JP2016506778A - 穿孔可能な封止部材を備えたアクセスアセンブリ - Google Patents

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Abstract

本発明は、ベッセル(12)の側壁(14)を通って延びるとともに、通路(25)が中を通って軸方向で延びる管状封止部分(28)を有するベース(20)と、封止部分(28)を横切って配置されて通路(25)を妨げる、穿孔可能な封止部材(60)と、クロージャ部材(50、70)が通路(25)を完全に妨げ封止する封止位置と、クロージャ部材(50、70)が漏れやすい形で通路(25)を妨げる漏れ位置との間で、ベース(20)に対して軸方向で変位可能な少なくとも1つのクロージャ部材(50、70)とを含む、ベッセル(12)の内部へのアクセスを提供するアクセスアセンブリに関する。

Description

本発明は、ベッセルまたは流体ガイドの内部へのアクセスを提供する、アクセスアセンブリの分野に関する。特に、本発明は、典型的には液体物質を収容しているベッセルからサンプルを抽出する、サンプリングアセンブリに関する。アクセスアセンブリは、尖ったカニューレなどの穿孔要素を用いてベッセルの内部からサンプルを取り出す、穿孔可能な封止部材を備える。
液体物質を格納または調製するためのベッセルおよび容器は、典型的にはベッセルの側壁に位置するサンプリングアセンブリを装備していてもよく、それを用いて、ベッセルを開放することなく液体のサンプルをベッセルから抽出することができる。一般にセプタムと呼ばれる、穿孔可能な封止部材を特徴とするサンプリングアセンブリとして作用する、いわゆるセプタムベースのアクセスアセンブリが存在する。かかるセプタムは、典型的には、通路内に、またはサンプリングアセンブリの貫通口内に配置される。封止部材は、サンプリングアセンブリに対して液密および気密封止を提供するべきである。
穿孔可能な封止部材は、典型的には、サンプリングもしくはアクセスアセンブリを通って延びる通路を有効に封止する、ポリマー系、エラストマー系、またはゴム系の材料を含む。さらに、封止部材またはセプタムは、カニューレの自由端が、液体物質が収容されているベッセルの内容積の中へと延びるような形で、尖ったカニューレによって、またはそれぞれのニードルアセンブリによって穿孔されてもよい。カニューレが、たとえば、シリンジのような取出しデバイスと流体連通している場合、液体のサンプルを抽出することができる。封止部材の弾性特性により、封止部材の穿刺は、カニューレまたは穿孔部材を除去した後で有効に封止することができる。
ベッセルの全体的な幾何学形状によっては中に収容された媒体が、また、封止部材の直径またはサイズによっては封止部材が、たとえば複数回穿刺もしくは穿孔されたときに、磨耗することがある。したがって、封止部材は頻繁に交換しなければならない。封止部材の交換に関して、典型的には、封止部材を除去する際にベッセルの内容物が噴出して操作者に降り注ぐのを防ぐため、ベッセルが実質的に空である必要がある。容器に格納された液媒は、酸または同等に化学的にアグレッシブな液媒を含んでもよいので、この態様は非常に重要である。
さらに、従来のセプタムに基づくサンプリングまたはアクセスアセンブリには、サンプリングアセンブリのベースから除去されてその下にある穿孔可能な封止部材へのアクセスを提供する、追加のクロージャを備えてもよい。封止部材が正しく取り付けられていない状況では、または不適当な封止部材が不注意で使用されていたとき、外側のクロージャを除去することで、液媒が環境中へと制御されずに放出されることにすぐに結び付くことがある。
したがって、本発明の1つの目的は、両方ともプローブの抽出ならびに穿孔可能な封止部材の交換のための、改善されたアクセスおよび/またはサンプリングアセンブリを、操作者に対する安全性の向上を伴って提供することである。また、さらなる目的は、サンプル抽出中にベッセル内の液媒が潜在的に汚染される度合を低減することである。それに加えて、アクセスアセンブリは、その一般的な取扱いという観点で、ならびにサンプリングアセンブリ、および/またはアクセスもしくはサンプリングアセンブリが接続されるベッセルの清浄化という観点で、ユーザフレンドリーであるべきである。
別の目的では、アクセスアセンブリは、好ましくは危険を伴わずに、アクセスアセンブリの機能不良が与えられたとき、環境または操作者がベッセルの内容物でかなり汚染されたときに、明瞭で簡単に知覚可能なインジケータを操作者に提供するように適用されるべきである。
第1の態様では、本発明は、典型的には液体物質を収容した、ベッセルまたは流体ガイドの内部へのアクセスを提供する、アクセスアセンブリに関する。アクセスアセンブリは、特に、ベッセルからサンプルを抽出するために、ベッセルの内容物へのアクセスを提供するように適用される。したがって、アクセスアセンブリはサンプリングアセンブリを提供し、またサンプリングアセンブリとして役立ってもよい。以下、本発明について、ベッセルに関して記載するが、液状およびガス状媒体の流路も配備することができる。
アクセスアセンブリは、一般にベッセルからの物質に、したがってベッセルからの物質の取出しに制限されない。また、液体物質をベッセルの内部へと注入するのに役立ってもよい。さらに、アクセスアセンブリはまた、任意の品目または構成要素をベッセルの内部へと少なくとも除去可能に挿入することを可能にしてもよい。アクセスアセンブリは、たとえば、センサまたは測定先端をベッセルの内部へと挿入するのを支援してもよい。
アクセスアセンブリは、延びるベース、または実際にはベッセルの側壁を通って延びるベースを含み、ベッセルは典型的には液体物質を収容し、アクセスもしくはサンプリングアセンブリを用いてサンプルをそこから取り出すべきである。ベースは、典型的にはベッセルの外側壁から外側に延びる、ノズルまたはスパウトとして役立ってもよい。一般的な実施形態では、ベースは、ベッセルに、特にその側壁に解放不能に連結される、アンゴルドプローブ(Ingold Probe)を含んでもよい。
ベースは、通路が中を通って軸方向で延びる管状封止部分を含む。管状封止部分は、典型的には、サンプル抽出がそこを通して行われてもよい通路を画成する、円筒形状または管形状の内側壁区画を含み、それを提供する。
さらに、アクセスアセンブリはまた、通路を妨げるようにベースの封止部分を横切って配置される、穿孔可能な封止部材を含む。したがって、封止部材は通路を、ベッセルの内容積と流体連通している部分と、環境と流体連通している外側部分とに分割する。カニューレもしくは類似の穿孔要素を備えた封止部材を穿刺または穿孔することによって、ベッセルの内容積へのアクセスを提供することができ、中に収容された液媒のそれぞれの量を取り出すことができる。
アクセスアセンブリは、封止位置と漏れ位置との間でベースに対して軸方向で変位可能である、少なくとも1つのクロージャ部材をさらに含む。封止位置では、クロージャ部材は、ベースを通る通路を完全に妨げ封止する。軸方向で、たとえば近位方向で、即ちベッセルから離れる方向で、クロージャ部材を変位させることによって、クロージャ部材は部分的にのみ、特に漏れやすい形で通路を妨げる。前記漏れ位置では、クロージャ部材はまだ通路内にしっかりと配置されているが、通路を封止しなくなっている。
漏れ位置では、クロージャ部材により、たとえば、封止部材がベース内でたとえば不適当に使用されるかまたは取り付けられているときに、制御されているが限定された漏れを起こすことが可能になる。閉止もしくは封止位置と漏れ位置との間で少なくとも1つのクロージャ部材を軸方向で変位することによって、液媒の大規模放出が起こる前に、少量の限定された漏れを明確な形で確立することができる。したがって、漏れ位置では、クロージャ部材は、通路の断面の大部分を依然として妨げるが、液媒の少なくとも少量の制御可能な細流がアクセスアセンブリから流出できるようにする。
操作者が穿孔可能な封止部材を交換しようとするとき、または操作者が封止部材を通してサンプルを抽出しようとするとき、ベッセルが空のとき、または封止部材が機能不良を起こしやすいとき、少なくとも1つのクロージャ部材を最初に軸方向および近位方向で変位させることで、小さい細流が即座に放出されてアクセスアセンブリを出てもよい。かかる細流は、アクセスアセンブリが機能不良を起こしやすいことを、操作者に対して明確に指示するものである。次に、操作者は、クロージャ部材を封止位置へと戻し、液媒をベッセルから大量に放出するのを防ぐそれぞれの処置を行ってもよい。
このように、アクセスアセンブリを通したベッセルの制御されない放出を有効に防ぐことができる。したがって、少なくとも1つのクロージャ部材は、バックアップ機能を提供し、アクセスアセンブリが機能不良を起こしやすい場合に強制的な漏れを提供するのに役立つ。
別の実施形態によれば、クロージャ部材は、封止位置から漏れ位置を介してベースに対する解放位置へと軸方向で変位可能である。解放位置では、クロージャ部材は、ベースを通って延びる通路へのアクセスを提供するため、アクセスアセンブリから取外し可能である。クロージャ部材は、サンプル抽出の目的で封止部材へのアクセスを提供するため、あるいは封止部材を交換するため、通路に道を譲るようにベースから取り外されるようになっている。解放位置は封止位置から中間の漏れ位置を介してのみ到達可能なので、少なくとも1つのクロージャ部材がアクセスアセンブリおよび/またはベースから解放可能および/または着脱可能になる前に、潜在的な漏れが検出可能である。
さらなる実施形態によれば、少なくとも1つのクロージャ部材は、対応する形状の封止リムを受ける環状溝を、その外周内またはその外周に含む。好ましくは、クロージャ部材は、たとえばベースの、対応する形状の管状封止部分に挿入されるようになっている。したがって、クロージャ部材の外周は、たとえばベースの管状封止部分へと、クロージャ部材を少なくとも部分的に挿入する挿入部分を含んでもよい。封止リングがクロージャ部材の環状溝に取り付けられ配置されているとき、クロージャ部材と、たとえばベースのそれぞれの封止部分との間に、有効な封止を提供してもよい。
典型的には、たとえばOリングの形態の封止リングは、クロージャ部材の環状溝に位置して、クロージャ部材がベースに対する封止位置に位置決めされているとき、たとえばベースの管状封止部分と係合する。ベースに対するクロージャ部材の軸方向の変位によって、封止リングは、たとえばベースの周囲の管状封止部分から係脱してもよく、それによってベッセルの液媒が封止リングを迂回できるようになる。しかしながら、中間の漏れ位置または漏れ構成では、クロージャ部材の封止リングと対応する管状封止部分との間の断面は、放出される液媒の流れおよび/または量を制限するのに、比較的小さい。
別の好ましい実施形態では、アクセスアセンブリは、ベースに対する封止位置、漏れ位置、および解放位置の間で、ベース内において軸方向で摺動自在に変位可能である、インサートをさらに含む。インサートもほぼ管状の形状を含んでもよく、アクセスアセンブリのベースと封止自在に係合してもよい。インサートおよびアクセスアセンブリのベースは相互に位置合わせされてもよく、少なくとも部分的に同心または同軸で配置されてもよい。
インサートは、少なくとも1つのクロージャ部材に対するマウントとして等しく役立ってもよく、それにより、ベースに対する少なくとも1つのクロージャ部材の遠位方向の相対変位が、インサートとベースとの間の対応する軸方向の相対変位を用いて行われてもよい。ここで、少なくとも1つのクロージャ部材はインサートに固定されたままであってもよい。さらに、少なくとも1つの封止部材は、封止位置、漏れ位置、および解放位置の間で、やはりインサートに対して軸方向で変位可能であってもよい。このように、アクセスアセンブリは二倍の強制的で小さい寸法の漏れを含んでもよい。
別の態様によれば、インサートは、軸方向に伸びる溝と係合された、少なくとも1つの径方向で延びる突出部を用いて、ベースに回転可能にロックされる。したがって、インサートおよびベースは、相対回転は阻害するが、ベースおよびインサートの軸方向の相対変位は可能にする、ある種のキー溝式の相互接続を用いて、互いに相互接続される。典型的には、インサートが、少なくとも1つの径方向で延びる突出部を含んで、インサートおよびその径方向外側に延びる突出部を受ける、ベースの内壁にある対応する形状の、ただし軸方向で延びる溝と係合する。典型的には、インサートは、1つの突出部を含むだけでなく、インサートの外周に沿って規則的な形で配置された、2つ、3つ、またはさらにはそれ以上の径方向外側に延びる突出部を特徴としてもよい。
一般的な一実施形態では、インサートは、ベースの対応する形状および対応する配置の軸方向で延びる溝と嵌合する、3つの径方向外側に延びる突出部を含む。突出部および溝は、インサートの外周に等距離で配置される。3つの突出部を有する場合、隣接した突出部は120°分離される。4つの突出部を有する場合、隣接した突出部は90°など分離される。またここで、少なくとも1つの対応する軸方向で延びる溝がインサートに位置する状態で、様々な突出部の少なくとも1つがベースに位置することが想到される。
代替実施形態では、ベースが、インサートの外周または外側壁部分に設けられた、対応する形状であるが軸方向に延び径向内側に延びる溝と嵌合し係合する、たとえば径方向内側に延びる突出部を含むことも想到される。
さらなる好ましい一実施形態では、アクセスアセンブリは、2つのクロージャ部材を、つまりインサートと係合する近位クロージャ部材と、ベースの管状封止部分と封止可能に係合する遠位クロージャ部材とを含む。さらに、第2のもしくは遠位クロージャ部材も、インサートと係合または連結されてもよいが、典型的には軸方向で変位され、近位クロージャ部材から軸方向で分離される。
クロージャ部材の数とは関係なく、インサートは、前記クロージャ部材がインサートに対して封止位置にあるとき、近位クロージャ部材の封止リングと係合する、管状封止部分を含んでもよい。インサートが動けなくされるかベースに固定されたとき、近位クロージャ部材は、インサートに対する、またしたがってベースに対する、封止位置と漏れ位置との間で移動可能であってもよい。詳細には、近位クロージャ部材は、封止位置と漏れ位置との間で、ベースおよびインサートに対して同時に軸方向で変位可能である。近位クロージャ部材およびインサートの相対変位によって、近位クロージャ部材が遠位にある封止位置から近位に変位された漏れ位置へと変位されたとき、強制的な漏れをすぐに提供することができる。
さらなる一実施形態では、また強制的な漏れを提供するために、インサートは、近位方向で封止部分に対して軸方向で隣接した、径方向に拡幅された部分を含む。このように、近位クロージャ部材が漏れ位置に達したとき、または前記クロージャ部材がインサートに対する漏れ位置にあるとき、近位クロージャ部材の封止リングを径方向に拡幅された部分で受けることができる。近位クロージャ部材をインサートに対して軸方向で変位させることによって、その封止リングは、対応する封止部分から係脱してもよく、径方向に拡幅された部分内へとそこに向かって軸方向でシフトされてもよい。
近位クロージャ部材が漏れ位置に達すると、インサートの径方向の拡幅は、前記近位クロージャ部材の封止リングの係脱を提供する。結果として、近位クロージャ部材が依然として係合され、ベースおよびインサートを通って延びる通路を依然として実質的に妨げるが完全には妨げない状態で、ベッセルに収容された液媒の少なくとも限定された放出または小さい細流は、開放または解放された封止を迂回してもよい。
さらなる一実施形態では、近位クロージャ部材はインサートとねじ係合される。したがって、インサートに対する近位クロージャ部材の軸方向変位は、近位クロージャ部材をインサートに対してねじ止めすることによって行われてもよい。近位クロージャ部材は、インサートの内側に面する側壁部分にある、対応する形状の雌ねじと典型的には係合する、雄ねじを含む。近位クロージャ部材の相互に係合するねじ山と、インサートとの軸方向延長は、近位クロージャ部材が封止位置ならびに漏れ位置にあるインサートとねじ係合され、そのままであるようなものである。
典型的には、近位クロージャ部材およびインサートのねじ込み係合は、液媒によって貫入可能である。したがって、ねじ込み係合は非封止型である。インサートと近位クロージャ部材との間の封止機能は、近位クロージャ部材の封止リングがインサートの管状封止部分と径方向で係合することによって、排他的に達成可能である。
封止およびねじ込み係合を分離することによって、近位クロージャ部材の封止リングがインサートの管状封止部分と係合しなくなる一方、インサートおよび近位クロージャ部材の相互に対応するねじ山が依然として係合されており、それによって、インサートを通って延びる通路が近位クロージャ部材によって実質的に妨げられたままの構成において、強制的で小規模の漏れを提供することができる。
さらなる好ましい一実施形態によれば、インサートはまた、封止部分に隣接した、遠位に延びるとともに径方向内側へと先細になる内壁部分を含む。この文脈では、遠位方向は、アクセスアセンブリが固定可能であるか実際に固定されている、ベッセルの内部に向かって延びる。遠位方向で直径が低減する先細の内壁部分を提供することによって、封止部材に突き当たるようにインサートに挿入されるとともにインサートを通してずっとガイドされるニードルアセンブリを、有効に偏向させガイドすることができる。
アクセスアセンブリ、そのベース、および/またはそのインサートの全長に応じて、通路内にある封止部材もしくはセプタムを認識しづらいか、または認識するのが困難なことがある。典型的にはベースおよび/またはインサートの中央部分に配置される、封止部材に向かって延びるインサートの、径方向内側に延びる先細の側壁部分を提供することによって、尖った穿孔要素を、著しい鈍化なしにかかる先細の側壁部分から有効に偏向させることができる。
ベッセルの内部が不注意で汚染されないように、穿孔要素が実質的に鋭く尖ったままであることが重要である。別の方法として、鈍化した穿孔要素を用いて、封止部材のそれぞれの部分が打ち抜かれてもよく、それによって、封止部材の打ち抜かれた部分がベッセルの内部へと移送されるが、そのことが中に収容された液体物質の品質に悪影響を有することがある。それに加えて、鈍化した穿孔要素で、封止部材は急速に劣化することがあり、または機能不良を急速に起こすようになることがある。
インサートはさらには、少なくとも2つまたはさらにはいくつかの径方向では逓減するが軸方向で分離された、径方向内側へと先細になる内壁部分を含んでもよい。特に、遠位方向で延びて径方向内側へと先細になる内壁部分はまた、インサートの封止部分に隣接し、かつ近接して設けられてもよい。インサートのこの追加の遠位方向であって径方向内側へと先細になる内壁部分はまた、近位方向で延びる上述の径方向に拡幅された部分として役立ってもよく、それによって、近位クロージャ部材の環状封止リングが封止位置または封止構成から係脱してもよい。したがって、内側へと先細になる内壁部分は二重の機能を満たす。それは、針挿入中のガイド構造として役立ち、また、インサートの封止部分からの封止リングの漏れを発生させる解放を支援する。
さらなる一実施形態では、インサートはまた、ベースの近位の雄ねじとねじ係合可能である、締結リングの径方向内側に延びるフランジと係合する、外周にある径方向外側に延びるフランジを含む。ここで、締結リングはユニオンナットとして役立ってもよく、それによってインサートをベースに対して軸方向で固定することができる。たとえば穿孔可能な封止部材の置き換えまたは交換を目的とした、インサートの解放および軸方向の変位は、したがって、最初に締結リングを解放し、インサートをベースに対して近位方向で摺動自在に変位させることを要する。
別の実施形態によれば、第2のまたは遠位クロージャ部材は、径方向に拡幅された部分内へと近位方向で延びる、ベースの封止部分において摺動自在に変位可能である。一般に、遠位クロージャ部材は、近位クロージャ部材を伴わずに独立して実装することができ、その逆もまた同様である。典型的には、遠位クロージャ部材はインサートの遠位端に設けることができる。近位クロージャ部材と同様に、遠位クロージャ部材も、遠位クロージャ部材および/または遠位クロージャ部材が固定されてもよいインサートが、ベースに対して封止位置にあるとき、その環状溝内へと延びてベースの管状封止部分と封止可能に係合する、封止リングを含んでもよい。
遠位クロージャ部材および/またはインサートを封止位置から漏れ位置へと軸方向で変位させるのには、遠位クロージャ部材の封止リングをベースの径方向に拡幅された部分内へと遠位方向で変位させることを伴う。この漏れ位置では、遠位クロージャ部材は、封止しない、したがって漏れやすい形で、ベースの通路を依然として実質的に妨げる。ベースに対するその漏れ位置へと遠位クロージャ部材を軸方向および近位方向で変位させることには、締結リングのそれぞれの解放を伴ってもよく、それにより、遠位クロージャ部材の封止リングがベースの径方向に拡幅された部分に達する程度まで、インサートを軸方向および近位方向で変位させることができる。
この漏れ位置では、インサートはベースにまだ固定されているが、遠位クロージャ部材は中を通って延びる通路を封止しなくなっている。結果として、限定された細流が形成されてもよく、解放された封止を通して放出してもよい。このことにより、ベッセルがまだ液体物質で満たされており、そのため、封止部材の置き換えおよび一時的な除去は不可能であることが、操作者に対して指示される。したがって、封止部材を差替える目的でインサートをベースから完全に除去しようとする操作者は、締結リングを緩めるとき、およびインサートを近位方向でベースから取り出し始めるときに、何かが間違っていることを即座に検出するであろう。アクセスアセンブリを通して放出する小さいサイズの細流に応答して、操作者は、インサートおよび締結リングを封止位置へと迅速に戻してもよい。
別の実施形態によれば、遠位クロージャ部材は、穿孔可能な封止部材を受ける、近位が開いたまたはカップ状のレセプタクルを含む。典型的には、クロージャ部材は、通路内で封止部材を露出させ、また、遠位クロージャ部材のレセプタクル内に位置するかまたはそこに配置されたときに封止部材を妨げないための、中央の貫通口を含む。
さらに、遠位クロージャ部材は、インサートの遠位端に対して解放可能に組み立てられるか、または解放可能に付着される。この目的のため、遠位クロージャ部材のレセプタクルは、インサートの対応するねじ付きの遠位端部とねじ係合可能であってもよい。遠位クロージャ部材をインサートの遠位端部上にねじ止めすることによって、封止部材は、遠位クロージャ部材の遠位端面とインサートの遠位端面との間で拘束されてもよい。
遠位クロージャ部材をねじ止めする形でインサートの遠位端上に取り付けることによって、回転しないが軸方向で摺動する形で、遠位クロージャ部材が封止されるベースに対するインサートの除去および挿入に特に有利である。このように、ベースに対するインサートの軸方向の摺動は、インサートおよび遠位クロージャ部材の相互のアセンブリに影響がない。別の方法として、インサートがベースとねじ係合された場合、遠位クロージャ部材、したがってインサートが封止位置にあるとき、ベースに対するインサートのねじ込み運動は、遠位クロージャ部材の封止リングが典型的にはベースの管状封止部分と係合するので、インサートの遠位端部から遠位クロージャ部材を制御されずに緩めることに結び付き得る。
別の好ましい実施形態によれば、遠位クロージャ部材は、内壁部分の遠位端に少なくとも2つの径方向外側に延びる陥凹部を有する環状リムを含む。少なくとも2つの径方向外側に延びる陥凹部は、遠位クロージャ部材をインサートの遠位端にねじ止めするか、またはそこから緩めるための器具を受けるように特に設計される。このように、遠位クロージャ部材の外周は、いかなる陥凹部またはスパナの平面もないように形作り設計することができる。
かかる構成は、遠位クロージャ部材がベッセルの内部へと延びる場合に特に有益である。好ましい実施形態では、遠位クロージャ部材、および特にその遠位端面は、ベッセルの内壁部分と面一である。陥凹部がクロージャ部材の内壁部分にあることによって、遠位クロージャ部材の外周とベッセルの内側壁におけるそれぞれの貫通口との間の境界面を、ギャップまたは陥凹部を何ら有することなく形成し設計することができる。このように、ベッセルおよび遠位クロージャ部材の清浄化を単純にし改善することができる。
別の実施形態によれば、アクセスアセンブリは、ベッセルの内部からサンプルを抽出するのに用いることができるサンプリングアセンブリとして設計され、かつそれを含む。サンプリングアセンブリは、特に、ベッセルの側壁を通してベッセルの内部から液体物質を取り出すことを支援し、それを可能にするように適用される。
さらに別の独立した態様では、本発明はまた、医薬品の半製品、薬物、薬剤、または化学工業で使用される液媒などの液媒を受けるベッセルに関する。ベッセルは、典型的にはベッセルの側壁に、典型的には前記ベッセルの底部にきわめて近接して配置される、上述したような少なくとも1つのアクセスアセンブリをさらに含む。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本発明に対する様々な修正および変形を成し得ることが、当業者にはさらに明白となるであろう。さらに、添付の特許請求の範囲で使用されるあらゆる参照符号は、本発明の範囲を限定するものとして解釈すべきでないことに留意されたい。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して記載する。
封止構成の状態のアクセスアセンブリを通る概略断面図である。 インサートが漏れ位置に変位された図1によるアクセスアセンブリを示す図である。 インサートが除去または解放された図1および2によるアクセスアセンブリを示す図である。 近位クロージャ部材が漏れ位置にあるアクセスアセンブリを示す図である。 近位クロージャ部材が解放位置にある図4によるアクセスアセンブリを示す図である。 ベッセルの内部から見た遠位クロージャ部材の単独図である。 図6aによる遠位クロージャ部材を通る縦断面図である。 遠位クロージャ部材と係合する器具を示す平面図である。 図7aによる器具の断面図である。 ベースを通る縦断面を概略的に示す単独図である。 ベースを示す径方向断面図である。 近位クロージャ部材を示す単独側面図である。 インサートを通る縦断面図である。 締結リングを通る単独断面図である。
図1〜5に示されるようなアクセスアセンブリ10は、ベッセル12の側壁14に取り付けられることが意図されている。図1〜5に示されるように、アクセスアセンブリ10は、ベッセル12の側壁14から外側に延びる管状のベース20を含む。アクセスアセンブリ10および/またはそのベース20は、特に、中に収容されベッセル12によって閉じ込められた液媒から小さいサイズのサンプルを抽出するための、放出ノズルまたはスパウトとして役立つ。
図1にさらに示されるように、遠位方向1はベッセル12の内部を指し、反対側の近位方向2はベッセル12の側壁14の外側から離れる方向を指す。アクセスアセンブリ10の様々な構成要素または部品の軸方向変位は、典型的には、遠位方向1または近位方向2のどちらかで起こる。図8aに示されるように、ベース20は、図1に示されるような封止位置では遠位クロージャ部材70の環状封止リング74と係合する、管状封止部分28を含む。管状封止部分28に隣接して、また近位方向2で、やはり管状である受入れ部分24内へと延びる、径方向に拡幅された切頭円錐形または先細の側壁部分26がある。図8aに示されるように、受入れ部分24の自由内径は封止部分28の直径よりも大きい。
ベース20は、典型的にはエラストマー材料のOリングの形態である、対応する形状の封止リング74を受ける環状溝73を含む、遠位クロージャ部材70と封止可能に係合するように適用される。たとえば図6aおよび6bに示されるように、遠位クロージャ部材70は、スリーブ状の幾何学形状を含み、遠位クロージャ部材70の内径全体に延びる穿孔可能な封止部材60を受ける、近位方向で延びるレセプタクル71を特徴とする。穿孔可能な封止部材60を用いて、遠位クロージャ部材70を通る通路25を実質的に妨げることができる。
遠位クロージャ部材70は、その近位端に雌ねじ72を含み、それを用いて、図10に示されるように、遠位クロージャ部材70をインサート30の遠位端部と解放可能に係合することができる。したがって、遠位クロージャ部材70の雌ねじ72は、インサート30の雄ねじ31とねじ係合してもよい。それに加えて、遠位クロージャ部材70は、穿孔可能な封止部材60に対する遠位アバットメントとして役立つ、逓減部分またはレッジ79を含む。遠位クロージャ部材70をインサート30の遠位端上にねじ止めすると、封止部材60またはセプタムを、前記レッジ79とインサート30の遠位端面32との間に圧締めまたは拘束することができる。
図1に示されるような封止位置では、封止リング74は、ベース20の管状封止部分28と径方向で当接する。遠位クロージャ部材70によって形成される内部または貫通口は、穿孔可能な封止部材によって妨げられるので、ベース20を通って延びる通路25全体が封止された液密の形で妨げられる。
インサート30は、図11に別個に示される、締結リング80の径方向内側に延びるフランジ86と係合する、径方向外側に延びるフランジ37を含む。締結リング80は、ベース20の近位にある雄ねじ22とねじ係合するように適用された、雌ねじ82を備えた側壁88を含む。図1に示されるような封止位置では、締結リング86は、その貫通口84にインサート30を受け、ベース20とさらにねじ係合される。相互に係合するフランジ部分86および37によって、インサート30は軸方向で拘束され、ベース20に対して軸方向に固定される。この構成では、封止リング74は、ベース20の管状封止部分28と封止可能に係合される。
図2に示されるように締結リング80を少なくとも部分的に緩めることによって、インサートを近位方向2で変位させることができ、それにより、遠位クロージャ部材70の封止リング74が切頭円錐状の側壁部分26に沿って摺動して受入れ部分24に達する。この構成では、封止は機能しなくなっており、強制的な漏れが、ベース20および遠位クロージャ部材70の境界面を通って延びる細流100の形態で発展していることがある。
しかしながら、図2に示されるような漏れ位置では、締結リング80およびベース20の相互に係合するねじ山82および22が依然として相互に係合しているので、インサート30はベース20に固定されたままである。この構成では、遠位クロージャ部材70および封止部材60は、ベース20の通路25の直径の大部分を依然として妨げる。したがって、漏れ位置では、かなり小さい細流100のみが発展し、比較的制御された形でアクセスアセンブリ10から漏れることができる。
それに加えて、また図1に示されるように、締結リング80の近位端にスライドリング81も設けられてもよい。スライドリング81は、図10に示されるように、インサート30の外周上にある環状溝38と径方向で係合するように適用された、ロックリング83とさらに係合されてもよい。スライドリング81および/またはロックリング83は、締結リング80の一体部材または一部分として設計されてもよい。スライドリング81および/またはロックリング83はまた、締結リング80とともに組み立てられる別個の部材として提供されてもよい。
インサート30をベース20から除去することは、穿孔可能な封止部材60を、たとえばセプタムを置き換えるために特に必要である。ベッセル12が液体物質でまだ満たされている場合、操作者は、流出する細流100を即座に観察し、インサート30および締結リング80を図1に示されるような封止位置へと戻してもよい。インサート30を図3に示されるような解放位置へと摺動自在に変位させるために、締結リング80をベース20から完全に緩めることが推奨可能なのは、漏れ位置において細流100が発展しないときのみである。
この構成では、遠位クロージャ部材70がその上に組み立てられたインサート30全体を、穿孔可能な封止部材60の置き換えのためにベース20から除去することができる。この目的のため、遠位クロージャ部材70は、その遠位端面77の遠位リム75の内壁78に、径方向外側に延び対角線上で対向して位置する陥凹部76を含む。図7aおよび7bに示されるように、インサート30の遠位端から遠位クロージャ部材70を緩める目的でそれに対して角運動量を伝達するために、横方向反対側に位置する丸み付きの端部94を備えた対応する形状の突出部92を含む器具90を、対向して位置する陥凹部76に挿入することができる。
径方向外側に延びる陥凹部76は、特に、アクセスアセンブリ10および/またはそれを受ける容器12の清浄化のために特に有益である。好ましい実施形態では、遠位クロージャ部材70の遠位端面77はベッセル12の内壁と面一である。リム75の外周は環状で陥凹部がない形状なので、リム75とベッセル12の周囲の側壁14との間の境界面には、溝または陥凹部は形成されない。このように、遠位クロージャ部材とベッセル12の側壁14との間の境界面は簡単に清浄化することができる。
穿孔可能な封止部材60を利用することによってベッセル12の内部からサンプルを抽出する場合、インサート30を通る通路25を実質的に妨げる近位クロージャ部材50を除去しなければならない。またここで、強制的な漏れ機構が、遠位クロージャ部材70およびベース20に関して既に記載したのと類似の形で実装される。インサート30はやはり管状であり、近位クロージャ部材50の環状溝55内にある環状封止リング56と係合する、管状封止部分35を含む。さらに、通路25はインサート30も通って延びる。
近位クロージャ部材50は、環状溝55が位置するその遠位端に逓減する軸54を含む。軸54に隣接して、インサート30の近位端にある雌ねじ36と係合する雄ねじ58を特徴とする、径方向に拡幅されたフランジまたはディスク部分57が設けられる。近位クロージャ部材50は、その近位端にハンドル部分または径方向に拡幅されたグリップ区画52をさらに含んで、近位クロージャ部材52をインサート30に対してねじ止めしたり緩めたりするためのトルクを誘発することを可能にしている。
近位にある雌ねじ36と封止部分35との間において、インサート30は、近位クロージャ部材50が近位方向2へと軸方向で変位されて図4に示されるような漏れ位置に達すると、封止リング56が軸方向でシフトしてその中に入る、径方向に拡幅された部分として役立つ切頭円錐状または先細の側壁部分34を含む。
そこで、封止リング56と封止側壁部分35との間の封止係合は維持されなくなる。ディスク状の封止部材60が機能不良を起こしやすい場合、細流102が発展し、それによって限定された量の液媒が、近位クロージャ部材50とインサート30との封止しないねじ止めによる相互接続を通して放出されることがある。相互に対応するねじ山58、36は封止しないタイプのものなので、細流102がねじ止めされた相互接続を通して漏れている状態で、近位クロージャ部材50をインサート30にしっかりと締結したままにすることができる。セプタムまたは封止部材60が完全に壊れている場合であっても、近位クロージャ部材50は、アクセスアセンブリ10の内部で、したがってその通路25内で蓄積することがある、それぞれの流体圧力に耐えることができる。
近位クロージャ部材50およびインサート30の幾何学形状と寸法は、近位クロージャ部材50がインサート30に対してしっかりと締結されたままである、封止しないが漏れている構成を達成できるように設計される。
図4に示されるように、近位クロージャ部材50を漏れ位置へと変位させるときに細流102が発展しない場合、クロージャ部材50がさらに緩められて、図5に示されるような解放位置に達してもよい。
この構成では、近位クロージャ部材50は、インサート30の遠位端にある穿孔可能な封止部材60への自由なアクセスを提供するため、インサート30から取り出されてもよい。次に、操作者は、穿孔可能な封止部材60を穿孔または穿刺し、サンプルをベッセル12に収容された液媒から取り出すため、カニューレなどの尖った穿孔要素をインサート30に入れてもよい。ここで、インサート30の遠位および径方向内側に先細になった側壁部分34、33は、尖った穿孔要素をガイドするとともにその鈍化を防ぐ、偏向部分としても役立つ。
穿孔可能な封止部材60の正確な径方向位置を判断するのは困難なことがあるので、穿孔部材の尖った自由端が、インサート30に手作業で挿入したときにインサート30の側壁部分に突き当たることがある。側壁部分33、34に径方向内側に先細になった形状を提供することによって、インサート30の遠位端面32に設けられた径方向中央に位置する穿孔可能な封止部材60に突き当たるために、尖った穿孔要素がガイドされ偏向されてもよい。
さらに、また図10および8bに示されるように、インサート30は、ベース20の近位端の内側壁23に設けられた、対応する形状であって軸方向に延びる溝21と係合する3つの径方向外側に延びる突出部41を用いて、ベース20に対して回転可能にロックされる。前記溝21は、ベース20の内側壁23から径方向外側に延びる。相互に係合するかまたは相互に嵌合する突出部41および溝21を用いて、インサート30は、遠位方向1および近位方向2で、ベース20に対して排他的に摺動自在に変位可能である。ベース20に対するインサート30の回転を阻害することによって、遠位クロージャ部材70がベース20の管状封止部分28内に拘束されたままの状態で、遠位クロージャ部材70がインサート30の遠位端から意図せずに緩むのを有効に防ぐことができる。
1 遠位方向
2 近位方向
10 アクセスアセンブリ
12 ベッセル
14 側壁
20 ベース
21 溝
22 雄ねじ
23 内側壁
24 受入れ部分
25 通路
26 切頭円錐状部分
28 封止部分
30 インサート
31 雄ねじ
32 遠位端位相
33 テーパ部分
34 テーパ部分
35 封止部分
36 雌ねじ
37 フランジ
38 溝
41 突出部
50 近位クロージャ部材
52 ハンドル部分
54 軸
55 溝
56 封止リング
57 フランジ部分
58 雄ねじ
60 封止部材
70 遠位クロージャ部材
71 レセプタクル
72 雌ねじ
73 溝
74 封止リング
75 遠位リム
76 陥凹部
77 遠位端位相
78 内壁
79 レッジ
80 締結リング
81 スライドリング
82 雌ねじ
83 ロックリング
84 貫通口
86 フランジ
88 側壁
90 器具
92 突出部
94 端部
100 細流
102 細流

Claims (15)

  1. ベッセル(12)または流体ガイドの内部へのアクセスを提供するアクセスアセンブリであって、
    ベッセル(12)の側壁(14)を通って延びるとともに、通路(25)が中を通って軸方向で延びる管状封止部分(28)を有するベース(20)と、
    封止部分(28)を横切って配置されて通路(25)を妨げる、穿孔可能な封止部材(60)と、
    クロージャ部材(50、70)が通路(25)を完全に妨げ封止する封止位置と、クロージャ部材(50、70)が漏れやすい形で通路(25)を妨げる漏れ位置との間で、ベース(20)に対して軸方向で変位可能な少なくとも1つのクロージャ部材(50、70)と
    を含む前記アクセスアセンブリ。
  2. クロージャ部材(50、70)は、封止位置から漏れ位置を介して、通路(25)へのアクセスを提供するようにクロージャ部材(50、70)が取外し可能である解放位置へと軸方向で変位可能である、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  3. クロージャ部材(50、70)は、対応する形状の封止リング(56、74)を受ける環状溝(55、73)を含む、請求項1または2に記載のアクセスアセンブリ。
  4. ベース(20)内において、封止位置、漏れ位置、および解放位置の間で、軸方向で摺動自在に変位可能なインサート(30)をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  5. インサート(30)は、軸方向で延びる溝(21)と係合された少なくとも1つの径方向で延びる突出部(41)を用いて、ベース(20)に回転可能にロックされる、請求項4に記載のアクセスアセンブリ。
  6. インサート(30)は、クロージャ部材(50)がインサート(30)に対して封止位置にあるとき、近位クロージャ部材(50)の封止リング(56)と係合する、管状封止部分(35)を含む、請求項4または5に記載のアクセスアセンブリ。
  7. インサート(30)は、近位方向(2)で封止部分(35)に対して軸方向に隣接した、径方向に拡幅された部分(34)を含み、それによって、近位クロージャ部材(50)が漏れ位置にあるとき、近位クロージャ部材(50)の封止リング(56)が径方向に拡幅された部分(34)に受け入れられる、請求項6に記載のアクセスアセンブリ。
  8. 近位クロージャ部材(50)は、封止位置および漏れ位置においてインサート(30)とねじ係合される、請求項6または7に記載のアクセスアセンブリ。
  9. インサート(30)は、封止部分(35)に隣接した、遠位方向に延びるとともに径方向内側に先細になった内壁部分(33)を含む、請求項6〜8のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  10. インサート(30)は、ベース(20)の近位雄ねじ(22)とねじ係合可能な締結リング(80)の径方向内側に延びるフランジ(86)と係合する、径方向外側に延びるフランジ(37)を外周に含む、請求項6〜9のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  11. 遠位クロージャ部材(70)は、ベース(20)の封止部分(28)において摺動自在に変位可能であり、封止部分(28)は、径方向に拡幅された部分(26、24)内へと近位方向(2)で延びる、請求項1〜10のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  12. 遠位クロージャ部材(70)は、穿孔可能な封止部材(60)を受ける近位に開いたレセプタクル(71)を含む、請求項11に記載のアクセスアセンブリ。
  13. 遠位クロージャ部材(70)のレセプタクル(71)は、インサート(30)の遠位端部(31)とねじ係合可能である、請求項12に記載のアクセスアセンブリ。
  14. 遠位クロージャ部材(70)は、内壁部分(78)の遠位端上に少なくとも2つの径方向外側に延びる陥凹部(76)を有する、環状リム(75)を含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載のアクセスアセンブリ。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の少なくとも1つのアクセスアセンブリ(10)をさらに含む、液媒を受けるベッセルまたは流体ガイド。
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