JP2016534200A - 改良されたガーネット発光団及びその製造方法並びに光源 - Google Patents

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Abstract

本発明は、電磁放射線により第一の波長領域において励起され、その結果、ガーネット発光団により第二の波長領域において電磁放射線が放出される改良されたガーネット発光団に関する。本発明は、更に、改良されたガーネット発光団の製造方法及び本発明のガーネット発光団を供える光源に関する。ガーネット発光団は、3価のセリウムにより賦活され、一般化学式(LuxYyGdzAKk)3(AlbBcPd)5(OeXf)12(ここで、AKは、元素Li、Na及び/又はKであり;Bは、Ga及び/又はInであり;Xは、元素F、Cl及び/又はBrである。)を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、第一の波長領域の電磁放射線により励起可能であり、それによって第二の波長領域においてガーネット発光団からの電磁放射線が放出可能となる、改良されたガーネット発光団に関する。本発明は、更に、改良されたガーネット発光団の製造方法及び本発明のガーネット発光団を含有する光源に関する。
特許文献1は、硫酸塩と結合した式YAl12を有するガーネット発光団粒子を開示している。
特許文献2は、一般化学式(RE1-xSm(AlGa1-y12:Ce及び(YGd1−rAl12:Ceのガーネット発光団を開示している。
特許文献3は、一般化学式:(Lu1−a−b−cTb1−b(Al1−d(O1−e12:Ce,Eu(ここで、A=Mg、Sr、Ca又はBaであり;B=Ga又はInであり;C=F、Cl又はBrである。)及び(Y,A)(Al,B)(O,C)12:Ce(ここで、A=Tb、Gd、Sm、La、Lu、Sr、Ca又はMgであり;B=Si、Ge、B、P又はGaである。)を有する改変されたガーネット発光団を開示している。
特許文献4は、一般化学式(RE1−rSm(Al1−sGa12:Ce(ここで、RE=Y又はGdである。)のガーネット発光団を開示している。
特許文献5は、一般化学式(Tb1−x−ySECe(Al,Ga)12(ここで、SE=Y、Gd、La、Sm又はLuである。)のガーネット発光団を教示している。Tbは、発光波長をシフトさせて白色LED用発光団を供給できるようにするために導入されている。
特許文献6は、一般化学式a(MO)・b(M O)・c(MX)・dAl・e(MO)・f(M )・g(M)・h(M )の発光団を開示している。ここで、M=Cu又はPbであり;M=Li、Na、K、Rb、Cs、Au又はAgであり;M=Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cd又はMnであり;M=Sc、B、Ga又はInであり;M=Si、Ge、Ti、Zr、Mn、V、Nb、Ta、W又はMoであり;M=Bi、Sn、Sb、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb又はLuである。
その具体例として、中でも、Cu0.2Mg1.7Li0.2Sb:Mn及びCu0.02Ca4.98(POCl:Euが挙げられている。プレースホルダーMは、賦活剤であり、例えば、Y、Ce、Eu又はGdである。ホスト格子は、M、M、M、M及びMを含有していてもよく、このとき、これらのプレースホルダーは、Lu、Y及びGdを表わさない。
特許文献7から、下記の一般化学式を有するガーネット発光団が知られている。
(Tb1−x−y−z−wGdLuCeAl5−r12+δ
(ここで、M=Sc、In、Ga、Zn又はMgである。)
特許文献8は、一般化学式RE(Al1−sGa12:Ce:MAlを有するガーネット発光団を開示している。ここで、RE=Y、Gd、Sm、Lu又はYbであり;Mは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属である。ここで、変数xは0.01〜1.0である。発光団の具体例は、この印刷物には示されていない。Mの唯一の例として、Baが挙げられており、少量のBaAlが発光団にドープされている。
特許文献9は、取り分け、白色LEDに関する。白色光を発生させるために、異なる変換発光団が挙げられており、これらは、アルカリ土類ジホスフェートであるSr:Eu2+,Mn2+及びBe:Eu2+,Mn2+等である。
国際公開第87/02374A1号パンフレット 特開平10−242513号公報 国際公開第2012/009455A1号パンフレット 米国特許第5,988,925号明細書 国際公開第01/08453A1号パンフレット 欧州特許出願公開第2253689A2号明細書 米国特許出願公開第2005/0093442A1号明細書 米国特許出願公開第2004/0173807A1号明細書 米国特許出願公開第2007/0273282A1号明細書
本発明の目的は、上記従来技術から出発して、発光波長がガーネット発光団の成分の濃度に応じて広範囲に変化する、改変され改良されたガーネット発光団を提供することにある。更に、改良されたガーネット発光団の製造方法及び改良されたガーネット発光団を有する光源が提供される。
上述の目的は、付属の請求項1によるガーネット発光団によって達成される。また、上記目的は、また、付属の独立請求項7による改良されたガーネット発光団の製造方法及び付属の独立請求項8による光源により達成される。
本発明のガーネット発光団は、変換発光団である。ガーネット発光団は、電磁放射線によって第一の波長領域において励起される。第一の波長領域における電磁放射線は、就中、光線又は紫外線である。励起の結果、第二の波長領域において、電磁放射線が放出される。第二の波長領域における電磁放射線は、就中、光線又は赤外線である。第一の波長領域は、第二の波長領域と異なることが好ましい。
ガーネット発光団は、3価のセリウムによって賦活される。この目的のために、少量のセリウムがガーネット発光団のホスト格子にドープされる。ガーネット発光団のホスト格子において、共賦活剤として、更なるイオンがドープされてもよい。
ガーネット発光団のホスト格子は、下記の一般化学式を有する。
(LuGdAK(Al(O12
上記式において、AKは、元素Li、Na及びKを含有する群から選ばれる1又はそれ以上のアルカリ金属である。プレースホルダーBは、Ga、In又はこれらの元素の混合物である。プレースホルダーXは、元素F、Cl及びBrを含有する群から選ばれる1又はそれ以上のハロゲンである。
変数x、y及びzは、それぞれ、0に等しいか、それより大きく、1より小さい。変数kは、0より大きく、従って、原則として、発光団にはアルカリ金属が含有される。変数kは、1より小さい。変数x、y、z及びkの合計は、1になる。変数b及びcは、それぞれ、0に等しいか、それより大きく、1に等しいか、それより小さい。変数b及びcの合計は、0より大きく、好ましくは0.5より大きい。変数dは、0に等しいか、それより大きく、1より小さい。変数b、c及びdの合計は、1より小さいか1に等しい。変数eは、0より大きく、1より小さいか、それに等しい。変数eは、好ましくは0.5より大きい。変数fは、0に等しいか、それより大きく、1より小さい。変数e及びfの合計は、1より小さいか、それに等しい。
本発明の発光団は、ホスト格子に、1又はそれ以上の一価のアルカリ金属Li、Na及びKが導入されていることを特徴とする。導入されるアルカリ金属の選択及びその比率kの選択により、本発明のガーネット発光団の発光波長が影響される。アルカリ金属としてのLiの導入の結果、Liのイオン半径が小さい故に、放出光のグリーンシフトが起き、他方、アルカリ金属としてのNa及び/又はKの導入は、それぞれのアルカリ金属のイオン半径に応じて、レッドシフトを可能にする。それぞれの移動は、アルカリ金属の比率kに連れて、関連する領域を超えて、増大する。
発光団技術の分野において、発光団の表現のために種々の命名法が確立されている。単純化された構造表現では、賦活剤の濃度は定量的には述べられない。このため、それは、正規の格子成分の約分された比率の指数にも考慮されない。そのような簡素化された命名法に依れば、本発明のガーネット発光団は、以下のように規定できる。
(LuGdAK(Al(O12:Ce
プレースホルダーAK、B及びXは、ホスト格子の上記式におけるそれらと同じ要素である。変数x、y、z、k、b、c、d、e及びfは、ホスト格子についての上述した式におけるそれらと同じ数値範囲を有する。
発光団の表現のための、より精密な命名法では、賦活剤の比率が定量的に考慮される。そのような命名法に依れば、本発明のガーネット発光団は、下記のように述べられる。
(Lux’y’Gdz’AKk’(Al(O12:Ce
プレースホルダーAK、B及びXは、ホスト格子についての上述した式におけるのと同じ元素を示す。変数b、c、d、e及びfは、ホスト格子についての上述した式におけるのと同じ数値範囲を有する。変数x’、y’及びz’は、それぞれ、0に等しいかそれより大きく、(1−a−k’)より小さいか、それに等しい。ここで、k’は、0より大きく、(1−a)より小さい。変数x’、y’、z’及びk’の合計は、(1−a)となる。
賦活剤セリウムの比率は、一般に、0より大きい。この比は、好ましくは0.4より小さいか、これに等しい。セリウムの比率について変数aを有する本発明のガーネット発光団の上述の式に関して、変数aは、必要に応じて変更を加えて、0より大きく、好ましくは0.4より小さいか、これに等しい。より好ましくは、セリウム賦活剤の比率は、0.005〜0.15である。
本発明のガーネット発光団は、それが、本発明において指定されたホスト格子中のセリウムによって引き起こされる発光を妨げず、せいぜい僅かに影響を与えるに過ぎない限り、僅少量の他の化学元素を含有していてもよい。
本発明のガーネット発光団の好ましい実施態様の第一の群においては、ハロゲンXがホスト格子に含有される。この場合、ホスト格子は、リンを含有しない。従って、変数dは、0に等しく、変数b及びcの合計は、1に等しい。変数fは、変数kの1/4である。変数eは、1−(3/8)kである。結果として、ホスト格子の一般化学式は、
(LuGdAK(Al1−b(O1−(3/8)kk/412
となる。
本発明のガーネット発光団の好ましい実施態様の第二の群においては、リンがホスト格子に含有される。この場合、ホスト格子は、ハロゲンを含有しない。従って、変数fは、0に等しく、変数eは、1に等しい。変数dは、変数kの1/3である。変数bは、1−c−(7/45)kである。結果として、ホスト格子の一般化学式は、
(LuGdAK(Al1−c−(7/45)k3/k12
となる。
原則として、AKは、アルカリ金属Li、Na及びKの1つによって構成される。その例のいくつかは、下記で表わされる。
(Lu0.9Li0.1Al(O0.96250.02512:Ce
(Y0.95Li0.05Al(O0.981250.012512:Ce
(Y0.99Li0.01Al(O0.96250.002512:Ce
アルカリ金属AKは、また、アルカリ金属Li、Na及びKの複数によって構成されてもよい。更に好ましくは、アルカリ金属は、Liによって、Naによって又はKによって構成される。これらのアルカリ金属は、ガーネットホスト格子の骨格に特に適切である。
特に好ましい実施態様においては、アルカリ金属は、Liにより構成される。これにより、ガーネット発光団の発光波長が短くなる。
別の好ましい実施態様においては、アルカリ金属は、Naにより構成される。これにより、ガーネット発光団の発光波長が長くなる。
原則として、ハロゲンXは、F、Cl又はBrにより構成される。その例のいくつかは、下記で表わされる。
(Lu0.9Li0.1Al(O0.96250.02512:Ce
(Y0.95Na0.05Al(O0.98125Cl0.012512:Ce
(Y0.99Na0.01Al(O0.9625Br0.002512:Ce
ハロゲンXは、F、Cl若しくはBr又はこれらの元素の混合物の1つによって構成することができる。好ましくは、ハロゲンXは、Fによって、Clによって又はBrによって構成される。
とりわけ好ましい実施態様において、ハロゲンXは、Fによって構成される。これにより、ガーネット発光団の合成が促進される。
好ましい実施態様の第一の群は、希土類金属Lu、Y及びGd、取り分けGdを含む。従って、y=z=0であり、x=1−kであり、この結果、ホスト格子の一般式は、
(Lu1−kAK(Al(O12
となる。この好ましい実施態様の第一の群において、アルカリ金属は、好ましくはLiにより構成される。これにより、発光のグリーンシフトが起きる。
好ましい実施態様の第二の群は、希土類元素Lu、Y及びGdの中から、取り分けYを含み、即ち、x=z=0であり、y=1−kであり、この結果、ホスト格子の一般式は、
(Y1−kAK(Al(O12
となる。この発光団の例は、
(Y0.95Na0.05Al(O0.981250.012512:Ce
である。好ましい実施態様の第二の群において、アルカリ金属は、好ましくは、Liで形成される。これにより、発光のグリーンシフトがもたらされる。代替的に、この好ましい実施態様の第二の群において、アルカリ金属は、好ましくはNaにより形成される。これにより、発光のオレンジシフトが起きる。
好ましい実施態様の第三の群は、希土類元素Lu、Y及びGdの中から、取り分けY及びGdを含み、即ち、x=0であり、y+z=1−kであり、この結果、ホスト格子の一般式は、
(YGdAK(Al(O12
となる。この発光団の例は、
(Y0.45Gdo.45Na0.1Al(O0.950.0512:Ce、及び
(Y0.45Gd0.45Na0.05Al(O0.98125Cl0.012512:Ce
である。
好ましい実施態様の第三の群において、アルカリ金属は、好ましくは、Naで形成される。これにより、発光のオレンジシフトが起きる。
好ましい実施態様の第四の群は、希土類元素Lu、Y及びGdの中から、取り分けLu及びGdを含み、即ち、y=0であり、x+z=1−kであり、この結果、ホスト格子の一般式は、(LuGdAK(Al(O12となる。この発光団の例は、(Lu0.75Gd0.15Li0.1Al(O0.96250.02512:Ceである。好ましい実施態様の第四の群において、アルカリ金属は、好ましくは、Liで形成される。
アルカリ金属の比率kは、好ましくは0.0025と0.2との間である。ハロゲンXの比率は、好ましくは0.000625と0.05との間である。
ホスト格子中に存在するアルミニウムは、部分的に又は完全にプレースホルダーBで置き換えることができる。
AlをIn及び/又はGaで置き換えると、ガーネット発光団の発光波長が短くなる。その例は、
(Lu0.9Li0.1(Al0.9Ga0.1(O0.96250.02512:Ce
である。
好ましくは、Alは、部分的にのみ、Bで置き換えられ、即ち、c<1であり、より好ましくはc<0.4である。代替的な好ましい実施態様において、Alは、Bによって置き換えられず、即ち、c=0である。
好ましい第二の群の例は、
(Y0.9Li0.1(Al0.9840.03312:Ce 及び
(Lu0.9Li0.1(Al0,9840.03312:Ce
である。
第一の波長領域は、好ましくは250nm〜500nmの範囲である。
ガーネット発光団の励起が最大となる第一の波長領域の中心波長は、好ましくは、光スペクトルの青色スペクトル領域である。
ガーネット発光団の発光が最大となる第二の波長領域の中心波長は、好ましくは480nmと630nmとの間、より好ましくは500nmと600nmとの間、である。
本発明の方法は、改良されたガーネット発光団の製造に用いられる。製造されるガーネット発光団は、変換発光団である。即ち、製造されるガーネット発光団は、電磁放射線により第一の波長領域において励起される。第一の波長領域における電磁放射線は、取り分け、光線又は紫外線である。励起の結果、ガーネット発光団の第二の波長領域において、電磁放射線が放出される。第二の波長領域における電磁放射線は、取り分け、光線又は赤外線である。
本発明の方法は、第一に、Lu、Y及び/又はGdを含有する少なくとも1つの化学化合物を用意する工程を有する。更に、Al、Ga及び/又はInを含有する少なくとも1つの化学化合物が用意される。少なくとも、上述の化合物の1つは、酸化物により形成される。上述の化合物は、好ましくは、蓚酸塩、炭酸塩、ハロゲン化物及び/又は酸化物により形成される。取り分け好ましくは、化合物は全て酸化物により形成される。
更なる工程において、セリウムを含有する1つの化学化合物、好ましくは酸化セリウム又はシュウ酸セリウム、が用意される。
更に、一般化学式AKXの化学化合物が用意される。ここで、スペースホルダーAKは、元素Li、Na及びKを含有する群から選ばれる1又は複数のアルカリ金属を意味する。スペースホルダーXは、元素F、Cl及びBrを含有する群から選ばれるハロゲン又はリンを意味する。化学化合物AKXは、本発明の方法において、2つの機能を示す。それは、出発物質を表わし、その構成要素が後の反応生成物、即ちガーネット発光団、において含まれる。更に、AKXは、融剤として機能する。
本発明の方法の次のステップにおいて、用意された化学化合物は粉砕され、混合されて、混合物となる。次に、混合物は、1,400℃、好ましくは1,600℃、を超える温度に加熱され、これにより、混合物の材料は反応してガーネット発光団となる。加熱は、好ましくは、減圧下に行なわれる。最後に、ガーネット発光団は、冷却される。
本発明の方法は、好ましくは、本発明の発光団の製造に用いられる。本発明の方法は、取り分け、本発明の発光団の好ましい実施態様の製造に用いられる。
本発明の光源は、本発明のガーネット発光団を含有してなる。更に、本発明の光源は、第一の波長領域において電磁放射線の放出のための放射線源を含有する。放射線源は、好ましくは、電気エネルギーを電磁放射線に変換するための半導体素子、取り分け、エレクトロルミネッセンス発光団、例えば、窒化物発光団、である。この放射線源により、好ましくは、光スペクトルの青色スペクトル領域の光が放出される。従って、第一の波長領域は、光スペクトルの青色スペクトル領域を含むことが好ましい。放射線源及びガーネット発光団は、光源内において、放射線源から放出される放射線がガーネット発光団に当たってこれを励起するように配列される。放射線源及びガーネット発光団は、放射線源から放出される放射線とガーネット発光団から放出される放射線との混合物が光源から出るように、光源内において配列される。放射線源から放出される放射線とガーネット発光団から放出される放射線との混合物は、好ましくは白色光である。
本発明の光源の好ましい実施態様において、ガーネット発光団の第二の波長領域は、光スペクトルの中心波長領域の緑色、黄色又は橙色のスペクトル領域に現れる。取り分け好ましくは、ガーネット発光団から放出される緑色光である。中心波長は、好ましくは550nmより短く、取り分け好ましくは530nmより短い。光源は、更に、第二の変換発光団を含有するが、この第二の変換発光団は、放射線源から放出される放射線により励起され、これにより、第二の変換発光団の光スペクトルの黄色光及び/又は赤色スペクトル領域において電磁放射線が放出される。放射線源の放射線(好ましくは光スペクトルの青色スペクトル領域の光であるが)は、ガーネット発光団の緑色光線及び第二の変換光源の橙色及び/又は赤色光線と混合して、演色評価数の高い白色光を生み出す。
本発明の光源の代替的な好ましい実施態様においては、ガーネット発光団の第二の波長領域は、光スペクトルの黄色スペクトル領域に中心波長を示すが、一方、放射線源の放射線は、光スペクトルの青色スペクトル領域の光である。本発明の光源のこれらの実施態様においては、好ましくは、これ以上の変換光源は、存在しない。
本発明の光源は、好ましくは、液晶ディスプレイ用のLED又はLEDバックライト照明により、形成される。
本発明の更なる利点、詳細及び展開は、以下の図面を参照した好ましい実施態様の記述から明らかとなろう。
図1は、下記組成のホスト格子を有する、本発明のガーネット発光団の好ましい実施態様の発光スペクトルである。 (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 図2は、図1において特徴づけられた実施態様の励起スペクトルである。 図3は、図1において特徴づけられた実施態様の別の励起スペクトルである。 図4は、下記組成のホスト格子を有する、本発明のガーネット発光団の好ましい実施態様の発光スペクトルである。 (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 図5は、図4において特徴づけられた実施態様の励起スペクトルである。 図6は、図4において特徴づけられた実施態様の別の励起スペクトルである。 図7は、下記組成のホスト格子を有する、本発明のガーネット発光団の好ましい実施態様の発光スペクトルである。 (Y1−kNaAl(O1−(3/8)kk/412 図8は、図7において特徴づけられた実施態様の励起スペクトルである。
図1〜図3は、一般化学式:
(Lu1−kLiA1(O1−(3/8)kk/412
のホスト格子を有し、賦活剤としてのモル比0.014のセリウムでドープされている、本発明のガーネット発光団の好ましい実施形態を示す。
これらの実施態様の製造のために、種々の量のLu、CeO、Al及びLiFを秤量し、次いで、互いに混合した。混合物を約1,650℃でアニールし、これにより、発光団を形成した。この実施態様の列においては、取り分け、LiFの比率を変化させた。出発物質の秤量量を表1〜3に示した。
図1は、Li及びFの比率を変化させたこれらの一群の実施態様の発光スペクトル及び比較のための、その製造に際し混合物中にLiFを含有していないがそれ以外は前述の混合物と量的に近似させた、本発明の範囲外の態様の発光スペクトルを示す。励起は、465nm波長の放射線で行なった。混合物において異なるLiF量を有する種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを表2に示した。
図2は、Li及びFの比率が変化している前述の実施態様の群の励起スペクトルを示す。これらの励起スペクトルは、515nmの発光波長に関連する。種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを、再度、表2に示した。
図3は、Li及びFの比率が変化している前述の実施態様の群の別の励起スペクトルを示す。これらの別の励起スペクトルは、555nmの発光波長に関連する。種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを、再度、表2に示した。
図4〜6は、下記一般化学式のホスト格子を有し、賦活剤として0.050モル比のセリウムをドープされている本発明のガーネット発光団の別の好ましい態様に関する。
(LuGdLiA1(O1−(3/8)kk/412
これらの実施態様の製造のために、種々の量のGd、CeO、Al及びLiFを秤量し、次いで、互いに混合した。それに基づいて、それぞれ或る量のLuを秤量し、各混合物と、それぞれ、混合した。これらの混合物を約1,650℃でアニールし、これにより、発光団を形成した。この実施態様の群においては、取り分け、LiFの比率を変化させた。出発物質の秤量量を表3に示した。
図4は、Li及びFの比率を変化させたこれらの一群の実施態様の発光スペクトル及び比較のための、その製造に際し混合物中にLiFを含有していない、本発明の範囲外の態様の発光スペクトルを示す。励起は、465nmn波長の放射線で行なった。混合物において異なるLiF量を有する種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを表4に示した。
図5は、Li及びFの比率が変化している前述の実施態様の群の励起スペクトルを示す。これらの励起スペクトルは、515nmの発光波長に関連する。種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを、再度、表4に示した。
図6は、Li及びFの比率が変化している前述の実施態様の群の別の励起スペクトルを示す。これらの別の励起スペクトルは、555nmの発光波長に関連する。種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを、再度、表4に示した。
図7及び8は、下記一般化学式のホスト格子を有し、賦活剤として0.040モル比のセリウムをドープされている本発明のガーネット発光団の別の好ましい態様に関する。
(Y1−kNaA1(O1−(3/8)kk/412
これらの実施態様の製造のために、種々の量のCeO、Al及びNaFを秤量し、次いで、互いに混合した。それに基づいて、それぞれ或る量のYを秤量し、各混合物と、それぞれ、混合した。これらの混合物を減圧下に約1,675℃でアニールし、これにより、発光団を形成した。この実施態様の群においては、取り分け、NaFの比率を変化させた。出発物質の秤量量を表5に示した。
図7は、Li及びFの比率を変化させたこれらの一群の実施態様の発光スペクトル及び比較のための、その製造に際し混合物中にNaFを含有していない、本発明の範囲外の態様の発光スペクトルを示す。励起は、465nmn波長の放射線で行なった。種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを表6に示した。
図8は、Na及びFの比率が変化している前述の実施態様の群の励起スペクトルを示す。これらの励起スペクトルは、565nmの発光波長に関連する。種々の実施態様の、参照番号を付したスペクトルへの、割り当てを、再度、表6に示した。
本発明のガーネット発光団の別の好ましい実施態様は、下記一般化学式のホスト格子を有し、賦活剤として0.010モル比のセリウムをドープされている。
(Lu1−kLi(A11−(7/45)kk/3)512
これらの実施態様の製造のために、種々の量のCeO、Al及びLiPOを秤量し、次いで、互いに混合した。それに基づいて、それぞれ或る量のLuを秤量し、各混合物と、それぞれ、混合した。これらの混合物を減圧下に約1,650℃でアニールし、これにより、発光団を形成した。この実施態様の群においては、取り分け、LiPOの比率を変化させた。出発物質の秤量量を表7に示した。
参照番号

11−発光スペクトル (Lu1−kLiA1(O1−(3/8)kk/412 0.5LiF
12−発光スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 1.25LiF
13−発光スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 2.5LiF
14−発光スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 5.0LiF
15−発光スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 10.0LiF
16−発光スペクトル LuAl12

21−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 0.5LiF
22−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 1.25LiF
23−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 2.5LiF
24−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 5.0LiF
25−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 10.0LiF
26−励起スペクトル LuAl12

31−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 0.5LiF
32−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 1.25LiF
33−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 2.5LiF
34−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 5.0LiF
35−励起スペクトル (Lu1−kLiAl(O1−(3/8)kk/412 10.0LiF
36−励起スペクトル LuAl12

41−発光スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 0.5LiF
42−発光スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 1.25LiF
43−発光スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 2.5LiF
44−発光スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 5.0LiF
45−発光スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 10.0LiF
46−発光スペクトル (LuGdAl12

51−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 0.5LiF
52−励起スペクトル (LuGdLiA1(O1−(3/8)kk/412 1.25LiF
53−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 2.5LiF
54−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 5.0LiF
55−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 10.0LiF
56−励起スペクトル (LuGdAl12

61−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 0.5LiF
62−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 1.25%LiF
63−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 2.5LiF
64−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412 5.0LiF
65−励起スペクトル (LuGdLiAl(O1−(3/8)kk/412−10.0LiF
66−励起スペクトル (LuGdAl12

71−発光スペクトル (Y1−kNaAl(O1−(3/8)kk/412 0.25%NaF
72−発光スペクトル (Y1−kNaAl(O1−(3/8)kk/412 0.50%NaF
73−発光スペクトル (Y1−kNaAl(O1−(3/8)kk/412 0.75%NaF
74−発光スペクトル (Y1−kNaAl(O1−(3/8)kk/412 1.00%NaF
75−発光スペクトル (Y1−kNaAl(O1−(3/8)kk/412 1.15%NaF
76−発光スペクトル YAl12

81−励起スペクトル (Y1−kNaA1(O1−(3/8)kk/412−0.25NaF
82−励起スペクトル (Y1−kNaA1(O1−(3/8)kk/412−1.50NaF
83−励起スペクトル YAl12

Claims (10)

  1. 第一の波長領域において電磁放射線により励起され、これによりガーネット発光団から第二の波長領域に電磁放射線を放出するガーネット発光団であって、3価のセリウムにより賦活され、下記の一般化学式のホスト格子を有するガーネット発光団。
    (LuGdAK(Al(O12
    (式中、AKは、元素Li、Na及びKを含有する群から選ばれる1又はそれ以上のアルカリ金属であり;Bは、Ga及び/又はInであり;Xは、元素F、Cl及びBrを含有する群から選ばれる1又はそれ以上のハロゲンであり;0≦x,y,z<1であり;x+y+z+k=1であり;0<k<1であり;0≦b≦1であり;0≦c≦1であり;0<b+cであり;0≦d<1であり;b+c+d≦1であり;0<e≦1であり;0≦f<1であり;そして、e+f≦1である。)
  2. d=0であり、b+c=1であり、f=k/4であり、そして、e=1−(3/8)kであり、その結果、ホスト格子の一般化学式が下記となる請求項1に記載のガーネット発光団。
    (LuGdAK(Al1−b(O1−(3/8)kk/412
  3. e=1であり、f=0であり、d=k/3であり、そして、b=1−c−(7/45)kあり、その結果、ホスト格子の一般化学式が下記となることを特徴とする請求項1に記載のガーネット発光団。
    (LuGdAK(Al1−c−(7/45)k3/k12
  4. プレースホルダーAKがLi又はNaであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガーネット発光団。
  5. プレースホルダーXがFであることを特徴とする請求項2又は請求項2を引用する請求項4に記載のガーネット発光団。
  6. 第二の波長領域の中心波長が500nm〜600nmの間にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のガーネット発光団。
  7. 下記の工程を備えてなるガーネット発光団の製造方法。
    −Lu、Y及び/又はGdを含有する少なくとも1つの化学化合物(ここで、前記化学化合物の少なくとも1つが酸化物で形成されている。)を用意する工程;
    −セリウムを含有する化学化合物を用意する工程;
    −一般化学式AKXの化学化合物(ここで、AKは、元素Li、Na及びKを含有する群から選ばれる1又は複数のアルカリ金属を意味し、そして、Xは、元素F、Cl及びBrを含有する群から選ばれるハロゲン又はリンを意味する。)を用意する工程;
    −用意された化学化合物を粉砕し混合して、混合物とする工程;
    −混合物を1,400℃を超える温度に加熱して、これにより、混合物の材料が反応してガーネット発光団となる工程;及び
    −ガーネット発光団を冷却する工程。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のガーネット発光団及び第一の波長領域において電磁放射線を放出するための放射線源を有する光源。
  9. ガーネット発光団の第二の波長領域が光スペクトルの緑色スペクトル領域に極大値を有すること、並びに、光源が放射線源から放出される放射線により励起され、それにより、光スペクトルの橙色及び/又は赤色スペクトル領域において電磁放射線が第二の変換発光団から放出されることを特徴とする請求項8に記載の光源。
  10. 液晶ディスプレイ用のLED又はLEDバックライト照明により形成されることを特徴とする請求項8又は9に記載の光源。
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