JP2016536996A - 食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けするためのガイド部材、ガイドアセンブリ、システムおよび方法 - Google Patents

食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けするためのガイド部材、ガイドアセンブリ、システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

食肉解体された家禽から摘出された内臓群の仕分けにおいて使用するためのガイド部材(4)は、これにより、少なくとも腸類(15)および胆嚢(18)をガイド部材(4)の下方に垂下させ、肝臓(16)および砂嚢(17)をガイド部材の上方に位置決めするように、内臓群(1)を受容するための細長開口部(43)を有する分離支持面(41,42)を備える。細長開口部(43)は、分離支持面の前縁から離れる方向に延びており、開口部の遠位セクションは、近位セクションに対して、前縁に略平行な方向にオフセットしている。ガイド部材の下方に、腸類(15)の一部を把持するための把持部材(3)を配置することができる。本発明による方法では、ガイド部材(4)を、内臓群と接触させるように動かし、これにより、腸類および/または胆嚢を細長開口部に進入させる。【選択図】図1

Description

本発明は、食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けするためのガイド部材、ガイドアセンブリ、システムおよび方法に関するものである。
内臓の仕分けは、家禽解体プロセスの重要な部分である。その最も重要な2つのパラメータは、速度と品質である。最新の家禽解体システムは、毎分200羽を超える処理速度で動作することが可能である。システムの評価は、それらの処理速度に直接比例するので、処理速度の増加はわずかであっても、非常に価値があり得る。ただし、処理速度の増加は、それに対応して仕分けの品質の低下が生じるものであってはならない。
内臓仕分けプロセスの特に重要な部分の1つは、可食部位と非可食部位との仕分けである。一般的に、腸類および胆嚢は、非可食部位と認識されているのに対し、肝臓、心臓、および砂嚢は、可食部位と認識されている。特に、胆嚢を肝臓から切り離すことは、もし適切に分離されないと、胆嚢は内臓群の可食部位を汚染し得る胆汁を含むため、難しい。
特許文献1は、内臓群を仕分けするための方法および装置を開示しており、この場合、重力の影響を受けてホルダから垂下された内臓群を、静止水平ガイド板の間に差し入れて、これにより、前胃、砂嚢、心臓、肺、および肝臓がガイド板の上方に配置され、胆嚢を含む腸類がガイド板の下側に配置されるようにする。腸類は、反転ホイールの周りに回転するクリップブラケットの間にクランプされる。腸類が回転カッタの脇を通過する間に、クリップブラケットを連続的に下方に変位させることで、腸類に下向きの引張力を作用させて、腸類を切り離す。前胃、砂嚢、心臓、肺、および肝臓を含む内臓群の残り部分は、さらなる仕分けのための第2の装置に受け渡される。
ところが、場合によっては、肝臓の一部が、静止ガイド板の下方に引っ張られて、胆嚢および腸類と共に切断されて、廃棄されることになり、また、他の場合には、胆嚢が、刺傷されるか、または肝臓から切り離されないか、いずれかとなる。これは、特に、内臓群の様々な部位の自然なばらつきが比較的大きい場合である。
よって、内臓ホルダから垂下された内臓群を、高い処理速度で、より正確に仕分けすることを可能とする方法および/またはシステムであって、腸類および胆嚢を、残りの内臓群から切り離す方法および/またはシステムを提供することは、依然として課題である。
国際公開第00/33661号
第一の態様によれば、本発明は、食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けするためのシステムで使用するガイド部材に関し、該ガイド部材は、これにより、少なくとも腸類および胆嚢をガイド部材の下方に垂下させ、肝臓および砂嚢をガイド部材の上方に位置決めするように、内臓群を受容するための細長開口部を有する分離支持面を備え、ガイド部材の前縁は、最初に内臓群に接触するように構成されており、細長開口部は、分離支持面の前縁に設けられて、そこから離れる方向に延びており、細長開口部は、前縁に位置する近位セクションと、前縁から離間して位置する遠位セクションと、を有し、開口部の遠位セクションは、近位セクションに対して、前縁に略平行な方向にオフセットしている。細長開口部のこれらのオフセットしたセクションによって、予め適切な向きにされていない内臓群が開口部に配置されるときに、内臓群が、より明確に規定されたように垂下するように、その向きを変化させて、これにより、胆嚢および腸類を、より正確に、残りの内臓群から切り離すことが可能となる。
細長開口部は、略直線状構成のもので、前縁から90度とは異なる角度で離間する方向に延びるものであってもよい。しかしながら、細長開口部を画定する両側縁の少なくとも一方が、分離支持面で規定される平面内で湾曲または屈曲して、これにより、細長開口部の外見も湾曲または屈曲していることが、効果的であることが明らかになっている。一実施形態では、細長開口部の近位セクションと遠位セクションは、前縁に対して略垂直であって、中間傾斜セクションによって相互連結されており、中間傾斜セクションは、前縁に対して、10〜80度、より好ましくは20〜60度、さらに好ましくは約40度の角度で、配置されている。この場合、傾斜セクションの側縁は、好ましくは非平行であって、相互角度は、3〜10度、好ましくは約5度である。また、近位セクションおよび/または遠位セクションの側縁も、異なる角度で配置することができ、これは、特に、中間傾斜セクションを有していない細長開口部を用いる場合に関係し得る。
鶏の内臓群の処理を目的とするガイド部材における細長開口部の幅は、効果的には、5mm〜30mmの間である。その場合、開口部の近位セクションは、好ましくは10〜15mmの、さらに好ましく13〜14mmの幅を有し、一方、遠位セクションの最適な幅は、脾臓が、腸類および胆嚢と共に取り除かれるか、または肝臓および砂嚢と共に保存されるか、に依存する。鶏の内臓群から脾臓を除去することを望む場合には、開口部の遠位セクションは、20〜30mmの、好ましくは24〜26mmの幅を有するべきであり、脾臓を保存することを望む場合には、その幅は、近位セクションの幅と略同じとするべきである。また、細長開口部の傾斜セクションの側縁の最適な相互角度も、脾臓を除去するか否かに依存し得る。
細長開口部の側縁、ならびに前縁は、腸類、胆嚢、および内臓群の他の部位への損傷を回避するための丸みを有していることが好ましく、さらにエッジを面取りすることも、内臓群をガイド部材に対してより正確に位置決めするための一助となり得る。
いくつかの実施形態において、ガイド部材は、互いに対して可動である2つの部品を有する。このような2部品のガイド部材を用いる場合、それら2つの部品は、好ましくは、第1の開位置と第2の閉位置との間で可動であり、第1の開位置では、ガイド部材は内臓群を受け入れるように構成されているとともに、2つの部品は互いに離間しており、第2の閉位置では、2つの部品は互いに近接している。開位置から閉位置に移行するときには、一方または両方の部品が水平方向または傾斜方向に動くことで、垂下している内臓群に対して側方から、すなわち内臓ホルダから垂下しているときの腸類の延在方向に対して横断方向に、係合する。これにより、ガイド部材を内臓群の周囲に配置して、最小限の摩擦で、その細長開口部の中に内臓群を配置することが可能となる。ガイド部材が第2の位置にされたときに、2部品のガイド部材の一方または両方の部品における1つ以上の凹部によって、細長開口部を形成することができる。
いくつかの実施形態において、ガイド部材の前縁および/または側縁には、分離支持面から上方に延出するフランジが設けられており、これらは、特に肝臓を分離支持面上の所定位置に維持するように構成されている。
ガイド部材を略静止した状態に保持しつつ、内臓群をガイド部材に接触させるように動かすことは、もちろん可能であるとしても、ガイド部材を非作用位置と作用位置との間で可動とすることもできる。
一実施形態では、分離支持面は、非作用位置では略垂直であり、作用位置では略水平である。これらの2つの位置の間で、またはガイド部材が水平もしくは垂直以外である他の位置の間で可動とするために、ガイド部材は、一部の実施形態では、細長開口部に対して略垂直かつ/または前縁に対して略平行な軸の周りで、枢動可能である。代替的または追加的に、ガイド部材は、垂直方向に可動に配置することができる。いくつかの実施形態において、垂直動作は、第1の垂直位置と、第1の垂直位置より上方の第2の垂直位置との間で、ガイド部材を移行させるために用いることができる。第1の垂直位置は、好ましくは、内臓群を受け入れるように構成されており、第2の垂直位置は、内臓群の仕分けの際に少なくとも肝臓を支持するように構成されている。本発明に係るシステムでは、ガイド部材と内臓ホルダは、第1の距離および第2の距離で配置することができ、第1の距離では、ガイド部材は内臓群を受け入れるように構成されており、第2の距離では、ガイド部材の分離支持面上に肝臓が載置されることができ、第2の距離は第1の距離よりも小さい。これは、内臓ホルダを下方に可動とすることによって、および/またはガイド部材を上方に可動とすることによって、実現することができるが、多くの場合、内臓ホルダは略水平面内で動くように構成されているとともに、ガイド部材は内臓ホルダに向かって上方に動かされるように構成されていることが好ましい。なお、第1の垂直位置から第2の垂直位置への動きは、厳密に垂直方向である必要はなく、ガイド部材が内臓ホルダに対して斜めの下位位置から内臓ホルダの直下の上位位置まで傾斜経路に沿って動かされるように、水平成分を含み得ることは、理解されなければならない。
「略垂直」または「略水平」である部材に言及する場合は、いずれも、それは概ねの方向を単に示すものと解釈されるべきである。これは、例えば、ガイド部材がその作用位置では「略水平」であると記載されている場合に、それが肝臓および砂嚢のための支持面を形成することができるものでなければならないという意味だと解釈されるべきである、ということを意味する。同様に、「略垂直な」非作用位置は、ガイド部材が退避するように揺動させられた位置であって、支持表面上の液体がいずれも流れ落ちるような姿勢で配置されたものと解釈されるべきである。
「載置する」という用語は、それほど厳密な意味で、肝臓が分離支持面に対して完全に静止しているものと理解されるべきではない。最新の家禽処理では非常に高い処理速度に起因して、いくらかの動きを伴うことがある。しかしながら、内臓群の、特に肝臓の損傷を避けるために、分離支持面に対する肝臓の相対速度は、内臓ホルダの速度の25%未満、好ましくは10%未満であるように、その動きは制限されることが好ましい。
第2の態様によれば、本発明は、ガイドアセンブリに関し、これは、上記のようなガイド部材と、腸類の一部を把持するためにガイド部材の下方に配置された把持部材と、を備える。把持部材は、ガイド部材の動作中に腸類の一部を把持して固定するように構成されており、これにより、内臓群がガイド部材の細長開口部に正しく配置されるための一助となる。ガイド部材の上向きの動きによって腸類が引き伸ばされるように、この把持によって腸類を単に固定することもできるが、一部の実施形態では、把持部材は、相対的に下方へ並進して、ガイド部材の細長開口部から腸類をさらに引き抜くように構成されており、すなわち、腸類に対して能動的に引張力を作用させるように、内臓ホルダに対して垂直方向と、さらに場合によっては水平方向にも並進するように構成されている。
いくつかの実施形態において、把持部材は、これによって把持部材とガイド部材との間に位置する腸類が、分離支持面の法線に略平行な、すなわち分離支持面に対して垂直な軸に沿って配置されるように、内臓ホルダに対して並進する。これによって、肝臓と胆嚢との間に、可能な最大限の距離が提供されることで、より一層正確に仕分けを実施することが可能となる。
把持部材は、2段階以上で段階的に、さらに場合によっては揺動するように、内臓ホルダに対して並進させることができる。また、把持部材は、1回目の下方への並進の後に腸類を解放して、腸類の第2の部分を把持して2回目の下方への並進を実行し、これにより、ガイド部材の細長開口部から腸類をさらに引き抜くことも可能である。上記のような把持部材の動きを実現するために、把持部材を、水平方向に並進および/または垂直方向に並進および/または揺動させることができる。
一実施形態では、ガイド部材がその非作用位置にある間に、把持部材は、腸類を最初に把持して、場合によっては、その腸類を下向きにいくらか引っ張り、そしてガイド部材がその作用位置に向かって動かされる間、その腸類を把持したまま保持する。このようにして、内臓群は、細長開口部内に配置されるときに、比較的明確に規定された位置に維持される。ガイド部材がその作用位置にされると、把持部材は、腸類を下向きに引っ張ることで、それらを細長開口部から完全に引き抜いて、さらに胆嚢も引き出し、ガイド部材の下側に露出させる。
場合によっては、把持部材は、これによって把持部材とガイド部材との間に位置する腸類が分離支持面の法線に略平行な軸に沿って配置されるように、動かされるように構成されている。
いくつかの実施形態において、ガイドアセンブリは、アセンブリフレームをさらに備え、これの上に、ガイド部材および/または把持部材が配置されており、把持部材および/またはガイド部材は、アセンブリフレーム上で変位させることによって動かすことができる。この目的で、アセンブリフレームは、一対のロッドを備えることができ、これらのロッドは、これに取り付けられた部材の上方または下方への動きを案内するように機能する。
共通のアセンブリフレーム上にガイド部材と把持部材を配置することによって、それらの動きを容易に連携または同期させることができる。ガイド部材と、さらに場合によっては把持部材が取り付けられたアセンブリフレームを備えたガイドアセンブリは、ユニットとして供給および交換することができ、これにより、本発明に係るシステムの構成ならびに保守および修理が比較的容易となる。これは特に、装置フレーム上のガイドトラックなどと協働するように構成された制御部材のような、ガイドアセンブリを装置フレームに接続する部材が、家禽解体場で使用される他のシステムで既に知られているような構成である場合に言えることである。
本発明に係るシステムは、好ましくは可動に、装置フレーム上に配置された複数のこのようなアセンブリフレームと、さらに/または複数の把持部材と、さらに/または複数のガイド部材と、を備えることができ、各アセンブリフレームおよび/またはそれぞれの把持部材および/またはガイド部材は、好ましくは、特定の内臓ホルダと共に動くように構成されている。このようにして、それぞれのガイド部材および/または把持部材および/またはアセンブリフレームは、ある内臓ホルダと共に一組で、少なくともある距離にわたって動くように構成することができ、それらは水平面においては略同じ速度で動き、すなわち、それらは互いに近接または互いに離間するように動くことはあるものの、上から見ると、それらは互いに略一緒に動く。このことは、動いている内臓群とシステムの静止部分との衝突またはその逆の衝突による内臓群の損傷を防ぐための一助になるとともに、連続的なプロセスを可能とする。複数の把持部材は、それぞれ、ある特定の内臓ホルダと共に動いて、ガイド部材が非作用位置に保持されている間に腸類の第1の部分を把持するように構成することができる。
ガイド部材および/または把持部材は、装置フレーム上の静止ガイドトラック内で動くように構成された制御部材を備えることができる。
上記では、ガイド部材の細長開口部の各種セクションの相互配置、およびその枢軸の向きは、ガイド部材の前縁を基準として規定している。前縁が直線状ではない場合、これらの基準は、開口部における前縁の接線であることは理解されるべきである。多くの実施形態では、前縁は、ガイド部材の回転軸に対して平行であり、これは、特段の規定がなければ、前縁を基準として規定される角度および向きが、場合によってはミラー反転されているものの、回転軸を基準にした場合と同じであることを意味する。同様に、理解されるべきことは、前縁にフランジが存在することが、それの向きに影響を及ぼすことはなく、この場合の前縁とは、分離支持面の高さにおけるガイド部材の外側境界と解釈されるべきであるということである。
第3の態様によれば、本発明は、食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けする方法に関し、内臓群は内臓コンベア上の内臓ホルダによって保持されて、これにより、少なくとも肝臓、腸類、および胆嚢が内臓ホルダの下方に垂下されており、該方法は、
ガイド部材の細長開口部に内臓群を配置するステップであって、これにより、腸類および胆嚢をガイド部材の下方に垂下させ、肝臓および砂嚢をガイド部材の上方に位置決めする、ステップと、
腸類および胆嚢を、残りの内臓群から切り離すステップと、を含み、
上記ステップの一方または両方において、ガイド部材を動かし、このガイド部材の動きによって、腸類および/または胆嚢を、最初に、ガイド部材の前縁に位置する細長開口部の近位セクションに進入させ、次に、前縁から離間して位置する遠位セクションに進入させ、開口部の遠位セクションは、近位セクションに対して、前縁に略平行な方向にオフセットしており、少なくとも肝臓がガイド部材の分離支持面上に載置された状態で、腸類および胆嚢を内臓群の残り部分から切り離す。
ガイド部材の細長開口部に内臓群を配置するステップは、ガイド部材の上方の第1の距離に内臓ホルダを配置することと、ガイド部材および/または内臓ホルダを、それらが第1の距離よりも小さい第2の距離で配置されるように動かすことと、を含むことができ、これにより、肝臓および砂嚢は、ガイド部材の分離支持面で支持される。一部の実施形態では、ガイド部材を、腸類と係合するように枢動させる。ガイド部材ひいては分離支持面のこのような枢動または揺動によって、肝臓および砂嚢を細長開口部の下端に向かってスライドさせることが可能となり、このことは、胆嚢と、場合によっては脾臓が、ガイド部材の下側で開口部から抜け出るための一助となり得る。また、この枢動と、細長開口部のオフセットしたセクションとの組み合わせによって、高い処理速度であっても、内臓群を、最初の略ランダムな向きから、胆嚢および腸類がより正確に残りの内臓群から分離されることを可能とするような向きに変えることもできる。これにより、廃棄される肝臓組織の量、および胆嚢に切り込むことによる汚染のリスクが、低減される。
一部の実施形態では、内臓ホルダを略同じ水平面内に維持するとともに、ガイド部材を上方に動かすことによって、ガイド部材と内臓ホルダは相互に動かされる。同様に、ガイド部材を、内臓ホルダと共に一組で、少なくともある距離にわたって動かすことができる。
内臓群の正確な位置決めを実現するとともに、内臓群が細長開口部に進入することなくガイド部材から逸れるように動くことを防ぐため、ガイド部材の細長開口部に内臓群を配置するステップの前、またはそのステップと同時に、把持部材によって腸類を把持することができる。把持部材は、腸類および/または胆嚢および/または脾臓をガイド部材の細長開口部から下方に引き抜くために、1つ以上の略垂直な動作を実行することができる。
ガイド部材の下方に配置されたブレードによって、ガイド部材の細長開口部のエッジをハサミのように一緒に動かすことによって、および/または腸類を引っ張ることによって、腸類および胆嚢と、さらに場合によっては脾臓を、残りの内臓群から切り離すことができる。
この場合の好ましい実施形態では、本方法は、以下の一連のステップを含む。
把持部材を用いて腸類を把持するステップと、
ガイド部材の細長開口部に内臓群を配置するために、ガイド部材を枢動させるステップと、
腸類を砂嚢から切り離すステップと、
把持部材とガイド部材との間の距離を増加させることにより、胆嚢をガイド部材に対して下方に追いやるステップと、
分離支持面上に配置された内臓群の部位から胆嚢を切り離すステップ。
これらの切り離しステップは、同じブレードを使用して実施することもできるが、コンベア上で動く内臓ホルダと共にガイドアセンブリが連続的に進む連続プロセスを可能とするためには、2つのブレードまたは同様の分離ユニットを用いることが効果的であり得る。2つの切り離しステップを同じ方法で実施する必要はない。
腸類と、さらに腸類と砂嚢との間の接続部を取り巻く他の組織を、最初に切り離すことによって、通常は肝臓組織で部分的に取り囲まれている胆嚢を、さらに下方に引っ張って、これにより、肝臓から引き離すことが可能となり、このとき、場合によっては、肝臓がわずかに細長開口部から引き抜かれる。これによって、胆嚢の全体を除去することが可能となり、また、内臓群によっては、その肝臓組織がわずかに除去される可能性があることは、代わりに胆嚢が完全に除去されないことで破裂することと比較すれば、許容できると考えられる。
なお、上記のように腸類と胆嚢を別々のプロセス段階で解放する2段階の切断プロセスを用いることは、オフセットした近位セクションと遠位セクションを有していないガイド部材を用いる場合にも効果的であるということに留意すべきである。
一部の実施形態では、腸類および胆嚢を切り離す前、ならびに/または腸類および胆嚢と共に脾臓を切り離す前に、心臓、肺、または砂嚢のような少なくとも1つの臓器が、内臓群から取り除かれる。
一部の実施形態では、ガイド部材および/または把持部材の動きは、それに固定された制御部材であって、装置フレーム上に設けることができる静止ガイドトラック内で動く制御部材によって制御される。
本発明の種々の態様は、様々に異なる形態で実現することができ、それらには、上記および以下で記載されるような、内臓群を仕分けするための方法およびシステム、ならびに、かかるシステム/方法で使用することができるガイドアセンブリ、が含まれる。それらの実施形態の各々により、上記で記載される、および/または従属請求項で開示される態様の少なくとも1つに関連して記載される利点ならびに効果の1つ以上が得られる。また、本明細書に記載の態様のいずれかに関連して記載される実施形態は、他の態様に同様に適用できることは理解されるであろう。
以下で、本発明について、次のような図面に示す実施形態を参照して、より詳細に説明する。
図1は、ガイド部材を斜視図で示している。 図2は、左側が、図1のようなガイド部材の上からの写真であり、右側が、異なる形状の細長開口部を有するガイド部材である。 図3は、内臓群を仕分けするためのシステムの一部をなすガイド部材のさらに別の実施形態の写真である。 図4は、家禽の内臓群を仕分けし、内臓群に係合するためのガイドアセンブリの斜視図であり、非作用位置で示している。 図5は、図4のガイドアセンブリを、わずかに異なる角度から、作用位置で示している。 図6は、図5に相当しているが、ただし、反対側から、かつ下から見たものであり、さらに、内臓群の部位を切り離すためのブレードを示している。 図7は、本発明に係るシステムを備える家禽解体場の一区画のレイアウトの概略図である。
本発明の一実施形態によるガイド部材4を図1に示している。これは、後述するように、内臓群の少なくとも肝臓および砂嚢を支持するための分離支持面41、42を備える。分離支持面の右側41は、主に砂嚢を支持するためのものであり、左側は、主に肝臓を支持するためのものである。分離支持面の両側41、42の境界を、ガイド部材の前縁44から延びる細長開口部43によって画定しており、この細長開口部は、同じく後述するように、内臓群の腸類を取り囲むためのものである。
図1の実施形態における細長開口部43は、3つのセクション、すなわち、ガイド部材の前縁44に位置する近位セクション43aと、前縁から離間して位置する遠位セクション43bと、近位セクションと遠位セクションを相互連結する中間傾斜セクション43cと、を含んでいる。鶏の内臓群の処理を目的とする本実施形態の遠位セクション43bは、前縁から、かつ上から見たときに、近位セクションよりも右側に配置されているとともに、側縁の間で中央に配置されている。すなわち、細長開口部43の近位セクションおよび前縁44への開口43dは、前縁の中央よりも左側に位置している。これによって、国際公開第98/44806号に記載されているタイプの中抜き機を使用して鶏の内臓群を処理する場合に、ガイド部材に対して内臓群の最適な位置決めが得られることが明らかになっている。しかしながら、内臓群を異なる向きにさせるようにして内臓群が摘出される場合には、開口部が中央よりも右側に配置されていることが効果的であり得ることは理解されるであろう。
当業者には周知のように、鳥類の内臓群は、サイズのばらつき以外は、比較的均一であるが、特に肝臓組織は軟質であるため、それの全体を分離支持面の一方の側に維持することは不可能である。さらには、ごく一部の鳥類は、同種の正常な鳥類と比較して臓器が体腔の反対側に位置しているという点で、解剖学的に異なっている。このような場合、内臓ホルダに垂下されたときの、摘出された内臓群の臓器の位置も、本明細書で図示および記載されるものと比較して、ミラー反転されたものとなる。しかしながら、ほとんどの場合、本発明は、分離支持面において砂嚢と肝臓が反対の側に載置されるにしても、そのような内臓群を処理することが可能である。同様に、ある種の鳥類の臓器は、内臓群の中で、鶏の内臓群を示す図面に表示されているものとは若干異なる位置にあり得ることは理解されるであろう。従って、本明細書に記載の相対位置および寸法は、特定の処理に適応させる必要があり得る。
図1のガイド部材4は、略方形であるが、分離支持面および/または凹または凸上で内臓群が望ましい向きに達する助けとするために、わずかに楔形として、前縁とは反対の端で最も幅狭とすることもできる。
前縁と、前縁から離間する方向に延びる側縁に、縁フランジ46、47が設けられている。これらのフランジは、特に肝葉が縁部上に掛からないようにすることにより、肝臓の不慮の損傷を防ぐ目的のものである。この場合、開口部への腸類の挿入を容易とするため、前縁フランジ46の高さは、細長開口部43に向かって減少しており、また、ガイド部材の動作のためのスペースを確保するために、側縁フランジ47は、ガイド部材の後部に向かって低くなっているが、ただし、異なる実施形態のフランジが、可能であり、さらには効果的である場合もある。
図1の実施形態では、近位セクション43aは、平行な側縁と、10mmの幅を有し、中間セクション43cは、側縁の間に4〜6度の相互角度を有し、遠位セクション43bは、12mmの相互距離で平行な側縁を有する。本実施形態は、肝臓および砂嚢と共に脾臓を保存するプロセスに向けたものであり、従って、脾臓は、分離支持面41、42上に残されなければならない。脾臓が腸類および胆嚢と共に除去される場合は、遠位セクション43bの幅と、さらに場合によっては中間セクション43cの幅は、若干大きくなければならない。この場合、この目的では、遠位セクションの約25mmの幅が効果的であると考えられる。
図1において前縁44と反対側には、ガイドアセンブリまたは装置フレームに接続される場合の回転軸Rを規定するためのアクスル40がある。アーム45が、作動機構に連結するように構成されており、これにより、アームを引くこと、および/または押すことで、ガイド部材は軸Rの回りに回転する。
図1のガイド部材4は、曲げ成形されたステンレス鋼などのシートメタルの単片で構成されたものとして示しているが、異なる材料、および/または溶接、もしくは引抜加工、もしくは食品産業で用いるのに適したガイド部材が結果的に得られる他の任意の方法で構成することもできることは理解されるであろう。
また、ガイド部材は、相互に可動である2つの部品であって、それぞれが分離支持面の片側41、42を形成する2つの部品で構成することもできる。この場合、細長開口部43は、それぞれの部品が相手部品に面する側に有する凹部によって形成することができ、または一方の部品のみが凹部を有するものであってもよい。
図2は、図1のものに相当するガイド部材と対比させた、ガイド部材104の第2の実施形態の写真である。第2の実施形態には、図1で用いたものに対応する参照番号を、ただし100を加えて付与している。特段の規定がない場合は、個々の特徴は、図1のものと同じ設計ならびに機能を有する。
図示のように、第2の実施形態は、細長開口部の形状が異なる。第1の実施形態における開口部43の側縁はすべて面取りされているのに対し、第2の実施形態の細長開口部143は、遠位セクション143bの両側縁および中間セクション143cの片方の側縁のみが面取りされている。さらに、中間傾斜セクション143cの側縁の間の角度は、第1の実施形態における対応する角度よりも大きい。これらの違いは、些細なことに見えるかもしれないが、内臓群の挿入におけるこれらの小さな寄与によって、違いが得られる。一例として、鶏の内臓群を処理する場合に、一部の国では、肝臓組織の損失を避けるために、胆嚢の外壁のわずかな部分が肝臓の上に残っていても認められるのに対し、他の国では、これは認められておらず、細長開口部の遠位セクションの幅の0.5mmの違いによって、このような異なる要求を満たすことが可能となることが判明している。また、様々な国または地域で飼育される様々に異なる品種の鳥類の構造のわずかな違いによっても、結果的に、そのようなわずかな適応が必要となることがある。システムを様々に異なる要求に迅速に適応させることができるように、ガイド部材またはガイド部材用のアダプタ片からなる異なるセットをいくつか備えることが効果的であることさえあり得る。
図2の右側に、互いに対して可動である2つの部品を有するガイド部材を使用する可能性を破線で示している。2つの部品141、142の間の境界線143eは、細長開口部143の延長線上に提供され、そして、それぞれのアーム145、145’を反対方向に引くことにより、2つの部品を互いに離間するように動かすことができる。この場合、細長開口部143は、ガイド部材の2つの部品141、142の凹部によって形成されるものとみなすことができる。このような2部品の実施形態では、2つの部品が共同で完全に閉じた作用位置になることを許可しないことによって、細長開口部の幅を、より広くすることができる。
図3は、ガイド部材204の第3の実施形態の写真であり、図1および2で用いたものに対応する参照番号を、ただし200と100をそれぞれ加えて付与している。特段の規定がない場合は、個々の特徴は、図1および2のものと同じ設計ならびに機能を有する。
本実施形態のガイド部材は、側縁フランジを備えておらず、また、図1および2のものほど幅広ではない。このガイド部材は、特に、より小さい肝臓用として適しており、その場合、肝葉がガイド部材の側縁に掛かるリスクが低い。
細長開口部243は、その形状が、第2の実施形態の開口部143に相当しているが、ただし、腸類および胆嚢と共に脾臓を除去するのに適した、より大きな開口部の輪郭243eが認められる。より大きな開口部243cおよび243eを用いることで、脾臓が開口部から下に抜け出るようになって、これにより、脾臓は、腸類および胆嚢と共に除去されることになる。
次に図4を参照すると、ガイドアセンブリ6の一部として、ガイド部材4を示しており、それは、当業者に周知のようにオーバヘッド内臓コンベアの一部であり得る内臓ホルダ2の下に配置される。
内臓ホルダ2から垂下する鶏の内臓群を図4〜6に示している。この場合、内臓ホルダは、相互に可動である2つの部品を有するタイプのものであり、心臓および肺13が内臓ホルダの上面21に載置されるように、心臓12の下方で食道11を把持しているが、本発明は、心臓12とそ嚢との間で食道が保持されても、同様に良好に機能する。同じく、内臓ホルダは食道をクランプしなくてもよいことは理解されるべきである。さらに、この場合は、鶏の内臓群を一例として用いているが、アヒル、ガチョウ、七面鳥、ハト、またはウズラのような他の鳥類の内臓群を、略同じようにして保持および処理できるということにも留意すべきである。
好ましい実施形態では、家禽解体場で一般的に実施されているように、オーバヘッドコンベアに一連の内臓ホルダ2を取り付けて、これらは、中抜き機から直接、または例えばバッファとして機能し得る中間ユニットもしくはコンベアから、一度に1つの内臓群を受け取る。
図4では、ガイド部材4が略垂直な非作用位置に維持されている間に、把持部材3が腸類15に配置された。次に、図5に示すように、把持部材3によって腸類を把持するとともに、ガイド部材を、水平アクスル40の周りに枢動させることにより、略水平な作用位置にする。アクスル40は、好ましくは、内臓コンベアの進行方向に対して略平行であり、これにより、ガイド部材は、側方から、かつ下方から腸類の周囲に到達し、腸類がガイド部材の細長開口部に入る。この揺動動作または枢動動作は、アーム45に作用する作動機構48によって開始され、作動機構は、油圧またはガスによって駆動されるものであり得るが、一方、例えば電気モータによって作動させることも可能である。
ガイド部材が動くのと同時に、把持部材の下向きの動きによって、さらに/またはガイド部材の上向きの動きによって、さらに/または内臓ホルダの上向きの動きによって、腸類を引き伸ばすことができる。ガイド部材の枢動と同時に、把持部材を作動させることができるが、一方、ガイド部材を作動させる前に、把持部材を作動させ、さらに場合によっては腸類に下向きの引張力を作用させることが効果的な場合もある。
この場合、把持部材3は、腸類の一方の側に一対のロッド31を有し、他方の側に単一ロッド32を有して、互いに押圧し合うことで腸類を固定するトング状ツールとして例示されているが、当業者であれば容易に想到できる他の実施形態が可能である。
ガイド部材4が、図5におけるような、その作用位置に揺動されると、肝臓16および砂嚢17が、ガイド部材の上側の分離支持面41、42上に載置される。
場合によっては内臓ホルダおよび/またはガイド部材との協働で把持部材3によるか、または重力のみによるか、いずれかによって腸類15を引き伸ばすことによって、それまで肝臓の下に隠れていた胆嚢18を、ガイド部材の細長開口部43に通り抜けさせて、ガイド部材の下側に露出させる。図6に示す例では、さらに脾臓も、細長開口部から抜け出ているが、しかしながら、これは、図1のようなガイド部材を使用する場合の一般的なケースではない。
内臓群が、図6に示す位置にあるときには、例えば、ガイド部材の下面と略平行に配置された回転ブレード5によって、胆嚢18および脾臓19を腸類15と共に、内臓群の残り部分から切り離すことが可能である。なお、他のタイプのカッタを使用するか、または単に腸類および胆嚢を引っ張り取ることも、引っ張ることによる胆嚢の破裂および/または肝臓の損傷のリスクの増大を伴うものの、可能である。別の選択肢は、図2を参照して記載したような2つの部品41、42を有するガイド部材を用いることであり、その場合、腸類および胆嚢を、場合によっては把持部材を用いて引っ張り取ることができるように固定するか、または2つの部品をハサミのように機能させることで直接切断するか、いずれかのために2つの部品を相互に近接させることができる。
ガイド部材を揺動させることで、肝臓16および砂嚢17を、開口部43に沿って下方にスライドさせることが可能となり、これによって、胆嚢18は肝臓から解放されて、内臓群は、切り離すための最適な位置となる。このスライド動作は、単に重力の影響下であってもよいが、内臓ホルダ2とガイド部材4を相互に動かすことによって、わずかな揺動を生じさせることも可能であり、これにより、肝臓、砂嚢、および胆嚢の向きの再設定を促す。分離支持面上で肝臓および砂嚢の向きを再設定することは、それらが明確に規定されたように配置されることでもあり、これは、後に、それらを互いから、さらには内臓群の残り部分から切り離すために効果的であり得る。
ガイド部材の上向きの動きによって腸類が引き伸ばされるように、把持部材3は、腸類15を能動的に引っ張るか、またはそれらを単に固定することができる。この図面の実施形態では、腸類は垂直に配置されているが、それらを分離支持面41、42に対して略垂直な方向に配置することが効果的であり得る。また、腸類の方向は、把持部材とガイド部材の相互位置、および/またはそれらの一方もしくは両方の角度を変更することにより、プロセス中に変更することもできる。さらに、腸類を引き伸ばすために付与される力を、変更することもでき、結果的に腸類の揺動を生じさせる可能性がある。ガイド部材4に対して、腸類15、胆嚢18、および肝臓16の最適な位置決めを結果的に得るための厳密な角度および力は、分離支持面41、42の角度、開口部43のサイズおよび形状、処理される内臓群の特質などの多くの因子に依存する。
腸類15、胆嚢18と、さらに場合によっては脾臓19を、内臓群の残り部分に接続している組織のすべてを、1回で切断することによって、非常に正確な仕分けが得られるが、一方、連続する2回の切断を実施することによって、より一層高い正確さを、肝臓組織の廃棄分の減少および胆嚢の破裂の減少と共に、実現することができる。1回目の切断または予備切断によって、腸類および周囲の結合組織、脂肪、および膜を、砂嚢から切り離し、2回目の切断または本切断によって、胆嚢を肝臓から切り離し、さらに場合によっては脾臓も切り離す。
予備切断によって、結果的に、腸類の重量および把持部材によって付与される引張力は、いずれも、肝臓への接続部にのみ作用するようになり、その結果、胆嚢が肝臓組織から引き出されて、これにより、それらを接続している組織の筋繊維を露出させる。従って、2回目の切断は、肝臓または胆嚢に切り込むリスクを大幅に低減して、実施することが可能である。
鶏の内臓群を処理する場合には、予備切断の深さは、約7mmとするべきであり、また、予備切断の後に、胆嚢をさらに露出させるために、腸類をさらに約2cm下に引っ張ると最適であることが判明している。
腸類を砂嚢から切り離すためと、胆嚢を肝臓から切り離すための、2つの別々の段階について、上記では切断によって実施されるものとして説明しているが、それらの段階の一方または両方を、他の方法で、例えば引っ張ることにより、実施することもあり得ることは理解されるであろう。同様に、1回以上の切断を、例えば、直線ブレード、またはハサミとして機能する一対のブレードなど、図示の円形ブレード5とは異なる他の手段を用いて実施できることは理解されるであろう。
把持部材3およびガイド部材4は、以下で詳述するように開口部61、62に貫通して突出する一対のロッド(図示せず)を有するアセンブリフレームに、取り付けることができる。そのようなロッドは、当業者には周知であるようなカルーセル型処理ステーションに取り付けることができ、これにより、ガイドアセンブリは、オーバヘッド内臓コンベアと並行して移動することが可能となり、このとき、ロッドは略垂直である。コンベアが、カルーセルにおいて、カルーセルの半径に略対応する曲率半径で回る場合、ガイドアセンブリとコンベア上の内臓ホルダは、コンベアの一区間にわたって略並行して移動することになる。
把持部材3は、第1のベース部材63を介してロッドに取り付けられるよう構成されており、ガイド部材4は、同様の第2のベース部材64を介して同じロッドに取り付けられるように構成されている。第2のベース部材の背面のホイール65は、図6に示すように、本装置上のガイドトラック75内で移動するように構成されており、同様のガイドトラック76、77、79が、他のホイール36、37、49用にそれぞれ設けられている。家禽解体場における他のプロセスでよく知られているように、ガイドトラックが上方へと傾斜している場合は、そのホイールと、ひいてはベース部材も、上方に追いやられることになり、ベース部材は、ロッドに沿って上にスライドし、一方、ガイドトラックが下方へと傾斜している場合は、その逆となる。第1のベース部材には、類似のホイール36が設けられているが、その両方を動かないものとすることができること、または第1のものは可動とし、第2のものは動かないものとすることができることは、理解されるべきである。追加のホイール37、49が、ベース部材の角度を制御するために設けられている。これらの実施形態はいずれも、上記の把持部材とガイド部材の相互位置の変更を提供する。
この場合、把持部材3は、上記のようなU字型ブレース部材31とロッド部材32とを有する。ブレース部材とロッド部材は、両方ともアームに取り付けられており、それらのアームは、同じく第1のベース部材63に枢動連結されている。
図4〜6の実施形態では、ガイド部材は、その作用位置では略水平であるが、このようである必要はないことは理解されるであろう。特に、縁フランジの有無、および腸類が把持器によって保持されるか否か、に応じて、肝臓および砂嚢を支持するためには、45度と水平との間の任意の角度が適し得る。同様に、肝臓および砂嚢が細長開口部の遠位端に向かってスライドするように、ガイド部材を水平面上で回すことも可能である。また、このようにガイド部材を様々に異なる角度で配置する可能性は、ガイド部材で肝臓および砂嚢を適切に支持することが可能である限りにおいて、他の実施形態にも適用される。
本発明について、この場合、ガイド部材と把持部材の両方を備えた実施形態を参照して説明しているが、把持部材は、原理的には、鳥類の処理におけるより早い段階で、ガイドアセンブリから切り離して配置されるか、さらには省略されて、単に重力のみで腸類を下に引っ張るようにすることがある、ということに留意すべきである。また、このことは、ガイド部材が、把持部材の設計とは独立に設計され得ること、さらにはその逆もあり得ること、従って、上記の組み合わせは、単なる非限定的な例とみなされるべきであることも意味する。
ガイド部材は、食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けするためのシステム7の一部であり、そして、このシステムは、家禽解体場で使用するためのものであって、そこで、他の家禽処理システムと共に、順に配置される。本発明に係るシステム7を備える家禽解体場の一区画のレイアウトの一例を、図7に示している。予め失神させるか、または屠鳥された家禽(図示せず)が、オーバヘッドコンベア90に脚から吊り下げられて、図7の左上隅で、解体場のこの区画に入ってくる。そこから、鳥類は、まずベントカッタ91に運ばれて、次に、切開機92に運ばれた後に、中抜き機93で内臓摘出される。内臓群(図7には示していない)は、中抜き機から内臓コンベア94で、本発明に係るシステム7に運ばれる一方、枝肉は、別のコンベア95でトリミングステーション96に運ばれる。内臓コンベアおよび枝肉コンベアにおけるさらに下流に、周知のタイプのさらなる処理ステーションを設けることができるが、本明細書では図示または説明はしない。
内臓群の仕分けシステム7は、この場合、カルーセル型のものであって、その周囲71に沿って均等に分散されたガイドアセンブリ6を備えている。それらのガイドアセンブリは、内臓コンベア94上の内臓ホルダ2間の距離と同じ相互距離で配列されており、カルーセルは、コンベアと略同じ速度で動いている。内臓コンベア94は、仕分けシステム7を通過するときに、180度の方向転換を実行し、これは、コンベア上の内臓ホルダと、仕分けシステム上のガイドアセンブリが、カルーセルの約半周にわたって並行して動くことを意味する。ガイドアセンブリが内臓ホルダと共に動くということは、内臓コンベア上で動く内臓群が、静止しているガイドアセンブリにぶつかることによる衝撃が回避されることを意味する。なお、本発明は、異なるレイアウトを有する家禽解体場においても機能するであろうこと、およびガイド部材の機能は、システムの残り部分の設計とは原理的に独立であることは、理解されるであろう。

Claims (12)

  1. 食肉解体された家禽から摘出された内臓群を仕分けするためのシステムで使用するガイド部材(4)であって、当該ガイド部材(4)は、これにより、少なくとも腸類(15)および胆嚢(18)を当該ガイド部材(4)の下方に垂下させ、肝臓(16)および砂嚢(17)を当該ガイド部材(4)の上方に位置決めするように、内臓群(1)を受容するための細長開口部(43)を有する分離支持面(41、42)を備え、
    当該ガイド部材の前縁は、最初に前記内臓群に接触するように構成されており、前記細長開口部(43)は、前記分離支持面の前縁に設けられて、そこから離れる方向に延びており、前記細長開口部は、前記前縁に位置する近位セクションと、前記前縁から離間して位置する遠位セクションと、を有し、前記開口部の前記遠位セクションは、前記近位セクションに対して、前記前縁に略平行な方向にオフセットしている、ことを特徴とするガイド部材。
  2. 前記細長開口部を画定する両側縁の少なくとも一方が、前記分離支持面で規定される平面内で湾曲または屈曲しており、前記細長開口部の前記近位セクションと前記遠位セクションは、好ましくは、前記前縁に対して略垂直であって、中間傾斜セクションによって相互連結されており、該中間傾斜セクションは、前記前縁に対して、10〜80度、より好ましくは20〜60度、さらに好ましくは約40度の角度で、配置されている、請求項1に記載のガイド部材。
  3. 当該ガイド部材の前記前縁および/または側縁に、前記分離支持面から上方に延出するフランジが設けられている、請求項1または2に記載のガイド部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のガイド部材を備えたガイドアセンブリであって、前記ガイド部材(4)は、非作用位置と作用位置との間で可動であり、前記分離支持面は、好ましくは、前記非作用位置では略垂直であり、前記作用位置では略水平である、ガイドアセンブリ。
  5. 前記ガイド部材(4)は、前記細長開口部に対して略垂直かつ/または前記前縁に対して略平行な軸の周りで、枢動可能である、請求項4に記載のガイドアセンブリ。
  6. 前記腸類(15)の一部を把持するために前記ガイド部材の下方に配置された把持部材(3)、および/またアセンブリフレームをさらに備え、該アセンブリフレーム上に、前記ガイド部材(4)および/または前記把持部材(3)が配置されている、請求項4または5に記載のガイドアセンブリ。
  7. 食肉解体された家禽から摘出された内臓群(1)を仕分けするためのシステムであって、当該システムは、ガイド部材(4)と、複数の内臓ホルダ(2)を有する内臓コンベアと、を備え、
    各々の内臓ホルダ(2)は、これにより少なくとも肝臓(16)、腸類(15)、および胆嚢(18)を、該内臓ホルダ(2)の下方に垂下させるようにして、内臓群(1)を保持するように構成されており、
    前記ガイド部材(4)は、細長開口部(43)を有し、1つの内臓ホルダ(2)によって保持された内臓群(1)を、前記細長開口部(43)に受容して、これにより、前記腸類(15)および前記胆嚢(18)を該ガイド部材(4)の下方に垂下させ、前記肝臓(16)および砂嚢(17)を該ガイド部材(4)の上方に位置決めするように構成されており、
    当該システムは、前記腸類(15)および前記胆嚢(18)を、残りの内臓群から切り離すように構成されている、システムにおいて、
    前記ガイド部材(4)は、可動であって、好ましくは水平軸の周りで枢動可能であり、当該システムは、少なくとも前記肝臓(16)が前記ガイド部材(4)の分離支持面(41,42)上に載置された状態で、前記腸類(15)および前記胆嚢(18)を残りの内臓群から切り離すように構成されており、前記ガイド部材は、請求項1〜8のいずれか1項に従って実現されたものである、ことを特徴とするシステム。
  8. 当該システムは、複数の把持部材(3)をさらに備え、各々の把持部材は、特定の内臓ホルダ(2)と共に動くとともに、前記ガイド部材が非作用位置に保持されている間に前記腸類(15)の第1の部分を把持するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
  9. 食肉解体された家禽から摘出された内臓群(1)を仕分けする方法であって、内臓群は内臓コンベア上の内臓ホルダ(2)によって保持されて、これにより、少なくとも肝臓(16)、腸類(15)、および胆嚢(18)が該内臓ホルダ(2)の下方に垂下されており、当該方法は、
    ガイド部材(4)の細長開口部(43)に前記内臓群を配置するステップであって、これにより、前記腸類(15)および前記胆嚢(18)を該ガイド部材(4)の下方に垂下させ、前記肝臓(16)および砂嚢(17)を該ガイド部材(4)の上方に位置決めする、ステップと、
    前記腸類(15)および前記胆嚢(18)を、残りの内臓群から切り離すステップと、を含む、方法において、
    前記ステップの一方または両方において、前記ガイド部材(4)を、好ましくは枢動で、動かし、前記ガイド部材の動きによって、前記腸類および/または前記胆嚢を、最初に、前記ガイド部材の前縁に位置する前記細長開口部の近位セクションに進入させ、次に、前記前縁から離間して位置する遠位セクションに進入させ、前記開口部の前記遠位セクションは、前記近位セクションに対して、前記前縁に略平行な方向にオフセットしており、少なくとも前記肝臓(16)が前記ガイド部材(4)の分離支持面(41,42)上に載置された状態で、前記腸類(15)および前記胆嚢(18)を前記内臓群の残り部分から切り離す、ことを特徴とする方法。
  10. 前記ガイド部材(4)の前記細長開口部(43)に前記内臓群(1)を配置するステップの前、または該ステップと同時に、把持部材(3)によって前記腸類(15)を把持する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ガイド部材(4)の下方にブレード(5)を配置することによって、
    前記ガイド部材(4)の前記細長開口部(43)のエッジをハサミのように一緒に動かすことによって、さらに/または、
    前記腸類(15)および/もしくは前記胆嚢(18)を引っ張ることによって、
    前記腸類(15)および前記胆嚢(18)と、さらに場合によっては脾臓(19)を、残りの内臓群から切り離す、請求項9または10に記載の方法。
  12. 把持部材を用いて前記腸類を把持するステップと、
    前記ガイド部材の前記細長開口部に前記内臓群を配置するために、前記ガイド部材を枢動させるステップと、
    前記腸類を前記砂嚢から切り離すステップと、
    前記把持部材と前記ガイド部材との間の距離を増加させることにより、前記胆嚢を前記ガイド部材に対して下方に追いやるステップと、
    前記分離支持面上に配置された前記内臓群の部位から前記胆嚢を切り離すステップと、を一連のステップとして含む、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
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