JP2017020206A - レール座屈および移動防止用保安装置 - Google Patents
レール座屈および移動防止用保安装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017020206A JP2017020206A JP2015137185A JP2015137185A JP2017020206A JP 2017020206 A JP2017020206 A JP 2017020206A JP 2015137185 A JP2015137185 A JP 2015137185A JP 2015137185 A JP2015137185 A JP 2015137185A JP 2017020206 A JP2017020206 A JP 2017020206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeper
- coupling
- buckling
- fastener
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims abstract description 182
- 241001669679 Eleotris Species 0.000 claims abstract description 157
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 292
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 292
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 292
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 abstract description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 131
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 131
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 98
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 98
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 17
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 10
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 10
- 230000000726 anti-progression Effects 0.000 description 9
- 230000008569 process Effects 0.000 description 8
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 8
- 229910001141 Ductile iron Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 2
- 230000005012 migration Effects 0.000 description 1
- 238000013508 migration Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B13/00—Arrangements preventing shifting of the track
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Railway Tracks (AREA)
Abstract
Description
したがって、各結合部、すなわち左下結合部110、右下結合部120、左上結合部210および右上結合部220の緊締具接触面がまくらぎの台形傾斜面と垂直または略垂直となる構造によって、各緊締具、すなわち左緊締具10および右緊締具20は、各緊締具の長手方向がまくらぎの台形傾斜面に対して平行または略平行に締まる。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、図2に示す傾斜締めとなり、締め付け力がまくらぎの台形傾斜面に沿って集中する効果がある。
すなわち、ふく進防止板を取り付けたレール座屈および移動防止用保安装置1は、座屈防止板130およびふく進防止板が砕石によって拘束され、縦、横など多方向の抵抗力が生じることによって、レールの座屈および移動をより効果的に防止する。
すなわち、連結装置400によって連結されたレール座屈および移動防止用保安装置1は、連結装置400の連結部420および上半固定部材200の被連結部250の形状が略鋸歯形であり、各緊締具によって締め付けられたときに互いに噛み合うことによって、上半固定部材200および連結装置400が軌道方向にずれを生じることを防止する効果がある。さらには、レール座屈および移動防止用保安装置1は、連結装置400によってレール座屈および移動防止用保安装置1が連結されることによって、鉄道車両による振動および衝撃を吸収するとともに、横方向に限らず多方向の抵抗力が生じる。多方向の抵抗力が生じることによって、レール座屈および移動防止用保安装置1が取り付けられたまくらぎの間隔を一定に保ち、まくらぎに固定されたレールの座屈および移動を防止する効果がある。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、各部の材質を強靱な球状黒鉛鋳鉄とすることによって、各部の破断の危険性を低減することができる。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、緊締具脱落回転防止金具500を各下結合部に用いることによって、各緊締具の回転による締め付け力の減少および脱落を防止し、鉄道車両による振動および衝撃に対するレール座屈および移動防止用保安装置1の耐久力を維持する効果がある。さらには、保線作業員によるレール座屈および移動防止用保安装置1の設置および保守管理の負担を軽減する効果がある。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、緊締具回転防止金具600を各上結合部に用いることによって、各緊締具の回転による締め付け力の減少を防止し、鉄道車両による振動および衝撃に対するレール座屈および移動防止用保安装置1の耐久力を維持する効果がある。さらには、保線作業員によるレール座屈および移動防止用保安装置1の設置および保守管理の負担を軽減する効果がある。
第1の工程として、下半固定部材100をまくらぎSの下部に設置する。
第2の工程として、緊締具脱落回転防止金具500を右下結合部120の緊締具挿入部122に挿入し、装着し、続いて右ボルト21を緊締具脱落回転防止金具500に下方から装着する。ボルト挿入部127がスリット状である場合は、右ボルト21を装着した緊締具脱落回転防止金具500を右下結合部120の緊締具挿入部122に挿入し、装着することもできる。このとき、緊締具脱落回転防止金具500のボルト挿入孔580および右下結合部120のボルト挿入部127に右ボルト21が挿入される。
第3の工程として、上半固定部材200をまくらぎSの上部に載せ置く。このとき、上半固定部材200のボルト挿入部240に右ボルト21が挿入される。
第4の工程として、連結装置400を上半固定部材200に載せ置く。このとき、連結装置400のボルト挿入部410に右ボルト21が挿入される。
第5の工程として、右上結合片222を連結装置400に載せ置く。このとき、右上結合片222のボルト挿入孔223に右ボルト21が挿入される。
第6の工程として、緊締具回転防止金具600を右上結合片222に載せ置く。このとき、緊締具回転防止金具600のボルト挿入孔640に右ボルト21が挿入される。
第7の工程として、右ナット22を回転しながら緊締具回転防止金具600に取り付け、全体を締め付ける。
ここで、各緊締具は各緊締具の長手方向がまくらぎSの台形傾斜面に対して平行または略平行に締まるため、締め付け力が台形傾斜面に沿って集中する。したがって、本実施例は課題を解決するものである。
なお、各々のレール座屈および移動防止用保安装置1にいずれのふく進防止板を用いるかについては、軌道の状況、例えば鉄道車両による振動および衝撃の大小、地震の頻度などに応じて判断することができる。軌道の状況によっては、ふく進防止板は用いなくてもよい。
ここで、レール座屈および移動防止用保安装置1は、連結装置400を併用することによって、多方向の抵抗力が生じる。多方向の抵抗力が生じることによって、まくらぎに固定されたレールの座屈および移動がより効果的に防止される。したがって、本実施例は課題を解決するものである。
既存の打ち込み型座屈防止装置は、垂直締めを採用する。本実施例においては、各結合部に着脱可能な結合片を備える。各結合片の緊締具接触面はまくらぎの台形傾斜面に対して垂直または略垂直とする。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置2は、既存の装置に着脱可能な結合片を備えることによって、傾斜締めを可能とする。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置2は、座屈防止杭900が砕石によって拘束され、横方向の抵抗力が生じることによって、まくらぎに固定されたレールの座屈および移動を防止する。
右下結合部720は着脱可能な右下結合片721を備える。また、右下結合部720には、緊締具挿入部722が設けられる。右下結合部720の先端面の一部および右下結合部720の底面の一部は開口する。緊締具挿入部722は、緊締具脱落回転防止金具500および右下結合片721を重ねて挿入可能な構造とする。具体的には、緊締具挿入部722の上部は、右下結合片721の上面の形状に沿う上面部723と、緊締具脱落回転防止金具500を保持する側面部724と、を備え、緊締具挿入部722の下部は、係止部725を備える。側面部724の間隔は、緊締具脱落回転防止金具500が緊締具脱落回転防止金具500自体の弾性によって保持されることが可能である幅とする。係止部725の間隔は、緊締具脱落回転防止金具500の第1円曲部530および第2円曲部560の外側幅より小さい。また、緊締具挿入部722の上面部723には、ボルト挿入孔726が設けられる。ボルト挿入孔726の形状は、長孔とする。ここで、右下結合片721の緊締具接触面はまくらぎの台形傾斜面に対して垂直または略垂直とする。また、右下結合片721には、ボルト挿入孔727が設けられる。
右上結合部820は着脱可能な右上結合片821を備える。また、右上結合部820には、ボルト挿入孔822が設けられる。ボルト挿入孔822の形状は、長孔とする。ここで、右上結合片821の緊締具接触面はまくらぎの台形傾斜面に対して垂直または略垂直とする。また、右上結合片821には、ボルト挿入孔823が設けられる。さらに、右上結合片821には、両側端に側壁824が設けられる。
緊締具脱落回転防止金具500は、第1円曲部530が側面部724に当たることによって回転が防止され、第1円曲部530または第2円曲部560が係止部725に引っ掛かるため下方への脱落が防止される。緊締具回転防止金具600は、側壁824の内側の面に当たることによって回転が防止される。緊締具脱落回転防止金具500および緊締具回転防止金具600の右ボルト21および右ナット22の装着ならびに回転および脱落の防止に関しては、第1の実施例と同様であるため省略する。
第1の工程は、下半固定部材700をまくらぎSの下部に設置する。
第2の工程として、緊締具脱落回転防止金具500および右下結合片721を右下結合部720の緊締具挿入部722から挿入し、装着し、続いて右ボルト21を緊締具脱落回転防止金具500に下方から装着する。このとき、緊締具脱落回転防止金具500のボルト挿入孔580、右下結合片721のボルト挿入孔727、右下結合部720のボルト挿入孔726に右ボルト21が挿入される。
第3の工程として、上半固定部材800をまくらぎSの上部に載せ置く。このとき、右上結合部820のボルト挿入孔822に右ボルト21が挿入される。
第4の工程として、右上結合片821を右上結合部820に載せ置く。このとき、右上結合片821のボルト挿入孔823に右ボルト21が挿入される。
第5の工程として、緊締具回転防止金具600を右上結合片821に載せ置く。このとき、緊締具回転防止金具600のボルト挿入孔640に右ボルト21が挿入される。
第6の工程として、右ナット22を回転しながら緊締具回転防止金具600に取り付け、全体を締め付ける。
ここで、各緊締具は各緊締具の長手方向がまくらぎSの台形傾斜面に対して平行または略平行に締まるため、締め付け力が台形傾斜面に沿って集中する。したがって、本実施例は課題を解決するものである。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置2は、垂直締めと傾斜締めのいずれを採用するかを選択することができる。いずれの締め付けを採用するかに関しては、現場の状況を勘案して決定されるべきであると考える。
10…左緊締具、20…右緊締具、21…右ボルト、22…右ナット。
100…下半固定部材、110…左下結合部、120…右下結合部、121…補強部、122…緊締具挿入部、123…上面部、124…円曲部、125…テーパ部、126…切欠き、127…ボルト挿入部、130…座屈防止板、140…ふく進防止板挿入部、150…まくらぎ下部固定部。
200…上半固定部材、210…左上結合部、211…左上結合片受部、212…左上結合片、220…右上結合部、221…右上結合片受部、222…右上結合片、223…ボルト挿入孔、230…まくらぎ上部固定部、240…ボルト挿入部、250…被連結部。
310…片側ふく進防止板、311…切欠き、312…鍔、320…両側ふく進防止板、321…切欠き、322…鍔。
400…連結装置、410…ボルト挿入部、420…連結部。
500…緊締具脱落回転防止金具、510…上面部、520…両端部、530…第1円曲部、540…緊締具把持部、550…緊締具保持部、560…第2円曲部、570…緊締具側部支持部、580…ボルト挿入孔。
600…緊締具回転防止金具、610…底面部、620…円曲部、630…緊締具把持部、640…ボルト挿入孔。
700…下半固定部材、710…左下結合部、720…右下結合部、721…右下結合片、722…緊締具挿入部、723…上面部、724…側面部、725…係止部、726・727…ボルト挿入孔。
800…上半固定部材、810…左上結合部、820…右上結合部、821…右上結合片、822・823…ボルト挿入孔、824…側壁。
900…座屈防止杭。
S…まくらぎ。
したがって、各結合部、すなわち左下結合部110、右下結合部120、左上結合部210および右上結合部220の緊締具接触面がまくらぎの台形傾斜面と垂直となる構造によって、各緊締具、すなわち左緊締具10および右緊締具20は、各緊締具の長手方向がまくらぎの台形傾斜面に対して平行に締まる。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、図2に示す傾斜締めとなり、締め付け力がまくらぎの台形傾斜面に沿って集中する効果がある。
すなわち、ふく進防止板を取り付けたレール座屈および移動防止用保安装置1は、座屈防止板130およびふく進防止板が砕石によって拘束され、縦、横など多方向の抵抗力が生じることによって、レールの座屈および移動をより効果的に防止する。
すなわち、連結装置400によって連結されたレール座屈および移動防止用保安装置1は、連結装置400の連結部420および上半固定部材200の被連結部250の形状が鋸歯形であり、各緊締具によって締め付けられたときに互いに噛み合うことによって、上半固定部材200および連結装置400が軌道方向にずれを生じることを防止する効果がある。さらには、レール座屈および移動防止用保安装置1は、連結装置400によってレール座屈および移動防止用保安装置1が連結されることによって、鉄道車両による振動および衝撃を吸収するとともに、横方向に限らず多方向の抵抗力が生じる。多方向の抵抗力が生じることによって、レール座屈および移動防止用保安装置1が取り付けられたまくらぎの間隔を一定に保ち、まくらぎに固定されたレールの座屈および移動を防止する効果がある。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、各部の材質を強靱な球状黒鉛鋳鉄とすることによって、各部の破断の危険性を低減することができる。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、緊締具脱落回転防止金具500を各下結合部に用いることによって、各緊締具の回転による締め付け力の減少および脱落を防止し、鉄道車両による振動および衝撃に対するレール座屈および移動防止用保安装置1の耐久力を維持する効果がある。さらには、保線作業員によるレール座屈および移動防止用保安装置1の設置および保守管理の負担を軽減する効果がある。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置1は、緊締具回転防止金具600を各上結合部に用いることによって、各緊締具の回転による締め付け力の減少を防止し、鉄道車両による振動および衝撃に対するレール座屈および移動防止用保安装置1の耐久力を維持する効果がある。さらには、保線作業員によるレール座屈および移動防止用保安装置1の設置および保守管理の負担を軽減する効果がある。
第1の工程として、下半固定部材100をまくらぎSの下部に設置する。
第2の工程として、緊締具脱落回転防止金具500を右下結合部120の緊締具挿入部122に挿入し、装着し、続いて右ボルト21を緊締具脱落回転防止金具500に下方から装着する。ボルト挿入部127がスリット状である場合は、右ボルト21を装着した緊締具脱落回転防止金具500を右下結合部120の緊締具挿入部122に挿入し、装着することもできる。このとき、緊締具脱落回転防止金具500のボルト挿入孔580および右下結合部120のボルト挿入部127に右ボルト21が挿入される。
第3の工程として、上半固定部材200をまくらぎSの上部に載せ置く。このとき、上半固定部材200のボルト挿入部240に右ボルト21が挿入される。
第4の工程として、連結装置400を上半固定部材200に載せ置く。このとき、連結装置400のボルト挿入部410に右ボルト21が挿入される。
第5の工程として、右上結合片222を連結装置400に載せ置く。このとき、右上結合片222のボルト挿入孔223に右ボルト21が挿入される。
第6の工程として、緊締具回転防止金具600を右上結合片222に載せ置く。このとき、緊締具回転防止金具600のボルト挿入孔640に右ボルト21が挿入される。
第7の工程として、右ナット22を回転しながら緊締具回転防止金具600に取り付け、全体を締め付ける。
ここで、各緊締具は各緊締具の長手方向がまくらぎSの台形傾斜面に対して平行に締まるため、締め付け力が台形傾斜面に沿って集中する。したがって、本実施例は課題を解決するものである。
なお、各々のレール座屈および移動防止用保安装置1にいずれのふく進防止板を用いるかについては、軌道の状況、例えば鉄道車両による振動および衝撃の大小、地震の頻度などに応じて判断することができる。軌道の状況によっては、ふく進防止板は用いなくてもよい。
ここで、レール座屈および移動防止用保安装置1は、連結装置400を併用することによって、多方向の抵抗力が生じる。多方向の抵抗力が生じることによって、まくらぎに固定されたレールの座屈および移動がより効果的に防止される。したがって、本実施例は課題を解決するものである。
既存の打ち込み型座屈防止装置は、垂直締めを採用する。本実施例においては、各結合部に着脱可能な結合片を備える。各結合片の緊締具接触面はまくらぎの台形傾斜面に対して垂直とする。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置2は、既存の装置に着脱可能な結合片を備えることによって、傾斜締めを可能とする。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置2は、座屈防止杭900が砕石によって拘束され、横方向の抵抗力が生じることによって、まくらぎに固定されたレールの座屈および移動を防止する。
右下結合部720は着脱可能な右下結合片721を備える。また、右下結合部720には、緊締具挿入部722が設けられる。右下結合部720の先端面の一部および右下結合部720の底面の一部は開口する。緊締具挿入部722は、緊締具脱落回転防止金具500および右下結合片721を重ねて挿入可能な構造とする。具体的には、緊締具挿入部722の上部は、右下結合片721の上面の形状に沿う上面部723と、緊締具脱落回転防止金具500を保持する側面部724と、を備え、緊締具挿入部722の下部は、係止部725を備える。側面部724の間隔は、緊締具脱落回転防止金具500が緊締具脱落回転防止金具500自体の弾性によって保持されることが可能である幅とする。係止部725の間隔は、緊締具脱落回転防止金具500の第1円曲部530および第2円曲部560の外側幅より小さい。また、緊締具挿入部722の上面部723には、ボルト挿入孔726が設けられる。ボルト挿入孔726の形状は、長孔とする。ここで、右下結合片721の緊締具接触面はまくらぎの台形傾斜面に対して垂直とする。また、右下結合片721には、ボルト挿入孔727が設けられる。
右上結合部820は着脱可能な右上結合片821を備える。また、右上結合部820には、ボルト挿入孔822が設けられる。ボルト挿入孔822の形状は、長孔とする。ここで、右上結合片821の緊締具接触面はまくらぎの台形傾斜面に対して垂直とする。また、右上結合片821には、ボルト挿入孔823が設けられる。さらに、右上結合片821には、両側端に側壁824が設けられる。
緊締具脱落回転防止金具500は、第1円曲部530が側面部724に当たることによって回転が防止され、第1円曲部530または第2円曲部560が係止部725に引っ掛かるため下方への脱落が防止される。緊締具回転防止金具600は、側壁824の内側の面に当たることによって回転が防止される。緊締具脱落回転防止金具500および緊締具回転防止金具600の右ボルト21および右ナット22の装着ならびに回転および脱落の防止に関しては、第1の実施例と同様であるため省略する。
第1の工程は、下半固定部材700をまくらぎSの下部に設置する。
第2の工程として、緊締具脱落回転防止金具500および右下結合片721を右下結合部720の緊締具挿入部722から挿入し、装着し、続いて右ボルト21を緊締具脱落回転防止金具500に下方から装着する。このとき、緊締具脱落回転防止金具500のボルト挿入孔580、右下結合片721のボルト挿入孔727、右下結合部720のボルト挿入孔726に右ボルト21が挿入される。
第3の工程として、上半固定部材800をまくらぎSの上部に載せ置く。このとき、右上結合部820のボルト挿入孔822に右ボルト21が挿入される。
第4の工程として、右上結合片821を右上結合部820に載せ置く。このとき、右上結合片821のボルト挿入孔823に右ボルト21が挿入される。
第5の工程として、緊締具回転防止金具600を右上結合片821に載せ置く。このとき、緊締具回転防止金具600のボルト挿入孔640に右ボルト21が挿入される。
第6の工程として、右ナット22を回転しながら緊締具回転防止金具600に取り付け、全体を締め付ける。
ここで、各緊締具は各緊締具の長手方向がまくらぎSの台形傾斜面に対して平行に締まるため、締め付け力が台形傾斜面に沿って集中する。したがって、本実施例は課題を解決するものである。
すなわち、レール座屈および移動防止用保安装置2は、垂直締めと傾斜締めのいずれを採用するかを選択することができる。いずれの締め付けを採用するかに関しては、現場の状況を勘案して決定されるべきであると考える。
10…左緊締具、20…右緊締具、21…右ボルト、22…右ナット。
100…下半固定部材、110…左下結合部、120…右下結合部、121…補強部、122…緊締具挿入部、123…上面部、124…円曲部、125…テーパ部、126…切欠き、127…ボルト挿入部、130…座屈防止板、140…ふく進防止板挿入部、150…まくらぎ下部固定部。
200…上半固定部材、210…左上結合部、211…左上結合片受部、212…左上結合片、220…右上結合部、221…右上結合片受部、222…右上結合片、223…ボルト挿入孔、230…まくらぎ上部固定部、240…ボルト挿入部、250…被連結部。
310…片側ふく進防止板、311…切欠き、312…鍔、320…両側ふく進防止板、321…切欠き、322…鍔。
400…連結装置、410…ボルト挿入部、420…連結部。
500…緊締具脱落回転防止金具、510…上面部、520…両端部、530…第1円曲部、540…緊締具把持部、550…緊締具保持部、560…第2円曲部、570…緊締具側部支持部、580…ボルト挿入孔。
600…緊締具回転防止金具、610…底面部、620…円曲部、630…緊締具把持部、640…ボルト挿入孔。
700…下半固定部材、710…左下結合部、720…右下結合部、721…右下結合片、722…緊締具挿入部、723…上面部、724…側面部、725…係止部、726・727…ボルト挿入孔。
800…上半固定部材、810…左上結合部、820…右上結合部、821…右上結合片、822・823…ボルト挿入孔、824…側壁。
900…座屈防止杭。
S…まくらぎ。
Claims (4)
- 横断面が台形または略台形であるまくらぎの底面と台形傾斜面下部とをそれぞれ支持できるまくらぎ下部固定部およびまくらぎ下部固定部の外側先端に左右1対に対称状に設けられる下結合部を備える下半固定部材と、
横断面が台形または略台形であるまくらぎの上面と台形傾斜面上部とをそれぞれ支持できるまくらぎ上部固定部およびまくらぎ上部固定部の外側先端に左右1対に対称状に設けられる上結合部を備える上半固定部材と、
左方の前記上結合部および前記下結合部を締め付ける左緊締具ならびに右方の前記上結合部および前記下結合部を締め付ける右緊締具と、を備え、
前記左緊締具および前記右緊締具は前記左緊締具および前記右緊締具の長手方向がまくらぎの台形傾斜面に対して平行または略平行に締まることを特徴とするレール座屈および移動防止用保安装置。 - 前記レール座屈および移動防止用保安装置を連結する連結装置を備える請求項1記載のレール座屈および移動防止用保安装置。
- 前記上結合部は、
結合片受部と、
着脱可能な結合片と、を備え、
前記結合片受部および前記結合片は、
略鋸歯形の被連結部を備え、
前記連結装置は、
表裏両面に略鋸歯形の連結部を備え、
前記結合片受部と前記結合片によって挟持され、
前記左緊締具および前記右緊締具によって締め付けられる請求項2記載のレール座屈および移動防止用保安装置。 - 左方の前記上結合部および前記下結合部ならびに右方の前記上結合部および前記下結合部の一部または全ては、着脱可能な結合片を備える請求項1から3いずれかに記載のレール座屈および移動防止用保安装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015137185A JP5852762B1 (ja) | 2015-07-08 | 2015-07-08 | レール座屈および移動防止用保安装置 |
PCT/JP2016/067351 WO2017006701A1 (ja) | 2015-07-08 | 2016-06-10 | レール座屈および移動防止用保安装置 |
EP16784772.2A EP3162957B1 (en) | 2015-07-08 | 2016-06-10 | Safety device for preventing rail buckling and movement |
ZA2016/07775A ZA201607775B (en) | 2015-07-08 | 2016-11-10 | Safety equipment for preventing buckling and shifting of rails |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015137185A JP5852762B1 (ja) | 2015-07-08 | 2015-07-08 | レール座屈および移動防止用保安装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5852762B1 JP5852762B1 (ja) | 2016-02-03 |
JP2017020206A true JP2017020206A (ja) | 2017-01-26 |
Family
ID=55238035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015137185A Active JP5852762B1 (ja) | 2015-07-08 | 2015-07-08 | レール座屈および移動防止用保安装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP3162957B1 (ja) |
JP (1) | JP5852762B1 (ja) |
WO (1) | WO2017006701A1 (ja) |
ZA (1) | ZA201607775B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6317850B1 (ja) * | 2017-11-27 | 2018-04-25 | 林総事株式会社 | 座屈防止機能及び移動防止機能付まくらぎ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744529U (ja) * | 1992-04-13 | 1995-11-21 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 軌道の座屈防止装置 |
JPH0813402A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-16 | Central Japan Railway Co | 道床抵抗力強化用具 |
JP3041957U (ja) * | 1997-03-28 | 1997-10-03 | 林総事株式会社 | 枕木移動防止装置 |
JP2010229642A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Hayashi Soji Kk | レール座屈防止用保安装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5641511B1 (ja) | 2014-05-30 | 2014-12-17 | 林総事株式会社 | ボルト・ナット回り止め金具 |
-
2015
- 2015-07-08 JP JP2015137185A patent/JP5852762B1/ja active Active
-
2016
- 2016-06-10 EP EP16784772.2A patent/EP3162957B1/en active Active
- 2016-06-10 WO PCT/JP2016/067351 patent/WO2017006701A1/ja active Application Filing
- 2016-11-10 ZA ZA2016/07775A patent/ZA201607775B/en unknown
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744529U (ja) * | 1992-04-13 | 1995-11-21 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 軌道の座屈防止装置 |
JPH0813402A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-16 | Central Japan Railway Co | 道床抵抗力強化用具 |
JP3041957U (ja) * | 1997-03-28 | 1997-10-03 | 林総事株式会社 | 枕木移動防止装置 |
JP2010229642A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Hayashi Soji Kk | レール座屈防止用保安装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3162957B1 (en) | 2019-07-31 |
EP3162957A4 (en) | 2017-08-09 |
EP3162957A1 (en) | 2017-05-03 |
WO2017006701A1 (ja) | 2017-01-12 |
ZA201607775B (en) | 2017-05-31 |
JP5852762B1 (ja) | 2016-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8322454B2 (en) | Structure for attaching a tool to a frame tube | |
US10132044B2 (en) | Rail clip assembly | |
JP3176991U (ja) | 折板屋根ハゼ取付金具 | |
KR100912200B1 (ko) | 낙석방지용 와이어로프 독립 고정구 | |
JPS6227285B2 (ja) | ||
JP5852762B1 (ja) | レール座屈および移動防止用保安装置 | |
JP4446353B2 (ja) | 形鋼用吊ボルト支持金具 | |
JP5543296B2 (ja) | コンクリート枕木用物品止着具 | |
JP5876389B2 (ja) | 合成枕木の固定装置 | |
JP3101165U (ja) | 角フックボルトを用いた橋梁用丸穴付枕木固定構造 | |
JP2007298113A (ja) | 長尺体支持具 | |
CN107435283A (zh) | 用于固定用于轨道车辆的轨道的装置 | |
JP5038801B2 (ja) | 覆工板取付け構造 | |
JP3131651U (ja) | ハンガー | |
JP2013174054A (ja) | 屋根上取付具 | |
JP6615568B2 (ja) | 枕木締結具 | |
JP6588301B2 (ja) | 枕木締結具 | |
JP2014077254A (ja) | コンクリート壁の吸音板取付構造 | |
JP2008261174A (ja) | 建築用仮設金物 | |
US20100140434A1 (en) | Suspension device | |
JP5851315B2 (ja) | 足場金具およびその取付け方法 | |
KR200395191Y1 (ko) | 펜스구조물 조립장치 | |
JP2006299715A (ja) | セパレータ取付金具、セパレータ取付金具締結具及びセパレータ取付構造 | |
KR200395190Y1 (ko) | 펜스구조물 조립장치 | |
KR100599523B1 (ko) | 철도레일 절단부 응급복구용 이음매 체결장치 및 이의설치방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5852762 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |