JP7255857B2 - 芯折れ防止機構付きシャープペンシル - Google Patents

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本発明は、芯の先端外周をスライダーで覆い、筆記に伴ってスライダーを後退させて芯折れを防止するようにした芯折れ防止機構付きシャープペンシルに関するものである。
本体の先端に設けたテーパーに前後動可能にスライダー(芯保護パイプ)を装着し、該スライダーに芯の先端を挿通して芯折れを防止し、芯の消耗にともなってスライダーを後退させるようにしたシャープペンシルが広く知られている(例えば特許文献1参照)。シャープペンシルでは、芯繰り出し機構により繰り出した芯を仮保持するため、ゴム材料等の弾性材料で形成されたブレーカー(芯保持部材)が必要であり、前後動可能にスライダーを設けた場合、通常は、特許文献1に記載のようにスライダーの内部にブレーカーが設けられている。
このようなブレーカー付きスライダーは、筆記にともない本体内に後退するが、その際、芯はチャックに保持された状態で移動しないから、ブレーカー部分で摺動抵抗が発生し、滑らかな筆記感触が得られないことが多い。保持筒の前端に進退可能にホルダーを設け、この保持筒にブレーカーを固定したシャープペンシルも提案されている(例えば特許文献2参照)。しかし、特許文献2に記載のものは、ホルダーとブレーカーを独立的に配置しているので、ホルダーが移動するとき、保持筒の先端で傾いたり、しなったりすることになり、ホルダーの直進性が保証されず、芯折れを生じる可能性がある。
特許第6281696号公報(段落0008、図3) 特開2017-109351号公報(請求項3、段落0010、0016、0020、0025、図10、図11)
本発明の解決課題は、芯を保護するスライダーを移動可能に設けたシャープペンシルにおいて、筆記する際にスライダーが、ブレーカーによる抵抗を生じることなくスムーズに後退し、かつスライダーがしなったり、傾いたりせずに移動できるようにした芯折れ防止機構付きシャープペンシルを提供することである。
本発明によれば、芯繰り出し機構を収納した本体と、該本体の先端に設けられ繰り出された芯を仮保持するブレーカーを有する内テーパーと、該内テーパーの外周を囲んで本体に設けられた外テーパーを具備し、上記ブレーカーは内テーパーの内方先端に設けられ、上記外テーパーには芯を保護するスライダーが前後に移動可能に設けられ、該スライダーには移動する際に上記ブレーカーの外周に摺接可能に嵌り込む案内孔が設けられている芯折れ防止機構付きシャープペンシルが提供される。
また、本発明によれば、上記内テーパーに設けられたブレーカーの外周には貫通孔が形成されており、上記スライダーの後端には該貫通孔に挿通される案内片が設けられている上記芯折れ防止機構付きシャープペンシルが提供される。
上記スライダーは、スライダー本体と該スライダー本体に固定されるスライダーガイドで構成され、スライダーガイドの外周には、スライダー本体が外テーパー内に後退したとき上記内テーパーに着脱可能に嵌合する嵌合部が設けられている上記芯折れ防止機構付きシャープペンシルが提供される。
本発明は上記のように構成され、公知の如き芯繰り出し機構を本体内に収納し、繰り出された芯を仮保持するブレーカーを有する内テーパーを本体の先端に設けたので、通常のようにノック操作等により芯を繰り出すことができる。そして、繰り出された芯は、本体に設けた外テーパーに移動可能に装着したスライダーを通過してスライダーの先端から突出し、芯折れを防止しつつ筆記することができる。筆記にともなってスライダーは本体内に後退するが、この際スライダーにはブレーカーが設けられていないから、スライダーは殆ど抵抗なく移動し、筆記感がよい。さらに、この移動の際、スライダーには、ブレーカーの外周に摺接可能に嵌り込む案内孔を設けたので、スライダーはブレーカーにガイドされて直進動し、しなったり傾いたりすることがなく、確実に芯折れを防止することができる。
また、内テーパーに設けたブレーカーの周囲に貫通孔を形成し、上記スライダーの後端に案内片を設けて該貫通孔に挿通すると、スライダーの直進動が一層確保され、さらにスライダーを、スライダー本体と該スライダー本体に固定されるスライダーガイドで構成し、スライダーガイドの外周に、スライダー本体が外テーパー内に後退したとき上記内テーパーに嵌合する嵌合部を設けると、スライダーが本体内に後退しているとき、不要に動揺しないから、カタカタ音が発生しないようにできる
本発明の一実施例を示す断面図。 スライダーが突出した状態の拡大断面図。 内テーパーを示し、Aは断面図、Bは左側面図。 ブレーカー部分を示し、Aは斜視図、Bは断面図、Cは左側面図、Dは右側面図。 スライダー本体を示し、Aは平面図、Bは断面図。 スライダーガイドを示し、Aは平面図、Bは断面図、Cは右側面図。 スライダーが後退して内テーパーに嵌合した状態の説明図。 使用状態を示す説明図。 スライダーが後退した状態の使用状態を示す説明図。
図面は本発明の一実施例を示し、筒状の本体1は前方が小径に形成されており、その外周にはグリップ2が装着され、先部には外テーパー3が設けられている。本体内には、芯繰り出し機構が収納されている。芯繰り出し機構としては、種々の機構を採用することができるが、図に示す実施例では公知のノック式繰り出し機構が示され、芯タンク4の先部に、芯5を囲む開閉式のチャック6と、チャック6を締着するようチャックの外周を囲むクラッチ7が設けられ、スプリング8で後方に付勢され、後方には消しゴム9とノックキャップ10が設けられている。上記外テーパー3は、本体1の小径部の先に固定した内テーパー11を介して本体に取り付けられているが、本体に直接的に固定するようにしてもよい。
図3、図4を参照し、内テーパー11は筒状に形成され、その内部には、本体1の小径部にねじ着するためのねじ部12が設けられ、かつ芯繰り出し機構のノックキャップをノックしたとき、前進したチャック6の締着を開放するよう上記クラッチ7が当接する段部13が設けられている。また、段部13の前方の内方先端には、繰り出された芯を弾性作用により仮保持するブレーカー14が設けられている。該ブレーカー14は、ゴム材料、プラスチック材料等で有弾性を奏するように構成される。図3に示す実施例では、内テーパーとともにプラスチック材料で一体的に成形し、ブレーカー部分にスリットを設けて弾性的に芯を仮保持できるようにしているが、内テーパーとブレーカーをゴム材料、プラスチック材料等の有弾性材料で一体成形したり、図4に示す如き形状にゴム材料、プラスチック材料等の有弾性材料で内テーパーと別体にブレーカーを形成してから内テーパー内に組み込んでもよい。内テーパー11の外周には、外テーパー3の内周に円周方向に設けた環状突起15が係合する環状溝16と、外テーパー3の内方に長手方向に設けた係止突起17が嵌合する係止溝18が設けられている。
図4は、ブレーカー部分を拡大して示し、長手方向に延びる筒状部19と、半径方向に延びる2つの突起状の連結部20を有し、芯5が挿通する通孔21の周囲にはスリット22を形成して芯を弾性的に仮保持できるようにしてあり、後端にはさら孔23が設けられている。該ブレーカー14の連結部20を内テーパーの内面に連結すると、筒状部19と内テーパー11の内面間には、2つの連結部の円周方向並んだ半円弧状の貫通孔24が形成される。
上記外テーパー3には、前後方向に移動可能にスライダー25が設けられている。図において、該スライダー25は、金属材料で作られたスライダー本体26と、該スライダー本体26に固定されるようプラスチック材料で作られたスライダーガイド27で構成されている。スライダー本体26は、図5に示すように、外テーパー3に設けた突出孔から突出できるよう先端がテーパーした筒状体で、内部に芯が挿通する挿通孔28を有し、後方部分には、上記ブレーカー14の外周に摺接可能に嵌り込む案内孔29が形成され、外周にはスライダーガイド27を固定するための環状溝が30形成されている。
上記スライダーガイド27は、図6に示すように、上記スライダー本体26の外周に嵌着され上記環状溝30に係合する環状突起31を内面に有する筒状の固着部32と、該固着部32より内テーパー側に設けられ上記スライダー本体26の案内孔29と一連をなす案内孔を形成するよう2つの半円弧状の案内片33が設けられており、この案内片33は上記内テーパー11のブレーカー14の周囲に形成された上記貫通孔24に挿入される。上記固着部23の後端には、好ましくは、図7に示すように、スライダー本体26が外テーパー3内に後退したとき、上記内テーパー11の前端に着脱可能に嵌合するよう嵌合部34が設けられ、それによりスライダー25のガタツキを抑えることができる。
図7に示すように、スライダー25が外テーパー3内に後退しているとき、上記芯繰り出し機構をノックすると、公知のように芯5が繰り出されるが、この際チャック6の先端がスライダーガイド27の案内片33の後端に当ってスライダー25を押圧するので、スライダー25は外テーパー3の先端から突出し、芯5を保護する。ノックを停止すると、チャック6が後退してクラッチ7でチャックを締着し、図1、図2に示す状態に戻り、筆記することができる。
図1に示す状態で、先端を紙面に接触させると、図8に示すように、スライダー25は、スライダーガイド27の固着部32がブレーカー14の連結部20に当たるまで後退でき、この間隔が可動距離となる。最初はこの可動距離L1内でスライダーは抵抗なく後退し、図9に示すように筆記にともなってスライダーが後退することにより可動範囲は減少して可動距離L2となるが、この間、スライダー25はブレーカー14に案内されて直線的後退するので、芯は十分に保護され、芯折れが防止される。
1 本体
3 外テーパー
6 チャック
11 内テーパー
14 ブレーカー
24 貫通孔
25 スライダー
26 スライダー本体
27 スライダーガイド
29 案内孔
33 案内片

Claims (3)

  1. 芯繰り出し機構を収納した本体と、
    該本体の先端に設けられ繰り出された芯を仮保持するブレーカーを有する内テーパーと、
    該内テーパーの外周を囲んで本体に設けた外テーパーを具備し、
    上記ブレーカーは内テーパーの内方先端に設けられ、
    上記外テーパーには芯を保護するスライダーが前後に移動可能に設けられ、
    該スライダーには移動する際に上記ブレーカーの外周に摺接可能に嵌り込む案内孔が設けられていて、
    上記スライダーは、
    スライダー本体と
    該スライダー本体に固定されるスライダーガイドで構成されており、
    上記スライダーガイドの外周には、上記スライダー本体が上記外テーパー内に後退した とき上記内テーパーに着脱可能に嵌合する嵌合部が設けられている
    芯折れ防止機構付きシャープペンシル。
  2. 上記内テーパーに設けられるブレーカーの外周には貫通孔が形成され、上記スライダーの後端には該貫通孔に挿通される案内片が設けられている請求項1に記載の芯折れ防止機構付きシャープペンシル。
  3. 上記ブレーカーは、内テーパーと一体成形されている請求項1又は2に記載の芯折れ防止機構付きシャープペンシル。
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