JP2016532707A - 新規トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン誘導体 - Google Patents

新規トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)[式中、R1〜R4は、明細書における及び特許請求の範囲におけるように定義される]で表される化合物に関する。式(I)で表される化合物は、医薬として使用することができる。

Description

本発明は、哺乳動物の治療及び/又は予防に有用な有機化合物、特に、カンナビノイド受容体2の選択的アゴニストである化合物に関する。
本発明は、特に、式(I):
Figure 2016532707

[式中、
は、ハロアルキル、ハロフェニル、アルコキシフェニル、アルキル−1,2,5−オキサジアゾリル、ハロアルキルフェニル、アルキルスルホニルフェニル、ハロピリジニル又はアルキルテトラゾリルであり;
は、シクロアルキル、イソプロピル、アルケニル、ピペリジニル、アルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、シクロアルキルアミノ、アルキルオキセタニルアミノ、モルホリニル、(シクロアルキル)(アルキル)アミノ、ハロアルキルオキシ、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルキルオキシ、オキセタニルオキシ、アルキルオキセタニルアルキルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、ヒドロキシアルキルオキシ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアルキルスルファニル、ヒドロキシアルキルスルホニル又はアルコキシアルキルスルホニルであり;
及びRは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルアミノ及びアルキルから独立して選択されるが、但し、R及びRは、共に同時に水素ではなく;そして
nは、1又は2である]
で表される化合物であって、
但し、(S)−1−[3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−ピロリジン−3−オールを除く化合物又はその薬学的に許容し得る塩若しくはエステルに関する。
式(I)の化合物は、例えば、疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢性黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は肝腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防に特に有用である。
カンナビノイド受容体は、Gタンパク質結合受容体スーパーファミリーに属する細胞膜受容体のクラスの1つである。現在のところ、カンナビノイド受容体1(CB1)とカンナビノイド受容体2(CB2)と呼ばれる2種類のサブタイプが知られている。CB1受容体は、主に、中枢神経(すなわち、扁桃体、小脳、海馬)系で発現しており、末梢においては、その量はより少ない。CNR2遺伝子によりコードされるCB2は、大部分がマクロファージ及びT細胞などの免疫系の細胞(非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3)及び消化管系(非特許文献4)の末梢で発現している。CB2受容体は、また、脳内に広く分布しており、主に小膠細胞に見出されるが、神経細胞には見出されない(非特許文献5)。
ここ十年間、CB2受容体アゴニストへの関心が着実に高まっているが(現在、特許出願数30〜40/年)、その理由は、いくつかの開発初期化合物が、慢性疼痛(非特許文献6)、アテローム性動脈硬化症(非特許文献7)、骨量の制御(非特許文献8)、神経炎症(非特許文献9)、虚血/再灌流傷害(非特許文献10)、全身性線維症(非特許文献11、非特許文献12)、肝線維症(非特許文献13、非特許文献14)を含む、多数のヒトの疾患の前臨床モデルに対して有益な効果を有することが示されたという事実によるものである。
虚血/再灌流(I/R)傷害は、卒中、心筋梗塞、心肺バイパス法及びその他の血管手術、ならびに臓器移植などの状態において生じる、組織損傷の主要な原因であって、様々な病因の循環性ショックの過程を悪化させる末期臓器障害の主要機序でもある。これらの状態は全て、結果として組織の酸素化不良を生じさせる、正常な血液供給の崩壊を特徴とする。再酸素化、例えば、再灌流は、正常な組織の酸素化を回復するための最終的な治療法である。しかし、血液から酸素及び栄養が供給されなければ、血液循環が回復してもさらなる組織損傷を生じる状態をもたらす。再灌流傷害の損傷は、損傷した組織の炎症反応に一部起因する。新たに回復した血液によってその領域に運ばれた白血球は、組織損傷に応答して、多くの炎症性因子、例えば、インターロイキンならびにフリーラジカルを放出する。回復した血流は、細胞内に酸素を再導入し、これは、細胞タンパク質、DNA及び細胞膜に損傷を与える。
遠隔虚血プレコンディショニング(RIPC)は、虚血及び再灌流により生じる損傷に対して身体の内因性の防御能力を利用する戦略である。それは、1つの臓器又は組織の一過性の非致死的虚血及び再灌流によって、遠隔臓器又は組織において、その後の「致死的」な虚血再灌流傷害のエピソードに対する耐性が付与されるという興味深い現象である。1つの臓器又は組織の一過性の虚血及び再灌流によって防御が付与されるその実際の機序は現在のところ分かっていないが、いくつかの仮説が提唱されている。
体液性仮説は、遠隔臓器又は組織において生成された内因性物質(例えば、アデノシン、ブラジキニン、オピオイド、CGRP、内在性カンナビノイド、アンギオテンシンI、又はまだ同定されていないその他の体液性因子)が血流に侵入して、標的組織においてその各受容体を活性化し、それによって、虚血プレコンディショニングに関わる心臓保護の様々な細胞内経路が回復すると提唱している。
最近のデータは、内在性カンナビノイド及びその受容体、特に、CB2がプレコンディショニングに関与し、炎症反応のダウンレギュレーションによる再灌流傷害の抑制に寄与しうることを示している(非特許文献15)。具体的には、CB2ツールアゴニストを使用する最近の研究から、心臓(非特許文献16)、脳(非特許文献17)、肝臓(非特許文献18)及び腎臓(非特許文献19)のI/R傷害を低下させる場合にこの概念の有効性が実証された。
さらに、ここ数年にわたり、CB2が亜慢性と慢性の状況においても関心事となりうることを示す文献が増えている。CB1及びCB2の特定のアップレギュレーションが、線維症を伴う慢性疾患の動物モデルにおいて関連性を有すること(非特許文献20、非特許文献21)、また、線維症の進行の原因となる筋線維芽細胞においてCB2の発現が関係していることが示された。
選択的CB2アゴニストによるCB2受容体の活性化は、実際に、びまん性全身性硬化症において抗線維化効果をもたらすことが示され(非特許文献22)、CB2受容体が、実験的な皮膚線維化(非特許文献23)及び肝臓の病態生理学(慢性肝疾患と関連する線維形成を含む)(非特許文献24、非特許文献25、非特許文献26)において重要なターゲットとして浮上した。
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本発明の化合物は、CB2受容体に結合して、該受容体を調節し、かつ、より低いCB1受容体活性を有する。
本明細書において、用語「アルキル」は、単独で又は組み合わされて、1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基、特定には、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基、より特定には、1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル基を示す。直鎖状及び分岐鎖状C〜Cアルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、異性体ペンチル類、異性体ヘキシル類、異性体ヘプチル類及び異性体オクチル類である。アルキルの特定の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル及びネオペンチルである。
用語「シクロアルキル」は、単独で又は組み合わされて、3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル環、特定には、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル環を示す。シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルである。「シクロアルキル」の特定の例は、シクロプロピル及びシクロブチルである。
用語「アルケニル」は、単独又は組み合わされて、オレフィン性結合及び炭素原子を8個まで、好ましくは6個まで、特に好ましくは4個まで含む直鎖状又は分岐鎖状炭化水素基を意味する。アルケニル基の例は、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル及びイソブテニルである。
好ましい例は、2−プロペニルである。
用語「アルキニル」は、単独又は組み合わされて、三重結合及び炭素原子を8個まで、好ましくは6個まで、特に好ましくは4個まで含む直鎖状又は分岐鎖状炭化水素基を意味する。アルキニル基の特定の例は、プロピニルである。
用語「アルコキシ」は、単独又は組み合わされて、式:アルキル−O−(式中、用語「アルキル」は前記で示した意味を有する)の基を意味し、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ及びtert−ブトキシである。特定の「アルコキシ」は、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、イソブチルオキシ、tert−ブチルオキシ及びネオペンチルオキシである。
用語「ハロゲン」又は「ハロ」は、単独で又は組み合わされて、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特定には、フッ素、塩素又は臭素、より特定には、フッ素及び塩素を示す。用語「ハロ」は、別の基との組み合わせにおいて、前記基が、少なくとも1個のハロゲンで置換されていること、特定には、1〜5個のハロゲン、特定には、1〜4個のハロゲン、すなわち、1、2、3又は4個のハロゲンで置換されていることを示す。特定の「ハロゲン」は、フッ素、塩素及び臭素である。
用語「ハロアルキル」は、単独で又は組み合わされて、少なくとも1個のハロゲンで置換されている、特定には、1〜5個のハロゲン、特定には、1〜3個のハロゲンで置換されているアルキル基を示す。具体的な「ハロアルキル」は、トリフルオロメチル、トリフルオロエチル及びトリフルオロプロピルである。
用語「ハロアルキルオキシ」又は「ハロアルコキシ」は、単独又は組み合わされて、少なくとも1個のハロゲンで、特定には1〜5個のハロゲンで置換されている、特定には1〜3個のハロゲンで置換されているアルキルオキシ基を示す。特定の「ハロアルキルオキシ」は、トリフルオロエチルオキシ、トリフルオロプロピルオキシ、フルオロエチルオキシ、ジフルオロエチルオキシ及びジフルオロプロピルオキシである。
用語「ヒドロキシル」及び「ヒドロキシ」は、単独で又は組み合わされて、−OH基を示す。
用語「オキシ」は、単独で又は組み合わされて、−O−基を示す。
用語「アミノ」は、単独又は組み合わされて、第一級アミノ基(−NH)、第二級アミノ基(−NH−)、又は第三級アミノ基(−N−)を示す。
特定のアミノは、−NH−である。
用語「スルホニル」は、単独で又は組み合わされて、−S(O)−基を示す。
用語「スルファニル」は、単独で又は組み合わされて、−S−基を示す。
用語「薬学的に許容しうる塩」は、遊離塩基又は遊離酸の生物学的効果及び特性を保持し、生物学的にも又はその他の点でも望ましくないことはない塩を指す。塩は、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、具体的には、塩酸と、そして、有機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、N−アセチルシステインと形成される。また、これらの塩は、遊離酸に無機塩基又は有機塩基を付加させることにより調製してもよい。無機塩基から誘導される塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム塩が含まれるが、これらに限定されない。有機塩基から誘導される塩としては、第一級、第二級及び第三級アミン、天然の置換アミンを含む置換アミン、環状アミン及び塩基性イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リシン、アルギニン、N−エチルピペリジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂の塩が含まれるが、これらに限定されない。式(I)の化合物は、両性イオンの形態であってもよい。式(I)の化合物の特に好ましい薬学的に許容しうる塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸及びメタンスルホン酸の塩である。
「薬学的に許容しうるエステル」は、一般式(I)の化合物の官能基を誘導化して、in vivoで親化合物に再変換することができる誘導体を提供することができることを意味する。そのような化合物の例は、メトキシメチルエステル、メチルチオメチルエステル及びピバロイルオキシメチルエステルなどの生理学的に許容し得かつ代謝的に不安定なエステル誘導体を含む。また、in vivoで一般式(I)の親化合物を生成することができる代謝的に不安定なエステルと類似する、一般式(I)の化合物の任意の生理学的に許容しうる等価体も本発明の範囲内である。
出発物質又は式(I)の化合物の1つが、1つ又は複数の反応工程の反応条件下で安定でないか又は反応性である1つ又は複数の官能基を含有するのであれば、適切な保護基(例えば、"Protective Groups in Organic Chemistry" by T. W. Greene and P. G. M. Wuts, 3rd Ed., 1999, Wiley, New York に記載されるような保護基)を、当技術分野においてよく知られた方法を適用して、重要な工程の前に導入することができる。そのような保護基は、文献に記載される標準的な方法を使用して、合成の後の段階で除去することができる。保護基の例は、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、9−フルオレニルメチルカルバメート(Fmoc)、2−トリメチルシリルエチルカルバメート(Teoc)、カルボベンジルオキシ(Cbz)及びp−メトキシベンジルオキシカルボニル(Moz)である。
式(I)の化合物は、いくつかの不斉中心を含有することができ、光学的に純粋なエナンチオマー、エナンチオマーの混合物、例えば、ラセミ体など、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体のラセミ体又はジアステレオ異性体のラセミ体の混合物の形態で存在することができる。
用語「不斉炭素原子」は、4個の異なる置換基を有する炭素原子を意味する。Cahn-Ingold-Prelog規則に従って、不斉炭素原子は、「R」又は「S」立体配置をとることができる。
本発明は、特に、以下に関する:
が、ハロフェニル、アルコキシフェニル、アルキル−1,2,5−オキサジアゾリル、ハロアルキルフェニル、アルキルスルホニルフェニル、ハロピリジニル又はアルキルテトラゾリルである、式(I)の化合物;
が、ハロフェニル、ハロアルキルフェニル又はアルキルスルホニルフェニルである、式(I)の化合物;
が、クロロフェニル、トリフルオロメチルフェニル又はメチルスルホニルフェニルである、式(I)の化合物;
が、シクロアルキル、イソプロピル、アルキルアミノ、アルコキシ、ハロアルキルオキシ又はアルキルスルファニルである、式(I)の化合物;
が、シクロブチル、イソプロピル、tert−ブチルアミノ、ペンチルオキシ、イソプロピルオキシ、トリフルオロエチルオキシ、トリフルオロプロピルオキシ、エチルスルファニル又はtert−ブチルスルファニルである、式(I)の化合物;
及びRが、水素、ハロゲン及びヒドロキシルから独立して選択される、式(I)の化合物;
及びRの一方が、水素であり、そして他方がヒドロキシルであるか、又はR及びRが共に同時にハロゲンである、式(I)の化合物;そして
及びRの一方が、水素であり、そして他方がヒドロキシルであるか、又はR及びRが共に同時にフッ素である、式(I)の化合物。
さらに、本発明は、特に、下記から選択される式(I)の化合物に関する:
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[[5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパ−1−エン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5,7−ジ(ピペリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
5−(アゼチジン−1−イル)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−ピロリジン−1−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−N−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(3−メチルオキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
4−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]モルホリン;
N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(オキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−N−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−tert−ブチル−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
(3R)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
(3S)−3−メチル−1−[5−モルホリン−4−イル−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
(3S)−3−メチル−1−[3−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3R)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
(3R)−3−メチル−1−[5−モルホリン−4−イル−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3R)−3−メチル−1−[3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3R)−3−メチル−1−[3−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エトキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−ブトキシ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−フルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(シクロプロピルメトキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチルオキシ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(オキセタン−3−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジフルオロプロポキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパ−2−インオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(1−メトキシプロパン−2−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]オキシ−2−メチルプロパン−2−オール;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロポキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
(3S)−1−[3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
2−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール;
5−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(1−シクロプロピルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
N−[(3S)−1−[3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
N−[(3S)−1−[3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−tert−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−ベンジルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
2−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルファニルエタノール;
1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルファニルプロパン−2−オール;
5−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
5−ブチルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルホニルプロパン−2−オール;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メトキシエチルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;及び
N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド。
さらに、本発明は、特に、下記から選択される式(I)の化合物に関する:
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;及び
5−tert−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン。
の定義において、ハロアルキルオキシは、特にトリフルオロエチルオキシ、トリフルオロプロピルオキシ、ジフルオロエチルオキシ、フルオロエチルオキシ又はジフルオロプロピルオキシであり、そして特にトリフルオロプロピルオキシ、ジフルオロエチルオキシ、フルオロエチルイルオキシ又はジフルオロプロピルオキシである。
略語:
本記載において、以下の略語が使用される:
MS=質量分析;EI=電子イオン化;ESI=エレクトロスプレー;NMR=核磁気共鳴;DBU=1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン;DCM=ジクロロメタン;DEAD=ジエチルアゾジカルボキシラート;DIAD=ジイソプロピルアゾジカルボキシラート;DIPEA=ジイソプロピルエチルアミン;DMA=ジメチルアセトアミド;DMF=ジメチルホルムアミド;DMSO=ジメチル−スルホキシド;dppf=1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;HATU=2−(3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)−1,1,3,3−テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスファート(V);HBTU=O−ベンゾトリアゾール−N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウム−ヘキサフルオロ−ホスファート;HPLC=LC=高速液体クロマトグラフィー;m−CPBA=メタ−クロロペルオキシ安息香酸;NMP=N−メチルピロリジン;PMB=パラ−メトキシベンジル;TBTU=O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウム−テトラフルオロボラート;TBME=メチルtert−ブチルエーテル、TFA=トリフルオロ酢酸;THF=テトラヒドロフラン;tlc=薄層クロマトグラフィー;CAN=CAS登録番号。
本発明の式(I)の化合物の調製は、逐次又は収束合成経路で実施され得る。本発明の化合物の合成を以下のスキームに示す。本反応及び生じた生成物の精製を実施するのに必要な技能は、当業者に公知である。以下のプロセスの説明において使用される置換基及び指数は、特に反対の記載のない限り、先に本明細書に示した意味を有する。詳細に述べると、式(I)の化合物は、以下に示す方法によって、実施例に示す方法によって、又は同様の方法によって製造され得る。個別の反応工程についての適切な反応条件は、当業者に公知である。また、本記載の反応に影響を与える文献に記載されている反応条件については、例えば、Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition, Richard C. Larock. John Wiley & Sons, New York, NY. 1999を参照されたい。本発明者らは、溶媒の存在下又は非存在下で反応を実施することが好都合であることを見いだした。用いられる溶媒の性質について特定の制限はないが、溶媒は、関与する反応又は試薬に悪影響を及ぼさないものであって、かつ、試薬を少なくともある程度溶解させることができるものとする。本記載の反応は広範な温度で実施することができ、正確な反応温度は本発明にとって重要ではない。本記載の反応は、−78℃〜還流の間の温度範囲で実施することが好都合である。また、反応に必要な時間は、多くの要因、とりわけ、反応温度及び試薬の性質に応じて広く変更され得る。しかしながら、本記載の中間体及び化合物を生成するには、通常、0.5時間〜数日の期間で十分であろう。反応シーケンスは、スキームに表示したものに限定されず、出発物質及びそれらの各反応性に応じて、反応工程のシーケンスは自由に変更され得る。出発物質は、市販のものであるか、あるいは以下に示す方法と同様の方法によって、本記載若しくは実施例で引用した参考文献に記載されている方法によって、又は当技術分野において公知の方法によって調製され得るかのいずれかである。
特に指示のない限り、R〜R及びnは、以下のスキームにおいて、上述したものと同じ意味を有する。
スキーム1
=シクロアルキル、イソプロピル又はアルケニル;A=CH
Figure 2016532707
a) ハロゲン化物IIは、市販のものであるか又は当技術分野において公知の方法に従って合成され得るかのいずれかである。これらのハロゲン化物IIを、好適な溶媒(アセトニトリル、エタノール又はDMFなど)中でアジ化ナトリウムと簡便に反応させて、アジド誘導体IIIを与える。代わりの好ましい条件は、DMA、NMP又はDMSOのような溶媒の使用を含み、さらにより好ましいのはNMP及びDMSOである。NMP及びDMSOのような極性非プロトン溶媒中では、アルキル化は、通常、例えば、アセトニトリル中よりも低い温度で、しばしば室温〜40℃で実施され得(これは、例えば、BnCl、1−クロロ−2−(クロロメチル)ベンゼン又はPMB−Clの場合である;これは、当然ながらハロゲン化物IIの反応性に依存する)、それ故、良好なプロセス安全性ウィンドウを提供することができる(注意、有機アジドは、当然ながら潜在的に危険であることが知られており、プロセス安全性は常に注意深く検討する必要がある)。水の添加は、アジ化ナトリウムの溶解性を高めることから有益であり、NaN3の硬い塊を溶解することを補助するのでよりロバストな動力学的プロファイルを提供することができる。これはまた、最終アジド反応混合物の良好な濾過性を導き得る。反応混合物の濾過は、例えば、その後の付加環化を小チャネルリアクター中にて連続モードで実施する場合に必要となり得る。アジドは単離せず、その溶液を次の工程に導入することが最も良い。これはまた、安全性の問題も導き得る単離作業を回避する。
b) トリアゾール誘導体IVは、好適な溶媒(メタノール、エタノール又はDMFなど)中、適切な塩基(ナトリウムメトキシド又はナトリウムエトキシドなど)の存在下での、アジド誘導体IIIと2−シアノアセトアミドの[3+2]付加環化によって調製され得る。代わりの好ましい条件は、NMP又はDMSOのような溶媒中、水酸化ナトリウムの存在下で、アジドと2−シアノアセトアミドを反応させることを含む。バッチプロセスは、通常、室温〜50℃、好ましくは、室温〜40℃で実施される(注意、プロセス安全性は常に注意深く検討する必要がある)。付加環化プロセスはまた、連続モードに修正可能であり(関連する文献例については、Org. Process Res. Dev., 2009, 13 (6), pp 1401-1406 を参照されたい)、この場合、反応温度を、50℃よりも高く、例えば(特に限定されないが)、50℃〜90℃、好ましくは、60℃〜70℃に昇温することができる。
c) トリアゾールIVを、塩基(ピリジン、DIPEA、NEtなど)の存在下、溶媒(DCM、DMFなど)の存在下又は非存在下で、適切な酸塩化物(市販されているか又は当技術分野において公知である)と簡便に反応させて、トリアゾール誘導体Vに到達することができる。
d) トリアゾールVの環化は、塩基性条件下で簡便に行われ得る。それは、この反応を、塩基の存在下の水性条件下で実施する利点を提供する。好適な塩基は、NaHCO又はKHCOなどである。これによってトリアゾロピリミジン誘導体VIへと到達した。
e) 塩化物VIIは、適切な塩基(N,N−ジエチルアニリン、ルチジン又はピリジンなど)の存在下での、VIと塩素化試薬(POCl、SOCl又は(COCl)など)の反応によって得られ得る。代わりの好ましい条件は、塩素化試薬としてのビルスマイヤー(Vislmeier)試薬の使用を含む。これはまた、塩化オキサリルとDMFを反応させることによってインサイチューで生成され得る。塩素化は、例えば、アセトニトリル、DCM又はAcOEt中、好ましくは、DCM中で実施され得る。これらの条件は、温和な反応温度を可能にし、そして、例えば、後処理時の過剰なPOClのクエンチを回避することができる。粗生成物を次の工程に導入することができる。
f) VIIを、好適な溶媒(アセトニトリル、メタノール、トルエン又はDMFなど)中、適切な塩基(トリエチルアミン、DIPEA又はDBUなど)の存在下で、様々な求核剤、特にアミンと簡便に反応させて、トリアゾロ−ピリミジン誘導体Iを生成する。
これらの誘導体は、最終化合物であってもよいが、しかし、好ましくは、R−Aが置換ベンジル基(p−メトキシベンジルなど)である場合、これらの基をTFA、CAN、水素化などで開裂させて、誘導体(式中、R−Aは、Hで置換されている)に到達することができる。ベンジル基は、標準的な水素化分解条件下、また、例えば、酸の存在下で開裂され得る。
トリアゾール誘導体(式中、R−Aは、Hで置換されている)を、簡便には、溶媒(DMF、ジオキサン又はトルエンなど)中、好適な塩基(DIPEA、DBU、KCO又はCsCOなど)の存在下でハロゲン化物(又はスルホナート)と反応させるか、あるいは、適切な溶媒(THF、DCM、トルエンなど)中、好適なジアゾジカルボキシラート(DEAD、DIADなど)及びホスフィン(PBu又はPPhなど)を使用した光延反応条件下でアルコールと反応させて、最終トリアゾロピリミジン誘導体Iを得る。
スキーム2
は、上に定義したとおりであるが、シクロアルキルでもイソプロピルでも、アルケニルでもない;A=CH
Figure 2016532707
a) トリアゾールIVを、塩基(NaOEtなど)の存在下、溶媒(エタノール、ジオキサンなど)の存在下又は非存在下で、炭酸ジエチル(又は任意の他の好適なC1−フラグメント、市販されているか又は当技術分野において公知である)と簡便に反応させて、トリアゾロピリミジン誘導体VIIIに到達することができる。
b) 塩化物IXは、適切な塩基(N,N−ジエチルアニリン、ルチジン又はピリジンなど)の存在下での、VIIIと塩素化試薬(POCl、SOCl又は(COCl)など)の反応によって得られ得る。代わりの好ましい条件は、塩素化試薬としてのビルスマイヤー試薬の使用を含む。これはまた、塩化オキサリルとDMFを反応させることによってインサイチューで生成され得る。塩素化は、例えば、アセトニトリル、DCM又はAcOEt中、好ましくは、DCM中で実施され得る。粗生成物を次の工程に導入することができる。
c) 塩化物IXと適切なアミンとの求核置換は、塩基(DIPEA、NEtなど)及び溶媒(DCM、ジオキサン、DMFなど)の存在下又は非存在下で実施され、トリアゾロピリミジンXに到達することができる。
d) トリアゾロピリミジンXと適切なアミン、硫化物又はアルコールとの求核置換は、塩基(DBU、DIPEA、NaH、CsCOなど)及び溶媒(DCM、THF、ジオキサン、DMFなど)の存在下又は非存在下で実施され、トリアゾロピリミジンIに到達することができる。
これらの誘導体は、最終化合物であってもよいが、しかし、好ましくは、R−Aが置換ベンジル基(p−メトキシベンジルなど)である場合、これらの基をTFA、CAN、水素化などで開裂させて、誘導体(式中、R−Aは、Hで置換されている)に到達することができる。ベンジル基は、標準的な水素化分解条件下、また、例えば、酸の存在下で開裂され得る。
トリアゾール誘導体(式中、R−Aは、Hで置換されている)は、簡便には、溶媒(DMF、ジオキサン又はトルエンなど)中、好適な塩基(DIPEA、DBU、KCO又はCsCOなど)の存在下でハロゲン化物(又はスルホナート)と反応させるか、あるいは、適切な溶媒(THF、DCM、トルエンなど)中、好適なジアゾジカルボキシラート(DEAD、DIADなど)及びホスフィン(PBu又はPPhなど)を使用した光延反応条件下でアルコールと反応させて、最終トリアゾロピリミジン誘導体Iを得る。
式I(式中、Rは、上に定義されるような硫黄含有基(例えば、スルファニル)である)の化合物は、m−CPBAで簡便に酸化されて、式Iのスルホンを与えることができる。
本発明はまた、式(I)の化合物の調製のためのプロセスであって、以下の工程の1つを含むプロセスに関する:
(a) 式(A1):
Figure 2016532707

で表される化合物を、式(A2):
Figure 2016532707

[式中、Rは、イソプロピル、シクロアルキル又はアルケニルであり、そして、R、R、R及びnは、上に定義されるとおりである]
で表される化合物の存在下で反応させること;
(b) 式(B):
Figure 2016532707

で表される化合物を、RCH
[式中、Xは、ハロゲン、ヒドロキシル又はスルホナート基であり、Rは、イソプロピル、シクロアルキル又はアルケニルであり、そして、R〜R及びnは、上に定義されるとおりである]
の存在下で反応させること;又は
(c) 式(C):
Figure 2016532707

で表される化合物を、R−H
[式中、Rは、ピペリジニル、アルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、シクロアルキルアミノ、アルキルオキセタニルアミノ、モルホリニル、(シクロアルキル)(アルキル)アミノ、ハロアルキルオキシ、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルキルオキシ、オキセタニルオキシ、アルキルオキセタニルアルキルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、ヒドロキシアルキルオキシ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアルキルスルファニル、ヒドロキシアルキルスルホニル又はアルコキシアルキルスルホニルであり、そして、R、R、R及びnは、上に定義されるとおりである]
の存在下で反応させること。
工程(a)は、好ましくは、トリエチルアミン、DIPEA又はDBUなどの適切な塩基の存在下で実施される。
工程(a)は、好ましくは、アセトニトリル、メタノール、トルエン又はDMFなどの好適な溶媒中で実施される。
工程(b)は、好ましくは、DIPEA、DBU、KCO又はCsCOなどの好適な塩基の存在下で実施される。
工程(b)は、好ましくは、DMF、ジオキサン又はトルエンなどの溶媒中で実施される。
Xがヒドロキシル基である場合、工程(b)は、好適なジアゾジカルボキシラート(例えば、DEAD、DIAD)及びホスフィン(PBu又はPPhなど)を使用した光延反応条件下で実施され得る。反応は、THF、DCM又はトルエンなどの適切な溶媒中で行われ得る。
工程(c)は、塩基(例えば、DBU、DIPEA、NaH又はCsCO)の存在下又は非存在下で実施され得る。
工程(c)は、溶媒(DCM、THF、ジオキサン、DMF)の存在下で実施され得る。
本発明の別の実施態様は、本発明の化合物及び治療上不活性な担体、希釈剤又は賦形剤を含有する医薬組成物又は医薬、ならびにそのような組成物及び医薬を調製するための本発明の化合物を使用する方法を提供する。一例として、式(I)の化合物は、周囲温度、適切なpH及び所望の純度で、生理学的に許容しうる担体、すなわち、ガレヌス投与剤形に用いられる用量及び濃度でレシピエントに非毒性である担体と混合することにより製剤化してもよい。製剤のpHは、主に、特定の用途及び化合物の濃度に依存するが、好ましくは、約3〜約8の範囲である。一例として、式(I)の化合物は、酢酸緩衝液中、pH5で製剤化される。別の実施形態において、式(I)の化合物は無菌である。当該化合物は、例えば、固体又は非晶質組成物として、凍結乾燥製剤として、又は水溶液として保存してよい。
組成物は、医療実施基準(good medical practice)に合致するように製剤化、調薬及び投与される。この状況において考慮される要因としては、処置される特定の障害、処置される特定の哺乳類、個々の患者の臨床状態、障害の原因、薬剤の送達部位、投与方法、投与計画及び医師に公知の他の要因が挙げられる。
本発明の化合物は、経口、局所(口腔及び舌下を含む)、直腸、膣内、経皮、非経口、皮下、腹腔内、肺内、皮内、髄腔内及び硬膜外及び鼻腔内、ならびに局所処置が望まれる場合、病巣内投与を含む、任意の適切な手段により投与してもよい。非経口注入には、筋肉内、静脈内、動脈内、腹腔内又は皮下投与が含まれる。
本発明の化合物は、任意の簡便な投与剤形、例えば、錠剤、粉剤、カプセル剤、液剤、分散剤、懸濁剤、シロップ剤、スプレー剤、坐剤、ゲル剤、乳剤、パッチ剤などで投与してもよい。そのような組成物は、医薬品で慣用の成分、例えば、希釈剤、担体、pH調整剤、甘味料、増量剤及びさらなる活性剤を含有してもよい。
典型的な製剤は、本発明の化合物及び担体又は賦形剤を混合することにより調製される。適切な担体及び賦形剤は、当業者によく知られており、例えば、Ansel, Howard C., et al., Ansel's Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems. Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2004; Gennaro, Alfonso R., et al. Remington: The Science and Practice of Pharmacy. Philadelphia: Lippincott, Williams & Wilkins, 2000; and Rowe, Raymond C. Handbook of Pharmaceutical Excipients. Chicago, Pharmaceutical Press, 2005 に詳述されている。製剤は、また、薬物(すなわち、本発明の化合物又はその医薬組成物)の美しい体裁を提供するために、又は薬品(すなわち、医薬)の製造を補助するために、1つ又は複数の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、湿潤剤、潤滑剤、乳化剤、懸濁剤、防腐剤、抗酸化剤、混濁剤(opaquing agent)、流動促進剤、加工助剤、着色剤、甘味料、芳香剤、香味料、希釈剤及びその他の公知の添加物を含んでもよい。
また、本発明は、特に、以下に関する:
疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための式(I)の化合物の使用;
疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための医薬の調製のための式(I)に係る化合物の使用;
疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための式(I)の化合物;及び
疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための方法であって、それを必要とする患者に有効量の式(I)の化合物を投与することを含む方法。
本発明は、特に、虚血、再灌流傷害、肝線維症又は腎線維症、特に、虚血又は再灌流傷害の治療又は予防のための、式(I)の化合物に関する。
本発明は、さらに、本発明の製造法により製造される、式(I)の化合物を対象とする。
本発明は、これから、限定性を持たない以下の実施例により説明される。
実施例1
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド
Figure 2016532707

アセトニトリル(48.7mL)中の1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼン(5g、24.3mmol)とアジ化ナトリウム(2.37g、36.5mmol)の混合物を、N雰囲気下で3時間還流した。次に、混合物を濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物をDCMで希釈し、HO及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、粗 1−(アジドメチル)−2−クロロベンゼンを与えた。残留物を、さらに精製することなく次の反応に用いた。エタノール(43.3mL)中の上記の粗残留物、2−シアノアセトアミド(1.82g、21.7mmol)及びナトリウムエタノラート(1.47g、21.7mmol)の混合物を、N雰囲気下で3時間還流した。混合物を真空下で濃縮し、4M AcOH水溶液で希釈し、そして濾過した。残留物をHOで洗浄し、真空下で乾燥させて、標記化合物を淡橙色の固体として与えた(5.10g、2工程で94%)。MS(m/e):252.1(MH)。
b) 1−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(シクロブタンカルボニルアミノ)トリアゾール−4−カルボキサミド
Figure 2016532707

ピリジン(30mL)中の5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(1.1g、粗)とシクロブタンカルボニルクロリド(777mg、748μl、6.56mmol)の混合物を、80℃に5時間加熱した。室温まで冷やした後、HCl(50mL、1M)を注意深く加え、そして混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして蒸発乾固させた。残留物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):333.7(MH)。
c) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
Figure 2016532707

水(60mL)中の1−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(シクロブタンカルボニルアミノ)トリアゾール−4−カルボキサミド(1.37g、粗)とKHCO(2.96g、29.6mmol)の混合物を、一晩加熱還流した。室温まで冷やした後、NaHCO水溶液(50mL、1N)を加え、そして混合物をTBME(3×125mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、そして蒸発乾固させた。残留物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物182mg(14%)を白色の固体として単離した。MS(m/e):357.2(MH)。
d) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
0℃で、3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(185mg、0.586mmol)、POCl(2.7g、17.6mmol)及びN,N−ジエチルアニリン(0.21g、1.41mmol)の混合物を、120℃に4時間加熱した。混合物を蒸発させ、残留物を氷/水(100mL)に注ぎ、そしてDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、そして蒸発させた。残留物をアセトニトリル(10mL)及び3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(295mg、2.05mmol)に溶解し、DIPEA(379mg、2.93mmol)を加え、そして混合物を室温で2日間撹拌した。混合物の蒸発後、残留物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物50mg(21%)を明黄色の固体として単離した。MS(m/e):405.2(MH)。
実施例2
5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 5−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド
Figure 2016532707

アセトニトリル(250mL)中の1−(クロロメチル)−4−メトキシベンゼン(20g、128mmol)とアジ化ナトリウム(12.5g、192mmol)の混合物を、N雰囲気下で5時間還流した。混合物を濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物をDCMで希釈し、HO及びブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空下で濃縮して、粗 1−(アジドメチル)−4−メトキシベンゼンを与えた。残留物を、さらに精製することなく次の反応に用いた。
エタノール(250mL)中の上記の粗残留物、2−シアノアセトアミド(10.8g、128mmol)及びナトリウムエタノラート(8.71g、128mmol)の混合物を、N雰囲気下で21時間還流した。混合物を真空下で濃縮し、4M AcOH水溶液で希釈し、そして濾過した。残留物をHOで洗浄し、真空下で乾燥させて、5−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミドを淡橙色の固体として与えた(26.5g、2工程で84%)。MS(m/e):248.1(MH)。
b) 5−(シクロプロパンカルボニルアミノ)−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾール−4−カルボキサミド
Figure 2016532707

ピリジン(8mL)中の5−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(1g、粗)及びシクロプロパンカルボニルクロリド(1.27g、12.1mmol)の混合物を、80℃に3時間加熱した。混合物を蒸発させ、メタノール(8mL)及びNaOH水溶液(1.5mL)を加え、そして80℃に1時間加熱した。混合物を冷却し、HCl水溶液(50mL、1M)に注ぎ、そして酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、蒸発させて、粗標記化合物を生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):316.5(MH)。
c) 5−シクロプロピル−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
Figure 2016532707

水(46mL)中の5−(シクロプロパンカルボニルアミノ)−1−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾール−4−カルボキサミド(1g、粗)とKHCO水溶液(2.36g、23.6mmol)の混合物を、一晩加熱還流した。室温まで冷やした後、混合物を濾過し、そして明黄色の固体を乾燥させた。濾液をDCM(3×125mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、そして蒸発させた。この残留物を、明黄色の固体と合わせて、標記化合物を明黄色の固体として生成した。MS(m/e):298.5(MH)。
d) 5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
5−シクロプロピル−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(0.32g、粗)、POCl(4.95g、32.3mmol)及びN,N−ジエチルアニリン(0.385g、2.58mmol)の混合物を、120℃に4時間加熱した。混合物を蒸発させ、残留物を氷/水(100mL)に注ぎ、そしてDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、そして蒸発させた。残留物をアセトニトリル(15mL)及び3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(847mg、5.9mmol)に溶解し、DIPEA(693mg、5.36mmol)を加え、そして混合物を室温で2日間撹拌した。混合物の蒸発後、残留物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物160mg(39%)を明黄色の固体として単離した。MS(m/e):387.2(MH)。
実施例3
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−イソプロピル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 1−(2−クロロ−ベンジル)−5−イソブチリルアミノ−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸アミド
Figure 2016532707

ピリジン(8mL)中の5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(1g、粗)とイソブチリルクロリド(1.27g、12.1mmol)の混合物を、80℃に3時間加熱した。混合物を蒸発させ、メタノール(8mL)及びNaOH水溶液(1.5mL)を加え、そして80℃に1時間加熱した。混合物を冷却し、HCl水溶液(50mL、1M)に注ぎ、そして酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、蒸発させて、粗標記化合物を明黄色の固体として生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):322.5(MH)。
b) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−イソプロピル−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
Figure 2016532707

水(50mL)中の1−(2−クロロ−(ベンジル)−5−イソブチリルアミノ−1H−[1,2,3]トリアゾール−4−カルボン酸アミド(1.37g、粗)とKHCO(4.37g、43.6mmol)の混合物を、120℃に一晩加熱した。室温まで冷やした後、混合物を濾過し、そして残留物を乾燥させて、粗標記化合物を白色の粉末として生成した。MS(m/e):304.5(MH)。
c) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−イソプロピル−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−イソプロピル−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(0.74g、粗)、POCl(8.97g、58.5mmol)及びN,N−ジエチルアニリン(0.698g、4.68mmol)の混合物を、120℃に2時間加熱した。混合物を蒸発させ、残留物を氷/水(100mL)に注ぎ、そしてDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、そして蒸発させた。残留物をアセトニトリル(10mL)及び3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(1.53g、10.6mmol)に溶解し、DIPEA(1.25g、9.68mmol)を加え、そして混合物を室温で2日間撹拌した。混合物の蒸発後、残留物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物154mg(20%)を黄色の油状物として単離した。MS(m/e):393.2(MH)。
実施例4
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−(4−メトキシベンジル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例2)(0.16g、0.41mmol)とTFA(2mL)の混合物を、80℃に2時間加熱した。混合物を蒸発させ、残留物をNaHCO水溶液(20mL、1M)に注ぎ、そして酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗標記化合物を橙色の固体として生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):267.1(MH)。
b) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
DMF(3mL)中の5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(55mg、粗)、1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼン(85mg、0.413mmol)及びDBU(94mg、0.62mmol)の混合物を、80℃に12時間加熱した。室温まで冷やした後、混合物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物8.1mg(10%、2工程)を暗緑色の固体として単離した。MS(m/e):391.2(MH)。
実施例5
3−[[5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例4)の合成について記載した手順と同様にして、5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−(ブロモメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから、標記化合物を明褐色の固体として調製した。MS(m/e):363.2(MH)。
実施例6
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパ−1−エン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン
Figure 2016532707

ピリジン(20mL)中の5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(3g、11.9mmol)及び1−クロロ−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イルアセタート(5.89g、35.8mmol)の混合物を、80℃に加熱し、そして3時間撹拌した。室温まで冷やした後、混合物を蒸発させ、HCl水溶液(50mL、1M)に注ぎ、そして酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして蒸発させた。KHCO(9.79g、97.8mmol)及び水(150mL)を加え、混合物を120℃に24時間加熱した。室温まで冷やした後、混合物をDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、標記化合物1.4g(4.47mmol、37%)を黄色の油状物として生成した。MS(m/e):361.2(MH)。
b) (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパ−1−エン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
0℃で、DMF(20mL)中の3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−6H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−オン(1.18g、3.7mmol)及びNaH(193mg、油懸濁液、4.82mmol)及び(ブロモメチル)ベンゼン(951mg、5.56mmol)の混合物を、室温まで撹拌し、そして4時間続けた。混合物をHCl水溶液(20mL、1M)に注ぎ、そしてDCM(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、そして蒸発させた。POCl(28.2g、184mmol)及びN,N−ジエチルアミン(1.32g、8.83mmol)を0℃で加え、そして混合物を120℃に4時間加熱した。混合物を蒸発させ、氷/水(100mL)に注ぎ、そしてDCM(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗塩素化中間体2.5gを生成した。粗中間体205mgを、アセトニトリル(5mL)に溶解し、DIPEA(148mg、1.15mmol)及び(S)−ピロリジン−3−オール(37.5mg、0.43mmol)を加え、そして混合物を室温で6時間撹拌した。混合物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物20mg(0.054mmol)を明緑色の固体として単離した。MS(m/e):371.2(MH)。
実施例7
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5,7−ジ(ピペリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5,7−ジオン
Figure 2016532707

エタノール(60mL)中の5−アミノ−1−(2−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(8g、25.4mmol)、ナトリウムエトキシド(4.5g、66.1mmol)及びジエチルカルボナート(4.51g、38.1mmol)の混合物を、一晩加熱還流した。室温まで冷やした後、混合物を濾過し、及び沈殿物を濾過し、エタノールで洗浄し、そして乾燥させて、標記化合物10g(25.2mmol、99%)を白色の固体として生成した。MS(m/e):278.0(MH)。
b) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5,7−ジ(ピペリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5,7−ジオン(146mg、0.368mmol)、POCl(1.98g、13mmol)及びN.N−ジエチルアニリン(110mg、0.736mmol)の混合物を、120℃に3時間加熱した。室温まで冷やした後、混合物を氷/水(25mL)に注ぎ、そして酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層を蒸発させて、粗 5,7−ジクロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンを生成し、これをさらに精製することなく続く工程に用いた。
クロロホルム(1mL)中の粗 5,7−ジクロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(86mg)とピペリジン(186mg、2.19mmol)の混合物を、室温で1時間撹拌した。混合物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物27mg(0.065mmol)を、白色の固体として単離した。MS(m/e):412.2(MH)。
実施例8
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707
a) 5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

DCM(0.4mL)中の5,7−ジクロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(1.7g、5.4mmol)、DIPEA(3.49g、27mmol)及び3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩(1.09g、7.57mmol)の混合物を、0℃で3時間撹拌した。Isoluteを加え、吸収した混合物を、酢酸エチル及びヘプタンから形成した勾配で溶離するシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィーによる精製に付して、生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物421mg(1.09mmol、20%)を黄色の油状物として生成した。MS(m/e):385.1(MH)。
b) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
DMF(1mL)中の5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(27mg、0.07mmol)、DIPEA(90mg、0.7mmol)及びエチルアミン(16mg、0.35mmol)の混合物を、110℃で一晩撹拌し、そして蒸発乾固させた。残留物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物13.8mg(50%)を単離した。MS(m/e):394.2(MH)。
実施例9
5−(アゼチジン−1−イル)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びアゼチジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):406.2(MH)。
実施例10
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−ピロリジン−1−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びピロリジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):420.3(MH)。
実施例11
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−N−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びシクロブチルアミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):420.3(MH)。
実施例12
N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−メチルプロパン−2−アミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):422.3(MH)。
実施例13
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(3−メチルオキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−メチルオキセタン−3−アミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):436.3(MH)。
実施例14
4−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]モルホリン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びモルホリンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):436.3(MH)。
実施例15
N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びtert−ブチル−メチル−アミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):436.3(MH)。
実施例16
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2,2−ジメチルプロパン−1−アミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):436.3(MH)。
実施例17
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(オキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びオキセタン−3−アミン塩酸塩から、標記化合物を調製した。MS(m/e):422.2(MH)。
実施例18
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−N−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びN−メチルシクロブタンアミン塩酸塩から、標記化合物を調製した。MS(m/e):434.3(MH)。
実施例19
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) 3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5,7−ジオン
Figure 2016532707

エタノール(97.1mL)中の5−アミノ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド(7.6g、30.7mmol)、ナトリウムエトキシド(3.76g、55.3mmol)及びジエチルカルボナート(4.72g、39.9mmol)の混合物を、一晩加熱還流した。室温まで冷やした後、混合物を濾過し、そして沈殿物をエタノールで洗浄して、乾燥させた後、標記化合物8.54g(51%)を白色の固体として生成した。MS(m/e):272.0(MH)。
b) (3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−4H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5,7−ジオン(5.2g、9.52mmol)、POCl(73g、476mmol)及びN.N−ジエチルアミン(2.56g、1.7mmol)の混合物を、120℃に4時間加熱した。混合物を蒸発させ、残留物を氷/水(100mL)に注ぎ、そしてDCM(2×600mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗 5,7−ジクロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンを生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。
DCM(150mL)中の粗 5,7−ジクロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(2.95g)、DIPEA(9.83g、76.1mmol)及び(S)−ピロリジン−3−オール(1.82g、20.9mmol)の混合物を、室温で30分間撹拌した。混合物を水(150mL)に注ぎ、DCM(2×125mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗標記化合物を暗褐色の泡状物として生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):361.3(MH)。
c) (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール及び2−メチルプロパン−2−アミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):398.5(MH)。
実施例20
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707
a) 5−クロロ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール(実施例19, 工程b)の合成について記載した手順と同様にして、粗 5,7−ジクロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3,3−ジフルオロピロリジン塩酸塩から、標記化合物を明褐色の固体として調製した。MS(m/e):381.3(MH)。
b) N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びtert−ブチルアミンから、標記化合物を明黄色の泡状物として調製した。MS(m/e):418.5(MH)。
実施例21
N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707
a) N−[(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール(実施例19、工程b)の合成について記載した手順と同様にして、粗 5,7−ジクロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び(S)−N−(ピロリジン−3−イル)アセトアミドから、標記化合物を明褐色の固体として調製した。MS(m/e):402.4(MH)。
b) N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及びtert−ブチルアミンから、標記化合物を明黄色の泡状物として調製した。MS(m/e):439.5(MH)。
実施例22
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707
a) N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例20)を、メタノール中のPd/Cで水素化して、標記化合物を生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。
b) N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル] トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
DMF(2mL)中のN−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(25mg、0.08mmol)、NEt(14.6mg、0.144mmol)及び1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン(26.8mg、0.112mmol)の混合物を、室温で5時間撹拌した。混合物を、アセトニトリル、水及びNEtから形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物5.2mg(14%)を単離した。MS(m/e):456.4(MH)。
実施例23
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル] トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン及び1−(ブロモメチル)−2−(メチルスルホニル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):466.4(MH)。
実施例24
N−tert−ブチル−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン及び3−クロロ−2−(クロロメチル)ピリジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):423.3(MH)。
実施例25
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン及び5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):394.4(MH)。
実施例26
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル] トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン及び3−(ブロモメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):394.4(MH)。
実施例27
N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d] ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707
a) N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド(実施例21)を、メタノール中のPd/Cで水素化して、標記化合物を生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。
b) N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び3−クロロ−2−(クロロメチル)ピリジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):444.4(MH)。
実施例28
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール(実施例19)を、メタノール中のPd/Cで水素化して、標記化合物を生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。
b) (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):402.3(MH)。
実施例29
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール及び5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):374.3(MH)。
実施例30
(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) (3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール(実施例19、工程b)の合成について記載した手順と同様にして、粗 5,7−ジクロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−メチルピロリジン−3−オールから、標記化合物を調製した。2つのエナンチオマーを、キラル相の分取HPLCにより分離した。MS(m/e):375.4(MH)。
b) (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール及びtert−ブチルアミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):412.3(MH)。
実施例31
(3R)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、(3R)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール(実施例30に記載したように単離した)及びtert−ブチルアミンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):412.3(MH)。
実施例32
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) (3S)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール及びモルホリンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):426.4(MH)。
b) (3S)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

TFA(3.87mL)中の(3S)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール(0.45g、1mmol)を、80℃に4時間加熱し、そして蒸発させた。粗生成物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):306.2(MH)。
c) (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):430.3(MH)。
実施例33
(3S)−3−メチル−1−[5−モルホリン−4−イル−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):464.4(MH)。
実施例34
(3S)−1−[3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び3−クロロ−2−(クロロメチル)ピリジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):431.3(MH)。
実施例35
(3S)−3−メチル−1−[3−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び5−(クロロメチル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):402.3(MH)。
実施例36
(3R)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) (3R)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例8)の合成について記載した手順と同様にして、(3R)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール及びモルホリンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):426.4(MH)。
b) (3R)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

TFA(3.87mL)中の(3R)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール(0.45g、1mmol)を、80℃に4時間加熱し、そして蒸発させた。粗生成物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):306.2(MH)。
c) (3R)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3R)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):430.3(MH)。
実施例37
(3R)−3−メチル−1−[5−モルホリン−4−イル−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3R)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):464.3(MH)。
実施例38
(3R)−3−メチル−1−[3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3R)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−(メチルスルホニル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):474.3(MH)。
実施例39
(3R)−3−メチル−1−[3−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3R)−3−メチル−1−(5−モルホリノ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−オール及び5−(クロロメチル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):402.3(MH)。
実施例40
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

DMF(1mL)中の5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)(38.5mg、0.1mmol)、2,2,2−トリフルオロ−エタノール(99mg、1mmol)及びNaH(油懸濁液、20mg、5mmol)の混合物を、110℃で6時間撹拌した。室温まで冷やした後、ギ酸を加え、そして混合物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分の蒸発後、標記化合物29.3mg(65%)を単離した。MS(m/e):449.2(MH)。
実施例41
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):463.2(MH)。
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):463.3(MH)。
実施例43
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2,2−ジフルオロエタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):431.3(MH)。
実施例44
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エトキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びエタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):395.3(MH)。
実施例45
5−ブトキシ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びブタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):423.3(MH)。
実施例46
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−フルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−フルオロエタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):413.2(MH)。
実施例47
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(シクロプロピルメトキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びシクロプロピルメタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):421.3(MH)。
実施例48
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチルオキシ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びシクロブタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):421.3(MH)。
実施例49
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(オキセタン−3−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びオキセタン−3−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):423.3(MH)。
実施例50
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び(3−メチルオキセタン−3−イル)メタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):451.3(MH)。
実施例51
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び(R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):463.3(MH)。
実施例52
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2,2−ジメチルプロパン−1−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):437.3(MH)。
実施例53
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジフルオロプロポキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2,2−ジフルオロプロパン−1−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):445.3(MH)。
実施例54
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−メチルプロパン−1−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):423.3(MH)。
実施例55
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):409.3(MH)。
実施例56
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパ−2−インオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びプロパ−2−イン−1−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):405.2(MH)。
実施例57
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(1−メトキシプロパン−2−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1−メトキシプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):439.3(MH)。
実施例58
1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]オキシ−2−メチルプロパン−2−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−メチルプロパン−1,2−ジオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):439.3(MH)。
実施例59
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロポキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にし、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及びプロパノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):409.3(MH)。
実施例60
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) (3S)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール(実施例19、工程b)及び1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):425.4(MH)。
b) (3S)−1−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

TFA(3.87mL)中の(3R)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−モルホリノ−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチル−ピロリジン−3−オール(0.45g、1mmol)を、80℃に一晩加熱し、そして濃縮した。中間的に構築されたエステルをNaOH(1M)により開裂し、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を蒸発させた。粗生成物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):306.2(MH)。
c) (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):429.4(MH)。
実施例61
(3S)−1−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール及び1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):463.4(MH)。
実施例62
(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707
a) (3S)−1−[5−イソプロポキシ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール(実施例19、工程b)及びプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):385.4(MH)。
b) [(3S)−1−(5−イソプロポキシ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−イル] 2,2,2−トリフルオロアセタート
Figure 2016532707

TFA中の(3S)−1−[5−イソプロポキシ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オールを、70℃に一晩加熱し、そして蒸発させた。粗生成物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。
c) (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、[(3S)−1−(5−イソプロポキシ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−イル] 2,2,2−トリフルオロアセタート及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):389.3(MH)。
実施例63
(3S)−1−[3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、[(3S)−1−(5−イソプロポキシ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−イル] 2,2,2−トリフルオロアセタート及び1−(ブロモメチル)−2−(メチルスルホニル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):433.3(MH)。
実施例64
(3S)−1−[3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、[(3S)−1−(5−イソプロポキシ−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル)ピロリジン−3−イル] 2,2,2−トリフルオロアセタート及び5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):361.3(MH)。
実施例65
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例20、工程a)及び2,2−ジメチルプロパン−1−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):433.2(MH)。
b) 7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

TFA中の7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル] トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンを、80℃に3時間加熱し、そして蒸発させた。粗生成物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。MS(m/e):313.3(MH)。
c) 7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):409.4(MH)。
実施例66
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1−(ブロモメチル)−2−(メチルスルホニル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):481.4(MH)。
実施例67
3−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−(クロロメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):409.4(MH)。
実施例68
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、NaHの代わりにCsCOを用いて、5−クロロ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例20、工程a)及び(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):459.4(MH)。
b) 7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

TFA中の7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンを、80℃に2時間加熱し、そして蒸発させた。混合物をNaHCO水溶液(1M)に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を濾過し、そして蒸発させた。粗生成物を、さらに精製することなく続く工程において用いた。
c) 7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):497.4(MH)。
実施例69
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び1−(ブロモメチル)−2−(メチルスルホニル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):507.4(MH)。
実施例70
3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−クロロ−2−(クロロメチル)ピリジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):464.3(MH)。
実施例71
2−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び2−(クロロメチル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):435.4(MH)。
実施例72
5−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−(クロロメチル)−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):435.4(MH)。
実施例73
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−(クロロメチル)−1−メチル−1H−テトラゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):435.4(MH)。
実施例74
3−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−(ブロモメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):435.4(MH)。
実施例75
7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):435.4(MH)。
実施例76
3−[(1−シクロプロピルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン及び5−(クロロメチル)−1−シクロプロピル−1H−テトラゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):461.4(MH)。
実施例77
N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707
a) N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド(実施例21、工程a)及び2,2−ジメチルプロパン−1−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):254.4(MH)。
b) N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミドを、メタノール中のPd/Cで水素化して、標記化合物を生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。
c) N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):458.4(MH)。
実施例78
N−[(3S)−1−[3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び3−クロロ−2−(クロロメチル)ピリジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):459.4(MH)。
実施例79
N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び3−(ブロモメチル)−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):430.4(MH)。
実施例80
N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707
a) N−[(3S)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例40)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−クロロ−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド(実施例21、工程a)及び(S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):480.5(MH)。
b) N−[(3S)−1−[5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−[(3S)−1−[3−[(4−メトキシフェニル)メチル]−5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミドを、メタノール中のPd/Cで水素化して、標記化合物を生成し、これをさらに精製することなく続く工程において用いた。
c) N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):484.4(MH)。
実施例81
N−[(3S)−1−[3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル] オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エトキシ]−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):528.5(MH)。
実施例82
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

DMF(3mL)中の5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)(77mg、0.2mmol)、DIPEA(90.5mg、0.7mmol)及びエタンチオール(62.5mg、1mmol)の混合物を、110℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、そして残留物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分を蒸発させて、標記化合物62.3mg(50%)を生成した。MS(m/e):411.2(MH)。
実施例83
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及び2,2,2−トリフルオロエタンチオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):465.2(MH)。
実施例84
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及びプロパン−2−チオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):425.3(MH)。
実施例85
5−tert−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及び2−メチルプロパン−2−チオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):439.3(MH)。
実施例86
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

DCM(2mL)中の3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)(79.4mg、0.2mmol)と3−クロロベンゾペルオキソ酸(80mg、0.46mmol)の混合物を、室温で4時間撹拌した。混合物を蒸発させ、そして残留物を、アセトニトリル、水及びギ酸から形成した勾配で溶離する逆相分取HPLCによる精製に付した。生成物を含有する画分を蒸発させて、標記化合物26mg(29%)を生成した。MS(m/e):443.2(MH)。
実施例87
5−ベンジルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 5−ベンジルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及びフェニルメタンチオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):473.2(MH)。
b) 5−ベンジルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例86)の合成について記載した手順と同様にし、MCPBAによる酸化を通して、5−ベンジルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):505.2(MH)。
実施例88
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例86)の合成について記載した手順と同様にし、MCPBAによる酸化を通して、3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):457.3(MH)。
実施例89
2−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルファニルエタノール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及び2−メルカプトエタノールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):427.2(MH)。
実施例90
1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルファニルプロパン−2−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及び1−メルカプトプロパン−2−オールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):441.2(MH)。
実施例91
5−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、DMF中、高温で、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及びブタン−1−チオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):439.2(MH)。
実施例92
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、DMF中、高温で、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及び2−メチルプロパン−1−チオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):439.2(MH)。
実施例93
5−ブチルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例86)の合成について記載した手順と同様にし、MCPBAによる酸化を通して、5−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):471.3(MH)。
実施例94
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例86)の合成について記載した手順と同様にし、MCPBAによる酸化を通して、3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):471.3(MH)。
実施例95
1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルホニルプロパン−2−オール
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例86)の合成について記載した手順と同様にし、MCPBAによる酸化を通して、3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):473.2(MH)。
実施例96
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メトキシエチルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707
a) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メトキシエチルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
Figure 2016532707

3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例82)の合成について記載した手順と同様にして、DMF中、高温で、5−クロロ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例8、工程a)及び2−メトキシエタンチオールから、標記化合物を調製した。MS(m/e):441.2(MH)。
b) 3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メトキシエチルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン
3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン(実施例86)の合成について記載した手順と同様にして、MCPBAによる酸化を通して、3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メトキシエチルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):473.2(MH)。
実施例97
N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド
Figure 2016532707

N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン(実施例22)の合成について記載した手順と同様にして、N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3H−トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド及び1−(ブロモメチル)−2−クロロベンゼンから、標記化合物を調製した。MS(m/e):443.4(MH+)。
実施例98
薬理試験
下記の試験は、式(I)の化合物の活性を測定するために実施された。
放射性リガンド結合アッセイ
カンナビノイドCB1受容体に対する本発明の化合物の親和性は、ヒトCNR1又はCNR2受容体を発現するヒト胎児腎臓(HEK)細胞の推奨量の膜調製物(PerkinElmer)を使用し、放射性リガンドとして、それぞれ、1.5又は2.6nMの[3H]−CP−55,940(Perkin Elmer)を併用して決定した。結合は、結合バッファー(CB1受容体の場合、50mM Tris、5mM MgCl、2.5mM EDTA、及び0.5%(wt/vol)BSA不含脂肪酸、pH7.4;CB2受容体の場合、50mM Tris、5mM MgCl、2.5mM EGTA、及び0.1%(wt/vol)BSA不含脂肪酸、pH7.4)中、総容量0.2mlで、30℃にて、振とうしながら1時間実施した。反応は、0.5%ポリエチレンイミンでコートした精密濾過プレート(UniFilter GF/Bフィルタープレート;Packard)に通して急速濾過することにより停止した。結合した放射能のKiは、非線形回帰分析を使用して分析し(Activity Base, ID Business Solution, Limited)、[3H]CP55,940のKd値は、飽和実験から決定した。式(I)の化合物は、以下の10μM、より詳しくは1nM〜3μM、及び最も詳しくは1nM〜100nMの親和性と共にCB2受容体に対して優れた親和性を示す。
cAMPアッセイ
ヒトCB1又はCB2受容体を発現するCHO細胞を、実験の17〜24時間前に、透明平底の黒色96ウェルプレート(Corning Costar #3904)において、10%ウシ胎仔血清を含有する1×HTを補充したDMEM(Invitrogen No. 31331)中に、50.000細胞/ウェルで播種し、加湿インキュベーター内にて、5%CO、37℃でインキュベートする。増殖培地を、1mM IBMXを含有するクレブス−リンガー重炭酸バッファーに交換し、30℃で30分間インキュベートした。化合物を最終アッセイ容量100μlまで加え、30℃で30分間インキュベートした。cAMP−Nano−TRF検出キット(Roche Diagnostics)を使用して、50μlの溶解試薬(Tris、NaCl、1.5% Triton X100、2.5%NP40、10%NaN)及び50μlの検出液(20μM mAbAlexa700−cAMP1:1、及び48μMルテニウム−2−AHA−cAMP)を加えてアッセイを停止し、室温で2時間振とうした。時間分解エネルギー転移は、励起源としてND:YAGレーザーを搭載したTRFリーダー(Evotec Technologies GmbH)により測定する。355nmでの励起と遅延100ns及びゲート100nsでの発光において、730(帯域幅30nm)又は645nm(帯域幅75nm)で、それぞれ総照射時間10秒でプレートを2回測定する。FRETシグナルは、以下のように算出される:FRET=T730−Alexa730−P(T645−B645)(式中、P=Ru730−B730/Ru645−B645)、ここで、T730は、730nMで測定される試験ウェルであり、T645は、645nmで測定される試験ウェルであり、B730及びB645は、それぞれ、730nm及び645nmのバッファーコントロールである。cAMP含量は、10μM〜0.13nM cAMPの標準曲線の関数から決定する。
EC50値は、Activity Base分析(ID Business Solution, Limited)を用いて決定した。このアッセイから生成した様々なカンナビノイド・アゴニストのEC50値は、科学文献の公表値と一致した。
本発明の化合物は、1μM未満のEC50を有し、かつ、CB1に対する選択性が対応するアッセイにおいて少なくとも10倍であるCB2受容体アゴニストである。本発明の特定の化合物は、0.05μM未満のEC50を有し、かつ、CB1に対する選択性が対応するアッセイにおいて少なくとも500倍であるCB2受容体アゴニストである。
例えば、下記化合物は、上記の機能的cAMPアッセイにおいて、以下のヒトEC50値を示した:
Figure 2016532707

Figure 2016532707
実施例A
下記の成分を含有するフィルムコーティング剤は常法により製造することができる。
Figure 2016532707
活性成分を篩にかけ、微晶質セルロースと混合し、混合物を水中のポリビニルピロリドンの溶液で顆粒化する。次に、顆粒をグリコールデンプンナトリウム及びステアリン酸マグネシウムと混合し、圧縮して、それぞれ120又は350mgの核を得る。上記の皮膜の水溶液/懸濁液により核を滑らかにする。
実施例B
下記の成分を含有するカプセル剤は常法により製造できる。
Figure 2016532707
成分を篩にかけ、混合し、サイズ2のカプセルに充填する。
実施例C
注射液剤は下記の組成を有することができる。
Figure 2016532707
活性成分を、ポリエチレングリコール400と注射用水(一部)の混合物に溶解する。
酢酸の添加により、pHを5.0に調整する。水の残量を加えて、容量を1.0mlに調整する。溶液を濾過し、適切な過剰量を使用してバイアルに充填し、滅菌する。

Claims (19)

  1. 式(I):
    Figure 2016532707

    [式中、
    は、ハロアルキル、ハロフェニル、アルコキシフェニル、アルキル−1,2,5−オキサジアゾリル、ハロアルキルフェニル、アルキルスルホニルフェニル、ハロピリジニル又はアルキルテトラゾリルであり;
    は、シクロアルキル、イソプロピル、アルケニル、ピペリジニル、アルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、シクロアルキルアミノ、アルキルオキセタニルアミノ、モルホリニル、(シクロアルキル)(アルキル)アミノ、ハロアルキルオキシ、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルキルオキシ、オキセタニルオキシ、アルキルオキセタニルアルキルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、ヒドロキシアルキルオキシ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアルキルスルファニル、ヒドロキシアルキルスルホニル又はアルコキシアルキルスルホニルであり;
    及びRは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキルカルボニルアミノ及びアルキルから独立して選択されるが、但し、R及びRは、共に同時に水素ではなく;そして
    nは、1又は2である]
    で表される化合物であって、
    但し、(S)−1−[3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−ピロリジン−3−オールを除く化合物又はその薬学的に許容し得る塩若しくはエステル。
  2. が、ハロフェニル、ハロアルキルフェニル又はアルキルスルホニルフェニルである、請求項1に記載の化合物。
  3. が、クロロフェニル、トリフルオロメチルフェニル又はメチルスルホニルフェニルである、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. が、シクロアルキル、イソプロピル、アルキルアミノ、アルコキシ、ハロアルキルオキシ又はアルキルスルファニルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. が、シクロブチル、イソプロピル、tert−ブチルアミノ、ペンチルオキシ、イソプロピルオキシ、トリフルオロエチルオキシ、トリフルオロプロピルオキシ、エチルスルファニル又はtert−ブチルスルファニルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 及びRが、水素、ハロゲン及びヒドロキシルから独立して選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 及びRの一方が水素であり、そして、他方がヒドロキシルであるか、又はR及びRが共に同時にハロゲンである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 及びRの一方が水素であり、そして、他方がヒドロキシルであるか、又はR及びRが共に同時にフッ素である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 以下から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物:
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[[5−シクロプロピル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
    (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパ−1−エン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5,7−ジ(ピペリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−エチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    5−(アゼチジン−1−イル)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−ピロリジン−1−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−N−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(3−メチルオキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    4−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]モルホリン;
    N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(2,2−ジメチルプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(オキセタン−3−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−N−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−メチルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−tert−ブチル−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
    (3R)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(4−メトキシフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
    (3S)−3−メチル−1−[5−モルホリン−4−イル−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
    (3S)−3−メチル−1−[3−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3R)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]−3−メチルピロリジン−3−オール;
    (3R)−3−メチル−1−[5−モルホリン−4−イル−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3R)−3−メチル−1−[3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3R)−3−メチル−1−[3−[(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)メチル]−5−モルホリン−4−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エトキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    5−ブトキシ−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−フルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(シクロプロピルメトキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチルオキシ−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(オキセタン−3−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(3−メチルオキセタン−3−イル)メトキシ]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジフルオロプロポキシ)−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパ−2−インオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(1−メトキシプロパン−2−イルオキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]オキシ−2−メチルプロパン−2−オール;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロポキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    (3S)−1−[3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−5−プロパン−2−イルオキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    2−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール;
    5−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(1−メチルテトラゾール−5−イル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[[7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−3−イル]メチル]−4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシ−3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(1−シクロプロピルテトラゾール−5−イル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    N−[(3S)−1−[3−[(3−クロロピリジン−2−イル)メチル]−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    N−[(3S)−1−[5−(2,2−ジメチルプロポキシ)−3−[(4−メチル−1,2,5−オキサジアゾール−3−イル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    N−[(3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    N−[(3S)−1−[3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2,2−トリフルオロエチルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    5−tert−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    5−ベンジルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルスルホニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    2−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルファニルエタノール;
    1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルファニルプロパン−2−オール;
    5−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルファニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    5−ブチルスルホニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロピルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−イル]スルホニルプロパン−2−オール;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メトキシエチルスルホニル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;及び
    N−[(3S)−1−[5−(tert−ブチルアミノ)−3−[(2−クロロフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−イル]アセトアミド。
  10. 以下から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物:
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−シクロブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−プロパン−2−イルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    N−tert−ブチル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    N−tert−ブチル−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[(2−メチルスルホニルフェニル)メチル]トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−5−アミン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2,2−ジメチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−(2−メチルプロポキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    (3S)−1−[3−[(2−クロロフェニル)メチル]−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン−7−イル]ピロリジン−3−オール;
    7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−3−[[2−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル]−5−[(2S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル]オキシトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;
    3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−5−エチルスルファニルトリアゾロ[4,5−d]ピリミジン;及び
    5−tert−ブチルスルファニル−3−[(2−クロロフェニル)メチル]−7−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の調製のためのプロセスであって、以下の工程の1つを含むプロセス:
    (a) 式(A1):
    Figure 2016532707

    で表される化合物を、式(A2):
    Figure 2016532707

    [式中、Rは、イソプロピル、シクロアルキル又はアルケニルであり、そして、R、R、R及びnは、請求項1〜8のいずれか一項に定義されるとおりである]
    で表される化合物の存在下で反応させること;
    (b) 式(B1):
    Figure 2016532707

    で表される化合物を、RCH
    [式中、Xは、ハロゲン、ヒドロキシル又はスルホナート基であり、Rは、イソプロピル、シクロアルキル又はアルケニルであり、そして、R〜R及びnは、請求項1〜8のいずれか一項に定義されるとおりである]
    の存在下で反応させること;
    (c) 式(C1):
    Figure 2016532707

    で表される化合物を、R−H
    [式中、Rは、ピペリジニル、アルキルアミノ、アゼチジニル、ピロリジニル、シクロアルキルアミノ、アルキルオキセタニルアミノ、モルホリニル、(シクロアルキル)(アルキル)アミノ、ハロアルキルオキシ、アルコキシ、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルキルオキシ、オキセタニルオキシ、アルキルオキセタニルアルキルオキシ、アルキニルオキシ、アルコキシアルコキシ、ヒドロキシアルキルオキシ、アルキルスルファニル、ハロアルキルスルファニル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアルキルスルファニル、ヒドロキシアルキルスルホニル又はアルコキシアルキルスルホニルであり、そして、R、R、R及びnは、請求項1〜8のいずれか一項に定義されるとおりである]
    の存在下で反応させること。
  12. 請求項11に記載のプロセスに従って製造される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 治療活性物質としての使用のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  14. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物と治療上不活性な担体とを含む、医薬組成物。
  15. 疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  16. 疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための医薬の調製のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  17. 疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  18. 疼痛、アテローム性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、緑内障、糖尿病、炎症、炎症性腸疾患、虚血−再灌流傷害、急性肝不全、肝線維症、肺線維症、腎線維症、全身性線維症、急性移植片拒絶反応、慢性移植腎症、糖尿病性腎症、糸球体腎症、心筋症、心不全、心筋虚血、心筋梗塞、全身性硬化症、熱傷、火傷、肥厚性瘢痕、ケロイド、歯肉炎、発熱、肝硬変又は腫瘍、骨量の制御、神経変性、卒中、一過性脳虚血発作又はブドウ膜炎の治療又は予防のための方法であって、それを必要とする患者に有効量の請求項1〜10のいずれか一項に定義される化合物を投与することを含む方法。
  19. 本明細書に記載される発明。
JP2016539509A 2013-09-06 2014-09-03 新規トリアゾロ[4,5−d]ピリミジン誘導体 Active JP6441356B2 (ja)

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