JP2017001607A - 曇り止め熱線付き窓用透明板 - Google Patents

曇り止め熱線付き窓用透明板 Download PDF

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Abstract

【課題】曇り止め熱線による曇り止め機能が損なわれることなく、車室内のアンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行えるようにする。【解決手段】曇り止め熱線3が水平方向に平行に複数配置されている透明板1において、曇り止め熱線3同士の間に当該曇り止め熱線3と接しないように繰り返しパターン8を備えた。繰り返しパターン8は、曇り止め熱線3に平行な辺を有し、水平方向に複数並び且つ垂直方向に繰り返し配置されている。曇り止め熱線3と繰り返しパターン8との電気的な接続がインダクタ成分と容量成分との並列接続と見做され、透明板1が周波数選択表面によるBPFとして動作する。【選択図】図1

Description

本発明は曇り止め熱線付き窓用透明板に関する。
従来より、例えば自動車のフロントウィンドウ用として熱線反射ガラス板が用いられている。熱線反射ガラス板は、金属や金属酸化物等の薄膜により熱線反射膜が形成され、赤外線を反射すると共に、赤外線よりも波長の短い可視光線を通過させる。これにより、視認性を確保しつつ、太陽熱の車室内への流入を抑えている。ところが、熱線反射膜は、赤外線を遮断するだけでなく、当該赤外線よりも波長の長い電磁波も遮断する特性を有する。そのため、アンテナが車室内に搭載された構成では、その車室内のアンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行えないという問題がある。この点に関し、熱線反射ガラス板にメッシュパターンやスリットパターンを形成する構成が供されている。このような構成によれば、熱線反射ガラス板を周波数選択表面(FSS:Frequency Selective Surface)として動作させることで、特定の周波数帯域の電磁波を通過させることができる(特許文献1及び2参照)。
特開2011−102218号公報 特表2005−506904号公報
一方、例えば自動車のリアウィンドウ用として用いられるガラス板には曇り止め熱線が水平方向に配置されており、この曇り止め熱線も電磁波を遮断する特性を有する。しかしながら、曇り止め熱線が配置されているガラス板にメッシュパターンやスリットパターンを形成すると曇り止め熱線による曇り止め機能が損なわれるので、メッシュパターンやスリットパターンを形成することができない。そのため、ガラス板を周波数選択表面として動作させることができず、車室内のアンテナによる車両後方からの電波の捕捉や車両後方への電波の放射を適切に行えないという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、曇り止め熱線による曇り止め機能が損なわれることなく、車室内のアンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行える曇り止め熱線付き窓用透明板を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、曇り止め熱線が第1の所定方向に平行な辺を有するように複数配置されている曇り止め熱線付き窓用透明板において、曇り止め熱線同士の間に曇り止め熱線と接しないように配置され、少なくとも曇り止め熱線に平行な辺を有する繰り返しパターンを備えた。そして、繰り返しパターンは、第1の所定方向に複数並び且つ第1の所定方向に対して垂直な第2の所定方向に繰り返し配置されている構成とした。曇り止め熱線が第1の所定方向に平行な辺を有するように複数配置されている構成では、その曇り止め熱線が複数配置されている透明板は周波数選択表面によるHPF(High Pass Filter、ハイパスフィルター)として動作する。又、単純に繰り返しパターンが第1の所定方向に複数並び且つ第1の所定方向に対して垂直な第2の所定方向に繰り返し配置されている構成では、その繰り返しパターンが配置されている透明板は周波数選択表面によるBEF(Band Elimination Filter、バンドエリミネーションフィルター)として動作する。
本発明では、曇り止め熱線同士の間に繰り返しパターンが配置されているので、曇り止め熱線と繰り返しパターンとの電気的な接続は、HPFのインダクタ成分と、BEFのインダクタ成分と容量成分とが直列接続された直列共振回路との並列接続と見做される。そして、直列共振回路の共振周波数よりも低域側では直列共振回路が容量成分と見做される。よって、曇り止め熱線と繰り返しパターンとの電気的な接続は、インダクタ成分と容量成分との並列接続と見做され、その曇り止め熱線と繰り返しパターンとが配置されている透明板は周波数選択表面によるBPF(Band Pass Filter、バンドパスフィルター)として動作する。
このように曇り止め熱線同士の間に繰り返しパターンが追加されることで、その曇り止め熱線と繰り返しパターンとが配置されている透明板をBPFとして動作させることができる。その結果、曇り止め熱線のみの配置では通過特性の利得が抑えられていた周波数帯域について通過特性の利得を高めることができる。この場合、繰り返しパターンが曇り止め熱線と接しないように配置されているので、曇り止め熱線による曇り止め機能が損なわれることはない。これにより、曇り止め機能が損なわれることなく、車室内のアンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行うことできる。
請求項9に記載した発明によれば、曇り止め熱線が第1の所定方向に平行な辺を有するように複数配置されている曇り止め熱線付き窓用透明板において、曇り止め熱線が配置されている面とは異なる面に配置され、少なくとも第1の所定方向に対して垂直な第2の所定方向に平行な辺を有し且つ第1の所定方向の寸法が曇り止め熱線同士の間隔と同等な繰り返しパターンを備えた。そして、繰り返しパターンは、第1の所定方向に繰り返し配置されている構成とした。前述した請求項1に記載した発明と同様に、曇り止め熱線が第1の所定方向に平行な辺を有するように複数配置されている構成では、その曇り止め熱線が複数配置されている透明板は周波数選択表面によるHPFとして動作する。又、繰り返しパターンが第1の所定方向に対して垂直な第2の所定方向に平行な辺を有し且つ第1の所定方向の寸法が曇り止め熱線同士の間隔と同等に配置されている構成では、その繰り返しパターンが配置されている透明板は周波数選択表面によるLPF(Low Pass Filter、ローパスフィルター)として動作する。
本発明では、曇り止め熱線が配置されている面とは異なる面に繰り返しパターンが配置されているので、曇り止め熱線と繰り返しパターンとの電気的な接続は、HPFのインダクタ成分と、LPFの容量成分との並列接続と見做される。よって、曇り止め熱線と繰り返しパターンとの電気的な接続は、前述した請求項1に記載した発明と同様に、インダクタ成分と容量成分との並列接続と見做され、その曇り止め熱線と繰り返しパターンとが配置されている透明板は周波数選択表面によるBPFとして動作する。
このように曇り止め熱線が配置されている面とは異なる面に繰り返しパターンが追加されることで、その曇り止め熱線と繰り返しパターンとが配置されている透明板をBPFとして動作させることができる。その結果、曇り止め熱線のみの配置では通過特性の利得が抑えられていた周波数帯域について通過特性の利得を高めることができる。この場合、曇り止め熱線が配置されている面とは異なる面に繰り返しパターンが配置されているので、繰り返しパターンが曇り止め熱線と接することはなく、前述した請求項1に記載した発明と同様に、曇り止め熱線による曇り止め機能が損なわれることはない。これにより、曇り止め機能が損なわれることなく、車室内のアンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行うことできる。
本発明の第1の実施形態を示し、曇り止め熱線及び繰り返しパターンを示す図 比較対象を示す図 比較対象の電波通過特性解析モデルを示す図 比較対象の通過特性を示す図 比較対象の等価回路を示す図 曇り止め熱線が存在しない構成の水平面内での水平偏波の指向性を示す図 比較対象の水平面内での水平偏波の指向性を示す図 電波通過特性解析モデルを示す図 水平偏波の通過特性を示す図 等価回路を示す図 水平面内での水平偏波の指向性を示す図 等価回路の関係を示す図 曇り止め熱線及び別の繰り返しパターンを示す図 曇り止め熱線及び別の繰り返しパターンを示す図 曇り止め熱線及び別の繰り返しパターンを示す図 本発明の第2の実施形態を示し、曇り止め熱線及び繰り返しパターンを示す図 水平偏波の通過特性を示す図 曇り止め熱線及び別の繰り返しパターンを示す図 曇り止め熱線及び別の繰り返しパターンを示す図 本発明の第3の実施形態を示し、曇り止め熱線及び繰り返しパターンを示す図 水平偏波のビームの方向を示す図 本発明の第4の実施形態を示し、曇り止め熱線及び繰り返しパターンを示す図 本発明の第5の実施形態を示し、曇り止め熱線を示す図 繰り返しパターンを示す図 等価回路の関係を示す図 本発明の第6の実施形態を示し、曇り止め熱線及び繰り返しパターンを示す図 車両後方の利得と繰り返しパターンの配置領域の寸法との関係を示す図 曇り止め熱線及び別の繰り返しパターンを示す図 本発明のその他の実施形態を示し、等価回路の関係を示す図 等価回路の関係を示す図 等価回路の関係を示す図 合わせガラスにおける曇り止め熱線及び繰り返しパターンを示す図
(第1の実施形態)
以下、本発明を自動車のリアウィンドウ用として用いられる曇り止め熱線付き窓用透明板に適用した第1の実施形態について図1から図15を参照して説明する。図1に示すように、曇り止め熱線付き窓用透明板(以下、透明板と称する)1は透明ガラスを材料とする板状の基材2を有する。基材2の一方の面である表面2aには、その面の全域に亘って曇り止め熱線3が水平方向(即ち、車幅方向、第1の所定方向に相当する)に平行な辺を有するように複数(図1では8本)配置されている。尚、ここでいう平行とは、曇り止め熱線3の一端部3a(図1では左端部)から他端部3b(図1では右端部)までの全ての区間が平行であることも含め、全ての区間の少なくとも一部が平行であることも含めた意味である。各曇り止め熱線3は、その一端部3aがバスバー4と電気的に接続されていると共に、その他端部3bがバスバー5と電気的に接続されている。各曇り止め熱線3、バスバー4,5は、例えば銀等の導電性金属が基材2の表面2aに蒸着されることで形成されている。バスバー4にはスイッチ6を介して車両バッテリ7の正極が接続されており、バスバー5には車両バッテリ7の負極が接続されている。スイッチ6は、例えばインストルメントパネル等に配置されており、運転者等の乗員が容易に操作可能な箇所に配置されている。尚、バスバー4と車両バッテリ7との間には電圧変換回路(図示せず)が介在されており、バスバー5と車両バッテリ7との間にも電圧変換回路(図示せず)が介在されている。
このような構成では、乗員がスイッチ6をオフからオンに切り換えると、車両バッテリ7からの正電圧が電圧変換回路により所定電圧に変換されてバスバー4に印加されると共に負電圧が電圧変換回路により所定電圧に変換されてバスバー5に印加される。その結果、各曇り止め熱線3において一端部3aから他端部3bに向かって電流が流れることで、各曇り止め熱線3が発熱し、曇り止め機能が作動して視認性が確保される。曇り止め熱線3同士の間隔(図1中「L1」で示す)は、例えば曇り止め熱線3の全体から発せられる熱量が予め規定されている基準範囲を満たすように決定されており、曇り止め熱線3の本数、各曇り止め熱線3に流れる電流値、各曇り止め熱線3の抵抗値等の様々な条件が組み合されて決定されている。本実施形態では曇り止め熱線3同士の間隔は例えば25[mm]に決定されている。
曇り止め熱線3同士の間には曇り止め熱線3と接しないように(即ち、絶縁を確保すするように)繰り返しパターン8が配置されている。繰り返しパターン8は、一の曇り止め熱線3同士の間に複数(図1では3個)が水平方向に並んで配置されており、垂直方向(即ち、車高方向、第2の所定方向に相当する)に繰り返し(図1では7個)配置されている。各繰り返しパターン8は一つの単位パターン8aを含む。単位パターン8aは、曇り止め熱線3に平行な辺を有する線形状であり、その水平方向の寸法(図1中「L2」で示す)は後述する所定の共振周波数frの波長に(1/2)を乗じた値と略等しい値である。又、繰り返しパターン8同士の水平方向の間隔(図1中「D1」で示す)は同じである。尚、各繰り返しパターン8も、各曇り止め熱線3と同様に、例えば銀等の導電性金属が基材2の表面2aに蒸着されることで形成されている。
次に、上記した構成の電気的な特性について説明する。最初に本構成と比較する比較対象の電気的な特性について説明する。図2に示すように、比較対象の透明板11は、前述した透明板1から繰り返しパターン8が省略された構成である。透明板11では曇り止め熱線3が水平方向に複数配置されているので、図3及び図4に示すように、垂直偏波は通過するが、透明板11が周波数選択表面によるHPFとして動作することで水平偏波は低域側の周波数帯域が遮断される。水平偏波について例えば電話通信で利用される750[MHz]付近の周波数では約10[dB]の通過損がある。
この場合、図5に示すように、図4に示す通過特性から計算されるHPFのインダクタ成分は約2[nH]である。図6及び図7はリアルーフにおいてリアウィンドウに近い位置に水平偏波アンテナを設置したときの750[MHz]を使用周波数としたときの水平面内での水平偏波の指向性を示す。図6は曇り止め熱線3が存在しない構成の水平偏波の指向性を示し、図7は曇り止め熱線3が存在する構成(即ち、比較対象)の水平偏波の指向性を示す。曇り止め熱線3が存在する構成では、曇り止め熱線3が存在しない構成に対して車両後方の利得が約10[dB]低下していることが判り、図4に示した通過特性の通過損と一致することが判る。このように比較対象では、使用周波数が750[MHz]では車両後方の利得が低下するので、使用周波数を750[MHz]とする水平偏波アンテナが車室内に搭載される場合に、その水平偏波アンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行えない虞がある。
これに対し、本実施形態では、透明板1において、曇り止め熱線3同士の間に繰り返しパターン8が配置されている構成を特徴とする。単純に繰り返しパターン8が水平方向に複数並び且つ垂直方向に繰り返し配置されている構成では、その繰り返しパターン8が配置されている透明板が周波数選択表面によるBEFとして動作することが知られている。
本実施形態では、曇り止め熱線3のインダクタ成分と並列接続する容量成分を形成するパターンの構成が困難であるので、図8に示すように使用周波数である750[MHz]よりも高域側の1200[MHz]を共振周波数frとする直列共振回路を形成し、その直列共振回路を共振周波数frよりも低域側の750[MHz]で容量成分として動作させる。即ち、曇り止め熱線3と繰り返しパターン8との電気的な接続を、インダクタ成分と容量成分との並列接続と見做すことで、図9に示すように、透明板1を周波数選択表面によるBPFとして動作させる。この場合、図10に示すように、図9に示す通過特性から計算される直列共振回路のインダクタ成分は2[nH]であり、容量成分は9[pF]である。図11は前述した図6及び図7と同様にリアルーフにおいてリアウィンドウに近い位置に水平偏波アンテナを設置したときの本構成での水平偏波の指向性を示す。曇り止め熱線3同士の間に繰り返しパターン8が追加されることで、繰り返しパターン8が存在しない構成(即ち、比較対象)に対して車両後方の利得が約10[dB]増大していることが判り、図9に示した通過特性と一致することが判る。
このように本実施形態では、使用周波数が750[MHz]では車両後方の利得が増大するので、使用周波数を750[MHz]とする水平偏波アンテナが車室内に搭載される場合に、その水平偏波アンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行えるようになる。即ち、本実施形態では、図12に示すように、単体ではHPFとして動作する曇り止め熱線3に対し、単体ではBEFとして動作する繰り返しパターン8を組み合わせてメタマテリアルの構造を形成することで、そのメタマテリアルの構造をBPFとして動作させ、水平偏波の通過特性を改善する。
繰り返しパターンを構成する単位パターンの形状は、例示した線形状に限らず、他の形状であっても良い。図13に示すように、透明板21において、繰り返しパターン22が長方形をなす面形状の単位パターン22aを含む構成でも良い。又、図14に示すように、透明板31において、繰り返しパターン32が長方形をなすループ形状の単位パターン32aを含む構成でも良い。又、図15に示すように、透明板41において、繰り返しパターン42が6辺からなるループ形状の単位パターン42aを含む構成でも良い。尚、単位パターンの形状が面形状やループ形状の構成では垂直方向の辺が存在するが、その垂直方向の辺の存在が水平偏波の通過特性に影響を与えることは殆ど皆無である。又、単位パターンの形状が面形状やループ形状の構成では、視認性を確保するために繰り返しパターン22,32,42が透明又は半透明の材料で構成されることが望ましい。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、次に示す作用効果を得ることができる。曇り止め熱線3が配置されている透明板1において、曇り止め熱線3同士の間に繰り返しパターン8が配置されている構成とした。曇り止め熱線3と繰り返しパターン8との電気的な接続がインダクタ成分と容量成分との並列接続と見做されることで、透明板1が周波数選択表面によるBPFとして動作する。曇り止め熱線3のみの配置では通過特性の利得が抑えられていた周波数帯域について通過特性の利得を高めることができる。又、この場合、繰り返しパターン8が曇り止め熱線3と接しないように配置されているので、曇り止め熱線3による曇り止め機能が損なわれることはない。これにより、曇り止め機能が損なわれることなく、車室内の水平偏波アンテナによる車室外からの電波の捕捉や車室外への電波の放射を適切に行うことできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図16から図19を参照して説明する。尚、前述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は繰り返しパターン8が一つの単位パターン8aを含むが、第2の実施形態は繰り返しパターンが複数の単位パターンを含む。
図16に示すように、透明板51において、曇り止め熱線3同士の間には曇り止め熱線3と接しないように繰り返しパターン52が配置されている。各繰り返しパターン52は複数(図16では2個)の単位パターン52a,52bを含む。各単位パターン52a,52bは、それぞれ曇り止め熱線3に平行な辺を有する線形状であり、その寸法が互いに異なる。このような構成では、曇り止め熱線3と単位パターン52a,52bとの電気的な接続関係がそれぞれ第1の実施形態で説明した曇り止め熱線3と単位パターン8aとの電気的な接続関係と同等となり、透明板52が互いに異なる2個の通過帯域を有するBPFとして動作する。その結果、図17に示すように、通過帯域を多周波化することができ、複数の周波数帯域について車両後方の利得を増大させることができる。
この場合も、繰り返しパターンを構成する単位パターンの形状は、例示した線形状に限らず、他の形状であっても良い。図18に示すように、透明板61において、繰り返しパターン62が複数(図18では2個)の単位パターン62a,62bを含み、各単位パターン62a,62bがそれぞれ曇り止め熱線3に平行な辺を有し、互いに異なるループ長のループ形状でも良い。又、図19に示すように、透明板71において、繰り返しパターン72が複数(図19では2個)の単位パターン72a,72bを含み、単位パターン72aが曇り止め熱線3に平行な辺を有する線形状であり、単位パターン72bが曇り止め熱線3に平行な辺を有するループ形状でも良い。第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が得ることができることに加え、通過帯域を多周波化することができる。尚、単位パターンの個数は2個に限らず3個以上であっても良く、3個以上の通過帯域を有するBPFとして動作させても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図20及び図21を参照して説明する。尚、前述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は繰り返しパターン8同士の水平方向の間隔が同じであるが、第3の実施形態は繰り返しパターン同士の水平方向の間隔が垂直方向で段階的に異なる。
図20に示すように、透明板81において、曇り止め熱線3同士の間には曇り止め熱線3と接しないように繰り返しパターン82が配置されている。各繰り返しパターン82は単位パターン82aを一つ含む。各単位パターン82aも曇り止め熱線3に平行な辺を有するループ形状であり、繰り返しパターン82同士の水平方向の間隔は垂直方向で段階的に異なっている。即ち、最下位の繰り返しパターン82同士の間隔(図20中「D2」で示す)は最上位の繰り返しパターン82同士の間隔(図20中「D3」で示す)よりも狭く、最上位から最下位に向かって繰り返しパターン82同士の間隔が段階的に狭く変化する。
繰り返しパターン82同士の水平方向の間隔が狭いほど共振周波数が高域側に移動して位相が進む性質がある。即ち、本構成では、透明板81の上部に比べて下部の方では位相が進むことになり、電波が入射すると、その入射した電波は下方へと傾いて通過することになる。即ち、図21に示すように、セダンタイプのようにリアウィンドウが水平方向に大きく傾斜している自動車に適用した場合には、車室内の水平偏波アンテナから放射された電波のビームを水平方向(基地局側)に傾けることができ、水平方向の感度を高めることができる。第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が得ることができることに加え、水平方向の感度を高めることができる。尚、各単位パターン82aはループ形状に限らず線形状や面形状であっても良い。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図22を参照して説明する。尚、前述した第3の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第3の実施形態は繰り返しパターン82の水平方向の間隔が垂直方向で段階的に異なるが、第4の実施形態は繰り返しパターンの水平方向の寸法が垂直方向で段階的に異なる。
図22に示すように、透明板91において、曇り止め熱線3同士の間には曇り止め熱線3と接しないように繰り返しパターン92が配置されている。各繰り返しパターン92は単位パターン92aを一つ含む。各単位パターン92aも曇り止め熱線3に平行な辺を有するループ形状であり、その水平方向の寸法が垂直方向で段階的に異なっている。即ち、最下位の繰り返しパターン92の水平方向の寸法(図22中「L3」で示す)は最上位の繰り返しパターン92の寸法(L4)よりも短く、最上位から最下位に向かって繰り返しパターン9の寸法が段階的に短く変化する。
繰り返しパターン92の水平方向の寸法が短いほど第3の実施形態と同様に共振周波数が高域側に移動して位相が進む性質がある。即ち、本構成でも、透明板91の上部に比べて下部の方では位相が進むことになり、電波が入射すると、その入射した電波は下方へと傾いて通過することになる。第4の実施形態によれば、第3の実施形態と同様の作用効果が得ることができる。尚、各単位パターン92aもループ形状に限らず線形状や面形状であっても良い。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について図23から図25を参照して説明する。尚、前述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は曇り止め熱線3が配置されている面と同じ面に繰り返しパターン8が配置されているが、第5の実施形態は曇り止め熱線3が配置されている面とは異なる面に繰り返しパターンが配置されている。
図23及び図24に示すように、透明板101は透明ガラスを材料とする板状の基材102を有する。基材102の一方の面である表面102aには、その面の全域に亘って曇り止め熱線3が水平方向に平行に複数配置されている。一方、基材102の他方の面である裏面102bには、その面の全域に亘って繰り返しパターン103が配置されている。繰り返しパターン103は、水平方向に繰り返し(図1では10個)配置されている。各繰り返しパターン103は、垂直方向に平行な辺を有する面形状であり、その水平方向の寸法(図24中「L5」で示す)は曇り止め熱線同士の間隔(L1)と同な値である。このように繰り返しパターン103が面の全域に亘って複数配置されている構成は、面の全域に薄膜が形成され、その薄膜の垂直方向にスリットが複数形成されている構成と等価である。尚、視認性を確保するために繰り返しパターン103も透明又は半透明の材料で構成されることが望ましい。
このような構成では、基材102の表面102aでは曇り止め熱線3が水平方向に平行に複数配置されているので、前述した第1の実施形態で説明したように、透明板101が周波数選択表面によるHPFとして動作する。一方、基材102の裏面102bでは繰り返しパターン103が水平方向に複数配置されているので、透明板101が周波数選択表面によるLPFとして動作する。即ち、曇り止め熱線3と繰り返しパターン103との電気的な接続を、インダクタ成分と容量成分との並列接続と見做すことで、透明板101を周波数選択表面によるBPFとして動作させる。即ち、本実施形態でも、図25に示すように、単体ではHPFとして動作する曇り止め熱線3に対し、単体ではLPFとして動作する繰り返しパターン103を組み合わせてメタマテリアルの構造を形成することで、そのメタマテリアルの構造をBPFとして動作させ、水平偏波の通過特性を改善する。
以上に説明したように第5の実施形態によれば、次に示す作用効果を得ることができる。曇り止め熱線3が表面102aに配置されている透明板101において、繰り返しパターン103が裏面102bに配置されている構成とした。曇り止め熱線3と繰り返しパターン103との電気的な接続がインダクタ成分と容量成分との並列接続と見做されることで、透明板101が周波数選択表面によるBPFとして動作する。又、この場合、曇り止め熱線3が表面102aに配置され、繰り返しパターン103が裏面102bに配置されているので、繰り返しパターン103が曇り止め熱線3と接することはなく、曇り止め熱線3による曇り止め機能が損なわれることはない。これにより、第1の実施形態と同様の作用効果が得ることができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について図26から図28を参照して説明する。尚、前述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第1の実施形態は繰り返しパターン8が面の全域に亘って配置されているが、第6の実施形態は繰り返しパターン8が面の一部に配置されている。
水平偏波アンテナが透明板111の上側付近に配置されている構成では、図26に示すように、透明板111において、面の上側にのみ繰り返しパターン8が配置されており、面の下側には繰り返しパターン8が配置されていない。繰り返しパターン8が配置されている領域の垂直方向の寸法(図26中「L5」で示す)は使用周波数の波長に(1/4)を乗じた値以上である。図27は、車両後方の利得と繰り返しパターン8が配置される領域の垂直方向の寸法との関係を示している。車両後方の利得は、繰り返しパターン8が配置される領域の垂直方向の寸法が使用周波数の波長に(1/4)を乗じた値までは急激に増大し、使用周波数の波長に(1/4)を乗じた値を超えると緩やかに上昇する。即ち、繰り返しパターン8は、必ずしも面の全域に亘って配置されている必要はなく、使用周波数の波長に(1/4)を乗じた値以上の領域で配置されていれば良い。又、水平偏波アンテナが透明板111の下側付近に配置されている構成では、図28に示すように、透明板121において、面の下側にのみ繰り返しパターン8が配置されていれば良い。この場合も、繰り返しパターン8が配置されている領域の垂直方向の寸法(図28中「L6」で示す)は使用周波数の波長に(1/4)を乗じた値以上である。第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果が得ることができることに加え、繰り返しパターン8が配置されている領域を必要最小限とすることで、繰り返しパターン8の配置による視認性の低下を抑えることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
本実施形態では、自動車のリアウィンドウ用として用いられる透明板に適用した構成を例示したが、例えば建造物のウィンドウ用として用いられる透明板に適用した構成でも良い。
本実施形態では、基材が透明ガラスを材料とする構成を例示したが、基材が例えば透明樹脂を材料とする構成でも良い。
本実施形態では、使用周波数として電話通信で利用される750[MHz]を例示したが、どのような周波数を使用周波数としても良い。例えばFM放送、AM放送、UHF放送、VHF放送等の放送で利用される周波数、GPS等の衛星通信で利用される周波数、キーレスエントリー等の機器制御で利用される周波数を使用周波数としても良い。
本実施形態では、曇り止め熱線が水平方向に平行に複数配置されている場合に水平偏波の通過特性を改善する構成を例示したが、曇り止め熱線が垂直方向に平行に複数配置されている場合に垂直偏波の通過特性を改善する構成でも良い。即ち、第1の実施形態で説明した原理を垂直偏波に適用した場合には、垂直方向を第1の所定方向とすると共に水平方向を第2の所定方向とすることで、図29に示す原理により垂直偏波の通過特性を改善することができる。又、第5の実施形態で説明した原理を垂直偏波に適用した場合には、垂直方向を第1の所定方向とすると共に水平方向を第2の所定方向とすることで、図30に示す原理により垂直偏波の通過特性を改善することができる。更に、図31に示すように、図25に示した原理と図30に示した原理とを組み合わせることで、水平偏波及び垂直偏波の両方の通過特性を改善することができる。
第5の実施形態では、基材の表面に曇り止め熱線が配置され、基材の裏面に繰り返しパターンが配置されている構成を例示したが、曇り止め熱線と繰り返しパターンとが互いに異なる面に配置されている構成であれば良い。図32に示すように、透明板131がそれぞれ透明ガラスを材料とする3枚の基材132〜134の面接着による合わせガラスにより構成されている場合に、例えば表層である基材132の表面132aに曇り止め熱線3と同等の曇り止め熱線135が配置され、中間層である基材133の表面133aに繰り返しパターン103と同等の繰り返しパターン136が配置されている構成でも良い。即ち、繰り返しパターン136が透明板131に埋め込まれた格好で配置されている構成でも良い。このような構成でも、曇り止め熱線135と繰り返しパターン136との電気的な接続がインダクタ成分と容量成分との並列接続と見做されることで、透明板131が周波数選択表面によるBPFとして動作し、第1の実施形態と同様の作用効果が得ることができる。
第1から第6の実施形態の幾つかを組み合わせても良い。例えば第2及び第3の実施形態を組み合わせることで、繰り返しパターンが複数の単位パターンを含む構成でおいて、各単位パターン同士の水平方向の間隔が垂直方向で段階的に異なる構成でも良い。又、例えば第2及び第4の実施形態を組み合わせることで、繰り返しパターンが複数の単位パターンを含む構成でおいて、各単位パターンの水平方向の寸法が垂直方向で段階的に異なる構成でも良い。これらのように構成すれば、通過帯域を多周波化することができ、それぞれの水平方向の感度を高めることができる。
図面中、1,21,31,41,51,61,71,81,91,101,111,121,131は曇り止め熱線付き窓用透明板、3,135は曇り止め熱線、8,22,32,42,52,62,72,82,92,103,136は繰り返しパターン、8a,22a,32a,42a,52a,52b,62a,62b,72a,72b,82a,92aは単位パターンである。

Claims (11)

  1. 曇り止め熱線(3)が第1の所定方向に平行な辺を有するように複数配置されている曇り止め熱線付き窓用透明板(1,21,31,41,51,61,71,81,91,111,121)において、
    前記曇り止め熱線同士の間に前記曇り止め熱線と接しないように配置され、少なくとも前記曇り止め熱線に平行な辺を有する繰り返しパターン(8,22,32,42,52,62,72,82,92)を備え、
    前記繰り返しパターンは、前記第1の所定方向に複数並び且つ前記第1の所定方向に対して垂直な第2の所定方向に繰り返し配置されていることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  2. 請求項1に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記繰り返しパターン(8,22,32,42,82,92)は、一の単位パターン(8a,22a,32a,42a,82a,92a)を含むことを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  3. 請求項1に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記繰り返しパターン(52,62,72)は、複数の単位パターン(52a,52b,62a,62b,72a,72b)を含み、
    前記複数の単位パターンは、互いに平行な辺を有し且つ前記第1の所定方向の寸法が互いに異なることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記単位パターン(8a,52a,52b,72a)は、線形状であることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  5. 請求項1から3の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記単位パターン(22a)は、面形状であることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  6. 請求項1から3の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記単位パターン(32a,42a,62a,62b,72b,82a,92a)は、ループ形状であることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記繰り返しパターン(82)同士の第1の所定方向の間隔が前記第2の所定方向で段階的に異なることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  8. 請求項1から6の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記繰り返しパターン(92)の第1の所定方向の寸法が前記第2の所定方向で段階的に異なることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  9. 曇り止め熱線(3,135)が第1の所定方向に平行な辺を有するように複数配置されている曇り止め熱線付き窓用透明板(101,131)において、
    前記曇り止め熱線が配置されている面(102a,132a)とは異なる面(102b,133a)に配置され、少なくとも前記第1の所定方向に対して垂直な第2の所定方向に平行な辺を有し且つ前記第1の所定方向の寸法が前記曇り止め熱線同士の間隔と同等な繰り返しパターン(103,136)を備え、
    前記繰り返しパターンは、前記第1の所定方向に繰り返し配置されていることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  10. 請求項1から9の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記繰り返しパターンが配置されている領域の第2の所定方向の寸法は、使用周波数の波長の4分の1以上であることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
  11. 請求項1から10の何れか一項に記載した曇り止め熱線付き窓用透明板において、
    前記繰り返しパターンは、透明又は半透明な材料から構成されていることを特徴とする曇り止め熱線付き窓用透明板。
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