JP2017012306A - シートカバー及び車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】表皮片同士の縫い代のうちパッド材の表面に沿って倒される縫い代が不用意に立ち上がった場合でも、当該縫い代が立ち上がった状態のままになることを防止又は抑制する。
【解決手段】シートクッションカバー12では、複数枚の表皮片が縫い代において互いに縫合されることによりカバー本体22が形成される。このカバー本体22がシートクッション16のシートクッションパッド20に被せられた状態では、カバー本体22の裏面側に配置された縫い代28A、30Aが、シートクッションパッド20の表面20Aに沿って倒される。このカバー本体22の裏面側には、縫い代28A、30Aを跨いだ状態で、低摩擦布50が取り付けられている。この低摩擦布50は、カバー本体22とシートクッションパッド20との間に介在しており、縫い代28A、30Aと接する表面の摩擦係数が、シートクッションパッド20の表面の摩擦係数よりも低く設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートカバー及び車両用シートに関する。
下記特許文献1に記載されたトラックシートに用いるシートクッションでは、シートクッションフレームに組み付けられたシートクッションパッド(パッド材)に、シートクッショントリムカバーアッセンブリ(シートカバー)が被せられている。このシートカバーは、少なくとも乗降側シート側面の乗降領域を避けて、まちカバーに分割されている。そして、玉縁を用いるか接ぎ合わせで、そのまちカバーを縫い合わせている。このシートカバーでは、乗員の臀部の動く左右の方向において、上記乗降側シート側面の乗降領域から着座面にステッチを入れることにより、臀部の擦り付け面積を減らすようにしている。これにより、乗員が乗降する際、臀部が乗降側シート側面の乗降領域において玉縁や接ぎ合わせに擦れることによる表皮の破れを防止すると共に、表皮に皺や弛みが発生することを抑え、外観性を損なわずに商品性を長く確保するようにしている。
特開2012−176142号公報
上記のようなシートカバーは、布や革等を用いて形成された複数枚の表皮片が縫い代において互いに縫合されることにより袋状に縫製される。各表皮片の縫い代は、パッド材と接触するシートカバーの裏面側に配置される。このような縫い代は、例えばパッド材の表面に形成された溝内に収容される。
但し、表皮片同士の縫合部が車両用シートの一の意匠面上(段差や屈曲なく連続した同一面上)に設定される場合には、上記のような溝が省略されることがある。このような場合、例えば、表皮片同士の縫い代が、パッド材の表面に沿うように一方向へ倒された状態でパッド材の表面に押し当てられる。このような縫合部が設定されたシートカバーの領域に対して、乗員の身体が繰り返し摺接すると、シートカバーの裏面側に位置する縫い代がパッド材の表面に対して繰り返し摺接する。その結果、縫い代が立ち上がり、縫い代の先端がパッド材の表面に食い込むことがある。このような場合、縫い代が立ち上がった状態のままになり、当該縫い代において縫合された縫合部が隆起することにより、車両用シートの外観品質が低下するなどの問題が生じることがある。
本発明は上記事実を考慮し、表皮片同士の縫い代のうちパッド材の表面に沿って倒される縫い代が不用意に立ち上がった場合でも、当該縫い代が立ち上がった状態のままになることを防止又は抑制できるシートカバー及び車両用シートを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るシートカバーは、複数枚の表皮片が縫い代において互いに縫合されて形成され、車両用シートのパッド材に被せられ、前記パッド材と対向する裏面側に配置された複数の前記縫い代の一部が前記パッド材の表面に沿って倒されるカバー本体と、前記一部の縫い代を跨いだ状態で前記カバー本体の裏面側に取り付けられ、前記カバー本体と前記パッド材との間に介在されると共に、前記一部の縫い代と接する表面の摩擦係数が、前記パッド材の表面の摩擦係数よりも低い低摩擦布と、を備えている。
請求項1に記載のシートカバーでは、複数枚の表皮片が縫い代において互いに縫合されることによりカバー本体が形成される。このカバー本体が車両用シートのパッド材に被せられた状態では、カバー本体の裏面側に配置された複数の縫い代の一部が、パッド材の表面に沿って倒される。このカバー本体の裏面側には、上記一部の縫い代を跨いだ状態で、低摩擦布が取り付けられている。この低摩擦布は、カバー本体とパッド材との間に介在しており、上記一部の縫い代と接する表面の摩擦係数が、パッド材の表面の摩擦係数よりも低く設定されている。このため、乗員の身体がカバー本体の表面に対して繰り返し摺接することなどにより、上記一部の縫い代が不用意に立ち上がった場合でも、当該縫い代が低摩擦布に対して滑ることにより、当該縫い代を元の倒れた状態に戻すことができる。これにより、縫い代が立ち上がった状態のままになることを防止又は抑制できる。
請求項2に記載の発明に係るシートカバーは、請求項1において、前記カバー本体が前記パッド材に被せられた状態では、前記一部の縫い代において縫合された一対の前記表皮片が、前記車両用シートのシートクッション又はシートバックにおける車両幅方向外側のサイドサポート部の表面を構成すると共に、前記一部の縫い代が、前記サイドサポート部の車両幅方向中間部において車両幅方向と交差する方向に延在する。
請求項2に記載のシートカバーでは、車両用シートのシートクッション又はシートバックにおける車両幅方向外側のサイドサポート部の表面が、互いに縫合された一対の表皮片によって構成される。そして、これらの表皮片の縫合部の縫い代が、上記サイドサポート部の車両幅方向中間部において車両幅方向と交差する方向に延在し、パッド材の表面に沿って倒される。このような構成では、乗員の車両乗降時に、乗員の身体が車両幅方向外側のサイドサポート部と繰り返し摺接することにより、上記の縫い代が立ち上がり易いが、本発明では、低摩擦布によって立ち上がった縫い代を元の倒れた状態に戻すことができる。
請求項3に記載の発明に係るシートカバーは、請求項2において、前記低摩擦布は、前記サイドサポート部の長手方向中間部に配設されている。
請求項3に記載のシートカバーでは、車両用シートのシートクッション又はシートバックにおいて、車両幅方向外側のサイドサポート部の長手方向中間部(シートクッションの場合は前後方向中間部であり、シートバックの場合は上下方向中間部)に低摩擦布が配設されている。このようなサイドサポート部の長手方向中間部では、長手方向両端部と比較して、立ち上がった縫い代が自然に元の倒れた状態に戻り難いが、本発明では、低摩擦布によって立ち上がった縫い代を元の倒れた状態に戻すことができる。
請求項4に記載の発明に係るシートカバーは、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記低摩擦布の両縁部が、前記表皮片同士の縫合部に共縫いされている。
請求項4に記載のシートカバーでは、低摩擦布の両縁部が、表皮片同士の縫合部に共縫いされるため、表皮片同士の縫製工程において、カバー本体への低摩擦布の取り付け作業を完了することができる。これにより、製造を効率化することができる。
請求項5に記載の発明に係るシートカバーは、請求項1〜請求項4の何れか1項において、前記低摩擦布は、合成繊維のトリコット生地によって構成されている。
請求項5に記載のシートカバーでは、廉価な合成繊維のトリコット生地によって低摩擦布が構成されているため、低コスト化を図ることができる。
請求項6に記載の発明に係る車両用シートは、シートクッションのパッド材であるシートクッションパッドを覆うシートクッションカバーと、シートバックのパッド材であるシートバックパッドを覆うシートバックカバーのうちの少なくとも一方が、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシートカバーとされている。
請求項6に記載の車両用シートでは、シートクッションカバーとシートバックカバーのうちの少なくとも一方が、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシートカバーとされているため、前述した効果を奏する。
以上説明したように、本発明に係るシートカバー及び車両用シートでは、表皮片同士の縫い代のうちパッド材の表面に沿って倒される縫い代が不用意に立ち上がった場合でも、当該縫い代が立ち上がった状態のままになることを防止又は抑制できる。
本発明の実施形態に係る車両用シートの部分的な構成を示す斜視図である。 図1のF2−F2線に沿った切断面に対応した断面図である。 図2の一部を拡大した拡大断面図である。 シートクッションカバーを裏面側から見た斜視図である。 シートクッションカバーの一部の縫製工程における第1工程を示す断面図である。 同縫製工程の第2工程を示す断面図である。 同縫製工程の第3工程を示す断面図である。 同縫製工程の第4工程を示す断面図である。 同縫製工程の第5工程を示す断面図である。 図1のF6−F6線に沿った切断面に対応した断面図である。 シートバックカバーを裏面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態の比較例を示す図2に対応した断面図である。 図8の一部を拡大した拡大断面図である。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の実施形態に係るシートカバーとしてのシートクッションカバー12及びシートバックカバー14と、これらのシートクッションカバー12及びシートバックカバー14を含んで構成された車両用シート10と、について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印OUTは車両幅方向(車両左右方向)の外方(左方)を示している。以下、単に前後左右上下の方向を用いて説明する場合は、車両に対する方向を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション16と、シートクッション16の後端部から立設され、乗員の背凭れとなるシートバック18とを備えている。この車両用シート10は、車両の前席又は後席であり、ここでは車室内の左側に配置されている。この車両用シート10の前後左右上下の方向は、車両の前後左右上下の方向と一致している。
(シートクッションの構成)
シートクッション16の車両幅方向中間部には、乗員の臀部及び大腿部を車両下方側から支持する着座部16Aが設けられており、この着座部16Aの車両幅方向両側には、左右のサイドサポート部16B、16Cが設けられている。左右のサイドサポート部16B、16Cは、着座部16Aよりも車両上方側へ膨出しており、乗員の臀部及び大腿部を側方から支持する構成になっている。
このシートクッション16は、図2及び図3に示されるように、パッド材(クッション材)であるシートクッションパッド20を備えている。このシートクッションパッド20は、シートクッション16の骨格を構成する図示しないシートクッションフレームに支持されている。このシートクッションパッド20には、シートクッションカバー12の本体部を構成するカバー本体22が被せられている。
カバー本体22は、図4に示される表皮片24、26、28、30、32、34、36を含む複数枚の表皮片が、カバー本体22の裏面側に配置された複数の縫い代において互いに縫合される(縫い合わされる)ことにより袋状に形成されている。上記複数枚の表皮片は裏返し状態で縫合されることによりカバー本体22が裏返し状態の袋状に縫製され、この裏返し状のカバー本体22がシートクッションパッド20に被せられながら表裏反転される。なお、上記複数枚の表皮片の材料としては、布材、皮革、合成皮革、その他の材料が適用される。
カバー本体22がシートクッションパッド20に被せられた状態では、シート幅方向(車両幅方向)に並ぶ一対の表皮片28、30によって、車両幅方向外側のサイドサポート部16Bの表面(上面)が構成される。一対の表皮片28、30は、サイドサポート部16Bの長手方向(車両前後方向)に沿って延びる縫合部S1において互いに縫合(結合)されている。この縫合部S1においては、図2に示されるように、表皮片28のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代28Aと、表皮片30のシート幅方向内側縁部に設けられた縫い代30Aとが互いに重ね合わされて縫糸38により縫合されている。これらの縫い代28A、30Aは、サイドサポート部16Bの車両幅方向中間部において車両幅方向と交差する方向(車両前後方向)に延在しており、段差や屈曲なく連続した同一の意匠面であるサイドサポート部16Bの上面に設定されている。
さらに、これらの縫い代28A、30Aは、シートクッションパッド20の表面20Aに沿うように車両幅方向外側へ倒されて(折られて)おり、表皮片30における縫い代30Aと隣接する部分に縫糸40によって縫合されている。この縫糸40は、縫合部S1に沿って車両前後方向に延びるシングルステッチを構成しており、飾りステッチとしてシートクッションカバー12のデザイン性を向上させている。なお、この縫糸40が省略された構成(ステッチ無し)にしてもよい。
一対の表皮片28、30のうちシート幅方向内側に位置する表皮片28は、着座部16Aの表面を構成する表皮片24、26に隣接して配置されており、縫合部S2において表皮片24、26と縫合されている。この縫合部S2においては、表皮片24のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代24A、及び表皮片26のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代26A(図4参照)が、表皮片28のシート幅方向内側縁部に設けられた縫い代28Bに対して重ね合わされ、縫糸42により縫合されている。
一対の表皮片28、30のうちシート幅方向外側に位置する表皮片30は、シートクッション16の側面を構成する表皮片32に隣接して配置されており、縫合部S3において表皮片32と縫合されている。この縫合部S3においては、表皮片30のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代30Bと、表皮片32の上縁部に設けられた縫い代32Aとが互いに重ね合わされて、縫糸44により縫合されている。さらに、表皮片30は、縫い代30Bがシート幅方向内側へ折り返されており、折返し前後の部分が縫糸46によって縫合されている。同様に、表皮片32は、縫い代32Aが下方側へ折り返されており、折返し前後の部分が縫糸48によって縫合されている。これらの縫糸46、48は、縫合部S3に沿って車両前後方向に延びるダブルステッチを構成しており、飾りステッチとしてシートクッションカバー12のデザイン性を向上させている。
一対の表皮片28、30の裏面側において、一対の表皮片28、30とシートクッションパッド20との間には、カバー本体22と共にシートクッションカバー12を構成する低摩擦布50が介在している。この低摩擦布50は、ナイロンやポリエステル等の合成繊維がトリコット編みにされた廉価なトリコット生地が、略矩形状に切り出されて形成されたものである。このトリコット生地としては、例えば、桐生トリコット株式会社製のES1500(品番;ES1500、規格;150cm巾×100m乱、密度;66コース、28ウェル、目付;m/約90グラム、厚み;約0.3mm)や、TFクインズ(品番;TFクインズ、密度;36コース、28ウェル、目付;m/約45グラム、厚み;約0.25mm)等を挙げることができる。
この低摩擦布50は、サイドサポート部16Bよりも車両前後方向の寸法が小さく設定されており、サイドサポート部16Bの長手方向中間部(車両前後方向中間部)に配置されている。この低摩擦布50は、車両幅方向内側の縁部に設けられた縫い代50Aが、縫合部S2の縫糸42によって表皮片24、26、28に縫合(共縫い)されると共に、縫糸52によって表皮片28の縫い代28Bに縫合(捨て縫い)されている。なお、縫合部S2には、縫糸42、52によって吊り込み袋120が縫合されている。この吊り込み袋120には、シートクッション16の前後方向に延びるワイヤ122が挿通されている。このワイヤ122は、シートクッション16の前後方向に延びる別のワイヤ124とホグリング126によって連結固定されている。このワイヤ124は、一体発泡によりシートクッションパッド20に埋め込まれている。
また、低摩擦布50は、車両幅方向外側の縁部に設けられた縫い代50Bが、縫合部S3の縫糸44によって表皮片30、32に縫合(共縫い)されている。また、この縫い代50Bは、縫糸54によって表皮片30の縫い代30Bに縫合(捨て縫い)されると共に、表皮片30の縫い代30Bと一緒にシート幅方向内側へ折り返されており、折返し前後の部分が縫糸46によって縫合されている。
上記により、低摩擦布50が縫合部S2、S3の間に掛け渡されている。この低摩擦布50は、縫い代28A、30Aを含む表皮片28、30と接する表面の摩擦係数が、シートクッションパッド20の表面20Aの摩擦係数よりも小さく設定されている。この摩擦係数の測定方法としては、例えば、JIS K7125(プラスチックフィルム及びシートの摩擦係数測定方法)を挙げることができる。
次に、上述した表皮片24、28、30、32及び低摩擦布50の縫製工程(縫合手順)を、図5A〜図5Eに基づいて説明する。図5Aに示されるように、第1工程では、表皮片28の縫い代28Aと、表皮片30の縫い代30Aとが重ね合わされて、縫糸38により縫合される。次いで、第2工程では、図5Bに示されるように、縫い代28A、30Aが、表皮片30の中央側(図5Bでは右側)へ倒され、表皮片30における縫い代30Aと隣接する部分に縫糸40によって縫合される。次いで、第3工程では、図5Cに示されるように、低摩擦布50の縫い代50A、50Bが、縫糸52、54によって表皮片28、30の縫い代28B、30Bに縫合(捨て縫い)される。
次いで、第4工程では、図5Dに示されるように、表皮片30及び低摩擦布50の縫い代30B、50Bと、表皮片32の縫い代32Aとが重ね合わされ、縫糸44により縫合される。次いで、第5工程では、図5Eに示されるように、表皮片30及び低摩擦布50の縫い代30B、50Bと、表皮片32の縫い代32Aとが互いに反対側へ折り返され、折返し前後の部分が縫糸46、48によって縫合される。また、この第5工程では、表皮片28及び低摩擦布50の縫い代28B、50Aと、表皮片24の縫い代24A及び図示しない表皮片26の縫い代とが重ね合わされ、縫糸42によって縫合される。なお、図5C〜図5Eでは、吊り込み袋120の図示を省略しているが、上記の第3、第5工程において、吊り込み袋120が縫合部S2に縫合される。次に、シートバック18の構成について説明する。
(シートバックの構成)
図1に示されるように、シートバック18の車両幅方向中央側には、乗員の腰部及び背部を車両後方側から支持する背凭れ部18Aが設けられており、この背凭れ部18Aの車両幅方向両側には、左右のサイドサポート部18B、18Cが設けられている。左右のサイドサポート部18B、18Cは、背凭れ部18Aよりも車両前方側へ膨出しており、乗員の腰部及び背部を側方から支持する構成になっている。
このシートバック18は、図6に示されるように、パッド材(クッション材)であるシートバックパッド56を備えている。このシートバックパッド56は、シートバック18の骨格を構成する図示しないシートバックフレームに支持されている。このシートバックパッド56には、シートバックカバー14の本体部を構成するカバー本体58が被せられている。
カバー本体58は、図7に示される表皮片60、62、64、66、68、70、72、74を含む複数枚の表皮片が、カバー本体58の裏面側に配置された複数の縫い代において互いに縫合されることにより袋状に形成されている。上記複数枚の表皮片は裏返し状態で縫合されることによりカバー本体58が裏返し状態の袋状に縫製され、この裏返し状のカバー本体58がシートバックパッド56に被せられながら表裏反転される。なお、上記複数枚の表皮片の材料としては、布材、皮革、合成皮革、その他の材料が適用される。
カバー本体58がシートバックパッド56に被せられた状態では、シート幅方向(車両幅方向)に並ぶ一対の表皮片62、64によって、車両幅方向外側のサイドサポート部18Bの表面(前面)が構成される。一対の表皮片62、64は、サイドサポート部18Bの長手方向(車両上下方向)に沿って延びる縫合部S4において互いに縫合(結合)されている。この縫合部S4においては、図6に示されるように、表皮片62のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代62Aと、表皮片64のシート幅方向内側縁部に設けられた縫い代64Aとが互いに重ね合わされて縫糸76により縫合されている。これらの縫い代62A、64Aは、サイドサポート部18Bの車両幅方向中間部において車両幅方向と交差する方向(車両前後方向)に延在しており、段差や屈曲なく連続した同一の意匠面であるサイドサポート部18Bの前面に設定されている。
さらに、これらの縫い代62A、64Aは、シートバックパッド56の表面56Aに沿うように車両幅方向外側へ倒されて(折られて)おり、表皮片64における縫い代64Aと隣接する部分に縫糸78によって縫合されている。この縫糸78は、縫合部S4に沿って車両前後方向に延びるシングルステッチを構成しており、飾りステッチとしてシートバックカバー14のデザイン性を向上させている。なお、この縫糸78が省略された構成(ステッチ無し)にしてもよい。
一対の表皮片62、64のうちシート幅方向内側に位置する表皮片62は、背凭れ部18Aの表面を構成する表皮片60、70に隣接して配置されており、縫合部S5において表皮片60、70と縫合されている。この縫合部S5においては、表皮片60のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代60A、及び表皮片70のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代70A(図7参照)が、表皮片62のシート幅方向内側縁部に設けられた縫い代62Bに対して重ね合わされ、縫糸80により縫合されている。
一対の表皮片62、64のうちシート幅方向外側に位置する表皮片64は、シートバック18の側面を構成する表皮片82に隣接して配置されており、縫合部S6において表皮片82と縫合されている。この縫合部S6においては、表皮片64のシート幅方向外側縁部に設けられた縫い代64Bと、表皮片82の前縁部に設けられた縫い代82Aとが互いに重ね合わされて、縫糸84により縫合されている。さらに、表皮片64は、縫い代64Bがシート幅方向内側へ折り返されており、折返し前後の部分が縫糸86によって縫合されている。同様に、表皮片82は、縫い代82Aが後方側へ折り返されており、折返し前後の部分が縫糸88によって縫合されている。これらの縫糸86、88は、縫合部S6に沿って車両前後方向に延びるダブルステッチを構成しており、飾りステッチとしてシートクッションカバー12のデザイン性を向上させている。
一対の表皮片62、64の裏面側において、一対の表皮片62、64とシートバックパッド56との間には、カバー本体58と共にシートバックカバー14を構成する低摩擦布90が介在している。この低摩擦布90は、低摩擦布50と同様のトリコット生地が、略矩形状に切り出されて形成されたものである。なお、低摩擦布50、90の材料としては、トリコット生地に限らず、不織布、服生地、薄皮など、廉価な布状又はシート状(面状)の材料を用いることができる。
この低摩擦布90は、サイドサポート部18Bよりも車両上下方向の寸法が小さく設定されており、サイドサポート部18Bの長手方向中間部(車両上下方向中間部)に配置されている。この低摩擦布90は、車両幅方向内側の縁部に設けられた縫い代90Aが、縫合部S5の縫糸80によって表皮片60、62に縫合(共縫い)されると共に、縫糸92によって表皮片62の縫い代62Bに縫合(捨て縫い)されている。なお、縫合部S5には、縫糸80、92によって吊り込み袋110が縫合されている。この吊り込み袋110には、シートバック18の上下方向に延びるワイヤ112が挿通されている。このワイヤ112は、シートバック18の上下方向に延びる別のワイヤ114とホグリング116によって連結固定されている。このワイヤ114は、一体発泡によりシートバックパッド56に埋め込まれている。
また、低摩擦布90は、車両幅方向外側の縁部に設けられた縫い代90Bが、縫合部S6の縫糸84によって表皮片64、82に縫合(共縫い)されている。また、この縫い代90Bは、縫糸94によって表皮片64の縫い代64Bに縫合(捨て縫い)されると共に、表皮片64の縫い代64Bと一緒にシート幅方向内側へ折り返されており、折返し前後の部分が縫糸86によって縫合されている。
上記により、低摩擦布90が縫合部S5、S6の間に掛け渡されている。この低摩擦布90は、縫い代62A、64Aを含む表皮片62、64と接する表面の摩擦係数が、シートバックパッド56の表面56Aの摩擦係数よりも小さく設定されている。この摩擦係数の測定方法としては、例えば、JIS K7125(プラスチックフィルム及びシートの摩擦係数測定方法)を挙げることができる。なお、表皮片60、62、64、82及び低摩擦布90の縫製工程は、表皮片24、28、30、、32及び低摩擦布50の縫製工程(図5A〜図5E参照)と同様であるため、説明を省略する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、本実施形態に係るシートクッションカバー12及びシートバックカバー14では、基本的に同様の作用及び効果が得られるため、シートクッションカバー12の作用及び効果について説明し、シートバックカバー14の作用及び効果の説明を省略する。
上記構成の車両用シート10のシートクッションカバー12では、複数枚の表皮片が縫い代において互いに縫合されることによりカバー本体22が形成される。このカバー本体22がシートクッション16のシートクッションパッド20に被せられた状態では、カバー本体22の裏面側に配置された縫い代28A、30Aが、シートクッションパッド20の表面20Aに沿って倒される。このカバー本体22の裏面側には、縫い代28A、30Aを跨いだ状態で、低摩擦布50が取り付けられている。この低摩擦布50は、カバー本体22とシートクッションパッド20との間に介在しており、縫い代28A、30Aと接する表面の摩擦係数が、シートクッションパッド20の表面20Aの摩擦係数よりも低く設定されている。このため、乗員の身体(臀部など)がカバー本体22の表面に対して繰り返し摺接することなどにより、縫い代28A、30Aが不用意に立ち上がった場合でも、縫い代28A、30Aが低摩擦布50に対して滑ることにより、当該縫い代28A、30Aを元の倒れた状態に戻すことができる。これにより、縫い代28A、30Aが立ち上がった状態のままになることを防止又は抑制できる。
上記の効果について、図8及び図9に示されるシートクッションカバー100(比較例)を用いて補足する。このシートクッションカバー100は、本実施形態に係る低摩擦布50を備えていないが、それ以外の構成はシートクッションカバー12と同様とされている。なお、図8及び図9においては、本実施形態と同様の構成に同符号を付している。
このシートクッションカバー100では、乗員の臀部(図8の尻型H参照)がカバー本体22の表面に対して繰り返し摺接することなどにより、縫い代28A、30Aが不用意に立ち上がった場合、縫い代28A、30Aの先端がシートクッションパッド20の表面20Aに食い込むことにより、縫い代28A、30Aが立ち上がった状態のまま保持されてしまうことがある。このような場合、図8及び図9に示されるように、縫合部S1が隆起することにより、シートクッション16の外観品質が低下してしまう。また、乗員の車両乗降時に乗員の衣類が隆起した縫合部S1と摺接することにより、乗員の乗降の抵抗が増加することになる。
この点、本実施形態では、縫い代28A、30Aとシートクッションパッド20との間に低摩擦布50が介在しているため、乗員の臀部(図2の尻型H参照)がカバー本体22の表面に対して繰り返し摺接することなどにより、縫い代28A、30Aが不用意に立ち上がった場合でも、縫い代28A、30Aの先端がシートクッションパッド20の表面に食い込むことが防止又は抑制される。これにより、低摩擦布50によって縫い代28A、30Bが立ち上がった状態のままになることを防止又は抑制できるので、上述の如き外観品質の低下や、乗員の乗降の抵抗が増加することを回避できる。
なお、縫合部S1の両サイドに、縫合部S3における縫糸46、48のようなダブルステッチを設定し、表皮片28、30における縫い代28A、30Aと隣接する部分にそれぞれ縫い代28A、30Aを縫合する構成にすれば、縫い代28A、30Aが不用意に立ち上がることを防止できる。しかしながら、ダブルステッチの設定により、デザイン上の自由度が低下してしまう。この点、本実施形態では、シングルステッチやステッチ無しのデザインを採用することができるため、デザインの自由度を向上させることができる。
また、本実施形態では、シートクッションパッド20に沿って倒された縫い代28A、30Aが、シートクッション16の車両幅方向外側のサイドサポート部16Bに設けられており、当該サイドサポート部16Bの車両幅方向中間部において車両前後方向に延在している。このような構成では、乗員の車両乗降時に、乗員の臀部がサイドサポート部16Bと繰り返し摺接することにより、縫い代28A、30Aが立ち上がり易いが、本実施形態では、上述したように、低摩擦布50によって立ち上がった縫い代28A、30Aを元の倒れた状態に戻すことができる。
さらに、本実施形態では、低摩擦布50が、車両幅方向外側のサイドサポート部16Bの長手方向中間部(前後方向中間部)に配設されている。このサイドサポート部16Bの前後方向中間部では、前後方向両端部と比較して、立ち上がった縫い代28A、30Aが自然に元の倒れた状態に戻り難いが、本実施形態では、低摩擦布50によって立ち上がった縫い代28A、30Aを元の倒れた状態に戻すことができる。しかも、サイドサポート部16Bの長手方向の全域に低摩擦布50を設ける場合と比較して、低摩擦布50を小さくすることができるので、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態では、低摩擦布50の車両幅方向両縁部に設けられた縫い代50A、50Bが、表皮片24、26、28の縫合部S2及び表皮片30、32の縫合部S3に共縫いされている。このため、縫合部S2、S3の縫製工程において、カバー本体22への低摩擦布50の取り付け作業を完了することができる。これにより、製造を効率化することができる。
また、本実施形態では、低摩擦布50が、廉価な合成繊維のトリコット生地によって構成されているため、低コスト化を図ることができる。なお、シートバックカバー14においても、シートクッションカバー12の低摩擦布50と同様の低摩擦布90を備えているため、シートクッションカバー12と同様の作用及び効果を奏する。
(実施形態の補足説明)
上記実施形態では、低摩擦布50の縫い代50A、50Bが、表皮片24、26、28の縫合部S2及び表皮片30、32の縫合部S3に共縫いされると共に、低摩擦布90の縫い代90A、90Bが、表皮片60、62、70の縫合部S5及び表皮片64、82の縫合部S6に共縫いされた構成にしたが、本発明はこれに限らず、カバー本体22、58への低摩擦布50、90の取り付け方は適宜変更することができる。例えば、接着やステープラ等の手段によって低摩擦布がカバー本体に取り付けられた構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、低摩擦布50の縫い代50A、50Bが縫糸52、54によって表皮片28、30に捨て縫いされると共に、低摩擦布90の縫い代90A、90Bが縫糸92、94によって表皮片62、64に捨て縫いされた構成にしたが、本発明はこれに限らず、縫糸52、54、62、64が省略された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、車両用シート10が車室内の左側に配置された場合について説明したが、これに限らず、本発明に係る車両用シートが車室内の右側に配置された構成にしてもよい。その場合、シートクッションカバー及びシートバックカバーの構成が上記実施形態とは左右対称になる。また、車両用シートが車両幅方向に長尺な3人掛けのシートとされた構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことはいうまでもない。
10 車両用シート
12 シートクッションカバー(シートカバー)
14 シートバックカバー(シートカバー)
16 シートクッション
16B 車両幅方向外側のサイドサポート部
18 シートバック
18B 車両幅方向外側のサイドサポート部
20 シートクッションパッド(パッド材)
20A シートクッションパッドの表面
22 カバー本体
24、26、28、30、32、34、36 表皮片
28A、30A 一部の縫い代
50 低摩擦布
50A、50B 縫い代(両縁部)
56 シートバックパッド
56A シートバックパッドの表面
58 カバー本体
60、62、64、66、68、70、72、74、82 表皮片
62A、64A 一部の縫い代
90 低摩擦布
90A、90B 縫い代(両縁部)

Claims (6)

  1. 複数枚の表皮片が縫い代において互いに縫合されて形成され、車両用シートのパッド材に被せられ、前記パッド材と対向する裏面側に配置された複数の前記縫い代の一部が前記パッド材の表面に沿って倒されるカバー本体と、
    前記一部の縫い代を跨いだ状態で前記カバー本体の裏面側に取り付けられ、前記カバー本体と前記パッド材との間に介在されると共に、前記一部の縫い代と接する表面の摩擦係数が、前記パッド材の表面の摩擦係数よりも低い低摩擦布と、
    を備えたシートカバー。
  2. 前記カバー本体が前記パッド材に被せられた状態では、前記一部の縫い代において縫合された一対の前記表皮片が、前記車両用シートのシートクッション又はシートバックにおける車両幅方向外側のサイドサポート部の表面を構成すると共に、前記一部の縫い代が、前記サイドサポート部の車両幅方向中間部において車両幅方向と交差する方向に延在する請求項1に記載のシートカバー。
  3. 前記低摩擦布は、前記サイドサポート部の長手方向中間部に配設されている請求項2に記載のシートカバー。
  4. 前記低摩擦布の両縁部が、前記表皮片同士の縫合部に共縫いされている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシートカバー。
  5. 前記低摩擦布は、合成繊維のトリコット生地によって構成されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシートカバー。
  6. シートクッションのパッド材であるシートクッションパッドを覆うシートクッションカバーと、シートバックのパッド材であるシートバックパッドを覆うシートバックカバーのうちの少なくとも一方が、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のシートカバーとされた車両用シート。
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