本発明は、二成分ウレタン組成物に関する。
米国特許第6,462,163号は、イソシアネート及びヒドロキシ末端ポリエステルから作製されるウレタン組成物を記載する。米国特許第6,855,844号は、イソシアネート及びポリエステルエーテルポリオールから作製されるウレタン組成物を記載する。改善された付着特性もしくは改善された処理特性、または両方を有する、二成分ウレタン組成物を提供することが望ましい。
以下は、本発明の記述である。
本発明の第1の態様は、1つ以上のポリイソシアネートと、1つ以上のハイブリッドポリオールであって、
(i).Nヒドロキシル基を有する、1つの開始ポリオールであって、Nは2以上であり、該開始ポリオールの数平均分子量は、900以下である、1つの開始ポリオール、
(ii).1つ以上の無水物、及び
(iii).構造
を有し、
該R3は、水素またはアルキル基である、2つ以上のアルキレンオキシド、
の反応残基を含み、
無水物の該反応残基対開始ポリオールの該反応残基のモル比は、N:1以下であり、高級アルキレンオキシドの該反応残基対開始ポリオールの該反応残基のモル比は、20:1以下であり、無水物の少なくとも1個の該反応残基は、高級アルキレンオキシドの該反応残基のうちの1個に直接結合される、1つ以上のハイブリッドポリオールとを含む、二成分組成物である。
以下は、本発明の詳細な記載である。
本明細書で使用される場合、以下の用語は、文脈がそうでないことを明らかに示さない限り、指定された定義を有する。
「ポリイソシアネート」は、2個以上のイソシアネート基を有する化合物である。イソシアネート基は、−NCOである。「ポリオール」は、2個以上のペンダントヒドロキシル基を有する化合物である。ポリオール上のペンダントヒドロキシル基の数は、本明細書において「N」で示される。「エステルポリオール」は、1つ以上のエステル結合を含有するポリオールである。「ポリエステルポリオール」は、2つ以上のエステル結合を含有するポリオールである。エステル結合は、構造−C(O)−O−を有する。「エーテルポリオール」は、1つ以上のエーテル結合を有するポリオールである。「ポリエーテルポリオール」は、2つ以上のエーテル結合を有するポリオールである。エーテル結合は、−C−O−C−である。「ハイブリッドポリオール」は、少なくとも1つのエステル結合及び少なくとも1つのエーテル結合を含有する、ポリオールである。ウレタン結合は、−NH−C(O)−O−である。
第1の化合物は、本明細書において、第1の化合物が第2の化合物と第3の化合物との間の化学反応によって作られ得る場合、第2の化合物の「反応残基」及び第3の化合物の「反応残基」を含有するといわれる。例えば、エステルR1−C(O)−O−R2は、酸R1−C(O)−OH及びアルコールH−O−R2の反応残基を含有するといわれる。
比率が本明細書においてX:1以上であるといわれるとき、比率がY:1であり、YがX以上であることを意味する。例えば、比率が3:1以上であるといわれる場合、その比率は、3:1または5:1または100:1であってもよいが、2:1である可能性はない。同様に、比率が本明細書においてW:1以下であるといわれるとき、比率はZ:1であり、ZがW以下であることを意味する。例えば、比率が15:1以下であるといわれる場合、その比率は、15:1または10:1または0.1:1であってもよいが、20:1である可能性はない。
数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)は、サイズ排除クロマトグラフィによって測定される。「多分散性」は、Mnで割られるMwの商である。
組成物中のイソシアネート基の量を特徴付ける有用な方法は、「%NCO」であり、それは、百分率として表現される、組成物の総重量で割られる、組成物中に存在する全イソシアネート基の総重量である。
「アルキレンオキシド」は、構造
を有し、R3は、水素またはアルキル基である。「高級アルキレンオキシド」は、R3が1個以上の炭素原子を有するアルキル基である、アルキレンオキシドである。−OH基は、本明細書において、−OH基がアルキレンオキシドと反応し、以下のように、エーテル結合及び新しいヒドロキシル基を形成している場合、「アルコキシル化されている」といわれる。
新しく形成されたヒドロキシル基は、1回以上アルコキシル化され得、そのような場合、元の−OH基は、高級アルキレンオキシドの2個以上の反応残基でアルコキシル化されているといわれる。アルコキシル化され得る−OH基は、アルコールもしくはポリオール上のペンダントであってもよく、またはカルボキシル基の−OH部分であってもよい。−OH基が高級アルキレンオキシドでアルコキシル化される場合、その−OH基は、「より高度にアルコキシル化されている」といわれる。任意の種類の−OH基がアルコキシル化されてもよく、第1級アルコール、第2級アルコール、または第3級アルコールを形成するもの、及びカルボキシル基の一部を形成するものを含む。
ポリオールの特徴は、ヒドロキシル価であり、それは、ASTM D4274−11(American Society for Testing and Materials,Conshohocken,PA,USA)に従って測定され、1グラム当たりのミリグラムのKOH(mgKOH/g)の単位で報告される。本明細書で考慮されるヒドロキシル価は、何の酸性補正も行われることなく報告される。ポリオールの別の特徴は、酸価であり、それは、ASTM D974−12を使用して測定され、mgKOH/gの単位で報告される。
本発明の組成物は、本明細書において「ポリイソシアネートA」と表示される、ポリイソシアネートを伴う。好適なポリイソシアネートとしては、1つ以上の単量体ポリイソシアネート、1つ以上のポリイソシアネートプレポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。単量体ポリイソシアネートとしては、例えば、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(4,4’−MDI)、ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート(2,4’−MDI)、ジフェニルメタン−2,2’−ジイソシアネート(2,2’−MDI)、水素化MDI(任意の異性体)、トルイレン−2,4−ジイソシアネート(2,4−TDI)、トルイレン−2,6−ジイソシアネート(2,6−TDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサン−1,6−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタ−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチル−ヘキサメチレンジイソシアネート、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい単量体ポリイソシアネートは、2,4’−MDI、4,4’−MDI、及びこれらの混合物を含む。ポリイソシアネートプレポリマーは、1つ以上のポリオール、1つ以上のポリアミン、またはこれらの組み合わせとの単量体ポリイソシアネートの反応生成物である。各ポリイソシアネートプレポリマーは、2個以上のペンダントイソシアネート基を有する。好ましいポリイソシアネートプレポリマーは、1つ以上のポリエーテルポリオール、1つ以上のポリエステルポリオール、1つ以上のハイブリッドポリオール、またはこれらの混合物との、MDIの1つ以上の異性体の反応生成物を含有する。好ましくは、ポリイソシアネートプレポリマーの形成において、イソシアネート基は、ヒドロキシル基と反応し、ウレタン結合を形成する。
好ましくは、ポリイソシアネートAは、1つ以上の単量体ポリイソシアネートと、1つ以上のポリイソシアネートプレポリマーとを含有する。好ましくは、単量体ポリイソシアネートの量は、ポリイソシアネートAの総重量に基づく重量で、10%以上、より好ましくは20%以上である。好ましくは、単量体ポリイソシアネートの量は、ポリイソシアネートAの総重量に基づく重量で、50%以下、より好ましくは40%以下である。
好ましくは、ポリイソシアネートAのNCO%は、5%以上、より好ましくは8%以上である。好ましくは、ポリイソシアネートAのNCO%は、30%以下、より好ましくは20%以下である。
本発明のハイブリッドポリオール(ポリオール「B」)は、本明細書で上記に定義される(i)、(ii)、及び(iii)の反応残基を含む。これは、本発明のハイブリッドポリオールが、1個以上の分子を含有し、(i)、(ii)、及び(iii)のそれぞれの1個以上の反応残基がその分子に共有結合されることを意味する。好ましくは、(i)、(ii)、及び(iii)の反応残基を含有する、モル基準での本発明のハイブリッドポリオールの分子数は、50%以上、より好ましくは75%以上、より好ましくは90%以上である。
本発明のハイブリッドポリオールは、反応残基(ii)が共有結合によって反応残基(iii)に直接付着される、1個以上の分子を含有する。好ましくは、反応残基(ii)が共有結合によって反応残基(iii)に直接付着される、モル基準での本発明のハイブリッドポリオールの分子数は、50%以上、より好ましくは75%以上、より好ましくは90%以上である。
本発明のハイブリッドポリオールは、開始ポリオール(i)の1個の反応残基を含む。開始ポリオールの数平均分子量は、900以下、好ましくは700以下、より好ましくは500以下である。
好ましくは、開始ポリオールは、エーテルポリオールである。好ましくは、開始ポリオールは、エステル結合を含有しない。好ましくは、開始ポリオールは、炭素、水素、及び酸素以外の原子を含有しない。好ましい開始ポリオールは、2、3、または4個のヒドロキシル基を有し(すなわち、Nは、好ましくは2、3、または4個である)、より好ましい開始ポリオールは、3個のヒドロキシル基を有する。
好ましい開始ポリオールは、リスト「P」からのポリオール及びそのアルコキシル化された形を含む。リスト「P」は、グリセリン(グリセロールとも呼ばれる)、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、500以下の数平均分子量を有するポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチルオレタン、及びトリメチルオルプロパンからなる。リスト「P」のアルコキシル化された形の中で、リスト「P」ポリオール上の各ヒドロキシル基が、高級アルキレンオキシドの4個以下の反応残基でアルコキシル化されるものが好ましく、3モル以下がより好ましく、2モル以下がより好ましい。リスト「P」のアルコキシル化された形の中で、アルキレンオキシドが、6個以下の炭素原子、より好ましくは3個以下の炭素原子、より好ましくは1個の炭素原子を有するアルキル基である、R3(本明細書で上記に定義されるような)を有するものが好ましい。
本発明のハイブリッドポリオールは、無水物(ii)の1個以上の反応残基を含有する。好ましい無水物は、マレイン酸無水物、コハク酸無水物、フタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、及びヘキサヒドロフタル酸無水物であり、フタル酸無水物がより好ましい。
有用なパラメータは、開始ポリオールの反応残基の1モル当たりの、無水物の反応残基のモル数として本明細書に定義される、「MRPA」である。無水物の反応残基対開始ポリオールの反応残基のモル比は、MRPA:1である。本発明のハイブリッドポリオールのいずれか1個の分子において、開始ポリオールの1個の反応残基、及び無水物の整数の反応残基があり、及びその個々の分子に対するMRPAは、整数である。ハイブリッドポリオールは、異なる数の無水物の反応残基を含有する異なる分子の混合物であってもよく、そのような場合、ハイブリッドポリオールに対するMRPAは、整数でなくてもよい。好ましくは、MRPA:1は、0.9:1以上、より好ましくは1.0:1以上である。MRPA:1は、N:1以下であり、Nは、開始ポリオール上のペンダントヒドロキシル基の数である。開始ポリオールが3個のペンダントヒドロキシル基を有する(すなわち、N=3である)とき、好ましくは、MRPA:1は、1.5:1以下である。
本発明のハイブリッドポリオールは、1つ以上のアルキレンオキシドの1つ以上の反応残基を含有する。有用なパラメータは、開始ポリオールの反応残基の1モル当たりの、アルキレンオキシドの反応残基のモル数として本明細書に定義される、「MRAO」である。全てのアルキレンオキシドの全ての反応残基対開始ポリオールの反応残基のモル比は、本明細書においてMRAO:1と略される。比率MRAO:1は、20:1以下、好ましくは10:1以下、より好ましくは6:1以下である。好ましくは、MRAO:1は、2.0:1以上、より好ましくは4.0:1以上である。
好ましくは、本発明のハイブリッドポリオールは、1つ以上の高級アルキレンオキシドの1個以上の反応残基を含有する。好ましくは、無水物の少なくとも1個の反応残基は、高級アルキレンオキシドの1個の反応残基に直接付着される。
本発明のハイブリッドポリオールの有用な特徴は、本明細書において「LAO」と略される、アルキレンオキシドの隣接する反応残基の数として測定される、ハイブリッドポリオールの分子中に見られる、アルキレンオキシドの隣接する反応残基の最長鎖の長さである。好ましくは、アルキレンオキシド分子の反応残基は、本明細書における上記のようなアルコキシル化過程の結果として、ハイブリッドポリオールの分子中で隣接している。好ましくは、ハイブリッドポリオールの分子のモル基準での50%以上は、6以下、より好ましくは4以下、より好ましくは2以下の平均LAOを有する。
本発明のハイブリッドポリオールの有用な特徴は、本明細書において「LHAO」と略される、高級アルキレンオキシドの隣接する反応残基の数として測定される、ハイブリッドポリオールの分子中に見られる、高級アルキレンオキシドの隣接する反応残基の最長鎖の長さである。好ましくは、高級アルキレンオキシド分子の反応残基は、本明細書における上記のようなアルコキシル化過程の結果として、ハイブリッドポリオールの分子中で隣接している。好ましくは、ハイブリッドポリオールの分子のモル基準での50%以上は、6以下、より好ましくは4以下、より好ましくは2以下の平均LHAOを有する。
本発明のハイブリッドポリオールは、好ましくは、100以上、より好ましくは130以上、より好ましくは200以上のmgKOH/gの単位のヒドロキシル価を有する。本発明のハイブリッドポリオールは、好ましくは、325以下、より好ましくは305以下のmgKOH/gの単位のヒドロキシル価を有する。
本発明のハイブリッドポリオールは、好ましくは、0〜5、より好ましくは0〜2、より好ましくは0〜1のmgKOH/gの単位の酸価を有する。
好ましくは、本発明のハイブリッドポリオールは、300以上、より好ましくは400以上、より好ましくは450以上のMnを有する。好ましくは、本発明のハイブリッドポリオールは、1,100以下、より好ましくは750以下、より好ましくは500以下のMnを有する。
好ましくは、本発明のハイブリッドポリオールは、1.01以上の多分散性を有する。好ましくは、本発明のハイブリッドポリオールは、1.4以下、より好ましくは1.3以下、より好ましくは1.25以下の多分散性を有する。
好ましくは、本発明のハイブリッドポリオール上のペンダントヒドロキシル基の大部分は、第2級ヒドロキシル基である。好ましくは、ペンダントヒドロキシル基のうちの全てが第2級ヒドロキシル基である、モル基準での本発明のハイブリッドポリオールの分子量は、50%以上、より好ましくは75%以上、より好ましくは90%以上である。
本発明のハイブリッドポリオールの分子は、好ましくは、何の脂肪(長鎖脂肪族)残基も含有しない。脂肪(長鎖脂肪族)残基は、単結合または二重結合によって互いに結合される、5個以上の炭素原子の直鎖である。脂肪(長鎖脂肪族)残基中の炭素原子は、いかなる芳香環の一部でもない。
イソシアネートA対ハイブリッドポリオールの混合比は、イソシアネートAの当量及びハイブリッドポリオールの当量に基づく。イソシアネート末端樹脂の当量は、以下の方程式によって、その成分に対する%NCOから計算される。
イソシアネートAの当量=(42*100)/%NCO
ハイブリッドポリオールの当量は、以下の方程式によって、その成分に対するヒドロキシル価(OHN)から計算される。
ハイブリッドポリオールのヒドロキシル当量=56100/OHN
各構成成分の当量は、その構成成分の当量で割られる、混合物中に存在するその構成成分の重量から計算される。
好ましくは、イソシアネートA対ハイブリッドポリオールの当量基準での混合比は、1:1以上、より好ましくは1.25:1以上、より好ましくは1.43:1以上である。好ましくは、イソシアネートA対ハイブリッドポリオールの当量基準での混合比は、2:1以下、より好ましくは1.82:1以下、より好ましくは1.7:1以下である。
本発明の組成物は、任意に、ポリイソシアネートA及びハイブリッドポリオールに加えて、1つ以上の溶媒、1つ以上のアジュバント成分、または両方を含有してもよい。溶媒は、ポリイソシアネート及びハイブリッドポリオールを溶解させることが可能である、80℃未満の沸点を有する液体である。溶媒が存在する場合、ポリイソシアネートの重量+ハイブリッドポリオールの重量の合計対溶媒の重量の比率は、好ましくは、0.45:1〜20:1である。いくつかの実施形態では、溶媒は使用されない。
アジュバント成分はまた、本発明の組成物中に存在してもよい。例えば、触媒は、ポリイソシアネートとハイブリッドポリオールとの間の反応を促進し、ウレタン結合を形成するために、存在してもよい。
本発明のハイブリッドポリオールは、好ましくは、本明細書において「好ましい過程」として既知の、以下の過程によって作られる。好ましい過程におけるステップのそれぞれに有用である方法及び触媒は、例えば、米国特許第2013/0035467号に見られる。
好ましい過程のいくつかの実施形態では、開始ポリオールは、以下の任意の「予備ステップ」を含む過程によって作られる。予備ステップは、アルコキシル化反応中の1つ以上の高級アルキレンオキシドと、リスト「P」からのポリオール(本明細書で上記に定義される)を反応させることを含む。この予備ステップが実施される場合、その結果は、開始ポリオールとみなされる。
好ましい過程において、予備ステップ後(それが実施される場合)、以下の「第1のステップ」が実施される:開始ポリオールが無水物と反応される。
第1のステップの結果として、好ましくは、開始ポリオール上のペンダントヒドロキシル基のうちの一部または全部は、無水物によって「キャップされる」。「キャップされる」とは、本明細書において、無水物の1つの酸性官能基が、開始ポリオール上のペンダントヒドロキシル基と反応し、エステル結合を形成し、無水物のもう1つの酸性官能基が、カルボキシル基になることを意味する。好ましくは、モル基準で、開始ポリオール上のヒドロキシル基の30%〜100%、より好ましくは60%〜100%がキャップされる。好ましくは、第1のステップは、2個以上の開始ポリオールの反応残基が存在する分子を形成せず、例えば、無水物の反応残基が開始ポリオールの反応残基と交互する鎖が形成されないことが好ましい。好ましくは、ちょうど1個の開始ポリオールの反応残基を含有する分子からなる、モル基準での第1のステップの生成物の量は、50%以上、より好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上である。
好ましい過程において、第1のステップが実施された後、以下の「第2のステップ」が実施される。第2のステップにおいて、第1のステップの生成物は、1つ以上の高級アルキレンオキシドと反応される。第2のステップは、好ましくは、触媒の存在下で実施される。好ましい触媒としては、二重金属シアニド(DMC)触媒、第3級アミン触媒、及び超酸触媒が挙げられる。二重金属シアナイド(cyanaide)触媒及び超酸触媒がより好ましい。第3級アミン触媒は、N−アルキルアルカノールアミン、アミノアルコール、N,N−ジアルキルシクロヘキシルアミン、アルキルアミン(ここで、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、及びこれらの異性体である)、ならびに複素環アミンであってもよい。3級触媒の限定されない実施例は、1−メチル−イミダゾール、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、ジメチルエタノールアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、及び2−エチル−4−メチル−イミダゾールである。超酸触媒の中で、ペルフルオロアルキルスルホン酸及び他の含フッ素スルホン酸が好ましく、トリフル酸がより好ましい。
好ましくは、第2のステップの終わりに、存在するカルボキシル基の一部を形成した−OH基の大部分または全部は、高級アルキルオキシドの少なくとも1個の反応残基によってアルコキシル化されている。好ましくは、モル基準で、第2のステップの実施前にカルボキシル基の一部になっているあらゆる−OH基が、第2のステップ中にアルコキシル化されている、第2のステップの生成物中の分子量は、50%以上、より好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上である。
第2のステップの反応生成物は、本発明のハイブリッドポリオールであると考えられる。
好ましい過程によって作られるハイブリッドポリオールを考えるとき、ハイブリッドポリオールの分子中の高級アルキレンオキシドの隣接する反応残基の鎖の長さを考慮するとき、本明細書で上記に考察されるように、そのような鎖の長さは、完成したポリオール中の互いに対する反応残基の関係によって決定されるものとする。例えば、高級アルキレンオキシドの隣接する反応残基の鎖全体は、予備ステップ中に形成されていてもよく、または高級アルキレンオキシドの隣接する反応残基の鎖全体は、第2のステップ中に形成されていてもよく、または鎖は、予備ステップ中に部分的に形成されており、次いで、第2のステップ中に延長されてもよい。
本発明の組成物のための好ましい使用は、二成分ラミネート接着剤としての使用である。
接着剤は、2つ以上の物質を一緒に結合するために使用される材料である。二成分接着剤は、2つの別々の容器中に2つの別々の材料として保存される組成物であり、2つの材料は、互いと接触されて混合物を形成し、比較的短時間(通常、1時間以内)で、混合物は、1つ以上の物質と接触される。次いで、比較的短時間(通常、1時間以内)で、混合物の一部分が2つ以上の物質と接触している、組立物品が形成される。ある期間の後(硬化時間と呼ばれる)、2つの元の材料は、互いに反応し、物質間の結合を形成している。
ラミネート接着剤は、接着剤組成物が物質の2つの面と接触している比較的薄い層として存在するとき、2つの比較的薄く平坦な物質の間に結合を形成することが可能である、組成物である。本明細書において「フィルム」と呼ばれる好ましい物質は、10マイクロメートル〜1mmの厚さを有し、その他の2つの寸法のそれぞれにおいて、少なくとも10cmの広がりを有する。
好ましい物質の組成物は、有機ポリマー、金属化有機ポリマー、及びアルミニウムなどの金属ホイルである。好ましい有機ポリマーは、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、これらの共押出層、及びこれらのブレンドである。
「ラミネート」は、面が、第2のフィルムの面と接触している接着剤組成物の層と接触している1つのフィルムから作られた、組立物品である。接着剤の層は、連続的または不連続的であってもよい。
ラミネート中、フィルム間の層中の接着剤の量は、好ましくは、1.22g/m2以上、より好ましくは1.46g/m2以上、より好ましくは1.67g/m2以上、より好ましくは2.05g/m2以上である。ラミネート中、フィルム間の層中の接着剤の量は、好ましくは、4.90g/m2以下、より好ましくは4.10g/m2以下、より好ましくは2.5g/m2以下である。
ラミネートを形成するための好ましい方法において、ポリイソシアネート及びハイブリッドポリオールの最近形成された混合物の層が1つの物質に適用され、任意に、接着剤の層が乾燥され、第2の物質が接着剤の層と接触され、組立物品を形成し、組立物品は、例えば、ローラ間を通ることによって、圧力下に置かれる。次いで、組立物品は、好ましくは、18℃〜55℃、より好ましくは25℃〜45℃、より好ましくは25℃〜30℃の温度で保存される。
以下は、本発明の実施例である。
以下の実施例において、以下のポリイソシアネートを使用した。
ポリイソシアネートI:69.0〜71.0%のイソシアネート末端ポリウレタン樹脂、ならびに%NCOが13.0%の、メチレンビス(4−フェニルイソシアネート)、イソシアナート−2−[(4−イソシアナートフェニル)メチル]ベンゼン及びメチレンビス(2−イソシアナート)ベンゼンの組み合わせの29.0〜31.0%。百分率は、ポリイソシアネートIの重量に基づく重量によるものである。ポリイソシアネートIに基づく全ての剤形を周囲温度(約25℃)で硬化した。
ポリイソシアネートII:%NCOが21.8±0.3%の、≧95.0%のイソシアネート末端プレポリマー及び≦0.20%のヘキサメチレンジイソシアネート。ポリイソシアネートIIに基づく全ての剤形を約45〜46℃で硬化した。
本発明のハイブリッドポリオールは、本明細書において、以下で「ポリエステル−ポリエーテル」ポリオールと称される。ポリオールの以下の特徴を測定した。
ASTM D4274Dのプロトコルに従って、ヒドロキシル価(「OH価」)を、水酸化カリウム(KOH)mg/gとして測定した。
標準メタノールKOH溶液(0.01N:Fisher Scientificから認定、入手可能)を有する試料のメタノール溶液の電位差滴定に従って、酸価を、水酸化カリウム(KOH)mg/gとして測定し、かつそれによって決定した。
ASTM D4671に従って、全不飽和をmeq/gとして測定した。
ASTM E203に従って、水の重量%を測定した。
225℃のヘッドスペース分析によって、総揮発性物質を測定した。
ASTM D455及びコーンプレート:ISO3219に従って、粘度を測定した。
計算デジタル密度計MDA4500を利用することによって、密度を測定した。
10gの試料を60mLの中和された水−メタノール(重量で1:10の水:メタノール)溶液に添加した後に、標準pH計を使用して、pH(1H2O+10MeOH)、見掛けのpHを測定した。
各ポリオールの13C NMRスペクトルを得た。そのスペクトルの分析から、いくつかの特徴を決定した。第1に、開始ポリオール(または開始ポリオールの作製で使用されるリストPポリオール)の性質を検証した。第2に、ポリオールの分子当たりの以下のそれぞれの反応残基の数を決定した:フタル酸無水物(PA)及びプロピレンオキシド(PO)。POに対して2つの数が報告される場合、1つ目は、開始ポリオールを作るためのリストPポリオールに付着したPO残基の数を表し、2つ目の数は、フタル酸無水物が開始ポリオールと反応した後に、ポリオールに付着したPO残基の数を表す。
F.Heatley,et.al.,Macromolecules,21(9),2713−2721(1988)の方法を使用した、13C NMRの分析によって、第1級及び第2級ヒドロキシル基の割合を決定した。
VORANOL(商標)CP6001+VORANOL(商標)CP4100+VORANOL(商標)CP1000の標準ポリオール混合物(Dow Chemical Companyからの、Mn=6000、4100、2000、及び1000Daを有する、トリオールグリセリンベースのポリプロピレンポリオール)を使用して、室温で、サイズ排除クロマトグラフィ(以下、「GPC」と略される)を測定した。計算は、限られた標準方法に基づく。
実施例1:ハイブリッドポリオール合成
295.6g(2.79モル)のジエチレングリコール(DEG)及び825.4g(5.58モル)のフタル酸無水物を、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合した。反応混合物を、撹拌せず、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を6バールのN2圧力で、120℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌をオンにし、50から200rpmへと撹拌速度を徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。反応器温度を130℃まで上げた。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。0.0547gのDMC触媒を樹脂に添加し、200.0gのプロピレンオキシドを、13分間にわたって15g/分の供給速度で、反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.3バールに達していた。この時点で、反応器中の撹拌速度を700rpmに上げ、反応器内容物をこれらの条件下で1時間撹拌した。酸化物の非常に遅い消費速度のみが観察された。プロピレンオキシドを放出し、反応混合物を6バールの窒素圧で10回洗浄し、続けて5分間、100℃で真空洗浄した。反応器を開放し、0.0547gのDMC触媒を添加した。反応器を閉鎖し、150rpmで撹拌しながら、6バールの窒素圧で10回洗浄した。反応器を120℃で恒温した。内部の圧力を1ミリバール未満にするために、真空を反応器に印加した。真空ラインを閉鎖し、200gのプロピレンオキシドを真空化された反応器に15g/分で添加し、4.3バールのプロピレンオキシドを構築した。この時点で、反応器中の撹拌速度を700rpmに上げ、反応器内容物をこれらの条件下で1時間撹拌した。この場合も同様に、酸化物の非常に遅い消費速度のみが観察された。プロピレンオキシドを放出し、反応混合物を6バールの窒素圧で10回洗浄し、続けて5分間、100℃で真空洗浄した。反応器を開放し、さらに0.0547gのDMC触媒を添加した。反応器を閉鎖し、150rpmで撹拌しながら、6バールの窒素圧で10回洗浄した。反応器を120℃で恒温した。内部の圧力を1ミリバール未満にするために、真空を反応器に印加した。真空ラインを閉鎖し、200gのプロピレンオキシドを真空化された反応器に15g/分の速度で添加し、4.3バールのプロピレンオキシド圧力を構築した。この時点で、反応器中の撹拌速度を700rpmに上げた。プロピレンオキシド供給の終了の23分後、強い発熱(120〜155℃)が観察され、反応器中のプロピレンオキシド圧力は、1分未満で、0.3バール未満まで急に低下した。この時点で、触媒を活性化し、残りの563gのプロピレンオキシドを、37分以内で、15g/分の供給速度で反応器に添加した。この供給状態の間、平衡プロピレンオキシド圧力を0.71バールで構築した。供給の終わりに、30分間の消化時間を割り当てた。生成物を6バールの窒素圧で10回洗浄し、続いて、30分間100℃で真空ストリッピングした。93重量ppmのDMCエンドバッチ濃度を有する、無色液体を得た。反応器の温度を80℃まで下げた。生成物を高温で取り出し、プラスチック容器中に収集した。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:111mgKOH/g、酸価:0.24mgKOH/g、全不飽和:0.0018meq/g、水:140ppm、総揮発性物質85ppm、25℃での粘度:3680mPa.s、50℃での粘度:401mPa.s、100℃での粘度:34.9mPa.s、25℃での密度:1.116g/cm3、13C−NMR:DEG+2.0PA+10.9PO、Mn=1032Da、第1級OH:全OHの4.5%、第2級OH:全OHの95.5%、GPC:Mn=760g/モル、Mw/Mn=1.08。
実施例2:ハイブリッドポリオール合成
601.10g(5.89モル)のDEG及び1744.34g(11.79モル)のフタル酸無水物は、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合される。反応混合物を、撹拌しないで、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を6バールのN2圧で、120℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌をオンにし、50から200rpmへと撹拌速度を徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。反応器温度を130℃まで上げた。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。0.00592gのDMC触媒を樹脂に添加し、180.0gのプロピレンオキシドを、12分間にわたって、15g/分の供給速度で反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、3.0バールに達していた。この時点で、反応器中の撹拌速度を700rpmまで上げ、反応器内容物をこれらの条件下で1時間撹拌した。酸化物の非常に遅い消費速度のみが観察された。プロピレンオキシドを放出し、反応混合物を6バールの窒素圧で10回洗浄し、続けて5分間、100℃で真空洗浄した。反応器を開放し、0.00592gのDMC触媒を添加した。反応器を閉鎖し、150rpmで撹拌しながら、6バールの窒素圧で10回洗浄した。反応器を120℃で恒温した。内部の圧力を1ミリバール未満にするために、真空を反応器に印加した。真空ラインを閉鎖し、180gのプロピレンオキシドを真空化された反応器に15g/分で添加し、3.0バールのプロピレンオキシドを構築した。この時点で、反応器中の撹拌速度を700rpmまで上げ、反応器内容物をこれらの条件下で1時間撹拌した。この場合も同様に、酸化物の非常に遅い消費速度のみが観察された。プロピレンオキシドを放出し、反応混合物を6バールの窒素圧で10回洗浄し、続けて5分間、100℃で真空洗浄した。反応器を開放し、さらに0.0592gのDMC触媒を添加した。反応器を閉鎖し、150rpmで撹拌しながら、6バールの窒素圧で10回洗浄した。反応器を120℃で恒温した。内部の圧力を1ミリバール未満にするために、真空を反応器に印加した。真空ラインを閉鎖し、180gのプロピレンオキシドを真空化された反応器に15g/分の速度で添加し、3.0バールのプロピレンオキシド圧力を構築した。この時点で、反応器中の撹拌速度を700rpmまで上げた。プロピレンオキシド供給の終了の23分後、強い発熱(120〜134℃)が観察され、反応器中のプロピレンオキシド圧力は、6分で、2.4バールから0.3バール未満まで低下した。この時点で、触媒を活性化し、30分間の消化時間を割り当てた。生成物を6バールの窒素圧で10回洗浄し、続いて、30分間100℃で真空ストリッピングした。77重量ppmのDMCエンドバッチ濃度を有する、無色液体を得た。反応器の温度を80℃まで下げた。生成物を高温で取り出し、プラスチック容器中に収集した。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:174mgKOH/g、酸価:1.32mgKOH/g、全不飽和:0.002meq/g、水:230ppm、総揮発性物質142ppm、50℃での粘度:2054mPa.s、75℃での粘度:860mPa.s、100℃での粘度:76mPa.s、25℃での密度:1.190g/cm3、13C−NMR:DEG+2.0PA+4.4PO、Mn=660Da、第1級OH:全OHの30.0%、第2級OH:全OHの70.0%、GPC:Mn=443g/モル、Mw/Mn=1.12。
実施例3:ハイブリッドポリオール合成
500.0g(4.71モル)のDEG及び1408.0g(9.42モル)のフタル酸無水物が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合される。反応混合物を、撹拌しないで、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、6バールのN2圧で、110℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌をオンにし、50から200rpmへと撹拌速度を徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。反応器温度を130℃まで上げた。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(1095.0g、18.85モル)を、75分間にわたって、15g/分の供給速度で反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、5.1バール(510kPa)に達していた。2時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、4.0バール(400kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、285.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で0.5時間、真空中で未反応POを取り除いた。ドライバッグ中で5分間、10000rpmのIKA Ultra Turrax T25ブレンダを使用して、上記の通り、取り除いた試料から採取した274.0gのポリオール中に、固体DMC触媒(0.959g)を分散した。分散液は、3490ppmのDMC触媒を含有する。反応器を130℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した68.1gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分の供給速度で、さらに100gのPOを供給した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに73.7gのDMC触媒分散液を反応器に注入した。反応器内容物をさらに1.0時間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。さらに70.2gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに100gのPOを供給した。反応器内容物をさらに1.0時間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。さらに60.1gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに100gのPOを供給した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、供給終了後15分以内に観察された。さらに790g(13.60モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。供給の終了時、1.0時間の消化時間を割り当てた。生成物を120℃で1時間、真空中で取り除いた。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:129mgKOH/g、酸価:0.1mgKOH/g、全不飽和:0.0052meq/g、水:190ppm、総揮発性物質80ppm、25℃での粘度:6010mPa.s、50℃での粘度:595mPa.s、75℃での粘度:114mPa.s、100℃での粘度:37mPa.s、60℃での密度:1.103g/cm3、25℃での密度:1.127g/cm3、13C−NMR:DEG+2.0PA+8.0PO、Mn=869Da、第1級OH:全OHの12.6%、第2級OH:全OHの87.4%、GPC:Mn=670g/モル、Mw/Mn=1.15。
実施例4:ハイブリッドポリオール合成
762.1g(3.92モル)のテトラエチレングリコール(TEG)及び1162.5g(7.85モル)のフタル酸無水物が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合される。反応混合物を、撹拌しないで、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、6バールのN2圧で、110℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌をオンにし、50から200rpmへと撹拌速度を徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。反応器温度を130℃まで上げた。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(820.0g、14.12モル)を、55分間にわたって、15g/分の供給速度で反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。3.0時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、3.8バール(380kPa)まで減少する。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、170.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で0.5時間、撹拌しながら真空中で未反応POを取り除いた。ドライバッグ中で5分間、10000rpmのIKA Ultra Turrax T25ブレンダを使用して、上記の通り、取り除いた試料から採取した155.0gのポリオール中に、固体DMC触媒(0.473g)を分散した。分散液は、3040ppmのDMC触媒を含有する。反応器を140℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した65.0gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに180gのPOを供給した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに40.0gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに100gのPOを供給した。反応器内容物をさらに1.0時間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。さらに50.0gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに100gのPOを供給した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、供給の終了後10分以内に観察された。さらに165g(2.84モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。供給の終了時、1.0時間の消化時間を割り当てた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:141mgKOH/g、酸価:0.1mgKOH/g、全不飽和:0.023meq/g、水:120ppm、総揮発性物質5694ppm、25℃での粘度:6030mPa.s、50℃での粘度:586mPa.s、75℃での粘度:112mPa.s、100℃での粘度:27mPa.s、25℃での密度:1.160g/cm3、60℃での密度:1.132g/cm3、13C−NMR:TEG+2.0PA+5.9PO、Mn=834Da、第1級OH:全OHの12.9%、第2級OH:全OHの87.1%、GPC:Mn=580g/モル、Mw/Mn=1.12。
実施例5:ハイブリッドポリオール合成
768.2g(3.96モル)のTEG、及びエタノール中のトリフル酸(生成物の重量に基づき、25ppmのトリフル酸(TFA))の0.79gの10%溶液が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中に配置される。反応器を閉鎖し、250rpmの撹拌で、2.2バールのN2圧で、100℃で恒温した。反応器内容物を、100℃で0.5時間、真空中で取り除いた。真空ラインを閉鎖し、EO(523.0g、11.87モル)を、50分間にわたって、10.5g/分の供給速度で反応器に供給した。強い即時反応開始に伴って発熱が起こった。この供給の終了時、0.5時間のさらなる消化時間を割り当てた。撹拌速度を50rpmまで下げた。反応器を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。1172.4g(7.92モル)のフタル酸無水物、0.04g(0.29ミリモル)のK2CO3、及び0.16gの2−エチル−4−メチル−イミダゾール(EMI)(生成物の重量に基づき、50ppm)が、反応器に添加される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、50rpmの撹拌で、6バールのN2圧で、100℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から250rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに0.5時間撹拌した。反応器温度を130℃まで上げた。反応器内容物をさらに1時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げた。PO(749.0g、12.90モル)を、65分間にわたって、11.5g/分の供給速度で反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。3.5時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、2.5バール(250kPa)まで下がる。反応器温度を100℃まで下げた。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、エタノール中のトリフル酸(TFA、生成物の重量に基づき、142ppm)の4.59gの10%溶液を、反応器に注入した。反応器中の急激な圧力降下及び発熱が観察される。20分のさらなる消化時間を割り当てた。残りのトリフル酸を中和させるために、反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、水酸化カリウム(4.73g、エタノール中の0.5モル/Lの溶液)を、反応器に注入した。次いで、生成物を、120℃で2時間、真空中で取り除いた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:136mgKOH/g、酸価:2.1mgKOH/g、全不飽和:0.0072meq/g、水:160ppm、総揮発性物質229ppm、25℃での粘度:8920mPa.s、50℃での粘度:971mPa.s、75℃での粘度:206mPa.s、100℃での粘度:95mPa.s、25℃での密度:1.196g/cm3、60℃での密度:1.167g/cm3、13C−NMR:TEG+3.0EO+2.0PA+2.8PO、Mn=785Da、第1級OH:全OHの42.6%、第2級OH:全OHの57.4%、GPC:Mn=570g/モル、Mw/Mn=1.23。
実施例6:ハイブリッドポリオール合成
473.8g(3.53モル)のジプロピレングリコール(DPG)及び1046.1g(7.06モル)のフタル酸無水物が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合される。反応混合物を、撹拌しないで、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、6バールのN2圧で、130℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌をオンにし、50から200rpmへと撹拌速度を徐々に上げた。反応器内容物をさらに2.5時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(820.0g、14.12モル)を、65分間にわたって、13g/分の供給速度で反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.8バール(480kPa)に達していた。15.0時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、1.8バール(180kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、94.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で10分間、撹拌しながら真空中で、未反応POを取り除いた。ドライバッグ中で5分間、10000rpmのIKA Ultra Turrax T25ブレンダを使用して、上記の通り、取り除いた試料から採取した83.7gのポリオール中に、固体DMC触媒(0.312g)を分散した。分散液は、3700ppmのDMC触媒を含有する。反応器を140℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した31.6gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、100gのPOを供給した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに30.6gのDMC触媒分散液を、反応器に注入した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、供給の終了後10分以内に観察された。さらに709g(12.21モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。供給の終了時、1.0時間の消化時間を割り当てた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:133mgKOH/g、酸価:0.3mgKOH/g、全不飽和:0.0079meq/g、水:180ppm、総揮発性物質1425ppm、25℃での粘度:10200mPa.s、50℃での粘度:839mPa.s、75℃での粘度:143mPa.s、100℃での粘度:54mPa.s、25℃での密度:1.123g/cm3、60℃での密度:1.095g/cm3、13C−NMR:DPG+2.0PA+8.2PO、Mn=904Da、第1級OH:全OHの14.0%、第2級OH:全OHの86.0%、GPC:Mn=650g/モル、Mw/Mn=1.11。
実施例7:ハイブリッドポリオール合成
590.8g(4.40モル)のDPG、及びエタノール中のトリフル酸(生成物の重量に基づき、18ppmのTFA)の0.71gの10%溶液が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中に配置される。反応器を閉鎖し、200rpmの撹拌で、1バールのN2圧で、100℃で恒温した。反応器内容物を、100℃で0.5時間、真空中で取り除いた。真空ラインを閉鎖し、撹拌速度を400rpmまで上げ、PO(511.5g、8.81モル)を、35分間にわたって、15g/分の供給速度で反応器に供給した。強い即時反応開始に伴って発熱が起こった。この供給の終了時、0.5時間のさらなる消化時間を割り当てた。撹拌速度を50rpmまで下げた。反応器を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。1305.3g(8.81モル)のフタル酸無水物及び0.04g(0.29ミリモル)のK2CO3が、反応器に添加される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、50rpmの撹拌で、6バールのN2圧で、100℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から100rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに16時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、温度を130℃まで上げ、撹拌速度を400rpmまで上げた。PO(1074.3g、18.50モル)を、100分間にわたって、11g/分の供給速度で反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。4.5時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、2.7バール(270kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、468.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で0.5時間、撹拌しながら真空中で未反応POを取り除いた。ドライバッグ中で15分間、14000rpmのIKA Ultra Turrax T25ブレンダを使用して、上記の通り、取り除いた試料から採取した270.0gのポリオール中に、固体DMC触媒(0.753g)を分散した。分散液は、2780ppmのDMC触媒を含有する。反応器を140℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した84.8gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分の供給速度で、さらに100gのPOを供給した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに82.4gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに100gのPOを供給した。反応器内容物をさらに1.0時間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。さらに84.8gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、さらに100gのPOを供給した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、供給の終了後20分以内に観察された。さらに66gのPOが、30g/分で、反応器に供給される。さらに1.0時間の消化時間を割り当てた。生成物を、120℃で1時間、真空中で取り除いた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:136mgKOH/g、酸価:0.6mgKOH/g、全不飽和:0.006meq/g、水:260ppm、総揮発性物質280ppm、25℃での粘度:12800mPa.s、50℃での粘度:1010mPa.s、75℃での粘度:144mPa.s、100℃での粘度:35mPa.s、60℃での密度:1.100g/cm3、25℃での密度:1.129g/cm3、13C−NMR:DPG+2.0PA+7.5PO、Mn=866Da、第1級OH:全OHの23.3%、第2級OH:全OHの76.7%、GPC:Mn=610g/モル、Mw/Mn=1.18。
実施例8:ハイブリッドポリオール合成
1732.3g(4.08モル)のVORANOL*P400ジオールポリエーテルポリオール、1207.5g(8.15モル)のフタル酸無水物、及び0.20gのEMI(生成物の重量に基づき、50ppm)が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で、50rpmの撹拌で混合される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を6バールのN2圧で、130℃で恒温した。得られたスラリーは、反応器中で徐々に溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から200rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに2.5時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(758.0g、13.05モル)を、55分間にわたって、14g/分の供給速度で、反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、5.1バール(510kPa)に達していた。3.5時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、2.9バール(290kPa)まで下がる。反応器温度を100℃まで下げた。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、エタノール中のトリフル酸(TFA、生成物の重量に基づき、145ppm)の5.37gの10%溶液を、反応器に注入した。反応器中の急激な圧力降下及び発熱が観察される。20分のさらなる消化時間を割り当てた。残りのトリフル酸を中和させるために、反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、水酸化カリウム(7.15g、エタノール中の0.5モル/Lの溶液)を、反応器に注入した。次いで、生成物を、120℃で1時間、真空中で取り除いた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:126mgKOH/g、酸価:4.9mgKOH/g、全不飽和:0.0079meq/g、水:250ppm、総揮発性物質393ppm、25℃での粘度:13900mPa.s、50℃での粘度:1110mPa.s、75℃での粘度:168mPa.s、100℃での粘度:47mPa.s、25℃での密度:1.122g/cm3、60℃での密度:1.093g/cm3、13C−NMR:DPG+5.0PO+2.0PA+2.8PO、Mn=885Da、第1級OH:全OHの33.6%、第2級OH:全OHの66.4%、GPC:Mn=660g/モル、Mw/Mn=1.20。
実施例9:ハイブリッドポリオール合成
1772.2g(4.17モル)のVORANOL*P400ジオールポリエーテルポリオール及び617.6g(4.17モル)のフタル酸無水物が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で、50rpmの撹拌で混合される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、6バールのN2圧で、130℃で恒温した。得られたスラリーは、反応器中で徐々に溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から200rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(588.0g、10.12モル)を、90分間にわたって、6.5g/分の供給速度で、反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、5.4バール(540kPa)に達していた。17.0時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、3.4バール(340kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、276.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で10分間、撹拌しながら真空中で未反応POを取り除いた。ドライバッグ中で5分間、10000rpmのIKA Ultra Turrax T25ブレンダを使用して、上記の通り、取り除いた試料から採取した266.1gのポリオール中に、固体DMC触媒(0.646g)を分散した。分散液は、2420ppmのDMC触媒を含有する。反応器を140℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した54.1gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、50gのPOを供給した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに48.6gのDMC触媒分散液を反応器に注入した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに48.7gのDMC触媒分散液を反応器に注入した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに50.3gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、55gのPOを供給した。反応器内容物を1.0時間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに51.0gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、30g/分で、95gのPOを供給した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、供給の終了後10分以内に観察された。さらに267g(4.60モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。供給の終了時、0.5時間の消化時間を割り当てた。次いで、生成物を、100℃で0.5時間、真空中で取り除いた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:141mgKOH/g、酸価:0.1mgKOH/g、全不飽和:0.0081meq/g、水:110ppm、総揮発性物質340ppm、25℃での粘度:884mPa.s、50℃での粘度:153mPa.s、75℃での粘度:42mPa.s、100℃での粘度:28mPa.s、25℃での密度:1.065g/cm3、60℃での密度:1.037g/cm3、13C−NMR:DPG+5.0PO+1.0PA+4.0PO、Mn=805Da、第1級OH:全OHの13.3%、第2級OH:全OHの86.7%、GPC:Mn=710g/モル、Mw/Mn=1.11。
実施例10:ハイブリッドポリオール合成
1173.0g(2.60モル)のVORANOL CP450ポリオール及び384.0g(2.60モル)のフタル酸無水物が、反応器に添加される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、50rpmの撹拌で、6バールのN2圧で、100℃で恒温した。スラリーは、反応器中で徐々に溶解し、この温度で1時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から100rpmへと徐々に増加した。反応器内容物をさらに15時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、温度を130℃まで上げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(385.0g、6.63モル)を、70分間にわたって、5.5g/分の平均供給速度で、反応器に供給した。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。1.0時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、4.0バール(400kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、268.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で10分間、撹拌しながら真空中で未反応POを取り除いた。固体DMC触媒(0.346g)を、取り除いたポリオール試料中に分散した。分散液は、1290ppmのDMC触媒を含有する。反応器を130℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した66.6gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、さらに70g(1.21モル)のPOを供給した。反応器内容物は、1.0時間撹拌される。DMC触媒活性化は観察されなかった。さらに91.4gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、さらに20g(0.35モル)のPOを供給した。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。反応器温度を140℃まで上げた。残りの110.0gのDMC触媒分散液を、1.41gのAl(s−BuO)3と混合し、反応器に注入した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、注入後10分以内に観察された。さらに1152g(19.83モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。さらに0.5時間の消化時間を割り当てた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:136mgKOH/g、酸価:0.04mgKOH/g、全不飽和:0.0069meq/g、水:60ppm、総揮発性物質331ppm、25℃での粘度:1130mPa.s、50℃での粘度:189mPa.s、75℃での粘度:48mPa.s、100℃での粘度:12mPa.s、60℃での密度:1.051g/cm3、25℃での密度:1.026g/cm3、13C−NMR:グリセリン+1.0PA+16.8PO、Mn=1217Da、第1級OH:全OHの11.8%、第2級OH:全OHの88.2%、GPC:Mn=1030Da、Mw/Mn=1.11。
実施例11:ハイブリッドポリオール合成
1340.5g(2.96モル)のVORANOL CP450ポリオール及び877.8g(5.93モル)のフタル酸無水物が、反応器に添加される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、50rpmの撹拌で、6バールのN2圧で、100℃で恒温した。スラリーは、反応器中で徐々に溶解し、この温度で1時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から100rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに15時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、温度を130℃まで上げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(678.0g、11.67モル)を、100分間にわたって、6.8g/分の平均供給速度で反応器に供給した。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。45分のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、4.4バール(440kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、273.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で10分間、撹拌しながら真空中で未反応POを取り除いた。取り除いたポリオール試料中に、固体DMC触媒(0.422g)を分散した。分散液は、1545ppmのDMC触媒を含有する。反応器を130℃で恒温した。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製した54.3gのDMC触媒分散液を反応器に注入した。反応器内容物を100分間撹拌した。DMC触媒活性化は観察されなかった。反応器温度を140℃まで上げた。さらに54.7gのDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、さらに98g(1.69モル)のPOを供給した。反応器内容物をさらに30分間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。さらに94.4gのDMC触媒分散液を反応器に注入した。反応器内容物をさらに45分間撹拌した。触媒活性化は観察されなかった。残りの69.2gのDMC触媒分散液を2.25gのAl(s−BuO)3と混合し、反応器に注入した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、注入後10分以内に観察された。さらに827g(14.24モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。さらに0.5時間の消化時間を割り当てた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:140mgKOH/g、酸価:0.09mgKOH/g、全不飽和:0.0092meq/g、水:120ppm、総揮発性物質668ppm、25℃での粘度:6400mPa.s、50℃での粘度:687mPa.s、75℃での粘度:127mPa.s、100℃での粘度:53mPa.s、60℃での密度:1.070g/cm3、25℃での密度:1.097g/cm3、13C−NMR:グリセリン+2.0PA+15.7PO、Mn=1300Da、第1級OH:全OHの18.5%、第2級OH:全OHの81.5%、GPC:Mn=1000Da、Mw/Mn=1.13。
実施例12:ハイブリッドポリオール合成
1066.4g(2.37モル)のVORANOL CP450ポリオール及び1053.0g(7.11モル)のフタル酸無水物が、反応器に添加される。反応混合物を、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、50rpmの撹拌で、6バールのN2圧で、110℃で恒温した。スラリーは、反応器中で徐々に溶解し、この温度で1時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から100rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに15時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、温度を130℃まで上げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(825.0g、14.20モル)を、290分間にわたって、2.8g/分の平均供給速度で、反応器に供給した。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。21.0時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、2.9バール(290kPa)まで下がる。反応器の底弁に接続された、真空化されたスチールボンベを用いて、93.0gの試料を採取した。試料をガラスフラスコ中に移し、100℃で10分間、撹拌しながら真空中で未反応POを取り除いた。0.111gのDMC触媒及び2.25gのAl(s−BuO)3が、取り除いたポリオール試料中に分散される。分散液は、1200ppmのDMC触媒を含有する。反応器温度を140℃まで上げた。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、上記の通り調製したDMC触媒分散液を反応器に注入し、続いて、さらに100g(1.72モル)のPOを供給した。円滑なDMC触媒活性化と、それに伴う反応器中の圧力降下及び発熱が、注入後30分以内に観察された。さらに150g(2.58モル)のPOが、30g/分で、反応器に供給される。さらに0.5時間の消化時間を割り当てた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:129mgKOH/g、酸価:1.31mgKOH/g、全不飽和:0.0097meq/g、水:300ppm、総揮発性物質1383ppm、25℃での粘度:50100mPa.s、50℃での粘度:3150mPa.s、75℃での粘度:389mPa.s、100℃での粘度:89mPa.s、13C−NMR:グリセリン+3.0PA+13.8PO、Mn=1336Da、第1級OH:全OHの29.0%、第2級OH:全OHの71.0%、GPC:Mn=990Da、Mw/Mn=1.15。
実施例13:ハイブリッドポリオール合成
190.9g(2.07モル)のグリセリン及び307.1g(2.07モル)のフタル酸無水物が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合される。反応混合物を、撹拌しないで、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、6バールのN2圧で、110℃で恒温した。最初に、固体の反応器内容物は徐々に反応器中で溶解し、この温度で0.5時間後に主に液体になる。撹拌をオンにし、50から200rpmへと撹拌速度を徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.5時間撹拌した。反応器温度を100℃まで下げた。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、エタノール中のトリフル酸(生成物の重量に基づき、50ppmのTFA)の0.55gの10%溶液を、反応器に注入した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を400rpmまで上げた。PO(610.5g、10.51モル)を、40分間にわたって、15g/分の供給速度で、反応器に供給した。強い即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、3.0バール(300kPa)に達していた。供給の終了時、30分のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、1.4バール(140kPa)まで下がる。残りのトリフル酸を中和させるために、炭酸カリウム(0.03g、0.22ミリモル)を生成物に添加した。次いで、生成物を、100℃で2時間、真空中で取り除いた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:243mgKOH/g、酸価:48mgKOH/g、全不飽和:0.006meq/g、水:120ppm、総揮発性物質329ppm、50℃での粘度:1820mPa.s、75℃での粘度:280mPa.s、100℃での粘度:83mPa.s、60℃での密度:1.124g/cm3、25℃での密度:1.151g/cm3、pH:3.5。13C−NMR:グリセリン+1.0PA+4.7PO、Mn=514Da、第1級OH:全OHの63.2%、第2級OH:全OHの36.8%。GPC:Mn=330g/モル、Mw/Mn=1.39。
実施例14:ハイブリッドポリオール合成
2011.0g(7.89モル)のVORANOL*CP260トリオールポリエーテルポリオール、1520.4g(10.25モル)のフタル酸無水物、及び0.20gの2−エチル−4−メチル−イミダゾール(生成物の重量に基づき、51ppmのEMI)が、5Lステンレス製アルコキシル化反応器中で混合される。反応混合物を、50rpmで撹拌しながら、6バール(600kPa)の窒素(N2)圧で10回洗浄した。反応器を、6バールのN2圧で、130℃で恒温した。初期反応スラリーは、反応器中で徐々に溶解し、この温度で0.50時間後に主に液体になる。撹拌速度を50から200rpmへと徐々に上げた。反応器内容物をさらに1.50時間撹拌した。反応器中のN2圧を1.0バールまで下げ、撹拌速度を300rpmまで上げた。PO(1202.0g、20.70モル)を、80分間にわたって、15g/分の供給速度で、反応器に供給した。即時反応開始に伴って発熱が起こった。供給の完了時に、反応器中の全圧は、4.9バール(490kPa)に達していた。3.0時間のさらなる消化時間を割り当てた。反応器中の全圧は、4.3バール(430kPa)まで下がる。反応器温度を100℃まで下げた。反応器に接続された、加圧されたステンレス製ボンベを用いて、エタノール中のトリフル酸(生成物の重量に基づき、142ppmのTFA)の6.33gの10%溶液を、反応器に注入した。反応器中の急激な圧力降下及び発熱が観察される。この供給の終了時、30分のさらなる消化時間を割り当てた。残りの窒素圧を放出し、反応混合物を、6バール(600kPa)のN2圧で10回洗浄した。残りのトリフル酸を中和させるために、水酸化カリウム(6.67g、エタノール中の0.5モル/Lの溶液)を生成物に添加した。次いで、生成物を、120℃で1時間、真空中で取り除いた。無色粘性液体を得た。
生成されたハイブリッドポリエステル−ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:269mgKOH/g、酸価:1.27mgKOH/g、全不飽和:0.006meq/g、水:13ppm、25℃での粘度:36500mPa.s、50℃での粘度:2050mPa.s、75℃での粘度:268mPa.s、100℃での粘度:74mPa.s、60℃での密度:1.126g/cm3、25℃での密度:1.153g/cm3、pH:5.2。13C−NMR:グリセリン+2.8PO+1.3PA+2.6PO、Mn=6000Da、第1級OH:全OHの32.5%、第2級OH:全OHの67.5%。GPC:Mn=450g/モル、Mw/Mn=1.18。
比較例C15:ポリオール
DMC触媒を使用して、脱イオン水を開始剤として用い、ポリプロピレングリコールポリマーを調製した。
ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:146mgKOH/g、酸価:0.03mgKOH/g、全不飽和:0.0068meq/g、水:30ppm、総揮発性物質31ppm、25℃での粘度:121mPa.s、50℃での粘度:40mPa.s、75℃での粘度:21mPa.s、100℃での粘度:16mPa.s、60℃での密度:0.9739g/cm3、25℃での密度:1.001g/cm3、pH:8.4。
比較例C16:ポリオール:
DMC触媒を使用して、グリセリンを開始剤として用い、ポリプロピレングリコールポリマーを調製した。
ポリエーテルポリオールは、以下の特性を有する:OH値:143mgKOH/g、酸価:0.03mgKOH/g、全不飽和:0.0036meq/g、水:110ppm、総揮発性物質32ppm、25℃での粘度:301mPa.s、50℃での粘度:80mPa.s、75℃での粘度:20mPa.s、100℃での粘度:10mPa.s、60℃での密度:0.9891g/cm3、25℃での密度:1.016g/cm3、pH:8.6。
一連のラミネート構造物を使用した、イソシアネートプレポリマー樹脂で、ハイブリッドポリオール及びポリオールの付着特性を評価した。これらの2部接着剤系を、溶媒手圧鋳造法及びラミネータを介して評価した。
接着剤特性を測定するための試験
接着剤ラミネーション評価手順:
ポリイソシアネートIまたはポリイソシアネートIIのいずれかを乾燥酢酸エチル中に溶解させ、ガラス瓶中のローリングミルで混合し、次いで、溶液にハイブリッドポリオールまたはポリエーテル−ポリオールを添加し、溶液の外観が均一になるまで、ローリングミル上でさらに混合することによって、溶媒ベースの溶液(50%固体)から、接着剤調合をスクリーニングした。
フィルム及び金属化フィルムを、約0.1KWの電力レベルでコロナ処理した。コロナ処理なしで、アルミニウムホイルを使用した。接着剤溶液を、1.6276g/m2(1.0lb/rm)のコーティング重量を得るために、#3巻線ドローダウンロッドを用いて、第1のフィルム上にハンドコーティングし、次いで、約30秒間、IRヒータ下で乾燥させた。65.6℃(150°F)のニップ温度で、水加熱式ラミネータ上で、第1のフィルムを第2のフィルムに積層した。結合試験を促進するために、ラミネート内に接着ストリップを有する、3つのラミネート、20.3cm×27.9cm(8インチ×11インチ)を各構造物に対して調製した。ラミネート試料にわたって同等の圧力を印加するために、ラミネートを0.45〜0.90kg(1〜2lbs)の重量下に配置した。
Tピール接着強度手順:
接着ストリップカッターを利用して、ラミネート構造から切断した15mm×127cm(5インチ)の長さの試料上で、Tピール接着強度を測定した。50N Test Fixtureを用いたThwing−Albert QC−3A Tensile Testerで、10cm/分のTピールで、各構造物に対する3つのラミネートのそれぞれからの試料上で、Tピール強度を測定し、故障モードと共に、各試料に対して、高及び平均強度を記録し、平均Tピール強度が報告される。ラミネート上の結合強度を、1及び7日目に測定した。
以下の略語が、試験結果を記載するために使用される:「as」=接着剤割れ、「ftr」=フィルム引き裂き、「fstr」=フィルム延伸、「sec」=第2、「zip」=ジッパー状接着、「pmt」=部分的金属移行。
接着性試験で使用した物質は、以下の通りであった:
ラミネートは、以下の通りであった。
実施例17:
実施例3のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:85のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール3の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例18:
実施例3のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:80のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール3の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例19:
実施例3のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール3の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例20:
実施例4のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:80のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール4の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例21:
実施例4のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール4の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例22:
実施例4のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:70のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール4の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例23:
実施例1のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:100のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール1の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例24:
実施例1のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:94のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール1の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例25:
実施例1のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:90のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール1の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例26:
実施例2のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール2の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例27:
実施例2のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:70のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール2の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例28:
実施例2のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:65のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール2の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例29:
実施例5のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:85のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール5の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例30:
実施例5のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:80のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール5の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例31:
実施例5のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール5の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例32:
実施例6のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:85のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール6の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例33:
実施例6のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:80のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール6の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例34:
実施例6のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール6の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例35:
実施例7のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:83のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール7の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例36:
実施例7のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:78のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール7の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例37:
実施例7のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:73のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール7の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例38:
実施例8のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:93のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール8の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例39:
実施例8のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:87のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール8の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例40:
実施例8のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:82のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール8の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例41:
実施例9のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:80のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール9の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例42:
実施例9のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール9の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例43:
実施例9のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:70のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール9の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例44:
実施例10のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:83のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール10の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例45:
実施例10のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:78のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール10の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例46:
実施例10のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:73のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール10の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例47:
実施例11のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:80のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール11の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例48:
実施例11のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:75のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール11の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例49:
実施例11のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:70のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール11の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例50:
実施例12のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:86のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール12の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例51:
実施例12のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:81のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール12の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例52:
実施例12のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:76のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール12の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例53
実施例13のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:38のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例54:
実施例13のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:35のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例55:
実施例13のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:32.8のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例56:
実施例14のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:41のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例57:
実施例14のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:38.3のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール14の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例58:
実施例14のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:35.8のポリイソシアネートI:ハイブリッドポリオール14の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
比較例C59:
比較例C15のポリエーテル−ポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:78のポリイソシアネートI:ポリエーテル−ポリオール15の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
比較例C60:
比較例C15のポリエーテル−ポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:73のポリイソシアネートI:ポリエーテル−ポリオールC15の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
比較例C61:
比較例C15のポリエーテル−ポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:69のポリイソシアネートI:ポリエーテル−ポリオールC15の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
比較例C62(実施例)
比較例C16のポリエーテル−ポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:79のポリイソシアネートI:ポリエーテル−ポリオールC16の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
比較例C63:
比較例C16のポリエーテル−ポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:74のポリイソシアネートI:ポリエーテル−ポリオールC16の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
比較例C64(実施例):
比較例C16のポリエーテル−ポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:69のポリイソシアネートI:ポリエーテル−ポリオールC16の混合重量比で、ポリイソシアネートIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例65:
実施例13のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:69のポリイソシアネートII:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例66:
実施例13のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:65のポリイソシアネートII:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例67:
実施例13のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:61のポリイソシアネートII:ハイブリッドポリオール13の混合重量比で、ポリイソシアネートIIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例68:
実施例14のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:76のポリイソシアネートII:ハイブリッドポリオール14の混合重量比で、ポリイソシアネートIIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例69:
実施例14のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:72のポリイソシアネートII:ハイブリッドポリオール14の混合重量比で、ポリイソシアネートIIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例70:
実施例14のハイブリッドポリオールを、50%酢酸エチル溶液からの100:67のポリイソシアネートII:ハイブリッドポリオール14の混合重量比で、ポリイソシアネートIIと共に評価した。結合強度を硬化時間の関数として試験し、以下に報告される。
実施例71:ハイブリッドポリオールの順位
接着性データの集計に基づき、実施例で試験されたポリオールは、最良(ランク1位、実施例14)から最悪(ランク16位、比較例C16)の実施例番号によって列挙されるように、以下の順序で接着性能に関して順位付けされる: