JP2017005182A - セラミックス配線板の製造方法 - Google Patents

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良仁 上原
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Abstract

【課題】配線パターン形成時のエッチングプロセスを簡略化できると共に、ロウ材の利用効率を高めること。【解決手段】少なくとも第一面14に溝12Gが設けられた接合用銅板10の接合面14Cに、ロウ材を主成分として含むロウ材層20を形成するロウ材層形成工程と、絶縁体基板30と、接合用銅板10とを、ロウ材層20が絶縁体基板30と接触するように積層して焼成することにより、絶縁体基板30と接合用銅板10とを接合する接合工程と、絶縁体基板30と接合用銅板10とが接合された積層体42の接合用銅板10が設けられた側の表面16を、溝12Gが貫通孔12THとなるまでエッチングするエッチング工程と、を少なくとも経て、セラミックス配線板60を製造するセラミックス配線板の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、セラミックス配線板の製造方法に関するものである。
セラミックス配線板は、種々の用途に利用できるが、放熱性、絶縁性、耐熱性等に優れるため、特に産業用の高電圧・高電流用の電源関係に幅広く利用されており、種々の技術が提案されている(たとえば、特許文献1〜3等参照)。
特開平9−260546号公報 特開平9−321354号公報 特開2013−55264号公報
このセラミックス配線板としては、アルミナセラミックス等の酸化物系セラミックスからなるセラミックス基板と銅板とを、銅板表面の酸化物をソルダー(ロウ材)として利用することで接合する酸化物ソルダー法を利用して作製されるセラミックス配線板や、チタンやハフニウム等の活性金属を含有する銀ロウを用いて接合する活性金属ロウ材法を利用して作製されるセラミックス配線板が知られている。活性金属ロウ材法を利用して作製されるセラミックス配線板では、通常、窒化ケイ素等の窒化物系セラミックスからなるセラミックス基板が用いられる。
一方、セラミックス配線板の製造に際しては配線パターンを形成するために、少なくとも銅板のエッチング処理が必要となる。さらに、セラミックス基板と銅板との接合に際して、ロウ材を接合界面全面に付与している場合には、パターン化された個々の配線間の絶縁を確保するために、セラミックス基板と銅板との間に配置されたロウ材の部分的なエッチングも必要になる。このような場合、銅用のエッチャントおよびロウ材用のエッチャントの各々を用いたエッチング工程が必要になる上に、使用したエッチャントの廃液処理コストも増える。また、エッチング処理で除去されるロウ材は、セラミックス配線板を構成しないため、高価なロウ材の利用効率も低下する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、セラミックス基板と銅板とをロウ材用いて接合するプロセスを経てセラミックス配線板を製造する場合において、配線パターン形成時のエッチングプロセスを簡略化できると共に、ロウ材の利用効率を高めることができるセラミックス配線板の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題は以下の本発明により達成される。すなわち、
本発明のセラミックス配線板の製造方法は、少なくとも一方の面に溝が設けられた接合用銅板の溝が設けられた面のうち、溝が設けられていない部分の表面に、ロウ材を主成分として含むロウ材層を形成するロウ材層形成工程と、セラミックスおよびガラスセラミックスから選択される絶縁体材料からなる絶縁体基板と、接合用銅板とを、ロウ材層が絶縁体基板と接触するように積層して焼成することにより、絶縁体基板と接合用銅板とを接合する接合工程と、絶縁体基板と接合用銅板とが接合された積層体の接合用銅板が設けられた側の表面を、溝が貫通孔となるまでエッチングするエッチング工程と、を少なくとも経て、セラミックス配線板を製造することを特徴とする。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の一実施形態は、接合用銅板の厚みを100%とした場合の溝の深さが40%〜80%であることが好ましい。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の他の実施形態は、接合用銅板の平面方向において、溝が接合用銅板の外周端まで達するように連続して設けられていることが好ましい。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の他の実施形態は、絶縁体材料が、窒化アルミニウムおよび窒化ケイ素からなる群より選択される窒化物系セラミックスであることが好ましい。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の他の実施形態は、絶縁体材料が、炭化ケイ素であることが好ましい。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の他の実施形態は、ロウ材は、銀およびニッケルの少なくともいずれかを主成分として含むことが好ましい。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の他の実施形態は、接合用銅板が、両面が平坦面からなる銅板の少なくとも一方の面の一部分を選択的にエッチングすることで溝を形成する溝形成工程を経て製造されることが好ましい。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の他の実施形態は、ロウ材層形成工程において、メッシュ状の開口部が一様に形成されたスクリーンマスクを用いてスクリーン印刷を行うことによりロウ材層を形成することが好ましい。
本発明によれば、セラミックス基板と銅板とをロウ材用いて接合するプロセスを経てセラミックス配線板を製造する場合において、配線パターン形成時のエッチングプロセスを簡略化できると共に、ロウ材の利用効率を高めることができるセラミックス配線板の製造方法を提供することができる。
本発明のセラミックス配線板の製造方法の一例を示す模式断面図である。 本発明のセラミックス配線板の製造方法に用いられる接合用銅板の製造方法の一例を示す模式断面図である。
図1は、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法の一例を示す模式断面図であり、具体的には、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法を構成する3つの主要な工程、すなわち、ロウ材層形成工程(図1(A)、(B))、接合工程(図1(C)、図1(D))、および、エッチング工程(図1(E)、(F))について説明する図である。
−ロウ材層形成工程−
まず、ロウ材層形成工程では、少なくとも一方の面に溝12Gが設けられた接合用銅板10の溝12Gが設けられた面(第一面14)のうち、溝12Gが設けられていない部分の表面(接合面14C)に、ロウ材を主成分として含むロウ材層20を形成する。
なお、ロウ材層形成工程において使用する接合用銅板10は、予め溝12Gが設けられているのであればその製造方法は特に限定されない。しかしながら、接合用銅板10は、たとえば、両面が平坦面からなる銅板の少なくとも一方の面の一部分(溝12Gとなる領域)を選択的にエッチングすることで溝12Gを形成する溝形成工程を経て作製されたものでもよい。この場合、具体的には、図2に示す手順で接合用銅板10を製造することができる。まず、両面が平坦面からなり、表面の酸化層やコンタミネーション等が、エッチングや洗浄等の表面処理によって予め除去された銅板100を準備する(図2(A))。次に、この銅板100の両面に、レジスト膜を形成する。この際、銅板100の片面(第一面14)側には、溝12Gの平面パターンがマスク部分となるようにメッシュ状の開口部が形成されたスクリーンマスクを用いて、溝12Gが形成される位置に開口部OPを有するレジスト膜110をスクリーン印刷により形成する。また、ベタ膜状のレジスト膜120を第二面16(第一面14と反対側の面)に形成する(図2(B))。その後、レジスト膜110、120付きの銅板100を、銅用エッチャントを噴霧する機構を備えたエッチング処理装置により、レジスト膜110の開口部OPに露出する銅板100の表面をエッチングすることで、溝12Gが形成された銅板100、すなわち接合用銅板10を得る(図2(C))。そして、レジスト膜110、120を有機溶剤等を用いて除去することで、図1(A)に示すようにロウ材層形成工程に用いる接合用銅板10を準備できる。
なお、溝12Gは、上述した方法以外にも、銅板100のプレス成形加工や、切削加工、フォトリソグラフィーを利用したパターニングとエッチングとを組み合わせる方法など、公知の溝形成方法を適宜利用して形成してもよい。なお、フォトリソグラフィーを利用する場合は、レジストを塗布してレジスト膜を形成し、これをパターニングしてもよく、感光性フィルムを熱圧着した後、これをパターニングしてもよい。
ロウ材層20の形成に際しては、粒子状のロウ材を、フラックスやバインダー、溶剤などを用いてペースト化したペースト状ロウ材を用いることができる。接合用銅板10の第一面14にペースト状ロウ材を付与する場合、溝12Gと、溝12G以外の部分(接合面14C)とでは段差があるため、接合面14Cのみに選択的にペースト状のロウ材を付与してロウ材層20を形成することが極めて容易である。なお、ロウ材層20を形成する場合は、スクリーン印刷等の公知の印刷・塗布・成膜方法を適宜利用することができる。スクリーン印刷を利用する場合は、溝12Gの平面パターンがマスク部分となるように開口部が形成されたスクリーンマスク(部分開口マスク)を用いてロウ材層20を形成してもよく、メッシュ状の開口部が一様に形成されたスクリーンマスク(全面開口マスク)を用いてロウ材層20を形成してもよい。
なお、全面開口マスクを用いたスクリーン印刷時には、全面開口マスクの接合用銅板10側の面の全面にペースト状ロウ材が刷り出て来る。しかしながら、溝12Gの底面と、全面開口マスクとの間にはギャップが形成される。このため、ペースト状ロウ材は、接合面14Cには容易に付着できても、溝12Gの内壁面には基本的に付着しない。それゆえ、全面開口マスクを用いても接合面14Cにのみ選択的にロウ材層20を形成できる。これに加えて、全面開口マスクは、部分開口マスクと比べて、スクリーン印刷に際して接合用銅板10に対して位置決め不要であり、溝12Gのパターン(言い換えれば、配線パターン)に関係無く利用可能である。また、全面開口マスクのうち溝12Gに対応する領域において、接合用銅板10側の面に刷り出た余分なペースト状ロウ材は、スクリーン印刷機の裏掻き機能により回収されて再利用される。このため、部分開口マスクを使用する場合と同様に、全面開口マスクを使用する場合においても、ペースト状ロウ材のロスは発生しない。これらの点を考慮すると、スクリーン印刷に際しては、位置決め不要で配線パターンに関係無く利用できる全面開口マスクを用いることが特に好ましい。
ここで、全面開口マスクを用いたスクリーン印刷に際して、全面開口マスクの接合用銅板10側の面に刷り出されるペースト状ロウ材の刷り出し厚みTpは、接合面14C上に形成されるロウ材層20の厚みに応じて適宜選択することができる。但し、溝12Gがペースト状ロウ材により埋め込まれるのを避けるため、ペースト状ロウ材の刷り出し厚みTpは、溝12Gの深さTgとロウ材層20の厚みとの合計値よりも小さくなるように設定されることが好ましく、ペースト状ロウ材の刷り出し厚みTpは、溝12Gの深さTgよりも小さくなるように設定されることがより好ましい。また、溝12Gの深さTgとペースト状ロウ材の刷り出し厚みTpとのギャップΔT(=溝12Gの深さTg−ペースト状ロウ材の刷り出し厚みTp)は、20μm以上が好ましく、30μm以上がより好ましい。
−接合工程−
接合工程では、まず、図1(C)に示すように、セラミックスおよびガラスセラミックスから選択される絶縁体材料からなる絶縁体基板30と、接合用銅板10とを、ロウ材層20が絶縁体基板30と接触するように積層する。そして、積層することで得られた第一中間積層体40を焼成することにより、絶縁体基板30と接合用銅板10とを接合する。これにより絶縁体基板30と接合用銅板10とが、焼成されたロウ材層20(焼成後ロウ材層22)により接合された第二中間積層体42を得る(図1(D))。
なお、図1(C)に示す例では、絶縁体基板30の両面にロウ材層20を介して接合用銅板10を積層した5層構造の第一中間積層体40を作製している。しかし、第一中間積層体40は、絶縁体基板30の片面にロウ材層20を介して接合用銅板10を積層した3層構造の積層体であってもよい。この点は、第一中間積層体40に対応した層構造を持つ第二中間積層体42およびセラミックス配線板60(図1(F)にて後述)についても同様である。但し、セラミックス配線板60の厚み方向における応力バランスが崩れるのを防いで、セラミックス配線板60の反りや、絶縁体基板30の破損が生じるのを抑制する観点から、作製するセラミックス配線板60は図1(F)に示すように5層構造であることが特に好ましい。
−エッチング工程−
続いて、エッチング工程では、絶縁体基板30と接合用銅板10とが接合された積層体(第二中間積層体42)の接合用銅板10が設けられた側の表面(接合用銅板10の第二面16)を、溝12Gが貫通孔12THとなるまでエッチングする。
エッチングは、たとえば、図1(E)に示すように行うことができる。すなわち、まず、第二中間積層体42の両面(接合用銅板10の第二面16)に、溝12Gの平面パターンがマスク部分となるように開口部が形成されたスクリーンマスクを用いてスクリーン印刷により、レジスト膜110を形成する。この場合、レジスト膜110の開口部OPの位置が、第二中間積層体42を構成する接合用銅板10の溝12Gの位置と略一致するようにスクリーン印刷を行う。次に、レジスト膜110が形成された第二中間積層体42を、塩化第二銅水溶液や塩化第二鉄水溶液などの銅用エッチャントを用いてエッチング(たとえば、スプレーエッチングなど)することにより、レジスト膜110の開口部OPに露出する銅板100の表面をエッチングする。これにより、第二面16と溝12Gの底部とが連通して、貫通孔12THが形成される。そして、最後に、レジスト膜110をアルカリ水溶液等の剥離剤を用いて除去する。
なお、溝12Gの底部と第二面16との間の肉厚(エッチング代)が小さい場合は、レジスト膜110を形成するプロセス(図1(E))を省いて、第二面16全面をエッチングするだけでもよい。また、レジスト膜110の形成方法としては、上述したスクリーン印刷を用いた方法に限定されず、たとえば、フォトリソグラフィーなどその他公知の方法を適宜利用することもできる。
これにより、図1(F)に示すように、絶縁体基板30と、絶縁体基板30の少なくとも片面に設けられ、かつ、貫通孔12THを有する接合用銅板10からなる配線層50と、絶縁体基板30と配線層50との間に配置された焼成後ロウ材層22と、を備えたセラミックス配線板60を得ることができる。このセラミックス配線板60では、エッチング工程が完了した時点において、配線パターンを構成する配線層50が存在する領域にのみ対応して焼成後ロウ材層22が設けられている。
以上に説明した本実施形態のセラミックス配線板の製造方法では、ロウ材層形成工程において、配線パターンとなる領域(接合面14C)のみにロウ材層20を形成するため、その後の工程において、配線パターンに合わせてロウ材層20(あるいは焼成後ロウ材層22)をエッチングしなくてもよい。このため、セラミックス配線板60の製造に際して、ロウ材の利用効率を非常に高くすることができる。これに加えて、ロウ材層20(あるいは焼成後ロウ材層22)のエッチング処理が不要であるため、セラミックス配線板60の製造に際してはエッチャントとして基本的に銅用エッチャントのみを用いればよい。したがって、エッチングプロセスも簡略化できる。これに加えて、銅材とロウ材とに各々対応した2種類のエッチャントを使用する必要も無いため、廃液処理コストの増大も抑制できる。
これに加えて、産業用の高電圧・高電流用の電源用途では、アルミナセラミックス基板に対して、酸化物ソルダー法を利用して銅板を接合したセラミックス配線板が従来より広く利用されているため、これに伴いこのタイプのセラミックス配線板の製造に用いられる銅板のエッチング技術が既に確立されている。それゆえ、エッチング工程では、既存の低コスト、高信頼性、廃液・銅のリサイクル性に優れた既存のセラミックス配線板製造用の銅エッチング技術をそのまま利用することができる。この点は、接合用銅板10を、図2に例示したようにエッチングを利用して作製する場合も同様である。さらに、ロウ材層20(あるいは焼成後ロウ材層22)が銀ロウを主成分として含む場合、これらの層のエッチングに用いるエッチャントとしては、腐食性を有するなど、取り扱いの難しいフッ化物系の薬剤を使うことが多い。それゆえ、このようなエッチャントは、エッチング設備や廃液処理のコストが著しく高くなる。しかしながら、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法では、ロウ材層20(あるいは焼成後ロウ材層22)のエッチングが不要であるため、上述した問題を回避できる。
一方、ペースト状ロウ材を用いて形成されたロウ材層20中には、ロウ材以外にフラックスやバインダーなどに起因する各種の有機成分(松ヤニ等の植物性天然樹脂や、バインダー樹脂など)が含まれる。これに加えて、ロウ材層20の形成に際して、空気がロウ材層20中に取り込まれるなどにより、ロウ材層20中に空隙が形成されることもある。それゆえ絶縁体基板30と接合用銅板10とを接合するために焼成を実施した場合、有機成分の揮発や熱分解等に起因して発生するガスや、ロウ材層20中に形成された空隙が、焼成後ロウ材層22中のボイド欠陥の発生原因となりやすい。そして、このようなボイド欠陥が発生した場合は、接合用銅板10と絶縁体基板30との接合強度を低下させるなどにより、最終的に製造されるセラミックス配線板の信頼性を悪化させる場合もある。
しかしながら、接合工程に用いられる第一中間積層体40内には、接合用銅板10と、絶縁体基板30との間に、溝12Gに起因する中空部Sが形成されている(図1(C))。このため、焼成時において、ロウ材層20中に発生したガスや、ロウ材層20中に元々存在した空隙中の空気が、仮に第一中間積層体40の側端面側へと抜けることができなくても、中空部S側へと抜けることが容易である。それゆえ、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法では、焼成後ロウ材層22中のボイド欠陥の発生も抑制できる。
なお、ボイド欠陥の発生をより一層抑制する観点からは、接合用銅板10の平面方向において、溝12Gが接合用銅板10の外周端まで達するように連続して設けられていることが好ましい。この場合、溝12Gに対応して、第一中間積層体40中に中空部Sが形成されるため、中空部Sは、第一中間積層体40の外部と連通する解放空間となる。ここで、中空部Sが、第一中間積層体40の外部と連通していない閉鎖空間であれば、ロウ材層20中に発生したガスや、元々存在した空隙中の空気が、中空部S内に閉じ込められることになる。この場合、閉鎖空間である中空部S内の圧力が徐々に高まると、ガスや空気が中空部Sへと抜けることが困難になるため、ボイド欠陥が発生し易くなる。しかし、中空部Sが解放空間である場合、焼成中においても、中空部S内の圧力が増大することは無いため、ボイド欠陥の発生をより一層抑制できる。また、第一中間積層体40の焼成は、大気圧下で実施してもよいが、ボイド欠陥をより確実に抑制する観点からは減圧環境下(たとえば、10−2Torr以下)にて実施することが望ましい。また、大気圧下、減圧環境下のいずれの場合でも、必要に応じて空気を他のガス(たとえば、窒素と水素との混合ガス)に置換した雰囲気下にて焼成することもできる。
なお、配線パターンに合わせてロウ材層20(あるいは焼成後ロウ材層22)を形成するためには、a)絶縁体基板30の表面に、配線パターンに対応したロウ材層20をスクリーン印刷などにより形成した後、b)絶縁体基板30と銅板100とを貼り合せ、c)貼り合せて得られた積層体を焼成し、d)最後に、銅板100を配線パターンに合わせてエッチングする方法を採用することも考えられる。しかしながら、この方法では、配線パターンに対応して形成されたロウ材層20あるいは焼成後ロウ材層22が、絶縁体基板30の平面方向に流れたり溶けだしたりして滲みが大きくなるため、配線パターンを構成する個々の配線間の絶縁不良が生じやすい。これは、銅板100と絶縁体基板30との隙間が、平面方向において一様に狭く、毛細管現象により滲みが促進されやすいと考えられるためである。しかし、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法では、中空部Sの存在する箇所においてはこのような毛細管現象による滲みは著しく阻害されることになる。
これに加えて、積層体を焼成する工程において、ロウ材層20から発生したガスや、ロウ材層20中の空隙に閉じ込められていた空気の逃げ場も殆ど無いため、ボイド欠陥が発生し易い。しかし、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法では、配線パターンに対応して形成されたロウ材層20あるいは焼成後ロウ材層22が流れたり溶けたりする場合でも、これらの材料は溝12Gの側壁面方向へも滲みが広がる余地があるため、絶縁不良の原因となる絶縁体基板30の平面方向への滲みの広がりは抑制される。また、第一中間積層体40を焼成する際には、ボイド欠陥の原因となるガスや空気の逃げ場として、中空部Sも存在している。したがって、上述した方法と比べて、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法では、絶縁不良やボイド欠陥をより確実に抑制できる。
接合用銅板10に設けられる溝12Gの深さは特に限定されるものでは無いが、接合用銅板10の厚みTsを100%とした場合の溝12Gの深さTgが40%〜80%であることが好ましく、50%〜80%であることがより好ましく、70%〜80%であることがさらに好ましい。深さTgを40%以上とすることにより、エッチング工程において貫通孔12THを形成する際のエッチング量、言い換えればエッチャント使用量やエッチング時間の増大を抑制することが容易になる。また、溝12Gの深さTgが浅い場合にはロウ材層形成工程で利用するロウ材層20の成膜方法によっては、溝12G内にもロウ材層20が形成されるおそれがある。この場合、最終的に作製されるセラミックス配線板60において、溝12Gが存在していた位置に形成された貫通孔12THによって隔てられた個々の配線間の絶縁が不十分となる場合がある。しかしながら、深さTgを40%以上とすることで、このような絶縁不良をより確実に抑制できる。なお、溝深さTgの下限値は絶対値としては、120μm以上が好ましく、150μm以上が好ましい。また、深さTgを80%以下とすることで、接合用銅板10全体の強度の確保が容易となり、ロウ材層形成工程や接合工程において接合用銅板10が破損するのを防ぐことが容易となる。
次に、本実施形態のセラミックス配線板の製造方法において使用する各種の部材について説明する。ロウ材層形成工程で使用する接合用銅板10としては、図2に一例を示したように、銅板100を適宜加工して得られたものが利用できる。接合用銅板10の厚みは特に限定されるものでは無いが、たとえば、0.05mm〜2.0mmであることが好ましく、0.2〜1.0mmであることがより好ましい。また、溝12Gの幅やパターン形状は、製造するセラミックス配線板60の配線パターンに応じて適宜選択される。
ロウ材層20の形成に用いるペースト状ロウ材中に含まれるロウ材としては、公知のロウ材が適宜利用できるが、たとえば、銀やニッケルなどを主成分として含むロウ材(いわゆる銀ロウ、ニッケルロウなど)を挙げることができる。これらの中でも、特に銀と銅とを主成分として含む銀ロウを好適に用いることができる。このような銀ロウとしては、たとえば、銀が15〜80質量%(より好ましくは30〜75質量%)であり、銀を除く残部が、a)銅、あるいは、b)銅に加えてその他の成分(たとえば、i)Ti、Hfなどのような活性金属として利用できる第四族元素(チタン族元素)、ii)Zn、Cd、Ni、Sn、In、Pdなどのその他の各種金属、iii)P、Siなどの非金属)がさらに適量含まれていてもよい。
なお、銀ロウ、ニッケルロウ等のロウ材の種類を問わず、ロウ材にはその他の成分として活性金属が好ましくは0.5〜5質量%、より好ましくは1〜3質量%程度含まれることが特に好ましい。また、ペースト状ロウ材として使用する際には、ロウ材と、ペースト化に使用するフラックスやバインダーの他に、水素化チタン等の活性金属含有物質をさらにペースト状ロウ材に添加することもできる。特に、ロウ材自体に活性金属が含まれない場合には、ペースト状ロウ材中にロウ材と共に活性金属含有物質も含まれていることが好ましい。また、銅材からなる接合用銅板10とセラミックス等からなる絶縁体基板30とでは、熱膨張率が異なるため接合工程における焼成に起因する反りが発生し易くなる可能性がある。それゆえ、ロウ材のロウ付け温度は900℃以下が好ましく、850℃以下がより好ましい。なお、ロウ付け温度を900℃以下とすることが容易である観点からは、コスト面で有利なニッケルロウよりも銀ロウが好適である。
また、ロウ材は、JIS規格等で定められた公知の規格品を用いることもできる。例えば、銀ロウの規格品としては、JIS−Z−3261に規定されるBAg−1、BAg−1A、BAg−2、BAg−3、BAg−4、BAg−5、BAg−6、BAg−7、BAg−7A、BAg−7B、BAg−8、BAg−8A、BAg−18、BAg−20、BAg−20A、BAg−21、BAg−24などを用いることができ、ニッケルロウの規格品としては、JIS−Z−3265に規定されるBNi−1、BNi−1A、BNi−2、BNi−3、BNi−4、BNi−5、BNi−6、BNi−7を用いることができる。また、規格品の組成に対して上述したその他の成分をさらに適量添加したロウ材も用いることができる。たとえば、Ti等の活性金属を添加する場合、その添加量は、たとえば、上述した規格品組成のロウ材100質量部に対して0.5〜5質量部が好ましく、1〜3質量部がより好ましい。
ロウ材は、ペースト状ロウ材中では粒子状で分散含有されるが、この粒径については適宜選択することができる。しかしながら、形成されるロウ材層20の厚みとの関係で、ロウ材粒子の最大粒径は、ロウ材層20の厚みに対して約1/3〜1/2以下であることが好ましい。また、最大粒径の絶対値としては、60μm以下が好ましく、45μm以下がより好ましく、30μm以下がさらに好ましい。最大粒径を上述した範囲内とすることにより、ロウ材層20の形成に際して、溝12Gがペースト状ロウ材により埋め込まれてしまうことをより確実に防止できる。
また、接合工程において用いられる絶縁体基板30としては、各種のセラミックス基板やガラスセラミックス基板が利用できるが、特にセラミックス基板を用いることが好ましい。この場合、セラミックス基板を構成する絶縁体材料としては、アルミナセラミックス(熱伝導率:27W/m・K)等に代表される各種の酸化物系セラミックス(熱伝導率:約20W/m・K前後)や、窒化アルミニウム(熱伝導率:140〜280W/m・K)、窒化ケイ素(熱伝導率:60〜100W/m・K)などの窒化物系セラミックスや、炭化ケイ素(熱伝導率:50〜220W/m・K)などの炭化物セラミックスを挙げることができる。いずれの絶縁体基板30を用いるかは、用途やコストに応じて適宜選択できる。一方、原子力、火力、太陽光、風力、地熱などを利用した発電所関連や、鉄道・電気自動車・ハイブリッド自動車などの輸送機器関連などのように比較的大電流・高電圧が利用される用途では、セラミックス配線板60に要求される放熱性も非常に高くなりつつある。したがって、比較的大電流・高電圧が利用される用途においては、絶縁体基板30として、酸化物系セラミックス基板よりも2〜10倍程度の高熱伝導率が実現できる窒化物系セラミックス基板あるいは炭化物セラミックスを用いることが特に好ましい。但し、窒化物系セラミックス基板および炭化物セラミックスでは、基板材料が酸素を含まないため、基本的に、銅板表面の酸化を利用した酸化物ソルダー法による接合は非常に困難である。しかしながら、窒化物系セラミックス基板あるいは炭化物セラミックスと、接合用銅板10とは、上述したように銀ロウ等のロウ材を用いれば接合することができる。
以下に、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものでは無い。
(実施例1)
図2に示す手順にて、厚さ200μmの銅板100の片面をエッチングすることで、片面に溝12G(深さ100μm)を設けた接合用銅板10を2枚作製した。次に、各々の接合用銅板10に対して、ペースト状ロウ材をスクリーン印刷することにより、図1(B)に示すように接合面14C上にのみ選択的にロウ材層20を形成した。なお、スクリーン印刷に用いたスクリーンマスクとしては、メッシュ状の開口部が一様に形成された125メッシュのステンレス版(全面開口マスク)を用いた。また、ペースト状ロウ材に用いたロウ材としては、BAg−8(Ag:71〜73質量%、Ag,Cu以外の元素:0.15質量%以下、Cu:残部):100質量部に対してチタン:2質量部の割合で添加した銀ロウ(ロウ材の最大粒径:45μm)を用いた。なお、ステンレス版の溝12G側に刷り出したペースト状ロウ材は、スクリーン印刷機の裏掻き機能により回収して、再利用した。なお、スクリーン印刷に際しては、ステンレス版の表面に対するペースト状ロウ材の刷り出し厚みは100〜120μmに設定した。但し、ロウ材層20の厚みと溝12Gの深さとの和は、刷り出し厚みよりも十分に大きかった。
次に、ロウ材層20が形成された接合用銅板10と、絶縁体基板30(窒化ケイ素セラミックス基板)と、ロウ材層20が形成された接合用銅板10とを、この順に積層して図1(C)に示す第一中間積層体40を得た。この第一中間積層体40をカーボン製の治具にセットした後、焼成炉内に配置し、真空中にて805±2℃で加熱焼成し、接合用銅板10と絶縁体基板30とをロウ付けした。これにより、図1(D)に示す第二中間積層体42を得た。
続いて、図1(E)に示すように第二中間積層体42の両面に、配線パターンに対応するようにパターニングされたレジスト膜110(エッチングレジスト)を形成した。そしてレジスト膜110付きの第二中間積層体42を銅用エッチャント(塩化第二銅水溶液)を用いてスプレーエッチングすることで、貫通孔12THを形成した後、さらにレジスト膜110をリムーバーを用いて除去することで図1(F)に示すセラミックス配線板60を得た。
(実施例2)
実施例1において、接合用銅板10の溝12Gの深さを150μmとした以外は、実施例1と同様にしてセラミックス配線板60を作製した。
(比較例1)
実施例1において、接合用銅板10の代わりに銅板100を用いると共に、銅板100の表面へのロウ材層20の形成に際しては、メッシュ状の開口部が配線パターン対応して形成された125メッシュのステンレス版(部分開口マスク)を用いてスクリーン印刷を行った以外は、実施例1と同様にしてセラミックス配線板を作製した。
<評価>
実施例1,2のセラミックス配線板60および比較例1のセラミックス配線板について、これらを分解して光学顕微鏡により、焼成後ロウ材層22の滲みや配線間の短絡の有無等について評価した。結果を以下の表1に示す。なお、表1中に示す評価結果の評価基準は以下の通りである。
◎:ロウ材の滲みは無く、焼成後ロウ材層22の形状もシャープである。配線間の短絡も全く無い。
○:部分的にロウ材の滲みの大きい箇所があり、焼成後ロウ材層22の形状は、シャープさに欠ける。但し、配線間の短絡は無く、配線板として問題無く利用できる。
×:ロウ材の滲みが著しく、焼成後ロウ材層22の形状は大幅に型崩れしている。配線間に滲み出たロウ材をエッチングして除去しないと配線板として使用できない。
Figure 2017005182
10 :接合用銅板
12G :溝
12TH :貫通孔
14 :第一面
14C :接合面
16 :第二面
20 :ロウ材層
22 :焼成後ロウ材層
30 :絶縁体基板
40 :第一中間積層体
42 :第二中間積層体
50 :配線層
60 :セラミックス配線板
100 :銅板
110,120 :レジスト膜

Claims (8)

  1. 少なくとも一方の面に溝が設けられた接合用銅板の前記溝が設けられた面のうち、前記溝が設けられていない部分の表面に、ロウ材を主成分として含むロウ材層を形成するロウ材層形成工程と、
    セラミックスおよびガラスセラミックスから選択される絶縁体材料からなる絶縁体基板と、前記接合用銅板とを、前記ロウ材層が前記絶縁体基板と接触するように積層して焼成することにより、前記絶縁体基板と前記接合用銅板とを接合する接合工程と、
    前記絶縁体基板と前記接合用銅板とが接合された積層体の前記接合用銅板が設けられた側の表面を、前記溝が貫通孔となるまでエッチングするエッチング工程と、
    を少なくとも経て、セラミックス配線板を製造することを特徴とするセラミックス配線板の製造方法。
  2. 前記接合用銅板の厚みを100%とした場合の前記溝の深さが40%〜80%であることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス配線板の製造方法。
  3. 前記接合用銅板の平面方向において、前記溝が前記接合用銅板の外周端まで達するように連続して設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のセラミックス配線板の製造方法。
  4. 前記絶縁体材料が、窒化アルミニウムおよび窒化ケイ素からなる群より選択される窒化物系セラミックスであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のセラミックス配線板の製造方法。
  5. 前記絶縁体材料が、炭化ケイ素であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のセラミックス配線板の製造方法。
  6. 前記ロウ材は、銀およびニッケルの少なくともいずれかを主成分として含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のセラミックス配線板の製造方法。
  7. 前記接合用銅板が、両面が平坦面からなる銅板の少なくとも一方の面の一部分を選択的にエッチングすることで前記溝を形成する溝形成工程を経て製造されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のセラミックス配線板の製造方法。
  8. 前記ロウ材層形成工程において、メッシュ状の開口部が一様に形成されたスクリーンマスクを用いてスクリーン印刷を行うことにより前記ロウ材層を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のセラミックス配線板の製造方法。


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