JP2017011891A - ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】バリ除去作業に係るコストの増加を抑制するとともに、ロータコアとエンドプレートとの密着が阻害されるのを抑制することである。【解決手段】ロータコア22の端面に開口部を有する収納穴41に磁石31が挿入され、この開口部から収納穴41に注入された充填材50が収納穴41で硬化した後に、充填材50の注入部51(モールドバリ55)と対向する部位に凹部25を有するエンドプレート24がロータコア22の端面に固定されるので、凹部25によって注入部51(モールドバリ55)とエンドプレート24との干渉が防止される。【選択図】図5

Description

本発明はロータに関し、特に、磁石をロータコアに樹脂モールドで固定する回転電機のロータに関する。
回転電機はステータとロータとを備えており、このロータとして、外周部に磁石が埋め込まれた磁石埋込形のロータがある。この磁石埋込形のロータには、ロータコアの端面に開口して、ロータコア内に軸方向に延設された収納穴に磁石を挿入し、この収納穴の内周面と磁石との間に樹脂を充填した後に、ロータコアの端面にエンドプレートを固定して構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−236019号公報
このようなロータでは、樹脂充填後の際に、樹脂を収納穴に注入した注入部に樹脂が残留してモールドバリとなり、ロータの端面に凸部が形成されてしまうことがある。このようなモールドバリを除去せずにロータコアの端面にエンドプレートを固定しようとすると、モールドバリがロータコアの端面とエンドプレートとの密着の妨げになる。このため、モールドバリを除去するバリ除去作業を行ってモールドバリを除去してから、ロータコアの端面にエンドプレートを固定している。
しかし、このように、モールドバリ除去作業を行えば製造コストの増加となりうる。また、ロータコアの端面とエンドプレートを密着した状態とする手法として、エンドプレートに注入口を設けて、ロータコアにエンドプレートを固定した後に、モールド型にセットして充填材を注入する製造方法も知られている。この製造方法では、エンドプレートがモールド成形時の荷重や加熱により変形することがあるので、エンドプレートの板厚を、荷重や加熱に耐えられるように厚くする必要があるが、板厚を厚くすると鉄損失になり回転電機としての効率が低下する。
そこで、本発明では、バリ除去作業を行わなくても、ロータコアとエンドプレートとの密着が阻害されるのを抑制できるロータを提供することを目的とする。
本発明のロータは、ロータコアの端面に開口部を有する収納穴に磁石が挿入され、前記開口部から前記収納穴に注入された充填材が前記収納穴で硬化した後に、前記端面にエンドプレートが固定されるロータであって、前記エンドプレートは、前記充填材の注入部と対向する部位に凹部を有することを特徴とする。このようなロータでは、注入部にモールドバリがあったとしても、エンドプレートを固定する際に、エンドプレートの凹部にモールドバリが入り込むので、ロータコアとエンドプレートとの密着が阻害されるのを抑制できる。
さらに、前記凹部の内寸は、前記注入部に形成される充填材バリの外寸よりも大きく、かつ、 前記凹部の深さは、前記充填材バリの盛り上り高さよりも深いことを特徴とする。このようなロータでは、モールドバリ全体がエンドプレートの凹部に確実に入り込むので、ロータコアとエンドプレートとを密着させることができる。
さらに、前記凹部の内寸は、前記開口部の内寸より小さいことを特徴とする。このようなロータでは、開口部でエンドプレートがロータコアの端面と接する箇所があるため、収納穴内の磁石・充填材がロータ軸方向へ剥離するのを抑制することができる。
また、本発明のロータは、ロータコアの端面に開口部を有する収納穴に磁石が挿入され、前記開口部から前記収納穴に注入された充填材が前記収納穴で硬化した後に、前記端面にエンドプレートが固定されるロータであって、前記エンドプレートは、前記充填材の注入部と対向する部位に貫通孔を有することを特徴とする。このようなロータでは、注入部にモールドバリがあったとしても、エンドプレートを固定する際に、エンドプレートの貫通孔にモールドバリが入り込むので、ロータコアとエンドプレートとの密着が阻害されるのを抑制できる。また、エンドプレートが薄い等の理由で、エンドプレートに十分な深さの凹部を形成することが困難であったとしても、ロータコアとエンドプレートとの密着が阻害されるのを抑制できる。
さらに、前記貫通孔の内寸は、前記注入部に形成される充填材バリの外寸より大きいことを特徴とする。このようなロータでは、モールドバリ全体がエンドプレートの貫通孔に確実に入り込むので、ロータコアとエンドプレートとを密着させることができる。
さらに、前記貫通孔の内寸は、前記開口部の内寸より小さいことを特徴とする。このようなロータでは、開口部でエンドプレートがロータコアの端面と接する箇所があるため、収納穴内の磁石・充填材がロータ軸方向へ剥離するのを抑制することができる。
本発明によれば、バリ除去作業に係るコストの増加を抑制するとともに、ロータコアとエンドプレートとの密着が阻害されるのを抑制することができる。
回転電機の概略構成を示す断面図である。 ロータコアの断面図である。 ロータコアの端面の拡大図である。 エンドプレートの端面の拡大図である。 図3のA−A断面であり、注入口近傍の拡大断面図である。 充填材の注入を説明するモールド型の概略構成図である ロータコアの製造方法を説明するフローチャートである。 第2の実施形態を示す注入口近傍の拡大断面図である。
初めに第1の実施形態について説明する。本発明の実施形態における回転電機1は、例えば、ハイブリッド自動車、電気自動車等に搭載されるモータジェネレータである。図1に示すように、回転電機1は、円環状のステータ10と、その内部に配置されるロータ20とを備えている。ステータ10の内周面とロータ20の外周面との間には、所定量のギャップが形成されている。
ステータ10は、筒状の磁性体からなるステータコア11と、このステータコア11の内周部に突設されて周方向に等間隔で配置された複数のティースの周囲に巻装されたステータコイル12とを備えている。ステータコア11は、それぞれ略円環状に打ち抜き加工された多数枚の電磁鋼板を軸方向に積層して一体に連結して構成されている。ステータコイル12は、ステータコア11の軸方向端面から外側へ突出するコイルエンド12a,12bを備えている。
ロータ20は、回転軸21と、この回転軸21の外周に固定された筒状のロータコア22と、ロータコア22の周方向において埋設された複数の磁極23と、ロータコア22の両端面に固定されたエンドプレート24とを備えている。エンドプレート24は、ロータコア22の一端面に固定されたエンドプレート24aと、ロータコア22の他端面に固定されたエンドプレート24bとを備えている。
ロータコア22は、それぞれ円環状に打ち抜き加工された多数枚の電磁鋼板を軸方向に積層して構成されている。ロータコア22を構成する各電磁鋼板は、一括してカシメ、接着、溶接等の方法によって一体的に連結されている。
図2に示すように、ロータコア22には、8組の磁極23が周方向に均等な間隔で設けられている。各磁極23は同一構成であるので、以下一つの磁極23について説明する。磁極23は、ロータコア22の外周に沿って配置された永久磁石31と、この永久磁石31の両側に、永久磁石31を挟むように配置された永久磁石32,33とを備えている。永久磁石32,33は、ロータコア22の外周側へ向かって略V字状に広がるようにそれぞれ配置されている。
永久磁石31,32,33は、断面が矩形状である軸方向に長い平板形状であり、ロータコア22の軸方向の長さよりも僅かに短い長さを有している。本実施形態では、永久磁石31,32,33は、それぞれ同形状、同じ大きさであるが、これに限定されるものではなく、ロータコア22の仕様等に基づいて永久磁石31,32,33の形状、大きさをそれぞれ異なるものとしてもよい。
図3は、図2における1つの磁極23が配置されたロータコア22の一部分を拡大して示す図である。図3に示すように、ロータコア22には、永久磁石31,32,33を挿入する収納穴41,42,43が設けられている。収納穴41,42,43は、ロータコア22の端面に開口部を有し、ロータコア22の軸方向に延設されている。
まず、収納穴41について説明する。収納穴41は、永久磁石31を保持する磁石保持部41aと、この磁石保持部41aの両端に連通するポケット部41b,41cとを備えている。磁石保持部41aは、永久磁石31の横断面と略相似形に形成されている。ポケット部41b,41cは、磁石保持部41aの長手方向の両端に形成されており、左右対称の形状である。ポケット部41b,41cの磁石保持部41aとの連通部は、磁石保持部41aよりも幅狭に形成されてポケット部41b,41cに永久磁石31が入り込まないようになっている。
収納穴42,43は、収納穴42,43の中央を通る中央線に対して線対象の形状であるので、収納穴42について説明し、収納穴43には対応する符号を付して説明を省略する。収納穴42は、永久磁石32を保持する磁石保持部42aと、この磁石保持部42aに連通するポケット部42b,42cとを備えている。磁石保持部42aは、永久磁石32の横断面と略相似形で、かつ、少し大きい長方形状に形成されている。磁石保持部42aのロータコア22における内側及び外側には、磁石保持部42aに連通して磁石保持部42aからロータコア22の径方向に延びる内側のポケット部41b及び外側のポケット部41cがそれぞれ形成されている。両ポケット部42b,42cの磁石保持部42aとの連通部は、磁石保持部42aよりも幅狭に形成されてポケット部42b,42cに永久磁石32が入り込まないようになっている。内側のポケット部42bは、外側のポケット部42cよりも大きい断面積を有している。
図3のA−A断面図である図5に示すように、磁石保持部41aには、この磁石保持部41a内に永久磁石31を固定するための充填材50が充填されている。充填材50には、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性の樹脂材料が用いられる。充填材50は、ポケット部41b,41cにも充填されている。充填後の充填材50が硬化することによって、永久磁石31が磁石保持部41aに固定される。すなわち、収納穴41内に充填された充填材50が硬化することによって、永久磁石31は収納穴41に樹脂モールドされて固定される。
図6に示すように、充填材50は、図示しない樹脂供給装置からモールド型60の注入口61に供給されて、この注入口61から磁石保持部41aに注入される。磁石保持部41aの充填材50が注入される部位が注入部51となる。図3に示すように、楕円形状の注入部51(図中一点鎖線で示す)は、永久磁石31及び磁石保持部41aの略中央部に対応する部分に位置している。なお、モールド型60による充填材50の注入の詳細については後述する。
また、収納穴42の磁石保持部42a、ポケット部42b、収納穴43の磁石保持部43a、ポケット部43bにも同様に、モールド型60の注入口61から充填材50が注入されて硬化されることによって、磁石保持部42a,43aに永久磁石32,33がそれぞれ固定される。永久磁石32,33も収納穴42,43に樹脂モールドされてそれぞれ固定される。
図3に示すように、収納穴42には、永久磁石32及び磁石保持部42aの略中央部に位置する注入部52aと、ポケット部42bの端部に位置する注入部52bとの注入部52によって充填材50が注入される。注入部52aから磁石保持部42aに充填材50が注入され、注入部52bからポケット部42bに充填材50が注入される。
同様に、収納穴43には、永久磁石33及び磁石保持部43aの略中央部に位置する注入部53aと、ポケット部43bの端部に位置する注入部53bとの注入部53によって充填材50が注入される。注入部53aから磁石保持部43aに充填材50が注入され、注入部53bからポケット部43bに充填材50が注入される。
充填材50は熱硬化性樹脂であるので、ポケット部41b,41c,42b,42c,43b,43cに充填材50が充填されることによって、ポケット部41b,41c,42b,42c,43b,43cは、ロータコア22において電磁鋼板の部分よりも透磁率が低い領域となる。この低透磁率領域を設けることにより、永久磁石31,32,33の周方向端部における表裏面間での磁束の漏れや短絡を効果的に抑制することができる。
充填材50の硬化後、ロータコア22の両端面には、エンドプレート24a,24bがそれぞれ固定される。エンドプレート24a,24bは、ロータコア22の軸方向端面と同形の円環状であり、例えば、ステンレス(SUS)の金属板から形成されている。エンドプレート24a、24bは、その外周における等間隔の複数個所において、ロータコア22にそれぞれ溶接されている。
図5に示すように、注入部51には、充填材50の充填後、僅かに充填材50が残留して、磁石保持部41aの表面から盛り上がる充填材バリとしてのモールドバリ55が形成されることがある。このため、図4に示すように、エンドプレート24aのロータコア22への固定面において、注入部51に対向する位置には、この注入部51に形成されるモールドバリ55との干渉を避ける凹部25が設けられている。凹部25は注入部51の長手方向に沿った長円形である。
図4、5に示すように、凹部25の内寸は、注入部51に形成されるモールドバリ55の外寸よりも大きく、磁石保持部41aの開口の内寸よりも小さく設定されている。また、凹部25の深さは、注入部51の盛り上がり高さ、すなわちモールドバリ55の高さよりも深く設定されている。よって、凹部25はモールドバリ55に干渉しないように覆っている。
また、エンドプレート24aには、注入部52、53に対応して、凹部26,27がそれぞれ設けられている。凹部26は、注入部52a,52bに対応して、凹部26a,26bを備えている。凹部27は、注入部53a,53bに対応して、凹部27a,27bを備えている。エンドプレート24bも、エンドプレート24aの構成と同様に構成されている。
次に、図6、7を参照して本実施形態のロータ20の製造方法について説明する。図7は、ロータ20の製造工程を示すフローチャートである。
まず、ステップS10において、環状に打ち抜き加工された多数の電磁鋼板を軸方向に積層して、これら電磁鋼板をカシメ、溶接、接着等によって一体化して電磁鋼板積層体としてロータコア22を形成する。
次に、ステップS20において、ロータコア22の収納穴41,42,43に永久磁石31,32,33を挿入する。
ステップS30において、永久磁石31,32,33が挿入されたロータコア22をモールド型60に装着する。モールド型60はロータコア22を上下から挟み込む。
ステップS40において、モールド型60の注入口61等からロータコア22の磁石保持部41a,42a,43aの注入部51,52a,53a及びポケット部42b,43bの注入部52b,53bに充填材50を注入する。充填材50の注入により、磁石保持部41a,42a,43a及びポケット部41b,41c,42b,42c,43b,43cに充填材50が充填されて充填材50で満たされる。この充填材50の充填は、各磁極23毎に行ってもよいし、8組の磁極23の全て同時に行ってもよい。
そして、ステップS50において、ロータコア22を加熱することによって充填材50を硬化させて、永久磁石31,32,33をロータコア22の収納穴41,42,43に固定する。
その後、ステップS60において、ロータコア22をモールド型60から取り出す。図5に示すように、モールド型60を取り外したときに、磁石保持部41aの充填材50の注入部51に僅かに充填材50が残留して、磁石保持部41aの表面が盛り上がってモールドバリ55が形成されることがある。このモールドバリ55の大きさや盛り上がり高さは実験等によって把握することが可能である。このため、エンドプレート24aの凹部25の大きさ及び深さを、どの程度の大きさ及び深さに設定すれば、モールドバリ55と干渉しないようにするかは予め把握することができる。なお、注入部52,53に対するモールドバリについては図示を省略しているが、注入部52,53にも注入部51と同様にモールドバリが形成される。
モールドバリ55を除去していないロータコア22に回転軸21を固定する。そして、エンドプレート24aの凹部25をモールドバリ55に対向させて、エンドプレート24aをロータコア22に固定する。同様にエンドプレート24bもロータコア22に固定する。これによりロータ20の製造が完了する。
以上説明したように、本実施形態では、モールドバリ55を除去するバリ除去作業を行わないので、この作業に係るコストを低減することができる。また、エンドプレート24aの凹部25を注入部51(モールドバリ55)よりも大きい寸法及び深さとすることによって、エンドプレート24aをロータコア22の端面に固定したときに、充填材50の注入部51(モールドバリ55)とエンドプレート24aとの干渉を避けることができ、エンドプレート24aをロータコア22の端面に密着して固定することができる。エンドプレート24bについても同様である。さらに、凹部25の内寸は、磁石保持部41aの開口の内寸よりも小さく設定されているため、開口部でエンドプレート24aがロータコア22の端面と接する箇所があるため、収納穴41,42,43内の永久磁石31,32,33や充填材50がロータ20の軸方向への剥離するのを抑制することができる。
また、バリ除去作業を行わない場合に、モールドバリ55が脱落する可能性があり、仮に脱落すると、回転電機1の内部において異物となり、回転部分に付着すると回転電機1の動作に支障が生じ、また、回転電機1の内部を循環する冷却油や潤滑油の油路が詰まることがある。しかし、モールドバリ55は、エンドプレート24aの凹部25によって覆われているので、仮に、モールドバリ55が脱落しても、回転電機1の内部に飛び散らず、回転電機1の内部における異物となることはない。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、凹部25の代わりに貫通孔70を設けている。特に、エンドプレート24の厚さが薄く、凹部25を形成することが困難である場合には、貫通孔70を形成することが好ましい。
図8において、上述したように、充填材50の充填後、注入部51には、僅かに充填材50が残留して磁石保持部41aの表面から盛り上がるモールドバリ55が形成されることがある。このため、エンドプレート24aにおいて、注入部51に対向する位置には、この注入部51に形成されるモールドバリ55との干渉を避ける円形の貫通孔70が設けられている。
貫通孔70の内寸は、注入部51に形成されるモールドバリ55の外寸よりも大きく、磁石保持部41aの開口部の内寸よりも小さく設定されている。また、第2の実施形態では、貫通孔70の形状を円形としたが、モールドバリ55の形状に応じて、矩形、正方形、長円形等の様々な形状としてもよい。なお、加工性の観点からは円形が好ましい。
このように、貫通孔70が設けられたエンドプレート24aをロータコア22の端面に固定したときに、充填材50の注入部51(モールドバリ55)とエンドプレート24aとの干渉を避けることができ、エンドプレート24aをロータコア22の端面に密着して固定することができる。また、エンドプレート24aとして厚みが薄いものを採用するなど、第1の実施形態のような凹部25を形成することが困難な場合であっても、エンドプレート24aをロータコア22の端面に密着して固定することができる。
また、貫通孔70の径を調整するだけで、モールドバリ55との干渉を抑制できるので、エンドプレート24aへの加工が簡単になり、加工コストを低減することができる。さらに、貫通孔70の内寸は、磁石保持部41aの開口部の内寸よりも小さく設定されているため、開口部でエンドプレート24aがロータコア22の端面と接する箇所があるため、収納穴41,42,43内の永久磁石31,32,33や、充填材50がロータ20の軸方向への剥離するのを抑制することができる。
1 回転電機、10 ステータ、11 ステータコア、12 ステータコイル、20 ロータ、21 回転軸、22 ロータコア、23 磁極、24 エンドプレート、25,26,27 凹部、31,32,33 永久磁石、41,42,43 収納穴、41a,42a,43a 磁石保持部、41b,41c,42b,42c,43b,43c ポケット部、50 充填材、51,52,53 注入部、55 モールドバリ、60 モールド型、61 注入口、70 貫通孔。

Claims (6)

  1. ロータコアの端面に開口部を有する収納穴に磁石が挿入され、前記開口部から前記収納穴に注入された充填材が前記収納穴で硬化した後に、前記端面にエンドプレートが固定されるロータであって、
    前記エンドプレートは、前記充填材の注入部と対向する部位に凹部を有することを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記凹部の内寸は、前記注入部に形成される充填材バリの外寸よりも大きく、
    前記凹部の深さは、前記充填材バリの盛り上り高さよりも深いことを特徴とするロータ。
  3. 請求項1または請求項2の記載のロータにおいて、
    前記凹部の内寸は、前記開口部の内寸より小さいことを特徴とするロータ。
  4. ロータコアの端面に開口部を有する収納穴に磁石が挿入され、前記開口部から前記収納穴に注入された充填材が前記収納穴で硬化した後に、前記端面にエンドプレートが固定されるロータであって、
    前記エンドプレートは、前記充填材の注入部と対向する部位に貫通孔を有することを特徴とするロータ。
  5. 請求項4に記載のロータにおいて、
    前記貫通孔の内寸は、前記注入部に形成される充填材バリの外寸より大きいことを特徴とするロータ。
  6. 請求項4または請求項5の記載のロータにおいて、
    前記貫通孔の内寸は、前記開口部の内寸より小さいことを特徴とするロータ。

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