JP2017008810A - 圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

圧縮機及び冷凍サイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017008810A
JP2017008810A JP2015125243A JP2015125243A JP2017008810A JP 2017008810 A JP2017008810 A JP 2017008810A JP 2015125243 A JP2015125243 A JP 2015125243A JP 2015125243 A JP2015125243 A JP 2015125243A JP 2017008810 A JP2017008810 A JP 2017008810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check valve
inner cylinder
oil separator
compressor
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015125243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017008810A5 (ja
JP6486217B2 (ja
Inventor
英太 中谷
Eita Nakatani
英太 中谷
英介 加藤
Eisuke Kato
英介 加藤
龍一郎 米本
Ryuichiro Yonemoto
龍一郎 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Original Assignee
Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd filed Critical Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Technology Hong Kong Ltd
Priority to JP2015125243A priority Critical patent/JP6486217B2/ja
Priority to PCT/IB2016/053664 priority patent/WO2017001966A1/ja
Priority to CN201680048992.2A priority patent/CN107923674B/zh
Publication of JP2017008810A publication Critical patent/JP2017008810A/ja
Publication of JP2017008810A5 publication Critical patent/JP2017008810A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6486217B2 publication Critical patent/JP6486217B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B31/00Compressor arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】逆止弁の弁体の摩耗を抑制して信頼性を確保しつつ、且つ、逆止弁等を含めたサイクロン式オイルセパレータの大型化を抑制した冷凍サイクル装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、圧縮機構部の下流側に配置され、外筒及びこの外筒の内側に位置する内筒を有し、圧縮機構部から吐出した冷媒をガス冷媒と油に分離するサイクロン式オイルセパレータと、内筒の入口部又は内部に配置され、冷媒の旋回成分を減速させる整流装置と、整流装置の下流側に配置された逆止弁と、を備え、圧縮機構部から吐出した冷媒がサイクロン式オイルセパレータに流入し、外筒の内壁に沿って旋回下降することによりガス冷媒と油に分離し、その後、分離したガス冷媒は内筒の下端部から内筒内部に流入し、内筒内部を経由してサイクロン式オイルセパレータから吐出し、分離した油は外筒の内壁面に沿って流下する。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機から吐出される冷媒ガスから油(冷凍機油)を分離するサイクロン式オイルセパレータを備えた圧縮機及びこの圧縮機を備えた冷凍サイクル装置に関する。
空気調和機などの冷凍サイクル装置には、サイクロン式オイルセパレータを圧縮機出口側に設ける場合や、サイクロン式オイルセパレータを一体に備えたスクリュー圧縮機を使用するものがある(例えば特許文献1参照)。このようなスクリュー圧縮機では、略円筒縦形のサイクロン式オイルセパレータを用いて、圧縮機のオイルレート(圧縮機外への油の流出量)を低減する。このサイクロン式オイルセパレータでは、分離空間内の旋回流によって誘引される遠心力により油を壁面に付着させ、付着した油は内壁に沿って回りながら下降し、下部に設けられた油溜めに溜められる。また、油を分離した冷媒ガスは、サイクロン式オイルセパレータの上部から吐出され、冷凍サイクルに供給される。
特開2004−232569号公報
特許文献1に記載のようなサイクロン式オイルセパレータを備える冷凍サイクル装置では、サイクロン式オイルセパレータの吐出側に逆止弁を設け、この逆止弁を介して圧縮された冷媒ガスを冷凍サイクルの凝縮器側に送り出すことで、冷媒ガスの逆流を防止する。スクリュー圧縮機のように大流量のものでは、逆止弁としてリフト式の逆止弁を使用することが多い。
リフト式の逆止弁を設けることにより、サイクロン式オイルセパレータから吐出される圧縮された冷媒ガスによってセパレータ内の圧力が上昇し、逆止弁下流側の圧力を上回ると逆止弁の弁体が持ち上げられ、開弁する。圧縮機の停止などにより、圧縮機内部に残留した低圧ガスと高圧ガスの差圧によって、圧縮機構部が逆転運転し、オイルセパレータ内の圧力が逆止弁下流側の圧力より小さくなると、弁体が下方に落下して弁座に着座することにより閉弁し、冷媒ガスの逆流を防止する。尚、弁体が摺動するシリンダ内面には弁体の上昇位置を制限するためのストッパ(例えば止め輪)が設けられる。
このようなサイクロン式オイルセパレータにおいては、旋回流によって冷媒ガスと冷凍機油とが遠心力で分離され、この旋回流はサイクロン式オイルセパレータの出口側に設けられたリフト式逆止弁に流入する。このとき、リフト式逆止弁の弁体が回転しながら上昇して止め輪と接触し、弁体の上昇位置が規制されるが、弁体は旋回流により回転しながら止め輪と摺動するため弁体が摩耗する問題が生じることが分かった。
このような課題に対して、逆止弁の回転を防ぐために、整流装置を設けることができる。このとき、セパレータ出口に整流装置を新たに設けることは、製品を大型化させる原因となる。また、圧力損失の増大を防ぐため、逆止弁及び整流装置の通路面積を確保しようとすると、逆止弁、整流装置も大きくなり、製品の更なる大型化を招く。
本発明は、逆止弁の弁体の摩耗を抑制して信頼性を確保しつつ、且つ、逆止弁等を含めたサイクロン式オイルセパレータの大型化を抑制した冷凍サイクル装置を提供することを課題とする。
本発明の圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、圧縮機構部の下流側に配置され、外筒及びこの外筒の内側に位置する内筒を有し、圧縮機構部から吐出した冷媒をガス冷媒と油に分離するサイクロン式オイルセパレータと、内筒の入口部又は内部に配置され、冷媒の旋回成分を減速させる整流装置と、整流装置の下流側に配置された逆止弁と、を備え、圧縮機構部から吐出した冷媒がサイクロン式オイルセパレータに流入し、外筒の内壁に沿って旋回下降することによりガス冷媒と油に分離し、その後、分離したガス冷媒は内筒の下端部から内筒内部に流入し、内筒内部を経由してサイクロン式オイルセパレータから吐出し、分離した油は外筒の内壁面に沿って流下する。
本発明によれば、逆止弁の弁体の摩耗を抑制することにより製品の信頼性を確保しつつ、且つ、逆止弁等を含めたサイクロン式オイルセパレータの大型化を抑制した冷凍サイクル装置を提供することができる。
冷凍サイクル装置の冷凍サイクル系統図 サイクロン式オイルセパレータ、整流装置、逆止弁の関係とそれらの構成を説明する説明図 サイクロン式オイルセパレータ、整流装置、逆止弁の組立構造の例を説明する斜視図 サイクロン式オイルセパレータ、整流装置、逆止弁の組立構造の他の例を説明する斜視図 サイクロン式オイルセパレータ、整流装置、逆止弁の組立構造の他の例を説明する斜視図 サイクロン式オイルセパレータ、整流装置、逆止弁の組立構造の他の例を説明する斜視図
本発明の圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮機構部と、圧縮機構部の下流側に配置され、外筒及びこの外筒の内側に位置する内筒を有し、圧縮機構部から吐出した冷媒をガス冷媒と油に分離するサイクロン式オイルセパレータと、内筒の入口部又は内部に配置され、冷媒の旋回成分を減速させる整流装置と、整流装置の下流側に配置された逆止弁と、を備え、圧縮機構部から吐出した冷媒がサイクロン式オイルセパレータに流入し、外筒の内壁に沿って旋回下降することによりガス冷媒と油に分離し、その後、分離したガス冷媒は内筒の下端部から内筒内部に流入し、内筒内部を経由してサイクロン式オイルセパレータから吐出し、分離した油は外筒の内壁面に沿って流下する。本発明の圧縮機によれば、整流装置により逆止弁の弁体の回転を抑えて摩耗を抑制することができるので、製品の信頼性を確保することができる。さらに、整流装置をサイクロン式オイルセパレータの内部に内蔵することで、サイクロン式オイルセパレータ内筒内部の空間を有効に活用することができ、逆止弁等を含めたサイクロン式オイルセパレータの大型化を抑制することができる。
以下、本発明の圧縮機及びこの圧縮機を備えた冷凍サイクル装置の具体的実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例の冷凍サイクル装置の冷凍サイクル系統図である。本実施例では、冷凍サイクル装置として空気調和機である場合について説明する。
冷凍サイクル装置は、圧縮機1、圧縮機1の吐出側に配置されたサイクロン式オイルセパレータ2、熱源側熱交換器5、電子膨張弁などの減圧装置6、利用側熱交換器7を備える。本実施例においては、圧縮機1の吐出側にサイクロン式オイルセパレータ2を別置きで設置し、サイクロン式オイルセパレータ2の内部に整流装置3を介してリフト式の逆止弁4を設ける。送風機8は熱源側熱交換器5に室外の空気を供給する。
圧縮機1で圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、サイクロン式オイルセパレータで油が分離された後、オイルセパレータの内筒内部を上昇する。その後、冷媒ガスは、整流装置3及びリフト式逆止弁4を通過して、オイルセパレータ上部から吐出され、熱源側熱交換器5に流入する。冷媒は、熱源側熱交換器5において送風機8から送風された室外空気と熱交換して凝縮し、その後、減圧装置6で減圧膨張して気液二相流となって、利用側熱交換器7に流入する。利用側熱交換器7では、循環して供給される冷水と熱交換して冷水の温度を低下させ、冷媒は蒸発して冷媒ガスとなり、再び圧縮機1に吸入される。上述のように冷媒が循環して冷凍サイクルが構成される。
次に、図2により、図1に示すサイクロン式オイルセパレータ2、整流装置3、リフト式逆止弁4の関係とそれらの構成を説明する。
本実施例では、サイクロン式オイルセパレータ2の内筒内部の空間に、整流装置3を介してリフト式の逆止弁4が取り付けられる。リフト式の逆止弁4は、サイクロン式オイルセパレータ2の内筒を上昇する圧縮された冷媒ガスの圧力(Pin)と弁体後流側の圧力(Pout)との差圧ΔP(=Pin-Pout)がゼロより大きくなり、弁体4aの重量に打ち勝つと弁体4aが持ち上げられ開弁する。また、圧縮機1の停止などにより、圧縮機内部に残留した低圧ガスと高圧ガスの差圧によって、圧縮機構部が逆転運転し、オイルセパレータ2内の圧力が逆止弁4下流側の圧力より小さくなると、弁体4aが下方に落下して弁座4bに着座することにより閉弁する。このようなリフト式逆止弁4を備えることにより、冷媒ガスの逆流を防止する。
また、従来、弁体4aが摺動するシリンダの内面には弁体4aの上昇位置を制限するための止め輪(ストッパ)が設けられていたが、本実施例では逆止弁4をサイクロン式オイルセパレータ内部に設置することで、上部吐出フランジ9をストッパとし開弁時の弁体の上限位置を決める。
点線矢印Aで示すように、圧縮機1の圧縮機構部で圧縮され、吐出された高温高圧の冷媒ガスは、サイクロン式オイルセパレータ2の外筒10と内筒11により形成される流路に流入して旋回流となる。即ち、冷媒ガスと油の混合体は、オイルセパレータ2の円筒内壁に添うように流入し、この内壁に添って流れることで旋回流となる。冷媒ガスと油の混合体が旋回流となることにより、冷媒ガス中の油は遠心分離作用によって冷媒ガスから分離される。点線矢印Bで示すように、分離された油は、円筒形の内壁を伝わって下方に流れ、油溜まり部12を介して圧縮機1に戻る。また、油を分離した冷媒ガス(冷媒ガスのみ或いは油分の少ない冷媒ガス)は、サイクロン式オイルセパレータ2の上部から旋回流のまま吐出される。
ここで、従来の冷凍サイクル装置では、本実施例のように、リフト式逆止弁4の上流側に整流装置3が配置されていない。このため、サイクロン式オイルセパレータ2から吐出される冷媒ガスの旋回流が弁体4aに作用して、弁体4aが回転しながら止め輪と摺動すると、摺動による摩耗により摩耗粉(鉄粉等)が生じる。この摩耗粉は冷凍サイクル側に流れ込み、凝縮器を経て電子膨張弁などの減圧装置6に流入すると、減圧装置6の動作不良を引き起こす可能性がある。また、冷凍サイクル装置が四方弁を備える場合、四方弁の摺動部に摩耗粉が流入して、四方弁の作動不良を引き起こす可能性もある。また、摩耗粉が熱交換器5,7などに流入して堆積すると、熱交換性能を低下させたり、冷媒流路に詰まりが生じる可能性がある。
そこで、本実施例では、サイクロン式オイルセパレータ2の内筒内部の空間に、整流装置3及び逆止弁4を設置し、整流装置3の下流側にリフト式逆止弁4を設ける。また、逆止弁下流側に吐出口を備えた吐出フランジ9を配置する。オイルセパレータ内部の内筒内に整流装置3と逆止弁4とを配置することにより、内筒内部で旋回流を整流した流れを逆止弁4に流す。
内筒11は、内筒外側を下方向に流れる油を含む旋回流と内筒の内側を上方向に流れる油の無い上昇流とを仕切る。内筒内側の空間は吐出口に導くための流れの通路となる。
ここで、オイルセパレータ内部の内筒空間に整流装置及び逆止弁を配置することで、オイルセパレータ出口に逆止弁及び整流装置を外付した場合と比べ、整流装置及び逆止弁を含めたオイルセパレータ全体の全高が低くなる。従って、オイルセパレータを設置、収納するチラーユニットの全高を低くすることができるから、吐出口に接続される配管長さも短くすることができる。また、チラーユニットの筐体の全高を低くすることができるから、材料費が低減し製造原価を下げることができる。
更に、逆止弁を内蔵することで、弁のストローク長さを変えても全高が変わらないので、チラーユニットの筐体や吐出口に接続される配管の共用化を図ることができる。
また、逆止弁出入口の圧損を低減するためには、逆止弁の弁体を径方向にサイズアップすることで弁体外周を流れる通路を拡大する必要があるが、弁体のサイズアップに伴い配管もサイズアップする必要がある。しかしながら、逆止弁を内蔵化し、逆止弁下流側に吐出口を有する吐出フランジ9を設けたので、配管径を変えずに逆止弁の径方向のサイズを決めることができる。従って、吐出配管径をサイズアップすることなく、逆止弁出入口間の圧力損失を低減することができる。
また、ストッパ用として使用される止め輪は、一般的にピアノ線等、硬度が高い材料で作られるため、硬度の低い鋳物や炭素鋼で弁体を製作すると弁体が著しく摩耗する。そこで、逆止弁下流側に吐出口を有する吐出フランジ9を設けて、吐出フランジ9の逆止弁側端面が弁体のストッパとなるように構成する(ストッパとなる吐出フランジ9と弁体の硬度は同等程度であることが好ましい。)。このように構成することで、止め輪を廃止することができ、弁体の一方的な摩耗を抑制することができる。
また、内筒内に配置された逆止弁の上流側に整流装置を設けることで、内筒内に流入した旋回流を逆止弁に流入する前に整流することができる。従って、弁体の旋回を抑制して弁体の摩耗を抑えることができるので、摩耗粉の発生を抑制することができる。
次に、図3−6を用いて、図1及び図2に示すサイクロン式オイルセパレータ1、整流装置3、逆止弁4の他の構造の例を説明する。
逆止弁上流側に設けた整流装置3は、内筒11入口に設けてもよく、内筒11内部の逆止弁吸入口に取り付けてもよい。図3においては、整流装置3を内筒11入口に配置した。整流装置3を内筒11入口開口全体に配置できるので、整流格子間のピッチが広がり整流格子出入口間の圧力損失を低く抑えることができる。
図4において、逆止弁上流側に設けた整流装置3は、逆止弁4吸入口に接続して設置される。整流装置3外径は逆止弁4吸入口径と同等以上あればよいので、整流装置3を小型化できる。尚、整流装置3としては、例えば、整流装置内を冷媒が流れる空間を仕切板により区画するように構成した構造を採用することができる。仕切板を十字型として構成すれば整流装置3を流れる空間を四分割にすることができる。また、仕切板を格子状に形成すればより多数の空間に分割することができる。仕切板により流路を複数に分割し、例えば4つ以上の空間を形成することで、整流装置3上流側の内筒11内断面で旋回する一つの流れが、旋回装置3を通過することにより、仕切板で区切られた空間内で旋回する複数の旋回流となる。弁体の側面に衝突し回転駆動力を与える旋回流を細かく分割することで、回転駆動力を弁体に与えることなく弁体を通過するため、弁体の回転を抑制することができる。
さらに、逆止弁上流側に設けた整流装置3は、内筒11内に設けられるため、整流区間を調整するために整流装置3の厚みを調整したとしてもオイルセパレータ2の全長が変わらないので、チラーユニットの筐体や吐出口に接続される配管の共用化を図ることができる。また、整流装置3を内筒11内に配置したことで、整流装置3とボディ4c間にシール部材が不要となるため、冷媒ガスが接合面から外気に漏れることがない。
ここで、図4のように構成すると、整流装置3の整流格子間のピッチが狭まり、整流格子出入口間の圧力損失が大きくなる。そこで、図5,6に示すように、内筒11の内側にさらに逆止弁吸入口の内径より大きい径を有する内筒14を配置し、内筒14の入口又は内部に整流装置3を配置する。整流装置3の径は逆止弁4のボディ4cに設けた吸入口4dの口径より大きく、逆止弁4のボディ4cの外径より小さい範囲で取り付けることができるから、整流格子間のピッチを拡げることができ、整流装置3出入口間の圧力損失を低減することができる。ここで、整流装置3の径は内筒14の径に合わせて任意の大きさに設定することができる。
また、整流装置3を通過直後の旋回流は、仕切板で分割された空間毎に旋回流の流速に差異があるため、整流装置3通過直後に逆止弁4を配置すると、弁体4aが径方向に不規則に動き、弁体4aが弁体4aを収納するボディ4c内径面に当たり衝突音を生じる。そこで図3,5,6に示すように、吸入口4dと整流装置3との間に筒14を配置する。旋回装置3を通過した複数の旋回流が、筒14内で衝突や混合を繰り返すことで、旋回流が崩れ流れの向きが拡散し、流路断面の径方向成分の流速が均一化する。従って、弁体4aの挙動が安定化し、弁体4aがボディ4c内径面に当たる衝突音を抑制することができる。
更に、筒14の外径は、逆止弁4のボディ4cに設けた吸入口4dの口径より大きく、逆止弁4のボディ4cの外径より小さい範囲で取り付けることができる。図6においては、筒14の外径とボディ4cの外径を同径とした。筒14は、ボディ4cの上流側に取り付けられるので、旋回する流れと上昇する流れとを筒14で仕切ることができるので、内筒を廃止できる。
なお、本実施例においては、整流装置3と逆止弁4を別々に製作し、サイクロン式オイルセパレータ2の内部に設置したが、逆止弁4と整流装置3を一体に組み込んだ構成としてもよい。このように構成すれば、部品点数を少なくでき、組立てをより容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、サイクロン式オイルセパレータ2の内部に整流装置3を設けることで、冷媒ガスの旋回流を直進流又は直進流により近い流れにして、逆止弁4へ流入させることができる。従って、逆止弁4の弁体4aが回転して、弁体4aが摩耗することを抑制することができる。更に、逆止弁4a及び整流装置3をサイクロン式オイルセパレータの外部ではなくサイクロン式オイルセパレータ内部に内蔵することで、内筒11内部の空間を有効に活用することができるため、製品が大型化することなく信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、本実施例では圧縮機1としてスクリュー圧縮機を用いたが、圧縮機1はスクリュー圧縮機に限られるものではなく、他の形式の圧縮機でもよい。またサイクロン式オイルセパレータ2は圧縮機と別置きとなっているものに限定されず、圧縮機とサイクロン式オイルセパレータが一体になっているものに対しても本発明を適用することができる。さらに、本実施例では、冷凍サイクル装置として空気調和機を用いて説明したが、チラーユニットや冷凍機などの冷凍サイクル装置に適用することができる。
1:圧縮機(スクリュー圧縮機)
2:サイクロン式オイルセパレータ
3:整流装置
4:逆止弁(リフト式逆止弁)
4a:弁体
4b:弁座
4c:ボディ
4d:吸入口
5:熱源側熱交換器
6:減圧装置
7:利用側熱交換器
8:送風機、
9:吐出フランジ
9a:吐出フランジ下面
10:外筒
11:内筒
12:油溜り
13:平板
14:筒

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部の下流側に配置され、外筒及び前記外筒の内側に位置する内筒を有し、前記圧縮機構部から吐出した冷媒をガス冷媒と油に分離するサイクロン式オイルセパレータと、
    前記内筒の入口部又は内部に配置され、冷媒の旋回成分を減速させる整流装置と、
    前記整流装置の下流側に配置された逆止弁と、
    を備え、
    前記圧縮機構部から吐出した冷媒が前記サイクロン式オイルセパレータに流入し、前記外筒の内壁に沿って旋回下降することによりガス冷媒と油に分離し、
    その後、分離したガス冷媒は前記内筒の下端部から前記内筒内部に流入し、前記内筒内部を経由して前記サイクロン式オイルセパレータから吐出し、
    分離した油は前記外筒の内壁面に沿って流下する圧縮機。
  2. 請求項1において、
    前記逆止弁が前記内筒の内部に配置された圧縮機。
  3. 請求項1又は2において、
    前記整流装置が前記逆止弁と間隙を介して配置された圧縮機。
  4. 請求項4において、
    前記内筒の内側に前記逆止弁の吸込口の径よりも大きな径を有する筒部材を備え、
    前記整流装置が前記筒部材の入口部又は内部に配置された圧縮機。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の圧縮機と、熱源側熱交換器と、減圧装置と、利用側熱交換器と、を備えた冷凍サイクル装置。
JP2015125243A 2015-06-23 2015-06-23 圧縮機及び冷凍サイクル装置 Active JP6486217B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125243A JP6486217B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 圧縮機及び冷凍サイクル装置
PCT/IB2016/053664 WO2017001966A1 (ja) 2015-06-23 2016-06-21 圧縮機及び冷凍サイクル装置
CN201680048992.2A CN107923674B (zh) 2015-06-23 2016-06-21 压缩机及冷冻循环装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125243A JP6486217B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 圧縮機及び冷凍サイクル装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017008810A true JP2017008810A (ja) 2017-01-12
JP2017008810A5 JP2017008810A5 (ja) 2018-08-30
JP6486217B2 JP6486217B2 (ja) 2019-03-20

Family

ID=57608117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015125243A Active JP6486217B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 圧縮機及び冷凍サイクル装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6486217B2 (ja)
CN (1) CN107923674B (ja)
WO (1) WO2017001966A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132857A1 (ko) * 2019-12-23 2021-07-01 김헌목 저온 급유형 공기 압축기 시스템

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109236618A (zh) * 2018-09-29 2019-01-18 芜湖福马汽车零部件有限公司 一种空压机上的油分离器
US11162705B2 (en) 2019-08-29 2021-11-02 Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc Refrigeration cycle control

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618127A (ja) * 1992-07-01 1994-01-25 Daikin Ind Ltd 油分離器
JP2003083272A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Hitachi Ltd スクリュー圧縮機
JP2006141864A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Masaaki Arai 空気浄化装置
JP2014211101A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 三菱電機株式会社 圧縮機

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3922114A (en) * 1974-07-19 1975-11-25 Dunham Bush Inc Hermetic rotary helical screw compressor with improved oil management
JPH10331788A (ja) * 1997-05-30 1998-12-15 Sanyo Electric Co Ltd スクロール圧縮機のオイル除去装置
JP2001099527A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Hitachi Ltd 油分離装置及びこれを用いた冷凍サイクル並びに密閉形スクロール圧縮機及びこれを用いた冷凍サイクル
US6500243B2 (en) * 2001-02-02 2002-12-31 Ingersoll-Rand Company Compressor system including a separator tank with a separator element positioned therein
JP2003090634A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置
JP2003097443A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 圧縮機および冷凍装置
DE10248926B4 (de) * 2002-10-15 2004-11-11 Bitzer Kühlmaschinenbau Gmbh Kompressor
US6953490B2 (en) * 2002-12-16 2005-10-11 Carrier Corporation In-line oil separator
JP4102891B2 (ja) * 2003-01-31 2008-06-18 株式会社日立製作所 スクリュー圧縮機
US7115149B2 (en) * 2004-04-01 2006-10-03 Ingersoll-Rand Company Cast separator tank
JP2007162561A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Toyota Industries Corp 冷媒圧縮機
JP2011133208A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
CN201935494U (zh) * 2011-01-14 2011-08-17 约克(无锡)空调冷冻设备有限公司 立式双级油分离器
CN202432777U (zh) * 2012-01-01 2012-09-12 嵊州市金豪制冷设备有限公司 一种带止回功能油分离器
JP5977952B2 (ja) * 2012-02-03 2016-08-24 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド エコノマイザ及び冷凍機
CN102996455B (zh) * 2012-12-06 2015-05-06 无锡压缩机股份有限公司 喷油螺杆压缩机润滑油压能量回收系统
CN105090041B (zh) * 2014-04-29 2019-08-06 开利公司 具有油分离器的螺杆压缩机和冷水机组
CN104564689A (zh) * 2014-11-04 2015-04-29 苏州艾柏特精密机械有限公司 一种外配重式进气阀
CN104929931B (zh) * 2015-07-14 2017-10-17 力达(中国)机电有限公司 一种涡旋式空压机及其控制方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618127A (ja) * 1992-07-01 1994-01-25 Daikin Ind Ltd 油分離器
JP2003083272A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Hitachi Ltd スクリュー圧縮機
JP2006141864A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Masaaki Arai 空気浄化装置
JP2014211101A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 三菱電機株式会社 圧縮機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132857A1 (ko) * 2019-12-23 2021-07-01 김헌목 저온 급유형 공기 압축기 시스템
KR20210081473A (ko) * 2019-12-23 2021-07-02 김헌목 저온 급유형 공기 압축기 시스템
KR102294990B1 (ko) * 2019-12-23 2021-08-31 김헌목 저온 급유형 공기 압축기 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
CN107923674A (zh) 2018-04-17
CN107923674B (zh) 2020-09-04
WO2017001966A1 (ja) 2017-01-05
JP6486217B2 (ja) 2019-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5813215B2 (ja) 密閉形圧縮機及びこの密閉形圧縮機を備えた蒸気圧縮式冷凍サイクル装置
JP2009174836A (ja) 気液分離装置および気液分離装置を備えた冷凍装置。
US20130125579A1 (en) Air-sending device of outdoor unit, outdoor unit, and refrigeration cycle apparatus
JP2009186034A (ja) エコノマイザ
JP6486217B2 (ja) 圧縮機及び冷凍サイクル装置
EP2778569B1 (en) Air conditioner
JP5757415B2 (ja) 空気調和機等の冷凍装置
JP6257367B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5975971B2 (ja) 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP5634549B2 (ja) 気液分離装置および気液分離装置を備えた冷凍装置。
JP7012839B2 (ja) 油分離器および冷凍サイクル装置
KR102368985B1 (ko) 공기조화기의 실외기
JP6169199B2 (ja) 熱交換器及び冷凍サイクル装置
EP3517859B1 (en) Refrigeration cycle apparatus
WO2014083673A1 (ja) 圧縮機、冷凍サイクル装置およびヒートポンプ給湯装置
JP2010078248A (ja) 気液分離器及びこの気液分離器を備えた冷凍サイクル装置
JPWO2019116810A1 (ja) 送風装置及びこれを搭載する空気調和装置
JP7130838B2 (ja) 気液分離装置および冷凍サイクル装置
CN105275802B (zh) 涡旋压缩机和换热系统
JP2008175433A (ja) 空気調和機用気液分離器及び空気調和機
JP2005233470A (ja) 気液分離器
JP6667070B2 (ja) 冷媒分流器およびそれを用いた冷凍システム
JP2018004093A (ja) 冷凍サイクル装置のアキュームレータ
WO2024029028A1 (ja) 油分離器および冷凍サイクル装置
JP2006226603A (ja) アキュームレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180329

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180329

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180329

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6486217

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150