JP2017013343A - 振出式シャープペンシル - Google Patents

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Abstract

【課題】軸筒2を振った際に衝撃音及び摺接音を軽減することができる振出式シャープペンシル1を得ること。
【解決手段】チャック3の後方に重量体12が当接する当接体20と筆記芯10を収容する芯タンク5とを設け、芯タンク5と軸筒2との隙間に重量体12を配し、重量体12の外面に設けた前方受部12aと軸筒2の内面に設けた後方受部14eとの間にコイルスプリング15を配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸筒を前後に振ることにより前進させた重量体で芯繰出機構に設けた当接体を押動し、該当接体の前進に従動して前進するチャックにより、筆記芯を軸筒の先端開口部から突出させる振出式シャープペンシルに関するものである。
従来より、軸筒を前後に振ることにより前進させた重量体で当接体を押動し、該当接体の前進に従動して前進するチャックにより、軸筒の先端開口部から筆記芯を突出させる芯繰出機構を搭載した振出式シャープペンシルは、軸筒を持ち替えずに筆記芯を繰り出すことができることから便利であり、実際に市場でも高評価を得ている。
この振出式シャープペンシルは、軸筒を振った際に、重量体が該軸筒内の前方当接体及び後方当接体に当接することで衝撃音が生じ、また重量体が前後に移動する際に他の部材と摺接する摺接音が生じてしまうものであった。
ところで特許文献1には、重量体が当接する前方の当接体と後方の当接体に弾性片を設けてあり、軸筒を振った際に重量体が当接体に当接する衝撃を弾性片で吸収させ、衝撃音の低減を可能にした振出式シャープペンシルが記載されている。しかしながら特許文献1の振出式シャープペンシルでは、重量体が前後に移動する際に他の部材と摺接する摺接音が生じてしまうこととなる。
特開2012−240407号公報
本発明が解決しようとする課題は、軸筒を振った際に衝撃音及び摺接音を軽減することができる振出式シャープペンシルを得ることにある。
本発明は、
「1.軸筒を前後に振ることにより前進させた重量体で芯繰出機構に設けた当接体を押動し、当接体の前進に従動して前進するチャックにより、筆記芯を軸筒の先端開口部から突出させる振出式シャープペンシルであって、チャックをチャックスプリングにより後方へ弾発して該チャックで筆記芯を挟持させ、チャックの後方に重量体が当接する当接体と筆記芯を収容する芯タンクとを設け、芯タンクと軸筒との隙間に重量体を配し、重量体の外面に設けた前方受部と軸筒の内面に設けた後方受部との間に弾発部材を配し、弾発部材で重量体を常時前方へ弾発する構造の振出式シャープペンシル。
2.芯タンクに重量体を固定した前記1項に記載の振出式シャープペンシル。」である。
本発明の振出式シャープペンシルは、前述の通り、重量体を後方から弾発部材で前方に弾発していることから、重量体の後方への移動が制限されて後方移動した際の衝撃音が発生せず、後方移動時における他の部材との摺接音、例えば芯タンクとの摺接音も僅かとなり、また前方移動においても移動距離が短いことから、前方移動した際の衝撃音も軽減できる。重量体の前後動は弾発部材で規制されて少なくなるが、重量体が前進した際の慣性力に弾発部材の弾発力が加担することから、チャックを前進させることができる。
尚、本発明の振出式シャープペンシルでは、弾発部材で常時重量体を前方へ弾発させることから、重量体及び当接体を介してチャックを前方へ弾発する弾発部材の弾発力は、チャックを後方に弾発するチャックスプリングの弾発力より低く設定して、チャックで筆記芯を挟持させることが肝要である。
弾発部材は、鋼線を巻回して形成したコイルスプリングや、弾力性を有したゴムや発泡樹脂を棒状に形成したものなどが使用できる。
尚、弾発部材にコイルスプリングを採用する場合には、軸筒を前後に振った際に、重量体の後方移動によりコイルスプリングが全圧縮して鋼線同士の接触音が発生しないようバネ定数などを設定することが好ましい。
重量体は、軸筒内で筆記芯を収容する芯タンクの外周に外嵌させる筒状形態が安定して前後動をさせることができるため好ましく、鋼線を巻回して筒状に形成したものや、金属を切削加工して筒状に形成したもの、あるいは合成樹脂を射出成形して筒状に形成したものなどが使用できる。
さらに芯タンクに重量体を固定した場合には、軸筒を振った際における重量体と芯タンクとの摺接音が発生することがなくなる。
尚、芯タンクに重量体を固定した場合には、重量体が後方へ移動することがなくなり、重量体の後方から前方への移動する力は得られないことになるが、本発明の振出式シャープペンシルでは、弾発部材が重量体を前方に弾発することから、チャックを前進させることができる。
本発明では、軸筒を振った際における衝撃音及び摺接音を軽減することができる振出式シャープペンシルを得ることができた。
本実施例の振出式シャープペンシルの縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例における振出式シャープペンシルについて説明をする。また、本実施例では、筆記先端部がある側を前方と表現し、その反対側を後方と表現する。また、軸筒の軸心に近い側を内方と表現し、その反対側を外方と表現する。
本実施例の振出式シャープペンシル1は、従来の振出式シャープペンシルと同様に、軸筒2内に配設したチャック3の後部にコネクター4を圧入固着し、該コネクター4の後部にパイプ材からなる芯タンク5を連結して収容してある。チャック3の頭部3aには締具6が外嵌され、締具6を受け止める連結具7とコネクター4の間にチャックスプリング8を取付荷重200gで張架してある。
連結具7は、軸筒2の前端と軸筒2の前端に螺合された口金9の内段9aとにより挟持されており、口金9には筆記芯10を適度の力で保持する合成ゴム等の弾性体で形成した芯ホルダー11を内蔵してある。
前記芯タンク5には、金属を筒状に切削加工した重量体12を、芯タンク5に対して摺動可能に外嵌してある。
コネクター4には、該コネクター4の略中間部にある基部4aの対向する2カ所に、基部4aより円周方向に周状に伸びた弾性片4bを設けてある。また、2カ所の弾性片4bの各々の先端部には、軸心方向の後方へ向かって突出させた突部4cを形成してある。これによりコネクター4には、重量体12の先端が当接して前方への移動を阻止するための当接体20が形成される。重量体12が当接体20に当接した際には、当接時の衝撃力を弾性片4bが撓むことにより吸収するとともに、チャック3および芯タンク5を前進させて、芯タンク5内に収容した筆記芯10を繰り出せるようにしてある。
軸筒2の後端には、従来の振出式シャープペンシルにも見られるように、クリップ13を一体に形成して設けた頭冠14を挿着してある。該頭冠14は、軸筒2の後端より後方へ突出し且つクリップ13を有した外筒部14aと、軸筒2の後端部内に挿入した内筒部14bとで構成されている。また、外筒部14aの内孔は内筒部14bの内孔より大径に形成してあり、内筒部14bの対向した2カ所には、内筒部14bの内外を連通し前後に伸びたガイド孔14cを形成してある。更に、内筒部14bには外方に突出する凸部14dを設けてあり、凸部14dを軸筒2に形成した係止孔2aに嵌着し、軸筒2に対して頭冠14が回転したり外れたりしないようにしてある。
また、重量体12の後部に設けた前方受部12aと、頭冠14の内筒部14bの先端内孔に設けた後方受部14eとの間に弾発部材としてコイルスプリング15を張架し、軸筒2に対して重量体12を前方に弾発してある。
尚、本実施例ではコイルスプリング15の取付時荷重は150gとしてあり、チャックスプリングの取付時荷重200gより小さく構成することで、チャック3が常時後方へ弾発されて筆記芯10をチャック3で挟持するようにしてある。
また、従来の振出式シャープペンシルと同様に、消しゴム挿入部16aと、芯タンク5の後端部が挿入する前孔16bとを有し、芯タンク5の後端が当接可能な底部16cを設けて構成されたノック体16を、前孔16bを芯タンク5側に向けた状態で頭冠14の外筒部14a側から挿入して、前孔16bが頭冠14の後方受部14eの後方に位置するように配し、ノック体16の外周面に形成した係止突起16dを、頭冠14の内筒部14bに形成したガイド孔14cに係止して、係止突起16dがガイド孔14dの後端部に当接することで、ノック体16が頭冠14より抜け出さないように形成してある。ノック体16の外周面には周状に突出させたスプリング受け部16eを形成してあり、該スプリング受け部16eと頭冠14の後孔段部14fとの間にノックスプリング17を張架してノック体16を後方へ弾発してある。
尚、前記消しゴム挿入部16aには、消しゴム18を挿入して、前端をスプリング受け部16eに当接したキャップ19を着脱自在に被覆してある。
本実施例の振出式シャープペンシル1は、軸筒2を前後に振ることにより重量体12が芯タンク5に沿ってコイルスプリング15を圧縮しながら後退する。このときコイルスプリング15は全圧縮しないようにバネ定数を調整することで鋼線同士が接触しなくなり、重量体12が後方に動く時の摺接音が低減される。更に、重量体12の後方への移動がコイルスプリング15に制限されて後方移動した際の衝撃音が発生せず、後方移動時における他の部材との摺接音、例えば芯タンク5との摺接音も僅かとなる。また、後退した重量体12は、軸筒2を振ることに加えてコイルスプリング15に弾発されて前進し、重量体12の前端がコネクター4の突部4cに当接し、重量体12が当接した際の衝撃力を弾性片4bが撓むことによって吸収しながらコネクター4が前進するとともにチャック3および芯タンク5が従動して前進し、芯タンク5内に収容した筆記芯10が一定量繰り出される。このとき重量体12がコネクター4に当接した際の衝撃力は弾性片4bによって吸収されるので、その際の衝撃音は低減される。
よって、軸筒2を振ることにより重量体12を前後動させて筆記芯を繰り出す際の衝撃音を低減する振出式シャープペンシルを得ることができた。
尚、図示しないが、本実施例において芯タンク5に重量体12を固定した場合は、軸筒2を振った際に重量体12が後方へ移動することがなくなり、重量体12の後方から前方への移動する力は得らないことになるが、コイルスプリング15が重量体12を常時前方へ弾発していることから重量体12を重くしなくてもコネクターを介してチャック4を前進させることができる。これにより、芯タンク5に重量体12を固定した場合には、軸筒2を振った際に発生する摺接音や衝撃音が略無い状態まで低減することが可能となる。
本発明は、軸筒を振って重量体を前後動することにより、チャックを前進させて芯タンク内に収容した筆記芯を繰り出し可能な振出式シャープペンシルにおいて、重量体が前後動して他の部材に当接することで生じる衝撃音を低減したい場合に適用できる。
1…振出式シャープペンシル、
2…軸筒、2a…係止孔、
3…チャック、3a…頭部、
4…コネクター、4a…基部、4b…弾性片、4c…突部、
5…芯タンク、
6…締具、
7…連結具、
8…チャックスプリング、
9…口金、9a…内段、
10…筆記芯、
11…芯ホルダー、
12…重量体、12a…前方受部、
13…クリップ、
14…頭冠、14a…外筒部、14b…内筒部、14c…ガイド孔、14d…凸部、
14e…後方受部、14f…後孔段部、
15…コイルスプリング、
16…ノック体、16a…消しゴム挿入部、16b…前孔、16c…底部、
16d…係止突起、16e…スプリング受け部、
17…ノックスプリング、
18…消しゴム、
19…キャップ、
20…当接体。

Claims (2)

  1. 軸筒を前後に振ることにより前進させた重量体で芯繰出機構に設けた当接体を押動し、当接体の前進に従動して前進するチャックにより、筆記芯を軸筒の先端開口部から突出させる振出式シャープペンシルであって、チャックをチャックスプリングにより後方へ弾発して該チャックで筆記芯を挟持させ、チャックの後方に重量体が当接する当接体と筆記芯を収容する芯タンクとを設け、芯タンクと軸筒との隙間に重量体を配し、重量体の外面に設けた前方受部と軸筒の内面に設けた後方受部との間に弾発部材を配し、弾発部材で重量体を常時前方へ弾発する構造の振出式シャープペンシル。
  2. 芯タンクに重量体を固定した請求項1に記載の振出式シャープペンシル。
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