JP2017001865A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ローラのローラ軸が直線状でなくても、駆動トルクの増大や軸受との摺動むらの発生を抑えることができるシート搬送装置を提供する。【解決手段】シートを搬送するための搬送ローラ91と、搬送ローラ91を回転可能に支持する少なくとも3つの軸受と、軸受を支持する搬送ローラ側フレーム105と、を備え、軸受のうち少なくとも一つの第3の軸受103は、他の軸受に比べ、搬送ローラ側フレーム105に対するシート搬送方向と平行な上下方向への移動可能量が大きい。【選択図】図8

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関し、詳しくは搬送ローラの軸部を支持する軸受の構成に関する。
従来、複写機、プリンタ、複写機能及びプリンタ機能を有する複合機、ファクシミリ等の画像形成装置や、画像読み取り装置等に適応可能なシート搬送装置においては、シートをシート搬送方向に送り出すための搬送ローラが備えられている。近年では装置全体の小型化およびコストダウンが求められており、搬送ローラは安価な材料でかつ小さなサイズで構成される場合が多い。
搬送ローラを小さくすることで搬送ローラのローラ軸の剛性が低下してしまうと、搬送ローラに対向する搬送コロとのピンチ圧によって搬送ローラの特に略中央部に比較的大きい圧力が作用した場合にローラ軸が撓んでしまう可能性がある。このようなローラ軸の撓みを防止するために、1本のローラ軸に2箇所以上のローラ部を設けた搬送ローラを有し、ローラ軸の両端部と中央部との3箇所を軸受によりフレームに対して支持するシート搬送装置が知られている(特許文献1参照)。このシート搬送装置によれば、ローラ軸が軸受によって中央部でも支持されているので、ローラ軸の撓みを防止することができる。なお、搬送ローラのローラ軸と軸受とは、基本的に同軸中心に配置される。各軸受は、フレームによって支持され、いずれもローラ軸をフレームに対して回転可能、かつ軸方向に直交する方向に移動不能に支持している。
特開2002−284389号公報
しかしながら、上述した特許文献1のシート搬送装置では、各軸受はローラ軸をフレームに対して軸方向に直交する方向に移動不能に支持しているので、以下のような課題が発生する可能性がある。即ち、搬送ローラのローラ軸は、部品精度のばらつきによって長手方向の反りや振れが存在することがある。この場合、ローラ軸は、同軸中心に配置された軸受に対して、軸中心が微小にずれた偏心状態で取り付けられる可能性がある。この偏心状態で搬送ローラが駆動回転すると、回転抵抗が増大し駆動トルクが大きくなり、また軸受との摺動むらが発生する可能性がある。駆動トルクが大きくなると、駆動モータの出力トルクアップや大型化が必要になる虞があり、また軸受との摺動むらが発生すると、シートの搬送精度の悪化や異音の発生を招く虞がある。
本発明は、搬送ローラのローラ軸が直線状でなくても、駆動トルクの増大や軸受との摺動むらの発生を抑えることができるシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、シートを搬送するための搬送ローラと、前記搬送ローラを回転可能に支持する少なくとも3つの軸受と、前記軸受を支持するフレームと、を備え、前記軸受のうち少なくとも一つの軸受は、他の軸受に比べ、前記フレームに対するシート搬送方向と平行な方向への移動可能量が大きいことを特徴とする。
本発明によれば、軸受のうち少なくとも一つの軸受が、フレームに対するシート搬送方向と平行な方向への移動可能量が大きい。このため、搬送ローラのローラ軸が直線状でなく回転が偏心しても、その少なくとも一つの軸受が他の軸受に比べてシート搬送方向と平行な方向により多く移動するので、駆動トルクの増大や軸受との摺動むらの発生を抑えることができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略の断面図である。 第1の実施形態に係るシート搬送装置を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 第1の実施形態に係るシート搬送装置の一部を示す正面図であり、(a)は搬送ローラ側ユニット、(b)は搬送コロ側ユニットである。 第1の実施形態に係るシート搬送装置を図2(b)のI−I線で切断した状態を示す断面図であり、(a)は全体図、(b)は一部拡大図である。 第1の実施形態に係るシート搬送装置を図2(b)のII−II線で切断した状態を示す断面図であり、(a)はシート搬送装置の全体図、(b)は搬送コロ側ユニットの一部拡大図である。 第1の実施形態に係るシート搬送装置を図2(b)のIII−III線で切断した状態を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係る搬送ローラを示す概略の説明図であり、(a)はローラ軸が撓んでいない搬送ローラの側面図、(b)は(a)の正面図、(c)はローラ軸が撓んでいる搬送ローラの側面図、(d)は(c)の正面図である。 第1の実施形態に係るシート搬送装置において、(a)は中央部が上側に突出した搬送ローラの正面図、(b)は(a)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した断面図である。(c)は中央部が後側に突出した搬送ローラの正面図、(d)は(c)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した断面図である。 第1の実施形態に係るシート搬送装置において、(a)は中央部が下側に突出した搬送ローラの正面図、(b)は(a)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した断面図である。(c)は中央部が前側に突出した搬送ローラの正面図、(d)は(c)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した断面図である。 第2の実施形態に係るシート搬送装置の搬送ローラ側ユニットを示す斜視図であり、(a)は軸受を取り外した状態、(b)は軸受を取り付けた状態である。 第2の実施形態に係るシート搬送装置において、(a)は中央部が上側に突出した搬送ローラの正面図、(b)は(a)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した正面図である。(c)は中央部が後側に突出した搬送ローラの正面図、(d)は(c)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した正面図である。 第2の実施形態に係るシート搬送装置において、(a)は中央部が下側に突出した搬送ローラの正面図、(b)は(a)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した正面図である。(c)は中央部が前側に突出した搬送ローラの正面図、(d)は(c)の搬送ローラを取り付けた搬送コロ側ユニットの一部を拡大した正面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図9を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置1の一例としてレーザビームプリンタに適用した場合を例示して説明する。但し、本発明はレーザビームプリンタには限られず、他の方式の画像形成装置であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体10と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出反転部60と、制御部70と、不図示の操作部とを備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。また、本実施形態では、シートカセット31を引き出す前側の方向を前方向F、その反対側のシートカセット31を挿入する方向を後方向B、上側の方向を上方向U、下側の方向を下方向D、左側の方向を左方向L、右側の方向を右方向Rとして表記する。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、シートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32と、分離パッド33とを備え、シートカセット31に積載されたシートSを1枚ずつ分離して画像形成部40に給送する。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、不図示のトナーボトルと、露光装置42と、定着部43と、転写ローラ44とを備え、画像情報に基づいてシートに画像を形成可能である。トナーボトルは、各画像形成ユニット41の上方に配置されている。
画像形成ユニット41は、転写ローラ44に接触可能な像担持体である感光ドラム45と、帯電ローラ46と、現像スリーブ47と、を備えている。制御部70からの画像形成指令と共に画像情報に基づき、帯電ローラ46により一様に帯電された感光ドラム45の表面上に露光装置42からレーザ光が照射され、これにより感光ドラム45の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像を現像スリーブ47によって現像することにより、感光ドラム45の表面上にトナー画像が形成される。感光ドラム45の表面上に形成されたトナー画像は、後述するレジストローラ対93によって感光ドラム45と転写ローラ44とのニップ部に送り込まれたシートSに転写された後、定着部43へ搬送される。
定着部43は、加熱ローラ43a及び加圧ローラ43bを備えている。加熱ローラ43aと加圧ローラ43bとのニップ部でシートSが搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加熱及び加圧されてシートSに定着される。
シート搬送部50は、転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出反転部60に搬送するようになっている。
転写前搬送経路51には、搬送ローラ対90を有するシート搬送装置20と、レジストローラ対93とが設けられている。搬送ローラ対90は、給送ローラ32のシート搬送方向下流側に配置され、互いに当接する搬送ローラ91及び搬送コロ92を有する。レジストローラ対93は、搬送ローラ対90のシート搬送方向下流側に配置され、互いに当接するレジストローラ93a及びレジストコロ93bを有する。搬送ローラ対90により搬送されたシートSは、レジストローラ対93によって一旦停止され、感光ドラム45に形成されたトナー画像とシートSとの位置合わせが行われる。なお、シート搬送装置20についての詳細は後述する。
排出経路53には、定着搬送ローラ94aと定着搬送コロ94bとを有する定着搬送ローラ対94が設けられている。定着部43を通過したシートSは、定着搬送ローラ対94によってシート排出反転部60へ搬送される。
再搬送経路54には、互いに当接する両面搬送ローラ95a及び両面搬送コロ95bを有する両面搬送ローラ対95と、互いに当接する再搬送ローラ96a及び再搬送コロ96bを有する再搬送ローラ対96とが設けられている。
シート排出反転部60は、排出経路53の下流側及び再搬送経路54の上流側に配置され、搬送路を切り換える切換部材61と、ローラ組62と、装置本体10の上部に設けられた排出口63及び排出トレイ64とを備えている。ローラ組62は、排出機能及び反転機能を有する駆動ローラ62aと、排出従動ローラ62bと、反転従動ローラ62cとを有している。シート排出反転部60は、制御部70からの画像形成指令に応じて排出または反転の動作を実行する。
排出動作を実行する場合、切換部材61は排出経路53と駆動ローラ62a及び排出従動ローラ62bのニップ部とを連通し、駆動ローラ62aを正転方向に回転させる。これにより、シートSは、駆動ローラ62aと排出従動ローラ62bとの間から排出口63を通過して排出され、排出トレイ64に積載される。反転動作を実行する場合、切換部材61は排出経路53と駆動ローラ62a及び反転従動ローラ62cのニップ部とを連通し、駆動ローラ62aを逆転方向に回転させる。これにより、シートSは、駆動ローラ62aと反転従動ローラ62cとの間から排出口63を通過して外部に露出し、切換部材61を切り換えて駆動ローラ62aを正転方向に回転させることでシートSは再搬送経路54に搬送される。再搬送されたシートSは再び画像形成部40を通り、1面目と同様にシートSの2面目に画像形成される。その後、シート排出反転部60によって排出トレイ64に積載される。
制御部70はコンピュータにより構成され、いずれも不図示の例えばCPUと、各部を制御するプログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)とを備えている。CPUは、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPUは、入出力回路を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出反転部60、操作部に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御する。また、制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作部の操作等により、ユーザが操作や設定を可能になっている。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について、説明する。
画像形成動作が開始されると、露光装置42により画像情報に基づいてレーザ光が発光され、感光ドラム45の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー像として可視化される。このとき、露光量と現像スリーブ47に印加されたバイアスとの差分である電位差が大きいほど、現像されるトナー量は増加する。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、感光ドラム45のトナー像にタイミングを合わせて、転写前搬送経路51を介してシートSが感光ドラム45に搬送される。更に、感光ドラム45からシートSに画像が転写され、シートSは、定着部43に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱及び加圧されてシートSの表面に定着され、ローラ組62によりシートSが排出されて排出トレイ64に積載される。
次に、上述した画像形成装置1のシート搬送装置20の概略の構成について、図2〜図4(a)を参照して説明する。なお、このシート搬送装置20においては、シート搬送方向は上方向Uであり、シート搬送方向と平行な方向は上下方向とする。また、シート搬送面に対し垂直な方向は、前後方向とする。
図2に示すように、シート搬送装置20は、搬送ローラ側ユニット100と、搬送コロ側ユニット200とを有している。搬送ローラ側ユニット100は、装置本体10の不図示のフレームに取り付けられている。搬送コロ側ユニット200は、搬送ローラ側ユニット100に取り付けられている。また、シート搬送装置20は搬送ローラ対90を有しており、搬送ローラ側ユニット100には搬送ローラ91が、搬送コロ側ユニット200には搬送コロ92が、それぞれ設けられている。
図3(a)に示すように、搬送ローラ側ユニット100は、搬送ローラ91と、第1の軸受101と、第2の軸受102と、第3の軸受103と、第4の軸受104と、搬送ローラ側フレーム(フレーム)105とを有している。即ち、搬送ローラ側ユニット100は、搬送ローラ91を回転可能に支持する少なくとも3つの軸受を備え、支持している。本実施形態では、軸受のうち少なくとも一つの軸受は、第3の軸受103及び第4の軸受104である。また、他の軸受は、少なくとも二つ設けられ、本実施形態では、第1の軸受101及び第2の軸受102である。
搬送ローラ91は、シートSを搬送するために設けられ、本実施形態では少なくとも2個のローラ部を有する。本実施形態では、搬送ローラ91は、ローラ軸111と、第1のローラ部112と、第2のローラ部113と、第3のローラ部114とを有している(図7(a)参照)。第1のローラ部112と、第2のローラ部113と、第3のローラ部114とは、例えばゴム製で各々ローラ軸111に圧入されており、ローラ軸111が駆動回転する際は一体となって回転する。なお、ローラ軸111は、例えばモールド材からなり、後述する搬送ローラ側フレーム105よりも剛性を弱くして形成されている。
第1の軸受101と、第2の軸受102と、第3の軸受103と、第4の軸受104とは、搬送ローラ側フレーム105に取り付けられ、ローラ軸111の後方向B側の略半円周面に接触して搬送ローラ91を回転可能に支持している(図4(a)参照)。第1の軸受101は、第1のローラ部112の外側(右方向R側)近傍に配置されている。第2の軸受102は、第3のローラ部114の外側(左方向L側)近傍に配置されている。第3の軸受103は、第2のローラ部113の右方向R側近傍に配置されている。第4の軸受104は、第2のローラ部113の左方向L側近傍に配置されている。即ち、第3の軸受103及び第4の軸受104は、第1の軸受101及び第2の軸受102の間に配置されている。
図3(b)に示すように、搬送コロ側ユニット200は、搬送コロ92と、搬送コロホルダ201と、搬送コロばね202と、搬送コロ側フレーム205とを有している。本実施形態では、搬送コロ92は同軸上かつ搬送ローラ91の3箇所のローラ部112,113,114に対向する3箇所に配置され、それぞれに別個の搬送コロホルダ201及び搬送コロばね202が設けられている。搬送コロ92は、搬送コロホルダ201に回転可能に支持され、搬送コロホルダ201は搬送コロ側フレーム205に揺動可能に支持される。搬送コロばね202は2つの捩りコイル部を有し、搬送コロホルダ201に取り付けられている。
搬送コロ側ユニット200が搬送ローラ側ユニット100に対して組み付けられた際には、図4(a)に示すように、搬送コロ92が対向するローラ部112,113,114に当接する。搬送コロ92は、搬送コロホルダ201を介して搬送コロばね202に抗して前方向F側に押し込まれる。これと同時に、搬送ローラ91には、搬送コロ92から後方向Bへの反力が作用する。即ち、搬送コロ92は、搬送ローラ91を搬送ローラ側ユニット100に対して、シート搬送面に対し垂直な方向に押圧する。
画像形成装置1での画像形成時には、所定のタイミングで不図示のモータの駆動により搬送ローラ91が回転する。このとき搬送コロばね202の押圧力を受けている搬送コロ92は、搬送ローラ91との摩擦によって同期回転する。その後、シート給送部30から所定のタイミングでシートSが搬送され、搬送ローラ91と搬送コロ92とのニップ部に挟持され、搬送ローラ91が回転することにより、シートSは下流側に搬送される。
次に、上述した画像形成装置1のシート搬送装置20の各軸受の構成について、図4〜図6を参照して詳細に説明する。
まず、図4を用いて、搬送ローラ側フレーム105と第1の軸受101との構成を説明する。なお、第2の軸受102も同様の構成である。図4(a)に示すように、搬送ローラ側フレーム105には、前方向F側に突出する多数のリブ106が形成されている。図4(b)に示すように、リブ106は、第1の軸受101の周囲において、上規制部107と、下規制部108と、後規制部109とを有している。なお、図4(b)中では、搬送コロ側ユニット200の図示を省略しているが、実際には搬送コロ側ユニット200が設けられ、搬送コロ92が各ローラ部112,113,114に当接して後方向Bに押圧している。
上規制部107は、第1の軸受101の上方向U側に配置され、第1の軸受101に当接して上側への移動を規制する。下規制部108は、第1の軸受101の下方向D側に配置され、第1の軸受101に当接して下側への移動を規制する。後規制部109は、第1の軸受101の後方向B側に配置され、第1の軸受101の後側への移動、及び左右方向への移動を規制する。
第1の軸受101は、前方向Fを指向する断面略半円弧形状の軸受部101aと、軸受部101aから後方向B側に突出する保持部101bと、上当接部101cと、下当接部101dとを有している。軸受部101aの内周面は、略半円周面で、搬送ローラ91のローラ軸111を回転可能に支持している。保持部101bは、軸受部101aを基端として後方向Bに向けて左右方向に分かれて突出し、その間にリブ106の後規制部109が挟まれて保持されている(図6参照)。この状態では、保持部101bの移動は、左右方向及び後方向へは後規制部109により規制され、上下方向へは後規制部109によっては規制されない。上当接部101cは、上規制部107に常時下方から当接する。下当接部101dは、下規制部108に常時上方から当接する。
したがって、第1の軸受101は、左右方向には保持部101bと後規制部109との当接によって移動が規制され、上方向Uには上規制部107によって移動が規制され、下方向Dには下規制部108によって移動が規制される。即ち、第1の軸受101及び第2の軸受102は、搬送ローラ側ユニット100に対して、上下方向に搬送ローラ側フレーム105により固定され、略移動不能に支持されている。また、搬送コロ側ユニット200が搬送ローラ側ユニット100に対して組み付けられた際には、第1のローラ部112が搬送コロ92により後方向Bに押し込まれ、第1の軸受101はローラ軸111により後方向Bに押し込まれる。このため、保持部101bの基端部が後規制部109の前端面に当接され、第1の軸受101は前後方向に移動が規制される。
また、図5を用いて、搬送ローラ側フレーム105と第3の軸受103との構成を説明する。なお、第4の軸受104も同様の構成である。図5(a)に示すように、搬送ローラ側フレーム105には、上述の構成と同様に、前方向F側に突出する多数のリブ106が形成されている。図5(b)に示すように、リブ106は、第3の軸受103の周囲においても、上規制部(規制部)107と、下規制部(規制部)108と、後規制部(垂直方向規制部)109とを有している。なお、図5(b)中では、搬送コロ側ユニット200の図示を省略しているが、実際には搬送コロ側ユニット200が設けられ、搬送コロ92が各ローラ部112,113,114に当接して後方向Bに押圧している。
上規制部107は、第3の軸受103の上方向U側に隙間G1を保有可能にして配置され、第3の軸受103が上方に移動して隙間G1が無くなった時には第3の軸受103の上側への移動を規制する。下規制部108は、第3の軸受103の下方向D側に隙間G2を保有可能にして配置され、第3の軸受103が下方に移動して隙間G2が無くなった時には第3の軸受103の下側への移動を規制する。後規制部109は、第3の軸受103の後方向B側に配置され、第3の軸受103の後側への移動、及び左右方向への移動を規制する。即ち、搬送ローラ側ユニット100は、第3の軸受103の上下方向への移動を規制する上規制部107及び下規制部108と、第3の軸受103の前後方向への移動を規制する後規制部109とを有する。
第3の軸受103は、前方向Fを指向する断面略半円弧形状の軸受部103aと、軸受部103aから後方向B側に突出する保持部103bと、上当接部103cと、下当接部103dとを有している。軸受部103aの内周面は、略半円周面で、搬送ローラ91のローラ軸111を回転可能に支持している。保持部103bは、軸受部103aを基端として後方向Bに向けて左右方向に分かれて突出し、その間にリブ106の後規制部109が挟まれて保持されている(図6参照)。この状態では、保持部103bの移動は、左右方向及び後方向へは後規制部109により規制され、上下方向へは後規制部109によっては規制されない。上当接部103cは、上規制部107に下方から当接可能である。下当接部103dは、下規制部108に上方から当接可能である。即ち、上規制部107及び下規制部108は、第3の軸受103の上下方向の両端部のそれぞれに当接することにより第3の軸受103の移動を規制する。
したがって、第3の軸受103は、左右方向には保持部103bと後規制部109との当接によって移動が規制される。また、搬送コロ側ユニット200が搬送ローラ側ユニット100に対して組み付けられた際には、第2のローラ部113が搬送コロ92により後方向Bに押し込まれ、第3の軸受103はローラ軸111により後方向Bに押し込まれる。このため、保持部103bの基端部が後規制部109の前端面に当接され、第3の軸受103は前後方向に移動が規制される。ここで、上当接部103cと上規制部107との間には隙間G1があると共に、下当接部103dと下規制部108との間には隙間G2があることから、第3の軸受103は上規制部107及び下規制部108の間で上下動可能である。これにより、第3の軸受103は、上規制部107及び下規制部108により規制される範囲内、即ち上規制部107及び下規制部108の間で上下方向に移動可能に設けられる。また、第3の軸受103及び第4の軸受104は、第1の軸受101及び第2の軸受102に比べ、搬送ローラ側ユニット100に対するシート搬送方向と平行な方向への移動可能量が大きくなるように、搬送ローラ側フレーム105により支持されている。本実施形態では、第3の軸受103及び第4の軸受104は、第1の軸受101及び第2の軸受102に比べ、搬送ローラ側ユニット100に対するシート搬送方向と平行な方向への移動可能量が大きい。
次に、上述した画像形成装置1のシート搬送装置20の動作について、図7〜図9を参照して詳細に説明する。
ここで、搬送ローラ91について、図7を用いて説明する。図7(a)(b)に示すように、理想的な搬送ローラ91は、ローラ軸111が直線状で長手方向において軸中心のずれが全くない。これに対し、実際の搬送ローラ91は、部品成型の精度上、ローラ軸111の長手方向で軸中心の微小なずれが発生してしまう。例えば、図7(c)(d)に示すように、搬送ローラ91のローラ軸111において軸中心の微小なずれがあり、ローラ軸111の両端部付近の軸中心に対して中央付近が凸形状となる場合がある。なお、図7(c)(d)に示す搬送ローラ91は、説明のために誇張しており、実際は最大でも軸芯のずれが0.5mm程度以下である。以下では、図7(c)(d)に示すように、ローラ軸111に微小なずれを有する搬送ローラ91をシート搬送装置20に適用した場合の動作について説明する。
以下、図8及び図9では、搬送ローラ91の第2のローラ部113が突出する方向が、上方向U、後方向B、下方向D、前方向Fと順に変わるように搬送ローラ91が回転する場合について、それぞれの状態ごとに説明する。これらの場合、第1の軸受101及び第2の軸受102は位置が変わらないことから、第3の軸受103及び第4の軸受104がローラ軸111の撓みに応じて移動することになる。したがって、以下では第3の軸受103のみについて説明するが、第4の軸受104も同様である。また、各図中では、搬送コロ側ユニット200の図示を省略しているが、実際には搬送コロ側ユニット200が設けられ、搬送コロ92が各ローラ部112,113,114に当接して後方向Bに押圧している。
図8(a)に示すように、搬送ローラ91の第2のローラ部113の突出する方向が上方向Uである場合は、図8(b)に示すように、第3の軸受103はローラ軸111の撓み量の分だけ上方向Uにずれる。ローラ軸111の上方向Uへの撓み量が大きい場合は、第3の軸受103は上当接部103cが上規制部107に当接するまで移動し、当接により停止する。この場合、上当接部103cと上規制部107との隙間G1は0になり、下当接部103dと下規制部108との隙間G2は最大になる。
次に、図8(c)に示すように、搬送ローラ91の回転により第2のローラ部113の突出する方向が後方向Bである場合は、図8(d)に示すように、第3の軸受103は上下方向にずれることなく上規制部107及び下規制部108の略中央部に位置する。このとき、搬送コロばね202からの押圧力は、搬送ローラ91及び第3の軸受103を介して搬送ローラ側フレーム105によって受けられる。ここで、搬送ローラ側フレーム105はローラ軸111よりも剛性が強いため、ローラ軸111の後方向Bへの撓みは逆方向に矯正される。よって、ローラ軸111が後方向Bに撓んでいても、第3の軸受103は後規制部109に当接する位置で停止される。
次に、図9(a)に示すように、搬送ローラ91の回転により第2のローラ部113の突出する方向が下方向Dである場合は、図9(b)に示すように、第3の軸受103はローラ軸111の撓み量の分だけ下方向Dにずれる。ローラ軸111の下方向Dへの撓み量が大きい場合は、第3の軸受103は下当接部103dが下規制部108に当接するまで移動し、当接により停止する。この場合、上当接部103cと上規制部107との隙間G1は最大になり、下当接部103dと下規制部108との隙間G2は0になる。
次に、図9(c)に示すように、搬送ローラ91の回転により第2のローラ部113の突出する方向が前方向Fである場合は、図9(d)に示すように、第3の軸受103は上下方向にずれることなく上規制部107及び下規制部108の略中央部に位置する。このとき、搬送コロばね202からの押圧力は、搬送ローラ91及び第3の軸受103を介して搬送ローラ側フレーム105によって受けられる。ここで、搬送ローラ側フレーム105はローラ軸111よりも剛性が強いため、ローラ軸111の前方向Fへの撓みは逆方向に矯正される。よって、ローラ軸111が前方向Fに撓んでいても、第3の軸受103は後規制部109に当接する位置で停止される。
このように、ローラ軸111が凸形状に撓んだ状態で駆動回転した場合においても、第3の軸受103及び第4の軸受104は上下方向に関して移動可能に支持されているため、撓み量に追従して移動することができる。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、フレームに対するシート搬送方向と平行な上下方向への移動可能量が大きい第3の軸受103及び第4の軸受104を有している。このため、搬送ローラ91のローラ軸111が直線状でなく回転が偏心しても、第3の軸受103及び第4の軸受104が他の軸受101,102に比べて上下方向により多く移動する。これにより、偏心を吸収し、駆動トルクの増大や軸受との摺動むら、異音の発生を抑えることができる。即ち、搬送ローラ91のローラ軸111の形状がばらついたとしても、安定して搬送ローラ91を駆動回転することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、第3の軸受103及び第4の軸受104が、第1の軸受101及び第2の軸受102の間に配置されているので、ローラ軸111の姿勢変化を小さくすることができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、第1の軸受101及び第2の軸受102は、搬送ローラ側ユニット100に対して、上下方向に搬送ローラ側フレーム105により固定されている。このため、第1の軸受101及び第2の軸受102としては既存の構成を適用することができるので、設計の容易さや部品の低コスト化の観点から好ましい。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、ローラ軸111はモールド材からなり、搬送ローラ側フレーム105よりも剛性を弱くして形成されている。このため、ローラ軸111の撓み方向が前後方向である場合は、搬送コロ92の後方向Bへの押圧により容易に矯正することができ(図8(d)及び図9(d)参照)、搬送ローラ91の安定した駆動回転を維持することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、上規制部107、下規制部108、後規制部109をいずれもリブ106の一部として形成している。このため、搬送ローラ側フレーム105の剛性を維持しながら、構成を複雑化することなく各規制部を設けることができる。
なお、上述した本実施形態の画像形成装置1では、第1の軸受101及び第2の軸受102は、搬送ローラ側ユニット100に対して、上下方向に固定されている場合について説明したが、これには限られない。例えば、第1の軸受101及び第2の軸受102が、第3の軸受103及び第4の軸受104よりも狭い範囲で上下動可能になるように設けてもよい。この場合も、搬送ローラ91のローラ軸111が直線状でなくても、第3の軸受103及び第4の軸受104が他の軸受101,102に比べて上下方向により多く移動するので、駆動トルクの増大や軸受との摺動むら、異音の発生を抑えることができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、第3の軸受103及び第4の軸受104が、第1の軸受101及び第2の軸受102の間に配置される場合について説明したが、これには限られない。例えば、第3の軸受103及び第4の軸受104が、第1の軸受101及び第2の軸受102の外側に配置されてもよい。
また、本実施形態の画像形成装置1では、搬送ローラ側フレーム105に上下2箇所の規制部107,108を設け、第3の軸受103及び第4の軸受104は各規制部107,108の間で上下動可能とする場合について説明したが、これには限られない。例えば、軸受には、上下部から搬送ローラ側フレーム105に向けた突起を設け、搬送ローラ側フレーム105には、軸受に向けた1つの規制用突起(規制部)を設ける。そして、軸受の上下の突起の間に、搬送ローラ側フレーム105の規制用突起が入り込んで構成されることで、上下の突起が規制用突起に当接する範囲で軸受が上下動するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図10〜図12を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、第3の軸受303及び第4の軸受304がシート搬送面に対し垂直な軸を中心に回転可能に支持される点で、第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図10〜図12に示すように、搬送ローラ側ユニット300は、搬送ローラ91と、第3の軸受303と、第4の軸受304と、搬送ローラ側フレーム(フレーム)305とを有している。本実施形態では、搬送ローラ側ユニット300における部品について、第3の軸受303と、第4の軸受304と、搬送ローラ側フレーム305と以外の部品は、第1の実施形態と同様の部品によって構成される。また、搬送ローラ側ユニット300は、第1の実施形態と同様に、第1の軸受101及び第2の軸受102を有している(図10〜図12では図示せず)。これら第1の軸受101、第2の軸受102、第3の軸受303、第4の軸受304の配置については、第1の実施形態と同様である。
図10(a)に示すように、第3の軸受303および第4の軸受304は、搬送ローラ側フレーム305に向けて、シート搬送面に対し垂直な方向(後方向B)に突出する円柱形状の嵌合ボス(軸部)303b,304bを有する。また、搬送ローラ側フレーム305には、前方向F側に突出する多数のリブ306が形成されている。リブ306は、各軸受303,304の周囲において、上規制部(規制部)307と、下規制部(規制部)308と、後規制部(垂直方向規制部)309とを有している。
さらに、後規制部309の前端面には、縦方向を長手方向とする長円形状の嵌合穴(穴部)309aが形成されている。各嵌合ボス303b,304bは、嵌合穴309aに係合され、上下動可能かつ回転可能に支持される。即ち、搬送ローラ側フレーム305は、各嵌合ボス303b,304bをシート搬送方向と平行な方向に移動可能、かつ回転可能に支持する嵌合穴309aを有する。これにより、第3の軸受303および第4の軸受304は、シート搬送面に対し垂直な軸を中心に回転可能に支持される。
また、図10(b)に示すように、第3の軸受303は、上規制部307に対して隙間G3を有すると共に、下規制部308に対して隙間G4を有して取り付けられている。第1の実施形態と同様に、第3の軸受303は、前後方向に関しては、搬送ローラ91を介して搬送コロばね202の押圧力を受けて搬送ローラ側フレーム305の後規制部309に突き当たる。また、第3の軸受303は、嵌合ボス303bが搬送ローラ側フレーム305の嵌合穴309aに係合しているため、左右方向に関しては搬送ローラ側フレーム305に対して固定されている。なお、これらの構成は、第4の軸受304も同様である。
以下、図11及び図12では、搬送ローラ91の第2のローラ部113が突出する方向が、上方向U、後方向B、下方向D、前方向Fと順に変わるように搬送ローラ91が回転する場合について、それぞれの状態ごとに説明する。これらの場合、第1の軸受101及び第2の軸受102は位置が変わらないことから、第3の軸受303及び第4の軸受304がローラ軸111の撓みに応じて移動することになる。したがって、以下では第3の軸受303のみについて説明するが、第4の軸受304も同様である。また、各図中では、搬送コロ側ユニット200の図示を省略しているが、実際には搬送コロ側ユニット200が設けられ、搬送コロ92が各ローラ部112,113,114に当接して後方向Bに押圧している。
図11(a)に示すように、搬送ローラ91の第2のローラ部113の突出する方向が上方向Uである場合は、図11(b)に示すように、第3の軸受303はローラ軸111の撓み量の分だけ上方向Uにずれる。ローラ軸111の上方向Uへの撓み量が大きい場合は、第3の軸受303は上当接部303cが上規制部307に当接するまで移動し、当接する。同時に、第3の軸受303は、嵌合ボス303bを軸中心として回転可能に支持されているため、搬送ローラ91のローラ軸111と接触している部分の形状に倣った位置で停止する。この場合、上当接部303cと上規制部307との隙間G3は最小(略0)になり、下当接部303dと下規制部308との隙間G4は最大になる。
次に、図11(c)に示すように、搬送ローラ91の回転により第2のローラ部113の突出する方向が後方向Bである場合について説明する。この場合は、図11(d)に示すように、第3の軸受303は上下方向にずれることなく、上規制部307及び下規制部308の略中央部に位置する。このとき、搬送コロばね202からの押圧力は、搬送ローラ91及び第3の軸受303を介して搬送ローラ側フレーム305によって受けられる。ここで、搬送ローラ側フレーム305はローラ軸111よりも剛性が強いため、ローラ軸111の後方向Bへの撓みは逆方向に矯正される。よって、ローラ軸111が後方向Bに撓んでいても、第3の軸受303は後規制部309に当接する位置で停止される。
次に、図12(a)に示すように、搬送ローラ91の第2のローラ部113の突出する方向が下方向Dである場合は、図12(b)に示すように、第3の軸受303はローラ軸111の撓み量の分だけ下方向Dにずれる。ローラ軸111の下方向Dへの撓み量が大きい場合は、第3の軸受303は下当接部303dが下規制部308に当接するまで移動し、当接する。同時に、第3の軸受303は、嵌合ボス303bを軸中心として回転可能に支持されているため、搬送ローラ91のローラ軸111と接触している部分の形状に倣った位置で停止する。この場合、上当接部303cと上規制部307との隙間G3は最大になり、下当接部303dと下規制部308との隙間G4は最小(略0)になる。
次に、図12(c)に示すように、搬送ローラ91の回転により第2のローラ部113の突出する方向が前方向Fである場合について説明する。この場合は、図12(d)に示すように、第3の軸受303は上下方向にずれることなく、上規制部307及び下規制部308の略中央部に位置する。このとき、搬送コロばね202からの押圧力は、搬送ローラ91及び第3の軸受303を介して搬送ローラ側フレーム305によって受けられる。ここで、搬送ローラ側フレーム305はローラ軸111よりも剛性が強いため、ローラ軸111の前方向Fへの撓みは逆方向に矯正される。よって、ローラ軸111が前方向Fに撓んでいても、第3の軸受303は後規制部309に当接する位置で停止される。
このように、ローラ軸111が凸形状に撓んだ状態で駆動回転した場合においても、第3の軸受303及び第4の軸受304は上下方向に関して移動可能かつ回転可能に支持されているため、撓み量に追従して移動することができる。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によっても、フレームに対するシート搬送方向と平行な上下方向への移動可能量が大きい第3の軸受303及び第4の軸受304を有している。このため、搬送ローラ91のローラ軸111が直線状でなく回転が偏心しても、第3の軸受303及び第4の軸受304が他の軸受101,102に比べて上下方向により多く移動する。これにより、偏心を吸収し、駆動トルクの増大や軸受との摺動むら、異音の発生を抑えることができる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、第3の軸受303及び第4の軸受304は、上下方向に関して移動可能かつ嵌合ボス303b,304bを軸中心として回転可能に支持されている。このため、第3の軸受303及び第4の軸受304がローラ軸111の撓み量に追従して移動及び回転するので、回転しない場合に比べて、駆動トルクの増大や軸受との摺動むら、異音の発生をより効果的に抑えることができる。
20…シート搬送装置、91…搬送ローラ、92…搬送コロ、101…第1の軸受(他の軸受)、102…第2の軸受(他の軸受)、103…第3の軸受(少なくとも一つの軸受)、104…第4の軸受(少なくとも一つの軸受)、105…搬送ローラ側フレーム(フレーム)、107…上規制部(規制部)、108…下規制部(規制部)、109…後規制部(垂直方向規制部)、111…ローラ軸、112…第1のローラ部(ローラ部)、113…第2のローラ部(ローラ部)、114…第3のローラ部(ローラ部)、303…第3の軸受(少なくとも一つの軸受)、303b…嵌合ボス(軸部)、304…第4の軸受(少なくとも一つの軸受)、304b…嵌合ボス(軸部)、305…搬送ローラ側フレーム(フレーム)、307…上規制部(規制部)、308…下規制部(規制部)、309…後規制部(垂直方向規制部)、309a…嵌合穴(穴部)、S…シート。

Claims (11)

  1. シートを搬送するための搬送ローラと、
    前記搬送ローラを回転可能に支持する少なくとも3つの軸受と、
    前記軸受を支持するフレームと、を備え、
    前記軸受のうち少なくとも一つの軸受は、他の軸受に比べ、前記フレームに対するシート搬送方向と平行な方向への移動可能量が大きい、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記他の軸受は、少なくとも二つ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記少なくとも一つの軸受は、前記他の軸受の間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記他の軸受は、前記フレームに対して、前記シート搬送方向と平行な方向に前記フレームにより固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記フレームは、前記少なくとも一つの軸受の前記シート搬送方向と平行な方向への移動を規制する規制部を有し、
    前記少なくとも一つの軸受は、前記規制部により規制される範囲内で前記シート搬送方向と平行な方向に移動可能に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記規制部は、前記少なくとも一つの軸受の前記シート搬送方向と平行な方向の両端部のそれぞれに当接することにより前記少なくとも一つの軸受の移動を規制し、
    前記少なくとも一つの軸受は、前記規制部の間で前記シート搬送方向と平行な方向に移動可能に設けられる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記少なくとも一つの軸受は、シート搬送面に対し垂直な軸を中心に回転可能に支持される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記少なくとも一つの軸受は、前記フレームに向けて、前記シート搬送面に対し垂直な方向に突出する軸部を有し、
    前記フレームは、前記軸部を前記シート搬送方向と平行な方向に移動可能、かつ回転可能に支持する穴部を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記搬送ローラは、少なくとも2個のローラ部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記搬送ローラを前記フレームに対して、シート搬送面に対し垂直な方向に押圧する搬送コロを備え、
    前記フレームは、前記少なくとも一つの軸受の前記シート搬送面に対し垂直な方向への移動を規制する垂直方向規制部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  11. 前記搬送ローラのローラ軸はモールド材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
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