JP2017002777A - 車両用内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気管の中途部に排気浄化装置を配置すると共に、排気浄化装置の下流側に排気還流管を接続している車両用内燃機関において、機関本体の振動と車体の振動との両方を吸収できる管路構造を提供する。【解決手段】排気管第1部分17が、第1球面継手14等の第1振動吸収手段を介して排気マニホールド12に接続されている。排気浄化装置21の下流側から排気ガスを取り出す排気還流管29は、第4球面継手28にて接続された排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とに分離しており、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26は、それぞれ排気管第1部分17とEGRガス導入部10とに球面継手24,27を介して接続されている。排気ガスの還流管路と機関本体1とが4点リンク機構を構成しているため、機関本体1の振動と車体の振動との相違が的確に吸収される。【選択図】図3

Description

本願発明は、車両に搭載される内燃機関に関するものである。
車両用の内燃機関には、排気ガスを浄化するため、三元触媒やリーンNOx触媒、DPF (ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)等の排気浄化装置を設けている。また、近年の車両用内燃機関は、排気ガスの浄化促進や燃費向上等を目的として、排気ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させる排気還流装置(以下、EGR装置)を備えている。
この場合、排気浄化装置の配置位置や排気還流管の配管構造は様々であり、排気浄化装置の位置について見ると、排気浄化装置を排気マニホールドに一体化している場合と、排気管の中途部に排気浄化装置を設けている場合と、両方の構成になっている場合とがある。また、排気還流管と排気浄化装置との関係を見ると、排気還流管(EGR管)が排気浄化装置の上流側に接続されている場合と、排気還流管が排気浄化装置の下流側に接続されている場合とがあり、機関のクリーン性を確保するには、排気浄化装置で浄化された排気ガスを還流させるのが好ましい。
そして、振動対策の点から見ると、排気浄化装置が排気マニホールドに一体化されている場合は、排気還流管は排気マニホールドと一緒に機関本体の振動系に組み込まれているため、排気還流管を設けたことによって特段の問題が生じることはないが、排気浄化装置を排気管の中途部に設けている場合は、排気マニホールドに対して、機関の振動と、排気管が懸架されている車体の振動との両方の振動が波及するため、排気還流管を設けると、排気還流管に対しても機関の振動と車体の振動とが波及する。このため、排気還流管の両端を溶接等で固着していると、排気還流管や排気管に対して高い応力が作用し、場合によってそれら排気還流管や排気管が破損に至るおそれもある。
この点について特許文献1では、排気管のうち排気マニホールドに接続された上流部に排気浄化装置を球面継手で接続することにより、機関本体の振動と車体の振動との両方を吸収するようにした構成において、球面継手にEGRガスの中継空所を形成して、排気浄化装置の下流側から取り出したEGRガスを還流させるための排気還流管を第1及び第2のチューブに分離して、両チューブを球面継手の中継空所に接続することにより、振動系の違いに起因した応力が排気還流管に作用することを防止している。
また、特許文献2では、排気マニホールドの出口と排気管の始端とが球面継手で接続されている構成において、排気浄化装置の下流側に接続した排気還流管の中途部のうち、球面継手の近傍の部位を屈曲自在及び変形自在なフレキシブル管で構成することにより、機関本体の振動系と車体の振動系との違いによって生じた応力をフレキシブル管で吸収することが開示されている。特許文献2では、排気管と排気マニホールドとはフランジ接合されており、排気還流管のうちフレキシブル管よりも下流側の部位が、排気管用のフランジによって接合されている。
特開2004−176553号公報 特開2013−083230号公報
特許文献1にしても特許文献2にしても、EGRガスは排気浄化装置の下流側から取り出されるため、吸気系部材や気筒などのクリーン性を維持できる利点があるが、特許文献1では、球面継手は特注品になって構造が複雑化するのみならず、使用しているうちにシール性が低下して排気ガスが漏洩しやすくなるおそれがあり、信頼性においても不安がある。
他方、特許文献2の場合、フレキシブル管としては例えば蛇腹管が考えられるが、排気還流管には常に排気ガスが流れているわけではなく、排気還流管内に排気ガスが滞留したままになることもあることから、機関停止後やEGR装置非作動運転時のようなEGRガス滞留時に、排気ガスの温度低下により排気ガスに含まれた水分が凝縮水になってフレキシブル管の内面に溜まることがあり、すると、腐食して錆びが燃焼室に入り込んだり、フレキシブル管に穴が空いてしまったりするおそれがないとも云えない。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は、機関本体に設けられた吸気部及び排気部と、前記排気部に接続された排気管と、前記排気管の中途部に介在させた排気浄化装置とを備えており、前記排気浄化装置の下流側から分岐した排気還流管を前記吸気部に接続している、という基本構成である。
そして、排気ガスが前記排気部から吸気部に至る管路を、前記排気部に接続された始端側管路と、前記吸気部に接続された終端側管路と、前記始端側管路と終端側管路との間に位置した1つ又は複数の中間管路との3つ以上の管路に分けており、前記排気部と始端側管路、前記終端側管路と吸気部、及び、隣り合った管路同士が、それぞれ相対回動可能に接続されている。
排気ガスが前記排気部から吸気部に至る管路を3つ以上の管路に分ける構成としては、排気還流管を複数に分ける構成と、排気管のうち排気還流管との接続部よりも上流側の部位を複数に分ける構成、及び、排気還流管を複数に分けると共に、排気管のうち排気還流管との接続部よりも上流側の部位を2つに分ける構成とがある。
相対回動可能に接続する具体的な手段としては、排気還流管の部分については、球面継手のように2つの部材が相対回動可能に連通している自在継手を使用するのが好ましいが、排気管の接続については、排気マニホールド等の排気部に対してフランジ接合して、排気管の一部を蛇腹管のようなフレキシブル管で構成することも可能である。
排気管の一部を蛇腹管で構成してもよいのは、機関の運転中は排気管の内部に常に高温の排気ガスが流れており、排気ガスに含まれた水分は水蒸気のまま凝縮することなく排除されるからである。また、蛇腹管は、機関本体の振動吸収手段の一例でもあり、排気管の一部を蛇腹管で構成することにより、排気部との接続部から始端側管路に至る排気管全体で機関本体の振動を吸収することが可能になる。
本願発明では、各管路と機関本体とをそれぞれ部材として見ると、EGRガスの還流経路は少なくとも4つの部材からなるリンク機構を構成するため、機関本体の振動と車体の振動との違いによって、部材同士に相対動させようとする外力が作用すると、隣り合った部材が相対回動することよって振動が吸収される。
そして、本願発明では、隣り合った部材の相対動を許容する手段としては、球面継手のような市販品をそのまま使用することが可能であるため、構造は簡単であって高い信頼性を確保できる。特に、実施形態のような球面継手を使用すると、各連結個所における回動軸心が互いに平行でなくても、部材同士がスムースに相対回動するため、設計の自由性を向上できて好適である。
また、実施形態のように、排気還流管を構成する2つの管路をく字形に連結すると、機関本体と排気浄化装置とがどのように相対動しても、く字の角度が変化するだけで、管路同士が突っ張ることはないため、スムースな動きをより確実に保持できる。また、く字の頂点を排気管に向けておくと、全体をコンパクト化できる利点もある。
第1実施形態の平面図である。 図1のII-II 視側面図である。 図2の要部拡大図である。 球面継手の構造を示した部分断面図である。 動きを示す模式図である。
(1).内燃機関の概略
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用しているが、これは、車両の前進方向を前として(或いは運転者の向いた方向を)を定義にしている。図1に方向の表示を明示している。正面視は、車両の前進方向と対向した方向から見た状態である。まず、図1,2に基づいて内燃機関の概略を説明する。
内燃機関は機関本体1を有しており、機関本体1は、クランク軸線を車両の前後方向に向けた縦置き姿勢でエンジンルームに配置されている。図1は平面図であるが、平面視の状態で、機関本体1を構成するシリンダブロック2、シリンダヘッド3、ヘッドカバー4、オイルパン5がそれぞれ大きく見えている。他方、図2の側面図では、ヘッドカバー4とオイルパン5とは大きく見えているが、シリンダブロック2とシリンダヘッド3は少ししか見えていない。
このため、本実施形態の機関本体1は、正面視では気筒が水平に近い状態まで大きくスラント(傾斜)している。シリンダブロック2の後面には、トランスミッション2aを配置している。なお、図示のものは一例であり、本願発明は、気筒を略鉛直姿勢にした内燃機関や、クランク軸線を左右長手の姿勢にした横置き型など、様々なタイプの内燃機関にも適用できる。
本実施形態の内燃機関は4気筒であり、そこで、ヘッドカバー4には、4つの点火装置取付け穴6が前後方向に並んでいる。また、本実施形態では、ヘッドカバー4は、吸気側面を上向きにして排気側面を下向きにしており、このため、シリンダヘッド3の上面に吸気マニホールド7を接続している。
図1のとおり、吸気マニホールド7には、吸気部を構成する部材として、スロットルボデー8を上向きに開口させたサージタンク9が接続されており、サージタンク9にEGRクーラー10を接続し、EGRクーラー10の出口側の端部にEGRバルブ11を設けている(EGRクーラ10は無くてもよい。)。図1に示すように、スロットルボデー8にはホース8aを介してエアクリーナ8bが接続されている。
(2).排気系・EGR装置
図2のとおり、シリンダヘッド3の下面には、排気マニホールド12が接続されている。排気マニホールド12の集合部12aは後ろ向きに延びており、集合部12aに排気管13が第1球面継手14を介して接続されている。
排気管13は、触媒ケース(触媒コンバータ)16が一体に組み込まれた排気管第1部分17と、排気管第1部分17にフランジ18によって接続された排気管第2部分19とを有しており、排気管第2部分19に消音器20を設けている。
触媒ケース16は、始端テーパ部16aと終端テーパ部16bとを有するコーン形状であり、ストレート状の部分に三元触媒が内蔵されている。従って、触媒ケース16とこれに内蔵した触媒とで排気浄化装置21が構成されている。
そして、触媒ケース16の終端テーパ部16bに分岐管22を溶接又はろう付けで固定し、この分岐管22に、排気還流管第1部分23が第2球面継手24を介して接続されている一方、EGRクーラー10には補助管25が溶接等によって固定されており、この補助管25に、排気還流管第2部分26が第3球面継手27を介して接続されている。更に、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とは、第4球面継手28を介して接続されている。従って、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とにより、排気還流管29が構成されている。換言すると、排気還流管29は、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とに分離している。
図1のとおり、排気管13の排気管第1部分17はその後部が略く字形に曲がっているが、側面視では概ね直線状に延びている。また、図1のとおり、分岐管22は平面視で略L形に曲がっており、排気還流管第1部分23は平面視では緩いく字形に曲がって側面視では直線状に延びている。
他方、排気還流管第2部分26は、平面視及び側面視で略クランク状に曲がっている。そして、排気還流管第2部分26は、排気還流管第1部分23から出て上向きに立ち上がってからEGRクーラー10に向かっている。このため、第4球面継手28は、第2球面継手24と第3球面継手27とを結ぶ線よりも排気管第1部分17に寄っている。つまり、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とはく字に連結されており、かつ、く字の頂点は排気管第1部分17に向いている(排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とから成る管路が、排気管第1部分17に向かって凸の姿勢になっている。)。
各球面継手の構造は同じであり、図4で第4球面継手28を例に挙げて断面を表示している。この図4に示すように、球面継手14,24,27,28は、略同心に配置された第1筒部31と第2筒部32とを有しており、第1筒部31には第1フランジ板33を一体に設けている一方、第2筒部32には第2フランジ板34を溶接で固着しており、第1フランジ板33に、第2フランジ板34に向けて開口した椀状部35を形成して、椀状部35と第2フランジ板34との間にシール体36を介挿し、更に、両フランジ板33,34を、ボルト37とナット38とばね39とで挟み付けている。両フランジ板33,34は菱形の角を丸めた形状をしている。
図示の例では、ナット38を第1フランジ板33に配置して、ばね39を第2フランジ板34に配置しているが、逆の配置であってもよい。椀状部35の内面とシール体36との接触面は1つの中心を有する円弧面であり、このため、両筒部31,32がその軸心を交叉させるように相対動しても、椀状部35とシール体36とは面接触した状態が保持される。これにより、両筒部31,32は、シール性を確保しつつ任意の方向に相対回動することが許容されている。
第2筒部32を使用せずに、第2フランジ板34を管路自体に溶接等で固定してもよい。第1球面継手14の第1フランジ板33は、排気マニホールド12の集合部12aに固定されている。
(3).まとめ
図5に模式的に示すように、機関本体1はゴム質のマウント材40を介して車体41に支持されている。このため、機関本体1は車体41とは独立した振動系を有している。一方、排気管13のうち例えば排気管第2部分19が、吊支材42を介して車体41に支持されている。
従って、排気管第1部分17には、車体41の振動と機関本体1の振動とが作用するが、機関本体1と排気管第1部分17との相対動が第1球面継手14によって許容され、車体41と排気管第1部分17との相対動が第2球面継手24によって許容されることにより、機関本体1の振動と車体41の振動との違いによって排気管第1部分17に強い応力が生じることを防止できる。
つまり、図5に示すように、排気管第1部分17は機関本体1と車体41との両方に対して相対回動することが可能になっているが、仮に、排気還流管29が1本構造であると、排気還流管29の両端が球面継手で接続されていても、機関本体1と排気管第1部分17とEGR管とは単純なトラス構造になるに過ぎないため、排気管第1部分17や排気管第1部分17の熱による伸縮を許容できるだけで、排気管第1部分17や排気還流管29が振動で相対回動することはできず、このため、排気管第1部分17や排気還流管29に強い応力が作用する。
これに対して本実施形態では、排気還流管29は第1部分23と第2部分26とに分離していて、機関本体1と排気管第1部分17と排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とで一種の4点リンク機構が構成されているため、図5に点線及び一点鎖線で示すように、排気管第1部分17が回動すると、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26も相対回動する。
このため、機関本体1の振動系と車体41の振動系とが相違しても、振動系の違いは排気管第1部分17、排気還流管第1部分23、排気還流管第2部分26の回動によって吸収される。その結果、排気管第1部分17や排気還流管第1部分23、排気還流管第2部分26に過大な応力が生じることはなくて、高い耐久性を確保できる。また、排気還流管29はその始端が最も低くなるように傾斜しており、始端である最下端が第2球面継手24を介して触媒ケース16に接続されているため、排気還流管29の内部に排気ガスが滞留していて機関停止後に凝縮水が発生しても、凝縮水は排気管13に流下する。従って、排気還流管29の問題も防止できる。
本実施形態では、排気還流管29が、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とに分離している。従って、請求項との関係では、排気管第1部分17が始端側管路に相当して、排気還流管第2部分26が終端側管路に相当し、排気還流管第1部分23が中間管路に相当する。また、各球面継手14,24,27,28は、管路の相対回動を許容するための手段を構成している。なお、例えば第1球面継手14に代えて、蛇腹管のような他の振動吸収接続手段を採用してもよい。
さて、既述のとおり、本実施形態では、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とはく字状に接続(連結)されており、排気管第1部分17に向いて凸の形態になっている。そして、図5の表示から明らかなように、排気管第1部分17の回動に連動して排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とが回動すると、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26との交叉角度が変化するだけで、全体的なレイアウトは変化しない。このため、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26との回動はスムースであると共に、コンパクトな構成になっている。この点、本実施形態の利点の一つである。
また、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とは、自重によって回動しようとする傾向を呈するが、本実施形態の配置態様を採用すると、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26が自重で回動しようとすると、両者は夾角が小さくなる傾向を呈して排気還流管19の全体の長さが短くなろうとする。このため、図5に一点鎖線で示すように、排気管第1部分17が第1球面継手14を支点にして上向き回動したり、排気管第1部分17が上向き凸状の弓なりに変形したりすると、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とはスムースに相対回動して夾角が小さくなる。
逆に、図5に点線で示すように、排気管第1部分17が第1球面継手14を支点にして下向き回動したり、排気管第1部分17が下向き凸状の弓なりに変形したりすると、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とは夾角を大きくするように相対回動して排気還流管29の全体の長さが長くなる傾向を呈することになり、この場合も、排気還流管第1部分23と排気還流管第2部分26とが突っ張り合うようなことはなくて、スムースに回動する。これらの点も本実施形態の利点の一つである。
また、図3に示すように、各球面継手14,24,27,28における2本のボルト37を結ぶ線43が水平面44に対して成す角度θは、おおむね45°以内に抑えているため、排気管第1部分17や排気還流管第1部分23、排気還流管第2部分26の回動が容易になっている。
つまり、機関本体1にしても車体41にしても上下方向に振動するものであり、このため、排気管第1部分17等も上下方向に回動するような作用を受けるが、仮に、球面継手のボルト37が鉛直姿勢に並んでいると、管が回動するためにはばね39を大きく変形させねばならず、このため管の回動に大きな力がかかるが、本実施形態では、2本のボルト37は鉛直姿勢よりも水平姿勢に近い姿勢に並んでいるため、ばね39には過大な力はかからずに、管の回動がスムースに行われるのである。
更に、図3から理解できるように、前記のθは、第1球面継手14の個所では殆どゼロに近くなっている一方、第2球面継手24の個所では最も大きくなっており、このため、排気管第1部分17は、第1球面継手14を支点にして回動する傾向を呈している。
そして、前記のθは、第3球面継手27<第4球面継手28<第2球面継手24の関係になっているため、排気還流管29の全体について見ると、第3球面継手27の個所で最も相対動し易い状態になっている。このため、排気管第1部分17が第1球面継手14を支点にしてスムースに回動することに対応して、排気還流管29は第3球面継手27を支点にしてスムースに回動する構造になっている。これにより、重量が大きい排気浄化装置21が車体41の振動に追従して容易に振動することが許容されていて、特定の接続部に負担がかからないようになっている。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、排気管と排気還流管とをそれぞれ複数に分割してよい。また、管路の相対回動を許容する手段としては、図示した球面継手を使用することには限らず、他の自在継手類(振動吸収継手)やフレキシブル管など、長手方向の振動吸収機能を従たる機能として持ちつつも、主として回動方向の振動吸収機能を持つものであれば何でも使用できるのであり、様々な構造のものを必要とする機能に合わせて採用できる。なお、排気集合機能をシリンダヘッドに内蔵している場合は、排気管はシリンダヘッドの排気穴に接続される。
本願発明は、実際に車両用内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 機関本体
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 ヘッドカバー
7 吸気系を構成する吸気マニホールド
9 サージタンク
10 EGRガス導入部
12 排気マニホールド(排気部)
13 排気管
14 第1球面継手
16 触媒ケース
17 排気管第1部分(始端側管路)
19 排気管第2部分
21 排気浄化装置
23 排気還流管第1部分(中間管路)
24 第2球面継手
26 排気還流管第2部分(終端管路)
27 第3球面継手
28 第4球面継手
29 排気還流管

Claims (1)

  1. 機関本体に設けられた吸気部及び排気部と、前記排気部に接続された排気管と、前記排気管の中途部に介在させた排気浄化装置とを備えており、前記排気浄化装置の下流側から分岐した排気還流管を前記吸気部に接続している構成であって、
    排気ガスが前記排気部から吸気部に至る管路を、前記排気部に接続された始端側管路と、前記吸気部に接続された終端側管路と、前記始端側管路と終端側管路との間に位置した1つ又は複数の中間管路との3つ以上の管路に分けており、
    前記排気部と始端側管路、前記終端側管路と吸気部、及び、隣り合った管路同士が、それぞれ相対回動可能に接続されている、
    車両用内燃機関。
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