JP2015129259A - 蛍光体材料および発光装置 - Google Patents

蛍光体材料および発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変換効率が高く、高温での輝度温度依存性が高い蛍光体材料を提供する。【解決手段】本開示の一態様にかかる蛍光体材料は、主組成がA2−v−w−x−yBvLnwEuxSmyM2−zDzO8で表される。Aはアルカリ土類金属元素からなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、Bはアルカリ金属元素からなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、LnはEuおよびSmを除く希土類元素からなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、MはWおよびMoからなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、DはNbおよびTaからなる群より選ばれた1種類以上の元素である。v、w、x、yおよびzは、0≰v≰0.50.15≰x+y≰0.70≰y≰0.050<z≰1.7かつw+x+y=v+zを満たす。【選択図】図1

Description

本開示は、各種発光装置、特に発光ダイオード(以下、「LED」)や半導体レーザーダイオード(以下、「LD」)等と組み合わせることによって、プロジェクター光源、車載用ヘッドランプ光源、白色LED照明光源等の発光装置にも使用可能な、蛍光体材料に関する。本開示はまた、当該蛍光体を用いた発光装置に関する。
白色LEDを用いた照明は、従来の照明に比較して高効率・長寿命であり、省資源・省エネルギーの観点から、商用から一般家庭用まで、幅広く用いられるようになってきている。
最も一般的な白色LEDには、青色LEDチップと、この青色光の一部を吸収して、黄色を発光する蛍光体が用いられており、青色光と補色である黄色光の混合により、擬似白色を得ている。しかし、演色性、色再現性等の要求により、青色LEDチップと緑色蛍光体と赤色蛍光体の組み合わせや、近紫外から青紫色の波長領域のLEDチップと、青色蛍光体、緑色蛍光体および赤色蛍光体の3種類の蛍光体を組み合わせた白色LEDの開発も行われている。
また、プロジェクター光源や車載用ヘッドランプ光源等、高い発光エネルギーが要求される用途では、近紫外から青紫色の波長領域のLDと蛍光体とを組み合わせた光源の開発が行われている。
近紫外から青色光の波長領域で励起可能な赤色蛍光体としては、組成式Ca2−2xLiEu等の蛍光体が、Eu3+を発光中心として赤色領域の発光を示すことが知られている(例えば特許文献1〜3参照)。
しかし、従来の赤色蛍光体では、発光効率が充分ではなかった。また、その温度特性に関しては、考慮が払われていなかった。特に、高い発光エネルギーの領域では、蛍光体の使用環境温度が上昇しやすいため、大きな課題となっていた。
特開2007−254517号公報 特開2008−7644号公報 特開2010−229388号公報
そこで本開示の一態様は、変換効率が高く、高温での輝度温度依存性が高い蛍光体材料を提供する。また、本開示の一態様は、高効率の発光装置を提供する。
本開示の一態様に係る蛍光体材料は、主成分がA2−v−w−x−yLnEuSm2−zで表され、Aはアルカリ土類金属元素からなる群より選ばれた1種類以上の元素、Bはアルカリ金属元素からなる群より選ばれた1種類以上の元素、LnはEuおよびSmを除く希土類元素からなる群より選ばれた1種類以上の元素、MはWおよびMoからなる群より選ばれた1種類以上の元素、DはNbおよびTaからなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、
v、w、x、yおよびzは、
0≦v≦0.5
0.15≦x+y≦0.7
0≦y≦0.05
0<z≦1.7
かつw+x+y=v+zを満たす。
また本開示の一態様に係る発光装置は、励起光源と、この励起光源からの励起光を吸収して発光する蛍光体材料と、を備える。
本開示の一態様によれば、発光効率が高く、温度特性の優れた蛍光体材料が提供される。当該蛍光体を用いた発光装置は、高温、高エネルギーの条件下においても高効率となる。
実施例に係る蛍光体材料の発光スペクトルを示す図である。 実施例に係る蛍光体材料の励起スペクトルを示す図である。 実施例に係る蛍光体材料の輝度の測定温度依存性を示す図である。 第二の実施形態に係る発光装置の一例の概略構成を示す説明図である。
以下、実施形態を挙げて本開示を詳細に説明するが、本開示はこれらの実施形態に限定されるものでなく、本開示の技術的範囲を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(第一の実施形態)
本開示の第一の実施形態に係る蛍光体材料は、主成分がA2−v−w−x−yLnEuSm2−zで表され、Aはアルカリ土類金属元素からなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、Bはアルカリ金属元素からなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、LnはEuおよびSmを除く希土類元素からなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、MはWおよびMoからなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、DはNbおよびTaからなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、
v、w、x、yおよびzは、
0≦v≦0.5
0.15≦x+y≦0.7
0≦y<0.05
0<z≦1.7
かつw+x+y=v+zを満たす。
ここで主成分とは、材料全体に対する重量比が90%以上としてもよい。また、材料全体に対する重量比が95%以上としてもよい。
本実施形態の蛍光体材料は、例えば、ピーク波長が580nm以上且つ750nm以下の発光スペクトルを有する。さらに、本実施形態の蛍光体材料は、例えば、ピーク波長が600nm以上且つ700nm以下の発光スペクトルを有する。
本実施形態の蛍光体材料の母体はA(例えばCaWO)である。これを蛍光体とするために、2価の元素Aの原子サイトに発光中心である3価のEu(ユウロピウム)を部分的に置換させる必要がある。しかし、部分的に置換させただけでは電気的中性が崩れてしまう。これを補償するために、1価のアルカリ金属元素BをEuと等量用い、アルカリ土類金属元素Aをアルカリ金属元素BとEu3+で同時に置換したものが先行文献に記載されているCa2−2xLiEuである。しかしながら、この組成では、充分な発光効率が得られない。
本実施形態では、6価の元素Mの原子サイトを5価の元素Dによって置換する事で、電荷補償を行う。この際、例えば、アルカリ土類金属元素Aの原子サイトを1価のアルカリ金属元素Bで置換することも併用してもよい。本実施形態による発光効率改善のメカニズムは明らかではないが、アルカリ金属元素のみで電荷補償を行った場合、生成する化合物の融点が低いために、合成温度を高くする事が出来ない。これに対して、5価の元素Dによる置換によって、融点が高くなり、合成温度を高く出来る。このため、結晶性の良い化合物とすることが出来、その結果、発光効率が向上するものと考えられる。
また、本実施形態において、Eu3+とともにSm3+(サマリウム)を用いると、Eu3+のみでは困難な、波長が405nmでの励起が可能となる。
さらにEuおよびSm以外に、例えば、他の3価の希土類元素Lnを併用する事ができる。EuおよびSmを除く希土類元素Lnを用いると、これらの分も電荷補償する必要が生じる。このため、Eu、Sm、Lnの合計量(合計原子パーセント)は、アルカリ金属元素Bと5価の元素Dの合計量(合計原子パーセント)と等しくする必要がある。上記した希土類元素Lnを用いる事によって、5価の元素Dの量を増やすことが可能となり、融点が高くなる。この結果、合成温度を高く出来、発光効率が向上する。EuとSmの量を増やしても、同様に5価の元素Dの量を増やすことが可能ではあるが、Euを増やしすぎると温度特性が劣化し、Smを増やしすぎると発光効率が低下する。EuおよびSm以外の希土類元素を用いる事により、温度特性および発光効率を向上させることができる。
本実施形態では、元素Aとして、1種または複数種のアルカリ土類金属元素を用いても良い。元素AとしてCa(カルシウム)を用いることにより、他のアルカリ土類金属元素を用いた場合に比して発光効率が大きく向上する。Caに他のアルカリ土類金属元素であるMg(マグネシウム)、Sr(ストロンチウム)およびBa(バリウム)からなる群より選択された1種または複数種の元素を部分的に併用しても良い。この場合も主体をCaにすることにより、温度特性および発光効率を向上させることができる。ここで、主体とは、70原子パーセント以上、より望ましくは90原子パーセント以上を意味する。
元素Bとして、1種または複数種のアルカリ金属元素を用いても良い。元素BとしてLi(リチウム)およびNa(ナトリウム)の少なくとも一方を用いることにより、最も発光効率を向上させることができる。LiおよびNa以外では、Cs(セシウム),Rb(ルビジウム)およびK(カリウム)の順に高い発光効率を実現することができる。特にLi,NaおよびKは、RbおよびCsに比して化学的に安定で扱いやすく安価である。したがって、Li、NaおよびKからなる群より選択した1または複数の元素を元素Bとして用いることにより、蛍光体材料の製造容易性の向上およびコストの低減を図ることができる。
元素Lnとして、EuおよびSm以外の1種または複数種の希土類元素を用いても良い。蛍光体材料の発光効率は、Eu3+とイオン半径の近い希土類元素であるGd(ガドリニウム)を元素Lnとして用いた場合に最も高くなり、Y(イットリウム)、Lu(ルテチウム)等がこれに次ぐ。一方、Y、La(ランタン)およびGdは安価である。よって、元素LnとしてGdおよびYの少なくとも一方を用いることにより、発光効率を向上し且つコストを低減することができる。
元素Mとして、W(タングステン)およびMo(モリブデン)の少なくとも一方を用いる事が出来る。WはMoに比して昇華しにくいために製造に用いやすい。よって、元素MとしてWを用いることにより、蛍光体材料の製造容易性を向上させることができる。また、元素MとしてMoを用いる場合に比べ、Wを用いた方が発光効率および温度特性が向上する。WとMoを併用する場合も、主体はWとすることにより、蛍光体材料の製造容易性、発光効率および温度特性を向上させることができる。
元素Dとして、NbおよびTaの少なくとも一方を用いる事が出来るが、Nbを用いた場合、Taを用いる場合に比して発光効率が高くなりやすい。
v、x、yおよびzは、
0≦v≦0.5
0.15≦x+y≦0.7
0≦y≦0.05
0<z≦1.7
を満たす。これにより、これ以外の組成比の場合よりも発光効率または温度特性を向上させることができる。この明細書で「組成比」とは原子の比率である。さらに、vおよびzが、0<v≦0.33、および0.5≦z≦1.5を満足するように蛍光体材料を調製することにより、発光効率または温度特性をさらに向上させることができる。
Smについては添加しなくても良いが、Smを添加することにより、入手の容易な、波長が405nmで発光するLEDやLDを用いることができる。すなわち、yが0<yを満たすように蛍光体材料を調製してもよい。405nmで発光するLEDやLDを用いる場合には、例えば、yが0.01≦y≦0.05を満足するように蛍光体材料を調製する。
また、本実施形態の蛍光体材料は、例えば、副成分として、LiO、NaO、KO、LiF、MgF、およびZnFからなる群から選択した1種または複数種の化合物を、0.1〜1.0重量%(wt%)の範囲内で含んでも良い。これら副成分の添加によって、発光効率をさらに向上させる事が出来る。ここで、例えば元素BとしてLiを用い、添加物としてLiOを用いる場合、本来、組成式に必要な量よりも過剰にLiを含む事となる。
さらに、本実施形態の蛍光体材料は、例えば、粉末を成形し、焼結させた焼結体であっても良い。本実施形態の蛍光体材料を焼結体とする事により、光の散乱の影響が低減され、励起光吸収率が向上して発光効率が改善される。本実施形態の蛍光体材料を焼結体としても、当該蛍光体材料の厚さを薄くすれば、励起光を部分的に透過させる事は可能である。また、焼結体である蛍光体材料で励起光を反射させる事も出来る。この際、焼結体の密度は、例えば、5.5g/cm以上であってもいよい。また、6.0g/cm以上であってもよい。焼結体の密度を高めることにより発光効率を充分高くし、光透過性を向上させることができる。
また、前述した副成分は、本実施形態の蛍光体材料を焼結体とした場合に、その緻密化を促進する効果があり、発光効率をさらに改善する事が出来る。特に、本実施形態の蛍光体材料を焼結体とし、且つLiOまたはNaOを添加することにより、極めて高い発光効率を実現することができる。
本実施形態の蛍光体材料は、その特性を損なわない範囲内であれば、上述した以外の酸化物成分を少量含んでいてもかまわない。また、組成の比率が若干ずれた場合、不必要なものを含む事となるが、その量が少なく、特性を損なわない範囲内であれば、かまわない。
次に本実施形態の蛍光体材料の製造方法を説明する。本実施形態の蛍光体材料の製造方法としては、固相法、液相法および気相法のいずれの方法を用いる事も出来る。固相法は、それぞれの金属を含む原料粉末(金属酸化物、金属炭酸塩等)を混合し、ある程度以上の温度で熱処理して反応させる方法である。
液相法は、それぞれの金属を含む溶液を作り、これより固相を沈殿させたり、あるいは基板上にこの溶液を塗布後、乾燥し、ある程度以上の温度で熱処理等を行って固相とする方法である。気相法は、蒸着、スパッタリング、CVD等の方法によって膜状の固相を得る方法である。通常は、蛍光体は粉末として用いられるので、蛍光体材料を焼結体とする場合、固相法を用いればコストを低減することができる。
固相法で用いる原料としては、例えば、酸化物や炭酸塩等の、ごく一般的な原料粉末を用いれば良い。これらの原料粉末は、例えば、ボールミル等の手段で混合し、反応させるために、通常の電気炉等で熱処理すれば良い。熱処理時の雰囲気は、Nガス中等の不活性ガス雰囲気でもかまわないが、Euは3価で発光するため、通常は大気中でも良い。
また焼結体を作製する場合、原料混合粉をそのまま成型し、焼結させても良いし、あらかじめ原料の混合粉末を熱処理して蛍光体とした粉末を成型し、焼結させても良い。予め蛍光体とした粉末を用いて焼結体を作製する場合には、LiOやNaOといった焼結を促進する添加物を用いずに、または過剰に混合せずに、混合した原料粉末を熱処理して蛍光体粉末を作製し、これに添加物を追加混合した後、成型、焼成しても良い。成型はシート成型等、どのような方法も用いる事が出来るが、一般的な金型成型でも良い。
本実施形態にかかる蛍光体材料は、酸化物系材料であり、熱処理も大気中で良いため、製造が簡単で安価であるという利点を有する。また、近紫外から青色の波長領域の光、特に波長が405nmで励起可能とする事も出来、視感度の高い、波長が614〜615nm付近に発光の主ピークを有し、温度特性が良い。また、レーザーダイオードのような高出力励起源を用いても、輝度が低下しにくい。またさらに、Eu3+系としては残光時間が短い(1/10の残光で1msec程度)。
なお、本実施形態の蛍光体は、温度による発光スペクトルの変化がほとんど生じない。このため、輝度温度依存性と光子数維持率は、ほぼ等しい。
(第二の実施形態)
本開示の第二の実施形態は、少なくとも励起光源と、この励起光源からの励起光を吸収して発光する蛍光体材料を用いた発光装置である。本実施形態の蛍光体材料として、上述した第一の実施形態の蛍光体材料を用いる。発光装置の例としては、発光ダイオード(以下、「LED」)や半導体レーザーダイオード(以下、「LD」)と蛍光体とを用いるプロジェクター光源や車載用ヘッドランプ光源、白色LED照明光源等が挙げられる。
本実施形態の発光装置は、例えば、380nm以上且つ470nm以下の波長範囲内にピーク波長を有する光を放つ半導体発光素子を有し、蛍光体材料が、この半導体発光素子が放つ光の一部を吸収し、赤色光を放つ。当該実施形態において、半導体発光素子は、例えば、窒化ガリウム系化合物半導体で構成した発光層を有する。本実施形態の蛍光体材料の励起スペクトルは、380nmを超え且つ390nm未満、390nmを超え且つ400nm未満、400nmを超え且つ410nm未満、415nmを超え且つ425nm未満、または460nmを超え且つ470nm未満のピーク波長を有するものであってもよい。また、本実施形態の蛍光体材料は、例えば、385nm付近、396nm付近、405nm付近、420nm付近、および465nm付近に励起スペクトルのピークを有する。よって、半導体発光素子の発光波長を、これらのいずれかの波長近傍とする事により、発光効率を向上させることができる。
図4は、励起光源としてLDを用いた場合の発光装置の一例を示している。発光装置10は、LD11と、LD11からの励起光を吸収して発光する第1の蛍光体材料12とを備える。第1の蛍光体材料12は、赤色光を放つ複数の蛍光体粒子から構成される(赤色蛍光体)。発光装置10は、さらに、LD11からの励起光を吸収して緑色光を放つ複数の蛍光体粒子から構成される第2の蛍光体材料13(緑色蛍光体)と、LD11からの励起光を吸収して青色光を放つ複数の蛍光体粒子から構成される第3の蛍光体材料14(青色蛍光体)と、これらの蛍光体粒子間に配置されたバインダー15と、LD11からの励起光を第1、第2、第3の蛍光体材料12、13、14に導く入射光学系16と、を備える。蛍光体材料の種類は3種類に限らず、2種類であっても1種類であっても4種類以上であってもよい。
本実施形態を例えば、白色LEDに用いる場合、励起光源として青色LEDチップを用い、本実施形態の赤色蛍光体と緑色蛍光体とを組み合わせたり、励起光源として近紫外LEDチップを用い、本実施形態の赤色蛍光体と青色蛍光体と緑色蛍光体とを組み合わせて白色LEDとする事も可能である。なお、白色LEDの構成や製造方法については特に限定は無く、例えば、白色LEDの製造に用いられる公知の蛍光体材料を、本実施形態の蛍光体材料で置き換えて使用すれば良い。
以下、本開示を実施例および比較例を挙げてさらに詳細に説明するが、本開示は以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
表1は、本開示の実施例である試料1および試料2の組成を示している。なお、本実施例1では、表1における各試料を、そのNo.に対応させて、例えば、試料のNo.1は、試料1と記載することにする。なお、これらの試料1および試料2は、実施例に該当するので、表1では、「判定」の項目で「実」と記載している。
試料1および試料2の組成は、A2−v−w−x−yLnEuSm2−zで表される。A、B、Ln、M、Dおよび添加物として、表1に示した元素を用いた。また、数値は組成比を示している。試料1および試料2を製作するために、出発原料として試薬特級以上のCaCO、LiCO、Gd、Eu、Sm、WO、Nb粉末を用いた。これらの原料粉末をCa、Li、Gd、Eu、Sm、W、Nbの組成比が表1の比率となるように秤量した。またその合計から焼成により消失するCO成分を除いた重量を求め、この合計重量に対してLiOが0.3wt%となるLiCOを、過剰に秤量した。これらの原料粉末を、ボールミルを用い、純水を媒体として湿式混合した後、120℃で乾燥し、混合粉末を得た。これらの混合粉末を坩堝に入れ、大気中で1400℃で12時間焼成し、蛍光体粉末を得た。
得られた試料1および試料2の各粉末試料に対して、日本分光製FP−6500型分光蛍光光度計を用い、励起波長405nmで、励起バンド幅3nm、発光バンド幅1nm、データ取り込み間隔1nm、および操作速度500nm/min.の条件で、550nmから750nmの発光スペクトルを測定した。この測定結果を図1に示す。図1の縦軸は任意単位の発光強度、横軸は発光波長(単位はnm)で表している。また、励起バンド幅3nm、発光バンド幅1nm、データ取り込み間隔1nm、および操作速度500nm/min.の条件で、発光波長615nmで350から500nmの励起スペクトルを測定した。この測定結果を図2に示す。図2の縦軸は任意単位の発光強度、横軸は励起波長(単位はnm)で表している。また、試料1について波長が396nmの励起光で、試料2について波長が405nmの励起光で、各試料の温度を30℃から200℃の範囲で変化した場合の輝度を測定した。このときに、30℃の輝度に対する、各温度での輝度温度依存性を求め、この測定結果を図3に示した。図3の縦軸は輝度温度依存性(単位は%)を表し、横軸は試料の測定温度(単位は摂氏)で表している。さらに、試料1および試料2の各試料1gを用いて、浜松ホトニクス製C9920型絶対PL量子収率測定装置を用いて、励起波長が396nmと405nmであるとき、内部量子効率(IQE)、励起光吸収率(Abs.)、内部量子効率と励起光吸収率の積となる外部量子効率(EQE)を測定した。この結果を表2に示す。
Figure 2015129259
試料1の組成比と試料2の組成比との違いは、Smの有無である。図1に示すように、405nmの波長で励起した場合、試料1および試料2は、ともに、ほぼ同じ形状の発光スペクトルを示し、波長が614〜615nmの付近を主ピークとして発光する赤色蛍光体であった。しかし、試料2の発光強度は試料1よりはるかに高かった。
図2に示すように、Smを含まない試料1の場合、波長が385nm付近、396nm付近、420nm付近、465nm付近に励起スペクトルのピークを有する。一方、試料2では、これらに加えて波長が405〜406nm付近にも励起スペクトルのピークが存在した。
表2に示すように、Smを含まない試料1は、396nm励起に比べて405nm励起時の励起光吸収率(Abs.)が大幅に低下した。これに対してSmを含む試料2は、405nm励起時でも励起光吸収率がそれほど低くならず、405nm発光のLEDチップや半導体レーザーでも、効率よく励起可能であった。波長が385nm付近、396nm付近、420nm付近、および465nm付近の励起光を用いる場合、試料1の様にSmを含まない組成とすることにより、蛍光体材料のEQEを向上させることができると考えられる。一方、入手の容易な、波長が405nmの励起源を用いたい場合は、試料2の様にSmを含む組成とすることにより、蛍光体材料のEQEを向上させることができると考えられる。
図3および表2に示すように、本実施例の試料1の蛍光体は、396nm励起において、30℃に対する輝度温度依存性が、150℃では91.2%、200℃では86.5%と良好であった。また本実施例の試料2の蛍光体は、波長が405nmの励起において、30℃に対する輝度温度依存性が、150℃では92.1%、200℃で88.3%と良好であった。
Figure 2015129259
〔実施例2〕
実施例1と同様の方法で、表3に示した、試料5〜試料44に示す組成比となる混合粉末を用意した。なお、本実施例2においても、実施例1と同様に、表3における各試料を、そのNo.に対応させて、例えば、試料のNo.5は、試料5と記載することにする。
各組成比の粉末について、直径20mmの金型を用いて加圧成型し、複数の成型体を作成した。これらの成型体を焼成し、直径約14mm、厚さ約0.85mmの焼結体試料を得た。各組成比について、各成型体の焼成条件は最高保持温度を900℃から1500℃間で50℃刻みで変え、各温度で12時間焼成した。
これらの焼結体に対して、実施例1と同様に、浜松ホトニクス製C9920型絶対PL量子収率測定装置を用いて、励起波長405nmで、内部量子効率(IQE)、励起光吸収率(Abs.)、内部量子効率と励起光吸収率の積となる外部量子効率(EQE)を測定した。そして、各組成比において最もEQEの高くなった焼成温度の試料について、その評価結果を表3に示している。また、EQEが40%を越える試料について、実施例1と同じ方法で、波長が405nmの励起光で試料の温度を30℃とした場合および200℃とした場合の輝度を測定し、30℃の輝度に対する200℃での輝度温度依存性を求めた。
また、実施例1で作製した蛍光体粉末である試料1および試料2と同じ組成で、各々の焼結体である試料3および試料4も作製し、同様の評価を行った。その評価結果を表3に示した。
なお、表3においては、「判定」の項目で、実施例に該当する試料は「実」、比較例に該当する試料は「比」と記述している。
Figure 2015129259
表3の試料1および試料2と、試料3および試料4との比較より、同じ組成比であっても、焼結体とする事によりIQEは若干低下したが、Abs.が大きく改善され、その結果、EQEも大きく改善された。
試料No.6および試料No.7は、比較例である元素Lnおよび元素Dを含まない試料5に対して、元素Bとして用いるLiの量は試料5と同じ一定値のままで、元素LnとしてGdを用い、元素DとしてNbを用い、これらGdおよびNbを増量した場合である。試料6および試料7では、比較例である試料5に対して、維持率がほとんど変化せずに、EQEが増加した。
試料9、試料7、試料10、試料11、試料12は、元素LnとしてGdを含むがDを含まない比較例である試料8に対して、元素Lnとして用いるGdの量は試料8と同じ一定値のままで、元素Bとして用いるLiを減量していく一方、元素Dとして用いるNbを増量していった場合である。Liを減量し且つNbを増量していくことによって、EQEは一旦増加した後に減少に転じるが、元素BとしてLiを含まない試料12でも、比較例の試料8よりはEQEは高くなった。
試料13、11、14、4、15および16ならびに比較例である試料17は、元素Bとして用いるLiの量を0.08で一定値としたまま、元素Lnとして用いるGdの量と元素Dとして用いるNbの量を同時に増加させていった場合である。GdおよびNbを増量していくことによってEQEは一旦増加するが、GdおよびNbが増えすぎるとEQEは減少に転じ、輝度温度依存性も徐々に低下した。
試料12、試料18、試料19、試料21および試料22ならびに比較例である試料23は、元素Bの量を0とし、元素Lnとして用いるGdと元素Dとして用いるNbの量を同時に増加させていった場合である。この場合も、GdおよびNbを増量していくことによってEQEは一旦増加するが、GdおよびNbが増えすぎるとEQEは減少に転じた。なお、試料20は、試料19と同じ組成比で、添加物であるLiOを用いなかった場合(すなわち、アルカリ金属を全く含まない場合)であるが、この場合も、試料19よりは若干劣るものの、高いEQEを示した。
元素Dの量を示すzについて、以上の結果とさらなる発明者等の検討によると、元素Dとして用いたNbの量が1.7を越えると、Nbを含まない比較例である試料5および試料8よりもEQEが低下した。よってNbの量、すなわちzの上限は1.7であり、より望ましくは1.5以下であった。Nbの量、すなわちzの下限量については、少量でも0を超えれば効果はあるが、0.5以上とした場合にEQEが高くなりやすかった。
以上の結果とさらなる発明者等の検討によると、元素Bの量を示すvについては0でもかまわないが、Bとして用いたLiの量が0を超えることにより、より高いEQEが得られた。一方、Liの量、すなわちvは、多すぎてもEQEが高くなりにくいので、0.50以下、さらには0.33以下とする方が良好であった。
比較例である試料24、実施例である試料25、試料4、試料26および試料27、ならびに比較例である試料28は、Li、NbおよびSmの量を一定とし、Euの量を増加させていく一方、元素Lnとして用いるGdの量を減少させていった場合である。Euの量を増加することによりEQEは一旦増加するが、Euの量が増えすぎるとEQEは減少に転じ、輝度温度依存性も低下した。以上の結果とさらなる発明者等の検討によると、EuおよびSmの量、すなわちx+yを0.15以上、0.2以上または0.3以上とすることにより、EQEを向上させることができた。また、EuおよびSmの量、すなわちx+yを0.75以下、0.7以下または0.65以下とするとこにより、EQEを向上させることができた。試料3、試料29、試料4および試料30ならびに比較例である試料31は、Li、NbおよびGdの量を一定とし、Smの量を増加させていく一方、Euの量を減少させていった場合である。Smが0であるとEQEは低かったが、これは実施例1に示したように、波長が405nmでの励起であるためであり、波長が396nmでの励起の場合は、Smが0に近い場合も高いEQEが得られと考えられる。波長が405nmでの励起においては、Smの量を増加させていくとEQEが上昇した。しかし、Smの量を増加させすぎると、波長が405nmでの励起であってもIQEが低下し、結果としてEQEも低下した。以上の結果とさらなる発明者等の検討によると、Smの量、すなわちyを0以上且つ0.05以下とすることによりEQEを向上させることができた。さらに、Smの量、すなわちyを0.04以下とすることによりEQEを向上させることができた。特に、波長が405nmでの励起の場合に、Smの量、すなわちyを0.01以上とすることによりEQEを向上させることができた。
試料4、試料32および試料33は、元素Bのアルカリ金属として、Li、NaおよびKを用いた場合の比較である。LiとNaはほぼ同等のEQEを、また、KはLiとNaよりはEQEが若干低いが、良好な特性を示した。
試料4、および試料34、試料35、試料36は、元素LnのEuおよびSm以外の希土類金属元素としてGd、La、YおよびLuを用いた場合の比較である。EQEはGdを用いた場合が最も高く、Y、Lu、およびLaの順で低下した。
試料4および試料37は、元素DとしてNbおよびTaを用いた場合の比較である。Nbを用いた方がEQEが高かった。
試料38、試料39、試料4、試料40および試料41は、添加物として用いるLiOの量を増加させた場合である。LiOの添加によりEQEが向上するが、添加量が増えすぎると、逆にEQEが低下した。以上の結果とさらなる発明者等の検討によると、LiO、すなわち添加物の量が0を超えることによってEQEを向上させることができた。また、LiO、すなわち添加物の量(重量%)を0.05、0.1または0.2以上とすることにより、EQEを向上させることができた。また、LiO、すなわち添加物の量(重量%)を1.5、1.3または1.0wt%以下とすることにより、EQEを向上させることができた。
試料4、試料42、試料43、試料44、試料45および試料46は、添加物としてLiO、NaO、KO、LiF、MgF、ZnFを用いた場合である。いずれの試料も、これらと同じ材料組成で添加物を加えていない試料38と比較してEQEが高くなり、添加の効果が認められた。
〔実施例3〕
実施例1の試料2の粉末を用意し、これをジメチルシリコーン樹脂に10重量%の割合で加え、三本ロール混練機にて混練して、未硬化状態の蛍光体樹脂混合物を得た。
次に、中心波長が405nmで発光するLEDチップを用意し、このLEDチップが上述した蛍光体樹脂混合物で覆われた状態にして加熱し、樹脂を硬化させ、LED装置を完成した。このLED装置において、LEDチップに通電して発光させたところ、赤色光として観察できる事を確認した。
本開示の蛍光体材料は、例えば、近紫外から青色光の波長領域で励起可能であり、高効率でかつ温度特性に優れるため、種々の用途で有用である。具体的には、発光ダイオードや、半導体レーザーダイオードと蛍光体とを用いるプロジェクター光源や車載用ヘッドランプ光源、白色LED照明光源等に用いることができる。
10 発光装置
11 LD(半導体レーザーダイオード)
12 第1の蛍光体材料
13 第2の蛍光体材料
14 第3の蛍光体材料
15 バインダー
16 入射光学系

Claims (7)

  1. 主成分がA2−v−w−x−yLnEuSm2−zで表され、Aはアルカリ土類金属元素からなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、Bはアルカリ金属元素からなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、LnはEuおよびSmを除く希土類元素からなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、MはWおよびMoからなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、DはNbおよびTaからなる群より選ばれた1種類以上の元素であり、
    v、w、x、yおよびzは、
    0≦v≦0.5
    0.15≦x+y≦0.7
    0≦y≦0.05
    0<z≦1.7
    かつw+x+y=v+zを満たす、蛍光体材料。
  2. さらに、副成分として、LiO、NaO、KO、LiF、MgF、およびZnFからなる群より選ばれた1種類以上の化合物を、0.1重量%以上且つ1.0重量%以下の範囲内で含む、請求項1に記載の蛍光体材料。
  3. vおよびzは、
    0<v≦0.33
    0.5≦z≦1.5
    を満たす、請求項1または2に記載の蛍光体材料。
  4. yは、0.01≦y≦0.05を満たす、請求項1から3のいずれか1項に記載の蛍光体材料。
  5. AがCaであり、BがLiおよびNaからなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、LnがGdおよびYからなる群より選ばれた一種類以上の元素であり、MがWであり、DがNbである、請求項1から4のいずれか1項に記載の蛍光体材料。
  6. 前記蛍光体材料は、粉末を成形し、焼結させた焼結体である、請求項1から5のいずれか1項に記載の蛍光体材料。
  7. 励起光源と、前記励起光源からの励起光を吸収して発光する請求項1から6のいずれか1項に記載の蛍光体材料と、を備えた、発光装置。
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