JP2017003219A - 空調システム - Google Patents
空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017003219A JP2017003219A JP2015119340A JP2015119340A JP2017003219A JP 2017003219 A JP2017003219 A JP 2017003219A JP 2015119340 A JP2015119340 A JP 2015119340A JP 2015119340 A JP2015119340 A JP 2015119340A JP 2017003219 A JP2017003219 A JP 2017003219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- air
- aisle
- equipment
- conditioning system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
- Ventilation (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
Description
また、空調装置からコールドアイルへの空気供給路は、二重天井内に水平に配置された主ダクトと、主ダクトから分岐して下方に延びる分岐ダクトとからなるダクトを備えて構成してあった。
また、空調に用いられるダクトは、一般的に、板金製によって矩形断面の筒状体として構成されていることが多く、上述の従来技術においても、この種のダクトが用いられている。
また、ダクトは、機器冷却用の低温空気を流通させるものであるため、ラック内の機器の熱負荷が大きい場合には、より低温の空気を供給する必要がある。しかしながら、空気の温度が低ければ、ダクトに結露が発生する危険性がある。
従って、そのような状況においては、空気温度を下げることに代えて、送風量を増加させて機器からの排熱除去に対応せざるを得ないが、冷却空気の送風量を大きくし過ぎると、エネルギーロスが生じる虞がある。
このように、従来の金属製ダクトに比べて空調空気の温度を下げることで風量が過多にならない状態で機器を冷却でき、エネルギーロスの少ない空調が可能となる。
従って、建築物を新築する場合には、従来に比べて、階高を低減できるから、コストダウンが可能となる。また、既存の建築物を改修する場合には、従来であれば、階高が不足していてデータセンター等への改修の対象とならなかった建築物でも、改修が可能となり、適用範囲が拡がる。
尚、ダクトは、区画部の下方に配設されているから、機器収容ラックの高さ範囲内に位置することになるものの、ダクトの可撓性を利用できるから、ラックの扉の開閉や、メンテナンスの人の通行の障害になり難い。
また、この作用は、機器収容ラックの下端部に免震装置等を設置して免震化を図るような場合においても同様に発揮することができる。
また、ダクトの点検や設置撤去等の作業を行う時は、作業し易い高さにダクトを上げ下げしたり、機器収容ラックへの機器の出し入れやラックの扉の開閉等の作業でダクトが邪魔になる時は、吊り下げたまま邪魔にならない位置にダクトを寄せることができ、各種作業の障害になり難い。
また、機器収容ラック内の機器収容状況や、熱負荷分布状況に合わせたきめの細かい対応が可能となる。
また、垂下ダクト部は、ダクト本体から垂れ下げてあるので、上下方向や前後左右方向に簡単に位置替えでき、メンテナンス等の作業の邪魔になる時は、簡単に邪魔にならない位置へ寄せることができる。また、ダクト本体と垂下ダクト部とを着脱自在な状態に形成することも可能で、その場合は、垂下ダクト部をダクト本体から取り外すことで、作業スペースを簡単に拡げられるし、元に戻すのも簡単に実施できる。
図1〜3は、本発明の空調システムを備えた建築物の一実施形態であるデータセンタSについて、その要部を示している。尚、本実施形態においては、建物構造として、鉄筋コンクリート造を例に挙げて説明しているが、特に、この建物構造に限られるものではなく、他の建物構造(例えば、S造やSRC造等)であってもよい。また、建物内の仕上げ材や建具等の配置に関しては、記載を省略している。
ここでは、機器収容ラック2の多数列の内、隣接する二列のものが共通するエアフローを構成する為、これら2列の機器収容ラック2を例に挙げて説明する。
機器収容ラック2の列の一方の側面が正面2Aで、他方の側面が背面2Bとなり、正面2A、背面2Bとも、内部収容空間Vと面する空間との間での空気の流通が可能な状態に構成されている。
また、各機器1は、内蔵ファン(不図示)を備えており、基本的には、機器正面側から空気を吸い込んで、機器背面側に吐き出すように構成されている(図1、図3参照)。従って、内部収容空間Vに収容した機器1の内蔵ファンを作動させると、機器収容ラックの正面2Aが吸気側となり、背面2Bが排気側となって空気は移動する。
また、機器収容ラック2の列端部側においては、両機器収容ラック2にわたって仕切板2bが設けてあり、機器収容ラック2に挟まれた空間(後述するコールドアイル7)の密閉を図っている。
従って、このキャッピング5と機器収容ラック2と仕切板2bとが共働して、室内の空間を、コールドアイル7と、ホットアイル9とに区画している。
そして、ホットアイル9は、当該実施形態においては、室内に設置された空調装置6の還気側に連通しており、空調装置6への空気還気路10となっている。
延設部4Bは、通気性及び可撓性を有する柔軟性シート(例えば、布)を使用し、先端が閉塞された筒状に成形してある。従って、ダクト4に供給された冷却空気は、内圧一定の状態で全周部に備えた無数の布目を通して万遍なく放出され、外周側のコールドアイル7に充満する。
また、部分的に布目の無いシート材(不図示)を使用すれば、その部分は冷却空気が外部へ流通しないから、冷却空気の放出状況を変更調整することができる。
また、ダクト4の周面の布目を通した冷却空気の吐出によって、コールドアイル7内の温度分布の差を減少させ、効率よく機器1の冷却を実施できる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、この作用は、機器収容ラック2の下端部に免震装置等を設置して免震化を図るような場合においても同様に発揮することができる。
また、機器収容ラック2内の機器1収容状況や、熱負荷分布状況に合わせたきめの細かい対応が可能となる。
また、垂下ダクト部4Bbは、ダクト本体4Baから垂れ下げてあるので、上下方向や前後左右方向に簡単に動かすことができ、メンテナンス等の作業の邪魔になる時は、簡単に邪魔にならない位置に寄せたり、ダクト本体4Baから取り外して作業スペースを確保することができる。
尚、空気還気路10としてダクト4を使用する場合は、内空部に、ダクト4の保形用のスパイラル線材を配置しておくことで、外周側から内空側への通気に対してダクト4周部がスパイラル線材によって支持されるから、円筒形状を維持することができる。
2 機器収容ラック
4 ダクト
4a 上周部
4Ba ダクト本体
4Bb 垂下ダクト部
6 空調装置
7 コールドアイル
8 空気供給路
9 ホットアイル
10 空気還気路
K 区画部
V 内部収容空間
Claims (5)
- 内部収容空間に排熱を伴う機器を収容可能な機器収容ラックと、
前記機器収容ラックにおける排気側に隣り合う状態で形成され、前記内部収容空間と連通するホットアイルと、
前記ホットアイルと区画されると共に、前記機器収容ラックにおける前記排気側とは反対側の吸気側に隣り合う状態で形成され、前記内部収容空間と連通するコールドアイルと、
前記ホットアイルからの還気を冷却して前記コールドアイルに供給する空調装置と、を備え、
前記ホットアイルから前記空調装置への空気還気路、及び、前記空調装置から前記コールドアイルへの空気供給路の少なくとも何れか一方は、前記ホットアイル又は前記コールドアイルにおいて平面視で前記機器収容ラックの長手方向に沿って延びると共に、通気性及び可撓性を有する柔軟性シートによって構成されたダクトで構成してある空調システム。 - 前記ホットアイルと前記コールドアイルとを前記機器収容ラックの上端部で区画する区画部を備え、
前記ダクトは、前記区画部の下方に配設されている請求項1に記載の空調システム。 - 前記ダクトの上周部は、前記区画部で構成している請求項1又は2に記載の空調システム。
- 前記ダクトは、設置高さ変更自在に吊下げてある請求項1〜3の何れか一項に記載の空調システム。
- 前記ダクトは、平面視で前記機器収容ラックの長手方向にそって延びるダクト本体と、前記ダクト本体から下方に垂下する状態で分岐する垂下ダクト部とを備えている請求項1〜4の何れか一項に記載の空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015119340A JP6506111B2 (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015119340A JP6506111B2 (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017003219A true JP2017003219A (ja) | 2017-01-05 |
JP6506111B2 JP6506111B2 (ja) | 2019-04-24 |
Family
ID=57751878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015119340A Active JP6506111B2 (ja) | 2015-06-12 | 2015-06-12 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6506111B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11363744B2 (en) | 2017-09-06 | 2022-06-14 | Nec Corporation | Cooling system and cooling method |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082667A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Shii I Shii:Kk | 空調気流分配用ダクト装置 |
JP2013050250A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 局所清浄空調システム |
JP2014122774A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Taisei Corp | 空調システム |
-
2015
- 2015-06-12 JP JP2015119340A patent/JP6506111B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082667A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Shii I Shii:Kk | 空調気流分配用ダクト装置 |
JP2013050250A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 局所清浄空調システム |
JP2014122774A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Taisei Corp | 空調システム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11363744B2 (en) | 2017-09-06 | 2022-06-14 | Nec Corporation | Cooling system and cooling method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6506111B2 (ja) | 2019-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2374707T3 (es) | Aislamiento de pasillo frío. | |
US8675357B2 (en) | Data center aisle containment system utilizing a movable sash that is integral to the computer rack cabinet | |
JP5641130B2 (ja) | 外気利用空調システム | |
JP5308558B1 (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP5331384B2 (ja) | サーバ室の空調システム | |
JP5437463B1 (ja) | サーバールームの天井構造、空調システム、係合手段及びサーバールームの空調方法 | |
JP6442138B2 (ja) | 発熱機器を収容した室の空調システム | |
JP2006349271A (ja) | 空調システム | |
JP5648827B2 (ja) | サーバ室用空調システム | |
JP2017003219A (ja) | 空調システム | |
JP2014148292A (ja) | 車両用空気調和機 | |
JP5516961B2 (ja) | サーバ室用空調システム | |
JP5389699B2 (ja) | 発熱機器用のラック空調装置 | |
JP6529311B2 (ja) | 空調システム | |
JP2014224663A (ja) | 熱交換換気装置 | |
JP6221134B2 (ja) | 空調設備 | |
JP2011089687A (ja) | 電算機室用空調システム | |
JP5796876B1 (ja) | 係合用治具、係合構造及びサーバールームの天井構造 | |
JP6629045B2 (ja) | 建物の空調構造 | |
JP2011002105A (ja) | 天井輻射式空調システム | |
JP4784582B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2020143849A (ja) | エアカーテン装置、及び、エアカーテン形成方法 | |
JP6271128B2 (ja) | 空調システム | |
JP2013181715A (ja) | 空調システムおよび空調方法 | |
JP2018016997A (ja) | 建物の通気構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190328 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6506111 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |