JP6446943B2 - インプリント用テンプレート及びインプリント方法 - Google Patents

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Description

本発明は、微細な転写パターンを被転写基板上に形成された樹脂に転写するナノインプリントリソグラフィに用いられるインプリント用テンプレート及びインプリント方法に関するものである。
近年、半導体リソグラフィにおいては、デバイスの微細化の要求に対して、露光波長の問題や製造コストの問題などからフォトリソグラフィ方式の限界が指摘されており、その対案として、ナノインプリント技術を用いたナノインプリントリソグラフィ(NIL:Nanoimprint Lithography)が注目を集めている。
ナノインプリントリソグラフィは、表面に微細な凹凸形状の転写パターンを形成したインプリント用テンプレート(モールド、スタンパ、金型とも呼ばれる)を、半導体ウェハなどの被転写基板の上に形成された樹脂に接触させ、この樹脂の表面側の形状を、インプリント用テンプレートの転写パターンの凹凸形状に成型した後に離型し、次いで、ドライエッチング等により余分な部分(残膜部分)を除去することで、被転写基板の上の樹脂にインプリント用テンプレートの転写パターンの凹凸形状(より詳しくは、凹凸反転形状)を転写させる技術である(例えば特許文献1、2)。
このナノインプリントリソグラフィは、一度インプリント用テンプレートを作製すれば、微細な凹凸形状の転写パターンを繰り返し転写成型でき、この転写工程には高額な露光装置(ステッパー)を用いないため、経済的にも有利である。
上述のようなナノインプリントリソグラフィにより、インプリント用テンプレートの転写パターンを被転写基板の樹脂に位置精度良く転写するには、インプリント用テンプレートと被転写基板との位置合わせを精密に行う必要がある。一般的には、インプリント用テンプレートに設けられている凹凸構造のアライメントマークと、被転写基板に設けられているアライメントマークとを、インプリント用テンプレート側から光学的に検出することにより位置合わせを行う。
図10は、従来のインプリント用テンプレートの一例を示す断面図である。図10に示すように、インプリント用テンプレート101は、主面112から基部111が掘り下げられた第1の凹構造113と第2の凹構造114を有している。なお、インプリント用テンプレート101においては、第1の凹構造113が転写パターンを構成するものであり、第2の凹構造114がアライメントマークを構成するものである。
図11は、従来のインプリント用テンプレートの製造方法の一例を示す工程図である。
インプリント用テンプレート101を製造するには、例えば図11に示すように、まず、基材111Aの主面の上にハードマスク層160を形成し(図11(a))、次に、電子線描画等の製版技術を用いてハードマスク層160の上に、第1の凹構造113を形成するためのレジストパターン部170aと第2の凹構造114を形成するためのレジストパターン部170bを有するレジストパターン170を形成する(図11(b))。
次に、レジストパターン170から露出する部分のハードマスク層160をエッチングして、第1の凹構造113を形成するためのハードマスクパターン部161aと第2の凹構造114を形成するためのハードマスクパターン部161bを有するハードマスクパターン161を形成し、その後レジストパターン170を除去する(図11(c))。
次に、ハードマスクパターン161から露出する部分の基材111Aをエッチングして、第1の凹構造113と第2の凹構造114を形成し(図11(d))、その後、ハードマスクパターン161を除去して、インプリント用テンプレート101を得る(図11(e))。
上記のように、レジストパターン170の形成においては、電子線描画等の製版技術を用いて、レジストパターン部170aとレジストパターン部170bを同一工程で形成するため、レジストパターン部170aとレジストパターン部170bとの相対位置精度を高精度なものとすることができる。
それゆえ、ハードマスクパターン部161aとハードマスクパターン部161bとの相対位置精度も高精度なものになり、第1の凹構造113と第2の凹構造114との相対位置精度も高精度なものとなる。
また、上記のように、第1の凹構造113と第2の凹構造114は、ハードマスクパターン161をエッチングマスクに用いた同一のエッチング工程で形成されるため、通常、その深さは同じ深さになる。すなわち、図10に示すように、主面112から第1の凹構造113の底面までの距離をH11とし、主面112から第2の凹構造114の底面までの距離をH12とした場合、H11とH12は、同じ値になる。
ここで、上記のようなインプリント用テンプレート101を用いて、その転写パターン(第1の凹構造113)を位置精度良く被転写基板の樹脂に転写するために(すなわち位置合わせのために)、インプリント用テンプレート101の主面112を被転写基板の上に形成された樹脂に接触させると、転写パターン(第1の凹構造113)のみならず、インプリント用テンプレート101のアライメントマークを構成する第2の凹構造114も、樹脂によって充填されることになる。
そして、第2の凹構造114が樹脂によって充填された状態になると、インプリント用テンプレート101の基部111を構成する材料(一般的には、合成石英ガラス)の屈折率と樹脂の屈折率が、ほぼ同じ値であることから、第2の凹構造114を光学的に識別すること、すなわち、インプリント用テンプレート101のアライメントマークを光学的に識別することが困難になってしまうという問題がある。
なお、上述のように、位置合わせのために、インプリント用テンプレート101を被転写基板上の樹脂に接触させる理由は、インプリント用テンプレート101が被転写基板から離れた状態で位置合わせを行った後にインプリント用テンプレート101を被転写基板上の樹脂に接触させる方法では、インプリント用テンプレート101を被転写基板上の樹脂に接触させる過程で位置ズレ(いわゆるロックズレ)が生じてしまうからである。
そこで、この問題に対して、図12に示すように、第2の凹構造114の底面の上に、基部111を構成する材料よりも高い屈折率を有する高屈折膜115を形成することによって、第2の凹構造114が樹脂で充填された状態になっても、インプリント用テンプレート102のアライメントマークとして光学的に識別することを可能にする方法が提案されている(例えば特許文献3、4)。
インプリント用テンプレート102を製造するには、例えば図13に示すように、まず、上記のインプリント用テンプレート101を準備し(図13(a))、スパッタ法等の手法を用いて、主面112の上、第1の凹構造113の底面の上、及び第2の凹構造114の底面の上に、高屈折膜115Aを形成する(図13(b))。
次に、その上からレジスト膜182を形成し、段差基板を押し付けて、第2の凹構造114が形成されている領域の膜厚(H15)が、第1の凹構造113が形成されている領域の膜厚(H14)よりも厚くなるようにレジスト膜182を変形させる(図13(c))。
その後、レジスト膜182の所定の厚み分をドライエッチングして、第2の凹構造114の内部のみにレジスト膜182が残る状態にする(図13(d))。
次に、レジスト膜182から露出する高屈折膜115Aをドライエッチングして除去し、最後に、第2の凹構造114の内部のレジスト膜182を除去して、第2の凹構造114の底面の上に高屈折膜115を有するインプリント用テンプレート102を得る(図13(e))。
特表2004−504718号公報 特開2002−93748号公報 特開2007−103915号公報 特開2013−168604号公報
しかしながら、転写パターンの微細化(すなわち、インプリント用テンプレート102の第1の凹構造113の開口幅の縮小化)が進むと、第1の凹構造113の深さ(すなわち、主面112から第1の凹構造113の底面までの距離H11)も浅くなる。
より詳しくは、現在、第1の凹構造113の開口幅は20nm程度であり、その深さは60nm程度であるが、さらに、第1の凹構造113の開口幅の縮小化が進むと、このような微細な凹構造ではアスペクト比2程度が加工技術の限界になり、その深さは、例えば40nm以下になる。
そして、上記のように、図11に示す従来の製造方法では、インプリント用テンプレート102の第1の凹構造113の深さ(H11)と第2の凹構造114の深さ(H12)は同じ値になることから、第2の凹構造114の深さ(H12)も浅くなる(例えば40nm以下になる)。
一方、光学的な識別を可能にするために、上記の高屈折膜115の膜厚(H13)は、現在、15nm程度を要しているが、第2の凹構造114の深さ(H12)が浅くなると、図13(d)に示すレジスト膜182の厚みも薄くなり、レジスト膜182から露出する高屈折膜115Aをドライエッチングして除去する工程で、レジスト膜182も消失してしまい、第2の凹構造114の底面の上の高屈折膜115も必要な膜厚を残せなくなる。
それゆえ、インプリント用テンプレート102においても、アライメントマークを光学的に識別することが困難になってしまい、高精度なアライメントができなくなるという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、インプリント用テンプレートの転写パターンの微細化が進んでも、高精度なアライメントを可能にして、転写パターンを被転写基板の樹脂に位置精度良く転写することを可能とするインプリント用テンプレートを提供することを主たる目的とする。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、主面から基部が掘り下げられた第1の凹構造と第2の凹構造を有するインプリント用テンプレートであって、前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とした場合に、
2>H1
の関係を満たすものであることを特徴とするインプリント用テンプレートである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記第2の凹構造の底面の上に、前記基部を構成する第1の材料とは屈折率が異なる第2の材料から構成される第2材料膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインプリント用テンプレートである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、前記第2材料膜の膜厚をH3とした場合に、
2≧H3
の関係を満たすものであることを特徴とする請求項2に記載のインプリント用テンプレートである。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記第2の凹構造が、前記インプリント用テンプレートのアライメントマークを構成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のインプリント用テンプレートである。
また、本発明の請求項5に係る発明は、前記インプリント用テンプレートが、前記第2の凹構造と被転写基板に設けられたアライメントマークとを光学的に位置合わせして、前記第1の凹構造を前記被転写基板上に形成された硬化型樹脂に転写するインプリント方法に用いられるインプリント用テンプレートであって、前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、前記第2材料膜の膜厚をH3とし、前記光学的位置合わせに用いる検出光の波長をλとし、前記基部を構成する第1の材料の波長λにおける屈折率をn1とし、前記第2材料膜を構成する第2の材料の波長λにおける屈折率をn2とし、前記硬化型樹脂の波長λにおける硬化前の屈折率をn3とした場合において、n2>n1である場合には、
2×[{(H2−H3)×n3+H3×n2}−H2×n1]≧λ/8
の関係を満たし、n1>n2である場合には、
2×[H2×n1−{(H2−H3)×n3+H3×n2}]≧λ/8
の関係を満たすものであることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のインプリント用テンプレートである。
また、本発明の請求項6に係る発明は、前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、前記第2材料膜の膜厚をH3とした場合に、
2−H1≧H3
の関係を満たすものであることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載のインプリント用テンプレートである。
また、本発明の請求項7に係る発明は、主面から基部が掘り下げられた第1の凹構造と第2の凹構造を有し、前記第2の凹構造の底面の上に、前記基部を構成する第1の材料とは屈折率が異なる第2の材料から構成される第2材料膜が形成されているインプリント用テンプレートと、アライメントマークを有する被転写基板を用い、前記インプリント用テンプレートの前記第2の凹構造と前記被転写基板に設けられたアライメントマークとを光学的に位置合わせして、前記第1の凹構造を前記被転写基板上に形成された硬化型樹脂に転写するインプリント方法であって、前記インプリント用テンプレートにおける前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、前記第2材料膜の膜厚をH3とし、前記光学的位置合わせに用いる検出光の波長をλとし、前記基部を構成する第1の材料の波長λにおける屈折率をn1とし、前記第2材料膜を構成する第2の材料の波長λにおける屈折率をn2とし、前記硬化型樹脂の波長λにおける硬化前の屈折率をn3とした場合において、n2>n1である場合には、
2×[{(H2−H3)×n3+H3×n2}−H2×n1]≧λ/8
の関係を満たし、n1>n2である場合には、
2×[H2×n1−{(H2−H3)×n3+H3×n2}]≧λ/8
の関係を満たすものであることを特徴とするインプリント方法である。
本発明によれば、インプリント用テンプレートの転写パターンの微細化が進んでも、被転写基板に対し高精度なアライメントが可能であり、転写パターンを被転写基板の樹脂に位置精度良く転写することができる。
インプリント用テンプレート1について説明する図 インプリント用テンプレート2について説明する図 本発明に係るインプリント方法の一例を説明する図 インプリント用テンプレート2を用いた位置合わせの一例を説明する図 インプリント用テンプレート2を用いて形成された樹脂パターンの一例を説明する図 インプリント用テンプレート1の製造方法の第1の実施形態の一例を説明する図 図6に続くインプリント用テンプレート1の第1の実施形態の一例を説明する図 インプリント用テンプレート1の製造方法の第2の実施形態の一例を説明する図 インプリント用テンプレート2の製造方法の一例を説明する図 従来のインプリント用テンプレートの一例を示す断面図 従来のインプリント用テンプレートの製造方法の一例を示す工程図 インプリント用テンプレート102について説明する図 インプリント用テンプレート102の製造方法の一例を説明する図
以下、本発明に係るインプリント用テンプレート及びインプリント方法について詳しく説明する。
<インプリント用テンプレート>
まず、本発明に係るインプリント用テンプレートについて説明する。
図1は、インプリント用テンプレート1について説明する図であり、図2は、インプリント用テンプレート2について説明する図である。
図1に示すように、インプリント用テンプレート1は、主面12から基部11が掘り下げられた第1の凹構造13と第2の凹構造14を有しており、主面12から第1の凹構造13の底面までの距離をH1とし、主面12から第2の凹構造14の底面までの距離をH2とした場合に、H2>H1の関係を満たすものである。
上記の関係を満たすことにより、このインプリント用テンプレート1から製造されるインプリント用テンプレート2においては、転写パターンの微細化が進んでも、第2の凹構造14の底面の上に形成される第2材料膜15を必要な膜厚に保つことができ、高精度なアライメントを可能にして、転写パターンを被転写基板の樹脂に位置精度良く転写することが可能になる。詳しくは、後述する本発明に係るインプリント用テンプレートの製造方法において説明する。
図2に示すように、インプリント用テンプレート2は、第2の凹構造14の底面の上に、基部11を構成する第1の材料とは屈折率が異なる第2の材料から構成される第2材料膜15が形成されている。
詳しくは、後述する本発明に係るインプリント用テンプレートの製造方法において説明するが、図2に示すインプリント用テンプレート2は、上記のインプリント用テンプレート1から製造されるものである。
なお、インプリント用テンプレート2において、第1の凹構造13は転写パターンを構成するものであり、第2の凹構造14はアライメントマークを構成するものである。
ここで、主面12から第2の凹構造14の底面までの距離をH2とし、第2材料膜15の膜厚をH3とした場合に、H2≧H3の関係を満たすものであることが好ましい。
インプリント用テンプレート2において、主面12よりも突出する部分があると、インプリント工程に際して、上記の突出する部分に対応する被転写基板上の硬化型樹脂は、その膜厚が薄くなってしまう。そして、このような膜厚が薄くなってしまった樹脂部分を有する被転写基板をエッチング加工した場合、被転写基板の表面を均一に加工することができなくなるという問題が生じるからである。
それゆえ、第2材料膜15が主面12よりも突出することが無いように、上記の関係を満たすことが好ましい。
また、主面12から第1の凹構造13の底面までの距離をH1とし、主面12から第2の凹構造14の底面までの距離をH2とし、第2材料膜15の膜厚をH3とした場合に、
2−H1≧H3
の関係を満たすものであることが好ましい。
上記の関係を満たすことにより、転写パターンの微細化が進んでも、このインプリント用テンプレート2を用いてパターン転写された被転写基板において、アライメントマークが形成されている領域の表面が損傷を受けるということを防止できるからである。詳しくは、後述する本発明に係るインプリント方法において説明する。
<インプリント方法>
次に、本発明に係るインプリント方法について説明する。
図3は、本発明に係るインプリント方法の一例を説明する図であり、図4は、インプリント用テンプレート2を用いた位置合わせの一例を説明する図であり、図5は、インプリント用テンプレート2を用いて形成された樹脂パターンの一例を説明する図である。
インプリント用テンプレート2を用いて、第1の凹構造13から構成される転写パターンを被転写基板20の上に形成された硬化型樹脂30に転写するには、まず、図3(a)に示すように、インプリント用テンプレート2の主面12を、被転写基板20の上に形成された硬化型樹脂30に対向するように配置する。
次に、図3(b)に示すように、インプリント用テンプレート2を、被転写基板20の上に形成された硬化型樹脂30に接触させ、インプリント用テンプレート2のアライメントマークを構成する第2の凹構造14、及び第2の凹構造14に相対する被転写基板20のアライメントマーク21の位置情報を、検出光41を用いて検出器40で検出することにより、インプリント用テンプレート2と被転写基板20との位置合わせを行う。
この図3(b)に示す位置合わせの工程における、第2の凹構造14の光学的識別について、図4を用いて詳しく説明する。
図4に示すように、位置合わせのためにインプリント用テンプレート2を硬化型樹脂30に接触させると、インプリント用テンプレート2の第2の凹構造14に硬化型樹脂30が充填される。
ここで、第2の凹構造14に隣接する主面12と、第2材料膜15を備える第2の凹構造14に、インプリント用テンプレート2の背面側(主面12とは反対側)から入射し、硬化型樹脂30を通過して被転写基板20の表面で反射する検出光41a、41bの光路長の差は、検出光41a、41bの波長をλとし、インプリント用テンプレート2の基部11を構成する第1の材料の波長λにおける屈折率をn1とし、第2材料膜15を構成する第2の材料の波長λにおける屈折率をn2とし、硬化型樹脂30の波長λにおける硬化前の屈折率をn3とした場合において、n2>n1である場合には、
2×[{(H2−H3)×n3+H3×n2}−H2×n1
になり、n1>n2である場合には、
2×[H2×n1−{(H2−H3)×n3+H3×n2}]≧λ/8
になる。
微細な凹凸構造においてコントラストを得るには、凹部と凸部の光路長の差が重要であるが、この光路長の差がλ/8以上であれば、凹凸構造を光学的に識別することが十分に可能となる。
それゆえ、インプリント用テンプレート2において、n2>n1である場合には、
2×[{(H2−H3)×n3+H3×n2}−H2×n1]≧λ/8
の関係を満たすことが好ましく、n1>n2である場合には、
2×[H2×n1−{(H2−H3)×n3+H3×n2}]≧λ/8
の関係を満たすことが好ましい。
第2材料膜15を構成する第2の材料としては、例えば、金属材料及びその酸化物、窒化物、酸窒化物等を1種以上含むものを挙げることができる。上記の金属材料の具体例としては、例えば、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)等を挙げることができる。
なお、ナノインプリントリソグラフィにおいては、硬化型樹脂30として紫外線硬化型の樹脂が用いられることが多く、検出光41a、41bには、上記の紫外線硬化型の樹脂が硬化しない波長域の光が用いられる。一般的には、633nm近傍の可視光域の波長が用いられる。
また、インプリント用テンプレートの一般的な材料であるSiO2の波長633nmにおける屈折率は1.45であり、また、インプリント法に用いられる硬化型樹脂の波長633nmにおける屈折率は、一般的には1.5程度である。
図3に戻り、インプリント用テンプレート2と被転写基板20との位置合わせを行った後は、図3(c)に示すように、例えば、紫外線50を所定量照射することにより、硬化型樹脂30を硬化させ、その後、図3(d)に示すように、インプリント用テンプレート2を離型して、被転写基板20の上に硬化した樹脂パターン31を得る。
ここで、図3(d)に示すように、樹脂パターン31は、第1の凹構造13に対応する樹脂パターン部31aと第2の凹構造14に対応する樹脂パターン部31bを有している。
この樹脂パターン部31a、31bの高さについて、図5を用いて詳しく説明する。
図5に示すように、インプリント用テンプレート2において、主面12から第1の凹構造13の底面までの距離がH1の場合、第1の凹構造13に対応する樹脂パターン部31aの凸部の高さもH1となる。
同様に、インプリント用テンプレート2において、主面12から第2の凹構造14の底面までの距離がH2であって、その底面の上に形成されている第2材料膜15の膜厚がH3の場合、第2の凹構造14に対応する樹脂パターン部31bの凸部の高さは(H2−H3)となる。
したがって、上記のH1、H2、H3が、H2−H1≧H3の関係を満たすものであれば、H2−H3≧H1となり、第2の凹構造14に対応する樹脂パターン部31bの高さ(H2−H3)は、第1の凹構造13に対応する樹脂パターン部31aの高さ(H1)よりも高いものになる。
それゆえ、上記の関係を満たす樹脂パターンを用いて被転写基板20をエッチング加工した場合、インプリント用テンプレート2の転写パターンを構成する第1の凹構造13に対応する樹脂パターン部31aの凸部よりも先に、インプリント用テンプレート2のアライメントマークを構成する第2の凹構造14に対応する樹脂パターン部31bの凸部が消失してしまうということは生じなくなる。
ここで、被転写基板20をエッチング加工する際には、転写パターンを構成する第1の凹構造13に対応する樹脂パターン部31aの凸部が消失する前に、エッチング加工を終了するのが通常である。
それゆえ、上記の関係を満たす樹脂パターンを用いて被転写基板20をエッチング加工する場合には、エッチング加工を終了する時点において、インプリント用テンプレート2のアライメントマークを構成する第2の凹構造14に対応する樹脂パターン部31bの凸部は残っていることになり、被転写基板20のアライメントマーク21が形成されている領域の表面がエッチングされて損傷してしまうということを防止できることになる。
<インプリント用テンプレートの製造方法>
次に、上記のインプリント用テンプレートの製造方法について説明する。
図6および図7は、インプリント用テンプレート1の製造方法の第1の実施形態の一例を説明する図であり、図8は、インプリント用テンプレート1の製造方法の第2の実施形態の一例を説明する図であり、図9は、インプリント用テンプレート2の製造方法の一例を説明する図である。
(インプリント用テンプレート1の製造方法)
(第1の実施形態)
まず、インプリント用テンプレート1の製造方法について説明する。
インプリント用テンプレート1を製造するには、例えば図6に示すように、まず、基材11Aの主面の上にハードマスク層60を形成し(図6(a))、次に、電子線描画等の製版技術を用いてハードマスク層60の上に、第1の凹構造13を形成するためのレジストパターン部70aと第2の凹構造14を形成するためのレジストパターン部70bを有するレジストパターン70を形成する(図6(b))。
次に、レジストパターン70から露出する部分のハードマスク層60をエッチングして、第1の凹構造13を形成するためのハードマスクパターン部61aと第2の凹構造14を形成するためのハードマスクパターン部61bを有するハードマスクパターン61を形成し、その後レジストパターン70を除去する(図6(c))。
次に、ハードマスクパターン部61aの領域上に局所的に厚膜のレジスト膜81を形成し、ハードマスクパターン部61aの開口部から露出する基材111Aを、レジスト膜81で覆う(図6(d))。なお、この図6(d)に示す工程において、ハードマスクパターン部61bの開口部からは、基材11Aが露出している。
次に、ハードマスクパターン部61bの開口部から露出する部分の基材11Aを所定量(すなわち、H2−H1相当量)エッチングし(図7(e))、その後、レジスト膜81を除去する(図7(f))。
次に、ハードマスクパターン61から露出する部分の基材11Aを所定量(すなわち、H1相当量)エッチングして、第1の凹構造13と第2の凹構造14を形成し(図7(g))、その後、ハードマスクパターン61を除去して、インプリント用テンプレート1を得る(図7(h))。
上記のように、厚膜のレジスト膜81を用いることで、主面12から第1の凹構造13の底面までの距離をH1とし、主面12から第2の凹構造14の底面までの距離をH2とした場合に、H2>H1の関係を満たす第1の凹構造13と第2の凹構造14を有するインプリント用テンプレート1を製造することができる。
ここで、図6(b)に示すように、レジストパターン70の形成においては、電子線描画等の製版技術を用いて、レジストパターン部70aとレジストパターン部70bを同一工程で形成するため、レジストパターン部70aとレジストパターン部70bとの相対位置精度を高精度なものとすることができる。
それゆえ、ハードマスクパターン部61aとハードマスクパターン部61bとの相対位置精度も高精度なものになり、第1の凹構造13と第2の凹構造14との相対位置精度も高精度なものとすることができる。
(第2の実施形態)
次に、図8を用いて、インプリント用テンプレート1の製造方法の他の例を説明する。この第2の実施形態に係る製造方法は、イオン注入によって基材11Aのエッチング速度が向上する現象を利用するものである。
本実施形態により、インプリント用テンプレート1を製造するには、まず、基材11Aの主面の上から、イオン注入装置を用いて、第2の凹構造14を形成する領域に局所的にイオン90を注入する。注入イオンの加速エネルギーは、10keV〜1MeV程度の範囲で用いられる(図8(a))。
上記のように、第2の凹構造14を形成する領域に局所的にイオン90を注入することで、この領域の基材11Aのエッチング速度は、イオン90を注入していない領域の基材11Aのエッチング速度よりも速いものになる。
イオン注入に用いるイオンの元素は特に限定されるわけではないが、半導体用として実績のある、リン(P)、アンチモン(Sb)、窒素(N)、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、シリコン(Si)、鉛(Pb)、アルゴン(Ar)、キセノン(Xe)などが好ましい。
注入イオンのドーズ量としては、5×1010ions/cm2〜1×1018ions/cm2程度の範囲が好ましい。5×1010ions/cm2未満では、エッチング速度向上の効果が小さく、一方、1×1018ions/cm2を超えると、基部11の透過率低下のおそれが生じてくるからである。
次に、局所的にイオン90を注入した基材11Aの主面の上に、第1の凹構造13を形成するためのハードマスクパターン部61aと第2の凹構造14を形成するためのハードマスクパターン部61bを有するハードマスクパターン61を形成する(図8(b))。
なお、この図8(b)に示すハードマスクパターン61は、上記の図6(a)〜(c)の工程と同様にして形成することができるため、ここでの説明は省略する。
次に、ハードマスクパターン61から露出する部分の基材11Aを所定量エッチングして、第1の凹構造13と第2の凹構造14を形成し(図8(c))、その後、ハードマスクパターン61を除去して、インプリント用テンプレート1を得る(図8(d))。
上記のように、ハードマスクパターン部61bに局所的にイオン90を注入することで、ハードマスクパターン部61bの開口部から露出する基材11Aのエッチング速度は、ハードマスクパターン部61aの開口部から露出する基材11Aのエッチング速度よりも速いものになる。
それゆえ、注入イオンのドーズ量等を制御することにより、図8(d)に示すように、主面12から第1の凹構造13の底面までの距離をH1とし、主面12から第2の凹構造14の底面までの距離をH2とした場合に、H2>H1の関係を満たす、第1の凹構造13と第2の凹構造14を有するインプリント用テンプレート1を製造することができる。
ここで、上記の第1の実施形態においては、第1の凹構造13と第2の凹構造14を形成するために、図7(e)に示すエッチング工程と、図7(g)に示すエッチング工程の、2回のエッチング工程を要していたが、この第2の実施形態においては、第1の凹構造13と第2の凹構造14を形成するためのエッチング工程は、図8(c)に示す1回のエッチング工程で済む。それゆえ、この第2の実施形態においては、上記の第1の実施形態よりも製造工程を短縮することができる。
なお、図8(b)に示すハードマスクパターン61は、第1の実施形態における図6(a)〜(c)の工程と同様にして形成することができるため、第1の実施形態と同様に、ハードマスクパターン部61aとハードマスクパターン部61bとの相対位置精度を高精度なものとすることができる。それゆえ、第1の凹構造13と第2の凹構造14との相対位置精度も高精度なものとすることができる。
(インプリント用テンプレート2の製造方法)
次に、インプリント用テンプレート2の製造方法について説明する。
インプリント用テンプレート2を製造するには、例えば図9に示すように、まず、上記のインプリント用テンプレート1を準備し(図9(a))、スパッタ法等の手法を用いて、主面12の上、第1の凹構造13の底面の上、及び第2の凹構造14の底面の上に、第2材料膜15Aを形成する(図9(b))。
次に、その上からレジスト膜82を形成し、段差基板を押し付けて、第2の凹構造14が形成されている領域の膜厚(H5)が、第1の凹構造13が形成されている領域の膜厚(H4)よりも厚くなるようにレジスト膜82を変形させる(図9(c))。
その後、レジスト膜82の所定の厚み分(H5以上の厚み)をドライエッチングして、第2の凹構造14の内部のみにレジスト膜82が残る状態にする(図9(d))。
ここで、主面12から第1の凹構造13の底面までの距離H1、第1の凹構造13が形成されている領域の膜厚H4、第2の凹構造14が形成されている領域の膜厚H5の関係が、H5≧H4+H1を満たすものであれば、図9(d)に示すように、主面12の上に形成された第2材料膜15Aが全てレジスト膜82から露出しており、かつ、第1の凹構造13の内部にはレジスト膜82が残っておらず、かつ、第2の凹構造14の内部に残るレジスト膜82の膜厚をH2となる状態にすることができる。
次に、レジスト膜82から露出する第2材料膜15Aをドライエッチングして除去し、最後に、第2の凹構造14の内部のレジスト膜82を除去して、第2の凹構造14の底面の上に第2材料膜15を有するインプリント用テンプレート2を得る(図9(e))。
上記のように、インプリント用テンプレート2は、インプリント用テンプレート1から製造され、インプリント用テンプレート1においては、第2の凹構造14の深さ(H2)を、第1の凹構造13の深さ(H1)よりも深いものとすることができる。
それゆえ、転写パターンの微細化(すなわち、インプリント用テンプレート2の第1の凹構造13の開口幅の縮小化)が進むことにより、第1の凹構造13の深さ(H1)が、より浅いもの(例えば40nm以下)になったとしても、第2の凹構造14の深さ(H2)を、従来と同様な深さ(例えば60nm)とすることができる。
したがって、図9(d)に示すレジスト膜82の厚みも従来と同様な厚さ(例えば60nm)とすることができ、それゆえ、レジスト膜82から露出する第2材料膜15Aをドライエッチングして除去する工程を施した後も、従来と同様に第2の凹構造14内にレジスト膜82を残すことができる。
したがって、第2の凹構造14の底面の上の第2材料膜15の膜厚も、従来と同様な膜厚(例えば15nm)を残すことができる。そして、この第2材料膜15の膜厚は、インプリント用テンプレート2を用いたパターン転写において第2の凹構造14が樹脂で充填された状態になっても、第2の凹構造14をアライメントマークとして光学的に識別することが可能な膜厚である。
それゆえ、転写パターンの微細化が進んでも、インプリント用テンプレート2を用いたパターン転写においては、高精度なアライメントを行うことができることになる。
以上、本発明に係るインプリント用テンプレート及びインプリント方法について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と、実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
1、2 インプリント用テンプレート
11 基部
11A 基材
12 主面
13 第1の凹構造
14 第2の凹構造
15、15A 第2材料膜
20 被転写基板
21 アライメントマーク
30 硬化型樹脂
31 樹脂パターン
31a、31b 樹脂パターン部
40 検出器
41、41a、41b 検出光
50 紫外線
60 ハードマスク層
61 ハードマスクパターン
61a、61b ハードマスクパターン部
70 レジストパターン
70a、70b レジストパターン部
81、82 レジスト膜
90 イオン
101、102 インプリント用テンプレート
111 基部
111A 基材
112 主面
113 第1の凹構造
114 第2の凹構造
115、115A 高屈折膜
120 被転写基板
121 アライメントマーク
132a、132b 樹脂パターン部
160 ハードマスク層
161 ハードマスクパターン
161a、161b ハードマスクパターン部
170 レジストパターン
170a、170b レジストパターン部
182 レジスト膜

Claims (3)

  1. 主面から基部が掘り下げられた第1の凹構造と第2の凹構造を有するインプリント用テンプレートであって、
    前記第1の凹構造が、前記インプリント用テンプレートの転写パターンを構成し、
    前記第2の凹構造が、前記インプリント用テンプレートのアライメントマークを構成し、
    前記第2の凹構造の底面の上に、前記基部を構成する第1の材料とは屈折率が異なる第2の材料から構成される第2材料膜が形成されており、
    前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、
    前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、
    前記第2材料膜の膜厚をH3とした場合に、
    1 ≦40nm
    であり、
    2>H1
    及び
    2≧H3
    であって、且つ、
    2−H1≧H3
    の関係を満たし、
    前記基部を構成する前記第1の材料が、SiO 2 を含むものであり、
    前記第2材料膜を構成する前記第2の材料が、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ジルコニウム(Zr)のいずれか1種を含む金属材料、または、該金属材料の酸化物、窒化物、酸窒化物のいずれか1種を含むものであることを特徴とするインプリント用テンプレート。
  2. 前記インプリント用テンプレートが、
    前記第2の凹構造と被転写基板に設けられたアライメントマークとを光学的に位置合わせして、前記第1の凹構造を前記被転写基板上に形成された硬化型樹脂に転写するインプリント方法に用いられるインプリント用テンプレートであって、
    前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、前記第2材料膜の膜厚をH3とし、
    前記光学的位置合わせに用いる検出光の波長をλとし、
    前記基部を構成する第1の材料の波長λにおける屈折率をn1とし、
    前記第2材料膜を構成する第2の材料の波長λにおける屈折率をn2とし、
    前記硬化型樹脂の波長λにおける硬化前の屈折率をn3とした場合において、
    2>n1である場合には、
    2×[{(H2−H3)×n3+H3×n2}−H2×n1]≧λ/8
    の関係を満たし、
    1>n2である場合には、
    2×[H2×n1−{(H2−H3)×n3+H3×n2}]≧λ/8
    の関係を満たすものであることを特徴とする請求項1に記載のインプリント用テンプレート。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインプリント用テンプレートと、アライメントマークを有する被転写基板を用い、前記インプリント用テンプレートの前記第2の凹構造と前記被転写基板に設けられたアライメントマークとを光学的に位置合わせして、前記第1の凹構造を前記被転写基板上に形成された硬化型樹脂に転写するインプリント方法であって、
    前記インプリント用テンプレートにおける前記主面から前記第1の凹構造の底面までの距離をH1とし、前記主面から前記第2の凹構造の底面までの距離をH2とし、前記第2材料膜の膜厚をH3とし、
    前記光学的位置合わせに用いる検出光の波長をλとし、
    前記基部を構成する第1の材料の波長λにおける屈折率をn1とし、
    前記第2材料膜を構成する第2の材料の波長λにおける屈折率をn2とし、
    前記硬化型樹脂の波長λにおける硬化前の屈折率をn3とした場合において、
    2>n1である場合には、
    2×[{(H2−H3)×n3+H3×n2}−H2×n1]≧λ/8
    の関係を満たし、
    1>n2である場合には、
    2×[H2×n1−{(H2−H3)×n3+H3×n2}]≧λ/8
    の関係を満たすものであることを特徴とするインプリント方法。
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