JP2017013962A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙を検知する光検知部の発光素子や受光素子を簡単な構成で清掃することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10の内部に搬送路26が設けられている。搬送路26は、内側ガイド部材60と外側ガイド部材53とにより形成される。内側ガイド部材60にスライド部材72がスライド可能に支持されている。スライド部材72は、三角カム73を有する。スライド部材72は、光センサー90が露出される開口を閉塞する位置と開放する位置との間で移動可能である。画像形成装置10の側面にカバー50が設けられている。カバー50に突出部56が設けられている。カバー50の開閉動作に伴って突出部56が三角カム73を動作させ、スライド部材72を移動させる。
【選択図】図5
【解決手段】画像形成装置10の内部に搬送路26が設けられている。搬送路26は、内側ガイド部材60と外側ガイド部材53とにより形成される。内側ガイド部材60にスライド部材72がスライド可能に支持されている。スライド部材72は、三角カム73を有する。スライド部材72は、光センサー90が露出される開口を閉塞する位置と開放する位置との間で移動可能である。画像形成装置10の側面にカバー50が設けられている。カバー50に突出部56が設けられている。カバー50の開閉動作に伴って突出部56が三角カム73を動作させ、スライド部材72を移動させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、搬送路を搬送される用紙を検知可能な機構を備える画像形成装置に関する。
従来、コピー機やプリンターなどの画像形成装置の内部には、用紙が搬送される搬送路が形成されている。画像形成装置には、搬送路における用紙の位置を検知したり、用紙のジャムを検知するために、搬送路中の用紙を検知する用紙検知部が設けられている。前記用紙検知部として、搬送路へ向けて光を出射する発光素子と、用紙で反射した光を受光する受光素子とを有する反射型の光センサーが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、搬送路を用紙が搬送されると、搬送ガイドのガイド面などに接触して所謂紙粉が生じる。この紙粉が光センサーの発光素子のレンズに付着すると、発光素子から出射される光の輝度が低下して、検知不良を招く。また、光センサーの受光素子のレンズに紙粉が付着した場合は、受光素子の受光量が低下して、検知不良を招く。特に、印刷スピードの大きい所謂高速印刷機においては、用紙の搬送速度が大きく、用紙の負荷が大きくなり、多くの紙粉が発生するため、前記検知不良が生じ易い。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、用紙を検知する光検知部の発光素子や受光素子を簡単な構成で清掃することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、ガイド部材と、開口部と、光検知部と、移動部材と、清掃部材と、カバー部材と、連動機構と、を備える。前記ガイド部材は、 用紙が搬送される搬送路のガイド面を形成する。前記開口部は、前記ガイド部材に設けられている。前記光検知部は、発光素子及び受光素子を有し、前記開口部から前記搬送路へ出射した光に基づいて前記搬送路を通過する用紙を検知する。前記移動部材は、前記開口部を閉塞する基準位置と前記開口部を開放して前記光検知部を露出する露出位置との間で移動可能に構成されている。前記清掃部材は、前記移動部材に設けられ、前記移動部材が前記基準位置にあるときに前記光検知部に接触して前記光検知部を清掃する。前記カバー部材は、装置本体の側面に設けられ、前記側面を閉塞する閉塞位置と前記側面を開放する開放位置との間で開閉可能に構成されている。前記連動機構は、前記カバー部材が前記閉塞位置から前記開放位置へ開動作されたことに連動して前記移動部材を前記第露出置から前記基準位置へ移動させ、前記カバー部材が前記開放位置から前記閉塞位置へ閉動作されたことに連動して前記移動部材を前記基準位置から前記露出位置へ移動させる。
本発明によれば、用紙を検知する光検知部の発光素子や受光素子を簡単な構成で清掃することが可能である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の各実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称される複合機であり、プリンター、複写機、FAX装置、及びスキャナーなどの各機能を備える。画像形成装置10は、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙P(本発明のシート部材の一例)に画像を形成する。画像形成装置10は複合機に限られず、プリンターや複写機、FAX装置などであっても、本発明は適用可能である。なお、各図において、画像形成装置10が平坦面に設置された状態(図1に示される状態)で、画像形成装置10の上下方向6、前後方向7、左右方向8を定義する。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称される複合機であり、プリンター、複写機、FAX装置、及びスキャナーなどの各機能を備える。画像形成装置10は、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙P(本発明のシート部材の一例)に画像を形成する。画像形成装置10は複合機に限られず、プリンターや複写機、FAX装置などであっても、本発明は適用可能である。なお、各図において、画像形成装置10が平坦面に設置された状態(図1に示される状態)で、画像形成装置10の上下方向6、前後方向7、左右方向8を定義する。
画像形成装置10は、画像読取部12と、画像形成部14と、用紙排出部30と、を備える。画像読取部12は、画像形成装置10の上部に設けられている。画像読取部12は、原稿の画像を読み取る処理を行う。画像形成部14は、画像形成装置10の下部に設けられている。画像形成部14は、電子写真方式に基づいて画像を形成する処理を行う。画像形成部14は、上下二段に配置された2つの給紙装置27,28を備える。上側の給紙装置27は、画像形成部14の最下部に筐体29と一体に設けられている。下側の給紙装置28は、画像形成部14の筐体29の底面にオプションデバイスとして連結された増設タイプのものである。また、画像形成部14の右上側に、用紙排出部30が設けられている。なお、画像形成部14は電子写真方式のものに限られず、インクジェット記録方式のものであっても、或いはそれ以外の記録方式又は印刷方式のものであってもかまわない。
画像形成部14の上方には印刷用紙Pが排出される排紙スペース21が設けられている。用紙排出部30は、画像形成部14と画像読取部12との間に排紙スペース21を形成しつつ、画像形成部14と画像読取部12とを連結するように設けられている。排紙スペース21に、排出された印刷用紙Pを保持する排紙トレイ80が設けられている。
図2に示されるように、画像読取部12は、原稿カバー24およびADF13を備える。画像形成装置10が複写機として機能する場合は、原稿載置台23(図1参照)にセットされた原稿又はADF13によって搬送された原稿の画像データが画像読取部12によって読み取られる。そして、読み取られた画像データが画像形成部14に送られる。なお、図1では、画像読取部12の原稿カバー24の図示が省略されている。
画像形成部14は、画像読取部12で読み取られた画像データや外部から入力された画像データに基づいて、印刷用紙Pに画像を形成する。画像形成部14は、予め設定された印刷モード(片面印刷モード又は両面印刷モード)に応じて、印刷用紙Pの片面だけに画像を形成する片面印刷処理(片面画像形成処理)、又は、印刷用紙Pの両面に画像を形成する両面印刷処理(両面画像形成処理)のいずれかを行う。
図2に示されるように、画像形成部14は、主として、給紙装置27,28、画像転写部18、定着部19、レジストローラー対45、排出ローラー対25、排紙トレイ80、画像形成部14を統括的に制御する制御部(不図示)などを備えている。また、後述の搬送路26を形成する内側ガイド部材60(図3参照)、筐体29に支持されたカバー50(図3参照)、印刷用紙Pを検知する光センサー90(図4参照)などを備えている。また、画像形成部14は、搬送用モーター及び排出用モーター(共に不図示)を含む駆動部を備えている。これらは、前記駆動部は、画像形成部14及び用紙排出部30の外枠のカバーや内部フレームなどを構成する筐体29(本発明の装置本体の一例)に設けられている。
給紙装置27,28は、画像転写部18へ向けてシート部材を搬送する。給紙装置27,28それぞれは、トレイ形状の用紙収容部22と、給紙機構15とを備えている。用紙収容部22に、画像転写部18によって画像が形成される印刷用紙Pが積載されている。給紙機構15は、用紙収容部22に収容された印刷用紙Pを一枚ずつ取り出して搬送路26に搬送する。
図2に示されるように、画像形成部14において、給紙装置27の給紙機構15から上方へ向けて搬送路26が形成されている。搬送路26は、筐体29の内部の右側面側に形成されており、右側面に沿って上下方向6に延びている。搬送路26は、後述の合流点T2、転写ローラー35、定着部19、分岐点T1を経由して用紙排出口37に至る区間に形成されている。定着部19を通過した印刷用紙Pは、搬送路26を通って用紙排出口37から外部に排出される。
筐体29の内部において、搬送路26の右側には、反転搬送路39が形成されている。反転搬送路39は、搬送路26の分岐点T1から分岐して合流点T2で再び搬送路26に合流する搬送経路である。ここで、分岐点T1は、搬送路26において定着部19の下流側の出口から反転搬送路39へ搬送経路が分岐される部分である。また、合流点T2は、搬送路26において画像転写部18の上流側において反転搬送路39が搬送路26に合流する部分である。
画像転写部18は、搬送路26を搬送される印刷用紙Pに対して画像転写処理を行う。画像転写部18は、入力された画像データに基づいて、トナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙Pにトナー像を転写する。図2に示されるように、画像転写部18は、感光体ドラム31と、帯電部32と、現像部33と、LSU(Laser Scanning Unit)34と、転写ローラー35と、クリーニング部36と、を備えている。印刷用紙Pが転写ローラー35と感光体ドラム31とのニップ部を通過する際に、トナー像が転写ローラー35によって印刷用紙Pに転写される。トナー像が転写された印刷用紙Pは、画像転写部18よりも印刷用紙Pの搬送方向の下流側(つまり上方側)に配置された定着部19に搬送される。
定着部19は、印刷用紙Pに転写されたトナー像を熱によってその印刷用紙Pに定着させる。定着部19は、加熱ローラー41と加圧ローラー42とを備える。加熱ローラー41は、定着動作時にヒーターなどの加熱装置によって高温に加熱される。印刷用紙Pが定着部19を通過する際に加熱ローラー41によってトナーが加熱されて溶融し、また、加圧ローラー42によって印刷用紙Pが加圧される。これにより、トナー像が印刷用紙Pに定着されて、印刷用紙Pに画像が形成される。定着後の印刷用紙Pは、定着部19の各ローラー41,42によって、定着部19から後述の用紙排出口37へ向けて搬送される。
図3に示されるように、カバー50は、筐体29の右側面に設けられている。カバー50は、筐体29に対してスライド移動可能の支持されている。具体的には、カバー50は、筐体29の右側面を閉塞する閉塞位置と、前記右側面を開放する開放位置(図3に示される位置)との間で前記右側面を開閉可能に支持されている。カバー50のスライド支持機構は、カバー50の幅方向(前後方向7に一致する方向)の両端に設けられたレール51と、このレール51を支持する不図示のレールガイドとにより構成されている。前記レールガイドは、筐体29の内部フレームなどに設けられている。
カバー50の内面には、搬送路26の外側ガイド面26B(図3参照)を構成する外側ガイド部材53が設けられている。カバー50よりも筐体29の内部側には、搬送路26の内側ガイド面26Aを構成する内側ガイド部材60(図4参照、本発明のガイド部材の一例)が設けられている。内側ガイド面26Aは、搬送路26において左側のガイド面であり、外側ガイド面26Bは搬送路26において右側のガイド面である。カバー50が前記閉塞位置にあるときに、カバー50の内面の外側ガイド部材53が内側ガイド部材60の内側ガイド面26Aに対向するように配置される。これにより、外側ガイド部材53と内側ガイド部材60との間に搬送路26の一部が形成される。
図4は、内側ガイド部材60を部分的に示す模式図である。内側ガイド部材60は、搬送路26に沿うように部分的に湾曲された板状の部材で構成されている。内側ガイド部材60は、搬送路26に沿う縦方向(概ね上下方向6に一致する方向)に延出しており、また、搬送路26の幅方向(前後方向7に一致する方向)に延出している。本実施形態では、内側ガイド部材60は、前記縦方向のサイズよりも前記幅方向のサイズのほうが大きい。つまり、内側ガイド部材60は、前記幅方向の長い形状に形成されている。
内側ガイド部材60には、前記幅方向に隔てて複数の開口62が形成されている。内側ガイド部材60の裏面には複数の回転コロ64が共通の回転軸65によって回転可能に支持されている。これら回転コロ64は、内側ガイド部材60の裏面側から内側ガイド面26A側へ開口62を通じて露出されている。
内側ガイド部材60の前記幅方向の中央に矩形状の切り欠き部67(本発明の開口部の一例)が設けられている。切り欠き部67は、内側ガイド部材60を貫通している。切り欠き部67は、内側ガイド部材60の上端部の中央に設けられている。
内側ガイド部材60の裏側には、支持プレート70が設けられている。支持プレート70に光センサー90が取り付けられている。光センサー90は、本発明の光検知部の一例であって、図5に示されるように、光を出射するLEDなどの発光素子91と、光を受光するフォトダイオードなどの受光素子92とを有する反射型のセンサーである。光センサー90は、支持プレート70において、切り欠き部67に対応する位置に取り付けられている。具体的には、切り欠き部67を通じて搬送路26へ発光素子91から光を出射可能な位置に取り付けられており、搬送路26からの反射光を受光素子92が受光可能な位置に設けられている。光センサー90は、切り欠き部67から搬送路26へ出射した光の反射光に基づいて搬送路26を通過する用紙を検知する。
図4及び図5に示されるように、内側ガイド部材60にスライド部材72が設けられている。スライド部材72は、本発明の移動部材の一例であって、図4(A)に示される第1位置(本発明の基準位置の一例)と、図4(B)に示される第2位置(本発明の露出位置の一例)との間で移動可能に内側ガイド部材60に支持されている。スライド部材72は、前記幅方向に細長い板部材で構成されており、内側ガイド部材60の上端部の裏面でスライド可能に支持されている。このスライド部材72は、搬送路26に直交する方向であって内側ガイド部材60に沿う方向(幅方向)へ移動可能に支持されている。スライド部材72の支持機構は、例えば、内側ガイド部材60の裏面に形成されたガイド溝にスライド部材72を摺動可能に支持する構成が適用可能である。
スライド部材72の一方側(後方側)の端部72Aは、内側ガイド部材60の中央を越えて後方側へ延在している。スライド部材72の他方側(前方側)の端部には、三角カム73(本発明のカム部の一例)が設けられている。スライド部材72は、前記第1位置にあるときに端部72Aが切り欠き部67を閉塞する。つまり、前記第1位置はスライド部材72の端部72Aによって切り欠き部67が閉塞される位置である。前記第2位置は、前記第1位置よりも前方側に定められている。スライド部材72は、前記第1位置から前記第2位置に移動すると、端部72Aが切り欠き部67から前方側へ移動して切り欠き部67を開放する。つまり、前記第2位置は、スライド部材72の端部72Aが切り欠き部67を開放する位置である。本実施形態では、図5に示されるように、スライド部材72の端部72Aは、光センサー90と切り欠き部67との間の隙間に挿通されている。
図5に示されるように、スライド部材72に清掃部材76が設けられている。清掃部材76は、スライド部材72において光センサー90に対向する面に設けられている。清掃部材76は、スライド部材72が前記第1位置にあるときに、光センサー90に接触して光センサー90を清掃するものである。具体的には、清掃部材76は、ブラシ、スポンジ、不織布などで構成されている。スライド部材72が前記第1位置にあるときに、発光素子91のレンズ及び受光素子92のレンズに接触して、清掃可能である。
例えば、スライド部材72が前記第2位置にあるときは、光センサー90は、切り欠き部67から発光素子91及び受光素子92が露出されている。そのため、搬送路26を印刷用紙Pが通過する際に生じる紙粉や、上方に位置する転写ローラー35から舞い落ちるトナーなどの粉塵が前記レンズに付着する場合がある。前記レンズに粉塵が付着すると、光センサー90の出射光の輝度が低下し、受光量も低下して、検知精度が著しく落ちる場合がある。このため、本実施形態では、図5に示される連動機構100が設けられており、この連動機構100によってスライド部材72がスライドされる。このスライド部材72のスライド動作時に光センサー90の前記レンズが清掃される。
以下、連動機構100について説明する。連動機構100は、カバー50の開閉動作に連動してスライド部材72を移動させる。詳細には、連動機構100は、カバー50が前記閉塞位置から前記開放位置へ開動作されたことに連動してスライド部材72を前記第2位置から前記第1位置へ移動させる。また、連動機構100は、カバー50が前記開放位置から前記閉塞位置へ閉動作されたことに連動してスライド部材72を前記第1位置から前記第2位置へ移動させる。
具体的には、図5に示されるように、連動機構100は、スライド部材72の他方側(前方側)の端部に設けられた三角カム73と、カバー50に設けられた突出部56(本発明の当接部の一例)とにより構成されている。ここで、図5には、突出部56のみが図示されており、カバー50の図示は省略されている。また、図5(A)は、カバー50が前記開放位置にあるときのスライド部材72を示しており、図5(B)は、カバー50が前記開放位置から前記閉塞位置に動作されるときに突出部56が三角カム73に当接した状態を示しており、図5(C)は、カバー50が前記閉塞位置にあるときのスライド部材72を示している。
突出部56は、例えば、カバー50の内側面に設けられており、前記内面から垂直に立設された棒状部材である。突出部56は、カバー50が前記開放位置から前記閉塞位置へ閉動作された場合に三角カム73に当接して三角カム73を動作させる。三角カム73は、突出部56が当接される傾斜面73Aを有する。傾斜面73Aは、三角カム73において後方側に位置している。図5(A),(B)に示されるように、カバー50が閉じられる過程で突出部56が傾斜面73Aに当接して傾斜面73Aを押圧する。このときの押圧力が三角カム73を前方へ移動させる力に分解される。この分力によってスライド部材72が前記第1位置から前記第2位置へ移動する(図5(C)参照)。これにより、切り欠き部67が開放されて、光センサー90による搬送路26上の印刷用紙の検知が可能となる。
本実施形態では、スライド部材72が前記第1位置と前記第2位置との間を移動する際に、清掃部材76が光センサー90に接触して光センサー90を清掃する。詳細には、スライド部材72が前記第1位置から前記第2位置へ移動する過程で、清掃部材76が発光素子91及び受光素子92のレンズに摺接される。つまり、スライド部材72は、その移動過程で清掃部材76を前記レンズに摺接させる。これにより、前記レンズに付着していた粉塵が清掃部材76によって清掃される。
また、連動機構100は、引っ張りバネ78を有している。引っ張りバネ78は、本発明の付勢部材の一例であり、例えば、コイルバネである。引っ張りバネ78は、スライド部材72を前記第2位置から前記第1位置へ向けて付勢している。具体的には、引っ張りバネ78の一方端がスライド部材72に設けられた固定片79に連結されており、他方端が図示しないフレームに設けられたステー77に連結されている。このように引っ張りバネ78が設けられているため、カバー50が前記閉塞位置から前記開放位置へ開動作されて突出部56が三角カム73の傾斜面73Aから離れると、スライド部材72は、引っ張りバネ78の付勢力を受けて前記第2位置から前記第1位置へ移動する。これにより、カバー50が開けられると、切り欠き部67が端部72Aによって閉塞されて、光センサー90が露出しなくなる。このため、例えば、搬送路26において印刷用紙Pが詰まった場合にカバー50が開けられて除去作業がなされた場合でも、その除去作業中に印刷用紙Pや作業者の指などが光センサー90に接触することが防止される。その結果、光センサー90の焦点ずれや破損などが防止される。
ここで、スライド部材72は、カバー50の開閉動作によって連動する連動機構100によってスライドされるものであるが、例えば、作業者は、カバー50が前記開放位置まで開けられた状態で、スライド部材72の三角カム73を把持部として持って、スライド部材72を前記第1位置と前記第2位置との間で往復動作させることができる。これにより、手動によって発光素子91及び受光素子92のレンズを清掃することができる。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態では、三角カム73及び引っ張りバネ78を備えた連動機構100を例示したが、本発明の第2実施形態として、連動機構100に代えて、図6に示される連動機構101を適用したものであってもよい。以下、本発明の第2実施形態について図6を参照しながら説明する。以下の説明では、上述の第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付し示すことによりその説明を省略する。ここで、図6(A)は、カバー50が前記開放位置にあるときのスライド部材72を示しており、図6(B)は、カバー50が前記閉塞位置にあるときのスライド部材72を示している。
上述の第1実施形態では、三角カム73及び引っ張りバネ78を備えた連動機構100を例示したが、本発明の第2実施形態として、連動機構100に代えて、図6に示される連動機構101を適用したものであってもよい。以下、本発明の第2実施形態について図6を参照しながら説明する。以下の説明では、上述の第1実施形態と共通する構成については、同じ符号を付し示すことによりその説明を省略する。ここで、図6(A)は、カバー50が前記開放位置にあるときのスライド部材72を示しており、図6(B)は、カバー50が前記閉塞位置にあるときのスライド部材72を示している。
図6に示される連動機構101は、スライド部材72の他方側(前方側)に設けられた三角カム74(本発明のカム部の一例)と、カバー50に設けられた突出部56(本発明の当接部の一例)と、圧縮バネ81(本発明の付勢部材の一例)と、を有している。
連動機構101が用いられる場合、カバー50の閉動作に連動してスライド部材72は、切り欠き部67を閉塞する前記第1位置(図6(A)に示される位置)から前記第2位置とは反対側(後方側)に定められた第3位置(図6(B)に示される位置)に移動する。ここで、前記第3位置にスライド部材72が移動すると、スライド部材72によって切り欠き部67が閉塞されたままとなる。この場合、光センサー90は、搬送路26を通る印刷用紙Pを検出できなくなる。そのため、図6に示されるように、スライド部材72において清掃部材76よりも前方側に、開口部83が形成されている。この開口部83は、スライド部材72が前記第3位置に配置されたときに光センサー90に対向する位置に形成されている。このため、スライド部材72が前記第3位置に配置されたとしても、開口部83を通じて、光センサー90は搬送路26へ向けて露出される。つまり、スライド部材72は、前記第1位置にあるときに端部72Aが切り欠き部67を閉塞する。そして、スライド部材72は、前記第1位置よりも後方側の前記第3位置にあるときに、開口部83が切り欠き部67に重なり、切り欠き部67が開放される。このような前記第3位置は、本発明の露出位置の一例である。
圧縮バネ81は、例えば、コイルバネである。圧縮バネ81は、スライド部材72を前記第3位置から前記第1位置へ向けて付勢している。具体的には、圧縮バネ81の一方端がスライド部材72の固定片79に連結されており、他方端がステー77に連結されている。圧縮バネ81は、スライド部材72が前記第1位置にあるときに自然長となり、前記第3位置に有るときに圧縮される。
三角カム74は、突出部56が当接される傾斜面74Aを有する。傾斜面74Aは、三角カム74において前方側に位置している。カバー50が前記開放位置から前記閉塞位置へ閉動作された場合、カバー50が閉じられる過程で、突出部56は、三角カム74の傾斜面74Aに当接して傾斜面74Aを押圧する。このときの押圧力が三角カム74を後方へ移動させる力に分解される。この分力によってスライド部材72が圧縮バネ81のバネ力に抗して前記第1位置から前記第3位置へ移動する(図6(B)参照)。これにより、切り欠き部67が開放されて、光センサー90による搬送路26上の印刷用紙の検知が可能となる。
一方、カバー50が前記閉塞位置から前記開放位置へ開動作されて突出部56が三角カム74の傾斜面74Aから離れると、スライド部材72は、圧縮バネ81の付勢力を受けて前記第3位置から前記第1位置へ移動する。これにより、カバー50が開けられると、切り欠き部67が端部72Aによって閉塞されて、光センサー90が露出しなくなる。これにより、光センサー90が他部材による接触から防止される。
なお、第2実施形態の変形例として、図7に示されるように、清掃部材76に代えて、端部72Aと開口部83との間に短尺な清掃部材76Aが設けられた構成であってもよい。この場合、スライド部材72が前記第1位置に配置された状態で、清掃部材76Aは光センサー90よりも前方側に位置している(図7(A)参照)。また、スライド部材72が前記第3位置に配置された状態で、清掃部材76Aは光センサー90よりも後方側に位置している(図7(B)参照)。したがって、カバー50の開閉動作時に連動機構101がスライド部材72を前記第1位置と前記第3位置との間を往復移動させると、清掃部材76Aがその往復移動毎に光センサー90に摺接しつつ通過する。これにより、光センサー90の清掃効果がより向上する。
なお、上述の各実施形態では、スライド部材72に三角カム73,74が設けられた例について説明したが、三角カム73,74に代えて他のカム機構を適用してもよい。また、カム機構を用いずにスライド部材72を移動させる構成を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、反射型の光センサー90を備える構成について説明したが、透過型の光センサーを備える構成であっても本発明は適用可能である。この場合、発光素子を支持プレート70に設け、受光素子を外側ガイド部材53に設けることにより、スライド部材72の移動によって清掃部材76は前記発光素子のレンズを清掃することができる。
10:画像形成装置
14:画像形成部
50:カバー
56:突出部
60:内側ガイド部材
72:スライド部材
73,74:三角カム
76,76A:清掃部材
78:引っ張りバネ
81:圧縮バネ
90:光センサー
100,101:連動機構
14:画像形成部
50:カバー
56:突出部
60:内側ガイド部材
72:スライド部材
73,74:三角カム
76,76A:清掃部材
78:引っ張りバネ
81:圧縮バネ
90:光センサー
100,101:連動機構
Claims (7)
- 用紙が搬送される搬送路のガイド面を形成するガイド部材と、
前記ガイド部材に設けられた開口部と、
発光素子及び受光素子を有し、前記開口部から前記搬送路へ出射した光に基づいて前記搬送路を通過する用紙を検知する光検知部と、
前記開口部を閉塞する基準位置と前記開口部を開放して前記光検知部を露出する露出位置との間で移動可能な移動部材と、
前記移動部材に設けられ、前記移動部材が前記基準位置と前記露出位置との間を移動する際に前記光検知部に接触して前記光検知部を清掃する清掃部材と、
装置本体の側面に設けられ、前記側面を閉塞する閉塞位置と前記側面を開放する開放位置との間で開閉可能なカバー部材と、
前記カバー部材が前記閉塞位置から前記開放位置へ開動作されたことに連動して前記移動部材を前記露出位置から前記基準位置へ移動させ、前記カバー部材が前記開放位置から前記閉塞位置へ閉動作されたことに連動して前記移動部材を前記基準位置から前記露出位置へ移動させる連動機構と、を備える画像形成装置。 - 前記移動部材は、前記基準位置と前記露出位置との間を移動するときに前記光検知部の前記発光素子及び前記受光素子の両方又はいずれか一方の表面に前記清掃部材を摺接させる請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記連動機構は、前記移動部材に設けられたカム部と、
前記カバー部材に設けられ、前記カバー部材が前記開放位置から前記閉塞位置へ閉動作された場合に前記カム部に当接して前記カム部を動作させて前記移動部材を前記基準位置から前記露出位置へ移動させる当接部と、を有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記移動部材は、前記搬送路に直交する方向へ移動可能に前記ガイド部材に支持されており、移動方向の一方端に前記カム部が設けられている請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記連動機構は、前記移動部材を前記露出位置から前記基準位置へ向けて付勢する付勢部材を有し、
前記移動部材は、前記カバー部材が前記閉塞位置から前記開放位置へ開動作されて前記当接部が前記カム部から離れた場合に前記付勢部材の付勢力を受けて前記露出位置から前記基準位置へ移動する請求項3又は4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記ガイド部材は、前記搬送路における内部側の前記ガイド面を形成するものであり、
前記カバー部材は、前記閉塞位置にあるときに前記カバー部材の内面が前記内部側の前記ガイド面に対向して前記ガイド部材との間で前記搬送路を形成する請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記光検知部は、前記発光素子から出射した光の反射光を前記受光素子で受光することにより、前記用紙を検知する反射型の光センサーである請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015132468A JP2017013962A (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015132468A JP2017013962A (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017013962A true JP2017013962A (ja) | 2017-01-19 |
Family
ID=57827746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015132468A Pending JP2017013962A (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017013962A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018146783A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2015
- 2015-07-01 JP JP2015132468A patent/JP2017013962A/ja active Pending
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JP2018146783A (ja) * | 2017-03-06 | 2018-09-20 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
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