JP6224644B2 - 不整地走行車両 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントフード下に前側収納部を備え、乗員空間の前部に設けられたインスツルメントパネルの上部前端がフロントフードの後端に連続する不整地走行車両に関する。
従来、運転席下のエンジンへの吸気ダクトが、ラジエータ排風を避けるために車両前方まで延びる不整地走行車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2008/0289896号明細書
特許文献1では、パイプフレーム製の不整地走行車両において、前方斜め下方に開放するコの字断面のインスツルメントパネルに対し、乗員足元のフロントフロアから立ち上がるフロントフロアカバーの上端は、インスツルメントパネルの下端に接続され、フロントフード及び左右のフロントフェンダ部の後端部は、インスツルメントパネルの前端に接続される。
インスツルメントパネルの乗員から遠い側には、主にステアリングコラムを支持する剛性の高いインスツルメントパネルフレームが左右に延びているので、フロントフロアカバー等を延ばして上記連結部を塞ごうとすると、組付けが難しくなる。
フロントフードの下方で左右のフロントフェンダ部間にバッテリや他の電装部品等を収納する収納部を設ける場合、収納部内やインスツルメントパネル内へ、収納部の下方を流れるラジエータ排風の熱気を捲き込んだり、路面からの水、泥等を跳ね上げたりするのを抑制する合理的な構造とすることが望まれる。
本発明の目的は、組付け性を向上させることができ、フロントフード下の収納部内及びインスツルメントパネル内へのラジエータ排風の巻き込みや、水、泥等の跳ね上げを抑制することが可能な不整地走行車両を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、左右のフロントフェンダ部(35a)の間にあってフロントフード(36)に覆われてバッテリ(61)及び他の電装部品等を収納する前側収納部(35c)と、乗員空間(12C)の前部上方に配置されて、乗員に対向する第1面(17A)、前記第1面(17A)の上端から前方斜め下方に延びて前記左右のフロントフェンダ部(35a)及び前記フロントフード(36)のそれぞれの後端に連続する第2面(17B)、及び前記第1面(17A)の下端から前方斜め下方に延びて乗員足元に位置するフロントフロア(51)から上方に立ち上げられたフロントフロアカバー(68)の上端に連続する第3面(17C)を備えるインスツルメントパネル(17)と、前記インスツルメントパネル(17)の前記第1面(17A)の乗員から遠い側を車幅方向に延びて前記インスツルメントパネル(17)の左右端部、ステアリングコラム(91)、前記前側収納部(35c)の後端部をそれぞれ支持するインスツルメントパネルフレーム(71)と、を備える不整地走行車両において、前記前側収納部(35c)は、前記インスツルメントパネル(17)に支持される後部支持部(35f)を後端とし、前記前側収納部(35c)の後端と前記フロントフロアカバー(68)の上端とを、前記前側収納部(35c)及び前記フロントフロアカバー(68)とは別体のマッドガード(81)で繋ぐことを特徴とする。
上記構成において、車両前端部にラジエータ(73)が配置され、前記前側収納部(35c)の前端を前記ラジエータ(73)の上側まで延ばしても良い。
また、上記構成において、前記マッドガード(81)は、ゴム等の柔軟素材の平板を切り抜いて製作されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記前側収納部(35c)は、前記左右のフロントフェンダ部(35a)と一体に成形され、前記マッドガード(81)は、車幅方向の幅が、前記前側収納部(35c)の幅に略合わせて設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記インスツルメントパネル(17)には、前記第1面(17A)に設けられた貫通穴(17e)を貫通してコントロールレバー(28)が設けられ、前記貫通穴(17e)の前方にラバー板(82)が設けられるようにしても良い。
本発明の前側収納部は、インスツルメントパネルに支持される後部支持部を後端とし、前側収納部の後端とフロントフロアカバーの上端とを、前側収納部及びフロントフロアカバーとは別体のマッドガードで繋ぐので、前側収納部内やインスツルメントパネル内と、前側収納部下の空間とをマッドガードで区画して、ラジエータの排風の捲き込みや、水、泥等の跳ね上げを防止できる。また、マッドガードは、前側収納部やフロントフロアカバーと別体なので、組付け性を向上させることができる。
また、車両前端部にラジエータが配置され、前側収納部の前端をラジエータの上側まで延ばしたので、ラジエータを通過した排風は、上方へと流れようとするが、前側収納部の下方をマッドガード、フロントフロアカバーに案内されて車体下方に排出させることができる。従って、前部収納部の上方やインスツルメントパネル内にラジエータの排風を流れ込みにくくすることができる。
また、マッドガードは、ゴム等の柔軟素材の平板を切り抜いて製作されるので、型等で成形する必要がなく、製作しやすい。マッドガードを配置する場所は、インスツルメントパネルの内側であり、ケーブル、ハーネス等が密集しているので、柔軟性を有するマッドガードは、組付けやすく、他と干渉しないように配置できる。
また、前側収納部は、左右のフロントフェンダ部と一体に成形され、マッドガードは、車幅方向の幅が、前側収納部の幅に略合わせて設けられるので、左右のフロントフェンダ部は、インスツルメントパネルの前端と連続しているため、マッドガードの車幅方向の幅は、前側収納部に合わせれば充分である。
また、インスツルメントパネルには、第1面に設けられた貫通穴を貫通してコントロールレバーが設けられ、貫通穴の前方にラバー板が設けられるので、ラバー板によって、インスツルメントパネルの内部の余計なものを見せないようにすることができるので、見栄えを向上させることができる。また、ゴム板でラジエータ排風の熱気や、水、泥等の跳ね上げをより一層抑制することができる。
本発明に係る不整地走行車両を示す前部上部の左側面図である。 車両の前部を示す平面図である。 図2の状態からフロントフードを外した状態を示す平面図である。 図2の要部拡大図である。 図2のV−V線断面図である。 図5の要部拡大図である。 図4からインスツルメントパネル及びフロントフードを外した状態を示す平面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る不整地走行車両10を示す前部上部の左側面図である。
不整地走行車両10(以下「車両10」と記す。)は、四輪車両であり、前席及び後席を備え、前席に三人が横に並んで乗車するいわゆるサイドバイサイド型のMUV(Multi Utility Vehicle)である。
車両10は、乗員が乗車するキャビン12等が設けられたボディ11を備える。ボディ11は、キャビン12と、キャビン12の前方に設けられたフロントボディ13とを備える。
キャビン12は、車両10の下部を構成する車体フレーム(不図示)の上部に組み立てられたロールバー15と、左右一対のドア16と、キャビン12の前部を構成するインスツルメントパネル17とを備える。キャビン12は、前席が設けられるフロントキャビン12Aと、後席が設けられるリヤキャビン12Bとから構成され、キャビン12内に乗員空間12Cが形成される。
ロールバー15は、フロントロールバー21、フロントアッパーロールバー22、センターアッパーロールバー23、センターサイドロールバー24を左右にそれぞれ備える。
フロントロールバー21は、ロールバー15の前部下部を構成している。フロントアッパーロールバー22は、フロントロールバー21の上端から上方斜め後方に延び、更に後方に延びている。センターアッパーロールバー23は、フロントアッパーロールバー22の後端から下方に延びた部分であり、フロントキャビン12Aとリヤキャビン12Bとの間の車幅方向外側に配置される。センターサイドロールバー24は、センターアッパーロールバー23の下端から下方に延びている。
ドア16は、フロントボディ13を構成する左右一対のアウターフェンダ31の後縁部に上下一対のヒンジ32を介して開閉可能に取付けられている。
インスツルメントパネル17は、乗員の前方に設けられ、インスツルメントパネル17に設けられた貫通穴からステアリングホイール27及びシフトレバー28が乗員空間12Cに突出している。
フロントボディ13は、フロントフェンダ35、フロントフード36、フロントバンパー37を備える。
フロントフェンダ35は、前輪38を上方から覆っている。アウターフェンダ31は、フロントフェンダ35の側部を構成する。フロントフード36は、フロントフェンダ35の中央部に開閉可能及び着脱可能に配置されている。フロントバンパー37は、フロントフェンダ35の前端部下部に設けられている。なお、符号41はフロントフェンダ35の前端部に設けられた左右一対のヘッドライト、42は前輪38を懸架するフロントサスペンションを構成する緩衝器としてのフロントクッションユニットである。
図2は、車両10の前部を示す平面図である。図3は、図2の状態からフロントフード36を外した状態を示す平面図である。
図2に示すように、キャビン12は、その底部を形成するフロントフロア51を備え、フロントフロア51の上部に前席を形成する車幅方向に延びるフロントシート52が設けられている。
インスツルメントパネル17は、乗員に面する第1面17Aと、第1面17Aの上端部から前側のフロントフェンダ35及びフロントフード36側へ延びる第2面17Bとを備える。
第1面17Aは、ステアリングホイール27の前方に配置されたメーターパネル55と、ステアリングホイール27の右側近傍に配置されたイグニッションスイッチ56とを備える。また、第1面17Aからは、乗員空間12C内へシフトレバー28と駆動モード切替えレバー57が突出している。
平面視で、シフトレバー28は、ステアリングホイール27の右側近傍に配置され、四輪駆動又は二輪駆動を切り替える駆動モード切替えレバー57は、インスツルメントパネル17の車幅方向中央部に配置されている。
フロントフェンダ35は、左右一対のフェンダ部35a,35aと、左右のフェンダ部35a,35aのそれぞれの前端を一体に接続する前端部35bとを備える。
フロントフード36は、左右のフェンダ部35a,35a間に配置される。フロントフード36の前端部下部には、フロントフェンダ35側に設けられた係止穴(不図示)に係止される爪部(不図示)を備える。また、フロントフード36の後部左右には、フロントフェンダ35に固定するための留め具としてのバックル58を通すバックル挿通穴36a,36aが開けられている。なお、符号29は左右のフロントアッパーロールバー22,22を接続するアッパークロスロールバーである。
図3に示すように、フロントフェンダ35は、左右のフェンダ部35a,35a間であって前端部35bの後方に、左右のフェンダ部35a及び前端部35bに一体に形成された前側収納部35cを備える。
前側収納部35cは、左右のフェンダ部35a,35a及び前端部35bに対して下方に窪んだ部分であり、バッテリ61等の電装部品や補機部品が収納されている。なお、符号62は、バッテリ61を上方から押えて固定するクランプである。
前側収納部35cの左右の前端部には、フロントフード36(図2参照)の前端部下部に設けられた左右一対の爪部(不図示)がそれぞれ係止される左右一対の前部係止穴35d,35dが開けられている。また、前側収納部35cの後端部の左右には、バックル58(図2参照)の先端部が挿入されて係止される左右一対のバックル係止穴35e,35eが開けられている。
左右のバックル係止穴35e,35eの後方の前側収納部35cには、インスツルメントパネル17の左右の前端部が取付けられるインパネ取付け部35f,35fが設けられている。
図4は、図2の要部拡大図である。
インスツルメントパネル17の第1面17Aには、メーターパネル55、シフトレバー28が貫通するシフト穴17e、駆動モード切替えレバー57が貫通するモード切替え穴17f、小物が収納されるインパネ収納部17gが設けられている。なお、符号65はインパネ収納部17gの開口部を開閉可能に塞ぐリッドである。
第2面17Bは、ステアリングホイール27の前方及びインパネ収納部17gの上方に位置する左右の側部17j,17jと、左右の側部17j,17jの間に側部17j,17jよりも高く形成された中央部17hとを備える。
フロントフード36は、左右のフード側部36c,36cと、左右のフード側部36c,36cから一体に上方に膨出したフード中央部36dとを備える。
左右のフード側部36c,36cは、それぞれバックル58によって固定されるとともに、左右のフード側部36c,36cの後端部が、インスツルメントパネル17の左右の側部17j,17jの前端部に上から重なっている。フード中央部36dは、その後端部が、インスツルメントパネル17の中央部17hの前端部に上から重なっている。
図5は、図2のV−V線断面図である。
インスツルメントパネル17は、第1面17Aの下端から一体に前方斜め下方に延びる第3面17Cを備える。
第3面17Cの下端部には、フロントフロア51(図2参照)から立ち上げられてキャビン12の前端下部を形成するフロントフロアカバー68の上端部が接続されている。
インスツルメントパネル17の第2面17Bの下方で第3面17Cの前方には、左右のフロントロールバー21を接続する車幅方向に延びる断面矩形のクロスフレーム71が渡されている。クロスフレーム71は、ステアリングホイール27(図4参照)から延びるステアリング軸を回転可能に支持するステアリングコラム(不図示)が取付けられる。クロスフレーム71の上方には、左右のフロントロールバー21に渡された断面円形のアッパークロスフレーム部21aが渡されている。アッパークロスフレーム部21aからは、インスツルメントパネル17の第2面17Bの前端部を支持する左右一対の傾斜フレーム45が延びている。
インスツルメントパネル17の内側には、シフトレバー28を揺動可能に支持するためにアッパークロスフレーム部21a及びクロスフレーム71に固定されたレバー支持部材47が配置されている。
前側収納部35cは、上方からフロントフード36で覆われている。前側収納部35cの前端は、フロントフード36の前端部の下方に配置されたラジエータ73の上方近傍に配置されている。フロントフード36の後端は、クロスフレーム71の上方に配置されている。フロントフード36の下方には、前側収納部35cとフロントフード36との間のフード下空間75と、前側収納部35cの下方に形成された収納部下空間76とが形成されている。
上記したように、ラジエータ73の上方近傍に前側収納部35cの前端を設けることで、ラジエータ73の前方からラジエータ73を通過してラジエータ73の後方に流れる排風を、前側収納部35cの下方の収納部下空間76からフロントフロア51(図4参照)の下方の空間に流れるようにすることができる。この結果、フード下空間75内にラジエータ73の排風が流れないようにすることができる。
バッテリ61は、前側収納部35cの後部に形成された凹部35gに上面がフロントフード36に略沿うように前下がりに収納されている。
フロントフード36は、その前端部の下面に左右一対の鉤状の爪部36bが一体に形成されている。爪部36bは、フロントフェンダ35の前端部に設けられた左右一対の前部係止穴35d内に挿入されて係止された状態にある。フロントフード36の後端部は、インスツルメントパネル17の第2面17Bの前端部の上方に重ねられている。
図6は、図5の要部拡大図である。
インスツルメントパネル17の第2面17Bは、その先端部に段部17pが一体に形成されている。段部17pは、前上がりに立ち上げられた車幅方向に延びる縦壁17qと、縦壁17qの上縁から前下がりに傾斜した車幅方向に延びる傾斜壁17rとから構成される。段部17pは、フロントフード36の後端部に上方から覆われ、フロントフード36の後縁に下方に屈曲するように屈曲部36eが形成されている。
このように、第2面17bに段部17p、フロントフード36に屈曲部36eを設けることで、第2面17Bとフロントフード36の後端部との間からフード下空間75及びインパネ空間77に雨水等が浸入するのを抑制することができる。第2面17Bを伝って下方に流れた雨水は、段部17pで止められ、フード下空間75及びインパネ空間77に入り込みにくい。
前側収納部35cの後端部における車幅方向中央部35kは、クロスフレーム71の上方に近接して配置され、前側収納部35cの後端部における車幅方向中央部35kの両側方に位置する車幅方向側部35mは、クロスフレーム71の上面71aに固定部材(不図示)にて固定されている。前側収納部35cにおける上記した車幅方向側部35mは、インパネ取付け部35f(図2参照)よりも車幅方向内側に配置されている。
また、クロスフレーム71と、フロントフロアカバー68とには、ゴム製の隔壁81の両端部が固定されている。隔壁81は、収納部下空間76と、インスツルメントパネル17の内側の空間であるインパネ空間77及びフード下空間75とを隔てている。
隔壁81の前端部は、前側収納部35cの後端部と重なるようにクロスフレーム71の上面71aに複数の固定部材78で固定され、隔壁81の後端部は、フロントフロアカバー68の上端部に複数の固定部材(不図示)により固定されている。即ち、隔壁81の前端部は、前側収納部35cの後端部に接続されている。
隔壁81は、収納部下空間76から飛散して来る水、泥、土埃や、ラジエータ73(図5参照)の排風がインパネ空間77及びフード下空間75に入り込むのを抑制する。
また、インスツルメントパネル17の第1面17Aの前方には、インスツルメントパネル17を構成するインナーパネル17kが配置され、インナーパネル17kの上端部と下端部には前方斜め下方に凸となるように湾曲した副隔壁82が複数の固定部材79で固定されている。
副隔壁82は、ゴム製の板であり、インスツルメントパネル17の内側に配置された部品に干渉しないように屈曲させたり、シフトレバー28を通す穴を加工する等、容易にできる。
副隔壁82は、インパネ空間77から水、泥、土埃、ラジエータ73(図5参照)の排風がインスツルメントパネル17の第1面17Aのシフト穴17e(図4参照)や、インナーパネル17kに形成されたシフト穴17m等の隙間を通じて乗員空間12C内に入り込むのを抑制する。
図7は、図4からインスツルメントパネル17及びフロントフード36を外した状態を示す平面図である。
隔壁81(隔壁81の見える部分にはクロスハッチングを描いている。)は、その輪郭が矩形であり、車幅方向の幅がW1であり、左端が、メーターパネル55の右端より車幅方向内側に配置され、右端が、リッド65の左端部に重なるように配置されている。換言すれば、隔壁81は、幅W1が、インスツルメントパネル17の第2面17B(図4参照)の中央部17hの車幅方向の幅と略一致する。
また、副隔壁82(副隔壁82の見える部分にはドットを描いている。)は、その輪郭が矩形であり、車幅方向の幅がW2で、シフトレバー28を通す穴(不図示)が開けられている。
インナーパネル17kの左部には、シフトレバー28が貫通するシフト穴17mが形成され、インナーパネル17kの左部には、駆動モード切替えレバー57が貫通するモード切替え穴17nが形成されている。副隔壁82は、シフト穴17mの後方に配置されている。
図8は、図2のVIII−VIII線断面図である。
左右のフロントロールバー21,21は、車幅方向に延びる2本のフレーム部材であるアッパークロスフレーム部21aとクロスフレーム71とが渡されている。
また、左右のフロントロールバー21,21には、フロントフェンダ35の左右端、詳しくは、左右のフェンダ部35a,35aの両端部と、左右のアウターフェンダ31,31とが固定されている。
また、クロスフレーム71には、インスツルメントパネル17の両端部と、ステアリングコラム91の上部とが固定されている。
前側収納部35cは、左右のフェンダ部35a,35aから下方に窪んだ部分であり、複数の収納物に対応するように複数の凹凸が形成された底壁35hと、底壁35hの車幅方向の外縁部から立ち上げられて左右のフェンダ部35a,35aの車幅方向の内縁部に接続された側壁35j,35jとを備える。
隔壁81の幅W1は、前側収納部35cの底壁35hの車幅方向の幅W3に略一致する。
このように、隔壁81を前側収納部35cの幅と略一致させることで、少なくとも、前側収納部35cの下方の収納部下空間76を流れるラジエータ73(図5参照)の排風や、前側収納部35cの下方から飛散した水、泥等を隔壁81で遮ることができる。
正面視で、隔壁81よりも上方でアッパークロスフレーム部21aに重なるように副隔壁82が設けられている。
図中の符号101は、ステアリングホイール27に連結されるとともにステアリングコラム91で回転可能に支持されたステアリングシャフト、102は、ステアリングシャフト101の先端部に連結されたラック&ピニオン型のステアリングギヤボックス、103は前輪38を支持するために車体フレームに揺動可能に支持されたサスペンションアームである。
以上の図2、図3、図5及び図6に示したように、左右のフロントフェンダ部としてのフェンダ部35aの間にあってフロントフード36に覆われてバッテリ61及び他の電装部品等を収納する前側収納部35cと、乗員空間12Cの前部上方に配置されて、乗員に対向する第1面17A、第1面17Aの上端から前方斜め下方に延びて左右のフェンダ部35a及びフロントフード36のそれぞれの後端に連続する第2面17B、及び第1面17Aの下端から斜め前下方に延びて乗員足元に位置するフロントフロア51から上方に立ち上げられたフロントフロアカバー68の上端に連続する第3面17Cを備えるインスツルメントパネル17と、インスツルメントパネル17の第1面17Aの乗員から遠い側(第1面17Aの内側)を車幅方向に延びてインスツルメントパネル17の左右端部、ステアリングコラム91、前側収納部35cの後端部である車幅方向側部35mをそれぞれ支持するインスツルメントパネルフレームとしてのクロスフレーム71と、を備える不整地走行車両10において、前側収納部35cは、インスツルメントパネル17に支持される後部支持部としてのインパネ取付け部35fを後端とし、前側収納部35cのインパネ取付け部35fとフロントフロアカバー68の上端とを、前側収納部35c及びフロントフロアカバー68とは別体のマッドガードとしての隔壁81で繋ぐ。
この構成によれば、前側収納部35cの上方のフード下空間75やインスツルメントパネル17内のインパネ空間77と、前側収納部35c下の収納部下空間76とを隔壁81で区画して、ラジエータ排風の熱気の捲き込みや、水、泥等の跳ね上げを防止できる。また、隔壁81は、前側収納部35cやフロントフロアカバー68と別体なので、組付け性を向上させることができる。
また、図5に示したように、車両前端部にラジエータ73が配置され、前側収納部35cの前端をラジエータ73の上側まで延ばしたので、ラジエータ73を通過した排風は、上方へと流れようとするが、前側収納部35cの下方を隔壁81、フロントフロアカバー68に案内されて車体下方に排出させることができる。従って、前側収納部35cの上方やインスツルメントパネル17内にラジエータ73の排風を流れ込みにくくすることができる。
また、図6及び図7に示したように、隔壁81は、ゴム等の柔軟素材の平板を切り抜いて製作されるので、型等で成形する必要がなく、製作しやすい。隔壁81を配置する場所は、インスツルメントパネル17の内側であり、ケーブル、ハーネス等が密集しているので、柔軟性を有する隔壁81は、組付けやすく、他と干渉しないように配置できる。
また、図8に示したように、前側収納部35cは、左右のフェンダ部35aと一体に成形され、隔壁81は、車幅方向の幅が、前側収納部35cの幅に略合わせて設けられるので、左右のフェンダ部35aは、インスツルメントパネル17の前端と連続しているため、隔壁81の車幅方向の幅は、前側収納部35cに合わせれば充分である。
また、図6及び図7に示したように、インスツルメントパネル17には、第1面17Aに設けられた貫通穴としてのシフト穴17eを貫通してコントロールレバーとしてのシフトレバー28が設けられ、シフト穴17eの前方にラバー板としての副隔壁82が設けられるので、副隔壁82によって、インスツルメントパネル17の内部の余計なものを見せないようにすることができるので、見栄えを向上させることができる。また、副隔壁82でラジエータ排風の熱気や、水、泥等の跳ね上げをより一層抑制することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
不整地走行車両10については、三輪車両等の四輪車両以外の車輪数の車両であっても良い。
10 不整地走行車両
12C 乗員空間
17 インスツルメントパネル
17A 第1面
17B 第2面
17C 第3面
17e シフト穴(貫通穴)
28 シフトレバー(コントロールレバー)
35 フロントフェンダ
35a フェンダ部
35c 前側収納部
36 フロントフード
51 フロントフロア
61 バッテリ
68 フロントフロアカバー
71 クロスフレーム(インスツルメントパネル)
73 ラジエータ
81 隔壁(マッドガード)
82 副隔壁(ラバー板)
91 ステアリングコラム

Claims (5)

  1. 左右のフロントフェンダ部(35a)の間にあってフロントフード(36)に覆われてバッテリ(61)及び他の電装部品等を収納する前側収納部(35c)と、
    乗員空間(12C)の前部上方に配置されて、乗員に対向する第1面(17A)、前記第1面(17A)の上端から前方斜め下方に延びて前記左右のフロントフェンダ部(35a)及び前記フロントフード(36)のそれぞれの後端に連続する第2面(17B)、及び前記第1面(17A)の下端から斜め前下方に延びて乗員足元に位置するフロントフロア(51)から上方に立ち上げられたフロントフロアカバー(68)の上端に連続する第3面(17C)を備えるインスツルメントパネル(17)と、
    前記インスツルメントパネル(17)の前記第1面(17A)の乗員から遠い側を車幅方向に延びて前記インスツルメントパネル(17)の左右端部、ステアリングコラム(91)、前記前側収納部(35c)の後端部をそれぞれ支持するインスツルメントパネルフレーム(71)と、
    を備える不整地走行車両において、
    前記前側収納部(35c)は、前記インスツルメントパネル(17)に支持される後部支持部(35f)を後端とし、前記前側収納部(35c)の後端と前記フロントフロアカバー(68)の上端とを、前記前側収納部(35c)及び前記フロントフロアカバー(68)とは別体のマッドガード(81)で繋ぐことを特徴とする不整地走行車両。
  2. 車両前端部にラジエータ(73)が配置され、前記前側収納部(35c)の前端を前記ラジエータ(73)の上側まで延ばしたことを特徴とする請求項1に記載の不整地走行車両。
  3. 前記マッドガード(81)は、ゴム等の柔軟素材の平板を切り抜いて製作されることを特徴とする請求項1又は2に記載の不整地走行車両。
  4. 前記前側収納部(35c)は、前記左右のフロントフェンダ部(35a)と一体に成形され、前記マッドガード(81)は、車幅方向の幅が、前記前側収納部(35c)の幅に略合わせて設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の不整地走行車両。
  5. 前記インスツルメントパネル(17)には、前記第1面(17A)に設けられた貫通穴(17e)を貫通してコントロールレバー(28)が設けられ、前記貫通穴(17e)の前方にラバー板(82)が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の不整地走行車両。
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