JP2017002536A - 南京錠施錠式平面ハンドル - Google Patents
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Abstract
Description
この南京錠施錠式の平面ハンドルでは、図5に示すように、ハンドルケース501の内部で下部側にロックリング502が突設され、これに対してハンドルレバー503側の下部側にロックリング502を挿通可能にロック穴504が穿設されて、ハンドルレバー503をハンドルケース501上に収納することにより、ハンドルケース501側のロックリング502がハンドルレバー503のロック穴504を通してハンドルレバー503の外側に突出され、この状態から、ロックリング502に南京錠5(のシャックル51)を通し、南京錠5で施錠する形式になっている。
扉に固着されるハンドルケースと、前記ハンドルケースに回転可能に挿通されるハンドル軸に回動軸を介して前記ハンドルケースに対して起伏回動可能に装着されるハンドルレバーと、前記ハンドルケースの背面側に前記ハンドル軸を介して回転可能に取り付けられ、ボックス本体などの固定枠体側の受け金に対して係脱可能な止め金と、前記ハンドルケースと前記ハンドルレバーとの間に設けられて、一端のリング部が前記ハンドルレバーに形成されたロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出されるロックリング、及び前記ロックリングのリング部に掛けて施錠可能な南京錠とを備え、扉の開閉時に前記ハンドルレバーを前記ハンドルケースから引き起こして回転操作することにより前記止め金を前記受け金に対して係脱し、扉を閉めた後は前記ハンドルレバーを前記ハンドルベース上に倒伏して収納し、前記ハンドルレバーの前記ロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出される前記ロックリングのリング部に前記南京錠を掛けて、前記ハンドルケースと前記ハンドルレバーとを施錠する形式の南京錠施錠式平面ハンドルにおいて、
前記ハンドルレバーの前記ロック穴は前記ロックリングの回動により前記リング部が出没可能な大きさに形成され、
前記ハンドルケースの内部に前記ハンドルケースに倒伏、収納された状態の前記ハンドルレバーのロック穴に対向して受け部が形成され、
前記ロックリングは、一端に前記リング部を有し、他端に前記ハンドルケース側の前記受け部に係止可能なフック部を有し、前記ハンドルレバーの内側面で前記ロック穴に近接する位置に軸を介して回動可能に取り付けられて、前記リング部が前記ハンドルレバーの前記ロック穴から出没可能にかつ前記フック部が前記ハンドルケースの前記受け部に係脱可能に配置されるとともに、ばね部材により常態として前記フック部が前記受け部に係合可能に前記受け部に対する係合方向に、前記リンク部が前記ロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出可能に前記ハンドルレバーの外部に向けて、それぞれ回動付勢され、
前記ハンドルレバーを前記ハンドルケースに倒伏、収納することにより、前記ロックリングの前記フック部と前記ハンドルケース内の前記受け部とを弾性係合させて、前記ハンドルケースに倒伏、収納された状態の前記ハンドルレバーを保持するとともに、前記リング部を前記ロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出させて、前記リング部に前記南京錠を施錠可能とし、
この状態から前記ハンドルベースを引き起こして回転操作するときは、前記リング部を前記ロック穴に向けて押圧することにより、前記ロックリングの前記フック部と前記ハンドルケース内の前記受け部との弾性係合を解除して、前記ロックリングを前記ハンドルケースから切り離す、
ことを要旨とする。
また、この南京錠施錠式平面ハンドルでは、ロックリングは、略L字形に形成されて、一端にリンク部が略円形のリング状に形成され、他端にフック部が略鉤形に形成されることが好ましい。
このようにしてハンドルレバー2をハンドルケース1に対して所定角度の斜めに引き起こし、この引き起こし状態において、ユーザーがハンドルレバー2を握って回動操作することにより、ハンドルレバー2と一体にハンドル軸13が回転するようになっている。また、ハンドルレバー2の下端部がハンドルケース1の下端部の前面側で下方に突出されて、ユーザーがハンドルレバー2をハンドルケース1から引き出して回転させるときに、ユーザーの指先が掛かり易くなっている。
扉の開閉時は、図4(1)に示すように、ハンドルレバー2をハンドルケース1から引き起こして回転操作することにより止め金3を受け金に対して係脱する。そして、扉を閉めた後は、図4(1)−図4(5)に示すように、ハンドルレバー2をハンドルケース1上に倒伏して収納する。この場合、図4(2)−図(5)に示すように、ハンドルレバー1をハンドルケース2に倒伏、収納することにより、この間、ハンドルレバー2側のロックリング4のフック部41がハンドルケース1側の受け部16の受け座162の外側面の取付部161側端部に当接し、ロックリング4は全体がコイルスプリング23を圧縮しながらロック穴20内のリング部40側をハンドルケース1側に向けて回動されてフック部41が受け座162の取付部161側端部から反対側の開口端部側まで摺動案内され、このフック部41が受け座162の外側面を乗り超えたところで、コイルスプリング23の付勢力によりロックリング4全体がロック穴20内のリング部40側をロック穴20の外側に向けて回動されるとともに、ロックリング4のフック部41が受け部16の受け座162の内側面に弾性係合されて、ハンドルケース1に倒伏、収納された状態のハンドルレバー2が保持され、同時に、リング部40がハンドルレバー2のロック穴20からハンドルレバー2の外部に突出され、リング部40に南京錠5を掛けて施錠可能となる。したがって、この平面ハンドルHを施錠する場合は、ロックリング4のリング部40に南京錠5を掛けて、すなわち、南京錠5のシャックル51をリング部40に通し、本体側のロック50部に押し込んで施錠し、ハンドルケース1とハンドルレバー2とを施錠する。
また、この平面ハンドルHが南京錠5により施錠された状態から南京錠5を取り外してハンドルレバー2を引き起こし回転操作するときは、南京錠5をキーにより解錠してロックリング4のリング部40から取り外し、図4(5)、(4)に示すように、リング部40を(コイルスプリング23の付勢力に抗して)ロック穴20に対して少し斜め上に向けて押してロックリング4を押圧回動することにより、ロックリング4のフック部41とハンドルケース1内の受け部16の受け座162との弾性係合が解除されて、ロックリング4がハンドルケース1から切り離される。この状態から、図4(3)−(1)に示すように、ハンドルレバー2を引き起こして、ハンドルレバー2を回転すればよい。そして、このハンドルレバー2を回転操作するときは、ロックリング4はハンドルケース1から切り離されてハンドルレバー2側にあるので、従来のようなハンドルケースからのロックリングの突出をなくして、ハンドルレバー2の回転操作中にロックリング4が手の指に当たることがない。
1 ハンドルケース
10 開口
11 フランジ
12 軸受孔
13 ハンドル軸
14 回動軸
15 ロックリング取付部収納部
16 受け部
161 取付部
162 受け座
17 パッキン
18 取付板
19 取付ねじ
2 ハンドルレバー
20 ロック穴
21 凹部
22 ロックリング取付部
221 ピン(軸)
23 ばね部材(コイルスプリング)
3 止め金
4 ロックリング
40 リング部
41 フック部
42 ピン挿通部
5 南京錠
50 ロック部
51 シャックル
Claims (2)
- 扉に固着されるハンドルケースと、前記ハンドルケースに回転可能に挿通されるハンドル軸に回動軸を介して前記ハンドルケースに対して起伏回動可能に装着されるハンドルレバーと、前記ハンドルケースの背面側に前記ハンドル軸を介して回転可能に取り付けられ、ボックス本体などの固定枠体側の受け金に対して係脱可能な止め金と、前記ハンドルケースと前記ハンドルレバーとの間に設けられて、一端のリング部が前記ハンドルレバーに形成されたロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出されるロックリング、及び前記ロックリングのリング部に掛けて施錠可能な南京錠とを備え、扉の開閉時に前記ハンドルレバーを前記ハンドルケースから引き起こして回転操作することにより前記止め金を前記受け金に対して係脱し、扉を閉めた後は前記ハンドルレバーを前記ハンドルベース上に倒伏して収納し、前記ハンドルレバーの前記ロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出される前記ロックリングのリング部に前記南京錠を掛けて、前記ハンドルケースと前記ハンドルレバーとを施錠する形式の南京錠施錠式平面ハンドルにおいて、
前記ハンドルレバーの前記ロック穴は前記ロックリングの回動により前記リング部が出没可能な大きさに形成され、
前記ハンドルケースの内部に前記ハンドルケースに倒伏、収納された状態の前記ハンドルレバーのロック穴に対向して受け部が形成され、
前記ロックリングは、一端に前記リング部を有し、他端に前記ハンドルケース側の前記受け部に係止可能なフック部を有し、前記ハンドルレバーの内側面で前記ロック穴に近接する位置に軸を介して回動可能に取り付けられて、前記リング部が前記ハンドルレバーの前記ロック穴から出没可能にかつ前記フック部が前記ハンドルケースの前記受け部に係脱可能に配置されるとともに、ばね部材により常態として前記フック部が前記受け部に係合可能に前記受け部に対する係合方向に、前記リンク部が前記ロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出可能に前記ハンドルレバーの外部に向けて、それぞれ回動付勢され、
前記ハンドルレバーを前記ハンドルケースに倒伏、収納することにより、前記ロックリングの前記フック部と前記ハンドルケース内の前記受け部とを弾性係合させて、前記ハンドルケースに倒伏、収納された状態の前記ハンドルレバーを保持するとともに、前記リング部を前記ロック穴から前記ハンドルレバーの外部に突出させて、前記リング部に前記南京錠を施錠可能とし、
この状態から前記ハンドルベースを引き起こして回転操作するときは、前記リング部を前記ロック穴に向けて押圧することにより、前記ロックリングの前記フック部と前記ハンドルケース内の前記受け部との弾性係合を解除して、前記ロックリングを前記ハンドルケースから切り離す、
ことを特徴とする南京錠施錠式平面ハンドル。 - ロックリングは、略L字形に形成されて、一端にリンク部が略円形のリング状に形成され、他端にフック部が略鉤形に形成される請求項1に記載の南京錠施錠式平面ハンドル。
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