JP2017019444A - インストルメントパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなく助手席側ユニットを固定する固定領域を確保する。運転席側ユニットやステアリングコラムとインストルメントパネルとの干渉を回避する。【解決手段】インストルメントパネル10のユニット収容部23は、パネル開口25とユニット収容空間26とを有する。インストルメントパネル10のユニット支持部24は、薄肉部29,35を介して内板部28から連続して延びる3つの助手席側ユニット固定部30を有し、ユニット収容空間26に配置される。作業者は、運転席側のユニット支持部24の薄肉部29,35を切断して助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除し、運転席側ユニット1を運転席側のユニット支持部24の内板部28に取り付け、助手席側ユニット2を助手席側のユニット支持部24の内板部28及び助手席側ユニット固定部30に取り付ける。【選択図】図3

Description

本発明は、右ハンドル車と左ハンドル車とに共用可能なインストルメントパネルに関する。
特許文献1には、右ステアリング用と左ステアリング用とに共用できるインストルメントパネルが記載されている。インストルメントパネルの運転席及び助手席に対向する部位には、互いに同形状の格納部がそれぞれ形成される。運転席に対向する格納部には、メーターユニット及びステアリングのシャフトが格納され、助手席に対向する格納部には、トレイ及びグローブボックスが格納される。格納部は、メーターユニットまたはトレイが格納される凹部と、ステアリングのシャフトの逃げ孔が形成されているアンダーカバーまたはグローブボックスが取り付けられる開口部を有している。助手席側の凹部と開口部との間には、グローブボックスのリッドを閉状態に保持するロック手段としてのストライカを有する補強部材としてのリンフォースが、ネジやクリップの固定手段によって着脱自在に保持される。
特開平9−249048号公報
特許文献1に記載のインストルメントパネルでは、助手席側の凹部と開口部との間に、インストルメントパネルとは別体のリンフォースが固定されるので、リンフォースの分だけ部品点数が増加してしまう。部品点数の増加を抑制するために、リンフォースをなくしてしまうと、グローブボックスのリッドを閉状態に保持するストライカの固定が難しくなり、グローブボックス等の助手席側ユニットの取り付けが難しくなる可能性がある。また、部品点数の増加を抑制するために、リンフォースをインストルメントパネルに一体形成すると、運転席側のリンフォースがアンダーカバーの開口部を横断するので、運転席側のリンフォースがステアリングコラムに干渉してしまうおそれがある。或いは、運転席側の凹部及び開口部に取り付けられる運転席側ユニット(メーターユニットやアンダーカバー等)の形状によっては、運転席側のリンフォースが運転席側ユニットに干渉してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、部品点数を増加させることなく助手席側ユニットを固定する固定領域を確保し、且つ運転席側ユニットやステアリングコラムとの干渉を回避することが可能なインストルメントパネルの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ステアリングコラムが挿通する運転席側ユニットを、車幅方向の右側又は左側に選択的に取り付け、運転席側ユニットと略同一のユニット外形を有する助手席側ユニットを、運転席側ユニットとは反対側に取り付けることにより、右ハンドル車と左ハンドル車とに共用可能なインストルメントパネルであって,パネル本体と左右1対のユニット収容部と左右1対のユニット支持部とを備える。パネル本体は、車室の前方で車幅方向に延びて起立して車体側に固定される。左右1対のユニット収容部は、パネル本体の下端縁から上方へ延びてユニット外形よりも僅かに大きく形成されて運転席側ユニットまたは助手席側ユニットが嵌合するパネル開口と、運転席側ユニットまたは助手席側ユニットが収容されるパネル開口の内側のユニット収容空間とをそれぞれ有し、パネル本体の車幅方向両側に配置される。左右1対のユニット支持部は、薄肉で形成される易切断部と、易切断部を切断することによりパネル本体側から切除可能なユニット固定部とをそれぞれ有し、左右のユニット収容部のユニット収容空間に配置されてパネル本体と一体形成され、易切断部を切断しない状態でユニット固定部に固定される助手席側ユニットを支持する。右ハンドル車の場合には、左側のユニット支持部の易切断部を切断せずに、右側のユニット支持部の易切断部を切断してパネル本体側から右側のユニット支持部のユニット固定部を切除した状態で、運転席側ユニットが、右側のユニット収容部のパネル開口からユニット収容空間に収容されてパネル本体に対して固定され、助手席側ユニットが、左側のユニット収容部のパネル開口からユニット収容空間に収容されて左側のユニット支持部のユニット固定部に固定される。左ハンドル車の場合には、右側のユニット支持部の易切断部を切断せずに、左側のユニット支持部の易切断部を切断してパネル本体側から左側のユニット支持部のユニット固定部を切除した状態で、運転席側ユニットが、左側のユニット収容部のパネル開口からユニット収容空間に収容されてパネル本体に対して固定され、助手席側ユニットが、右側のユニット収容部のパネル開口からユニット収容空間に収容されて右側のユニット支持部のユニット固定部に固定される。
上記構成では、パネル本体と一体形成されるユニット支持部のユニット固定部に助手席側ユニットを固定するので、部品点数を増加させることなく助手席側ユニットを固定する固定領域を確保できる。
また、運転席側のユニット支持部の易切断部を切断してユニット支持部からユニット固定部を切除するので、ステアリングコラムや運転席側ユニットとユニット支持部のユニット固定部との干渉を回避することができる。
また、上記左右のユニット支持部は、易切断部の切断によりユニット固定部を切除してもパネル本体側に残存する残存部を有してもよく、右ハンドル車の運転席側ユニットは、右側のユニット支持部の残存部に固定され、左ハンドル車の運転席側ユニットは、左側のユニット支持部の残存部に固定されてもよい。
上記構成では、左右のユニット支持部が、易切断部の切断によりユニット固定部を切除してもパネル本体側に残存する残存部を有し、運転席側ユニットがユニット支持部の残存部に固定されるので、ユニット支持部によって運転席側ユニットの支持剛性を確保することができる。
本発明によれば、部品点数を増加させることなく助手席側ユニットを固定する固定領域を確保し、且つ運転席側ユニットやステアリングコラムとの干渉を回避することができる。
本発明に係るインストルメントパネルの斜視図である。 図1のインストルメントパネルを右ハンドル車に適用した場合の車室の前部の斜視図である。 図2の車室の前部の分解斜視図である。 図1のIV−IV矢視断面図である。 図1のV−V矢視断面図である。 図2のVI−VI矢視断面図である。 図2のVII−VII矢視断面図である。 図1のインストルメントパネルを左ハンドル車に適用した場合の車室の前部の分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るインストルメントパネル10は、車室9の前方で車幅方向に延びるインストクロスメンバ8(図3参照)の後方に配置されてインストクロスメンバ8に固定され、左右対称に形成されて車室9の前方で起立する。図2に示すように、このインストルメントパネル10は、運転席側ユニット1を車幅方向の右側又は左側に選択的に取り付け(図2には、右側に取り付けた状態が示されている)、運転席側ユニット1と同一の所定のユニット外形20を有する助手席側ユニット2を、運転席側ユニット1とは反対側に取り付けることにより(図2には、左側に取り付けた状態が示されている)、右ハンドル車と左ハンドル車とに共用可能である。インストルメントパネル10の車幅方向中央部には、センタークラスターカバー18が取り付けられる。なお、ユニット外形とは、運転席側ユニット1及び助手席側ユニット2のうち、後述するインストルメントパネル10のパネル開口25に勘合する部分の外縁部の形状である。
図2に示すように、運転席側ユニット1及び助手席側ユニット2の上記所定のユニット外形20は、車幅方向両側で上下方向に延びる左右の後端縁20a・20aと、左右の後端縁20a・20aの上端から前方へ曲折して延びる左右の上端縁20b・20bと、車幅方向に延びて左右の上端縁20b・20bの前端同士を連結する前上端縁20cとを有する左右対称の形状である。
図2及び図3に示すように、運転席側ユニット1は、上側のメーターユニット3と下側のドライバーカバー4とによって構成され、メーターユニット3とドライバーカバー4とを組み合わせた状態で上記所定のユニット外形20を有する。メーターユニット3は、メーターフード5、メーター本体6、及びメータークラスターカバー7によって構成される。メーターフード5は、後方の開口5aから前方へ延びる空間5bを有し、その空間5bの内部にメーター本体6を固定するメーター固定部5cが設けられる。メーターフード5の外形が、運転席側ユニット1の上記所定のユニット外形20のうちの左右の上端縁20b・20b、前上端縁20c、及び左右の後端縁20a・20aの一部(上部)である。メーターフード5の上面5dは、上面5dの車幅方向両端部で前後方向に延びて前端部で車幅方向に延びる略U字状の平面部5eと、略U字状の平面部5eに囲まれて車幅方向中央部がアーチ状に突出する凸面部5fとを有する。メーター本体6は、スピードメーターやタコメーター等の各種計器類6aを有し、メーターフード5の空間5bに開口5aから挿入されてメーター固定部5cに固定される。メータークラスターカバー7は、メーターフード5の開口5a側の端部を覆う化粧カバーであって、メーター本体6を運転席側から視認可能に前後に貫通する貫通孔7aを有し、メーターフード5の開口5a側の端部に固定される。ドライバーカバー4は、後方へ断面略U字状に突出した状態で上下方向に延びるステアリングコラムカバー部4aを車幅方向中央部に有し、メータークラスターカバー7に対してメータークラスターカバー7の下端縁部の車幅方向両側に固定される。ドライバーカバー4がメータークラスターカバー7に固定された状態でステアリングコラムカバー部4aの内側には、上下方向に貫通してステアリングコラム12の挿通を許容するコラム開口13が区画される。ドライバーカバー4の外形が、運転席側ユニット1の上記所定のユニット外形20のうちの左右の後端縁20a・20aの一部(下部)である。
ステアリングコラム12は、上下方向に延びるステアリングシャフト14を内包し、フロアパネル(図示省略)の運転席側(図2及び図3では、右側)で起立して、インストクロスメンバ8にブラケット15を介して固定される。ステアリングシャフト14の上端部には、運転者が操作するステアリング(図示省略)が固定される。
助手席側ユニット2は、上側のアッパーカバー16と下側のグローブボックス17とによって構成され、アッパーカバー16とグローブボックス17とを組み合わせた状態で上記所定のユニット外形20を有する。アッパーカバー16は、上面部16aと、上面部16aの後端縁から下方へ曲折して延びる後面部16bとによって略L字状に一体形成される。アッパーカバー16の外形が、助手席側ユニット2の上記所定のユニット外形20のうちの左右の上端縁20b・20b、前上端縁20c、及び左右の後端縁20a・20aの一部(上部)である。グローブボックス17は、後端の開口17a(図7参照)から前方へ延びる収容空間17b(図7参照)を内部に区画するボックス本体17cと、ボックス本体17cの開口17aを開閉可能な開閉扉17dとを有する。グローブボックス17の開閉扉17dの外形が、助手席側ユニット2の上記所定のユニット外形20のうちの左右の後端縁20a・20aの一部(下部)である。
センタークラスターカバー18は、インストルメントパネル10の車幅方向中央部に配置される複数の電装部品19(例えば、オーディオ機器やエアコンの操作パネル等)や、エアコンの吹き出し口21等を露出させる複数の開口部18aを有し、インストルメントパネル10の車幅方向中央部に固定される。
図1に示すように、インストルメントパネル10は、樹脂製のパネルであって、車室9の前方で起立するパネル本体22と、運転席側ユニット1または助手席側ユニット2が収容される左右1対のユニット収容部23と、助手席側ユニット2を支持するための左右1対のユニット支持部24とを備える。
パネル本体22は、上面部22aと、上面部22aの後端から下方へ延びる後面部22bと、上面部22a及び後面部22bの左右両端から延びる左右1対の側面部22c(図1には、左側の側面部22cのみを示す)とを一体的に有し、車室9の前方で起立する。上面部22aの車幅方向中央部は、上方に突出する。後面部22bの車幅方向中央部には、上述した複数の電装部品19(図2参照)やエアコンの吹き出し口21等が取り付けられ、センタークラスターカバー18が固定される(図3参照)。このセンタークラスターカバー18が固定されるパネル本体22の車幅方向中央部を挟む左右の両側に、左右のユニット収容部23及び左右のユニット支持部24が配置される。なお、左右のユニット収容部23及び左右のユニット支持部24は、インストルメントパネル10の左右に対称的に設けられて、ほぼ同様の構成を有するため、以下では右側について説明し、左側の説明を省略する。
ユニット収容部23は、上記所定のユニット外形20よりも僅かに大きな形状でパネル本体22の上面部22aの表面及び後面部22bの表面に形成されるパネル開口25と、パネル開口25の内側のユニット収容空間26とを有する。パネル開口25は、パネル本体22の後面部22bの表面の後面部開口25aと、上面部22aの表面の上面部開口25bとによって構成される。後面部開口25aは、上記所定のユニット外形20の左右の後端縁20a・20a間の幅よりも僅かに大きな幅で、パネル本体22の後面部22bの下端縁から上端縁まで延びる。上面部開口25bは、後面部開口25aの上端縁から連続して上面部22aに沿って前方へ延びて、上記所定のユニット外形20の左右の上端縁20b・20b及び前上端縁20cに区画される領域よりも僅かに大きく形成される。このように、パネル開口25が上記所定のユニット外形20よりも僅かに大きな形状で形成されることによって、後述するように、運転席側ユニット1または助手席側ユニット2がパネル開口25に嵌合する。ユニット収容空間26は、パネル開口25の内側に広がる空間であり、ユニット収容空間26には、運転席側ユニット1または助手席側ユニット2が収容される。
ユニット支持部24は、パネル開口25から連続して延びる側壁部27の先端からパネル開口25の内側へ延びる内板部(残存部)28と、後述する薄肉部(易切断部)29,35を介して内板部28から連続して延びる3つの助手席側ユニット固定部(ユニット固定部)30とを一体的に有し、ユニット収容空間26に配置される。
側壁部27は、パネル開口25の後面部開口25aから前方へ延びる左右の後側壁部27a(図1中には、右側の後側壁部27aのみが示されている)と、パネル開口25の上面部開口25bから下方へ延びる上側壁部27bとを有し、パネル本体22と一体形成され、左右の後側壁部27aの上端と上側壁部27bの両端とが連続している。
内板部28は、左右の後側壁部27aの前端からパネル開口25の内側へ向かって曲折して前後方向と交叉して延びる左右の後内板部28aと、上側壁部27bの下端からパネル開口25の内側へ向かって曲折して上下方向と交叉して延びる略U字状の上内板部28bとを一体的に有し、側壁部27と一体形成され、左右の後内板部28aの上端と上内板部28bの両端とが連続している。左右の後内板部28aには、運転席側ユニット1または助手席側ユニット2を固定するためのボルト孔やクリップ孔等の複数(本実施形態では、片側3箇所)の固定孔31がそれぞれ形成される。上内板部28bの上面の前端部には、運転席側ユニット1または助手席側ユニット2を固定するためのボルト孔やクリップ孔等の複数(本実施形態では、7箇所)の固定孔32が形成される。
3つの助手席側ユニット固定部30は、車幅方向に延びて左右の後内板部28aの上端部同士を連結する板状の上部ユニット固定部30aと、左側の後内板部28aの下端部から右側へ延びる板状の左側の下部ユニット固定部30bと、右側の後内板部28aの下端部から左側へ延びる板状の右側の下部ユニット固定部30cとである。3つの助手席側ユニット固定部30は、それぞれ内板部28と一体形成される。3つの助手席側ユニット固定部30には、助手席側ユニット2を固定するためのボルト孔やクリップ孔等の固定孔36がそれぞれ形成される。図4に示すように、上部ユニット固定部30aの両端と左右の後内板部28aの上端部との間には、前面及び後面の対向する位置で上下方向に延びる2つの溝33がそれぞれ形成され、この2つの溝33によって上部ユニット固定部30aの上下に亘って連続して延びる左右の薄肉部29が形成される。図5に示すように、右側の下部ユニット固定部30cと右側の後内板部28aの下端部との間には、前面及び後面の対向する位置で上下方向に延びる2つの溝34がそれぞれ形成され、この2つの溝34によって右側の下部ユニット固定部30cの上下に亘って連続して延びる薄肉部35が形成される。なお、左側の下部ユニット固定部30bと左側の後内板部28aの下端部との間にも、右側と同様の薄肉部35が形成される。薄肉部29,35は、作業者が鋏やカッター等によって容易に切断可能な程度に薄肉に形成される。作業者は、左右の薄肉部29を切断することにより、上部ユニット固定部30aをパネル本体22側から切除可能であり、左右の薄肉部35を切断することにより、左右の下部ユニット固定部30b,30cをパネル本体22側から切除可能である。なお、作業者が3つの助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除しても、内板部28はパネル本体22側に残存する。
次に、インストルメントパネル10に運転席側ユニット1及び助手席側ユニット2を取り付ける際の取付作業について説明する。
図3に示すように、右ハンドル車の場合には、作業者は、左側(助手席側)のユニット支持部24の薄肉部29,35(図4及び図5参照)を切断せずに、右側(運転席側)のユニット支持部24の薄肉部29,35を切断して3つの助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除した状態で、運転席側ユニット1を右側のユニット支持部24の内板部28に取り付け、助手席側ユニット2を左側のユニット支持部24の内板部28及び助手席側ユニット固定部30に取り付ける。
図3及び図6に示すように、運転席側ユニット1を右側のユニット支持部24に取り付ける際には、右側のユニット支持部24の3つの助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除した状態で、運転席側ユニット1のメーターユニット3を、インストルメントパネル10の上面部22aに対して上方から被せるように近づけ、図1に示す右側のユニット収容部23のパネル開口25の上面部開口25b及び後面部開口25aの上部領域からユニット収容空間26に収容し、パネル開口25内に残存する内板部28の固定孔31,32、及びインストクロスメンバ8のブラケット15にボルトやクリップ等によって固定する。その後、運転席側ユニット1のドライバーカバー4を、インストルメントパネル10の後面部22bに対して後方から被せるように近づけ、右側のユニット収容部23のパネル開口25の後面部開口25aの下部領域からユニット収容空間26に収容し、パネル開口25内に残存する内板部28の固定孔31及びメーターユニット3のメータークラスターカバー7にボルトやクリップ等によって固定する。ドライバーカバー4を固定した状態では、ステアリングコラムカバー部4aの内側のコラム開口13にステアリングコラム12が挿通する。なお、図6の2点鎖線は、上部ユニット固定部30aを切除しない場合に上部ユニット固定部30aが配置される位置を示す。
図3及び図7に示すように、助手席側ユニット2を左側のユニット支持部24に取り付ける際には、助手席側ユニット2のアッパーカバー16を、インストルメントパネル10の上面部22aに対して上方から被せるように近づけ、図1に示す左側のユニット収容部23のパネル開口25の上面部開口25b及び後面部開口25aの上部領域からユニット収容空間26に収容し、パネル開口25内の内板部28の固定孔31,32、及び上部ユニット固定部30aの固定孔36にボルトやクリップ等によって固定する。その後、助手席側ユニット2のグローブボックス17のボックス本体17cをインストクロスメンバ8の上方に配置するように、グローブボックス17を左側のユニット収容部23のパネル開口25の後面部開口25aの下部領域からユニット収容空間26に収容し、ボックス本体17cをパネル開口25内の内板部28の固定孔31及び上部ユニット固定部30aの固定孔36にボルトやクリップ等によって固定するとともに、グローブボックス17の下部の開閉扉17dのヒンジ部(図示省略)を左右の下部ユニット固定部30b,30cの固定孔36にボルトやクリップ等によって固定する。
図8に示すように、左ハンドル車の場合には、作業者は、右側(助手席側)のユニット支持部24の薄肉部29,35(図4及び図5参照)を切断せずに、左側(運転席側)のユニット支持部24の薄肉部29,35を切断して3つの助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除した状態で、上記右ハンドル車と同様に運転席側ユニット1を左側のユニット支持部24の内板部28に取り付け、助手席側ユニット2を右側のユニット支持部24の内板部28及び助手席側ユニット固定部30に取り付ける。
上記のように構成されたインストルメントパネル10では、インストルメントパネル10のパネル本体22と一体形成される3つの助手席側ユニット固定部30に助手席側ユニット2のアッパーカバー16及びグローブボックス17を固定する。このように、部品点数を増加させることなく助手席側ユニット2を固定する固定領域を確保できる。
また、運転席側のユニット支持部24の薄肉部29,35を切断してユニット支持部24から3つの助手席側ユニット固定部30を切除するので、図6の2点鎖線で示すように、上部ユニット固定部30aとメーターユニット3との干渉を回避することができる。また、左右の下部ユニット固定部30b,30cと、ドライバーカバー4やステアリングコラム12との干渉を回避することができる。
従って、本実施形態によれば、部品点数を増加させることなく助手席側ユニット2を固定する固定領域を確保し、且つ運転席側ユニット1やステアリングコラム12との干渉を回避することができる。
また、3つの助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除した際に残存するユニット支持部24の内板部28に運転席側ユニット1を固定するので、ユニット支持部24の内板部28によって運転席側ユニット1の支持剛性を確保することができる。
また、助手席側では、上部ユニット固定部30aが、パネル開口25の後面部開口25a内を車幅方向に延びて、左右の後内板部28aの上端部同士を連結するので、助手席側のパネル開口25周辺のパネル本体22の剛性を確保することができる。
なお、本実施形態では、運転席側ユニット1と助手席側ユニット2とを同一のユニット外形20の形状にしたが、略同一であればよい。略同一のユニット外形とは、僅かに形状が異なっていても、同一のパネル開口に対して嵌合可能な形状である。
また、本実施形態では、所定のユニット外形20を左右対称の形状にしたが、ユニット外形20は左右対称の形状に限定されず、運転席側と助手席側とで略同一の形状であれば左右非対称の形状であってもよい。
また、本実施形態では、ユニット収容部23のパネル開口25をパネル本体22の後面部22bの表面の後面部開口25aと、上面部22aの表面の上面部開口25bとによって構成したが、上面部開口25bを有さず、後面部開口25aのみで構成されてもよい。この場合、運転席側ユニット1及び助手席側ユニット2のユニット外形20は、パネル開口25の後面部開口25aに嵌合する形状である。
また、本実施形態では、3つの助手席側ユニット固定部30をパネル本体22側から切除してもパネル本体22側に残存するユニット支持部24の内板部28を設け、内板部28に運転席側ユニット1及び助手席側ユニット2を固定したが、内板部28を設けることなく、運転席側ユニット1及び助手席側ユニット2をパネル本体22に対して固定してもよい。
また、本実施形態では、2つの溝33によって形成されて上部ユニット固定部30aの上下に亘って連続して延びる左右の薄肉部29と、2つの溝34によって形成されて左右の下部ユニット固定部30b,30cの上下に亘って連続して延びる左右の薄肉部35とを設けたが、薄肉部29,35は、上部ユニット固定部30aや下部ユニット固定部30b,30cの上下に亘って連続して延びなくてもよい。例えば、薄肉部29,35は、上部ユニット固定部30aや下部ユニット固定部30b,30cの上下に亘って断続的(破線状)に延びて、易切断部として機能してもよい。
また、本実施形態では、片側3つ(左右3対)の助手席側ユニット固定部30を設けたが、少なくとも片側1つ(左右1対)の助手席側ユニット固定部30を設ければよい。
また、左右の下部ユニット固定部30b,30cに代えて、図1に2点鎖線で示すように、車幅方向に延びて左右の後内板部28aの下端部同士を連結する下部ユニット固定部30dを設けてもよい。この場合であっても、運転席側ではユニット支持部24から下部ユニット固定部30dを切除するので、例えば、ステアリングコラム12をフロアパネル(図示省略)に寝かせておいて、インストルメントパネル10をインストクロスメンバ8に固定してからステアリングコラム12を起こしてインストクロスメンバ8に固定する場合であっても、ステアリングコラム12と下部ユニット固定部30dとの干渉を回避することができ、ステアリングコラム12を起こしてインストクロスメンバ8に固定することができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1:運転席側ユニット
2:助手席側ユニット
9:車室
10:インストルメントパネル
12:ステアリングコラム
20:ユニット外形
22:パネル本体
23:左右のユニット収容部
24:左右のユニット支持部
25:パネル開口
26:ユニット収容空間
28:内板部(残存部)
29:薄肉部(易切断部)
30:助手席側ユニット固定部(ユニット固定部)

Claims (2)

  1. ステアリングコラムが挿通する運転席側ユニットを、車幅方向の右側又は左側に選択的に取り付け、前記運転席側ユニットと略同一のユニット外形を有する助手席側ユニットを、前記運転席側ユニットとは反対側に取り付けることにより、右ハンドル車と左ハンドル車とに共用可能なインストルメントパネルであって、
    車室の前方で車幅方向に延びて起立し、車体側に固定されるパネル本体と、
    前記パネル本体の下端縁から上方へ延びて前記ユニット外形よりも僅かに大きく形成されて前記運転席側ユニットまたは前記助手席側ユニットが嵌合するパネル開口と、前記運転席側ユニットまたは前記助手席側ユニットが収容される前記パネル開口の内側のユニット収容空間とをそれぞれ有し、前記パネル本体の車幅方向両側に配置される左右1対のユニット収容部と、
    薄肉で形成される易切断部と、前記易切断部を切断することにより前記パネル本体側から切除可能なユニット固定部とをそれぞれ有し、前記左右のユニット収容部の前記ユニット収容空間に配置されて前記パネル本体と一体形成され、前記易切断部を切断しない状態で前記ユニット固定部に固定される前記助手席側ユニットを支持する左右1対のユニット支持部と、を備え、
    右ハンドル車の場合には、左側のユニット支持部の前記易切断部を切断せずに、右側のユニット支持部の前記易切断部を切断して前記パネル本体側から前記右側のユニット支持部の前記ユニット固定部を切除した状態で、前記運転席側ユニットが、右側のユニット収容部の前記パネル開口から前記ユニット収容空間に収容されて前記パネル本体に対して固定され、前記助手席側ユニットが、左側のユニット収容部の前記パネル開口から前記ユニット収容空間に収容されて前記左側のユニット支持部の前記ユニット固定部に固定され、
    左ハンドル車の場合には、右側のユニット支持部の前記易切断部を切断せずに、左側のユニット支持部の前記易切断部を切断して前記パネル本体側から前記左側のユニット支持部の前記ユニット固定部を切除した状態で、前記運転席側ユニットが、左側のユニット収容部の前記パネル開口から前記ユニット収容空間に収容されて前記パネル本体に対して固定され、前記助手席側ユニットが、右側のユニット収容部の前記パネル開口から前記ユニット収容空間に収容されて前記右側のユニット支持部の前記ユニット固定部に固定される
    ことを特徴とするインストルメントパネル。
  2. 請求項1に記載のインストルメントパネルであって、
    前記左右のユニット支持部は、前記易切断部の切断により前記ユニット固定部を切除しても前記パネル本体側に残存する残存部を有し、
    右ハンドル車の前記運転席側ユニットは、右側のユニット支持部の前記残存部に固定され、
    左ハンドル車の前記運転席側ユニットは、左側のユニット支持部の前記残存部に固定される
    ことを特徴とするインストルメントパネル。
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