JP2017008486A - 支柱の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】支柱の施工期間の短縮化や、施工手間の低減を図るための施工方法を提供する。【解決手段】地面2に支柱支持体10を差し込んで自立させる工程と、支柱支持体10に支柱1の下端部を取り付ける工程と、支柱支持体10の周囲をコンクリート型枠6で取り囲む工程と、コンクリート型枠6内にコンクリートを打設して支柱支持体10をコンクリート内に埋設する工程と、を含む、支柱1の施工方法とし、また、地面2に穴掘りをして縦穴を形成する工程と、縦穴の内部に支柱支持体10を差し込んで自立させる工程と、支柱支持体10に支柱1の下端部を取り付ける工程と、縦穴内にコンクリートを打設して、縦穴内に配置される支柱支持体10をコンクリート内に埋設する工程と、を含む、支柱1の施工方法とする。【選択図】図1
Description
本発明は、地面などの設置面に対し打設される基礎コンクリートに支柱を立設させる技術に関する。
従来、地面などの設置面に対し打設される基礎コンクリートに支柱を立設する施工が知られている。例えば、地面に縦穴を形成し、この縦穴に支柱の基部を差し込んだ後に、縦穴にコンクリートを打設して固化させることで、コンクリートに支柱を立設させる構成とするものである。
コンクリートが固化するまでの間は、支柱の垂直状態を維持するように押さえる必要がある。この点に関し、例えば、特許文献1では、パネル形状の太陽電池モジュールの架台を構成する支柱を設置する際に、支柱を自立させておくことができる固定用三脚が開示されている。
しかし、特許文献1のような固定用三脚などの別の治具を用いる場合には、支柱の設置を完了した後に、コンクリートが固化するのを待って治具を撤去する作業が必要となり、施工期間の短縮化や、施工手間の低減の妨げになることを見出した。
特に大規模太陽光発電設備においては、支柱の本数も多くなり、その撤去作業には手間を要することになるため、撤去が不要なままに施工を完了できることを課題の一つとして見出した。
また、別の課題として、地面に縦穴を形成してコンクリートを打設する形態では、縦穴の掘削作業が必要となるため、この点も、施工期間の短縮化や、施工手間の低減の妨げになっていることを見出した。
この点、縦穴を形成せずに地面にコンクリート基礎を載置する置き基礎形式が知られているが、この場合、コンクリート基礎の横ズレを防止する対策が必要となる。
このように、縦穴を形成せずに地面にコンクリート基礎を載置する置き基礎形式では、横ズレを防止するための対策が必要であることを課題の一つとして見出した。
また、別の課題として、支柱の設置箇所が傾斜地であることも想定されるため、このような傾斜地においても、支柱を垂直状態で施工可能とすることが課題となることを見出した。
本発明は以上の課題を見出し、支柱の施工期間の短縮化や、施工手間の低減を図るための新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
地面に支柱支持体を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体に支柱の下端部を取り付ける工程と、
支柱支持体の周囲をコンクリート型枠で取り囲む工程と、
コンクリート型枠内にコンクリートを打設して支柱支持体をコンクリート内に埋設する工程と、を含む、支柱の施工方法とする。
地面に支柱支持体を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体に支柱の下端部を取り付ける工程と、
支柱支持体の周囲をコンクリート型枠で取り囲む工程と、
コンクリート型枠内にコンクリートを打設して支柱支持体をコンクリート内に埋設する工程と、を含む、支柱の施工方法とする。
また、請求項2に記載のごとく、
地面に穴掘りをして縦穴を形成する工程と、
縦穴の内部に支柱支持体を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体に支柱の下端部を取り付ける工程と、
縦穴内にコンクリートを打設して、縦穴内に配置される支柱支持体をコンクリート内に埋設する工程と、を含む、支柱の施工方法とする。
地面に穴掘りをして縦穴を形成する工程と、
縦穴の内部に支柱支持体を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体に支柱の下端部を取り付ける工程と、
縦穴内にコンクリートを打設して、縦穴内に配置される支柱支持体をコンクリート内に埋設する工程と、を含む、支柱の施工方法とする。
また、請求項3に記載のごとく、
支柱支持体、及び/又は、支柱の角度を調整し、支柱の垂直出しを行う工程、をさらに含むこととする。
支柱支持体、及び/又は、支柱の角度を調整し、支柱の垂直出しを行う工程、をさらに含むこととする。
また、請求項4に記載のごとく、
支柱支持体とともに、支柱の下端部もコンクリート内に埋設させる、こととする。
支柱支持体とともに、支柱の下端部もコンクリート内に埋設させる、こととする。
また、請求項5に記載のごとく、
支柱支持体は、
棒状の杭部材と、
杭部材と支柱の間に介設される連結部材と、を有して構成される、こととする。
支柱支持体は、
棒状の杭部材と、
杭部材と支柱の間に介設される連結部材と、を有して構成される、こととする。
また、請求項6に記載のごとく、
支柱は中空の部材にて構成され、
支柱支持体の少なくとも一部が、支柱の中空部に挿入された状態で、支柱支持体に対し支柱が取り付けられる、こととする。
支柱は中空の部材にて構成され、
支柱支持体の少なくとも一部が、支柱の中空部に挿入された状態で、支柱支持体に対し支柱が取り付けられる、こととする。
また、請求項7に記載のごとく、
支柱支持体は中空の部材にて構成され、
支柱の少なくとも一部が、支柱支持体の中空部に挿入された状態で、支柱支持体に対し支柱が取り付けられる、こととする。
支柱支持体は中空の部材にて構成され、
支柱の少なくとも一部が、支柱支持体の中空部に挿入された状態で、支柱支持体に対し支柱が取り付けられる、こととする。
本発明によれば、支柱の設置を完了した後の作業を必要とせず、コンクリートの固化の完了と同時に施工が終了することになる。即ち、設置後における撤去作業などが不要な施工を実現することができ、施工期間の短縮化、施工治具が不要、施工手間の低減、といった各種効果が得られる。
また、「置き基礎」の実施形態によれば、縦穴の掘削作業を不要とすることができ、施工期間の短縮化や、施工手間の低減を図ることができる。また、地面に差し込んで自立させた支柱支持体がコンクリート内に埋設されるため、支柱支持体が杭として機能してコンクリート基礎の横ズレを防止することができる。
また、支柱支持体や支柱の角度調整や高さ調整を行い支柱の垂直出しを行うこととすることで、傾斜地においても支柱を垂直状態で施工することができる。
本発明は、広大な敷地に太陽電池モジュールを設置してなるメガソーラーなどに用いる架台の支柱や、カーポートの支柱や、フェンスの支柱や、植栽の支柱や、各種標識の支柱など、各種構造物の支柱を地面に設置する際に用いられるものである。
本発明の構成は、主に以下の点を特徴とするものである。
即ち、図1に示す実施形態に代表されるように、
地面2に支柱支持体10(図1(C))を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体10に支柱1の下端部を取り付ける工程と、
支柱支持体10の周囲をコンクリート型枠6で取り囲む工程と、
コンクリート型枠6内にコンクリートを打設して支柱支持体10をコンクリート内に埋設する工程と、
を含む、支柱1の施工方法とするものである。
即ち、図1に示す実施形態に代表されるように、
地面2に支柱支持体10(図1(C))を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体10に支柱1の下端部を取り付ける工程と、
支柱支持体10の周囲をコンクリート型枠6で取り囲む工程と、
コンクリート型枠6内にコンクリートを打設して支柱支持体10をコンクリート内に埋設する工程と、
を含む、支柱1の施工方法とするものである。
また、図2に示す実施形態に代表されるように、
地面2に穴掘りをして縦穴3を形成する工程と、
縦穴3の内部に支柱支持体10(図2(D))を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体10に支柱1の下端部を取り付ける工程と、
縦穴3内にコンクリートを打設して、縦穴3内に配置される支柱支持体10をコンクリート内に埋設する工程と、
を含む、支柱1の施工方法とするものである。
地面2に穴掘りをして縦穴3を形成する工程と、
縦穴3の内部に支柱支持体10(図2(D))を差し込んで自立させる工程と、
支柱支持体10に支柱1の下端部を取り付ける工程と、
縦穴3内にコンクリートを打設して、縦穴3内に配置される支柱支持体10をコンクリート内に埋設する工程と、
を含む、支柱1の施工方法とするものである。
また、図4に示す実施形態に代表されるように、
支柱支持体10、及び/又は、支柱1の角度を調整し、支柱1の垂直出しを行う工程、
をさらに含む、支柱1の施工方法とするものである。
支柱支持体10、及び/又は、支柱1の角度を調整し、支柱1の垂直出しを行う工程、
をさらに含む、支柱1の施工方法とするものである。
また、図1及び図2に示す実施形態に代表されるように、
支柱支持体10とともに、支柱1の下端部もコンクリート内に埋設させる、こととするものである。
支柱支持体10とともに、支柱1の下端部もコンクリート内に埋設させる、こととするものである。
また、図1及び図2に示す実施形態に代表されるように、
支柱支持体10は、
棒状の杭部材30と、
杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20と、を有して構成される、こととするものである。
支柱支持体10は、
棒状の杭部材30と、
杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20と、を有して構成される、こととするものである。
また、図1及び図2に示す実施形態に代表されるように、
支柱1は中空の部材にて構成され、
支柱支持体10の少なくとも一部が、支柱1の中空部に挿入された状態で、支柱支持体10に対し支柱1が取り付けられる、こととするものである。
支柱1は中空の部材にて構成され、
支柱支持体10の少なくとも一部が、支柱1の中空部に挿入された状態で、支柱支持体10に対し支柱1が取り付けられる、こととするものである。
また、図5に示す実施形態に代表されるように、
支柱支持体10は中空の部材にて構成され、
支柱1の少なくとも一部が、支柱支持体10の中空部に挿入された状態で、支柱支持体10に対し支柱1が取り付けられる、こととするものである。
支柱支持体10は中空の部材にて構成され、
支柱1の少なくとも一部が、支柱支持体10の中空部に挿入された状態で、支柱支持体10に対し支柱1が取り付けられる、こととするものである。
以上の施工方法によれば、支柱の設置を完了した後の作業を必要とせず、コンクリートの固化の完了と同時に施工が終了することになる。即ち、設置後における撤去作業などが不要な施工を実現することができ、施工期間の短縮化や、施工手間の低減を実現することができる。
また、「置き基礎」の実施形態によれば、縦穴の掘削作業を不要とすることができ、施工期間の短縮化や、施工手間の低減を図ることができる。また、地面2に差し込んで自立させた支柱支持体10がコンクリート内に埋設されるため、支柱支持体10が杭として機能してコンクリート基礎の横ズレを防止することができる。
また、支柱支持体10や支柱1の角度調整を行い支柱1の垂直出しを行うこととすることで、傾斜地においても支柱を垂直状態で施工することができる。
以下具体的な実施例を用いて詳細に説明する。なお、各実施例で説明される要素の一部、又は、全部を組み合わせて実施することも可能である。また、支柱の形状については、角柱状のほか、円柱状、H形などの各種形状が考えられ、適宜実施例に応じて採用することができる。
図1は、実施例1に係る施工方法について説明する図である。
この実施例1は、地面2に穴掘りをせずにコンクリート基礎4を設置する「置き基礎」の実施形態であり、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
この実施例1は、地面2に穴掘りをせずにコンクリート基礎4を設置する「置き基礎」の実施形態であり、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
まず、(A)に示すように設置場所の位置だし(墨出し)を行い、(B)に示すように、棒状の杭部材30の上端の位置が水糸5の位置に凡そ合わさるように、杭部材30を地面2に略垂直に差込んで自立させる。
次いで、(C)に示すように、杭部材30の地面2から突き出た箇所に、高さ位置を適宜合わせて連結部材20を取り付ける。
次いで、(D)に示すように、連結部材20を外側から覆うように、支柱1を取り付ける。支柱1は中空の角柱状や円柱状の長尺部材、或いは、断面H形や断面C形の部位を有する長尺部材(ソリッド形材又はホロー形材)などで構成され、支柱1の中空部内に、杭部材30や連結部材20が差し込まれた状態となる。
そして、詳しくは後述する角度調整機構により、支柱1を垂直に設置するための角度調整と、支柱1の上下位置の調整が適宜行われる。この支柱1の上下位置の調整は、連結部材20をガイドとして機能させつつ、支柱1を連結部材20に対し上下方向に相対移動させることにより容易に行うことができる。
次いで、(E)に示すように、支柱1の下部の外周を取り囲むようにコンクリート型枠6を設置し、(F)に示すように、コンクリート4aを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10とともに支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎4が完成される。
なお、本明細書中に記載の各実施例において、支柱支持体10は完全にコンクリートに埋設させることとするほか、一部が埋設されることとしてもよい。また、支柱1については、その下端部をコンクリートに埋設させることとするほか、支柱1がコンクリートに埋設されない構成とし、支柱支持体10に対して強固に固定される構成も考えられる。
図2は、実施例2に係る施工方法について説明する図である。
この実施例2は、地面2に穴掘りをしてコンクリート基礎4を設置する「地中基礎」の実施形態であり、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
この実施例2は、地面2に穴掘りをしてコンクリート基礎4を設置する「地中基礎」の実施形態であり、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
まず、(A)に示すように設置場所の位置だし(墨出し)を行い、(B)に示すように地面2に穴掘りをして必要寸法の縦穴3を形成する。
次いで、(C)に示すように、棒状の杭部材30の上端の位置が水糸5の位置に凡そ合わさるように、杭部材30を地面2に略垂直に差込んで自立させる。
次いで、(D)に示すように、杭部材30において縦穴3の底面3aから突き出た箇所に、高さ位置を適宜合わせて連結部材20を取り付ける。
次いで、(E)に示すように、連結部材20を外側から覆うように、支柱1を取り付ける。支柱1は中空の角柱状や円柱状の長尺部材、或いは、断面H形や断面C形の部位を有する長尺部材(ソリッド形材又はホロー形材)などで構成され、支柱1の中空部内に、杭部材30や連結部材20が差し込まれた状態となる。また、支柱1の下端部の位置は、縦穴3に入り込ませた状態とする。
そして、詳しくは後述する角度調整機構により、支柱1を垂直に設置するための角度調整と、支柱1の上下位置の調整が適宜行われる。この支柱1の上下位置の調整は、連結部材20をガイドとして機能させつつ、支柱1を連結部材20に対し上下方向に相対移動させることにより容易に行うことができる。
次いで、(F)に示すように、縦穴3にコンクリート4aを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10とともに支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎4が完成される。
図3及び図4は、実施例1、2について用いられる連結部材20と角度調整機構について説明する図である。
図3(A)は連結部材20の平面図であり、連結部材20は、接続部51を介して互いに連結される一対の縦枠部52,53と、縦枠部52,53の間に形設されて接続部51に対向する側に開放される縦溝部54と、縦溝部54の奥側に形設される保持溝部55と、を有して構成される。この連結部材20は、本実施例では、アルミ押出成形にて構成しているが、他の製法、素材によって構成されるものであってもよい。
図3(A)は連結部材20の平面図であり、連結部材20は、接続部51を介して互いに連結される一対の縦枠部52,53と、縦枠部52,53の間に形設されて接続部51に対向する側に開放される縦溝部54と、縦溝部54の奥側に形設される保持溝部55と、を有して構成される。この連結部材20は、本実施例では、アルミ押出成形にて構成しているが、他の製法、素材によって構成されるものであってもよい。
保持溝部55の内面は、保持溝部55に挿入された杭部材30に当接される。本実施例では、杭部材30が丸断面で構成されており、保持溝部55も円弧状の内面を構成している。
縦溝部54は、一方の縦枠部52の縦片部52aと、他方の縦枠部53の縦片部53aの間に形成され、ボルト56が両縦片部52a,53aに螺挿される。
接続部51は、平面視略V字状に構成され、保持溝部55を挟んで縦溝部54の反対側に配設され、ボルト56が捻じ込まれると接続部51のV字の折れ目箇所が屈曲点となって撓み、縦溝部54の溝幅が狭められる。
以上の構成において、図4(A)に示すように、ボルト56を仮止めした状態とし、杭部材30に対し上側から連結部材20を移動させ、図4(B)に示すように、保持溝部55内に杭部材30を差し込んだ状態とする。そして、連結部材20の上下位置を調整した上でボルト56を締め付ける。これにより、図3(A)に示すように、縦溝部54の幅が縮められ、保持溝部55が杭部材30の外表面に圧着されることで、固定が完了される。
また、図3(A)(B)に示すように、縦枠部52,53の外形は、それぞれ、支柱1の中空部1kの形状と対応するように構成されている。本実施例では、支柱1が角筒状に構成され四角形断面の中空部1kを有する構成としており、これに対応し、縦枠部52,53もそれぞれ四角形断面を有する構成としている。なお、縦枠部52については、縦枠部53の略半分の幅寸法としつつ、縦片部52aを延設して縦枠部53の縦片部53aに対向させ、縦溝部54を形成している。
以上の構成において、図4(B)に示すように、連結部材20に対し上側から支柱1を移動させ、図4(C)に示すように、支柱1の中空部1kの中に連結部材20と杭部材30が挿入された状態とする。
次いで、支柱1の側面1aに形成された貫通穴1hにドリルネジ25を挿通するとともに、連結部材20の縦枠部52,53に対して打ち込むことで、連結部材20に対して支柱1が固定される。なお、ドリルネジ25による打ち込み固定の他、押しボルトなどによる突っ張り固定などとしてもよい。また、この連結部材20と支柱1の固定は、後に支柱1の下端部がコンクリートに埋設されるため、強固な固定でなくてもよい。
また、図4(C)に示すように、支柱1の側面1aには、雌ネジが形設された貫通穴1mが設けられ、貫通穴1mに調整ネジ28が差し込まれ、調整ネジ28の先端を縦枠部53に当接させることで、連結部材20に対する支柱1の傾き角度を調整できるようにしている。
以上のように、支柱1に角度調整機構として機能する調整ネジ28を挿通し、連結部材20に当接させることで、支柱1の垂直出しが行える構成となっている。
なお、図3(C)〜(E)に示すように、連結部材20の構成については、他の実施形態も採用することができる。
図3(C)の連結部材20Aの構成では、別部材からなる中空の縦枠部材52A,53Aを接続部51Aにて回動可能に連結し、ボルト56Aの締め付けにより縦枠部材52A,53Aの間の隙間部分に形設された保持溝部55Aにて杭部材30を挟み込む構成とするものである。
図3(C)の連結部材20Aの構成では、別部材からなる中空の縦枠部材52A,53Aを接続部51Aにて回動可能に連結し、ボルト56Aの締め付けにより縦枠部材52A,53Aの間の隙間部分に形設された保持溝部55Aにて杭部材30を挟み込む構成とするものである。
図3(D)の連結部材20Bの構成では、別部材からなる中空の縦枠部材52B,53Bを二つのボルト56B,56Bで連結し、両ボルト56B,56Bの締め付けにより縦枠部材52B,53Bの間の隙間部分に形設された保持溝部55Bにて杭部材30を挟み込む構成とするものである。
また、図3(E)の連結部材20Cに示す構成では、中空の一体の縦枠部材52Cを有する構成とし、ボルト56Cの締め付けにより保持溝部55Cを撓ませて杭部材30を挟み込む構成とするものである。また、縦枠部材52Cは外形を中空の角柱状とし、その各周面には縦溝52bが形成され、縦溝52bの部位において板厚方向に調整ネジ57が貫設されるとともに、調整ネジ57のボルト頭が縦溝52bから突出されるようになっている。
そして、施工の際には、図3(F)に示すように、支柱1を上側から移動させ、支柱1の中空部1k内に連結部材20Cが挿入された状態とする。ここで、支柱1の各側面1aには、連結部材20Cの調整ネジ57に対応する位置に貫通穴1xが形設されており、支柱1の外部から工具を用いて調整ネジ57を進退させることで、調整ネジ57のボルト頭が貫通穴1xの内側に当接するようになっている。
以上の構成において、支柱1の外部から工具を用い、適宜調整ネジ57を調節することで、調整ネジ57に内側から押されるようにして支柱1の角度を調整することができる。即ち、調整ネジ57を支柱1の角度調整機構として機能させ、支柱1の垂直出しを行うことができる。
支柱1の垂直出しを行った後は、ドリルネジ25を支柱1の外側から連結部材20Cへと打ち込んで、連結部材20に対する支柱1の固定を完了させる。
図5(A)は、実施例4に係る施工方法について説明する図である。
本実施例4では、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
本実施例4では、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
連結部材20は、底板部21と、底板部21の上面に立設される4枚の縦板部22,22と、縦板部22,22の上端部を接続する上枠部23と、を有して構成される。縦板部22,22は、その内側に支柱1が差し込まれる縦穴部24を構成すべく配設されており、上枠部23の枠内を通じて支柱1が縦穴部24に挿入できるように構成される。
本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、この支柱1の外形に対応して、縦穴部24の穴形状と、上枠部23の枠形状が四角形状にて構成される。支柱1の外表面が縦板部22,22に当接する寸法構成とすることで、支柱1と連結部材20の間の隙間を無くし、詳しくは後述するように、連結部材20(支柱支持体10)の垂直出しを行うことで、その結果、支柱1の垂直出しも実施される構成とすることができる。
縦板部22には、板厚方向の貫通穴22aが形成されており、縦穴部24に差し込まれた支柱1に対し、貫通穴22aを通じてドリルネジ25を打ち込むことにより、連結部材20と支柱1が一体化される。
また、縦板部22には、雌ネジが形設された貫通穴22m,22mが上下方向に間隔を空けて複数個所に形成されており、縦穴部24に差し込まれた支柱1に対し、貫通穴22mを通じて押しボルト25mを押し当てることにより、支柱1の側面を横から押圧して支柱1の角度調整が行える。
また、4つの縦板部22のうち、対向する一対の縦板部22には、上下方向で位置をずらして複数個所に貫通穴22nが配置されている。そして、この貫通穴22nに縦穴部24を横断するようにピン26が差込まれ、このピン26によって支柱1の下端を下から支える構成としている。この構成により、ピン26の差込箇所を適宜選択することで、支柱1の高さを設定することが可能となっている。
連結部材20の底板部21の下面には、杭部材30が突設される。杭部材30は、地面2に対して打ち込まれ、底板部21が地面2に当接することで、それ以上の打ち込みが規制され、規定の打ち込み量を実現できる。
なお、図5(B)に示すように、連結部材20を有底の角筒状に構成し、その縦穴部24に支柱1を差し込む構成とし、支柱1の下端部が連結部材20(支柱支持体10)に内嵌される構成としてもよい。
次に、以上の構成を用いた施工方法について、図5(A)を参照して説明する。
まず、地面2の所定の位置に杭部材30を差し込んで、連結部材20の底板部21を地面2に当接させるとともに、縦板部22,22を地面2に対して立設させる。この際、地面2が傾斜している場合であっても、杭部材30を差し込む構成であるため、連結部材20を地面2に設置することができる。
まず、地面2の所定の位置に杭部材30を差し込んで、連結部材20の底板部21を地面2に当接させるとともに、縦板部22,22を地面2に対して立設させる。この際、地面2が傾斜している場合であっても、杭部材30を差し込む構成であるため、連結部材20を地面2に設置することができる。
ここで、連結部材20(縦板部22,22)を地面2に対して垂直に立設するために、適宜、角度調整機構によって角度の調整が行われる。本実施例では、押しボルト25mを角度調整機構として機能させ支柱1の側面を押圧することで、縦板部22,22の垂直出しを行える構成としている。このように、連結部材20(縦板部22,22)の垂直出しを行うことで、支柱1が垂直方向に延びる状態を実現できる。
なお、角度調整機構の構成については特に限定されるものではなく、連結部材20の縦穴部24と支柱1の側面の間に楔を打ち込むことや、連結部材20の底板部21と地面2の間に楔を打ち込むことや、連結部材20の底板部21の4つの角部に、底板部21を上下方向に貫通するアジャスターボルトを螺設し、アジャスターボルトを回転させて地面2と底板部21の間の隙間を調整し、垂直出しを行う構成とすることなどが考えられる。
次いで、垂直出しされた連結部材20の縦穴部24に支柱1を差込むとともに、貫通穴22aを通じてドリルネジ25を打ち込むことで、連結部材20に対し支柱1を固定する。ここで、支柱1の上下位置は、ピン26の差込箇所により設定、調整することができ、上下位置を適宜調整した上で、ドリルネジ25を打ち込んで固定を行う。
次いで、連結部材20を取り囲むようにコンクリート型枠を設置し、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、連結部材20と支柱1が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
図6は、実施例5に係る施工方法について説明する図である。
本実施例5は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例5は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱支持体10は、尖らせた先端が地面2に打ち込まれ、地面2の上に現れる部位の外側に、支柱1が上から被せられるようにして取り付けられる。本実施例では、支柱支持体10は先端を尖らせた中空の丸柱材にて構成される一方、支柱1が中空の角柱材にて構成され、支柱1の中空部内に、支柱支持体10が差し込まれる。
また、支柱1の少なくとも一つの側面1aには、縦面の厚み方向に貫通する雌螺孔が形設され、この雌螺孔に角度調整機構として機能するボルト27が捻じ込まれて貫装される。ボルト27の先端は支柱1の中空部内に突出され、支柱支持体10の外表面10aに当接される。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、支柱支持体10を地面2の所定の位置に打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、支柱支持体10が浅く打ち込まれた状態とした上で、支柱支持体10が地面2に対して垂直に立設されるように、適宜、角度調整が行われる。本実施例では、打ち込まれた支柱支持体10を横から工具で軽く叩くなどして角度調整し、支柱支持体10の垂直出しを行うことで、支柱支持体10が垂直方向に延びる状態を実現できる。
まず、支柱支持体10を地面2の所定の位置に打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、支柱支持体10が浅く打ち込まれた状態とした上で、支柱支持体10が地面2に対して垂直に立設されるように、適宜、角度調整が行われる。本実施例では、打ち込まれた支柱支持体10を横から工具で軽く叩くなどして角度調整し、支柱支持体10の垂直出しを行うことで、支柱支持体10が垂直方向に延びる状態を実現できる。
なお、工具で軽く叩いて角度調整をする構成とするほか、角度調整機構を設ける構成としてもよい。即ち、例えば、支柱支持体10の外表面10aに地面2と接触する接触部材を設け、この接触部材の長さを調整して、支柱支持体10の角度調整をし、垂直出しを行う構成とすることなどが考えられる。
次いで、垂直出しされた支柱支持体10の外周を覆うように、上側から支柱1を移動して、支柱1の中空部1k内に支柱支持体10を差し込むとともに、ボルト27を適宜回転させて、ボルト27の先端を支柱支持体10の外表面10aに当接させる。これにより、支柱支持体10と支柱1の間でボルト27が突っ張り、支柱支持体10に対する支柱1のぐらつきが規制されるとともに、支柱支持体10に対して支柱1が固定された状態となる。
ここで、ボルト27を角度調整機構として機能させ、支柱1の垂直出しをすることとしてもよい。即ち、ボルト27の捻じ込み量を調整することで、支柱1の角度を調整するものである。この角度調整をより細かく可能とするために、ボルト27は支柱1において複数個所に設けられることが好ましい。
また、支柱1の上下位置調整が適宜行われる。この調整は、支柱支持体10をガイドとして機能させつつ、支柱1を支柱支持体10に対し上下方向に相対移動させることで容易に行うことができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10と支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
図7(A)(B)は、実施例6に係る施工方法について説明する図である。
本実施例6は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
本実施例6は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
連結部材20は、底板部21と、底板部21の上面に立設される4枚の縦板部22,22と、を有して構成される。本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、この支柱1の中空部の形状に対応して、縦板部22,22の外形が四角柱状に構成される。支柱1の中空部の内表面が縦板部22,22に当接する寸法構成とすることで、支柱1と連結部材20の間の隙間を無くし、詳しくは後述するように、連結部材20(支柱支持体10)の垂直出しを行うことで、その結果、支柱1の垂直出しも実施される構成とすることができる。
連結部材20の底板部21の下面には、杭部材30が突設される。杭部材30は、尖らせた先端が地面2に打ち込まれ、地面2の上方に連結部材20を配設させる。
また、支柱1の少なくとも一つの側面1aには、側面1aの厚み方向に貫通する貫通穴1hが形設され、支柱1の中空部に差し込まれた連結部材20に対し、貫通穴1hを通じてドリルネジ27を打ち込むことにより、連結部材20と支柱1が一体化される。なお、図7(B)は、図7(A)の構成において、連結部材20の部位の長さを長く構成したものであり、この両図の構成のように、連結部材20の長さについては適宜設計されるものとする。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、支柱支持体10の杭部材30を地面2の所定の位置に打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、杭部材30が浅く打ち込まれた状態とした上で、連結部材20を地面2に対して垂直に立設するために、適宜、角度の調整が行われる。本実施例では、地面2の上方に配置され連結部材20を横から工具で軽く叩くなどして角度調整し、連結部材20の垂直出しを行うことで、連結部材20(支柱支持体10)が垂直方向に延びる状態を実現できる。
まず、支柱支持体10の杭部材30を地面2の所定の位置に打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、杭部材30が浅く打ち込まれた状態とした上で、連結部材20を地面2に対して垂直に立設するために、適宜、角度の調整が行われる。本実施例では、地面2の上方に配置され連結部材20を横から工具で軽く叩くなどして角度調整し、連結部材20の垂直出しを行うことで、連結部材20(支柱支持体10)が垂直方向に延びる状態を実現できる。
なお、工具で軽く叩いて角度調整をする構成とするほか、角度調整機構を設ける構成としてもよい。即ち、例えば、連結部材20の外表面20aに地面2と接触する接触部材を設け、この接触部材の長さを調整して、連結部材20(支柱支持体10)の角度調整をし、垂直出しを行う構成とすることなどが考えられる。
次いで、垂直出しされた連結部材20の外周を覆うように、上側から支柱1を移動して、支柱1の中空部内に連結部材20を差し込むとともに、支柱1の側面1aに形成された貫通穴1hにドリルネジ27を挿通し、連結部材20の外表面20aに打ち込むことで、連結部材20に対して支柱1が固定される。
また、ドリルネジ27による支柱1の固定の前に、支柱1の上下位置調整が適宜行われる。この調整は、連結部材20をガイドとして機能させつつ、支柱1を連結部材20に対し上下方向に相対移動させることで容易に行うことができる。
また、ドリルネジ27による支柱1の固定の後に、支柱1を工具で軽くたたくなどして、再度角度調整を実施し、支柱1の垂直出しをすることとしてもよい。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10(連結部材20)と支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
図8は、実施例7に係る施工方法について説明する図である。
本実施例7は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例7は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱1には、支柱1の長手方向の軸芯に対して傾く方向に延びる貫通穴42が複数個所に構成されている。本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、4つの側面1a,1aについて、互いに対向する側面に上下方向の位置をずらせた貫通穴42a,42bの組を形成することで、合計4箇所の貫通穴42a,42bの組が構成される。
そして、位置が高いほうの貫通穴42aから支柱支持体10を挿入し、位置が低いほうの貫通穴42bから突き出させ、さらに、地面2へと支柱支持体10が差し込まれる。
支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、合計4本の支柱支持体10が打ち込まれることで、支柱1を地面2に立設させた状態を維持することができる。なお、貫通穴42a,42bの組の数や、支柱支持体10の本数については、特に限定されるものではない。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とし、貫通穴42a,42bに支柱支持体10を挿入するとともに、支柱支持体10を地面2に打ち込む。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とし、貫通穴42a,42bに支柱支持体10を挿入するとともに、支柱支持体10を地面2に打ち込む。
ここで、まずは全ての支柱支持体10を地面2に対し浅く打ち込むことで、支柱1を自立させる。その後、支柱支持体10をさらに打ち込みつつ、支柱1の角度の調整を適宜行い、支柱1の垂直出しを実施する。この打ち込みによる支柱1の垂直出しの構成とすることにより、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10と支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
図9(A)(B)は、実施例8に係る施工方法について説明する図である。
本実施例8は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例8は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱1の表面には、支柱1の長手方向の軸芯に対して傾く方向に延びる貫通穴42を有する筒部材44が複数個所に配設されている。本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、4つの側面1a,1aについて、斜め方向に貫通穴42を配置する筒部材44がそれぞれ設置される。
また、本実施例では、支柱1の外周を取り囲むように、支柱1に対して上下摺動自在に設けられる角筒部材46に、筒部材44が設けられる構成としている。換言すれば、本実施例では、4つの側面を有する角筒部材46の各側面に貫通穴42を斜め方向に配置する筒部材44を備えたアタッチメント48を支柱1に取り付けた構成としている。
そして各筒部材44の貫通穴42について上側から支柱支持体10を挿入し、さらに、地面2へと支柱支持体10が差し込まれる。
支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、合計4本の支柱支持体10が打ち込まれることで、支柱1を地面2に立設させた状態を維持することができる。なお、筒部材44の数や、支柱支持体10の本数については、特に限定されるものではない。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、支柱1にアタッチメント48を取り付けた上で、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。そして、各筒部材44の貫通穴42に支柱支持体10を挿入するとともに、支柱支持体10を地面2に打ち込む。
まず、支柱1にアタッチメント48を取り付けた上で、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。そして、各筒部材44の貫通穴42に支柱支持体10を挿入するとともに、支柱支持体10を地面2に打ち込む。
ここで、まずは全ての支柱支持体10を地面2に対し浅く打ち込むことで、支柱1を自立させる。その後、支柱支持体10をさらに打ち込みつつ、支柱1の角度の調整を適宜行い、支柱1の垂直出しを実施する。この打ち込みによる支柱1の垂直出しの構成とすることにより、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10、アタッチメント48、さらには支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
なお、図9(A)に示すように、支柱支持体10を刺し込む方向を同一の斜め方向として、一側回転方向となるように支柱支持体10が刺し込まれる構成とするほか、図9(B)に示すように、隣り合う筒部材44の上下位置をずらして配置し、支柱支持体10同士が干渉しないようにすることで、支柱支持体10がクロスして地面に刺し込まれる構成賭してもよい。
図10(A)(B)は、実施例9に係る施工方法について説明する図である。
本実施例9は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例9は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱1の各側面1aには、別体の支柱支持体10を留め付けるための貫通穴1hが形成されている。
支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、後端部には固定ネジ25hを貫通するための貫通穴10hが形成されている。
支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、後端部には固定ネジ25hを貫通するための貫通穴10hが形成されている。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。そして、各支柱支持体10を工具で軽く叩くなどして地面2に打ち込む。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。そして、各支柱支持体10を工具で軽く叩くなどして地面2に打ち込む。
そして、支柱支持体10の貫通穴10hが、支柱1の貫通穴1hの位置に合うまで支柱支持体10を打ち込む。貫通穴10h,1h同士の位置が合致した状態で固定ネジ25hを捻じ込み、支柱支持体10を支柱1に固定する。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠6内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10と支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
図11は、実施例10に係る施工方法について説明する図である。
本実施例10は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例10は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱1の下端部には、支柱1の長手方向と直交する方向において、複数方向に延びるベース部1b,1bが設けられる。本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、4つの側面1a,1aからそれぞれ板状のベース部1b,1bが延設される。
ベース部1b,1bの先端部には、その厚み方向に貫通する貫通穴1nが設けられており、各貫通穴1nに支柱支持体10が差し込まれる。支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、その先端を地面2に対して打ち込むことができる。そして、合計4本の支柱支持体10がそれぞれ打ち込まれることで、支柱1がベース部1b,1bに支えられ、支柱1を地面2に立設させた状態を維持することができる。
ここで、この支柱支持体10を斜め方向に打ち込むことにより、支柱支持体10の表面をベース部1bの貫通穴1nに当接させ、ベース部1bの表面を上から押さえつけることができる。このように押さえつけることにより、ベース部1bを通じて支柱1の角度を調整できる。このようにして、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。この際、ベース部1bによる支えにより支柱1を自立させておくことも可能であり、作業性に優れた構成が実現できる。そして、各支柱支持体10をベース部1b,1bの貫通穴1nに差込み、工具で軽く叩くなどして支柱支持体10を地面2に打ち込む。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。この際、ベース部1bによる支えにより支柱1を自立させておくことも可能であり、作業性に優れた構成が実現できる。そして、各支柱支持体10をベース部1b,1bの貫通穴1nに差込み、工具で軽く叩くなどして支柱支持体10を地面2に打ち込む。
ここで、まずは全ての支柱支持体10を地面2に対し浅く打ち込んだあと、その後の打ち込みによってベース部1bを支柱支持体10にて押さえつけることで、支柱1の角度の調整を適宜行い、支柱1の垂直出しを実施する。この打ち込みによる支柱1の垂直出しの構成とすることにより、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10、ベース部1b、及び、支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
図12は、実施例11に係る施工方法について説明する図である。
本実施例11は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例11は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱1の下端部には、ベース部1bが設けられている。ベース部1bは、支柱1の下端部に連結される第一横枠1cと、第一横枠1cの両端においてそれぞれ連結され、第一横枠1cと直交する方向に延びる第二横枠1d,1dを有して構成される。本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、4つのうちの一つの側面1aに対し、第一横枠1cが取り付けられている。第一横枠1cと第二横枠1dは、例えば、それぞれ略L字状断面を有する長尺材で構成することができる。
第二横枠1d,1dの長手方向の両端部には、上下方向に貫通する貫通穴1nが設けられており、各貫通穴1nに支柱支持体10が差し込まれる。支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、その先端を地面2に対して打ち込むことができる。そして、合計4本の支柱支持体10がそれぞれ打ち込まれることで、支柱1がベース部1bに支えられ、支柱1を地面2に立設させた状態を維持することができる。
ここで、支柱支持体10を斜め方向に打ち込むことにより、支柱支持体10の周面を第二横枠1dの貫通穴1nに当接させ、第二横枠1dの表面を上から押さえつけることができる。このように押さえつけることにより、第二横枠1d、及び、第一横枠1cを通じて支柱1の角度を調整できる。このようにして、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。この際、ベース部1bによる支えにより支柱1を自立させておくことも可能であり、作業性に優れた構成が実現できる。そして、各支柱支持体10を第二横枠1dの貫通穴1nに差込み、工具で軽く叩くなどして支柱支持体10を地面2に打ち込む。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。この際、ベース部1bによる支えにより支柱1を自立させておくことも可能であり、作業性に優れた構成が実現できる。そして、各支柱支持体10を第二横枠1dの貫通穴1nに差込み、工具で軽く叩くなどして支柱支持体10を地面2に打ち込む。
ここで、まずは全ての支柱支持体10を地面2に対し浅く打ち込んだあと、その後の打ち込みによって第二横枠1dを支柱支持体10にて押さえつけることで、支柱1の角度の調整を適宜行い、支柱1の垂直出しを実施する。この打ち込みによる支柱1の垂直出しの構成とすることにより、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10、ベース部1b、及び、支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
なお、以上のベース部1bの構成において、支柱1に対し第一横枠1cが回動可能に連結される構成とし、さらに、第一横枠1cに対し第二横枠1d,1dが回動可能に連結される構成とすることもできる。これによれば、回動支点における角度調整により支柱1の垂直出しを実施することができる。この場合、回動支点を角度調整機構として機能させることができる。
図13(A)は、実施例12に係る施工方法について説明する図である。
本実施例12では、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
本実施例12では、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
連結部材20は、底板部21と、底板部21の上面に立設される角柱部29とを有して構成される。角柱部29は、その外側に支柱1を被せることができるように構成されており、中空の角柱状部材にて構成される支柱1の中空部に差込可能な形状としている。
ここで、角柱部29の外表面が、支柱1の中空部の内表面に当接する寸法構成とすることで、支柱1と角柱部29の間の隙間を無くし、詳しくは後述するように、連結部材20(支柱支持体10)の垂直出しを行うことで、その結果、支柱1の垂直出しも実施される構成とすることができる。
支柱1の側面1aには、板厚方向の貫通穴1hが形成されており、支柱1の内部に連結部材20の角柱部29を差し込んだ状態において、貫通穴1hを通じてドリルネジ25を打ち込むことにより、連結部材20と支柱1が一体化される。
連結部材20の底板部21には、杭部材30を挿通させるための貫通穴21aが設けられる。本実施例では、二箇所に貫通穴21aが設けられ、各貫通穴21aを通じて杭部材30が地面2に対して打ち込まれる。
さらに、連結部材20の底板部21の4つの角部には、底板部21を上下方向に貫通するアジャスターボルト32が螺設され、アジャスターボルト32を回転させて地面2と底板部21の間の隙間を調整することで、連結部材20の角柱部29の角度調整、即ち、垂直出しを行うことができる。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、地面2の所定の位置に連結部材20を配置し、杭部材30を地面2に打ち込んで仮固定の状態とする。次いで、アジャスターボルト32を適宜調整し、連結部材20の角柱部29の角度調整、即ち、垂直出しを実施する。ここで、アジャスターボルト32を角度調整機構として機能させることにより、地面2が傾斜地である場合にも、連結部材20の垂直出しを行うことができる。
まず、地面2の所定の位置に連結部材20を配置し、杭部材30を地面2に打ち込んで仮固定の状態とする。次いで、アジャスターボルト32を適宜調整し、連結部材20の角柱部29の角度調整、即ち、垂直出しを実施する。ここで、アジャスターボルト32を角度調整機構として機能させることにより、地面2が傾斜地である場合にも、連結部材20の垂直出しを行うことができる。
次いで、垂直出しされた連結部材20の角柱部29の外周を覆うように、上側から支柱1を移動して、支柱1の中空部内に角柱部29を差し込むとともに、貫通穴1hを通じてドリルネジ25を打ち込むことで、角柱部29に対し支柱1を固定する。ここで、支柱1の上下位置は、支柱1に対する角柱部29の差込量により調整することができる。また、角柱部29をガイドとして機能させることで、支柱1を角柱部29に対し上下方向に相対移動させることで容易に行うことができる。そして、上下位置を適宜調整した上で、ドリルネジ25を打ち込んで固定を行う。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10と支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
なお、以上の説明では、図13(A)に示すように連結部材20を用いる構成としたが、図13(B)に示すように、支柱1の下端部に底板部21を設けることにより、連結部材20を不要な構成としてもよい。
図14(A)は、実施例13に係る施工方法について説明する図である。
本実施例13は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
本実施例13は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。
支柱1の下端部には、支柱1の断面積よりも広いベース部1bが設けられる。本実施例では、支柱1が中空の角柱状にて構成されており、ベース部1bが四角形の板部材にて構成される。
ベース部1bには、その厚み方向に貫通する貫通穴1nが複数個所に設けられており、各貫通穴1nに支柱支持体10が差し込まれる。支柱支持体10は、先端の尖った棒状の杭部材にて構成され、その先端を地面2に対して打ち込むことができる。そして、合計2本の支柱支持体10がそれぞれ打ち込まれることで、支柱1がベース部1bに支えられ、支柱1を地面2に立設させた状態を維持することができる。
ここで、この支柱支持体10を斜め方向に打ち込むことにより、支柱支持体10の周面をベース部1bの貫通穴1nに当接させ、ベース部1bの表面を上から押さえつけることができる。このように押さえつけることにより、ベース部1bを通じて支柱1の角度を調整できる。このようにして、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。そして、各支柱支持体10をベース部1b,1bの貫通穴1nに差込み、工具で軽く叩くなどして支柱支持体10を地面2に打ち込む。
まず、地面2の所定の位置に支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とする。そして、各支柱支持体10をベース部1b,1bの貫通穴1nに差込み、工具で軽く叩くなどして支柱支持体10を地面2に打ち込む。
ここで、まずは全ての支柱支持体10を地面2に対し浅く打ち込んだあと、その後の打ち込みによってベース部1bを支柱支持体10にて押さえつけることで、支柱1の角度の調整を適宜行い、支柱1の垂直出しを実施する。この打ち込みによる支柱1の垂直出しの構成とすることにより、支柱支持体10を角度調整機構として機能させることができる。
次いで、支柱1を取り囲むようにコンクリート型枠6を設置し、コンクリート型枠6内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10、ベース部1b、及び、支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、コンクリート型枠6に囲まれる部位に、予め鉄筋7を打ち込んでおき、コンクリートに埋め込まれるようにすることで、固化後のコンクリートの位置ズレ発生を防止できる。また、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
また、以上の図14(A)の実施形態におけるベース部1bを省略した図14(B)に示す構成とし、中空の支柱1の側面1aに形設した貫通穴1pに、支柱支持体10を差し込んで地面2に打ち込む構成としてもよい。
図15は、実施例14に係る施工方法について説明する図である。
本実施例14は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
本実施例14は、地面2に差し込まれる支柱支持体10と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
連結部材20は、四角筒状の部材にて構成され、その筒穴部20gに支柱1を挿通可能としている。連結部材20の側面の複数個所にはフック20fが設けられており、このフック20fと杭部材30が紐部材33を介して接続されている。紐部材33は、樹脂製の紐や、金属ワイヤなどで構成できる。杭部材30は、尖らせた先端が地面2に打ち込まれる。
本実施例では、4本の杭部材30が用いられ、4点において支柱1を支えることが可能となっている。杭部材30の数については特に限定されるものではなく、例えば、3本の杭部材30を用い、支柱1を3点で支える構成としてもよい。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、連結部材20の筒穴部20gに支柱1を挿通した状態とし、所定の位置に支柱1を配置する。そして、支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とし、各紐部材33が緩まずに張った状態とするように、杭部材30を適宜地面2に対し打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、杭部材30が浅く打ち込まれた状態とした上で、支柱1を垂直に立設するために、適宜、角度の調整が行われる。
まず、連結部材20の筒穴部20gに支柱1を挿通した状態とし、所定の位置に支柱1を配置する。そして、支柱1を手で押さえるなどして立たせた状態とし、各紐部材33が緩まずに張った状態とするように、杭部材30を適宜地面2に対し打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、杭部材30が浅く打ち込まれた状態とした上で、支柱1を垂直に立設するために、適宜、角度の調整が行われる。
例えば、工具で杭部材30を軽く叩いて、杭部材30の打ち込み量を変更することや、一度差し込んだ杭部材30を引き抜き、位置をずらして再度杭部材30を打ち込むことや、紐部材33をフック20fに適宜巻きつけて長さを変更することなどにより調整することができ、このようにして、支柱1の垂直出しを実施することができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10(連結部材20、杭部材30)、紐部材33、支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。また、連結部材20については、コンクリートに埋め込まれない位置に配置して、コンクリート基礎の完成後において、フック20fから紐部材33を取り外し、撤去する構成としてもよい。
図16(A)は、実施例15に係る施工方法について説明する図である。
本実施例15は、地面2に差し込まれる支柱支持体10(杭部材30)と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
本実施例15は、地面2に差し込まれる支柱支持体10(杭部材30)と、支柱支持体10と一体化される支柱1を用いて実施される。支柱支持体10は、地面2に差し込まれる杭部材30と、杭部材30と支柱1の間に介設される連結部材20を有して構成される。
連結部材20は、水平方向に延びる横枠部20aと、横枠部20aの両端部において下方に延びる縦枠部20bとを有して構成される。横枠部20aには、長手方向と直交する横方向から支柱1を差し込み可能な平面視略コ字状の切欠部20cが形設されている。
この切欠部20cの寸法は、支柱1と嵌合する大きさに設定されることで、支柱1を連結部材20に対して嵌め込み、嵌め込んだ後は互いにズレが生じないようにすることが好ましい。
縦枠部20bには、それぞれ先端の尖った棒状の杭部材30が設けられ、杭部材30を地面2に打ち込むことで、連結部材20を地面2に固定できる。
次に、以上の構成を用いた施工方法について説明する。
まず、所定の位置に支柱1を配置して手で押さえるなどして立たせた状態とし、支柱1の位置に切欠部20cを合わせつつ、側方から支柱支持体10をずらして支柱1に嵌め付ける。
まず、所定の位置に支柱1を配置して手で押さえるなどして立たせた状態とし、支柱1の位置に切欠部20cを合わせつつ、側方から支柱支持体10をずらして支柱1に嵌め付ける。
次いで、杭部材30を適宜地面2に対し打ち込む。ここで、打ち込む量は小さくすることとし、杭部材30が浅く打ち込まれた状態とした上で、支柱1を垂直に立設するために、適宜、角度の調整が行われる。例えば、工具で杭部材30を軽く叩いて、杭部材30の打ち込み量を変更することで、連結部材20を介して支柱1の角度を調整する。このようにして、支柱1の垂直出しを実施することができる。
次いで、図示せぬコンクリート型枠にて支柱1を取り囲み、コンクリート型枠内にコンクリートを充填して放置し、固化させることで、支柱支持体10(連結部材20、杭部材30)と支柱1の下端部が埋め込まれた状態のコンクリート基礎が完成される。なお、このように、「置き基礎」の構成にて実施するほか、「地中基礎」を実施する場合においても本実施例を適用することができる。
また、以上の図16(A)に示した支柱支持体10について、図16(B)に示すように、支柱支持体10を二つ用意し、直交配置して同時に用いる実施形態とすることも考えられる。
本発明は、広大な敷地に太陽電池モジュールを設置してなるメガソーラーなどに用いる架台の支柱や、カーポートの支柱や、フェンスの支柱や、植栽の支柱や、各種標識の支柱など、地面に各種構造物の支柱を設置する技術に適用できる。
1 支柱
2 地面
3 縦穴
4 コンクリート基礎
4a コンクリート
6 コンクリート型枠
10 支柱支持体
20 連結部材
30 杭部材
2 地面
3 縦穴
4 コンクリート基礎
4a コンクリート
6 コンクリート型枠
10 支柱支持体
20 連結部材
30 杭部材
Claims (7)
- 地面に支柱支持体を差し込んで自立させる工程と、
前記支柱支持体に支柱の下端部を取り付ける工程と、
前記支柱支持体の周囲をコンクリート型枠で取り囲む工程と、
前記コンクリート型枠内にコンクリートを打設して前記支柱支持体をコンクリート内に埋設する工程と、
を含む、支柱の施工方法。 - 地面に穴掘りをして縦穴を形成する工程と、
前記縦穴の内部に支柱支持体を差し込んで自立させる工程と、
前記支柱支持体に支柱の下端部を取り付ける工程と、
前記縦穴内にコンクリートを打設して、前記縦穴内に配置される前記支柱支持体をコンクリート内に埋設する工程と、
を含む、支柱の施工方法。 - 前記支柱支持体、及び/又は、前記支柱の角度を調整し、前記支柱の垂直出しを行う工程、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の支柱の施工方法。 - 前記支柱支持体とともに、前記支柱の下端部もコンクリート内に埋設させる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の支柱の施工方法。 - 前記支柱支持体は、
棒状の杭部材と、
前記杭部材と前記支柱の間に介設される連結部材と、を有して構成される、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の支柱の施工方法。 - 前記支柱は中空の部材にて構成され、
前記支柱支持体の少なくとも一部が、前記支柱の中空部に挿入された状態で、前記支柱支持体に対し前記支柱が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の支柱の施工方法。 - 前記支柱支持体は中空の部材にて構成され、
前記支柱の少なくとも一部が、前記支柱支持体の中空部に挿入された状態で、前記支柱支持体に対し前記支柱が取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の支柱の施工方法。
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- 2015-06-16 JP JP2015121576A patent/JP2017008486A/ja active Pending
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