JP2017015852A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤を収容する筐体の内圧の上昇により現像剤が筐体の排出口から過剰に排出されることを筐体の一部にフィルタを設けることなく抑制できる現像装置等を提供する。【解決手段】現像装置は、現像剤が収容される収容室と収容室の潜像保持体と向き合う部分を開放する現像用開口と収容室に収容されている現像剤の一部が溢れ出て排出される排出口を有する筐体と、筐体に現像用開口から一部露出して回転するよう設けられ現像剤を保持して搬送する現像ロールと、筐体の収容室に回転するよう設けられ収容室にある現像剤を攪拌しながら現像ロールに供給するよう搬送する搬送部材と、現像ロールに保持される現像剤の層厚を現像剤の一部をせき止めて規制する規制部材と、収容室の一部から規制部材に達した後に規制部材を貫通して設けられ現像ロールが規制部材を通過した後に現像用開口に至るまでに筐体との間に存在する隙間空間とつながる通気路と、を備えている。【選択図】図5

Description

この発明は、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、現像槽内に収容されている現像剤を撹拌することで摩擦帯電させて像担持体上の静電潜像に供給する構成を備えた現像装置において、前記現像槽には、その現像槽内の空気を排気する通気部とその現像槽内の圧力上昇を緩和する圧抜き部とを備えた浮遊トナー排出手段が設けられ、前記浮遊トナー排出手段は一部にダクトを備えて現像槽の一部に着脱可能な蓋部材で構成されており、前記通気部はそのダクトに接続されて現像槽内に連通する管路により設けられており、前記圧抜きはその通気部とは異なる位置で現像槽内と連通する開口に設けられたフィルタを配置することにより設けられている現像装置が知られている(特許文献1)。
また、現像ローラと、トナー供給ローラと、トナー供給ローラに担持されるトナーの厚みを規制する規制ブレードと、規制ブレードを保持するブレード保持部材と、現像ローラから落下するトナーを受けるトナー受け部材と、現像ローラ、トナー供給ローラ及び規制ブレードを収容する現像容器とを備え、前記ブレード保持部材の内部には流通経路が形成されており、トナー受け部材、規制ブレード及びブレード保持部材には繋がるスリット穴がそれぞれ形成されている現像装置が知られている(特許文献2)。
特開2010−8978号公報 特開2014−6410号公報
この発明は、現像剤を収容する筐体の内圧の上昇により現像剤が飛翔して筐体の排出口から想定外に排出されてしまうことを、筐体の一部にフィルタを設けることなく抑制することができる現像装置及び画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の現像装置は、
現像剤が収容される収容室と、前記収容室の潜像保持体と向き合う部分を開放する現像用開口と、前記収容室に収容されている現像剤の一部が溢れ出て排出される排出口を有する筐体と、
前記筐体に前記現像用開口から一部露出して回転するよう設けられ、前記収容室から供給される現像剤を保持して搬送する現像ロールと、
前記筐体の収容室に回転するよう設けられ、前記収容室にある現像剤を攪拌しながら前記現像ロールに供給するよう搬送する搬送部材と、
前記現像ロールに保持される現像剤の層厚を当該現像剤の一部をせき止めて規制する規制部材と、
前記収容室の一部から前記規制部材に達した後に当該規制部材を貫通して設けられ、前記現像ロールが当該規制部材を通過した後に前記現像用開口に至るまでに前記筐体との間に存在する隙間空間とつながる通気路と、
を備えているものである。
この発明(A2)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、前記収容室内において前記規制部材から少なくとも前記搬送部材の上方の位置まで前記現像ロールと間隔をあけた状態で延びるよう配置され、前記規制部材によりせき止められて前記搬送部材が存在する側に戻される現像剤の流れを調整する整流部材を備え、前記通気路が、前記整流部材の一部から前記規制部材に達した後に当該規制部材を貫通して設けられているものである。
この発明(A3)の現像装置は、上記発明A1又はA2の現像装置において、前記通気路のうち前記規制部材を貫通して存在する端部開口が、前記現像ロールの回転軸方向に沿って連続して延びる孔形状で構成されているものである。
この発明(A4)の現像装置は、上記発明A1又はA2のいずれかの現像装置において、前記通気路のうち前記規制部材を貫通して存在する端部開口が、前記現像ロールの回転軸方向の両端部と向き合う位置にそれぞれ独立して形成されているものである。
この発明(A5)の現像装置は、上記発明A1からA4のいずれかの現像装置において、前記筐体のうち前記現像ロールが前記潜像保持体と向き合う部分よりも当該現像ロールの回転方向下流側になる部位に吸気口を配置した吸気路が設けられているものである。
また、この発明(B1)の画像形成装置は、上記発明A1からA5のいずれかの現像装置を備えているものである。
この発明(B2)の画像形成装置は、上記発明B1の画像形成装置において、前記現像装置における前記吸気路と接続される吸気装置を備えているものである。
上記発明A1の現像装置によれば、現像剤を収容する筐体の内圧の上昇により現像剤が飛翔して筐体の排出口から想定外に排出されてしまうことを、筐体の一部にフィルタを設けることなく抑制することができる。
上記発明A2の現像装置では、整流部材を備える場合であっても、現像剤を収容する筐体の内圧の上昇により現像剤が飛翔して筐体の排出口から想定外に排出されてしまうことを、筐体の一部にフィルタを設けることなく抑制することができる。
上記発明A3の現像装置では、通気路の端部開口が現像ロールの回転軸方向に沿って連続して延びる孔形状で構成されていない場合に比べて、通気路の端部開口から排出される現像剤が現像ロールに保持されている現像剤の層に対してほぼ均等に触れて回収されやすくなる。
上記発明A4の現像装置では、通気路の端部開口が現像ロールの回転軸方向の両端部と向き合う位置にそれぞれ独立して形成されていない場合に比べて、通気路の端部開口から排出される現像剤が現像ロールに保持されている現像剤の層を乱すことを抑制できる。
上記発明A5の現像装置では、吸気路を設けていない場合に比べて、通気路から排出されて現像ロールに形成される現像剤の層に回収されない現像剤を吸気路に回収することができる。
上記発明B1の画像形成装置によれば、現像装置における現像剤を収容する筐体の内圧の上昇により現像剤が飛翔して筐体の排出口から想定外に排出されてしまうことを、筐体の一部にフィルタを設けることなく抑制することができる。
上記発明B2の画像形成装置では、現像装置における通気路から排出されて現像ロールに形成される現像剤の層に回収されない現像剤を吸気装置と接続された吸気路に回収することができる。
実施の形態1等に係る現像装置等を用いた画像形成装置の全体を概念的に示す説明図である。 図1の画像形成装置の一部を概念的に示す説明図である。 図1の画像形成装置に用いる実施の形態1に係る現像装置の全体を示す斜視図である。 図3の現像装置の上部ハウジングとその上部ハウジングを取り外した後の下部ハウジングを上方から見たときの状態で示す分解説明図である。 図3の現像装置のQ−Q線に沿う概略断面図である。 図5の現像装置を上部ハウジングと下部ハウジングとに分解したときの状態で示す概略断面図である。 図3の現像装置を現像ロール側から見たときの状態で示す説明図である。 図6の下部に示す現像装置部分(下部ハウジングに含まれる部分)のQ−Q線に沿う概略断面図である。 図8の現像装置部分における排出部を拡大して示す縦断面である。 図3の現像装置の動作を示す要部拡大説明図である。 実施の形態2に係る現像装置の要部を現像ロール側から見たときの状態で示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1から図5は、実施の形態1に係る現像装置を用いた画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体を概念的に示し、図2はその画像形成装置の一部(主に1つの作像装置とその周辺機器)を概念的に示し、図3はその現像装置の全体の外観を示し、図4はその現像装置における筐体の一部を取り外して分解した状態を示し、図5はその現像装置の内部の構成を示している。上記各図を含むすべての図面中に符号X,Y,Zで示す矢印は、その各図面において想定した3次元空間の幅、高さ及び奥行の各方向を示す直交座標軸(の方向)である。
<画像形成装置全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、現像剤で構成される画像を記録媒体の一例である記録用紙9に形成するものであり、例えば、情報端末機等の外部機器から入力される画像情報を受けて画像の形成を行うプリンタとして構成されている。ちなみに、この画像形成装置1は、例えば原稿読取装置を併設した場合には、複写機、さらにはファクシミリ機能を備えた複写機として構成することもできる。
この画像形成装置1は、全体が箱状の外観からなる筐体10を有しており、その筐体10の内部空間には、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成する作像装置20と、作像装置20で形成されるトナー像を一次転写により保持した後に搬送して最終的に記録用紙9に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置30と、中間転写装置30の二次転写位置に供給する記録用紙9を収容するとともに送出する給紙装置40と、中間転写装置30で二次転写されたトナー像を記録用紙9に定着する定着装置45等が配置されている。ここで、筐体10は、支持部材、外装カバー等で支持構造部や外装部が形成されている。筐体10の側面部には、画像が形成された後の記録用紙9を外部(収容室など)に排出させるために通過させる排出口12が設けらている。図1中に示す一点鎖線は、筐体10の内部における記録用紙9の主な搬送経路である。
作像装置20は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の現像剤(トナー)像をそれぞれ個別に形成する4つの作像装置20Y,20M,20C,20Kを用いて構成されている。
この4つの作像装置20(Y,M,C,K)はいずれも、図1や図2に示されるように、回転駆動する感光ドラム21と、感光ドラム21の外周面における像保持面を所要の電位に帯電させる帯電装置22と、感光ドラム21の帯電後の像形成面に画像情報に基づいて各色成分(Y,M,C,K)に分解された光(矢付き点線)を照射して各色成分の静電潜像を形成する露光装置23と、その静電潜像を各色成分のトナーを供給して現像することにより上記各色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化する現像装置5(Y,M,C,K)と、感光ドラム21上のトナー像を中間転写装置30(の中間転写ベルト31)に一次転写させる一次転写装置25と、感光ドラム21の外周面に残留するトナー等の不要物を除去して清掃するドラム清掃装置26等で構成されている。
感光ドラム21は、例えば、接地処理される円筒又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したドラム形態の感光体が採用されている。この感光ドラム21は、図示しない回転駆動装置から動力を受けて矢印Aで示す方向に回転駆動するよう設けられている。
帯電装置22は、例えば、感光ドラム21の少なくとも像保持面に接触した状態で配置されて帯電バイアスが供給される帯電ロール等の接触部材を備えた接触型の帯電装置が採用されている。帯電装置22としては、コロナ放電器等の非接触型の帯電装置を採用してもよい。帯電バイアスとしては、現像装置5が反転現像を行うものである場合、その現像装置5から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性からなる直流又は交流の電流又は電圧(直流に交流を重畳した電流又は電圧を含む)が供給される。
露光装置23は、例えば、発光ダイオードと光学部品等を用いて構成される非走査型の露光装置が採用されている。露光装置23としては、例えば半導体レーザとポリゴンミラー等の光学部品を用いて構成される走査型のものを採用してもよい。露光装置23には、外部から入力された画像情報が図示しない画像処理装置で所要の処理が施された後に画像信号として入力される。
現像装置5(Y,M,C,K)はいずれも、各色成分(Y,M,C,K)からなる非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤8を用いる二成分現像装置が採用されている。また、現像装置5(Y,M,C,K)は、補給用の現像剤(トナーのみ又はトナー及びキャリア)を個別に収容する着脱交換式の現像剤カートリッジ14(Y,M,C,K)から、補給装置15を介して必要な量の補給用現像剤が補給されるよう構成されている。この現像装置5の詳細については後述する。
一次転写装置25は、例えば、感光ドラム21の表面に接触して回転するとともに一次転写バイアスが供給される一次転写ロール等の接触部材を備えた接触型の転写装置が採用されている。一次転写バイアスとしては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電流又は電圧が供給される。
ドラム清掃装置26は、清掃作業用開口が設けられた筐体26aと、一次転写位置を通過した後の感光ドラム21の少なくとも像保持面に清掃作業用開口から接触して残留トナー等の不要物を除去する板状部材26bと、除去したトナー等の除去物を回収して図示しない回収容器にむけて送り出すスクリューオーガー等の送出部材26c等で構成されている。
中間転写装置30は、各作像装置20(Y,M,C,K)における感光ドラム21と一次転写装置25(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31をその内周面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数の支持ロール32a〜32gと、支持ロール32bに支持されている部分の中間転写ベルト31の外周面に所定の圧力で接触して回転する二次転写装置としての二次転写ロール35と、中間転写ベルト31の二次転写ロール35を通過した外周面部分に残留して付着するトナー、紙粉等の不要物を除去するベルト清掃装置36等で構成されている。
中間転写ベルト31は、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の基材にカーボン等の抵抗調整剤を分散した材料を用いて所要の厚さ及び電気抵抗値からなる無端状のベルトに形成されたものが採用されている。複数の支持ロール32a〜32gについては、例えば、支持ロール32aが中間転写ベルト31に回転動力を付与する駆動ロールとして、支持ロール32b,32cが中間転写ベルト31の一次転写面を形成する面出しロールとして、支持ロール32dが中間転写ベルト31に張力を付与する張力付与ロールとして、支持ロール32eが二次転写前ロールとして、支持ロール32fが二次転写のバックアップロールとして、それぞれ構成されている。
二次転写装置は、二次転写ロール35とバックアップロールの支持ロール32fとで構成される。二次転写装置の二次転写ロール35又は支持ロール32fには、二次転写バイアスが供給される。二次転写バイアスとしては、二次転写ロール35に供給する場合にはトナーの帯電極性と逆極性の電流又は電圧が供給され、支持ロール32fに供給する場合にはトナーの帯電極性と同極性の電流又は電圧が供給される。
ベルト清掃装置36は、清掃作業用の開口が設けられた筐体36aと、二次転写ロール35と接触する二次転写位置を通過した後の中間転写ベルト31の少なくとも像保持面に清掃作業用開口から接触して残留トナー等の不要物を除去する板状部材36b及び回転ブラシ36cと、除去したトナー等の除去物を回収して図示しない回収容器にむけて送り出すスクリューオーガー等の送出部材36d等で構成されている。
給紙装置40は、筐体10に対して引出し自在に取り付けられ、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載板42の上に適量な枚数だけ積み重ねた状態で収容する収容体41と、収容体41から記録用紙9を1枚ずつ用紙搬送路にむけて送り出す送出装置43を備えている。収容体41は、単数に限らず、複数採用してもよい。
定着装置45は、その装置の図示しない筐体の内部に、所要の方向に回転駆動するとともに加熱手段により加熱されて表面温度が所要の温度に保持されるロール形態、ベルト形態等の加熱回転体46と、この加熱回転体46の回転軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動回転するロール形態、ベルト形態等の加圧回転体47等を設置して構成されている。この定着装置45では、加熱回転体46と加圧回転体47が接触する領域が、トナー像を保持する記録用紙9が導入されて定着処理(加圧及び加熱)される定着処理部として形成される。また、実施の形態1における加熱回転体46としては、複数の支持ロール48a,48bに回転自在に支持される定着ベルト48cと、定着ベルト48cの内周面に配置されてベルト外周面を加圧回転体47に押し付けるとともに加熱する加熱押付け部材49等で構成されるベルト形態の加熱回転が適用されている。
筐体10には、図1に示されるように、給紙装置40における送出装置43から、中間転写装置30における二次転写位置と定着装置45における定着処理部をこの順に経由した後に排出口12へ至るまで、記録用紙9を搬送するメインの用紙搬送路が配置されている。この用紙搬送路は、複数の搬送ロール対44a〜44fと、搬送ベルト装置44hと、図示しない搬送ガイド材等で構成されている。特に搬送ロール対44dは、記録用紙9の二次転写位置への搬送時期や搬送姿勢を調整する等の機能を有するレジストロール対として構成されている。また、搬送ロール対44fは、記録用紙9を排出口12から排出させる排出ロールとして構成されている。
そして、画像形成装置1は、作像装置20(Y,M,C,K)の全部又は一部(少なくとも複数色のトナー)を選択して作動させることにより、4色(Y,M,C,K)のトナーの全色又は一部の複数色を組み合わせて構成される多色画像を形成することができる。また、作像装置20(Y,M,C,K)の1つを作動させることにより、例えばブラック等の1色のトナーで構成される単色画像を形成することもできる。
実際、画像形成装置1による基本的な画像形成動作は、次のようにして行われる。ここでは、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成される多色画像、いわゆるフルカラー画像を形成する場合を例にして説明する。
まず、画像形成動作(プリント)の要求指示を受けると、4つの作像装置20(Y,M,C,K)において、ほぼ同様にしてトナー像の形成が行われる。
すなわち、各作像装置20(Y,M,C,K)では、その各感光ドラム21が矢印Aの方向に回転し、各帯電装置22がその帯電ロールに供給される帯電バイアスに基づいて発生する放電により各感光ドラム21の像保持面を所要の極性(実施の形態1では例えばマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。この帯電後、露光装置23が、その各感光ドラム21の帯電された像保持面に対して4つの色成分(Y,M,C,K)に分解されて送信される画像信号に基づく露光(光の照射)をそれぞれ行う。これにより、各感光ドラム21の像保持面に、所定の電位差で構成される各色成分の静電潜像を個別に形成する。
続いて、各作像装置20(Y,M,C,K)では、各現像装置5(Y,M,C,K)が、感光ドラム21の像保持面に形成された各色成分の静電潜像を、二成分現像剤8における各色(Y,M,C,K)のトナーを供給して現像する。これにより、各感光ドラム21における各色成分の静電潜像が、その色成分に対応する4色(Y,M,C,K)のトナー像としてそれぞれ顕像化される。
次に、各作像装置20(Y,M,C,K)の感光ドラム21上に形成された各色のトナー像が、中間転写装置30を中継して記録用紙9に転写される。
すなわち、各感光ドラム21上に形成された各色のトナー像は、その各感光ドラム21と回転する中間転写ベルト31を挟んで一次転写装置25とが接触する各一次転写位置まで搬送された後、その各一次転写位置において、一次転写装置25の転写ロールに供給される一次転写バイアスに基づいて(中間転写ベルト31を挟んで)感光ドラム21との間に形成される一次転写電界により、その中間転写ベルト31に対してそれぞれ静電的に一次転写される。
続いて、中間転写ベルト31に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト31の回転により二次転写位置まで搬送された後、その二次転写位置において、二次転写ロール35に供給される二次転写バイアスに基づいて形成される二次転写電界により、給紙装置40から送り出されて用紙搬送路を経由して所要のタイミングで搬送される記録用紙9に対して一括して静電的に二次転写される。
最後に、記録用紙9に転写されたトナー像は、定着装置45により定着される。
すなわち、中間転写装置30において二次転写が終了した記録用紙9は、その中間転写ベルト31から剥離された後に定着装置45に搬送される。定着装置45では、トナー像が転写された記録用紙9がベルト形態の加熱回転体46と加圧回転体47の間の定着処理部に導入されて加熱及び加圧させる。これにより、トナー像を構成するトナーが溶融されて記録用紙9に定着される。この定着が終了した後の記録用紙9は、その片面への画像形成を行うだけの場合には、用紙搬送路を経由して排出口12まで搬送された後に筐体10の外部に排出される。
以上の画像形成動作により、1枚の記録用紙9の片面に対して、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成される。
<現像装置の構成>
次に、現像装置5(Y,M,C,K)について詳しく説明する。
現像装置5(Y,M,C,K)はいずれも、図2〜図5等に示すように、前記二成分現像剤8が収容される筐体としてのハウジング50と、そのハウジング50内に配置される、現像ロール53、規制部材の一例としての規制板54、搬送部材の一例としての2つのスクリューオーガー55、56、ハウジング50内の空気の一部が流れ出るよう通過する通気路7等を備えている。
ハウジング50は、図4〜図6等に示すように、その全体が一方向に長い外観形状を有するものであり、二成分現像剤8が収容される収容室50aと、その収容室50aの潜像保持体の一例としての感光ドラム21と向き合う部分を開放する現像用開口50bと、収容室50aに補給される現像剤を受け入れる補給部50cと、収容室50aにある二成分現像剤8の一部を溢れ出させて排出させる(トリクル現像方式用の)排出部50d等が形成された構造物である。
実施の形態1におけるハウジング50は、図4、図6等に示されるように、収容室50aのほぼ全体と現像用開口50bの下部が形成された構造の下部ハウジング51と、下部ハウジング51のうち収容室50aの補給部50cを除く部分の上方を覆う部分と現像用開口50bの上部が形成された構造の上部ハウジング52とに分割して構成されている。また、ハウジング50は、例えば合成樹脂を用いて所要の成形方法により作製される。
ハウジング50における収容室50aは、長手方向における両端部で互いにつながりかつそれ以外の中央部で仕切り部50eにより仕切られることにより、全体として平行する2列の循環搬送路50f,50g(第1循環搬送路50fと第2循環搬送路50g)を有する形状に形成されている。現像用開口50bは、感光ドラム21の回転軸方向における像形成有効領域よりも少し広い寸法の長方形状で形成されている。補給部50cは、収容室50aの一端部を利用した部位として形成されており、その上面部に補給用現像剤を受け入れるための受け口50hが設けられている。排出部50dは、収容室50aの他端部から一方のスクリューオーガー55が配置される部位を突出させて延長した状態の部位として形成されており、その下面(底面)部に溢れ出る現像剤8を落下させて排出させる排出口50iが設けられている。
現像ロール53は、図5等に示すように、ハウジング50の内部において現像用開口50bから一部露出した状態で回転するように設けられる円筒状の搬送体としてのスリーブ53Aと、このスリーブ53Aの円筒空間内に固定した状態で存在するように設けられる磁石部材としての磁石ロール53Bとで構成されている。現像ロール53は、そのスリーブ53Aが感光ドラム21の現像領域となる外周面部分に対して所要の隙間をあけた非接触の状態に配置されて使用される。
スリーブ53Aは、ステンレス、アルミニウム等の非磁性材料を用いて、感光ドラム21の回転軸方向における像形成有効領域とほぼ同じ幅(長さ)の現像有効領域を有する円筒状の形状に形成される。また、スリーブ53Aは、その現像有効領域の両端部が回転保持部(非現像領域)53Ab,53Acとして形成されており、その回転保持部が内側において例えば磁石ロール53Bの軸部に回転自在な状態で取り付けられている。さらに、スリーブ53Aは、一方の回転保持部53Acから回転軸方向の外側に突出して延びる軸部53Adが形成されており、その軸部53Adの一部がハウジング50に対して回転自在に軸受けされている。このスリーブ53Aは、その回転の軸方向が感光ドラム21の回転軸方向とほぼ平行して向き合う状態になるよう配置される。
そして、スリーブ53Aは、その軸部53Adに取り付けられる着脱式の連結具(スプロケットなど)53Aeを介して画像形成装置1の本体側における図示しない回転駆動装置から回転動力が伝達され、これにより矢印Cで示す方向に回転駆動する。また、スリーブ53Aには、感光ドラム21との間で現像電界を形成するための現像バイアスが、図示しない給電装置から供給される。現像バイアスとしては、例えば交流成分を重畳した直流電圧が供給される。
磁石ロール53Bは、スリーブ53Aの外周面に二成分現像剤8の磁性キャリアを磁力線に沿って穂立ち(磁気ブラシ)が形成されるように付着させる磁力を発生するための複数の磁極(S極及びN極)を配置した構造のものである。磁石ロール53Bは、例えば、その両端部からそれぞれ突出するよう形成された軸部がハウジング50の側壁部に固定される状態で取り付けられる。複数の磁極は、現像スリーブ53Aの回転軸方向に沿って延びる形態からなるものであり、しかも現像スリーブ53Aの回転方向Cにおいて所要の間隔をあけた状態で配置されている。
規制板54は、図5〜図7等に示すように、一定の厚さからなり、しかも現像ロール53(スリーブ53A)の回転軸方向における長さ(有効現像領域)と同等の又はそれを超える長さ(長辺)からなる長方形状の板材が採用されている。また、規制板54は、その端部(下方の長辺部)が現像ロールのスリーブ53Aの表面と所要の隙間(規制間隔)をあけてかつ軸方向に沿って向き合う状態に保たれるようハウジング50(下部ハウジング51)の長手方向における両端部に固定ネジ541等により固定した状態で取り付けられている。この規制板54としては、例えばステンレス等の非磁性材料で形成されるものが適用される。
また、実施の形態1における規制板54は、その上辺部54bから、現像ロール53(スリーブ53A)の回転方向Cの上流側に延びて第2循環搬送路50gの上方を覆うとともに仕切り部50gの上端部に近い位置に至るような形状からなる支持板540と一体化されている。この支持板540は、非磁性又は磁性の金属等の材料で形成されるが、実施の形態1では規制板54と同じ材料で一体成形したものを採用している。
スクリューオーガー55、56はいずれも、回転軸55a,56aの周面に板状の搬送羽根55b,56bを螺旋状に巻きつけたように設けた構造のものである。このスクリューオーガー55、56(以下、「第1スクリューオーガー55と第2スクリューオーガー56」ともいう。)は、ハウジング50の収容室50aにおける2列の循環搬送路50f,50g内にそれぞれ存在するよう配置され、その両搬送路50f,50gに存在する各現像剤8をそれぞれ一定の方向(実施の形態1では反対の方向)に搬送するよう所要の方向に回転する状態で取り付けられている。また、スクリューオーガー55、56は、現像ロール53と平行して並ぶ状態で配置されるが、そのうち現像ロール53に近い側に配置される第2スクリューオーガー56はその搬送する二成分現像剤8の一部を現像ロール53に供給する役割を果たすようになっている。
また、スクリューオーガー55、56は、図8に示すように、その各回転軸55a,56aが、ハウジング50(下部ハウジング51)の長手方向両端になる側壁部に設けられる複数の軸受61〜64により回転自在に支持されている。
さらに、スクリューオーガー55、56は、その各回転軸55a,56aの一端部にそれぞれ固定された伝達ギヤ65,66が、その両伝達ギヤ65,66と同時に噛み合う中継ギヤ67を介して接続されており、これにより同じ方向(例えば図5において反時計回りの方向)に回転し得るようになっている。また、第2スクリューオーガー56は、その回転軸56aの奥側になる端部に固定されたギヤ68が、現像ロール53(スリーブ53A)の軸部の奥側端部に固定される図示しない伝達ギヤと中継ギヤ67を介して噛み合っている(図3参照)。
これにより、スクリューオーガー55、56は、現像ロール53から分配される回転動力が第2スクリューオーガー56を介して第1スクリューオーガー55まで伝達されるので、各搬送路50f,50g内において所要の方向にそれぞれ回転駆動する。
この現像装置5(Y,M,C,K)は、図5や図6に示されるように、現像ロール53に供給されて保持される二成分現像剤8のうち規制板54でせき止められて少なくとも第2スクリューオーガー56が存在する第2循環搬送路50g側に戻される二成分現像剤8の流れを調整する整流部材58を備えている。
整流部材58は、ハウジング50の収容室50aにおいて規制板54から第2スクリューオーガー56(又は第2循環搬送路50g)の上方の位置まで現像ロール53と間隔をあけた状態で延びるように配置されている。
実施の形態1における整流部材58は、規制板54とその支持板540の下面とで囲まれる空間部を埋め、規制板54の下端部54aの少し上方にずれた位置から遠ざかる方向に延びるとともに、現像ロール53(スリーブ53A)の外周面からも次第に離れる状態に形成された平面状の整流面58aを少なくとも有する構造物が採用されている。このうち整流面58aは、その規制板54と反対側に位置する端部が、規制板54の支持板540の端部とほぼ同じ位置になるよう形成されている。そして、この整流部材58は、規制板54の内面やその支持板540の下面に接触する補強部や固定部などが形成されており、固定ネジ580(図4)により規制板54の内面と支持板540の下面に接触した状態で取り付けられている。
この整流部材58の設置により、規制板54によりせき止められる二成分現像剤8(主にトナー)は、規制板54の周囲に止まることなく、整流面58aに沿って誘導されながら第2循環搬送路50g側に戻されるよう移動することになる。
また、現像装置5(Y,M,C,K)における補給部50cは、図3、図4、図7、図8等に示されるように、ハウジング50の収容室50aの一端部を現像ロール53の一端部より手前側に突出させて延長した部位として形成されている。収容室50aの補給部50cには、図7、図8等に示されるように、循環搬送路50f,50gも延長して形成されており、その循環搬送路50f,50g内にスクリューオーガー55、56を延長して存在させている。
補給部50cにおける受け口50hは、第1スクリューオーガー55の補給部50cに存在する部分の上方になる位置に形成されている。また、この受け口50hには、図2、図7等に示されるように、現像剤カートリッジ14(Y,M,C,K)に収容されている補給用の二成分現像剤を送出する補給装置15と接続するための現像剤補給管16が取り付けられている。
また、現像装置5(Y,M,C,K)における排出部50dは、図8、図9等に示されるように、ハウジング50の収容室50aの循環搬送路50fが形成された部位の一端部を現像ロール53の一端部より奥側に突出させて延長した部位として形成されている。収容室50aの排出部50dには、図8に示されるように、循環搬送路50fの底部よりも所要の寸法だけ上方側にずれて高くなった底面部を有する排出路50jが形成されており、その排出路50j内に第1スクリューオーガー55を延長して存在させている。第1スクリューオーガー55は、仕切り部50eの端部が存在せず排出路50jの手前側になる循環搬送路50fの部分に存在する軸部55aに、現像剤8を循環搬送路50f側に戻すよう搬送する戻り搬送羽根部55cが設けられている。また、第1スクリューオーガー55は、排出路50jに存在する軸部55aに、循環搬送路50fから一段高い排出路50jに乗り上げて流れ込む現像剤8を排出口50iに向けて搬送する排出羽根部55dが設けられている。
補給部50cにおける排出口50iは、排出路50jのうち第1スクリューオーガー55が少なくとも存在する部分の下方になる位置(底面部)に形成されている。また、この排出口50iには、図2、図7、図9等に示されるように、排出口50iから排出される現像剤8を収容して回収する回収容器17と接続するための現像剤排出管18が取り付けられている。
さらに、現像装置5(Y,M,C,K)における通気路7は、図4〜図7等に示されるように、ハウジング50の収容室50aの一部から規制板54に達した後に規制板54を貫通して設けられ、現像ロール53が規制板54を通過した後に現像用開口50bに至るまでにハウジング50(上部ハウジング52)との間に存在する隙間空間S(S1,S2)とつながるものである。
ここで、収容室50aの一部とは、通気路7の入口(71)を設ける部位になる。この収容室50aの一部については、現像剤8(特にトナー)の容易な進入を回避する等の観点から、現像ロール53から可能な限り離れた位置となる部位が好ましく、例えば、スクリューオーガー55,56の上方の位置となる部位が好ましい。隙間空間Sは、図5等に示されるように、ハウジング50(上部ハウジング52)のうち規制板54から現像用開口50bの上辺部50buまでの先端側の部位52a(図6参照)と現像ロール53との間に存在する第1の隙間空間S1と、そのハウジング50の先端側の部位52aと規制板54との間に存在する第2の隙間空間S2で構成される。この場合、第1の隙間空間S1と第2の隙間空間S2は、互いにつながっていることが必要である。
実施の形態1における通気路7は、整流部材58の規制板54とは反対側の端部に設けた入口71(71A,71B)と、規制板74のうち現像ロール53の回転軸方向の両端部(回転保持部:非現像領域)53Ab,53cと向き合う位置となる部位に設けた出口72(72A,72B)と、その入口71と出口72をつなぐ通気可能な通路部73とで構成されている。
特にこの通気路7においては、図4や図7に示すように、出口72として、規制板74のうち現像ロール53の両端部53Ab,53cと向き合う位置となる部位にそれぞれ存在する個別の出口72A,72Bを設けている。このため、入口71についても、整流部材58のうち現像ロール53の両端部53Ab,53Acとほぼ向き合う位置となる部位にそれぞれ存在する個別の入口71A,71Bを設けている。入口71と出口72は、丸形又は四角形からなる開口形状で形成しているが、特にこれに限定されない。また、入口71と出口72は、少なくとも空気の通過が可能な大きさの開口(貫通孔)であればよく、その開口の直径や1辺の長さが例えば2mm以上6mm以下のものとして構成されている。
また、この通気路7における通路部73は、整流部材58と規制板54の支持板540との間に存在する空間を利用している。通路部73は、入口71と出口72の間を遮断するような整流部材58の部位(補強部、固定部など)がある場合、その遮断する部位に貫通孔74A,74Bを設け、入口71と出口72の間が連続した通路空間でつながれるように形成される。また、通路部73は、両端部の一方の端部に位置する入口71A及び出口72Aどうしを専用の通路空間でつなげる第1通路部73Aと、両端部の他方の端部に位置する入口71B及び出口72Bどうしを専用の通路空間でつなげる第2通路部73Bとに分けて形成したり(図4に点線73で示すような2つの通路部)、あるいは、入口71A,71Bと出口72A,72Bどうしを共通の通路空間でつなげる1つの共通通路部として構成することができる。ちなみに、実施の形態1における整流部材58は、補強用の仕切り壁を有する中空構造であるため、その中空構造の内部空間を通路部73として利用することができる。
そして、この通気路7は、その出口72が、ハウジング50(上部ハウジング52)の上記先端側の部位52aと規制板54との間に存在する第2の隙間空間S2に直接つながるように設けられている。第2の隙間空間S2は、その下端部において第1の隙間空間S1とつながっている。
この他、現像装置5(Y,M,C,K)には、ハウジング50のうち現像ロール53が感光ドラム21と向き合う部分(現像領域)よりも現像ロール53の回転方向Cの下流側になる部位に吸気口28aを配置した吸気路28が設けられている。この吸気路28は、画像形成装置1の筐体10内に配置される吸気装置101から延びる吸気ダクト102と吸気路28の末端部29で接続されるものであり、その吸気装置101の吸気作用を吸気口28aまで及ぼすことにより、特に現像装置5と感光ドラム21の間の空間に浮遊するトナーを吸気口28aから吸い込んで回収する機能を発揮する。
吸気路28(の構造部)は、現像装置5の下部ハウジング51の底面部に後付することで設けることができる他、下部ハウジング51の一部として当初から一体成形して設けることもできる。また、吸気口28aは、図7に示されるように、下部ハウジング51の現像用開口50bの下辺部50bdに接近した位置に、現像ロール53の回転軸方向に沿って平行する細長い長方形の開口として存在するよう形成されている。吸気装置101は、少なくとも吸気ファンを用いて構成されている。また、吸気装置101は、吸気ダクト102の下流側(吸気ファンの直前)の位置や、吸気ファンと画像形成装置の筐体10に設ける図示しない排気口との間の位置などに、吸引回収したトナー等を捕獲するためのフィルタが設けられる。
また、現像装置5(Y,M,C,K)には、収容室50aの第1循環搬送路50d側に収容されている二成分現像剤8の量(実際にはトナーの濃度)を検出するトナー濃度検出センサ59が設けられている(図3、図5等参照)。
また、ハウジング50(上部ハウジング52)の現像用開口50bの上辺部内側には、自由端が感光ドラム21の外周面に接触した状態に保持されて現像剤8のハウジング50外部への漏れを防止するフィルム状の漏れ防止部材82が設けられている(図5等参照)。また、ハウジング50(下部ハウジング51)の現像用開口50bの下辺部(及び吸気口28a)よりも下方の部位には、自由端が感光ドラム21の外周面に接近した状態に保持されて現像剤8のハウジング50外部への落下漏れを防止するシート状の現像剤捕捉部材83が設けられている(図5等参照)。
さらに、規制板54の支持板540の上面における上部ハウジング52の内面と接する部位には、現像剤8の漏れを防止する弾性発泡部材等からなる漏れ防止部材84、85が設けられている(図5、図6等参照)。
<現像装置の動作>
以下、この現像装置5(Y,M,C,K)の動作について説明する。
まず、現像装置5(Y,M,C,K)はいずれも、画像形成装置1による画像形成の動作時になると、現像ロール53のスリーブ53Aとスクリューオーガー55,56が回転し始めるとともに、現像ロール53のスリーブ53Aに現像バイアスが印加される。
これにより、ハウジング50の収容室50aに収容されている二成分現像剤8が、回転するスクリューオーガー55,56によって攪拌されながら収容室50aにおける循環経路50f,50g内を図8の点線矢印で示す各方向にそれぞれ搬送され、全体として見ると循環するような状態で搬送される(図8においては反時計回りの方向に流れるよう循環している)。この際、収容室50aにある二成分現像剤8は、その非磁性トナーが磁性キャリアと十分に攪拌されて摩擦帯電されるとともにそのキャリアの表面に静電的に付着した状態となる。
続いて、現像ロール53に近い側に配置された第2スクリューオーガー56によって搬送される二成分現像剤8の一部が、現像ロール53のスリーブ53Aの外周面に磁力により吸着されるようにして保持される。すなわち、回転するスリーブ53Aの外周面に、磁石ロール53Bの所要の磁極(ピックアップ極)から発生する磁力が及ぶことにより、トナーが付着した磁性キャリアが多数鎖状に繋がった穂立ち状の磁気ブラシを形成した状態で保持される。
次いで、現像ロールのスリーブ53Aに保持された二成分現像剤8は、そのスリーブ53Aの回転に伴って搬送される途中で規制板54との間に形成される所要の隙間(規制隙間)を通過する際に、その通過を規制されてほぼ一定の層厚(磁気ブラシの高さ)にされる。この際、規制板54で通過が規制せれてせき止められた二成分現像剤80は、図10に示されるように、整流部材58の整流面58aにより移動する方向や状態が規制されて整流面58aに沿うように移動し、最後に自然落下して第2循環搬送路50g内に戻される。
続いて、規制板54を通過した二成分現像剤8は、磁石ロール53Bの所要の磁極(搬送極)から発生する磁力を受けつつ現像ロール53のスリーブ53Aの外周面に保持されて、スリーブ53Aの矢印Cで示す方向への回転により現像用開口50bを通過した後に感光ドラム21と対向する現像領域まで搬送される。
この現像領域まで搬送された二成分現像剤8は、その磁気ブラシの先端部を感光ドラム21の外周面に接触させた状態で通過させられ、その通過の際に、スリーブ53Aに印加される現像バイアスにより現像ロール53と感光ドラム21の間に形成される現像(交番)電界により、そのトナーのみが現像ロール53と感光ドラム21の間で往復移動しつつ感光ドラム21上の静電潜像の部分に静電的に付着される。これにより、現像装置5による静電潜像の現像が行われる。
一方、この現像工程に寄与せずに現像領域を通過した現像ロール53上の二成分現像剤8は、スリーブ53Aの外周面に磁力により保持された状態で現像用開口50bを通過してハウジング50の内部に搬送された後、原則、磁石ロール53Bの所要の磁極(ピックオフ極)から発生する反発した磁力を受けることによりスリーブ53Aから剥離されて収容室50aの内部(第2循環搬送路50g)に戻される。この剥離されて戻された現像剤8は、第2循環搬送路50g内で第2スクリューオーガー56によって再び攪拌されながら搬送され、第1循環搬送路50fを経て再度第2循環搬送路50gに戻されて搬送される。
また、この現像装置5(Y,M,C,K)においては、現像工程により二成分現像剤8が消費されて減るので、例えばトナー濃度検出センサ59の検出結果等に基づいて、補給装置15が現像剤カートリッジ14(Y,M,C,K)から補給用の現像剤8を必要な量だけ送り出し、これにより現像剤の補給が行われる。
この補給装置15から現像剤補給管16を介して補給された現像剤8は、補給部50cにおける受け口50hから第1循環搬送路50fに取り入られる。しかる後、その補給された現像剤8は、第1循環搬送路50fにおいて第1スクリューオーガー55により点線矢印Dで示す方向に搬送され、その搬送過程において収容室50aに既に収容されている既存の二成分現像剤8と混合される。
さらに、この現像装置5(Y,M,C,K)においては、現像工程に供されず現像ロール53による保持搬送を含めて収容室50a内で巡回移動して劣化したトナーの一部を排出する方式、いわゆるトリクル現像方式を採用しているため、第1循環搬送路50fを第1スクリューオーガー55で搬送される二成分現像剤8のうち現像剤の補給動作等で過剰になった現像剤8が排出部50dにおける一段高い排出路50jに乗り上げて流れ込む。
この排出部50dの排出路50jに流れ込んだ現像剤8は、第1スクリューオーガー55の排出羽根部55dにより搬送され、最後に排出口50iから自然落下して外部に排出される。つまり、排出部50dにおいて二成分現像剤8の一部が溢れ出て排出される。排出部50dから排出された現像剤8は、現像剤排出管18を通して回収容器17に収容されて回収される。
ところで、このような現像装置5(Y,M,C,K)においては、画像形成動作の高速化に伴い、現像動作においても現像ロール53(スリーブ53A)等が比較的高速(例えば590rpm以上)で回転駆動するため、ハウジング50の内部(収容室50a)における圧力(内圧)が上昇する。この場合、その内圧の上昇によりハウジング50の収容室50aと外部との間で気圧差が生じるようになるので(実際には、高速で回転するスクリューオーガー55,56によって現像剤8が攪拌されて跳ね上げられることも影響して)、収容室50a内ある現像剤8(主にトナー)が飛翔して排出部50dの排出路50jに入り込んだ後、排出部50dの排出口50iから排出されてしまうことがある。
このようにして排出される現像剤の量は、本来のトリクル現像方式で排出部50dの排出口50iから排出させる予定の現像剤量を超えた想定外の量になる。この結果、収容室50a内の現像剤8の収容量が規定の量よりも減少してしまう等の不具合を招くことになる。
これに対し、この現像装置5(Y,M,C,K)では、前述した通気路7を設けているため、現像ロール53等が高速で回転駆動して内圧が上昇しやすい場合であっても、図10に矢付き一点鎖線で例示するように、ハウジング50の収容室50aに存在する空気の一部が、通気路7を通して隙間空間S(S1,S2)に流れた後、ハウジング50の外部に排出される。
詳しくは、収容室50aに存在する空気の一部が、収容室50aの一部に設けられた通気路7の入口71(71A,71B)から侵入した後、通気路7の通路部73(73A,73B)の通路空間(貫通孔74A,74Bを含む)を経由して出口72(72A,72B)から第2隙間空間S2に流れ出す。続いて、その流れ出した空気が、第2隙間空間S2から第1隙間空間S1に流れ込んだ後、ハウジング50の現像用開口50bを通過して現像装置5と感光ドラム21の間に存在する隙間等からハウジング50の外部に排出される。この際、第1隙間空間S1には、現像ロール53(スリーブ53A)の矢印Cで示す方向と同じ方向に流れる気流が発生している。また、現像ロール53と規制板54の間の隙間は、現像剤8(層)が存在して塞がれている。
この結果、現像装置5(Y,M,C,K)においては、比較的高速で回転駆動して動作する場合であっても、ハウジング50の内圧が異常に上昇することが抑制される。これにより、この現像装置5では、ハウジング50の収容室50aとその外部との間の気圧差も減少し、収容室50a内にある現像剤8(主にトナー)が飛翔して排出部50dの排出路50jに入り込んで排出口50iから想定外に排出されてしまう現象が発生することも抑制される。
また、この現像装置5(Y,M,C,K)では、上述したようにハウジング50の収容室50aに存在する空気の一部が通気路7を通してハウジング50の外部に排出される際、その排出される空気に収容室50a内にある現像剤8(実際にはトナー)の一部が混入して運ばれ、最終的に隙間空間S(S2)に放出されることもある。
しかし、この場合でも、その空気とともに通気路7を通して隙間空間S(S2)に放出される現像剤8は、現像ロール53の非現像有効領域でもある両端部53Ab,53Acと向き合う位置に形成された通気路7の出口72A,72Bから放出される(図7参照)。このため、その放出される現像剤8は、現像ロール53における現像有効領域(磁気ブラシが形成されている領域)に向かうことが少なく、現像ロール53の両端部53Ab,53Acにほぼ沿って感光ドラム21と接近して向き合う現像領域を通過した後、通気路28の吸引力にひかれて吸気口28aから吸引される(図10参照)。しかる後、吸気路28に吸引された現像剤8は、吸気路28の末端部29から吸気ダクト102を通して吸気装置101にむけて送られる。なお、吸気路28に吸引されない現像剤8が発生した場合には、その一部は吸気路28の吸気口28aの下方に存在する現像剤捕捉部材83に落下して補足されることもある。
また、放出される現像剤8が通気路7の出口72A,72Bから放出された後に現像ロール53における現像有効領域に入り込むよう流れた場合でも、その現像有効領域の端部において磁気ブラシからなる現像剤8の層に捕獲された後、現像ロール53の回転により運ばれて現像工程に供されるか或いは現像領域を通過した後にハウジング50の収容室50aに戻される。
したがって、この現像装置5(Y,M,C,K)においては、通気路7を通して現像剤8が隙間空間S(S2)に放出されることがあっても、その放出される現像剤8は主に吸気路28に吸引されるが、そうでない場合でも現像ロール53に回収されてハウジング50の収容室50aに戻されて再利用される。これにより、この現像装置5では、特にハウジング50の一部に通気路7を通して隙間空間S(S2)に放出される現像剤8を捕獲するためのフィルタを設ける必要がない。
[実施の形態2]
図11は、実施の形態2に係る現像装置を示すものである。実施の形態2に係る現像装置5(Y,M,C,K)は、通気路7の出口72を変更した以外は、実施の形態1に係る現像装置5と同じ構成からなるものである。
実施の形態2に係る現像装置5(Y,M,C,K)では、通気路7の出口72として、規制板54のうち現像ロール53の回転軸方向に沿って連続して延びる孔形状で構成される出口72Cを形成している。この出口72Cは、その開口形状が細長い長方形からなる開口である。この出口72Cの高さ(現像ロール53の回転軸方向と直交する方向の寸法)は、例えば、1〜2mm程度の範囲の寸法に設定される。なお、この出口72Cを形成する通気路7の入口71は、実施の形態1における通気路7の入口71A,71Bと同じものが採用される。
この実施の形態2に係る現像装置5においても、比較的高速で回転駆動して動作する場合であっても、実施の形態1に係る現像装置5の場合とほぼ同様に、ハウジング50の収容室50aに存在する空気の一部が、通気路7を通して隙間空間S(S1,S2)に流れた後、ハウジング50の外部に排出され(図10等参照)、これによりハウジング50の内圧が異常に上昇することが抑制される。
また、この現像装置5(Y,M,C,K)においては、通気路7を通して現像剤8が隙間空間S(S2)に放出されることがあっても、この場合も実施の形態1に係る現像装置5の場合とほぼ同様に、その放出される現像剤8は主に吸気路28に吸引されるが、そうでない場合でも現像ロール53に回収されてハウジング50の収容室50aに戻されて再利用される。
特にこの現像装置5では、通気路7の出口72Cが上記細長い長方形の開口として形成されているため、現像ロール53における現像有効領域(磁気ブラシが形成されている領域)にほぼ均等に向かって触れるようになり、現像ロール53の現像有効領域にむらなく捕獲されやすくなる。これにより、通気路7の出口72Cから放出される現像剤8が現像ロール53にむらなく回収されて有効に再利用される。
なお、この出口72Cを形成する通気路7を採用する場合は、通気路7を通して放出される現像剤8が現像ロール53に良好に捕獲されて回収されやすくなるため、現像装置5に吸気路28を設けることを省略することが可能である。この場合は、吸気装置101の吸気ダクト102を現像装置5と接続するよう配置する必要もない。
[他の実施の形態]
実施の形態1及び2では、整流部材58を備えた現像装置5を例示したが、整流部材58がない現像装置5であってもよい。この場合、通気路7は、その入口71をハウジング50の収容室50aの一部に配置し、その入口71から規制板54における出口72につながる流通路部73をハウジング50の内部に別途設けることで構成することができる。
また、実施の形態1,2では、通気路7の出口72については、規制板54のうち現像ロール53の両端部と向き合う部位の双方に設ける構成例を例示したが、その片方の部位にのみ出口を設けるように構成することも可能である。
さらに、通気路7は、入口71と出口72を対の関係になるよう設ける必要はなく、例えば入口71を1つとして出口72を複数個にする関係になるよう設けることや、入口71を複数として出口72をが1つにする関係になるよう設けることでもよい。また前述したように、入口71と出口72が同じ複数個ある場合、その各入口71と各出口72をつなぐ通路部73は、その同じ複数個に分けて個々に設ける構成に限らず、その各入口71と各出口72どうしを共通してつなぐ1つの通路部として設けるようにしてもよい。
この他、この発明の現像装置を用いる画像形成装置は、その現像装置を使用することが可能なものであれば、その形式等については特に限定されるものでない。また、現像装置の使用台数についても特に限定されない。
1 …画像形成装置
5 …現像装置
7 …通気路
8 …二成分現像剤(現像剤)
21…感光ドラム(潜像保持体の一例)
28…吸気路
28a…吸気口
50…ハウジング(筐体の一例)
50a…収容室
50b…現像用開口
50i…排出口
53…現像ロール
53Ab,53Ac…現像ロールの両端部
54…規制板(規制部材の一例)
58…整流板(整流部材の一例)
72…出口(端部開口)
72A,72B…出口(現像ロールの両端部にそれぞれ形成する端部開口の一例)
72C…出口(連続して延びる孔形状の端部開口の一例)
101…吸気装置
S1,S2…隙間空間

Claims (7)

  1. 現像剤が収容される収容室と、前記収容室の潜像保持体と向き合う部分を開放する現像用開口と、前記収容室に収容されている現像剤の一部が溢れ出て排出される排出口を有する筐体と、
    前記筐体に前記現像用開口から一部露出して回転するよう設けられ、前記収容室から供給される現像剤を保持して搬送する現像ロールと、
    前記筐体の収容室に回転するよう設けられ、前記収容室にある現像剤を攪拌しながら前記現像ロールに供給するよう搬送する搬送部材と、
    前記現像ロールに保持される現像剤の層厚を当該現像剤の一部をせき止めて規制する規制部材と、
    前記収容室の一部から前記規制部材に達した後に当該規制部材を貫通して設けられ、前記現像ロールが当該規制部材を通過した後に前記現像用開口に至るまでに前記筐体との間に存在する隙間空間とつながる通気路と、
    を備えている現像装置。
  2. 前記収容室内において前記規制部材から少なくとも前記搬送部材の上方の位置まで前記現像ロールと間隔をあけた状態で延びるよう配置され、前記規制部材によりせき止められて前記搬送部材が存在する側に戻される現像剤の流れを調整する整流部材を備え、
    前記通気路は、前記整流部材の一部から前記規制部材に達した後に当該規制部材を貫通して設けられている請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記通気路のうち前記規制部材を貫通して存在する端部開口は、前記現像ロールの回転軸方向に沿って連続して延びる孔形状で構成されている請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記通気路のうち前記規制部材を貫通して存在する端部開口は、前記現像ロールの回転軸方向の両端部と向き合う位置にそれぞれ独立して形成されている請求項1又は2に記載の現像装置。
  5. 前記筐体のうち前記現像ロールが前記潜像保持体と向き合う部分よりも当該現像ロールの回転方向下流側になる部位に吸気口を配置した吸気路が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置を備えている画像形成装置。
  7. 前記現像装置における前記吸気路と接続される吸気装置を備えている請求項6に記載の画像形成装置。
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