JP2016518585A - ロールの熱膨張及びサーマルクラウンの測定 - Google Patents

ロールの熱膨張及びサーマルクラウンの測定 Download PDF

Info

Publication number
JP2016518585A
JP2016518585A JP2016501114A JP2016501114A JP2016518585A JP 2016518585 A JP2016518585 A JP 2016518585A JP 2016501114 A JP2016501114 A JP 2016501114A JP 2016501114 A JP2016501114 A JP 2016501114A JP 2016518585 A JP2016518585 A JP 2016518585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
temperature
propagation time
situ
mechanical wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016501114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6490048B2 (ja
Inventor
アントワーヌ・ジャン・ウィリー・プラロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novelis Inc Canada
Original Assignee
Novelis Inc Canada
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Novelis Inc Canada filed Critical Novelis Inc Canada
Publication of JP2016518585A publication Critical patent/JP2016518585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6490048B2 publication Critical patent/JP6490048B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/12Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring roll camber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/74Temperature control, e.g. by cooling or heating the rolls or the product
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/006Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring temperature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N25/00Investigating or analyzing materials by the use of thermal means
    • G01N25/16Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating thermal coefficient of expansion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2267/00Roll parameters
    • B21B2267/02Roll dimensions
    • B21B2267/06Roll diameter
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2267/00Roll parameters
    • B21B2267/18Roll crown; roll profile
    • B21B2267/19Thermal crown
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B28/00Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
    • B21B28/02Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
    • B21B28/04Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands

Abstract

圧延ミルの内側または外側のいずれかで、ロールのサーマルクラウンをその場で(例えば高温で)測定するためのシステム及び方法は、ロールを通して機械波の伝搬時間を測定するセンサを含むことができる。いくつかの実施形態では、ロールの内側を移動し、ロールの軸に垂直な超音波の伝搬時間を測定するために、1つ以上のセンサが使用される。これらの測定は、ロールがまだ高温であるときに行われ得、ロールに沿った種々の点における熱膨張をリアルタイムで決定するために使用され得る。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2013年3月12日出願の米国仮特許出願第61/776,925号の利益を主張し、その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
本願は、ロールの熱膨張及びサーマルクラウンをその場で測定するためのシステム及び方法に関する。
圧延は、金属材料シートまたはストリップの厚さを低減するために、金属材料シートまたはストリップが一対のロールに通される、金属成形加工である。圧延の摩擦、材料変形、及び/または高温の入ってくる材料との接触から生成される高温によって、ロールは、熱膨張(サーマルクラウンとも称される)を経験する可能性がある。ロール軸に沿った熱膨張は、サーマルクラウンと称され、ロール軸に沿った熱膨張の平均は、熱膨張と称される。ロールが高温であるときのロールの熱膨張/クラウンの正確な測定が、多くの理由で必要とされ、それらの理由のうちの1つは、圧延金属ストリップが所望の平坦性及び外形を有することを確実にするために、ストリップに対して適切にロールを位置付けるために必要とされる場合、適切な調節が行われることを確実にすることである。
しかしながら、高いロール温度及びミルの環境のため、圧延プロセス中の要求された時間に、ロールの外形/反りを測定することは困難である。したがって、ロール表面における初期の状態及び伝熱を推定することによって、ロールの熱膨張及びサーマルクラウンの発生をシミュレーションするために、数値モデルが使用される。これらの数値モデルは直接測定を必要としないが、モデルパラメータの正確な推定が困難であるため、結果は精度が制限される。場合によっては、サーマルクラウンは、ストリップがロールバイトを出るときの、その平坦性または外形測定を使用して推測されるが、そのような方法は、精度が制限され、入口におけるシートの外形が正確に既知であり、ミルがシングルスタンドミルであり、ミルが動作している場合のみ有用である。これらの方法はまた、ストリップと接触しているロールの部分のみに適用し、したがって、ストリップの外側に位置するロールのサーマルクラウンが推定されなければならない。同様に、熱膨張は、測定された出口におけるストリップの厚さを使用して推測され得るが、推測されたクラウンの方法に関連した制限と同様の制限もまた存在する。
ロールのサーマルクラウンの測定の他の試みは、センサとロールとの間の距離を測定することを伴うが、それもまた制限がある。例えば、そのようなセンサが載置されるビームは変形し、センサを不正確にする可能性がある。ビーム変形を最小限に抑える、またはビーム変形を補正する試みは、煩雑(例えば、機械上/付近のかなりの空間を占める)かつ高価であり得る。
用語「実施形態」及び同様の用語は、本開示及び以下の特許請求の範囲の主題の全てを広く指すよう意図される。これらの用語を含有する記述は、本明細書に記載される主題を制限しない、または以下の特許請求の範囲の意味もしくは範囲を制限しないと理解されるべきである。本明細書に含まれる本開示の実施形態は、この[発明の概要]ではなく、以下の特許請求の範囲によって定義される。この[発明の概要]は、本開示の種々の態様のハイレベルの概観であり、以下の[発明を実施するための形態]の項にさらに記載される概念のいくつかを紹介する。この[発明の概要]は、特許請求された主題の主要もしくは本質的な特徴を特定することを目的とせず、また特許請求された主題の範囲を決定するために単独で使用されることも目的としていない。主題は、本開示の明細書全体の適切な部分、いずれかまたは全ての図面、及び各請求項を参照することによって理解されるべきである。
圧延ミルの内側または外側のいずれかで、ロールの熱膨張及び/またはサーマルクラウンを測定するためのシステム及び方法が開示される。いくつかの実施形態では、測定は、ロールが異なる温度であるとき、ロールの内側を移動する超音波の伝搬時間の変化を測定することによって得られる。いくつかの測定は、ロールが高温である間に行われることが可能である。
本明細書は、以下の添付の図面を参照し、図面中、異なる図における同様の参照番号の使用は、同様または類似の構成要素を示すことを目的とする。
センサを含むロールの等角図である。 センサに対して位置付けられるロールの概略端面図である。 第1の位置からの波動を第2の位置におけるセンサに伝送する波動発生器を含む、ロールの概略端面図である。 センサを含む中空ロールの概略端面図である。 ロール直径を進むことなく、同じ点から開始し、同じ点に達する波動を有する、ロールの概略端面図である。 サーマルクラウンを測定する例示的な方法のフローチャートである。 一実施形態に従った送信器及び受信器を有するセンサの概略図である。 一実施形態に従った送受信器を有するセンサの概略図である。
ロールが高温である間に、金属加工ロールなどのロールの熱膨張を直接測定するためのシステム及びプロセスが開示される。熱膨張は、低温である間のロール内の超音波の伝搬時間を、高温である間のロール内の超音波の伝搬時間と比較することによって計算される。本明細書で使用される場合、用語「熱膨張」は、必要に応じて、熱膨張及び熱収縮など、正及び負の熱膨張の両方を含む。
ロールが高温である間に、ロールの熱膨張をその場で(すなわち、ミル中で)測定することは、熱膨張の影響の正確かつ動的な制御を可能にすることができる。具体的には、サーマルクラウンの影響を制御することが有利であり得る。ロールの熱膨張のその場での正確な測定を得ることは、多くの応用性がある。例えば、ロールが高温であるときに、熱膨張のその場での正確な測定を得ることは、ミル設定及び/またはロール冷却もしくは加熱の精密な調節を可能にする(アクチュエータを使用して、または別の方法で)。熱膨張の正確な測定は、製品変化間の冷却時間の低減を可能にすることができる。熱膨張の正確な測定は、製品(例えば、金属のシート)の厚さ/外形、ならびに冷間圧延における端張力などの平坦性を改善することができる。熱膨張の正確な測定は、熱的モデルまたはロール膨張及びクラウンの精度を改善することができる。
より具体的には、熱膨張の直接測定を得ることは、例えば、(1)ストリップに対する厚さ目標がより迅速に達成されるように、より正確なロール隙間ゲージプリセット(すなわち、ストリップがミルに導入される前のロール隙間空間)を計算するために、(2)ストリップの平坦性/外形目標がより迅速に達成されるように、よりよいロール曲げプリセット(すなわち、ストリップがミルに導入される前の幅にわたるロール隙間空間分布)を計算するために、(3)全体的な速度/厚さを改善するために、マルチスタンドミルのスタンド間のストリップゲージのよりよい推定を生成するために、(4)全体的な平坦性及び/または外形を改善するために、マルチスタンドミルのスタンド間のストリップの厚さ形状のよりよい推定を生成するために、使用され得る。
加えて、熱膨張測定は、ロールの一回転にわたる熱膨張の変動を定量化するために使用され得、それは、熱によって誘発される偏心量を評価するために使用され得る。熱によって誘発される偏心の測定は、強制停止または緊急停止後に、偏心によって誘発されるゲージ変動を誘発することなく、ミルが圧延の準備ができているときに、オンラインで決定するために使用され得る。熱によって誘発される偏心の測定はまた、ロールスタンド負荷など、全体的な偏心が標準的なミルセンサを使用して測定されるとき、機械的偏心に対する熱的偏心の量を定量化するために、ロールスタック中の各ロールを測定することによって利用され得る。これらの測定は、ミル振動測定と関連するとき、振動スペクトルを解釈し、機械状態を監視する、及び/またはロール軸受などの構成要素の故障を予測(予知保全)するのに役立ち得る。
さらに、熱膨張測定は、冷却水温度を最適化するために、フィードバック制御のためのロール冷却スプレーの状態を監視するために、スプレー最適化のために、熱的モデル最適化のために、及び他の目的で使用され得る。
正確な熱膨張測定を得ることは、上述の通り、オンライン圧延モデルの精度を動的に改善することができ、圧延プロセスを動的に調節するのを補助するために使用され得る。
場合によっては、作業ロールの熱膨張、クラウン、及び/または偏心が測定される。他の場合、中間及び/またはバックアップロールの熱膨張、クラウン、及び/または偏心もまた測定される。
本明細書に開示される実施形態は、他の方法よりも正確に、かつより少ない費用で、熱膨張、クラウン、及び偏心の測定を提供することができる。
本明細書に開示されるシステム及び方法は、圧延での使用に限定されず、熱的変動による寸法の変化を測定することが望ましい、いかなるプロセスまたは用途にも適用され得る。加えて、開示されたシステム及び方法は、冷却されるロールの熱収縮を計算するために使用され得る。
これらの実施例は、本明細書で考察される一般的な主題を読み手に紹介するために示され、開示された概念の範囲を限定することを目的としていない。以下の項は、図面を参照して種々のさらなる特徴及び例を説明し、図面中、同様の番号は同様の要素を示し、方向の記載は、例示的態様を説明するために使用されるが、例示的態様と同様に、本開示を限定するために使用されるべきではない。本明細書の例示に含まれる要素は、一定の縮尺で描かれていない場合がある。
図1は、ロール102と、センサバー112とを含む、金属加工システム100の等角図である。センサバー112は、1つ以上の個々のセンサ106を含むことができる。ロール102は、ロール102の中心を通って縦方向に延在する、縦軸104を有する。縦軸104はまた、回転軸としても既知である。ロール102は、外面114を有する。
各センサ106は、超音波108を伝送及び/または受信することが可能な、1つ以上の個々のデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、センサ106は、超音波センサ、フェーズドアレイセンサ、衝撃発生器、圧電トランスジューサ、機械波の電磁誘導/測定のためのデバイス(例えば、電磁音響トランスジューサ(EMAT))、レーザ、または機械波を生成及び/もしくは測定するのに好適な別のデバイスであってもよい。各センサ106は、1つ以上のトランスジューサを含むことができる。場合によっては、センサ106は、約0.5〜10MHzの間の比較的低い周波数で動作する、超音波センサである。1つの限定されない実施形態では、センサ106は、圧電型0.5MHz、直径1インチの超音波センサであり、別の実施形態では、圧電型の10MHz、直径0.5インチの超音波センサである。
本開示が、多くの場合、超音波108に言及するが、ロール102を通って伝搬することが可能な他の機械波が代わりに使用され得る。
図2〜5に示されるように、示される機械波108は、機械波108が移動する波動経路の表示でもある。
図1の実施形態に示されるように、1つ以上のセンサ106が、ロール102の幅に沿って縦方向に離間した、1つ以上の固定位置に位置付けられる。各センサは、以下にさらに詳述されるように、センサ106の個々の位置で測定を行う。
代替の実施形態では、1つ以上のセンサ106は、以下にさらに詳述されるように、ロール102の幅118に沿って縦方向に離間した複数の位置で、測定が行われるように、ロール102の幅118に沿って縦断する。
使用される測定システム214の種類にかかわらず、システム100は、ロールの熱膨張、クラウン、及び偏心の三次元モデルを構築するために、1つ以上のセンサ106、ロール幅118に対するセンサの位置、及びロール102に対するセンサの角度位置から得られる情報を使用することができる。いくつかの実施形態では、次いで、偏心を制御するために円周方向にロール形状を調節するために、または別の方法で、急速な時間可変式冷却が使用され得る。他の実施形態では、ロール102の効果的なサーマルクラウンを目標値に導くために、ロール幅118に沿った分散型冷却が適用され得る。他の実施形態では、全体冷却が、ロール102の効果的な熱膨張をその目標値に変化させるように制御することができる。
図2は、センサ106に対して位置付けられるロール102を含む、システム200の概略端面図である。図2に示されるセンサ106は、波動108を伝送及び/または受信することが可能な、1つ以上のトランスジューサを含む。トランスジューサまたは波動108を生成及び/もしくは伝送するための他の機構は、センサ106の一部であってもよく、またはセンサ106と分離していてもよい。センサ106は、本明細書に開示される、データ収集、データ処理、及び計算を実施するためのプロセッサ210に動作可能に接続され得る。プロセッサ210は、以下に開示されるように、測定を記憶するためのメモリ212に動作可能に接続され得る。センサ106、プロセッサ210、及びメモリ212は、測定システム214の構成要素と見なされ得る。
いくつかの実施形態では、波動結合204が、センサ106とロール102との間に位置付けられる。結合204は、波動108がセンサとロール102の表面208の間を伝搬するための媒体として機能する、水、乳液、ゲル、または任意の他の好適な材料もしくは機構であってもよい。波動結合204が水結合である場合、水結合に水を供給するために、水槽206が使用され得る。単一の送信器−受信器センサに対して、結合層の寸法(超音波の方向における)は、ロール−結合の接触面からのエコーが、ロールの後側からのエコーを妨げないように選択される。
システム100(例えば、少なくともセンサ106及びプロセッサ210)は、波動108が、ロール102の縦軸104に実質的に垂直な方向に、ロール102の内側を伝搬するのにかかる時間を測定するように構成される。本明細書で使用される場合、縦軸104に実質的に垂直な方向は、縦軸104に実質的に垂直な平面の範囲内に入る線に沿って進む方向であってもよく、線は、必ずしもではないが縦軸104に交差し得る。次いで、伝搬時間測定は、ロール102の幅に沿った特定の点において、ロール102の熱膨張を計算するために、以下に説明するように使用され得る。波動108の伝搬時間は、時に飛行時間と称され、波動108が送信器と受信器との間、または本体(例えば、ロール102)を通って伝搬するのにかかる時間を指す。場合によっては、波動108は、ロール102の内側の1つまたは複数の反射を受ける。
ロール102の熱膨張は、ロール102が基準温度T(例えば、室温)及び圧延温度T(例えば、本明細書で使用される場合、「その場」温度または「高い」温度)であるときの、波動108の伝搬時間の変化を測定することによって決定される。場合によっては、波動108の伝搬時間は、波動が、縦軸104に実質的に垂直にロール102を通って、かつロール直径202(図2)にわたって伝搬するときに測定される。
ロール102を通って伝搬する波動108の伝搬時間は、ロール直径202及び音速cの両方によって決まる。ロール直径202及び音速cの両方は、ロール温度によって決まる。本明細書で使用される場合、tは、ロール102が基準温度Tであるときの、ロール102を通る波動108の伝搬時間であり、tは、ロール102がその場温度Tであるときの、ロール102を通る波動108の伝搬時間である。本明細書で使用される場合、tは、「基準伝搬時間測定」と称され得、tは、「その場伝搬時間測定」と称され得る。本明細書で使用される場合、φは、ロール102が基準温度であるときのロール直径202であり、φは、ロール102がその場温度であるときのロール直径202である。例えば、ロールは、ロールが圧延ミルから離れた位置にあるときに、または新しいロールがミル中にあるが圧延が開始していない、ロール交換の直後に、基準温度Tであり得る。いくつかの実施形態では、その場測定は、基準測定を行うものと同じセンサ106を使用して行われる。代替の実施形態では、その場測定は、基準測定を行うもとは1つ以上の異なるセンサ106を使用して行われる。
基準熱状態(例えば、Tにおけるロール102)からその場状態(例えば、Tにおけるロール102)への波動108の伝搬時間の変化Δtは、温度の変化ΔT(ここで、ΔT=T−T)に関連し得る。伝搬時間の変化Δtは、本明細書に記載されるように、熱膨張(すなわち、ロール直径の変化Δφ)及び最終的には高温ロールに沿った直径φに関連し得る。
以下の方程式1は、熱状態の変化(ΔT)によるロール直径の変化(Δφ=φ−φ)を、熱状態の同じ変化(ΔT)による超音波の伝搬時間の変化(Δt=t−t)に関連付けるために使用され得る。
(方程式1)
Figure 2016518585
方程式1において、Δφは、ロール直径の変化であり、cは、基準温度Tにおける(例えば、室温における)音速であり、nは、ロール102の内側のエコー数であり、Δtは、基準温度Tとその場温度Tとの間の波動の伝搬時間の変化(すなわち、Δt=t−t)であり、tは、基準温度(T)(場合によっては、室温)における伝搬時間である。以下の方程式2に見られるように、βは、ロール102の材料の熱膨張係数である、α、及び温度による音速の変化である、dc/dTによって決まる材料パラメータである。
(方程式2)
Figure 2016518585
因数βは、所与のロール102(または同じもしくは実質的に同じ材料特性を有するロールのセット)に対して一度決定され得る。
基準温度Tとその場温度Tとの間の直径の変化Δφが計算され得る。ロール直径202の基準伝搬時間測定tは、ロール102の幅に沿ったいかなる位置においても(例えば、圧延ミルから離れた位置で)、基準温度Tで行われ得る。基準伝搬時間測定tは、メモリ212中に記憶され得る。その場伝搬時間測定tは、ロール102の幅に沿った種々の点において、その場温度Tで行われ得る。これらの種々の点のそれぞれにおける直径の変化Δφは、上記の方程式1に従って計算され得る。これらの種々の点のそれぞれにおけるその場温度(以下、φ)でのロール直径は、計算されたロール直径の変化Δφを基準温度におけるロール直径φの基準測定に足すことによって推測され得る。ロール直径φの基準測定は、既知の技術を使用して行われ得る。ロール直径φの基準測定は、メモリ212中に記憶され得る。
波動108の伝搬時間の変化Δtを使用した、開示された計算は、圧延用途での使用に限定されず、任意の本体の熱膨張を得ることが望ましい任意の用途またはプロセスで使用され得る。
さらに、本明細書に記載される原理は、同じ原理に従っているが基準温度がその場温度よりも高い(すなわち、T>T)、ロール102または任意の本体の熱収縮を測定するために使用され得る。
伝搬時間(例えば、t及びt)は、単一の波動、唯一の経路に沿って伝搬する複数の波動の平均、または複数の経路に沿って伝搬する複数の波動の平均を使用して測定され得る。例えば、複数の経路に沿って伝搬する複数の波動の平均を使用して測定される伝搬時間は、ロール102の複数の直径202を通過する波動の平均伝搬時間であってもよく、各直径202は、ロール軸104に垂直な同一平面に位置する。つまり、複数の直径202は、特定の平面の平均伝搬時間を構築するために、ロール102の円周に沿った種々の点から測定され得る。他の実施形態では、ロール直径の変化Δφまたはロール直径φは、平均化され得る。
図3は、ロール102を含むシステム300の断面図である。波動108の移動は、ロール102の全直径202を進む必要はない。波動108は、熱膨張を推測するのに有意義である任意のコード(または弦、chord)を進むことができる。波動108は、縦軸104に垂直な方向に移動する必要はなく、任意の方向に進むことができる。次いで、熱膨張の式が、幾何学的考察によって適応され得る。
内部接触面(例えば、内部音響接触面)からの反射を含む、ロール102の内側で生じる任意の反射が、熱膨張を計算するために同様に利用され得る。次いで、熱膨張の式が、幾何学的考察を使用して適応され得る。
いくつかの実施形態では、波動108は、波動108がロール102の内面402から反射した後、ロール102の表面208上のほぼ同じ位置で生成及び測定される(例えば、以下にさらに詳述されるように、図4中の内面402に反射する波動108)。他の実施形態では、構成は、図4と同様であるが、センサは、ロール102の穴404に位置する。他の実施形態では、波動108は、波動108がロールの何らかのコードを進んだ後、ロール102の表面208上のほぼ同じ位置で生成及び測定される(例えば、以下にさらに詳述されるように、図5の表面208に反射する波動108)。代替の実施形態では、図3に示されるように、波動108は、送信器306によって第1の位置302で生成され、受信器308によって第2の位置304で測定される。第1の位置302及び/または第2の位置304は、ロール102の表面208であっても、ロール102内であっても、またはロールの外側に位置してもよい。場合によっては、波動108は、第2の位置304に達する前に、1つまたは複数の反射を受ける。
図3に見られるように、送信器306は、受信器307に交差するロール102の割線に沿って、受信器307の反対側に位置付けられる。つまり、受信器307は、ロールのコードと同一線上にあり、かつ送信器に交差する線に沿って位置付けられ、ロールのそのコードを進む波動を測定し得る。他の実施形態では、送信器306及び受信器307は、ロール102に沿った任意の好適な位置に位置付けられてもよい。
図4は、穴404を有する中空ロール102の断面図である。穴404は、示されるように、中心に置かれる必要はなく、円形である必要はない。センサ106は、波動108がロール102を移動し、ロール102の内面402に反射するときの波動108の伝搬時間を測定することができる。穴404の平均直径は、ロール102が完全に回転すると計算され得る。穴404が偏心であるとき、平均直径は、波動108がロール102を通って伝搬する距離を決定するために使用され得る。
図6は、一実施形態500に従って、熱膨張を測定し、任意の所望の調節を行うために、測定された熱膨張を使用する方法のフローチャートである。プロセッサ210において、ロール102の熱膨張は、ブロック502において計算される。ブロック502は、ブロック504において、Tでロールを通る波動の伝搬時間を測定することと、ブロック506において、Tでロールを通る波動の伝搬時間を測定することとを含む。熱膨張データ512は、ブロック510において、金属加工パラメータを更新するために使用され得る。金属加工パラメータは、ミル設定調節を改善するための、冷却時間の最適化のための、ロールから/への伝熱の制御を改善するための、熱的モデルを改善するための(例えば、より頻度の高い再較正)、ストリップの厚さ制御を改善するための、ストリップの外形制御を改善するための、ストリップの平坦性を改善するための、ロールの偏心補正を改善するためのパラメータなどを含む、金属加工プロセスで使用される任意の設定または調節を含むことができる。
図7Aは、一実施形態に従ったセンサ106の概略図である。本明細書で使用される場合、センサ106は、送信器602及び受信器604の両方を含むことができる。代替の実施形態では、センサ106は、送信器602のみを含むことができる。代替の実施形態では、センサ106は、受信器604のみを含むことができる。送信器602は、上記でさらに詳述されるものなど、波動108を生成することが可能な任意のデバイスである。受信器604は、上記でさらに詳述されるものなど、受信器604上で伝搬/反射する波動108を測定することが可能な任意のデバイスである。センサ106が送信器602及び受信器604の両方を含む実施形態では、送信器602及び受信器604は、単一のデバイスであってもよく、または単一の筐体中に共配置される、2つの別個のデバイスであってもよい。
図7Bは、一実施形態に従ったセンサ106の概略図である。本実施形態では、センサ106は、波動108を伝送すること及び受信することの両方が可能な送受信器606を含む。
いくつかの実施形態では、波動108はさらに、縦方向及び横方向の波動または表面波を含むことができるがこれらに限定されない(表面温度及びロール円周を測定するために)。
上述の通り、ロールのサーマルクラウンを測定することは、多くの潜在的な応用性がある。一実施形態では、平均ロール温度(TAvg)は、以下の方程式3に従って推測され得る。
(方程式3)
Figure 2016518585
波動の伝搬時間の変化(Δt)を使用した方程式3または他の方程式は、圧延用途での使用に限定されず、任意の本体の温度を得ることが望ましい任意の用途またはプロセスで使用され得る(例えば、TAvg)。ロール102の温度を推測することは、例えば、より正確な冷却モデルを得るのに役立つことができる。冷却モデルは、いくつかのパラメータ(例えば、冷却水流を制御するアクチュエータ、圧力分布、または加熱デバイスに対するパラメータ)をロールの温度に関連付ける任意の数学的定式化であってもよい。平均ロール温度(TAvg)及び基準温度(T)から、熱膨張は、熱膨張係数(α)を使用して推測され得る。
平均ロール表面温度は、平均ロール温度測定と同様の方法で、ロール円周に沿って移動する表面波動の移動時間の変化から推測され得る。
定常熱状態と仮定して、圧延負荷あり及びなしで測定される熱膨張(例えば、サーマルクラウン)の差は、ロールの内側の応力分布を計算するために、音弾性を使用して利用され得る。
ロール直径Δφまたはロール温度ΔTの変化は、ロール102中を伝搬する波動108の測定のみを使用して計算され得る。外部温度測定デバイスまたは追加の距離測定デバイスの必要性はない。ロール102の熱膨張及び温度変化の正確な計算は、2つの測定:t及びtのみを使用して行われ得る。
表1は、本開示全体を通して使用される記号の参照である。各記号の意味は、参照のために以下に列挙され、本質的に限定するものではない。
Figure 2016518585
上記に列挙された全ての特許、出版物、及び抜粋は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。種々の実施形態が記載されてきた。これらの実施形態は、例示及び説明目的のみで示され、網羅的であること、または開示される正確な形態に限定することを意図していない。多数の修正及びそれらの適応は、当業者に容易に明らかとなるであろう。

Claims (20)

  1. その場温度で、本体を通してその場機械波を伝送する工程と、
    第1の位置で、前記本体を通る前記その場機械波のその場伝搬時間を測定する工程と、
    前記その場伝搬時間と前記基準温度で前記本体を通る基準機械波の基準伝搬時間とを比較して、基準温度と前記その場温度との間の前記本体の熱膨張量を決定する工程と、
    を含む、方法。
  2. 前記その場機械波は、送信器によって伝送され、受信器によって測定され、
    前記基準機械波は、前記送信器によって伝送され、前記受信器によって測定される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記本体は、金属加工用のロールである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記その場機械波及び前記基準機械波のそれぞれは、前記ロールの直径に沿って、かつ前記ロールの縦軸に実質的に垂直に伝搬する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記その場機械波及び前記基準機械波のそれぞれは、前記ロールのコードに沿って、かつ前記ロールの縦軸に実質的に垂直に伝搬する、請求項3に記載の方法。
  6. さらに、
    前記その場温度で、前記ロールを通して第2のその場機械波を伝送する工程と、
    前記第1の位置から離間した第2の位置で、前記ロールを通る前記第2のその場機械波の第2のその場伝搬時間を測定する工程と、
    前記第2のその場伝搬時間と前記基準伝搬時間とを比較して、前記基準温度と前記その場温度との間の前記ロールの第2の熱膨張量を決定する工程と、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記その場伝搬時間の前記測定及び前記第2のその場伝搬時間の前記測定は、前記ロールに対して移動するように動作可能な単一センサによって実施される、請求項6に記載の方法。
  8. さらに、前記熱膨張量に基づき、
    ミル設定を調節する工程、
    ロール冷却を調節する工程、
    ロール加熱を調節する工程、
    冷却剤温度を最適化する工程、
    フィードバック制御のために、ロール冷却スプレーの状態を監視する工程、
    冷却スプレーを最適化する工程、及び
    熱的モデルを最適化する工程、
    からなる群より選択される1つを実施する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  9. さらに、前記その場伝搬時間と前記基準伝搬時間とを比較して、前記その場温度での前記本体の平均温度を決定する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  10. その場伝搬時間および記憶された基準伝搬時間を用いてロールのパラメータを計算する測定システムを含み、前記測定システムは、
    前記ロールの縦軸に実質的に垂直な機械波を前記ロール中に生成するように、前記ロールに対して位置付けられている送信器と、
    前記ロールを通る前記機械波の伝搬時間を測定するように、前記ロールに対して位置付けられている受信器と、
    を含み、
    前記パラメータは、前記ロールのその場温度での前記ロールの平均温度、および基準温度と前記その場温度との間の前記ロールの直径の変化、からなる群から選択されることを特徴とする、ロールのパラメータを動的に測定するためのシステム。
  11. 前記送信器及び前記受信器は、前記ロールの幅に沿って縦方向に移動可能な単一センサ内に位置する、請求項10に記載のシステム。
  12. さらに、
    前記送信器から離間し、かつ前記ロールの前記縦軸に実質的に垂直な第2の機械波を前記ロール中に生成するように前記ロールに対して位置付けられる、第2の送信器と、
    第2のその場伝搬時間および前記基準伝搬時間を用いて、前記ロールの第2のパラメータの前記計算のために使用される、前記ロールを通る前記第2の機械波の第2の伝搬時間を測定するように、前記ロールに対して位置付けられる第2の受信器であって、前記第2のパラメータは、前記ロールの前記その場温度での前記ロールの第2の平均温度、および前記基準温度と前記その場温度との間の前記ロールの直径の第2の変化からなる群より選択される、第2の受信器と、
    を含む、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記測定システムは、前記パラメータに基づき、
    ミル設定を調節する工程、
    ロール冷却を調節する工程、
    ロール加熱を調節する工程、
    冷却剤温度を最適化する工程、
    フィードバック制御のために、ロール冷却スプレーの状態を監視する工程、
    冷却スプレーを最適化する工程、及び
    熱的モデルを最適化する工程、
    からなる群から選択される1つを実施するように動作可能である、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記機械波は超音波である、請求項10に記載のシステム。
  15. 前記ロールは中空ロールであり、前記機械波は前記ロールの外面と前記ロールの内面との間を伝搬する、請求項10に記載のシステム。
  16. 前記受信器は、前記ロールのコードと同一線上にあり、かつ前記送信器に交差する線に沿って、前記送信器の反対側に位置付けられている、請求項10に記載のシステム。
  17. 第1の温度でのロールを通る第1の機械波の第1の伝搬時間を測定する工程と、
    第2の温度での前記ロールを通る第2の機械波の第2の伝搬時間を測定する工程と、
    前記第1の伝搬時間と前記第2の伝搬時間とを比較することによって、前記ロールのパラメータを計算する工程と、
    を含み、
    前記ロールの前記パラメータは、
    前記第2の温度での前記ロールの平均温度、および
    前記第1の温度と前記第2の温度との間の前記ロールの直径の変化、
    からなる群より選択される、熱膨張を動的に測定するための方法。
  18. 前記パラメータは、前記ロールの前記直径の変化であり、前記パラメータの計算は、
    Figure 2016518585
    を含む方程式を使用して実施され、式中、
    Δφは、前記直径の変化であり、
    cは、前記第1の温度での音速であり、
    dc/dTは、温度による前記音速の変化であり、
    αは、前記ロールの熱膨張係数であり、
    nは、前記ロールの内側のエコー数であり、
    Δtは、前記第2の伝搬時間と前記第1の伝搬時間との間の差である、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記ロールの前記パラメータは、前記第2の温度での前記ロールの前記平均温度であり、前記パラメータの計算は、
    Figure 2016518585
    を含む方程式を使用して実施され、式中、
    Avgは、前記第2の温度での前記ロールの前記平均温度であり、
    cは、前記第1の温度での音速であり、
    dc/dTは、温度による前記音速の変化であり、
    αは、前記ロールの熱膨張係数であり、
    は、前記第1の伝搬時間であり、
    は、前記第1の温度であり、
    Δtは、前記第2の伝搬時間と前記第1の伝搬時間との間の差である、
    請求項17に記載の方法。
  20. 前記ロールの前記パラメータは、前記ロールの前記直径の変化であり、
    前記第2の機械波は、第1の方向に前記ロールを通って伝搬し、
    前記方法はさらに、
    前記第2の温度での前記ロールを通る第3の機械波の第3の伝搬時間を測定する工程であって、前記第3の機械波は前記第1の方向から縦方向に離間した第2の方向に、前記ロールを通って伝搬する工程と、
    前記第1の温度と前記第2の温度との間の前記ロールの第2の直径の変化を計算する工程と、
    を含む、
    請求項17に記載の方法。
JP2016501114A 2013-03-12 2014-03-11 ロールの熱膨張及びサーマルクラウンの測定 Active JP6490048B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361776925P 2013-03-12 2013-03-12
US61/776,925 2013-03-12
PCT/US2014/022972 WO2014159314A1 (en) 2013-03-12 2014-03-11 Measuring thermal expansion and the thermal crown of rolls

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016518585A true JP2016518585A (ja) 2016-06-23
JP6490048B2 JP6490048B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=50424766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016501114A Active JP6490048B2 (ja) 2013-03-12 2014-03-11 ロールの熱膨張及びサーマルクラウンの測定

Country Status (11)

Country Link
US (2) US10010916B2 (ja)
EP (2) EP3120944B1 (ja)
JP (1) JP6490048B2 (ja)
KR (3) KR102423008B1 (ja)
CN (1) CN105073292B (ja)
BR (1) BR112015020508A2 (ja)
CA (1) CA2901195C (ja)
HU (2) HUE037900T2 (ja)
NO (1) NO2755812T3 (ja)
PL (2) PL3120944T3 (ja)
WO (1) WO2014159314A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO2755812T3 (ja) 2013-03-12 2018-06-30
KR102215895B1 (ko) 2016-03-08 2021-02-17 노벨리스 인크. 프로세스 파라미터들의 직접 측정으로 압연하는 동안 금속 스트립 프로파일을 제어하기 위한 방법 및 장치
DK3638437T3 (da) * 2017-06-15 2022-06-27 Nucor Corp Metode til støbning af metalbånd med kantkontrol
CN107884434B (zh) * 2017-11-10 2019-10-18 哈尔滨学院 一种基于超声波的智能金属线胀系数测量装置
CN108760798A (zh) * 2018-04-28 2018-11-06 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 一种金属材料线膨胀系数的激光超声测试装置及方法
CN113978118B (zh) * 2021-12-29 2022-06-14 惠智赋能(滨州)信息科技服务有限公司 一种广告设计用油墨高低温热辐射测量报警装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6199520A (ja) * 1984-10-19 1986-05-17 Kawasaki Steel Corp ロ−ルプロフイ−ル測定方法および装置
JPH04292365A (ja) * 1991-03-19 1992-10-16 Honshu Paper Co Ltd ウエブロール直径の測定方法及び装置
JPH0687013B2 (ja) * 1989-02-23 1994-11-02 住友金属工業株式会社 ロールプロフィール測定方法
JPH08136516A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toshiba Tungaloy Co Ltd 低温ないし中温おける全動弾性率,内粍,音速,熱膨張係数,熱定数の測定装置
JPH10176998A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Nkk Corp 鋼板への表面欠陥マーキング方法
JP2001116733A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Toshiba Tungaloy Co Ltd 超音波センサ及び材料測定装置
JP2004157114A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Jfe Steel Kk 材料厚さ測定方法及び装置
DE102006028369A1 (de) * 2006-06-19 2007-12-20 Aluminium Norf Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Prozesskontrolle beim Walzen von Metallen
JP2010181174A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Kobe Steel Ltd 電磁超音波法による測定装置及び測定方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6293608A (ja) * 1985-10-21 1987-04-30 Kawasaki Steel Corp ロ−ルプロフイ−ル測定方法および装置
US5212975A (en) * 1991-05-13 1993-05-25 International Rolling Mill Consultants, Inc. Method and apparatus for cooling rolling mill rolls and flat rolled products
US5317386A (en) 1991-09-06 1994-05-31 Eastman Kodak Company Optical monitor for measuring a gap between two rollers
JP2882948B2 (ja) 1992-09-10 1999-04-19 三菱重工業株式会社 スリーブ式分割補強ロールのスリーブ偏心補償装置
US5581351A (en) * 1994-02-22 1996-12-03 Eastman Kodak Company Optical monitor for measuring thermal expansion of a rotating roller
DE19547438C2 (de) 1995-12-11 2001-08-16 Sms Demag Ag Sensorträger
JP3301701B2 (ja) 1996-09-17 2002-07-15 株式会社日立製作所 オンラインロールプロファイル測定装置
JP3495909B2 (ja) 1998-03-30 2004-02-09 株式会社東芝 圧延ロールのプロフィール制御装置
DE19959553A1 (de) 1999-06-17 2001-06-13 Siemens Ag Einrichtung zur Beeinflussung des Profils oder der Planheit eines Walzbandes
JP2001205312A (ja) 2000-01-18 2001-07-31 Nippon Steel Corp 熱間圧延機におけるオンラインロール研削方法
DE10003496A1 (de) 2000-01-27 2001-08-09 Siemens Ag Vorrichtung zur Messung der Kontur, der horizontalen Krümmung und/oder der horizontalen Position einer Walze eines Walzgerüsts
DE10063773A1 (de) 2000-12-21 2002-06-27 Sms Demag Ag Konturmeßeinrichtung und Verfahren zur Messung einer Kontur
US7470056B2 (en) * 2004-02-12 2008-12-30 Industrial Measurement Systems, Inc. Methods and apparatus for monitoring a condition of a material
DE102004051020A1 (de) * 2004-10-20 2006-05-04 Sms Demag Ag Verfahren, Vorrichtung und Schaltung zum Ermitteln von Oberflächenfehlern, wie beispielsweise Risse, Ausbrüche und dergleichen an einer Walze eines Walzwerks
JP4596336B2 (ja) 2005-08-26 2010-12-08 住友金属工業株式会社 超音波探傷装置、超音波探傷方法及び継目無管の製造方法
DE102005044760B3 (de) 2005-09-20 2007-04-12 Georgsmarienhütte Gmbh Vorrichtung zur Ultraschallprüfung von heißem Walzmaterial
CN102089652B (zh) 2008-05-13 2013-10-23 荷兰应用科学研究会(Tno) 超声建模
JP2011002279A (ja) 2009-06-17 2011-01-06 Ntn Corp 輪郭形状測定装置
CN102706317B (zh) * 2012-06-21 2015-06-17 华北电力大学(保定) 电站锅炉承压部件热膨胀量在线监测装置
NO2755812T3 (ja) 2013-03-12 2018-06-30

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6199520A (ja) * 1984-10-19 1986-05-17 Kawasaki Steel Corp ロ−ルプロフイ−ル測定方法および装置
JPH0687013B2 (ja) * 1989-02-23 1994-11-02 住友金属工業株式会社 ロールプロフィール測定方法
JPH04292365A (ja) * 1991-03-19 1992-10-16 Honshu Paper Co Ltd ウエブロール直径の測定方法及び装置
JPH08136516A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toshiba Tungaloy Co Ltd 低温ないし中温おける全動弾性率,内粍,音速,熱膨張係数,熱定数の測定装置
JPH10176998A (ja) * 1996-12-17 1998-06-30 Nkk Corp 鋼板への表面欠陥マーキング方法
JP2001116733A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Toshiba Tungaloy Co Ltd 超音波センサ及び材料測定装置
JP2004157114A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Jfe Steel Kk 材料厚さ測定方法及び装置
DE102006028369A1 (de) * 2006-06-19 2007-12-20 Aluminium Norf Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Prozesskontrolle beim Walzen von Metallen
JP2010181174A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Kobe Steel Ltd 電磁超音波法による測定装置及び測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180049174A (ko) 2018-05-10
EP2969280A1 (en) 2016-01-20
PL2969280T3 (pl) 2018-11-30
HUE039253T2 (hu) 2018-12-28
NO2755812T3 (ja) 2018-06-30
US20140260474A1 (en) 2014-09-18
CN105073292A (zh) 2015-11-18
CN105073292B (zh) 2017-05-10
JP6490048B2 (ja) 2019-03-27
US20180281039A1 (en) 2018-10-04
CA2901195C (en) 2017-12-12
US10799926B2 (en) 2020-10-13
KR20200131803A (ko) 2020-11-24
EP2969280B1 (en) 2018-06-06
KR102423008B1 (ko) 2022-07-21
WO2014159314A1 (en) 2014-10-02
KR20150127235A (ko) 2015-11-16
HUE037900T2 (hu) 2018-09-28
CA2901195A1 (en) 2014-10-02
PL3120944T3 (pl) 2018-09-28
US10010916B2 (en) 2018-07-03
EP3120944B1 (en) 2018-05-23
BR112015020508A2 (pt) 2017-07-18
EP3120944A1 (en) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6490048B2 (ja) ロールの熱膨張及びサーマルクラウンの測定
WO2010106633A1 (ja) 連続鋳造用鋳型銅板の温度測定方法及び装置
JPH0433365B2 (ja)
WO2011088393A2 (en) Ultrasonic temperature measurement device
US20100169043A1 (en) Non-destructive thickness measurement systems and methods
Brunskill et al. The real-time measurement of wear using ultrasonic reflectometry
JP4843790B2 (ja) 超音波を用いた温度測定方法
CN105466495B (zh) 一种同时获取壁内部非均匀温度场及壁厚的测量方法
JP2015522163A (ja) 超音波測定
CN106546353B (zh) 一种均匀材质构件内部温度场的超声测量方法
JPS61138108A (ja) ロ−ルプロフイ−ル測定方法および装置
JP2008058057A (ja) 超音波流量計
JP5029954B2 (ja) 連続鋳造用鋳型銅板の温度測定方法及び装置
JPS6199520A (ja) ロ−ルプロフイ−ル測定方法および装置
JPH0556804B2 (ja)
JP2005177860A (ja) 連続鋳造鋳片の凝固完了位置検知方法及び検知装置並びに連続鋳造鋳片の製造方法
JP3770522B2 (ja) 鋼材の内部温度の測定方法および装置
JPS5890129A (ja) 超音波式レベル計
JP7147305B2 (ja) 配管診断方法、配管診断装置および配管診断システム
JP4296946B2 (ja) 連続鋳造鋳片の凝固完了位置検知方法及び検知装置
Rahim et al. Effects of thickness variation due to presence of roller wake on the thickness measurement using laser ultrasonic technique
CN114113331A (zh) 一种用于材料纵波声速分布测定的系统及方法
JPS60177907A (ja) 継目無管の圧延方法
JPH0123042B2 (ja)
JP2001194134A (ja) 樹脂材の厚み測定方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160425

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6490048

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250