JP2006336587A - 自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents

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Junpei Koyama
順平 小山
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Abstract

【課題】 インナチューブ内の2つの排気ガスを下流側排気管の内部で合流させることにより、排気ガスの合流による乱流化を防止できると同時に、インナチューブとベローズの接触による接触音を低減できる自動車排気系用フレキシブルチューブの提供。
【解決手段】 内部に2流路12,13を有した上流側排気管1と内部に単一の流路14を有した下流側排気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸収するベローズ3と、内部に2流路17,18を有し、その上流端部19を上流側排気管1の後端部に流路12,13,17,18同士を一致させると共に、その下流端部20を下流側排気管2の前端部に一致させるようにベローズ3内に固定されるインナチューブ4を備え、インナチューブ4をベローズ3の変位を吸収するワイヤメッシュで構成すると共に、その外周を自然長状態においてベローズ3と非接触状態とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車用排気系のエンジン側に取り付けられるデュアル型排気管(デュアル型フロントチューブ)とマフラ側に取り付けられる下流側排気管との相対変位をベローズで吸収する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分野に属する。
従来、エンジン出力向上の要求から、エンジンに取付けられたデュアル型排気マニホールドと単一の流路を有する下流側排気管との間に排気干渉を防止するためのデュアル型排気管が配置されているが、自動車の排気系においてはエンジンの振動が伝達され易いから、その振動を遮断すべく振動吸収装置の取付けが行なわれている。その振動吸収装置として排気系の途中にベローズ、または球面継ぎ手を介在させる方法が提案されているが、特にベローズを使用したフレキシブルチューブが、排気系に大きな振動を伝え易い横置き型のエンジンにも適している。この場合、単一の流路を有する従来のフレキシブルチューブを各排気を合流させた後の下流側排気管の接続部以降に配置させるものの他に、デュアル型排気管の途中に配置させるものがある。
このようなデュアル型排気管の途中に使用されるものとしては、仕切り板により円筒内部に2流路を有した上流側排気管と円筒内部に単一の流路を有した下流側排気管に両端部が接続され、両チューブの変位を吸収するベローズと、内部に2流路を有して円筒状に形成されその上流端部が前記上流側排気管の後端部に流路同士を一致させて接続されると共に、その下流端部が前記ベローズの内部で開放状態を維持しながら前記下流側排気管と近接するまで延設されたインナチューブと、前記ベローズの外周を覆う筒状に形成され、端部がベローズの端部側に連結されたアウタカバーを備える技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特開2001−90530号公報
しかしながら、従来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、インナチューブの下流端部が上下流側排気管の相対移動を吸収するようにベローズの内部で解放状態を維持しながら下流側排気管と近接するまで延設されているため、エンジンアイドリング時や走行時においてインナチューブの下流端部はその振動によりベローズに接触して接触音が生じやすい上、摩耗によりベローズとインナチューブの耐久性が低下する虞があるという問題点があった。
また、2つの流路の排気ガスがベローズの内部で合流するため、ベローズの蛇腹部に排気ガスが侵入して乱流化し易く音が発生するという問題点があった。
なお、従来の自動車排気系用フレキシブルチューブを用いてインナチューブをベローズと非接触状態とするためには、ベローズの弾性を低下させて振動により振れないようにしなければならず、この場合、フレキシブルチューブとして変位に追従・吸収しにくくなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、相対変位を吸収する性能を維持しつつ、インナチューブ内の2つの排気ガスを下流側排気管の内部で合流させることにより、排気ガスの合流による乱流化を防止できると同時に、インナチューブとベローズの接触による接触音を低減できると共に摩耗に対する耐久性を上げた自動車排気系用フレキシブルチューブを提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、多気筒エンジンの複数の上流側排気管を合流させてから下流側排気管に接続するための自動車排気系用フレキシブルチューブであって、2流路を有した上流側排気管と単一の流路を有した下流側排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収する蛇腹状のベローズと、内部に2流路を有し、その上流端部を前記上流側排気管の後端部に流路同士を一致させると共に、その下流端部を前記下流側排気管の前端部に一致させるようにベローズ内に固定されるインナチューブを備え、前記インナチューブをベローズの変位を吸収するワイヤメッシュで構成すると共に、その外周を自然長状態においてベローズと非接触状態としたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、多気筒エンジンの複数の上流側排気管を合流させてから下流側排気管に接続するための自動車排気系用フレキシブルチューブであって、2流路を有した上流側排気管と単一の流路を有した下流側排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収する蛇腹状のベローズと、内部に2流路を有し、その上流端部を前記上流側排気管の後端部に流路同士を一致させると共に、その下流端部を前記下流側排気管の前端部に一致させるようにベローズ内に固定されるインナチューブを備え、前記インナチューブをベローズの変位を吸収するワイヤメッシュで構成すると共に、その外周を自然長状態においてベローズと非接触状態としたため、その相対変位を吸収する性能を維持しつつ、インナチューブ内の2つの排気ガスを下流側排気管の内部で合流させることにより、排気ガスの合流による乱流化及び排気ガス干渉を防止できると同時に、インナチューブとベローズの接触による接触音を低減できると共に摩耗に対する耐久性を上げることができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す断面図、図2は図1のS2−S2線における断面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例のフレキシブルチューブAは、上流側排気管1と、下流側排気管2と、ベローズ3と、インナチューブ4と、アウタカバー5と、押えカラー6が備えられている。
上流側排気管1は、前端側がエンジンの排気マニホールド側に接続されるものであって、仕切り板11を円筒内部の軸心に沿って始端から後端まで配置固定することにより、円筒内部に2流路12,13を有して円筒管一本でデュアル型の排気路を形成したものである。
一方、下流側排気管2は、円筒内部に単一の流路14を有する従来同様のものである。
ベローズ3は、金属製で蛇腹状に形成される他、上流側排気管1と下流側排気管2に両端部が接続され、両チューブ1,2の変位を吸収するために設けられる。
インナチューブ4は、図2にも示すように、ワイヤメッシュを断面D型に成形し、その一対のD型成形材15,15の平坦部16同士を面合させ、その外周合わせ目を数箇所点溶接で固定することにより、円筒内部を間仕切りして2流路17,18を有するようなデュアル型に形成したものである。
また、上述したインナチューブ4のワイヤメッシュは、通過する排気ガスがベローズ3との間で乱流を起こすことなく、かつ、ベローズ3の伸縮を妨げない程度に圧縮成形されている。
また、インナチューブ4の上流端部19は、その流路17,18を上流側排気管1の流路12,13と一致するように、ベローズ3の内面に図示を省略するスポット溶接等で固定され、一方、下流端部20は、その流路17,18を下流側排気管2の流路14に連通させた状態でベローズ3の内面に図示を省略するスポット溶接等で固定されている。
さらに、インナチューブ4は、自然長状態、つまり、フレキシブルチューブAの装着時においてその外周がベローズ3の内周に非接触状態で設けられると共に、その長さは、両排気管1,2の変位を十分吸収できるベローズ3の長さを考慮して設定されている。
アウタカバー5は、ステンレスの細線を円筒状に編み上げたブレイド材により、ベローズ3の略全長に亘る外周を覆う円筒状に形成されており、両端はベローズ3の両端を覆いその上から押えカラー6を嵌着させ、スポット溶接等により一体に固定したものでフレキシブルチューブAの伸び量を規制すると共に、ベローズ3への泥等の付着を防止し腐食等から守るものである。
次に、作用を説明する。
このように構成されたフレキシブルチューブAは、図1に示すように、上流側排気管1に設けた2系統の流路12,13を流れる排気ガス(破線矢印で図示)は、ベローズ3内のインナチューブ4の流路17,18を介して下流側排気管2の内部で合流することになり、デュアル型の排気系統はエンジンから下流側排気管2の前端部まで形成されていることになる。
従って、2系統の流路12,13を流れる排気ガスが合流するまでの距離を十分長く形成できるため、それぞれの気筒から排出される排気ガスの干渉を無くして排気抵抗を低減でき、エンジン出力の向上を図れる。
また、インナチューブ4内の排気ガスがベローズ3の蛇腹状部に侵入する虞がなく、排気ガスのスムーズな流れを実現して圧力損失を低減でき、排気ガスの乱流化の防止とエンジン出力の向上を図れる。また、乱流により発生する騒音の透過も低減される
また、車両走行時等の振動時における両排気管1,2の相対変位をベローズ3と、ベローズ3の変位に追従するインナチューブ4により吸収できる。
また、インナチューブ4は、両端部をベローズ3により固定支持されているため、エンジンアイドリング時や走行時における振動によりベローズ3と接触することなく、摩耗を無くしてインナチューブ4の耐久性を向上できると共に接触音の発生もない。
本実施例1のフレキシブルチューブAにあっては、前述したように、インナチューブ4の上流端部19は、その流路17,18を上流側排気管1の流路12,13と一致するように、ベローズ3の上流側内面に図示を省略するスポット溶接で固定され、一方、下流端部20は、その流路17,18を下流側排気管2の流路14に連通させた状態でベローズ3の下流側内面に図示を省略するスポット溶接で固定されるため、ベローズ3の蛇腹状部分に排気ガスが侵入して乱流化する虞がない。
また、排気ガスの乱流による音の透過を低減できる。
また、インナチューブ4は、自然長状態においてその外周がベローズ3の内周に非接触状態で設けられるため、エンジンアイドリング時や走行時における振動による両者の接触による接触音を低減できる。
また、インナチューブ4は、ワイヤメッシュにより成形されているので、排気管の相対変位によるベローズ3の伸縮を妨げることはない。
本発明の実施例の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す断面図である。 図1のS2−S2線における断面図である。
符号の説明
A フレキシブルチューブ
1 上流側排気管
2 下流側排気管
3 ベローズ
4 インナチューブ
5 アウタカバー
6 押えカバー
11 上流側排気管の仕切り板
12、13 上流側排気管の流路
14 下流側排気管の流路
15 D型成形材
16 D型成形材の平坦部
17、18 インナチューブの流路
19 インナチューブの上流端部
20 インナチューブの下流端部

Claims (1)

  1. 多気筒エンジンの複数の上流側排気管を合流させてから下流側排気管に接続するための自動車排気系用フレキシブルチューブであって、
    2流路を有した上流側排気管と単一の流路を有した下流側排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収する蛇腹状のベローズと、
    内部に2流路を有し、その上流端部を前記上流側排気管の後端部に流路同士を一致させると共に、その下流端部を前記下流側排気管の前端部に一致させるようにベローズ内に固定されるインナチューブを備え、
    前記インナチューブをベローズの変位を吸収するワイヤメッシュで構成すると共に、その外周を自然長状態においてベローズと非接触状態としたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124748A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Institute Of Physical & Chemical Research 振動抑制構造付きフレキシブルチューブ
DE102013103634A1 (de) * 2013-04-11 2014-10-16 Witzenmann Gmbh Entkoppelelement und Abgasleitungsanordnung für ein Kraftfahrzeug mit Verbrennungsmotor
EP3339599A1 (en) * 2016-12-23 2018-06-27 Sjm Co., Ltd. Bellows member
CN113153584A (zh) * 2021-05-28 2021-07-23 安徽华菱汽车有限公司 管连接结构及废气再循环系统

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