JP6529311B2 - 空調システム - Google Patents
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前記機器収容ラックにおける排気側に隣り合う状態で形成され、前記内部収容空間と連通するホットアイルと、
前記ホットアイルと区画されると共に、前記機器収容ラックにおける前記排気側とは反対側の吸気側に隣り合う状態で形成され、前記内部収容空間と連通するコールドアイルと、
前記ホットアイルからの還気を冷却して前記コールドアイルに供給する空調装置と、を備えたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
分岐ダクトは、天井仕上材、及び、コールドアイルの上端部に設けられた横区画壁を、上下方向に貫通する状態に設けられている。
このように、機器収容ラックの上方に大きなスペースが必要であるため、階高が高くなったり、天井高が高くなったりして、建設コストが高くなるという問題点があった。
特に、階高を低く抑えられるようになったので、既存の建築物に適用する場合、従来であれば、階高が低くて用途変更や改修の対象とならなかった建築物であっても、対象として扱えるようになり、選択の範囲を広げることができるようになる。
また、地震による振動に伴って、ラックとダクトとに相対移動が生じても、許容部によって相互間の密閉性を保ちながら、互いの相対移動を許容でき、ダクトによるキャッピング効果の維持を図れる。更には、機器収容ラックとダクトとの接合部構造の損傷を防止できる。
図1〜3は、本発明の空調システムを備えた建築物の一実施形態であるデータセンタSについて、その要部を示している。尚、本実施形態においては、建物構造として、鉄筋コンクリート造を例に挙げて説明しているが、特に、この建物構造に限られるものではなく、他の建物構造(例えば、S造やSRC造等)であってもよい。また、建物内の仕上げ材等の配置に関しては、記載を省略している。
ここでは、機器収容ラック2の多数列の内、隣接する二列のものが共通するエアフローを構成する為、これら2列の機器収容ラック2を例に挙げて説明する。
機器収容ラック2の列の一方の側面が正面2Aで、他方の側面が背面2Bとなり、正面2A、背面2Bとも、内部収容空間Vと面する空間との間での空気の流通が可能な状態に構成されている。
また、各機器1は、内蔵ファン(不図示)を備えており、基本的には、機器正面側から空気を吸い込んで、機器背面側に吐き出すように構成されている(図1、図3参照)。従って、内部収容空間Vに収容した機器1の内蔵ファンを作動させると、機器収容ラックの正面2Aが吸気側となり、背面2Bが排気側となって空気は移動する。
また、機器収容ラック2の列端部側においては、両機器収容ラック2にわたって仕切板2bが設けてあり、機器収容ラック2に挟まれた空間(後述するコールドアイル7)の密閉を図っている。
ダクト4は、機器収容ラック2と仕切板2bと共働して、室内の空間を、コールドアイル7と、ホットアイル9とに区画している。
従って、当該実施形態においては、ダクト4は、空調装置6からコールドアイル7への空気供給路8となる。
因みに、ホットアイル9は、機器収容ラック2の背面2Bに隣り合う空間に相当する。
そして、ホットアイル9は、空調装置6の還気側に連通しており、空調装置6への空気還気路10となっている。
空気量調整機構Tを使用することで、例えば、各開口部4aの通過空気量のバラツキを抑制することが可能となる。一般的には、ダクト4の管路抵抗の影響で、ダクトの基端側の開口部4aの方が、先端側の開口部4aより通過空気量が大きくなる傾向がある。従って、通過空気量のバラツキを抑制するような場合には、空気量調整機構Tによって、基端側の開口部4aの開口面積が小さくなるように調整する。
この配線ラック11を使用することで、デッドスペースとなる空間を有効に利用して、各機器1に関連した配線12を配置することができる。
尚、前述のダクト4や配線ラック11は、当該実施形態においては、天井スラブから吊り下げ支持されている。
しかも、機器収容ラック2とダクト4との高さ範囲内で全体を納めることができるから、階高を低く抑えることができ、新規の建築物においては、建築コストの低減を図ることが可能となる。また、既存の建築物を対象としたデータセンタSへの改修工事の場合においては、従来であれば階高不足が原因で改修困難とされていた既存の建築物(例えば、事務所等)であっても、改修対象とすることが可能となり、結果的に、経済的な改修工事が可能となる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、空調装置6の給気側と還気側も、先の実施形態の場合とは逆の配置となる。
この実施形態においても、先の実施形態と同様に、階高の低減効果を期待することができる。また、ホットアイル9においては、空気温度が上昇している為、機器を冷却した後の空気が上方の開口部4aに移動し易く、空調装置6の還気側への負担を軽減することが可能となる。
尚、この場合は、免震装置Mの作用によって機器収容ラック2とダクト4との間の相対移動が懸念されるが、許容部5を機器収容ラック2とダクト4との間に介在させてあることで、ダクト4によるキャッピング効果を維持しながら、相対移動をも許容できる。
この実施形態の場合、ダクト4における空調装置6に近い基端側に連通ダクト4Aを設けることで、空調装置6による強い空気供給性能(又は、空気還気性能)を発揮でき、好ましい。更には、連通ダクト4Aは、ダクト4下側に設けるのが、階高を低く抑える点で好ましい。
2 機器収容ラック
3 設置下地
4 ダクト
4a 開口部
5 シート材(許容部の一例)
6 空調装置
7 コールドアイル
8 空気供給路
9 ホットアイル
10 空気還気路
11 配線ラック
12 配線
M 免震装置
T 空気量調整機構
V 内部収容空間
Claims (4)
- 内部収容空間に排熱を伴う機器を収容可能な機器収容ラックと、
前記機器収容ラックにおける排気側に隣り合う状態で形成され、前記内部収容空間と連通するホットアイルと、
前記ホットアイルと区画されると共に、前記機器収容ラックにおける前記排気側とは反対側の吸気側に隣り合う状態で形成され、前記内部収容空間と連通するコールドアイルと、
前記ホットアイルからの還気を冷却して前記コールドアイルに供給する空調装置と、を備え、
前記ホットアイルから前記空調装置への空気還気路、及び、前記空調装置から前記コールドアイルへの空気供給路の一方は、前記機器収容ラックの長手方向に沿って延びると共に、下面に開口部が形成されたダクトで構成してあり、
前記ダクトは、前記ホットアイル及び前記コールドアイルの一方において、前記ホットアイルと前記コールドアイルとを区画する状態で、かつ、水平方向において前記機器収容ラックと間隔をあけた状態で、前記機器収容ラックの上端部高さに合わせて配設され、
前記間隔によって形成される隙間を塞ぐシート材が設けられ、
前記機器収容ラックの上方かつ前記ダクトの側方において、前記ダクトの上下幅内の高さ位置に、前記機器に関連する配線を収容可能な配線ラックが連設されている空調システム。 - 前記ダクトは、長手方向に間隔をあけて複数の前記開口部を備え、
前記開口部を通過する空気量を調整可能な空気量調整機構が設けられている請求項1に記載の空調システム。 - 前記機器収容ラックは、免震装置を介して設置下地に載置支持されている請求項1又は2に記載の空調システム。
- 前記機器収容ラックは、サーバーラックである請求項1〜3の何れか一項に記載の空調システム。
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