評価サンプルNo.5〜7に示されるように、従来のクロム単層膜からなるテンプレート評価サンプルは、酸素ガスによるアッシングでクロム膜がほとんど消滅するほどの損傷を生じてしまった。また、SPMによるウェット洗浄でもクロム膜濃度が低下した。
11、21、31 光透過性基材
12、22、32 主パターン
13、23、33 位置合わせマーク
14、24、34 遮光膜
15、25、35 耐洗浄性保護膜
16、26、36 遮光膜パターン
18、28、38 第1のレジストパターン
19、29、39 第2のレジストパターン
70、80 テンプレート
72、82 主パターン
73、83 位置合わせマーク
75 ウェハ
76 ウェハアライメントマーク
77 樹脂
81 石英ガラス
84 遮光性薄膜
88、89 レジストパターン
91 転写パターン
92 樹脂残り
93 欠陥
前記第2のレジストパターンをマスクとして、前記位置合わせマークとなる領域以外の前記耐洗浄性保護膜および前記遮光膜を除去する工程と、前記第2のレジストパターンを剥離する工程と、を順に備えることを特徴とする、テンプレートの製造方法である。
本発明の請求項5に係る発明は、前記耐洗浄性保護膜の耐洗浄性が、前記テンプレートを加熱した状態で酸素ガスを用いてアッシングして洗浄したとき、前記耐洗浄性保護膜の膜厚減少率が初期膜厚の10%以内であることを特徴とする請求項1から請求項4までのうちのいずれか1項に記載のテンプレートの製造方法である。
Claims (4)
- 光透過性基材の一主面に凹凸パターンを形成したテンプレートを、被加工基板上の光硬化性材料に押し付けると共に、前記テンプレートを介して前記光硬化性材料を感光させる光を照射することによって、前記光硬化性材料を光硬化させて前記凹凸パターンを転写するインプリントに用いるテンプレートであって、
前記テンプレートの凹凸パターンの凸部の上に、位置合わせ用マークとなる遮光膜パターンを有しており、
前記遮光膜パターンの上面と側面が、耐洗浄性保護膜で覆われていることを特徴とするテンプレート。 - 前記テンプレートの凹凸パターンの凹部にも前記耐洗浄性保護膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテンプレート。
- 前記遮光膜パターンを構成する遮光膜がクロム系薄膜であり、前記耐洗浄性保護膜がシリコン系薄膜であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテンプレート。
- 前記耐洗浄性保護膜の耐洗浄性が、前記テンプレートを加熱した状態で酸素ガスを用いてアッシングして洗浄したとき、前記耐洗浄性保護膜の膜厚減少率が初期膜厚の10%以内であることを特徴とする請求項1から請求項3までのうちのいずれか1項に記載のテンプレート。
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