JP5516961B2 - サーバ室用空調システム - Google Patents
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- H05K7/20709—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for server racks or cabinets; for data centers, e.g. 19-inch computer racks
- H05K7/20836—Thermal management, e.g. server temperature control
Description
これは、たとえば特許文献1に示されているように、サーバ室の床を孔あきパネルを有する二重床として、その床上にサーバを収容した多数のサーバラックを間隔をおいて配列し、二重床から孔あきパネルを通してサーバラック間に給気(冷気)を上向きに吹き出すことによって、サーバ室内をコールドアイルすなわち二重床からの冷気(給気)が直接供給されて低温に維持されるゾーンと、ホットアイルすなわちサーバラックを冷却した後の還気(熱気)が流通するゾーンとに明確に分離するようにしたものである。
すなわち、前者の場合はサーバ室内のスペースが空調機のために犠牲になるし、空調機の保守管理のたびに作業員がサーバ室内に立ち入る必要があるのでセキュリティの点で好ましくない。一方、後者のようにサーバ室とは別に空調機室を設ける場合には、空調機が大型であるばかりでなくその周囲に保守スペースも確保する必要があることから空調機室のためにかなりのスペースを必要とし、したがってデータセンターの建物延面積のうちサーバ室として利用できる有効面積の割合が低下してしまうし、サーバ室の有効面積を犠牲にしなければならない場合もある。
また、主空調機やブースタファン、ローカル空調機をメカニカルフロアに設置することにより、それらの設置や増設、機種交換、移設を容易に行うことができ、サーバ室を稼働しながらの作業も可能である。
勿論、従来のように空調機を設置するための格別のスペースをサーバフロアやサーバ室外に確保する必要はなく、したがってサーバ室および建物全体の有効面積を損なうことなく効率的かつ経済的な運用が可能であるし、日常的な保守作業のために作業員がサーバフロアに立ち入る必要もないから高度のセキュリティが要求されるサーバ室に適用するものとして好適である。
これは、多数のサーバをサーバラック1に収容して設置するサーバ室2を対象とするもので、サーバ室2全体を通風可能なグレーチング5により上下に区画して上層のサーバフロア3と下層のメカニカルフロア4とによる二層構造として、サーバフロア3に多数のサーバラック1を設置することを前提とする。
また、主空調機6はサーバ電流やサーバ温度(もしくはサーバラック温度)等の周囲環境情報を刻々と検出するために設けられたセンサーによりサーバの実際の稼働状況を検知可能としておき、それに基づいてたとえばインバータ制御により最適な冷却運転を行うように構成することが好ましく、それにより最も効率的な省エネルギー運転が可能である。
そのような主空調機6を所定規格で予め製作しておくとともに、冷却能力の異なる数機種の主空調機6を予め用意しておくことにより、サーバ室2での冷却負荷に応じて最適な冷却能力の主空調機6を選択して使用することが可能であり、必要とされる冷却容量に応じて所望能力の主空調機6を所望台数設置することによりサーバ室2全体の冷却負荷を賄うことができる。
特に、冷却能力は異なるものであっても互換性を有するカセットタイプの主空調機6を採用することにより、将来的な増設や機種変更を簡便かつ容易に行うことができる。
ブースタファン7としてはグレーチング5に組み込むことができる所定規格の汎用製品を用いれば良く、各給気ゾーン9の直下のグレーチング5には複数台のブースタファン7を組み込み可能なスペースを確保しておいて、負荷状況に応じて所望台数のブースタファン7を設置可能としておき、かつ設置台数を適宜増減できるようにしておくと良い。
すなわち、還気ゾーン10(ホットアイル)の直下のメカニカルフロア4には区画壁13が設置可能とされていて、その区画壁13によりメカニカルフロア4の一部がローカル還気チャンバ14として区画形成可能とされていて、そのローカル還気チャンバ14には、還気ゾーン10からグレーチング5を通して還気を吸い込んで冷気を調製しメカニカルフロア4に供給するローカル空調機8が設置可能とされている。
ローカル空調機8としては上記の主空調機6と同様にケーシング内に送風機8aと冷却コイル8bをコンパクトに組み込んだカセットタイプのものが好適であり、冷却容量が異なるだけで互換性を有する数機種のローカル空調機8を用意しておいて、負荷増大に応じて最適な冷却容量のローカル空調機8を選択して所望位置に所望台数設置すれば良い。
・STEP1(図1)
運用当初においてはその時点での冷却負荷(ベース負荷)に応じて所望台数(図1では1台のみ図示)の主空調機6を設置するとともに、必要に応じて給気ゾーン9にブースタファン7を設置し、その状態でベース負荷を処理する。
・STEP2(図2)
運用開始後に一部のサーバラック1において負荷が増大した場合には、主空調機6を増設(同、2台のみ図示)するとともに、必要に応じて必要位置にブースタファン7も増設することにより負荷増大に対処する。
・STEP3〜4(図3〜図4)
さらに特定のサーバラック1(たとえば斜線を付して示したもの)の負荷が大きく増大したような場合には、その近傍の還気ゾーン10の直下のメカニカルフロア4内に区画壁13を設けてローカル還気チャンバ14を区画形成し、そこに所望能力のローカル空調機8を所望台数設置するとともに、その台数を必要に応じて順次増設していくことにより、さらなる負荷増大に対処する。
なお、仮にサーバ台数が減少したり、サーバ熱効率が改善されて冷却負荷が大きく低減したような場合には、設置済みの主空調機6やブースタファン7、ローカル空調機8の一部を撤去してそのスペースを他に転用することも可能である。
2 サーバ室
3 サーバフロア
4 メカニカルフロア
5 グレーチング
6 主空調機
6a 送風機
6b 冷却コイル
7 ブースタファン
8 ローカル空調機
8a 送風機
8b 冷却コイル
9 給気ゾーン(コールドアイル)
10 還気ゾーン(ホットアイル)
11 遮蔽板(区画手段)
11’ 垂れ壁(区画手段)
12 還気ダクト
13 区画壁
14 ローカル還気チャンバ
15 天井
Claims (3)
- 多数のサーバをサーバラックに収容して設置するサーバ室を対象とする空調システムであって、
前記サーバ室を通風可能なグレーチングにより上下に区画して上層のサーバフロアと下層のメカニカルフロアとによる2層構造とし、
前記サーバフロアに多数のサーバラックを配列して設置するとともに、各列のサーバラックの間に給気ゾーンおよび還気ゾーンを交互に確保し、
前記サーバ室内に前記サーバフロアと前記メカニカルフロアに跨る還気ダクトを設け、
前記還気ダクトと前記メカニカルフロアとの間に主空調機を設置して、該主空調機により調製した冷気を前記メカニカルフロアから前記グレーチングを通して前記給気ゾーンに供給し、かつ前記サーバラックを通過した還気を前記還気ゾーンから前記還気ダクトを通して前記主空調機に戻るように循環させる構成とし、
前記グレーチングには前記給気ゾーンに面する位置にブースタファンを設置可能とし、該ブースタファンにより前記メカニカルフロア内から前記給気ゾーンに向けて冷気を供給可能とし、
前記メカニカルフロアには、冷房負荷が増大した前記サーバラックに対応した前記還気ゾーンの直下に区画壁を設けてローカル還気チャンバを区画形成し、該ローカル還気チャンバには、前記グレーチングを通して前記還気ゾーンから還気を吸い込んで冷気を調製し前記メカニカルフロアに供給するローカル空調機を設置したことを特徴とするサーバ室用空調システム。 - 請求項1記載のサーバ室用空調システムであって、
前記給気ゾーンの上部に遮蔽板や垂れ壁等の区画手段を設置して該給気ゾーンをコールドアイルとして区画形成したことを特徴とするサーバ室用空調システム。 - 請求項1または2記載のサーバ室用空調システムであって、
前記主空調機、前記ブースタファンおよび前記ローカル空調機の設置台数を、それぞれ増減可能としたことを特徴とするサーバ室用空調システム。
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