JP5634454B2 - ジッパーロック - Google Patents

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本発明は、ジッパーロックに関し、特に、ジッパーのスライダーの引き手をロックするTSA錠として使用できるジッパーロックに関する。
従来、ジッパー(ファスナー)のスライダーの引き手を鎖錠するためのジッパーロックが旅行鞄などに使用されている。ジッパーロックとしては、スライダーの引き手を鞄本体に固定する形式のものや、2つの引き手を結合する南京錠形式のものなどがある。さらに、空港などでの手荷物検査のためのTSA鍵で解錠できるようにしたものもある。以下に、ジッパーロックに関連する従来技術の例をいくつかあげる。
特許文献1に開示された「ファスナー用ロック金具」は、部品点数が少なく、比較的簡単な構造で、ファスナーの不正開放を的確に防止できる操作性のよいファスナー用ロック装置である。図9(a)に示すように、ファスナーのスライダーに連結された受金板が、固定ケースの下面側に差し込まれる。錠止体の下面には、受金板のロック受孔に係脱する錠止突起が設けられており、固定ケースに上下動可能に収容されている。錠止体を下方向に移動付勢するバネが、固定ケースに収容されている。ロータの下端に操作盤を固着した錠前ユニットが、固定ケースに設けられている。錠止体の側面部に、操作盤の外周突起が当接するカム斜面が設けられている。
特許文献2に開示された「磁石利用のロック装置」は、キーが閉錠位置や開錠位置に到達したことが確実に判り、錠の操作中はキーが抜けないものである。図9(b)(c)に示すように、スライダーとスライダーカバーは、磁石利用のキーとともに移動する。ストッパーは、スライダーと連動してフックを係止してロック作用を行う。プッシュで、開錠時にフックを操作する。ロック装置の本体が最外側にあり、2点鎖線で示す裏板がある。フックは、例えばカバンの蓋を開閉するジッパーのつまみなどを係止する。スライダーにクリックピンを介在させ、その頭部と裏板に設けた凹凸部と係合させる。キーとスライダーとが、両端の閉錠もしくは開錠位置に到達したときは、クリックピンの頭部が凹部に入り、クリック音を発するようになっている。その中間の移動中は、凸部と係合して、クリックピン先端がキーの孔に入り、キーが抜けなくなる。
特許文献3に開示された「ファスナー用施解錠具」は、後付けで取り付け可能なものである。図9(d)に示すように、規制手段は、歯合部にわたって進退自在である。施解錠手段は、規制手段を歯合部にわたって進出させ、規制手段を歯合部に干渉しない位置に後退させる。開口がファスナーにより閉鎖された状態において、規制手段が歯合部にわたって進出した状態で、スライダーが規制手段に当接される。規制手段がスライダーの摺動操作を規制する。
特許文献4に開示された「ジッパーロック」は、TSA鍵で解錠でき、小型化しても確実にロックできるようにしたものである。図9(e)に示すように、ジッパーロックの係止拘束部で、ジッパー引き手の環状部をスライド爪で係止する。番号錠を施錠するとロックボルトが下がり、ストッパーの動きを止め、スライド爪のスライド移動を阻止する。番号錠を解錠すると、ロックボルトは上がり、スライド爪はロックボルトに妨げられることなくスライドできるので、つまみを回してスライド爪からジッパー引き手を解放できる。TSA鍵で解錠すると、可動規制子が後退して、ストッパーを後退させる。スライド爪はスライドできるようになるので、つまみを回してスライド爪からジッパー引き手を解放できる。
特開2000-240338号公報 特開2001-311330号公報 特開2002-332768号公報 特開2009-068166号公報
しかし、従来のジッパーロックでは、次のような問題がある。ジッパーの引き手を縦方向(鞄面に垂直)にして錠前の溝に入れて爪に係合させてロックするので、錠前を小型にできない。また、引き手が縦方向に固定されるので、手や他の鞄などに引っ掛ける恐れがある。引き手を平らにしてロックしようとすると、引き手をL字形に変形するなどの細工が必要であり、ジッパーの操作に違和感が生じる。
本発明の目的は、上記従来の問題を解決して、ジッパーの操作性を低下させることなく、ジッパーロックを小型化することである。
上記の課題を解決するために、本発明では、ジッパーロックを、ジッパー引き手の環状部を係止して拘束する回転爪を有するロックシャフトと、ロックシャフトを鎖錠方向に回転付勢するコイルバネと、解錠状態においてロックシャフトを解放方向に回転させる押しボタンと、施錠状態においてロックシャフトの回転を阻止するシリンダー錠と、ジッパー引き手を鞄面と平行にして環状部を挿入する鎖錠口と、ジッパー引き手を押し出す板バネとを具備する構成とした。環状部はジッパー引き手と同一平面にあり、鎖錠口は鞄面と平行な溝である。または、環状部はジッパー引き手の面に垂直であり、鎖錠口は鞄面に垂直な溝である。
上記のように構成したことにより、ジッパーの操作性を低下させることなく、ジッパーロックを小型化できる。
本発明の実施例1におけるジッパーロックの斜視図である。 本発明の実施例1におけるジッパーロックの分解斜視図と平面図である。 本発明の実施例1におけるジッパーロックの動作説明図である。 本発明の実施例1におけるジッパーロックの斜視図と平面図である。 本発明の実施例2におけるジッパーロックの斜視図である。 本発明の実施例2におけるジッパーロックの分解斜視図である。 本発明の実施例2におけるジッパーロックの平面図である。 本発明の実施例2におけるジッパーロックの動作説明図である。 従来のジッパーロックの概念図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図8を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例1は、2つのジッパー引き手を平ら(鞄面と平行)にして、ジッパー引き手と同一平面にある環状部を、鞄面と平行の鎖錠口に挿入し、コイルバネで鎖錠方向に回転付勢されているロックシャフトの回転爪で環状部を係止して拘束し、シリンダー錠を施錠してロックシャフトの回転を阻止して施錠状態にし、シリンダー錠を合鍵またはTSA鍵で解錠して解錠状態にし、押しボタンを押してロックシャフトを解放方向に回転させて環状部の係止を解除して、板バネでジッパー引き手を押し出すジッパーロックである。
図1に、ジッパーロックの斜視図を示す。図1(a)に、ジッパーロックに引き手が係止されていない状態を示す。図1(b)に、ジッパー引き手を係止した状態を示す。図1(c)に、引き手を係止させた状態を一部分解して裏側から示す。図1(d)〜(k)に、逐次分解した図で示す。図2に、ジッパーロックの斜視図を示す。図2(a)に、分解した部品の斜視図を示す。図2(b)に、ジッパー引き手のない状態を示す。図2(c)に、ジッパー引き手を取り付けた状態を示す。図3に、ジッパーロックの動作の様子を示す。図3(a)、(b)に、押しボタンを押していない状態を示す。図3(c)、(d)に、押しボタンを押した状態を示す。図4に、ジッパーロックの解錠状態と施錠状態を示す。
図1〜図4において、シリンダー錠1は、合鍵とTSA鍵で解錠できる錠である。これは周知のものなので説明は省略する。ロックシャフト2は、シリンダー錠の解錠で回転可能となる施錠部材である。押しボタン3は、ロックシャフトを回転させるボタンである。引き手4は、ジッパーのスライダーを引くためのつまみ部分であり、先端の環状部を回転爪にかけて拘束する。回転爪5は、ロックシャフトにあり、ジッパー引き手の環状部を係止して拘束する部材である。板バネ6は、係止が解かれた引き手を押し出すためのバネである。環状部7は、回転爪に係止させる部分である。環状部は、引き手と同一平面にある。鎖錠口8は、引き手の先端の環状部を挿入して、回転爪に係止するための開口部であり、ジッパーロックが取り付けてある鞄面と平行な溝である。コイルバネ9は、ロックシャフトを鎖錠方向に回転付勢するバネである。合鍵10は、シリンダー錠を施錠解錠する鍵である。
上記のように構成された本発明の実施例1におけるジッパーロックの機能と動作を説明する。最初に、図1を参照しながら、ジッパーロックの概要を説明する。図1(a)に示すように、ジッパーロックに引き手4が係止されていない状態では、ほぼ直方体に近いコンパクトな形状をしている。図1(b)に示すように、ジッパー引き手4を係止した状態では、引き手4の先端のほぼ半分がジッパーロックの鎖錠口8に入り込んでいる。同じ状態のジッパーロック内部の裏側を、図1(c)に示す。図1(d)〜(k)に、逐次分解した図で示す。図1(d)は、左側の押しボタン3を押した状態である。図1(e)は、カバーを外した状態である。図1(f)は、引き手4を外した状態である。図1(g)は、シリンダー錠1を外した状態である。図1(h)は、押しボタン3を外した状態である。図1(i)は、ロックシャフト2を外した状態である。図1(j)は、コイルバネ9を外した状態である。図1(k)は、基盤を外して裏蓋のみとなった状態である。
図1(a)に示すジッパーロックの鎖錠口8に、2つの引き手4を順に1つずつ挿入して回転爪5に係止させると、図1(b)に示す状態になる。2つのジッパー引き手4の環状部7は、回転爪5で係止されて拘束される。回転爪5は、解錠状態では押すと引っ込むようになっているので、引き手4の先端を鎖錠口8に挿入するだけで、回転爪5で係止させることができる。図1(b)に示す状態のジッパーロックのシリンダー錠1を施錠すると、ロックシャフト2が固定されて施錠状態になる。ロックシャフト2が施錠状態にあるとき、押しボタン3を動かそうとしても、回転爪5は動かない。シリンダー錠1は、合鍵10またはTSA鍵により解錠できる。シリンダー錠1が解錠されると、ロックシャフト2が回転可能状態となり、押しボタン3でロックシャフト2を回転させることができる。2つのジッパー引き手4の環状部7は、回転爪5の係止から解放されて、引き手4は板バネ6で押し出される。
次に、図2を参照しながら、ジッパーロックとジッパー引き手の関係を説明する。図2(a)に示すように、ジッパーロックは、主に、シリンダー錠1と、回転爪5のあるロックシャフト2と、押しボタン3と、板バネ6とから構成されている。シリンダー錠1の動作は、従来のシリンダー錠と同じである。これは、TSA錠として使用する。図2(b)に示す状態で、ジッパー引き手4を鎖錠口8に挿入して、ジッパー引き手4の先端の環状部7を鎖錠口8の回転爪5に係合させると、図2(c)に示す状態になる。この状態で、シリンダー錠1を合鍵10で施錠する。シリンダー錠1の施錠状態では、ロックシャフト2が固定されて、押しボタン3が動かないようになる。施錠状態を解くときには、シリンダー錠1を合鍵10かTSA鍵で解錠する。解錠状態では、押しボタン3を押すと、ロックシャフト2が回転し、回転爪5が引っ込んでジッパー引き手4を解放する。
次に、図3を参照しながら、ジッパーロックのロックシャフトの動作を説明する。シリンダー錠1の施錠状態では、ロックシャフト2は、シリンダー錠1の止め板に固定されて施錠状態にあるので回転できず、押しボタン3を押しても動かすことはできない。押しボタン3も動かない。シリンダー錠1の解錠状態では、ロックシャフト2は回転可能状態にあり、押しボタン3で動かせるようになる。ロックシャフト2は、コイルバネ9により施錠方向に付勢されている。すなわち、押しボタン3を押し出す方向に力が働いている。図3(a)、(b)に示す状態で押しボタン3を押すと、ロックシャフト2が回転し回転爪5が動き、図3(c)、(d)に示す状態になる。したがって、シリンダー錠1の解錠状態では、押しボタン3を押すとロックシャフト2が回転し、図3(c)、(d)に示す解放位置まで回転爪5を移動させて、ジッパー引き手4を解放できる。
次に、図4を参照しながら、ジッパーロックの操作手順を説明する。図4(a)、(b)に示すように、シリンダー錠1を解錠状態にしておく。ジッパーロックの施錠手順を説明する。鞄のジッパーを閉めたら、2つの引き手4をジッパーロックの鎖錠口8に差し込む。図4(c)、(d)に示すような解錠状態になる。シリンダー錠1を施錠状態にすると、ロックシャフト2が施錠状態になり、回転爪5が動かなくなる。図4(e)、(f)に示すような施錠状態になる。ジッパーロックの解錠手順を説明する。図4(e)、(f)に示すような施錠状態において、シリンダー錠1を合鍵10またはTSA鍵で解錠する。シリンダー錠1を解錠状態にすると、固定されているロックシャフト2が外れて、ロックシャフト2が解錠状態になり、押しボタン3が動くようになる。図4(c)、(d)に示すような解錠状態になる。押しボタン3が動くと、ロックシャフト2が回転して回転爪5が動く。回転爪5が後退すると引き手4が解放される。図4(a)、(b)に示すような解錠状態になる。なお、引き手4を挿入せずに施錠状態にすると、回転爪5は動かないので、引き手4を挿入することはできない。
上記のように、本発明の実施例1では、ジッパーロックを、2つのジッパー引き手を横向きの状態にして、ジッパー引き手と同一平面にある環状部を、ジッパー面と平行の鎖錠口に挿入し、コイルバネで鎖錠方向に回転付勢されているロックシャフトの回転爪で環状部を係止して拘束し、シリンダー錠を施錠してロックシャフトの回転を阻止して施錠状態にし、シリンダー錠を合鍵またはTSA鍵で解錠して解錠状態にし、押しボタンを押してロックシャフトを解放方向に回転させて環状部の係止を解除して、板バネでジッパー引き手を押し出す構成としたので、ジッパーロックを小型で低コストにできる。
本発明の実施例2は、ジッパー引き手を鞄面に平行にして、ジッパー引き手に垂直な環状部を、ジッパー面に垂直な鎖錠口に挿入し、コイルバネで鎖錠方向に回転付勢されているロックシャフトの回転爪で環状部を係止して拘束し、シリンダー錠を施錠してロックシャフトの回転を阻止して施錠状態にし、シリンダー錠を合鍵またはTSA鍵で解錠して解錠状態にし、押しボタンを押してロックシャフトを解放方向に回転させて環状部の係止を解除して、板バネでジッパー引き手を押し出すジッパーロックである。
図5に、ジッパーロックの斜視図を示す。図5(a)に、ジッパーロックに引き手が係止されている状態を示す。図5(b)に、ジッパー引き手が係止されていない状態を示す。図5(c)に、カバー除いた状態を示す。図5(d)〜(g)に、逐次分解した図を示す。図6に、ジッパーロックの分解した部品の斜視図を示す。図7に、ジッパーロックの平面図を示す。図8に、ジッパーロックの動作の様子を示す。
図5〜図8において、シリンダー錠1は、合鍵とTSA鍵で解錠できる錠である。これは周知のものなので説明は省略する。ロックシャフト2は、シリンダー錠の解錠で回転可能となる施錠部材である。押しボタン3は、ロックシャフトを回転させるボタンである。引き手4は、ジッパーのスライダーを引くためのつまみ部分であり、先端の環状部を回転爪にかけて拘束する。先端に引き手の面に垂直な環状部がある。回転爪5は、ロックシャフトにあり、ジッパー引き手の環状部を係止して拘束する部材である。板バネ6は、係止が解かれた引き手を押し出すためのバネである。環状部7は、回転爪に係止させる部分である。鎖錠口8は、引き手の先端の環状部を挿入して、回転爪を係止するための開口部であり、ジッパーロックが取り付けてある鞄面に垂直な溝である。コイルバネ9は、ロックシャフトを鎖錠方向に回転付勢するバネである。合鍵10は、シリンダー錠を施錠解錠する鍵である。
上記のように構成された本発明の実施例2におけるジッパーロックの機能と動作を説明する。最初に、図5を参照しながら、ジッパーロックの概要を説明する。図5(a)に、2つの引き手4を係止させた状態を示す。引き手4は、ジッパーロックを取り付けた鞄面と平行であり、環状部7は、引き手4の面に垂直である。図5(b)に、2つの引き手4を外した状態を示す。鎖錠口8は、鞄面に垂直に開いた溝である。図5(c)に、カバーを外した状態を示す。押しボタン3でロックシャフト2を押して回転させるようになっている。図5(d)に、押しボタン3とシリンダー錠1を外した状態を示す。図5(e)に、ロックシャフト2を外した状態を示す。
ジッパーロックの機能を説明する。2つの引き手4を順に1つずつ鎖錠口8に挿入して回転爪5に係止させる。回転爪5は、解錠状態では押すと引っ込むようになっているので、引き手4の先端を鎖錠口8に挿入するだけで、回転爪5で係止させることができる。2つのジッパー引き手4の環状部7は、回転爪5で係止されて拘束される。シリンダー錠1の施錠に応じて、ロックシャフト2が固定されて施錠状態になる。ロックシャフト2が施錠状態にあるとき、押しボタン3を動かそうとしても、回転爪5は動かない。シリンダー錠1は、合鍵10またはTSA鍵により解錠できる。シリンダー錠1が解錠されると、ロックシャフト2が回転可能状態となり、押しボタン3でロックシャフト2を回転させることができる。2つのジッパー引き手4の環状部7は、回転爪5の係止から解放されて、引き手4は板バネ6で押し出される。
次に、図6を参照しながら、ジッパーロックの各部の機能を説明する。シリンダー錠1の動作は、従来のシリンダー錠と同じである。これは、TSA錠として使用する。シリンダー錠1の施錠状態では、ロックシャフト2が固定されて、押しボタン3が動かないようになる。解錠状態では、押しボタン3を押すと、ロックシャフト2が回転し、回転爪5が引っ込んでジッパー引き手4を解放する。ジッパー引き手4の先端の環状部7を鎖錠口8の回転爪5に係合させる。引き手4は、変形例として示すように、環状部7を含む先端の断面がT字形のものやL字形のものがある。これらの形状のものを総称して、引き手4の面に垂直である環状部を有するものということにする。
次に、図7を参照しながら、ジッパーロックの操作手順を説明する。鞄のジッパーを閉めたら、2つの引き手4の先端の環状部7をジッパーロックの鎖錠口8に差し込む。シリンダー錠1を施錠状態にすると、ロックシャフト2が施錠状態になり、回転爪5が動かなくなる。シリンダー錠1を解錠状態にすると、ロックシャフト2が解錠状態になり、回転爪5が動けるようになる。押しボタン3を押して回転爪5を後退させて引き手4を解放する。ジッパーロックの解錠手順を説明する。施錠状態において、シリンダー錠1を合鍵10またはTSA鍵で解錠すると、固定されているロックシャフト2が外れて、押しボタン3が動くようになる。押しボタン3が動くと回転爪5が動く。回転爪5が後退すると引き手4が解放される。なお、引き手4を挿入せずに施錠状態にすると、回転爪5は動かないので、引き手4を挿入することはできない。
次に、図8を参照しながら、ジッパーロックの動作を説明する。シリンダー錠1の施錠状態では、ロックシャフト2は施錠状態にあり固定されているので、押しボタン3を動かすことはできない。解錠状態では、ロックシャフト2は解錠状態にあり、押しボタン3を押すとロックシャフト2が回転し回転爪5が動く。したがって、解錠状態では押しボタン3により回転爪5を解錠位置に移動させて、ジッパー引き手4を解放できる。シリンダー錠1の解錠状態では、押しボタン3が動けるようになる。押しボタン3を押すと、回転爪5が回転し、引き手4を解放する。
上記のように、本発明の実施例2では、ジッパーロックを、ジッパー引き手を鞄面に平行にして、ジッパー引き手に垂直な環状部を、ジッパー面に垂直な鎖錠口に挿入し、コイルバネで鎖錠方向に回転付勢されているロックシャフトの回転爪で環状部を係止して拘束し、シリンダー錠を施錠してロックシャフトの回転を阻止して施錠状態にし、シリンダー錠を合鍵またはTSA鍵で解錠して解錠状態にし、押しボタンを押してロックシャフトを解放方向に回転させて環状部の係止を解除して、板バネでジッパー引き手を押し出す構成としたので、ジッパーロックを小型で低コストにできる。
本発明のジッパーロックは、旅行鞄のジッパーロックとして最適である。その他の種類の鞄のジッパーロックとしても好適である。
1 シリンダー錠
2 ロックシャフト
3 押しボタン
4 引き手
5 回転爪
6 板バネ
7 環状部
8 鎖錠口
9 コイルバネ
10 合鍵

Claims (3)

  1. ジッパー引き手の環状部を係止して拘束する回転爪を有するロックシャフトと、前記ロックシャフトを鎖錠方向に回転付勢するコイルバネと、解錠状態において前記ロックシャフトを解放方向に回転させる押しボタンと、施錠状態において前記ロックシャフトの回転を阻止するシリンダー錠と、前記ジッパー引き手を鞄面と平行にして環状部を挿入する鎖錠口と、前記ジッパー引き手を押し出す板バネとを具備することを特徴とするジッパーロック。
  2. 前記環状部は前記ジッパー引き手と同一平面にあり、前記鎖錠口はジッパーロックを取り付けた鞄面と平行な溝であることを特徴とする請求項1記載のジッパーロック。
  3. 前記環状部は前記ジッパー引き手の面に垂直であり、前記鎖錠口はジッパーロックを取り付けた鞄面に垂直な溝であることを特徴とする請求項1記載のジッパーロック。
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