JP2017002893A - エンジン駆動制御システム及び車両 - Google Patents

エンジン駆動制御システム及び車両 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの駆動をアシストして燃費の向上を実現すること。
【解決手段】エンジン駆動制御システム(3)は、クランクシャフト(10)を回転駆動すると共にクランクシャフトの回転から回生を行うスタータジェネレータ(20)と、スタータジェネレータ(20)に電力を供給するバッテリ(22)と、スタータジェネレータ(20)の駆動を制御するインバータ(23)と、バッテリまたはスタータジェネレータ(20)から充電すると共に、スタータジェネレータ(20)に対して放電することが可能なコンデンサ(C)と、バッテリとキャパシタとの接続を並列又は直列に切替え可能な昇圧回路(32)とを備える。昇圧回路は、エンジン始動時にバッテリとコンデンサ(C)とを並列接続にしてスタータジェネレータ(20)を駆動し、エンジン始動後にバッテリとコンデンサ(C)とを直列接続にしてスタータジェネレータ(20)を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のエンジン駆動制御システム及び車両に関し、特に、エンジンの駆動を
スタータジェネレータでアシストするエンジン駆動制御システム及び車両に関する。
従来、エンジンを駆動するモータとしての機能とエンジンの動力を用いて発電する機能とを兼ね備えたスタータジェネレータを用いてエンジンを始動するエンジン駆動制御システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のエンジン駆動制御システムでは、スタータジェネレータの駆動力により、エンジン始動に必要な回転数までエンジンが駆動される。そして、エンジンの回転数が所定の回転数まで高められたら、燃料噴射が開始されてエンジンが始動する。
特開2007−255272号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエンジン駆動制御システムにおいては、スタータジェネレータがエンジンの始動のみに対応できるように設計されている。このため、回生起電力により定格の低速回転数しかエンジンを回転させることができないという問題があった。このように、スタータジェネレータによるエンジンの回転駆動がエンジンを始動するまでに留まっており、更なるエンジンのアシストを実現するには至っていなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、エンジンの駆動をアシストして燃費の向上を実現することができるエンジン駆動制御システム及び車両を提供することを目的とする。
本発明のエンジン駆動制御システムは、エンジン始動時はクランクシャフトを回転駆動するモータとして機能し、エンジン始動後は前記クランクシャフトの回転から回生起電力を生成するジェネレータとして機能するスタータジェネレータと、前記スタータジェネレータに電力を供給するバッテリとを有し、前記スタータジェネレータと前記バッテリとの間に接続されるインバータと、前記バッテリまたはスタータジェネレータから充電すると共に、前記スタータジェネレータに対して放電することが可能なキャパシタと、前記バッテリと前記キャパシタとの接続を並列又は直列に切替え可能な昇圧回路とを備え、前記昇圧回路は、エンジン始動時に前記バッテリと前記キャパシタとを並列接続するように切替えて前記スタータジェネレータを駆動し、エンジン始動後の所定条件下において前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように前記スイッチ手段を切替えて前記スタータジェネレータを駆動することを特徴とする。
この構成によれば、エンジン始動時は、バッテリとキャパシタが並列に接続された状態でスタータジェネレータが駆動される。このとき、スタータジェネレータには、バッテリの容量に応じた電力が供給される一方、キャパシタはバッテリからの電力によって充電される。そして、エンジン始動後は、バッテリとキャパシタが直列に接続された状態でスタータジェネレータが駆動される。このとき、スタータジェネレータには、バッテリの容量に加えてキャパシタに充電された電力が供給される。このため、エンジン始動後であってもスタータジェネレータを駆動してエンジン回転数を高めることができる。また、スタータジェネレータに供給される電圧が高められることで、回生起電力の高いスタータジェネレータを使用した場合であっても、回生起電力の生成を実現することができる。このように、バッテリとキャパシタとの接続を切替えることで、スタータジェネレータによるエンジンアシストを実現すると共に、スタータジェネレータからの回生起電力の生成を無駄なく行うことができる。この結果、燃費の向上を実現することができる。
また、本発明に係る上記エンジン駆動制御システムにおいて、前記昇圧回路は、乗員のスロットル加速操作が所定値を超えたときに前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えて前記スタータジェネレータを駆動することが好ましい。この構成によれば、急な加速操作があった場合にバッテリとキャパシタとが直列に接続されることで、供給電圧が高められた状態でスタータジェネレータを駆動させることができる。このため、スタータジェネレータによってエンジン駆動がアシストされ、乗員の要望に応じた加速感を得ることができる。
また、本発明に係る上記エンジン駆動制御システムにおいて、前記昇圧回路は、エンジン回転数が所定回転数を越えたら前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えることができる。この構成によれば、エンジンが高回転となる領域において、スタータジェネレータに回生起電力が発生した場合であっても、回生起電力の生成を実現することができる。
また、本発明に係る上記エンジン駆動制御システムにおいて、前記昇圧回路は、エンジン回転数が前記スタータジェネレータによるアシストが完了する所定回転数を越えたら前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えることができる。この構成によれば、スタータジェネレータによるアシストが完了し、エンジンのみで駆動力を発生するエンジン高回転領域において、スタータジェネレータに高い回生起電力が発生した場合であっても、回生起電力の生成を実現することができる。
また、本発明に係る車両は、上記エンジン駆動制御システムを備える車両であって、前記エンジン回転数が所定回転数以上になったら接続制御を開始する自動クラッチを備え、前記昇圧回路は、自動クラッチが接続制御中に前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えて前記スタータジェネレータを駆動することが好ましい。この構成によれば、車両において上記エンジン駆動制御システムにより得られる効果を享受することができる。また、高い駆動トルクを要する自動クラッチ接続後に、供給電圧が高められた状態でスタータジェネレータを駆動させることができる。このため、より的確なタイミングでエンジンアシストを実現することができる。また、自動クラッチ接続中にバッテリとキャパシタとが直列接続されることで、エンジンの高回転領域で回生起電力の生成を可能にする。さらに、加速時のエンジン駆動アシストが得られ、走行性能が向上する。
本発明のエンジン駆動制御システムによれば、エンジン始動の前後においてスタータジェネレータに対する供給電圧を変化させることにより、エンジンの駆動をアシストすると共に回生起電力を生成し、燃費の向上を実現することができる。
本実施の形態に係るエンジンの模式図である。 本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムの機能ブロック図である。 本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムの回路構成の一例を示す図である。 エンジン駆動制御システムにおける、エンジン始動時のエンジン回転数、燃料噴射量及び車速を示すグラフである。 本実施の形態に係るエンジン駆動制御の一例を示すフロー図である。 変形例に係るエンジン駆動制御システムの回路構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムについて説明する。なお、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムは、以下に示す構成に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。エンジン駆動制御システムは、どのような車両に適用されてもよく、例えば、自動二輪車、バギータイプの自動三輪車又は自動四輪車にも適用可能である。
先ず、図1を参照して、一般的なエンジンの概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るエンジンの模式図である。図1に示すように、エンジン1は、例えば、直動式のDOHC(Double OverHead Camshaft)エンジンである。エンジン1は、不図示のクランクケース内にクランクシャフト10、シリンダ11及びシリンダヘッド12等を備えて構成される。シリンダ11内には、ピストン13が上下に往復可能に収容されている。クランクシャフト10とピストン13とはコンロッド14によって連結されている。エンジン1では、ピストン13が上下方向に往復運動することでクランクシャフト10がコンロッド14を介して回転される。
シリンダヘッド12の内部空間は、燃焼室15を構成している。また、シリンダヘッド12には、吸気ポート及び排気ポートに対応して、吸気バルブ16及び排気バルブ17が設けられている。また、吸気バルブ16及び排気バルブ17に対応して、一対のカムシャフト18が設けられている。クランクシャフト10及び一対のカムシャフト18には、不図示のカムチェーンが架け渡されている。クランクシャフト10の回転は、カムチェーンを介して一対のカムシャフト18に伝達される。
一対のカムシャフト18が回転されることで、吸気バルブ16及び排気バルブ17は燃焼室15に向けて往復動される。このようにして、吸気バルブ16及び排気バルブ17のそれぞれにおける開閉タイミングが調整される。また、燃焼室15の上方には、点火装置19の一部を構成するスパークプラグ19aが設けられている。点火装置19は、スパークプラグ19aの他に、イグニッションコイル19b、ハイテンションコード19c、及びプラグキャップ19dを含んで構成される。
イグニッションコイル19bは、ハイテンションコード19cを介してプラグキャップ19dに接続され、プラグキャップ19dは、スパークプラグ19aに取り付けられる。イグニッションコイル19bは、図示しないバッテリから供給される電圧を例えば、数百倍に増幅する。イグニッションコイル19bで増幅された高圧電流は、ハイテンションコード19cを経由してスパークプラグ19aに供給される。これにより、スパークプラグ19aの先端で火花が発生する。点火装置19では、ECU2から出力される点火信号に基づいて所定のタイミングで点火することにより、燃焼室15内の混合気を着火させる。
また、クランクシャフト10は、クランクシャフト10と同軸上に設けられたスタータジェネレータ20に接続されている。スタータジェネレータ20は、後述するインバータ23(図2参照)を介してバッテリ22(図2参照)に接続されている。スタータジェネレータ20は、バッテリ22からの電力供給を受けてクランクシャフト10を回転駆動させる、所謂「力行」を行う。また、スタータジェネレータ20は、エンジン1の駆動中、クランクシャフトの回転から回生起電力を生成し、電気エネルギーとして回収する、所謂「回生」を行う。
このように、スタータジェネレータ20は、エンジン1を始動させるスタータモータとしての機能と、エンジン1の駆動によって発電するジェネレータとしての機能とを兼ね備えている。本実施の形態におけるスタータジェネレータ20は、エンジン始動時やアシスト駆動時には、モータとして駆動力を与え、それ以外のモータ被駆動時には、回生(発電)する機能を有している。
エンジン1内の各種動作は、ECU2によって制御される。ECU2は、エンジン1内の各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成されている。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶媒体で構成される。メモリには、エンジン1の各部を制御する制御プログラム等が記憶されている。ECU2は、車両内に設けられた各種センサから車両の状態を判断し、点火装置19の点火タイミングや、エンジン1始動時のスタータジェネレータ20の駆動制御を実施する。
ところで、スタータジェネレータを用いた従来のエンジン駆動制御システムにおいては、スタータジェネレータの容量がエンジンの始動に必要なトルクのみが確保されているだけであった。このため、従来のスタータジェネレータでは、所定の回転数までしかエンジン回転数を上げることができず、エンジンアシストを適切に行うまでには至らなかった。
また、エンジン始動後、エンジンの高回転領域においては、スタータジェネレータの定格電圧を越える回生起電力が発生することがあるため、スタータジェネレータでは、適切な回生を行うことができないという問題があった。
そこで、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムでは、スタータジェネレータに対して電力を供給するバッテリとは別に、バッテリから充電可能であると共にスタータジェネレータに対して放電可能なキャパシタを備える構成とした。このシステムによれば、車両の状態(エンジン回転数やスロットル操作量等)に応じてバッテリとキャパシタとの接続方式を切替えることにより、バッテリの定格電圧に加えてキャパシタの電圧をスタータジェネレータに印加することができる。これにより、エンジン始動後であっても、スタータジェネレータによってエンジンを高回転領域まで回転駆動させることが可能になる。また、高回転領域においてスタータジェネレータに回生起電力が発生した場合であっても、適切に回生を行うことができる。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムの機能ブロック図である。
図2に示すように、エンジン駆動制御システム3は、ECU2、燃料噴射装置21、点火装置19、バッテリ22、インバータ23、スタータジェネレータ20、及びクランクシャフト10を含んで構成される。エンジン駆動制御システム3は、単にエンジン1を始動するだけでなく、車両が停止したときにエンジン1(図1参照)を停止し、スロットル(不図示)の操作があった場合にスタータジェネレータ20を駆動してエンジン1を再始動するように構成されている。
ECU2は、本実施の形態に係るエンジン制御装置を構成する。ECU2は、車速や吸気圧、エンジン回転数等、各種パラメータに応じて燃料噴射装置21(燃料噴射量)や点火装置19(点火タイミング)の制御を実施する。燃料噴射装置21は、例えば、フューエルインジェクションで構成され、ECU2からの指示を受けて最適な噴射量、噴射時間、タイミングで燃料を噴射する。点火装置19は、上記したように、ECU2からの指示を受けて最適なタイミングで点火する。
また、ECU2は、スタータジェネレータ20の駆動制御をする際の判定基準となるエンジン回転数の閾値を記憶する。ECU2は、閾値に基づいて燃焼噴射及び点火制御を実施する。また、後述するインバータ23は、上記閾値に基づいて昇圧回路32を切替えたり、スタータジェネレータ20の駆動を制御する。
上記したように、スタータジェネレータ20には、インバータ23を介してバッテリ22が接続されている。バッテリ22は、ECU2、インバータ23、及びスタータジェネレータ20に電力を供給するだけでなく、スタータジェネレータ20で発生した電力を蓄える役割も果たす。インバータ23は、バッテリ22からの電流を直流から交流に変換してスタータジェネレータ20に供給する。また、インバータ23は、スタータジェネレータ20からの電流を交流から直流に変換してバッテリ22に供給する。インバータ23は、ECU2の指示を受けて駆動制御される。
また、インバータ23は、スタータジェネレータ20の出力を制御するスイッチング回路30、昇圧回路32とを含んでいる。インバータ23は、エンジン回転数等に応じてECU2からの指示を受けてスタータジェネレータ20の駆動を制御する。スイッチング回路30、昇圧回路32については後述する。スタータジェネレータ20は、上記したように、エンジン1を始動するためのスタータモータとしての機能を有している。スタータジェネレータ20は、インバータ23からの指示を受けてクランクシャフト10を回転駆動する。
ここで、図3を参照して、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムの回路構成について説明する。図3は、本実施の形態に係るエンジン駆動制御システムの回路構成の一例を示す図である。図3Aはバッテリとキャパシタとが並列接続されたときの状態を示し、図3Bはバッテリとキャパシタとが直列接続されたときの状態を示している。なお、エンジン駆動制御システムの回路構成は、以下に示す構成に限定されず、適宜変更が可能である。
本実施の形態に係るエンジン駆動制御システム3では、車両の状態に応じてスタータジェネレータ20に印加する電圧を変化させることができるように構成されている。スタータジェネレータ20(図1又は図2参照)は、3相交流モータで構成される。図3に示すように、スタータジェネレータ20が備える回路では、各相(3相)のコイルLの一端を中性点において共通接続(スター結線)し、各コイルLの他端をスイッチング回路30に接続する。
スイッチング回路30には、例えば、定格電圧が12VのバッテリB(22)が接続される。バッテリB(22)には、スイッチ部27を介してECU2及び車両負荷25が接続される。車両負荷25は車両が有する電気的な負荷のことを指し、ここでは、車両に搭載される電装部品(ヘッドランプ、テールランプ、メータ等)である。
スイッチング回路30は、各コイルLに対してブリッジ接続される6つのスイッチ手段31を備えている。スイッチ手段31は、MOSFET(Metal-Oxide-SemiconductorField-Effect Transistor)等で構成されるスイッチング素子とダイオードとを並列に接続して構成される。また、スイッチング回路30は、スタータジェネレータ20に印加する電圧を昇圧する昇圧回路32に接続されている。昇圧回路32は、スイッチング素子とダイオードとを並列に接続した3つのスイッチ手段S1、S2、S3と、コンデンサC(キャパシタ)と、抵抗Rとを含んで構成される。コンデンサCは、例えば、リチウムイオンキャパシタで構成され、バッテリB(22)またはスタータジェネレータ20から充電可能であると共にスタータジェネレータ20に対して放電することができる。
スイッチ手段S1の一端とスイッチ手段S2の一端は、バッテリB(22)のプラス側に接続されている。スイッチ手段S1の他端にはコンデンサCの一端が接続され、スイッチ手段S2の他端にはコンデンサCの他端が接続されている。コンデンサCの他端は、スイッチ手段S3及び抵抗Rを介してバッテリB(22)のマイナス側に接続されている。
このように構成されるエンジン駆動制御システム3においては、電源がオフの場合、スイッチ手段S1、S2、S3は、オフとなっている。図3Aに示すように、例えば、エンジン始動時では、スイッチ手段S1、S3がオンとなり、スイッチ手段S2がオフに制御される。これにより、コンデンサCとバッテリB(22)とが並列に接続され、バッテリB(22)の電圧(12V)は、スイッチ手段S1を経由してスイッチング回路30に印加される。このため、スタータジェネレータ20を12Vの電圧で駆動することができる。また、スイッチ手段S3がオンになっているため、コンデンサCでは、抵抗Rを介してバッテリB(22)から充電が行われる。なお、コンデンサCに対する充電が不要である場合には、スイッチ手段S3をオフにすることも可能である。
そして、図3Bに示すように、例えば、スタータジェネレータ20の出力を大きくしたい場合には、スイッチ手段S2がオンに制御され、スイッチ手段S1、S3がオフに制御される。これにより、コンデンサCとバッテリB(22)とが直列に接続される。このとき、スイッチング回路30には、バッテリB(22)の電圧(12V)に加え、コンデンサCに充電された電荷に応じた電圧(例えば、12V)が印加される。このため、バッテリB(22)の定格電圧より昇圧された電圧(例えば、24V)でスタータジェネレータ20を駆動させることができる。このように、本実施の形態では、コンデンサCに充電された電荷を用いてスタータジェネレータ20に対する印加電圧を昇圧することができる。
コンデンサCに充電された電荷を用いることにより、スタータジェネレータ20に対する印加電圧は、24Vから徐々にバッテリB(22)の定格電圧へと低下していく一方、スタータジェネレータ20が高出力で駆動されることにより、エンジン回転数は高められる。エンジン回転数が高められ、例えば、車両が一定の走行状態にある場合、図3Bに示す回路と同様にスイッチ手段S2をオンにし、スイッチ手段S1、S3をオフにしておく。この場合、スタータジェネレータ20では、クランクシャフト10の回転から回生起電力が生成される。バッテリB(22)は、スタータジェネレータ20からコンデンサCを介して充電される。このように、高回転領域においてスタータジェネレータ20に回生起電力が発生した場合であっても、適切に回生を行うことができる。なお、バッテリB(22)が満充電になると、余剰分の電荷がコンデンサCに蓄積されることになる。
そして、例えばスロットル操作があり、再度加速する場合には、コンデンサCとバッテリB(22)とを直列接続することで、スタータジェネレータ20に対する印加電圧が昇圧された状態でスタータジェネレータ20を駆動することができる。これにより、加速時のエンジンアシストを行うことができる。一方、ブレーキ操作があり、車両が減速して停止し、アイドリング状態となった場合には、図3Aに示すように、スイッチ手段S1、S3がオンにされ、スイッチ手段S2がオフにされる。この場合、スタータジェネレータ20には、バッテリB(22)の定格電圧である12Vが印加される。アイドリング状態ではエンジン回転数が十分に低下されているため、スタータジェネレータ20の回生起電力を気にすることなく回生を実施することができ、コンデンサC及びバッテリB(22)の充電が可能になる。このように、車両の状態に応じてバッテリB(22)とコンデンサCとの接続を切替えることにより、加速時のエンジンアシストと回転エネルギーの回生とを実現することができる。
次に、図4を参照して、エンジンが停止した状態からエンジンが始動し、車両が走行可能なエンジン回転数に至るまでスタータジェネレータがエンジンアシストする様子について説明する。図4は、エンジン駆動制御システムにおける、エンジン始動時のエンジン回転数、燃料噴射量及び車速を示すグラフである。図4において、横軸は時間を示し、縦軸はエンジン回転数(クランクシャフトの回転数)、燃料噴射量、又は車速を示している。図4Aは比較例に係るエンジン駆動制御システムにおけるエンジン回転数等を示すグラフであり、図4Bは本願のエンジン駆動制御システムにおけるエンジン回転数等を示すグラフである。また、グラフ中、エンジン回転数は実線で示し、燃料噴射量は一点鎖線で示し、車速は二点鎖線で示すものとする。なお、以下の説明においては、スタータジェネレータ20を単にモータ20と記す。
なお、図4においては、エンジンが完全に停止した状態からエンジンを始動させる場合について説明するが、これに限定されない。エンジン駆動制御システムは、例えば、エンジンがアイドリングストップした状態から再始動させるように構成してもよい。また、以下に示すエンジン駆動制御システムは、遠心クラッチ等の自動クラッチを備えた車両に適用されるものとする。この場合、エンジンが所定の回転数(例えば、3500rpm)になったら自動クラッチが接続状態となり、車両の発進が可能になる。
図4Aに示すように、比較例においては、エンジン駆動制御が開始されると、モータ20が駆動されることによりクランクシャフト10が回転駆動され(図1参照)、エンジン回転数が徐々に高められる。モータ20が駆動開始されてから時間T1後、エンジン回転数が所定回転数(例えば、1500rpm)を超えたところで燃料噴射及び点火制御が開始される一方、モータ20による駆動はその後終了される。
エンジン回転数は、乗員がスロットルを開けることで徐々に高められる。そして、モータ20が駆動開始されてから時間T2後、エンジン回転数が3500rpmを超えたところで、自動クラッチが接続状態となり、車両の走行が開始される。車両の速度(車速)が上昇している間は、エンジン回転数及び燃料噴射量は上昇している。車速が所定の値(例えば、50km/h)に達した後、一定の速度で走行を継続する場合は、エンジン回転数は一定の値に落ち着く。一方、燃料噴射量は、車速が50km/hに到達する手前でピーク(最大量)に達する。そして、車速が一定の値に落ち着いた後、燃料噴射量は徐々に低下していく。
比較例に対して本実施の形態では、図4Bに示すように、エンジン駆動制御が開始されると、モータ20が駆動され、エンジン回転数が徐々に高められる。このとき、昇圧回路32(図3参照)では、バッテリB(22)とコンデンサCとが並列接続されている。モータ20によってエンジン回転数が徐々に高められ、モータ20が駆動開始されてから時間T3後、エンジン回転数が、例えば、3400rpmを超えたところで燃料噴射及び点火制御が開始される。エンジン回転数は、燃料噴射及び点火制御により徐々に高められる。そして、モータ20が駆動開始されてから時間T4後、エンジン回転数が3500rpm(所定回転数)を超えたところで自動クラッチが接続状態となり、車両の走行が開始される。
このとき、昇圧回路32では、バッテリB(22)とコンデンサCとが直列接続されるようにスイッチ手段S1、S2、S3が切替えられる。これにより、高い駆動トルクを要する回転数領域で、供給電圧が高められた状態でスタータジェネレータ20を駆動させることができる。このため、より的確なタイミングでエンジンアシストを実現することができる。また、エンジンアシストを高回転領域においてもエンジンアシストを行うことができ、加速時のエンジン駆動アシストが得られ、走行性能が向上する。さらに、高回転領域において、モータ20に回生起電力が生じた場合であっても、適切に回生(回生起電力の生成)を行うことができる。
また、車両の速度(車速)が上昇している間は、エンジン回転数及び燃料噴射量は上昇している。エンジン回転数が、例えば4000rpm以上になったら、モータ20の駆動が終了され、充電(回生)制御に移行する。これ以後は燃料噴射及び点火制御のみでエンジン回転数が高められる。そして、比較例と同様に、車速が所定の値(例えば、50km/h)に達した後、一定の速度で走行を継続する場合は、エンジン回転数は一定の値に落ち着く。一方、燃料噴射量は、車速が50km/hに到達する手前でピーク(最大量)に達する。そして、車速が一定の値に落ち着いた後、燃料噴射量は徐々に低下していく。
このように、本実施の形態では、エンジン回転数に応じてモータ20に対する印加電圧を調整し、車両が発進開始までの間、できる限りモータ20の駆動時間を長くしている。比較例においては、エンジン回転数が1500rpmを越えたところで燃料噴射等を開始しているのに対し、本実施の形態では、エンジン回転数が3400rpmを越えたところで燃料噴射を開始している。すなわち、本実施の形態では、比較例における燃料噴射開始までの時間T1に比べて、燃料噴射開始までの時間T3が長くなっている。このため、車両発進までの燃料噴射量を少なくすることができ、燃費が向上される。
また、低回転領域においては、燃料噴射等でエンジン回転数を高めるより、モータ20を駆動させた方がより早く車両発進に適したエンジン回転数まで高めることができる。よって、比較例における車両発進までの時間T2に比べ、本実施の形態における車両発進までの時間T4、すなわち、クラッチ接続までの時間を短縮することができる。
昇圧回路の切り替えをクラッチ接続制御開始の3400rpmからクラッチ接続制御完了の3500rpmまでのクラッチ接続制御中にすることにより、昇圧回路の切り替えタイミングがエンジンの始動、点火の開始、燃料噴射の開始及びクラッチの接続制御と重なり、昇圧回路の切り替えによるトルク変動が吸収され、ライダーに違和感を与えることなく昇圧できる効果がある。
次に、図5を参照して本実施の形態に係るエンジン駆動制御について説明する。図5は、本実施の形態に係るエンジン駆動制御の一例を示すフロー図である。なお、以下の説明において、スロットル開度変化率ΔThとは、単位時間当たりのスロットル操作量を示している。スロットル開度変化率は、例えば、スロットル開度センサ(不図示)等の出力に基づいてECU2が算出するものとする。また、ΔThの比較対象となる所定値(Th1)は、予めECU2に記憶されているものとする。また、エンジン回転数Nは、クランク角センサ(不図示)等の出力に基づいてECU2が算出するものとする。
図5に示すように、制御開始後は、エンジン始動時(ステップST1:Yes)であるとして、昇圧回路32(図3参照)では、バッテリB(22)とコンデンサCとが並列接続されるようにスイッチ手段S1、S2、S3が切替えられる(ステップST2)。これにより、バッテリB(22)の定格電圧である12Vでモータ20を駆動することができる。次に、並列接続した後、もしくはすでにエンジン始動後の場合(ステップST1:No)、ECU2(図1又は図2参照)によってスロットル開度変化率ΔThが算出され、スロットル開度変化率ΔThがTh1より大きいかどうかが判断される(ステップST3)。
スロットル開度変化率ΔThがTh1より大きい場合(ステップST3:Yes)、急加速操作があったものとされ、昇圧回路32では、バッテリB(22)とコンデンサCとが直列接続されるようにスイッチ手段S1、S2、S3が切替えられる(ステップST4)。これにより、バッテリB(22)の定格電圧にコンデンサCの電圧を加えた24Vでモータ20を駆動することができる。
スロットル開度変化率ΔThがTh1より大きくない場合(ステップST3:No)、エンジン回転数Nが所定回転数(ここでは3400rpm)より大きいかどうかが判断される(ステップST5)。エンジン回転数Nが3400rpmより大きい場合(ステップST5:Yes)、エンジン回転数Nが高回転領域にあるものとされ、昇圧回路32では、バッテリB(22)とコンデンサCとが直列接続されるようにスイッチ手段S1、S2、S3が切替えられる(ステップST4)。エンジン回転数Nが3400rpmより小さい場合(ステップST5:No)、エンジン回転数Nが低回転領域にあるものとされ、ステップST2に戻る。以上により、昇圧された状態でモータ20を駆動することができると共に、回生起電力の生成を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、エンジン始動時は、バッテリB(22)とコンデンサCが並列に接続された状態でスタータジェネレータ20が駆動される。このとき、スタータジェネレータ20には、バッテリB(22)の容量に応じた電力が供給される一方、コンデンサCはバッテリB(22)からの電力によって充電される。そして、エンジン始動後は、バッテリB(22)とコンデンサCが直列に接続された状態でスタータジェネレータ20が駆動される。このとき、スタータジェネレータ20には、バッテリB(22)の容量に加えてコンデンサCに充電された電力が供給される。このため、エンジン始動後であってもスタータジェネレータ20を駆動してエンジン回転数を高めることができる。また、スタータジェネレータ20に供給される電圧が高められることで、回生起電力の高いスタータジェネレータ20を使用した場合であっても、回生起電力の生成を実現することができる。このように、バッテリB(22)とコンデンサCとの接続を切替えることで、スタータジェネレータ20によるエンジンアシストを実現すると共に、スタータジェネレータ20からの回生起電力の生成を無駄なく行うことができる。この結果、燃費の向上を実現することができる。また、昇圧回路の切り替えタイミングを、エンジンの始動やクラッチ接続制御のタイミングに合わせたことで、昇圧回路の切り替えによるトルク変動が吸収され、ライダーに違和感を与えることなく昇圧できる効果がある。
また、本実施の形態では、インバータ23が、乗員のスロットル加速操作が所定値を超えたときにバッテリB(22)とコンデンサCとを直列接続にしてスタータジェネレータ20を駆動する。この場合、急な加速操作があった場合にバッテリB(22)とコンデンサCとが直列に接続されることで、供給電圧が高められた状態でスタータジェネレータ20を駆動させることができる。このため、スタータジェネレータ20によってエンジン駆動がアシストされ、乗員の要望に応じた加速感を得ることができる。
さらにインバータ23は、エンジン回転数がスタータジェネレータ20によるアシストが完了する所定回転数を越えたらバッテリB(22)とコンデンサCとを直列接続にすることができる。この場合、スタータジェネレータ20によるアシストが完了する所定回転数よりも高回転領域において、スタータジェネレータ20に回生起電力が発生した場合であっても、回生起電力の生成を実現することができる。
次に、図6を参照して、変形例に係るエンジン駆動制御システムについて説明する。図6は、変形例に係るエンジン駆動制御システムの回路構成を示す図である。図6では、昇圧回路とバッテリとの配置が異なる点で本実施の形態と相違する。なお、本実施の形態と同一の構成については同一の符号を付しており、説明を一部省略する。
図6に示すように、変形例に係るエンジン駆動制御システム4は、スイッチング回路40とは別に昇圧回路41及びバッテリB(22)を含んで構成される。バッテリB(22)のマイナス側はスイッチング回路40に接続される一方、バッテリB(22)のプラス側は昇圧回路41を介してスイッチング回路40に接続される。昇圧回路41には、スイッチ部27を介してECU2及び車両負荷25が接続される。
スイッチング回路40は、スタータジェネレータ20に対してブリッジ接続される6のスイッチ手段31を備えている。昇圧回路41は、スイッチング素子とダイオードとを並列に接続した3つのスイッチ手段S1、S2、S3と、コンデンサC(キャパシタ)と、抵抗Rとを含んで構成される。スイッチ手段S1の一端とスイッチ手段S2の一端は、バッテリB(22)のプラス側に接続されている。スイッチ手段S1の他端にはコンデンサCの一端が接続され、スイッチ手段S2の他端にはコンデンサCの他端が接続されている。コンデンサCの他端には、スイッチ手段S3及び抵抗Rを介してバッテリB(22)のマイナス側に接続されている。
このように構成されるエンジン駆動制御システム4においては、図6Aに示すように、例えばエンジン始動時では、スイッチ手段S1、S3がオンに制御され、スイッチ手段S2がオフに制御される。これにより、コンデンサCとバッテリBとが並列に接続される。バッテリB(22)の電圧(12V)は、スイッチング回路40を介してスタータジェネレータ20に印加される。このため、スタータジェネレータ20を12Vの電圧で駆動することができる。また、スイッチ手段S3がオンになっているため、コンデンサCでは、抵抗Rを介してバッテリB(22)から充電が行われる。
そして、図6Bに示すように、例えば、スタータジェネレータ20の出力を大きくしたい場合には、スイッチ手段S2がオンとなり、スイッチ手段S1、S3がオフに制御される。これにより、コンデンサCとバッテリB(22)とが直列に接続される。このとき、インバータ23には、バッテリB(22)の電圧(12V)に加え、コンデンサCに充電された電荷に応じた電圧(例えば、12V)が印加される。このため、バッテリB(22)の定格電圧より昇圧された電圧(例えば、24V)でスタータジェネレータ20を駆動させることができる。このように、変形例においても、コンデンサCに充電された電荷を用いてスタータジェネレータ20に対する印加電圧を昇圧することができる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記各実施の形態において、スタータモータとジェネレータとが一体となったスタータジェネレータ20でエンジン1を始動する構成としたが、この構成に限定されない。スタータモータとジェネレータとを別で設け、スタータモータでエンジン1を始動させてもよい。
また、上記各実施の形態において、スイッチ手段S1、S2、S3をMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)で構成したが、この構成に限定されない。スイッチ手段S1、S2、S3は、バッテリB(22)とコンデンサCとの接続を切替えることができればどのように構成されてもよい。
また、上記各実施の形態において、昇圧回路32、41を切替える基準としてエンジン回転数を例えば、3400rpmとしたが、クラッチ接続制御中であればこの構成に限定されない。昇圧回路32の切替えタイミングは適宜変更が可能である。例えば、スタータジェネレータ20によるエンジンアシストが完了するエンジン回転数や、アイドリング状態におけるエンジン回転数(例えば、1000〜1500rpm)、自動クラッチが離脱状態となるエンジン回転数、又はスタータジェネレータ20の回生起電力特性を考慮したエンジン回転数を切替えの基準としてもよい。なお、上記の場合であっても、スロットル開度変化率ΔThが所定値を超えている場合には、スロットル開度変化率ΔThが優先され、昇圧回路32、41では、バッテリB(22)とコンデンサCとの直列接続が維持される。
以上説明したように、本発明は、エンジンの駆動をアシストして燃費の向上を実現することができるという効果を有し、特に、エンジンの始動をスタータジェネレータでアシストするエンジン駆動制御システム及び車両に有用である。
1 エンジン
10 クランクシャフト
20 スタータジェネレータ
23 インバータ
3 エンジン駆動制御システム
32 昇圧回路
B バッテリ(22)
C コンデンサ(キャパシタ)
S1、S2、S3 スイッチ手段

Claims (5)

  1. エンジン始動時はクランクシャフトを回転駆動するモータとして機能し、エンジン始動後は前記クランクシャフトの回転から回生起電力を生成するジェネレータとして機能するスタータジェネレータと、
    前記スタータジェネレータに電力を供給するバッテリと、
    前記スタータジェネレータと前記バッテリとの間に接続されるインバータと、
    前記バッテリまたは前記スタータジェネレータから充電すると共に、前記スタータジェネレータに対して放電することが可能なキャパシタとを有し、
    前記インバータは、バッテリと前記キャパシタとの接続を並列又は直列に切替え可能な昇圧回路とを備え、
    前記昇圧回路は、エンジン始動時に前記バッテリと前記キャパシタとを並列接続するように切替えて前記スタータジェネレータを駆動し、エンジン始動後の所定条件下において前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように前記スイッチ手段を切替えて前記スタータジェネレータを駆動することを特徴とするエンジン駆動制御システム。
  2. 前記昇圧回路は、乗員のスロットル加速操作が所定値を超えたときに前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えて前記スタータジェネレータを駆動することを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動制御システム。
  3. 前記昇圧回路は、エンジン回転数が所定回転数を越えたら前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジン駆動制御システム。
  4. 前記昇圧回路は、エンジン回転数が前記スタータジェネレータによるアシストが完了する所定回転数を越えたら前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えることを特徴とする請求項3に記載のエンジン駆動制御システム。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のエンジン駆動制御システムを備える車両であって、
    前記エンジン回転数が所定回転数以上になったら接続制御を開始する自動クラッチを備え、
    前記昇圧回路は、自動クラッチが接続制御中に前記バッテリと前記キャパシタとを直列接続するように切替えて前記スタータジェネレータを駆動することを特徴とする車両。
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