JP2016501333A - 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置 - Google Patents

衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016501333A
JP2016501333A JP2015542370A JP2015542370A JP2016501333A JP 2016501333 A JP2016501333 A JP 2016501333A JP 2015542370 A JP2015542370 A JP 2015542370A JP 2015542370 A JP2015542370 A JP 2015542370A JP 2016501333 A JP2016501333 A JP 2016501333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
jet
orifice
nozzle
injection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015542370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016501333A5 (ja
Inventor
ムライエ,ニールマル
サネ,シュリクリシュナ
ネト,オサナン,エル. バロス
ネト,オサナン,エル. バロス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nostrum Energy Pte Ltd
Original Assignee
Nostrum Energy Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nostrum Energy Pte Ltd filed Critical Nostrum Energy Pte Ltd
Publication of JP2016501333A publication Critical patent/JP2016501333A/ja
Publication of JP2016501333A5 publication Critical patent/JP2016501333A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
    • F02M61/1806Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for characterised by the arrangement of discharge orifices, e.g. orientation or size
    • F02M61/1813Discharge orifices having different orientations with respect to valve member direction of movement, e.g. orientations being such that fuel jets emerging from discharge orifices collide with each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P15/00Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/008Arrangement of fuel passages inside of injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0012Valves
    • F02M63/0014Valves characterised by the valve actuating means
    • F02M63/0015Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid
    • F02M63/0026Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid using piezoelectric or magnetostrictive actuators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49405Valve or choke making
    • Y10T29/49412Valve or choke making with assembly, disassembly or composite article making
    • Y10T29/49416Valve or choke making with assembly, disassembly or composite article making with material shaping or cutting
    • Y10T29/49421Valve or choke making with assembly, disassembly or composite article making with material shaping or cutting including metallurgical bonding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】内燃エンジン内へ複数の液体を噴射するための液体噴射装置を提供する。【解決手段】噴射装置は、複数のジェットを有し、これらのジェットは、共通の衝突点に向けられており、そこで少なくとも2つのジェット流が衝突し、その液体流どうしの衝撃によって散逸される運動エネルギーにより微細に噴霧された液体を生成する。ジェットどうしの成す角度、印加圧力、ジェットどうしが衝突する距離は、前方運動量の損失が、5ミクロンより小さい粒子を生成するのに必要なエネルギーよりも大きくなるようにする。噴射される複数の液体は、ガソリン、ディーゼルタイプ燃料、または水を含むことができる。この噴射装置は、ポート噴射または直接噴射に使用することができる。【選択図】図1A

Description

(関連出願の相互参照)
本発明は、2012年11月20日に出願された米国仮特許出願第61/728,525号、2013年6月24日に出願された米国仮特許出願第61/838,675号、および2013年10月15日に出願された米国仮特許出願番号第61/891,118号から優先権を主張する。上記米国仮特許出願は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、霧状の液体を生成するための装置および方法に関する。より詳しくは、本発明は、内燃エンジン用の噴霧液体噴射装置に関する。
往復または回転式内燃エンジン内へ噴射する液体を有効噴霧することは、火花点火、圧縮点火(ディーゼル)または連続燃焼エンジンの設計及び動作上重要である。従来技術の方法は、超高圧の使用、極小オリフィスの使用、および液体流を分裂させる衝突板または小円筒形障害物の使用を含む。
往復または回転式内燃エンジンの冷却用液体を有効噴霧すること、ノックを低減すること、NOxを減らすことは、設計及び動作上重要であり、燃費を増加させ、排ガスを減少させるという顕著な効果がある。
通常、液体燃料と水の両方をエンジン内へ噴射する。燃料として、ディーゼルタイプ燃料、ガソリン(石油)、アルコール類、およびそれらの混合物を挙げることができる。ディーゼルタイプ燃料は、JP-8、ジェット燃料、および灯油を含む。アルコール類は、一般に、ガソリンとブレンドされるエタノールおよびメタノールを含む。また、水は、内部冷却効果を有し、ノックを低減し、NOxを減らすため、そして燃焼時に液体の水が蒸気に変換することによって大きい膨張係数をもつため、しばしば、特に、外部冷却と排気によって失われる熱が減少する場合に、エンジンに噴射される。
現代のエンジンは、通常、エンジンに燃料を導入するために燃料噴射を使用する。このような燃料噴射は、ポート噴射または直接噴射によって行われ得る。ポート噴射では、燃料噴射装置は、気筒前の吸気トレインあるいは吸気マニホルド内のどこかに配置されている。直接噴射では、噴射装置は、各気筒内にある。
気筒内に噴射される燃料や他の液体を噴霧することは重要である。任意の噴射された液体は、噴射された液体流をエンジンの任意の内部表面に接触させる前に噴霧されることが最適である。液体が気筒表面に接触してしまうと、潤滑剤やプールが洗い流されてしまい、不完全燃焼を生じる。燃焼時、プール燃料は、炭素堆積物を発生し、排ガスを増加し、エンジン出力を低下させる。あるいは、水が噴射されるときは、非潤滑内面、例えば、気筒ヘッドやピストン面との衝突によるいくつかの効果がある。
従来の燃料噴射装置あるいは噴霧装置のスプレー構成は、通常、円錐形、しばしば渦巻き(スワール)を有する円錐形であるが、この構成は限られており、液体が直接噴射システム内のピストンと気筒壁へ衝撃を与え得る。特に、高圧縮エンジンでは、ヘッドスペースが非常に限られており、液体流がエンジン内部表面上に接触せずにこのようなエンジン内で噴霧することはより難しくなる。
有効な噴霧方法として、高圧液体噴射と小オリフィスを使用するものがあるが、高圧システムは高価であり不具合が発生しやすく、小オリフィスは目詰まりを起こしやすい。
また、別の有効な噴霧方法は、液体と空気せん断を使用するものである。噴霧するために、高圧高速で移動する空気を使用して液体流を剪断する。この方法は、液滴を分裂させるという点で独自の限界を有する。また、この方法の直接噴射構成における適用は、高圧力で空気又はガスを供給することで機構が複雑になるため、不可能ではないにしても、困難である。
また、衝突ジェット(ジェット)も、燃料と酸化剤を混合する手段として、液体燃料ロケットエンジンにおいてよく知られている。内燃エンジン用の噴射装置は、従来のロケットエンジンのノズルが「スタートホールドストップ」型計量装置ではないのに対し、内燃エンジン用の噴射装置は、指令で所定量の液体を供給するように作られている点で従来のロケットエンジンノズルとは異なる。このため、流量を、注意深く時間をかけて制御する必要がある。この流量制御は、従来ソレノイドを介して行われるが、油圧パイロット操作、油圧増幅、圧電スタック、空気圧手段、または他の方法を介して行うこともできる。また、ロケットエンジンにおける衝突ジェットは、純粋に流体を液滴または噴霧状スプレーに分裂させる機構としてではなく、2つの別々の流体(通常、燃料及び酸化剤)を噴射して相互作用させ反応させる混合方法として第一に意図されている。
従来の噴霧装置および噴射装置では、高圧を使用して液体を小オリフィスに通す。したがって、圧力を加えることによって得られる運動エネルギーは、ほぼ完全に流体の加速のために使用され、流体が空気せん断、抵抗あるいは抗力により分裂または噴霧される。分裂が開始される前にジェットがかなりの距離を移動することが理論だけでなく観察からも明らかである。限られた燃焼室寸法(ほとんどの乗用車で約10cm)を有する内燃エンジンでは、分裂の前の「液体長」またはジェット長は、燃焼室内の噴射装置先端から最も離れた点よりも高い。これは、ジェットが、分裂の前に、ピストンまたは気筒壁のいずれかまたは両方に衝突することを意味する。より優れた分裂を実現するために新規な機構を必要とする。
本発明の一実施の形態は、噴射装置ハウジングと、外部の液体源に結合されるように構成された液体入口と、液体入口と流体連通するピントル弁であって、外部の液体源からの液体の流量を調節可能に計測するように構成されているピントル弁と、ピントル弁と流体連通すると共に噴射装置ハウジングのスプレー先端の外面に形成されたそれぞれの傾斜したオリフィスで終端する複数の液体通路であって、傾斜オリフィスが形成された平面から離れた所定の位置に配置された共通の衝突点へそれぞれの液体ジェットを向けるように寸法決めされると共に傾斜された複数の液体通路とを含む。所定の位置は、噴霧噴射装置の外面への後方噴霧液体の衝撃を最小化または回避するように決定された外面からの距離で、噴霧噴射装置の中心軸に沿って配置されている。所定の位置は、次のいずれかの方程式を満足する液体長距離の最低未満である。
方程式L = d×m×SM
ここで、dは傾斜オリフィス直径[m]であり、mは定数であり、SMは(ν/σ)×(2ΔP×ρ)1/2で定義された無次元係数であり、νは動粘度[m/s]であり、σは表面張力[N/m]であり、ΔPは傾斜したオリフィスの圧力降下[N/m]であり、ρは流体の密度[kg/m]である。
あるいは、
方程式L =(A×ΔP)/[σ+C×d×ΔP/ρ]、C =(ρπCdc/3)
ここで、dは傾斜オリフィス直径[m]であり、A=πd /4はオリフィス面積[m]であり、ΔPは傾斜したオリフィスの圧力降下[N/m]であり、σは表面張力[N/m]であり、ρは流体の密度[kg/m]であり、ρは空気の密度[kg/m]であり、Cdcは軸流における気筒の表皮摩擦抵抗係数である。
本発明の一実施の形態は、噴射装置本体内に形成された空洞内に配置されたピントル弁座に噴射装置本体の外面から延びる第一の液体通路を掘削し、それぞれの第一の液体通路の非端領域における第一の液体通路と交差するように噴射装置本体のスプレー先端の外面から延びる第二液体通路であって噴射装置本体のスプレー先端外面に形成され噴射装置本体の外部の所定の点で衝突するオリフィスを出るジェットを向けるように構成される角度で傾斜したオリフィスで終端する第二の液体通路を掘削し、噴射装置本体の外面と第一および第二の通路の交差部との間で第一の液体通路を封止することによって製造される。
一実施の形態では、液体噴射装置は、内燃エンジンに液体を噴射する。一実施の形態では、液体噴射装置は、往復または回転式内燃エンジンの燃焼室に液体を噴射する。一実施の形態では、液体噴射装置は、往復式内燃エンジンの吸気ポート、吸気マニホルド、または排気通路内に液体を噴射する。
一実施の形態では、ノズルの外側のオリフィスは、ノズルの中心軸から同一の半径距離に配列され、かつ等角度間隔を置いて配置されている。
一実施の形態では、オリフィスは、ノズルの中心軸から同一の半径距離に配列され、等角度間隔を置いて配置されなくてよい。一実施の形態では、ノズルは、外側端部に凹部を形成することができ、ジェットオリフィスは凹部内にある。
一実施の形態では、オリフィス〜ノズルの外側端部での中心軸点〜隣接するオリフィス間の直線によって定められた角度は、任意の平面上のすべてのオリフィスに対して等しい。
一実施の形態では、追加のオリフィスがノズルの中央部に設けられている。
一実施の形態では、オリフィスの数は2つ以上であり、50個のオリフィスまでの範囲であってよい。流体力学は、2つのオリフィスからの液体ジェットは衝突後扁平扇形の拡散雲を与えるが、3つ以上のオリフィスは三次元の円形雲を提供することを示す。オリフィスの数が多いほど液体の出力が大きくなる(他のすべての要素は等しい)。エンジン用途では、例えば、自動車エンジン用の噴射装置本体は、約8mmの直径を有し、2〜6つのオリフィスを有していてよい。固定重ディーゼルエンジン用噴射装置は、直径が約5cmである噴射装置本体を有しており、3〜30個以上のオリフィスを有してよい。
一実施の形態では、噴射装置は、内燃エンジンの燃料噴射装置または水噴射装置である。一実施の形態では、噴射装置内の液体は、水溶液、水、及び液体炭化水素燃料から選択される。一実施の形態では、噴射装置は、燃料噴射装置であり、液体がディーゼル燃料、JP8、アルコール、ガソリン又はそれらの混合物から選択される。
一実施の形態では、計量手段は、ソレノイド制御ピントルまたは圧電制御ピントルである。
一実施の形態では、ジェットは、全て等しい入口圧力またはオリフィス直径および衝突速度または衝突力を有するとは限らない。
一実施の形態では、オリフィス直径は、必要な流量に応じて、約50μm〜約5000μm、またはそれ以上の範囲であってよい。一実施の形態では、オリフィス直径は、約200μmから約400μmの範囲であり、液体が炭化水素燃料である。一実施の形態では、オリフィス直径は約300μmから約700μmの範囲であり、液体は水または水溶液である。
一実施の形態では、液体の圧力は、約1バールから約5,000バールの範囲である。
一実施の形態では、各ジェットを定義するオリフィスでの液体の速度は、10m/s以上であり、別の実施の形態では、約20から約500m/s程度の範囲である。
一実施の形態では、オリフィスと衝突点間の距離は、互いに最も遠い2つのオリフィスの間の距離の3倍よりも小さい。
一実施の形態では、オリフィスと衝突点間の距離は、液体ジェットの「液体長さ」よりも短い。
一実施の形態では、任意の2つのジェットによって定まる角度は約20°〜約180°の範囲である。
一実施の形態では、本発明の噴射装置は、各焦点で合流する少なくとも2つのジェットがある2つ以上の焦点を有することができる。このように、一実施の形態では、噴射装置の本体へ供給される加圧液体源を有する噴霧液体を生成する液体噴射装置を提供し、本体は、液体入口と、本体内部または外部の液体計量手段と、ノズルを備える液体出口とを有する。前記ノズルは、液体の加圧された液体ジェットが生じる2つ以上のジェットオリフィスを含み、各ジェットは噴射装置の外部の焦点に向けられており、焦点での加圧された液体ジェットの衝突が液体の霧状の形態を生成し、2つ以上の別々の焦点があり、前記計量手段は、正確な開始および停止時間に正確な液体流量を供給する。
本発明のこれら及びその他の特徴、態様、及び効果は、より良い、以下の説明、添付の特許請求の範囲、および添付の図面を参照して理解されるであろう。
図1Aは、本発明の概略的な一実施の形態を示す。 図1Bは、開位置にピントルを有する図1Aの概略を示す。 図2は、図1Aのボトムアップから見た本発明の噴射装置を示す。 図3A〜図3Fは、様々なオリフィスパターンを示す。 図4は、分裂までの液体ジェットの幾何学的な概略を示す。 図5A〜図5Cは、ジェット分裂の条件を満たす力平衡に基づいた分裂までのジェット長の式が導出されたモデルからの結果の一例である。 図6A〜図6Cは、本発明の一実施の形態の製造工程を示す。 図6D〜図6Eは、本発明の一実施の形態の製造工程を示す。 図7Aおよび図7Bは、実際の従来の噴射装置からのスプレーパターン(図7A)と、本発明の噴射装置(図7B)を示す。 図8Aおよび図8Bは、本発明の噴射装置は、同一のエンジン負荷に対して従来の噴射装置より低い燃料の流量を持っていることを示す、ディーゼルエンジン用燃料流量エンジン負荷のプロットである。
本発明は、流体、特に往復または回転式内燃エンジンに噴射するための液体を噴射するためのノズルを提供する。このような液体は、ガソリンやディーゼル、水、または水溶液のような燃料とすることができる。本発明では、圧力下の、流体の少なくとも2つ以上のジェットを、衝突点に向ける。衝突点(複数可)でのジェットの衝突は、効率的に液体を噴霧する。噴霧液体は、内部エンジン表面と液体の実質的な接触を最小限にし、より効率的な燃焼(または他の効果)のために大きな表面積を提供する噴煙(プルーム)を生成する。
2つの衝突ジェットは、扇状、二次元の噴霧スプレーを生成する。少なくとも第三の衝突ジェットは、完全に三次元の雲を実現するために必要とされる。中心に1つのジェットを含みながら様々な角度のジェットを構成することにより、液体の霧状の雲を成形することができる。
本発明の一実施の形態では、噴射装置の本体へ供給された加圧液体源を有する噴霧液体を生成する液体噴射装置を提供し、前記本体は、液体入口と、液体計量手段と、ノズルを備える液体出口とを有する。前記ノズルは、液体の加圧された液体ジェットが生じる2つ以上のジェットオリフィスを含み、各ジェットは噴射装置の外部の共通焦点に向けられており、焦点での加圧された液体ジェットの衝突が液体の霧状の形態を生成し、前記ジェットの夾角が30°と180°の間であり、前記計量手段は、正確で制御可能な開始および停止時間に正確な液体流量を供給する。
別の実施の形態では、噴射装置の本体へ供給された加圧液体源を有する噴霧液体を生成する液体噴射装置を提供し、前記本体は、液体入口と、本体内液体計量手段と、ノズルを備える液体出口とを有する。前記本体は、中心軸を有するほぼ円形の断面を有する。ノズルは、中心軸と、内側端部と、外側端部とを含む。2つ以上の通路が内側端部から発生され、各通路はオリフィスを有する外側端部で終端し、加圧された液体は、2つ以上の通路を通って各通路を終端させるオリフィスへ通される。各オリフィスは、加圧された液体のジェットをある方向に向かわせる。オリフィスは、各ジェットが噴射装置の外部の共通の焦点に向けられるように構成され、前記焦点での加圧された液体ジェットの衝突は、液体の霧状の形態を生成し、前記ジェットの夾角が30°と180°の間であり、前記計量手段は、正確で制御可能な開始および停止時間に正確な液体流量を供給する。
本発明の一実施の形態では、液体噴射装置は、液体入口と、液体流量を供給するための液体計量手段と、ノズルを有する液体出口とを含む。ノズルは、中心軸と、内側端部と、外側端部またはスプレー先端部と、内側端部から発生した2つ以上の通路とを含む。各通路はオリフィスを有する外側端部で終端する。オリフィスは、少なくとも2つのジェットが噴射装置の外部の共通の焦点に向けられるように構成されている。
計量手段は、ソレノイド制御ピントルとすることができる。また、計量手段は、圧電制御ピントルとすることができる。
本実施の形態のノズルは、外側端部に凹面または凹状円錐部を形成している。ジェットオリフィスは凹状部内にある。オリフィスは、ノズルの中心軸から同じ半径方向距離に配列され、等角度に離間されてよい。代替的に、オリフィスは、ノズルの中心軸から同一の半径距離に配列することができ、等角度に離間されていなくてよい。ジェットオリフィスは、ノズルの中心軸に対して、単一の平面上に配列されてよい。あるいは、ジェットオリフィスの中心はノズルの中心軸に対して2つ以上の平面上に配列されている。
本実施の形態では、液体噴射装置は、往復式内燃エンジンの燃焼室または回転式内燃エンジンの燃焼室に液体を噴射する。
本実施の形態では、加圧された液体は、少なくとも2つ以上の通路を通って各通路を終端させるオリフィスへ通される。各オリフィスは、加圧された液体のジェットを向ける。焦点での加圧された液体ジェットの衝突が液体の霧状の形態を生成する。
図1A及び図1Bは、平面で見られる2つの液体通路を有する本発明のノズルの一実施の形態の概略図である。ノズルは、流体が密閉燃焼室または管を出る(又は密閉燃焼室または管に入る)ときの流体の流量の方向または特性を制御する(特に速度を増加させる)ように設計された装置である。ノズルは、中心軸3をもつ本体1を有する。ノズルの入口端5は、ピントル軸40とピントルボール42の終端を示す。オリフィスにノズルの加圧された液体を送る液体通路は、ピントルボール座エリアの点36から発生する。
ノズル1の出口端部6(また、本明細書では「スプレー先端部」と呼ばれる)は、図1に凹面(すなわちまっすぐな壁を有する縁ではなく曲線形または円錐形状外形を持つ)として示されている凹部7を有している。ジェットオリフィス10は凹部7内に位置している。ジェットの夾角(2θ)は、ジェット経路長、すなわち、10から焦点2への直線4に沿った距離、また、比較的短い、Rと表記される距離を維持しながら、90°より大きくすることができる。より短いジェット経路は、噴霧プロセスのより良好な制御および衝突点2に送られるより多くのエネルギーを提供する。したがって、より短いジェット経路は、より望ましく、バック衝撃、すなわち、噴射装置本体へ反射し噴射装置スプレー先端に衝撃を与える液滴を回避しやすい。
図1A及び図1Bに示す実施の形態の各液体通路は、液体通路30と20の組み合わせから形成される。図1A及び図1Bに示す一実施の形態では、サブ通路30は、点32の面取り縁64からピントル弁座46の点36までノズル本体1に穴を掘削することによって形成される。次に、部分34を塞ぐ。サブ通路20は、交差点22においてサブ通路30と交差する点10から凹部7に穴を掘削することによって形成される。
オリフィス10は、サブ通路20の内径よりも小径に開口を狭くするインサート(挿入物)11を有してもよい。これは、オリフィスのサイズが、液体の粘度、圧力、本発明のノズルの噴霧の形状及び他の特性に影響を与える速度(例えばエンジンの毎分の回転数)等の様々な要因に応じて調整されるので、特に望ましい。オリフィスのサイズはさまざまな目的に合わせて調整することができるが、ノズルブランクに穴を掘削するには実用的な限界がある。500ミクロンよりも小さい穴を掘削することは、非常に高価になり大量生産品として望ましくない。したがって、製造が安価であり、より大きな直径の通路を作ることができるが、オリフィスをノズルの所定の用途に応じて極小径とすることができる(通路全体がその径をもつ場合、非常に高価になる大幅に小さい径であってよい)。
ピントルは、噴射装置のスリーブの往復軸である。ノズルにおけるピントルバルブ42の端部は、丸みを帯びた球状部分であり、ピントルボールと呼ばれる。既定位置では、ピントルボールが弁座46に押し付けられる。ピントルボールが弁座46に押し付けられると、液体は外向き通路30に流入することができず、液体はノズルから流出しない。ピントルボール42がソレノイドまたは圧電機構によって開放位置(図1B)に移動すると、加圧された液体は、図1Aの48として定められた空間を通って外向き通路30に流入しジェットオリフィス11のノズルから流出する。
弁座46とピントルボール42は、外向き通路30の適切な流入条件に従って可能な限り小さくなければならない「SAC」体積108を定める。外向き通路30の各々は、第一の端部で「SAC」体積108と液体連通し、第二の端部の各オリフィスの出口で終端する。外向き通路21は、噴射装置の中心軸(直線3)に沿って向けられた単一の中央ジェットを形成し、外向き通路20は、衝突夾角2θをもつ傾斜ジェットを形成する。角度2θは、約30°と180°の間の角度で固定することができる。通路20および中央通路21の端部におけるオリフィスから出る複数のジェットが、単焦点(すなわち、衝突点)2で衝突するように向けられる。
図2は、噴射装置のスプレー先端に面する図1Aの端面図である。外側噴射装置本体壁62、面取り縁64、底面66、および(凹面として図に示す)凹部7を定めるリング8が示される。中央オリフィス21と三径方向オリフィス20が示される。オリフィス20の中心の平面内にある各オリフィスの間の角度は、Ψである。図2の例によって示すように、半径方向のオリフィス20は、等角度120°で間隔を置いて配置されている。寸法rは、オリフィス20の中心の平面内で中心軸までの半径方向オリフィスの距離である。ここに示されているように、中心軸に沿うオリフィスがあるが、中央オリフィスは、本発明においてオプションである。
図1Aおよび図1Bを参照する。距離Rを変化させることにより、角度θをR =r/sinθとして変化させることができる。Rが与えられたRに対して短く中心軸に近い場合には、θが小さくなる。あるいは、与えられたrに対して、より大きなRはより小さいθを生じ、その逆も然りである。最小夾角2θは約30°である。rを長くし、凹部7の面にできるだけ垂直なように通路20を掘削することによって、夾角2θが180°に近づくことができる。一実施の形態では、夾角2θは180°である。
代替実施の形態(図示せず)では、各外向き通路20は、異なる焦点位置で衝突して2つの別々の衝突点を生成するように傾斜してもよい。
別の実施の形態では、径方向オリフィス20の2つ(またはそれ以上)のリングを設けてもよい。第一のセットのオリフィスは、所定のr寸法を有し、第二のセットのオリフィスは、異なるr寸法を有する。オリフィスの全部は、単一衝突点に向けられる。図3は、本発明で使用することができるオリフィスの様々な非限定的なパターンを示す。
本発明の噴射装置は、炭化水素燃料、水、水溶液、またはそれらの混合物を直接エンジンの燃焼室、または吸気トレイン(吸気マニホルド、また、ポート噴射とも呼ばれる)、またはエンジンの排気トレイン(排気マニホルド)内へ噴射するために使用することができる。
本発明の噴射装置の液体に印加される圧力は、エンジン内の噴射装置の位置及び液体の種類によって異なる。ポート噴射用途の場合、噴射装置が吸気マニホルド内に流体を噴射するように位置した状態で、圧力は4〜5バールであってよいが、一実施の形態では、非常に高い圧力を250バールまで、本発明の噴射装置を有するポート噴射に使用することができる。直接噴射用途の場合、噴射装置が気筒の燃焼室内に直接噴射するように各気筒上に位置した状態で、ガソリンエンジンのための圧力は、約100バール〜約250バールである。圧縮点火(ディーゼル)エンジンと共に使用されるディーゼルタイプ燃料の場合、圧力は超高圧力エンジンで約250バール〜約2500バールである。いくつかの実施の形態では、従来の燃料噴射装置に典型的な圧力より低い圧力を、有効噴霧を実現するために使用することができる。
液体の噴霧形態を生成するために、本発明の噴射装置は、例えば、オリフィス直径、衝突速度、液圧力、衝突角度、衝突長さを含むいくつかのパラメータを制御するように構成されている。制御パラメータの値は、液体を噴霧し部分的に気化させる衝突点で十分なエネルギーを生成するために噴射される特定の液体に基づいて選択される。以下の説明及び参照図は、本発明を構築するために必要な様々なパラメータの値の選択に関する詳細を提供する。
例えば、空気、ガス、水または液体燃料などの圧縮された流体は、比ポテンシャルエネルギー、またはSPEを有する。ここで、SPE =ΔP/ρ(ΔPは燃料ノズルの圧力降下[kN/ m]であり、ρは流体密度[kg/m]である)。したがって、SPE =ΔP/ρ= kJ/ kgである。したがって、300バールの圧力差と1000 kg/mの密度の水の場合、SPE =ΔP/ρ=30 kJ/ kgである。理想的に膨張すると、これは、v =(2ΔP/ρ)1/2 =(60000)1/2 = 245m/sのジェット速度になる。
2つ以上のそのようなジェットが衝突すると、小さな高圧停滞復元(50%の復元率、約150バール)領域が生成され、僅かなエネルギーにより、ジェットの液体の小部分が気化され、せん断および乱流による崩壊機構に加えて、非常に強力な追加の崩壊機構を生成する。最大の潜熱を有する水と比較して、例えば、ガソリン又はディーゼルのような他の液体燃料は、著しく低い圧力及び大きいオリフィス直径で著しく改善された噴霧状態を示すであろう。
従来の噴射装置、特に直接噴射装置を出る液体ジェットの速度は、ピストンの速度よりも大きい大きさがあることに留意することが重要である。これは、噴射が下死点(BDC)で起こる場合でも、液体ジェットは、ピストン面、または、角度を付けた場合には、気筒壁と衝突することを意味する。このようなジェットの「液体長さ」は、通常、気筒壁及び/又はピストン面と液体の衝突があることをほぼ確実にするピストンのストロークの長さよりも大きいことに留意することも重要である。このような衝突は望ましくなく、効率の低下につながる。
本発明の目的は、固有の焦点で衝突する2つ以上のジェットを有することにより、そして、これまで考えられていない変数、例えばジェットの角度、ジェットの液滴の直径、ジェットに加えられる圧力の量、液体ジェットの衝突の前の液体長さ等を考慮することにより液体ジェットの蒸発を最大にすることである。これらの様々な方法を、以下に述べる。
液体長さ(「L」)は、液滴に分解し始める前の液体ジェットの移動距離として定義される。これは、図4に示されている。図4は、オリフィスを出る加圧された液体のジェット流が別のジェットまたは表面に衝突することなく、空気せん断および他の力から分解するときの当該ジェット流を一般的に示す。図4では、入口201を通ってノズルオリフィス202へ入る加圧された液体は、ジェットオリフィスで直径dのジェットストリーム203を生成する。直径Dの液体ジェット203は、部分204を通って、ジェットが必然的に崩壊しスプレー噴煙206が形成された点205まで徐々に細くなる。寸法Lは、202から205までの距離である。長さLは、オリフィス出口からスプレー円錐直径(Dspray)207がdの約3〜5倍になる点207まで延びる。
液体が衝突前に移動しなければならない距離が短いほど、噴霧は大きい。これは、より多くの運動エネルギーがより強い衝突のために有効であるからである。このように、噴射装置設計プロセスは、全体的な噴射装置のレイアウトに関連して衝突点までのジェットの最適な長さを組み入れた幾何学的側面を考慮しなければいけない。
液体長さは、数学的に次式L/d/SM = m(定数)で定義することができる。ここで、SM =(ν/σ)×(2ΔP×ρ)1/2、dはオリフィス直径である。新しい無次元数SMは係数である。あるいは、液体長さLは、L = m×SM×dと表すことができる。実際には、より一般的な式L/d =(L/d) + m×SMを、対象とされる特定の圧力範囲に使用することができる。ここで、(L/d)は、実験的に決定される定数である。
定数mの値が、従来の実験データで利用できるような1/0.09157= 10.921に等しいと仮定すると、L/dは、表1の最後の欄に示されるように、SMによる任意の圧力ΔPに対して推定することができる。しかし、実験では、この分析は、ジェット速度又は圧力差ΔPの非常に小さい値に対してのみ有効であり得ることを示唆する。さらに、m = 10.921で予測される値はΔP= 1バールに対してあまりにも低く、一定のmは必要な制御実験により、各液体ごとに決定されなければいけない。

表1:L/d = m×SMモデルによる(L/d)の推定:m = 10.921及び(L/d) = 0
= 0.3 mm、ΔP = 1.0 bar、ボンド数B=(ρgd )/σ= 0.0122 << 1*

*は、重力の影響が無視できることを示す。
第一原理に基づいた「ジェット長運動量モデル」と呼ばれる理論は、分裂前の液体ジェット長の予測の問題を解決することができる。分裂前の長さの推定は「液体ジェットの分裂の条件」が概念的に定式化されることを必要とする。図4を参照する。ここで、dはオリフィス直径、Aはオリフィス面積=πd 、ρは液体の密度、ρは空気の密度、ΔPはオリフィスの圧力降下、Vはオリフィス出口でのジェット速度=(2ΔP/ρ1/2、σは液体の表面張力、Lは分裂までのジェット長、Cdcは軸流における気筒の表皮摩擦抗力係数である。
オリフィス出口平面からの距離xにおける長さdxのジェットの要素を考慮する。この要素の質量は、dxを横切る速度dVが変化するごとにm=A×ρ×dx。要素(m×dV/dt)の運動量の変化率は、表面張力の力(σ×dx)と空力の摩擦力(1/2ρπd×dx×Cdc×V)によって対抗される流量方向の力である。分裂は、積分対抗力が、単に駆動運動量力を超えたときに、ジェット長で発生することが想定される。加速度(dV/dt)を(V×dV/dx)に置換し、ジェット速度Vは、オリフィス出口(x= 0)でのVJから分裂点(x= L)での0またはV= V(1-x/L)へ直線的に変化することが想定される。力平衡式[m×dV/dt=(σ×dx)+(1/2ρπd×dx×Cdc×V)]は、AρVdV=σ×dx+(1/2ρπd×Cdc×V )(1-x/L)dxの形を取る。AρVdV=σ×dx+(1/2ρπd×Cdc×V )(1-x/L)dxは、境界条件x = 0でのV = Vと分裂時のx = LでのV = 0との間で積分すると、A×ΔP=σL+ρπd×Cdc×(ΔP/ρ)×L/3となる。
分裂までのジェット長の最終的な式は次のとおりである。L =(A×ΔP)/[σ+C×d×ΔP/ρ]、ここで、C =(ρπCdc/3)である。Cdc〜0.0の場合は、上記の式は、L =A×ΔP/σと簡単になる。
等しい直径dのオリフィスで動作している水とディーゼルのような2つの液体に対して、分裂までのジェット長が等しくなるとき、共通の噴射圧力ΔPがある点は興味深い。ここで、ΔP=(σ)(σ×σ)/[C×d×(ρ)]。
経験的/実験データに基づいた入力である表皮摩擦抗力係数Cdcは、
dc= 3×(σ)(σ×σ)/[ρπ×d×ΔP×(ρ)]に基づいて独立して照合または推定することができる。
上記のモデルに基づいて計算が水とディーゼルに対してd= 0.3mmと圧力ΔPのサンプル範囲のからのCdc想定値に対してなされる。ΔP= 1〜100バールおよびCdc= 0.0、0.05および0.1に対する例の結果を図5A〜図5Cに示す。
衝突ジェットが、大幅にまたは完全に液体ジェットの前方侵入を減少させ、これにより、液体あるいはスプレー噴煙の長さがストローク長またはピストン面と噴射装置のノズルとの間の距離のいずれかよりも常に短くなることは、本発明の一態様である。ジェットの分裂が、圧力の印加により液体に与えられる運動エネルギーの十分な量を液体ジェットの噴霧に向けた状態で、噴射装置の近くで起こることも、本発明の一態様である。
液体を噴霧するのに必要なエネルギーは、液体の表面張力によって支配される。液体の移動の方向から離れる方向の表面張力よりも大きい力が噴霧を達成するために印加されなければいけない。噴霧のために必要なエネルギー、または仕事(W)は、W =σ×ΔAで与えられる。ここで、σは表面張力であり、ΔAは、噴霧により生成した領域である。ジェットの比エネルギーは、TASE=ΔP/ρで表される総有効比エネルギー(TASE)で与えられる。ジェットの移動方向から離れた分裂のための噴霧に使用されるエネルギーは、EOBU =(ΔP/ρ)sinθで与えられる。ここで、θは、ジェットと、衝突点および噴煙または噴射装置本体の移動方向によって形成された軸とのなす角である。より小さい角度θの場合、ジェットは、より大きな角度の場合よりもより遠い距離で合流し、従って、より高いエネルギーまたは圧力が噴霧を達成するために必要とされるであろう。
エネルギーはまた、ジェットの速度を使用して表現することができる。伝播の方向の速度は、V =(2ΔP/ρ)1/2で与えられる。ここで、ρは液体の密度である。初期のジェットの理論上の速度は、上記の式を用いて計算することができ、衝突後のジェットの速度は、運動量の保存に基づいて計算することができる。衝突後の更なる噴霧は、乱流せん断と抗力に関する方程式を用いて計算することができる。
本発明の一態様は、直径5ミクロンより小さい液滴を、別の実施の形態では、直径1ミクロンより小さい液滴を生成することである。固体ジェットからの噴霧液滴の面積、及び単位質量または体積あたりの液滴の個数は、そのような噴霧を生成するために必要なエネルギーのみならず、上記の式を用いて、計算することができる。
従って、本発明は、ジェットの方向から離れた有効理論的エネルギーまたはEOBUが、5ミクロンより小さい液滴を生成するのに必要な分裂エネルギーよりも高く、液体に印加される圧力および衝突点を有するジェットと軸とによって形成される角度が、式EOBU=(ΔP/ρ)sinθ=σ×ΔAに基づいて計算されたエネルギーの量よりも大きいエネルギーを生成する点で衝突する少なくとも2つのジェットを使用して噴霧を生成する。別の実施の形態において、本発明は、ジェットの方向から離れた有効理論的エネルギーまたはEOBUが、5ミクロンより小さい液滴を生成するのに必要な分裂エネルギーよりも高く、液体に印加される圧力および衝突点を有するジェットと軸とによって形成される角度が、式EOBU=(ΔP/ρ)sinθ=σ×ΔAに基づいて計算されたエネルギーの量よりも大きいエネルギーを生成する点で衝突する少なくとも3つのジェットを使用して噴霧を生成する。さらに別の実施の形態において、本発明は、ジェットの方向から離れた有効理論的エネルギーまたはEOBUが、1ミクロンより小さい液滴を生成するのに必要な分裂エネルギーよりも高く、液体に印加される圧力および衝突点を有するジェットと軸とによって形成される角度が、式EOBU=(ΔP/ρ)sinθ=σ×ΔAに基づいて計算されたエネルギーの量よりも大きいエネルギーを生成する点で衝突する少なくとも2つのジェットを使用して噴霧を生成する。別の実施の形態において、本発明は、ジェットの方向から離れた有効理論的エネルギーまたはEOBUが、1ミクロンより小さい液滴を生成するのに必要な分裂エネルギーよりも高く、液体に印加される圧力および衝突点を有するジェットと軸とによって形成される角度が、式EOBU=(ΔP/ρ)sinθ=σ×ΔAに基づいて計算されたエネルギーの量よりも大きいエネルギーを生成する点で衝突する少なくとも3つのジェットを使用して噴霧を生成する。図10は等高線図である。
液1mLを噴霧して直径D(μm)の液滴を生成する場合、噴霧により生成された面積ΔA= 6/D[m]。表面張力σ[N/m]に打ち勝つために必要なエネルギーは、6σ/D[J]となる。ガソリン、ディーゼル、アルコールまたは水などの様々な液体1mLに必要なEOBUエネルギーを推定し、以下の表3に示す。
表2に、これらの液体の性質を示し、表3に、噴霧が直径Dミクロンの液滴を生成するときの、液体1mLあたりのEOBUを示す。完全に1グラムの液体を蒸発させるために必要なエネルギーEOEVも表3に示す。これらの液体の0.4〜4000バールの様々な噴射圧力での総有効比エネルギーを表4に示す。表5(A)及び表5(B)はそれぞれ、分裂(すなわち、噴霧)および蒸発するための十分なエネルギーを得るために必要な、30〜90度の様々な衝突角度での噴射圧力を示す。

表2:液体の性質:νは動粘度である。 σは表面張力である。 ρは流体の密度である。

表3:選択された液体の分裂および蒸発の比エネルギー


表4:色々な圧力での総有効比エネルギーTASE(J/gm)

表5(A):色々な衝突角θでの表面張力に打ち勝つために必要な差圧(ΔP [bars])


表5(B):色々な衝突角θでの1グラムを蒸発させるために必要な差圧(ΔP [bars])
特定の液体に対して、ジェット数、噴射圧力ΔPおよび衝突角度θの選択は、噴霧、噴煙形状、大きさ及び向きの要件を満たすように行う必要があることは、上記の表のデータから明らかである。
上記の表に示されるように、ノズルから出てくる液体ジェットの理論速度を圧力を介して正確に推定することが重要である。
本発明では、衝突点は、可能な限りオリフィス出口面に近いが、バック衝撃を避ける必要がある。また、衝突ジェット長は、ノズルから出てくるジェットの液体長(L)よりも短い。オリフィスの中心を含む平面内の円の直径が、Docであり、ジェット軸と噴射装置本体軸との間の角度がθであるとすると、衝突長Lは、L=Doc/2sinθとして決定される。衝突点は、オリフィスの出口点から3Docより遠くない位置にあることができる。別の実施の形態では、距離は2Doc未満ある。別の言い方をすれば、衝突点は、オリフィスと交差する円の直径よりも小さいオリフィスからの距離または遠く離れている2つのオリフィスの間の距離にある。
衝突の前に液体の移動しなければいけない距離が短いほど、より多くの運動エネルギーが強い衝突のために有効であるため、噴霧はより有効になる。
図5A、5B及び5Cは、1から100バールの圧力低下変動に対して、それぞれ水とディーゼルの液体ジェット長の計算を例としてのみ示す。任意のオリフィス直径(50〜1000μm)に対する液体ジェット長は、関係

から計算することができる。
本発明は、エンジンの燃料や水噴射において従来の方法よりも優れた噴霧を提供する。具体的には、本発明のノズル内液体通路構成により提供されるジェットの鋭内向角は、噴射装置本体に近接して非常に効率的な噴霧を提供し、液体流がエンジンの内部の固体表面に衝撃を与えオイルを洗い流し非効率的な燃焼を引き起こすことを防止する点において、従来技術に比べて大幅に改善している。このことは、上死点(TDC)に近い噴射タイミングが重要であり、TDCでのヘッドスペースが非常に小さくてよい場合、現代の高圧縮エンジンにおいて特に重要である。
一実施の形態では、噴霧は、完全燃焼内燃エンジン内で、可能な限りTDCまたは回転式エンジンの内死点(IDC)に近くで、空気中に液体の微細で均一な浮遊(噴射された水または燃料の実質的な蒸発)を形成し完全燃焼する。十分な圧力が印加されると、水または燃料またはそれらの混合物のいずれかに固形物を溶かした溶液を含む液体、燃料または水またはそれらの任意の混合物のかなりの量が、ほとんど瞬時に蒸発する。
回転式並びに往復式内燃エンジンに有用な本発明の液体噴射装置は、往復式エンジンまたは回転式エンジン用連続流制御システム内への流体(例えば、液体燃料)の量および/またはタイミングを制御するためのピントル弁のような計量機構を有している。
本発明は、内燃エンジンの燃料や水を噴射するための従来の方法よりも優れた噴霧を提供する。具体的には、ノズル内の液体通路の構成によって提供されるジェットの鋭内向角(2θ≧90°)は、従来技術よりも大幅に改善しており、噴射装置本体に近接して非常に効率的な噴霧を提供し、液体流がエンジンの内部の固体表面に衝撃を与えオイルを洗い流し非効率的な燃焼を引き起こすことを防止する。このように、噴射装置設計プロセスは、全体的な噴射装置のレイアウトに関連して衝突点までのジェットの最適な長さを組み入れた幾何学的側面を考慮しなければいけない。
スプレー噴煙形状は適宜より良好な混合のためにガス空間形状に合わせてもよい。スプレー噴煙は、液体燃料のための内部金属壁に衝撃を与えないように構成されているが、水噴射用途の場合には、未潤滑高温面に衝撃を与えるようにしてもよい。
図6Aないし図6Eは、本発明の実施の形態の製造段階を示す。具体的には、製造プロセスは、中に形成されたピントル弁404を有する噴射装置本体から始まる。図6Aで、複数の第一の液体通路406、408が、外部表面410から噴射装置本体402に穿孔または掘削されピントル弁404で終端するように傾斜される。第一の液体通路408は、噴射装置本体の中心軸に沿って位置されており、第一の液体通路406は、噴射装置本体の外周に沿って位置されている。
図6Cに示すように、第二セットの液体通路412は、第一の液体通路406のいずれかの端から離れた交点414で第一の液体通路406と交差する角度で噴射装置本体の外面410を貫通するように穿孔される。
図6Cに示すように、外面410と交点414との間の第一の液体通路406の一部415が、封止される。本発明の最終的な噴射装置は、第二の液体通路412の先端に形成されたオリフィス416とピントル弁404との間に形成された流体経路を有している。
図6Dに示すように、本発明の実施の形態は、噴射装置本体402とは別個に形成された弁404のための弁座403を用いて製造することができる。本実施の形態の弁座403は、弁座403が噴射装置本体402内に挿入される前に貫通するように掘削された通路406を有する。貫通通路412も弁座403を噴射装置本体402内に挿入する前に噴射装置本体402に形成される。弁座403と噴射装置本体402が接合されるとき、図6Dに示すように、貫通通路406を、貫通通路412と位置合わせする。
図6Cに示す交点414の詳細を図6E(A)および図6E(B)に示す。図6E(A)に見られるように、通路406は、直径dを有し、通路412は、直径dを有し、栓Pを挿入することによって、塞がれた通路部分は、直径dまで拡大し、長さlの沈降室SCを形成する。これは、オリフィス通路412の生産能力を増加させるのを助ける。直径dは、dの約5倍で、l≒dである。図6E(B)に見られるように。栓P'は、生産能力を増大させるために、別の実施の形態では約45°で面取りすることができる。液体速度は、沈降室SCで約5倍減少し、圧力は2乗に比例して上昇する。これはオリフィス通路412を通る液体の流量を著しく改善する。
本発明の一実施の形態では、オリフィスはサブ通路(図1、番号11)の内径よりも小径にジェット開口を狭くするインサート(挿入物)を有していてもよい。これは、オリフィスのサイズが、液体の粘度、圧力、本発明のノズルの噴霧の形状及び他の特性に影響を与える速度(例えばエンジンの毎分の回転数)等の様々な要因に応じて調整されるので、特に望ましい。オリフィスのサイズはさまざまな目的に合わせて調整することができるが、ノズルブランクに穴を掘削するには実用的な限界がある。500ミクロンよりも小さい穴(例えば通路20と30)を掘削することは、非常に高価になり大量生産品として望ましくない。したがって、製造が安価であり、より大きな直径の通路を作ることができるが、オリフィスをノズルの所定の用途に応じて極小径とすることができる(通路全体がその径をもつ場合、非常に高価になる大幅に小さい径であってよい)。一実施の形態では、ノズルは、単一の固体金属で構成されている。
本発明において、用語「単一の固体金属」は、前項で説明したノズルは、単一の金属片から製造することができることを意味する。例えば、ノズルは、エンジンの燃焼室の温度及び圧力に耐えるのに十分な材料であるステンレス鋼の単一ブロックから製造されてもよい。
以下は、例えば、図に示すような、本発明の実施例のノズルのパラメータである。
以下のパラメータは、内燃エンジンの気筒内にガソリンを噴射するための、本発明の実施の形態による、本発明のノズルの3つのジェットの実施の形態を示す。
この噴射装置のスプレーパターンは、図7Bに示す。図7Aに示した同様の従来の噴射装置(Bosch HDEV5 6穴噴射装置)と比較する。両方の噴射装置は、4ミリ秒間100バールで、液体として水を使用した。従来の燃料噴射装置(図7A)は、図7Bの本発明の噴射装置より、噴射装置から大幅に大きな距離の液体のコヒーレントスプレーを示す。液体の噴霧の程度は、図7Bの方がはるかに大きい。液体流が、従来の噴射装置よりもはるかに短い距離で分裂することは明らかである。
本発明の噴射装置は、図8A及び図8Bに示すように、エンジンの効率を改善することが実証されている。図8Aに、1.6L、4気筒ディーゼルエンジンの燃料流量‐エンジン負荷のプロットを示す。「GDI」とマークされたデータは、従来の直接噴射装置である。「Imp噴射装置」とマークされたデータは、本発明の3穴衝突ジェット噴射装置である。色々なエンジン負荷で、本発明の噴射装置は、従来の燃料噴射装置よりも16〜20パーセント低い燃料流量を示している。
改善した性能の説明を、図8Bに示す。図8Bは、図8Aに示すように同じエンジン負荷データ点の上死点(dBTDC)前の点火の開始SOI(度)を示している。図8Bは、(「Imp噴射装置」とマークされた)本発明の燃料噴射装置による点火の開始が、従来のGDI噴射装置による点火の開始よりもサイクルが著しく早く起こること(ベースラインデータ点で、例えば、31°対60°)を示している。また、正規化平均有効圧力(NMEP)として測定されたエンジン出力は、各データ点において、従来の噴射装置による対応するデータ点においてよりも、大きい(例えば、ベースラインデータ点で255Kpa対215Kpa)。より早い点火は、燃料のより完全な燃焼を示唆し、改善した効率を説明することができる。
このデータはまた、従来の噴射装置に比べて、本発明の噴射装置によって生じる改善した噴霧の結果として点火直前に気筒内の燃料の表面積がはるかに大きくエンジンの内面への燃料の衝撃が少ない(または無い)ため、(少なくともディーゼルエンジン内の)燃料点火がサイクルにおいて早くに発生することができるので、本発明の衝突ジェット式噴射装置により噴射タイミングを調節することが重要であり得ることを示唆している。

Claims (76)

  1. 霧状の液体を生成する液体噴射装置であって、
    液体入口と、液体計量手段と、ノズルを含む液体出口とを有する本体と、
    前記噴射装置の前記本体に供給される液体の加圧源と、を備え、
    前記ノズルは、2つ以上の液体通路を含み、各液体通路は、前記液体の加圧された液体ジェットが出る前記ノズルの外面のジェットオリフィスと流体連通し、各ジェットは、前記噴射装置の外部の共通の焦点に向けられ、前記焦点における前記加圧された液体ジェットの衝突により、前記液体の噴霧された形態を生成し、
    前記ジェット間の夾角が30°と180°の間であり、
    前記計量手段は、正確かつ制御可能な開始および停止時間で正確な液体流量を提供することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 霧状の液体を生成する液体噴射装置であって、
    液体入口と、液体計量手段と、ノズルを含む液体出口とを有する本体であって、中心軸を有する断面が略円形の前記本体と、
    前記噴射装置の前記本体に供給される液体の加圧源と、を備え、
    前記ノズルは、前記中心軸と、内側端部と、外側端部と、2つ以上の液体通路と、を含み、各液体通路は、前記液体の加圧された液体ジェットが出る前記ノズルの外面のジェットオリフィスと流体連通し、各ジェットは、前記噴射装置の外部の共通の焦点に向けられ、前記焦点における前記加圧された液体ジェットの衝突により、前記液体の噴霧された形態を生成し、
    前記ジェット間の夾角が30°と180°の間であり、
    前記計量手段は、正確かつ制御可能な開始および停止時間で正確な液体流量を提供することを特徴とする液体噴射装置。
  3. さらに、三つ以上のオリフィスを含む、請求項1又は2に記載の噴射装置。
  4. さらに、前記噴射装置の中心軸に沿ってジェットを定める少なくとも一つのオリフィスを含む、請求項3に記載の噴射装置。
  5. 前記各液体通路は、前記外側端部に向かって所定の角度で前記中心軸から外側に前記内側端部から延びる第一の通路部と、前記第一の通路部と交差し前記ノズルの前記中心軸と前記外側端部に向かって所定の角度で延びる第二の通路部と、を含み、前記各液体通路は、オリフィスを有する前記外側端部で終端する請求項1または2に記載の噴射装置。
  6. 前記ジェットの方向から離れた理論上の有効エネルギー、あるいはEOBUが、5ミクロンよりも小さい液滴を生成するのに必要な分裂エネルギーよりも高く、前記ノズルの圧力降下をΔP[kN/m]、流体密度をρ[kg/m]、前記液体の表面張力をσ、噴霧により生成された面積をΔAとするとき、前記液体に印加される圧力および衝突点を有するジェットと中心軸とによって形成される角度(θ)が、式EOBU=(ΔP/ρ)sinθ=σ×ΔAに基づいて計算されたエネルギーの量よりも大きいエネルギーを生成する請求項1または2に記載の噴射装置。
  7. 任意のオリフィスと衝突点との間の距離が、前記2つの最も遠いオリフィス間の距離の3倍未満である請求項1または2に記載の噴射装置。
  8. 任意のオリフィスと衝突点との間の距離は、そのオリフィスから放出される前記ジェットの液体長さ未満である請求項1または2に記載の噴射装置。
  9. 前記液体噴射装置は、内燃エンジン内に液体を噴射する請求項1または2に記載の噴射装置。
  10. 前記液体噴射装置は、往復式内燃エンジンの燃焼室内に液体を噴射する請求項1または2に記載の噴射装置。
  11. 前記液体噴射装置は、回転式内燃エンジンの燃焼室内に液体を噴射する請求項1または2に記載の噴射装置。
  12. 前記ノズルでの前記液体の速度が、約20〜約500メートル/秒の範囲である請求項1または2に記載の噴射装置。
  13. 前記液体に印加される圧力が、約1バールから約3000バールの範囲である請求項1または2に記載の噴射装置。
  14. 前記液体に加えられる圧力が、約100バール〜250バールであり、前記液体は、往復式または回転式内燃エンジンの燃焼室内に噴射されるガソリンである請求項1または2に記載の噴射装置。
  15. 前記液体に加えられる圧力が、約200バール〜2500バールであり、前記液体は、往復式圧縮点火内燃エンジンの燃焼室内に噴射されるディーゼルタイプ燃料である請求項1または2に記載の噴射装置。
  16. 前記液体噴射装置は、内燃エンジンの吸気マニホルド内に液体を噴射する請求項1または2に記載の噴射装置。
  17. 前記液体に加えられる圧力が、約4バール〜約250バールであり、前記液体は、内燃エンジンの吸気マニホルド内にポート噴射される請求項1または2に記載の噴射装置。
  18. 前記液体に加えられる圧力が、約4バール〜約5バールであり、前記液体は、内燃エンジンの吸気マニホルド内にポート噴射される請求項1または2に記載の噴射装置。
  19. 前記液体噴射装置は、内燃エンジンの排気マニホルド内に液体を噴射する請求項1または2に記載の噴射装置。
  20. 前記ノズルは、前記外側端部に形成された凹面または凹状円錐部を含み、前記ジェットオリフィスは、前記凹面または凹状円錐部内にある請求項1または2の噴射装置。
  21. 前記ジェットオリフィスは、前記ノズルの中心軸から同じ半径方向距離に配列され、かつ、等角度に離間されている請求項1または2に記載の噴射装置。
  22. 前記ジェットオリフィスは、前記ノズルの中心軸から同じ半径方向距離に配列され、かつ、等角度に離間されていない請求項1または2に記載の噴射装置。
  23. 前記ノズルは、前記外側端部に形成された凹面部を含み、前記ジェットオリフィスは、前記凹面部内にあり、前記ジェットオリフィスの中心が、前記ノズルの中心軸に垂直な単一平面上に配列されている請求項1または2の噴射装置。
  24. 前記ジェットオリフィスの中心が、前記ノズルの中心軸に対して垂直な2つ以上の平面上に配列されている請求項1または2に記載の噴射装置。
  25. 前記ジェットオリフィスの軸〜前記ノズルの前記外側端部にある中心軸点〜隣接オリフィス間の線によって定まる角度が、任意の平面上のすべてのオリフィスに対して等しい請求項1または2に記載の噴射装置。
  26. 前記ジェットオリフィスの軸〜前記ノズルの前記外側端部にある中心軸点〜隣接オリフィス間の線によって定まる角度が、任意の平面上のすべてのオリフィスに対して等しくない請求項1または2の噴射装置。
  27. オリフィスが、前記ノズルの中央部に設けられている請求項1または2に記載の噴射装置。
  28. 2から30個のオリフィスを含む請求項1または2に記載の噴射装置。
  29. 前記噴射装置は、水噴射装置であり、前記液体は、水溶液又は水である請求項1又は2の噴射装置。
  30. 前記噴射装置は、燃料噴射装置であり、前記液体は、炭化水素燃料である請求項1または2に記載の噴射装置。
  31. 前記計量手段は、ソレノイド制御ピントルである請求項1または2に記載の噴射装置。
  32. 前記計量手段は、圧電制御ピントルである請求項1または2の噴射装置。
  33. 入口ジェットが、等しくない入口圧力、またはオリフィス直径、及び衝突速度または衝突力を有する請求項1または2に記載の噴射装置。
  34. オリフィス直径が、約50ミクロン〜約3000ミクロンの範囲である請求項1または2に記載の噴射装置。
  35. オリフィス直径が、約200ミクロン〜約400ミクロンの範囲であり、前記液体は、炭化水素燃料である請求項1または2に記載の噴射装置。
  36. オリフィス直径が、約300μm〜約700μmの範囲であり、前記液体は、水又は水溶液である請求項1または2に記載の噴射装置。
  37. 液体圧力が、約50バール〜約3000バールの範囲である請求項1または2に記載の噴射装置。
  38. 少なくとも一つのジェット、前記焦点、及び第二のジェットによって定まる角度が、30°より大きい請求項1または2に記載の噴射装置。
  39. 少なくとも一つのジェット、前記焦点、及び第二のジェットによって定まる角度が、90°より大きい請求項1または2に記載の噴射装置。
  40. 少なくとも一つのジェット、前記焦点、及び第二のジェットによって定まる角度が、120°より大きい請求項1または2に記載の噴射装置。
  41. 少なくとも一つのジェット、前記焦点、及び第二のジェットによって定まる角度が、約30°〜約180°の範囲である請求項1または2に記載の噴射装置。
  42. 請求項1〜41のいずれかに記載の噴射装置を用いて内燃エンジン内へ噴射するための液体を噴霧する方法。
  43. 中心軸、内側端部、外側端部、および2つ以上の液体通路を有する円筒形の外形を有し、前記各液体通路は、液体の加圧された液体ジェットが出るノズルの外面のジェットオリフィスと流体連通し、各ジェットは、噴射装置の外部の共通の焦点に向けられ、前記焦点における前記加圧された液体ジェットの衝突により、前記液体の噴霧された形態を生成し、
    前記ジェット間の夾角が30°と180°の間であることを特徴とする液体噴射装置用ノズル。
  44. 上に位置する少なくとも2つの入口オリフィスを有するピントルボール用座と、
    上に位置する少なくとも2つの出口オリフィスを有する外面と、
    前記入口オリフィスから前記出口オリフィスへ液体を送るための少なくとも2つの通路であって、前記各通路は、外面の縁部から前記入口オリフィスへ延びる第一の線状通路と、前記出口オリフィスから交点へ前記第一の線状通路に沿って延びる第二の線状通路と、前記外面の前記縁で前記第一の線状通路に挿入された栓とを含む、前記少なくとも2つの通路と、を備え、
    前記少なくとも2つの通路と、前記少なくとも2つの出口オリフィスの各々は、各通路を通る加圧液体が加圧液体のジェット流を形成するように向いており、各ジェットが、噴射装置の外部の共通の焦点に向けられ、前記焦点における加圧液体ジェットの衝突により、前記液体の噴霧された形態を生成し、
    前記ジェット間の夾角が、30°と180°の間であることを特徴とする液体噴射装置用ノズル。
  45. 前記各ジェットを定める前記出口オリフィスは、前記第二の線状通路の内径とは異なる直径を有する請求項43または44に記載のノズル。
  46. 前記各ジェットを定める前記出口オリフィスは、前記第二の線状通路の内径よりも小さい直径を有する請求項43または44に記載のノズル。
  47. 前記各ジェットを定める前記出口オリフィスは、前記第二の線状通路の内径よりも小さい直径を定めるインサートを含む請求項42または44に記載のノズル。
  48. 前記液体噴射装置は、内燃エンジン内に液体を噴射する請求項42または44に記載のノズル。
  49. 前記液体噴射装置は、往復式内燃エンジンの燃焼室内に液体を噴射する請求項42または44に記載のノズル。
  50. 前記液体噴射装置は、回転式内燃エンジンの燃焼室内に液体を噴射する請求項42または44に記載のノズル。
  51. 前記ノズルは、前記外面に形成された凹面または凹状円錐部を含み、前記少なくとも2つの出口オリフィスは、前記凹面または凹状円錐部内にある請求項42または44に記載のノズル。
  52. 前記少なくとも2つの出口オリフィスは、前記ノズルの中心軸から同じ半径方向距離に配列され、かつ、等角度間隔を置いて配置される請求項42または44に記載のノズル。
  53. 前記少なくとも2つの出口オリフィスは、前記ノズルの中心軸から同じ半径方向距離に配列され、かつ、等角度に離間されていない請求項42または44に記載のノズル。
  54. 前記ノズルは、前記外面に形成された凹面または凹状円錐部を含み、前記少なくとも2つの出口オリフィスは、前記凹面または凹状円錐部内にあり、各出口オリフィスの中心が、前記ノズルの中心軸に垂直な単一平面上に配列されている請求項42または44に記載のノズル。
  55. 前記少なくとも2つの出口オリフィスの中心が、前記ノズルの中心軸に対して垂直な2つ以上の平面上に配列されている請求項42または44に記載のノズル。
  56. 第一の出口オリフィスのオリフィス軸と隣接する出口オリフィスのオリフィス軸とのなす角度が、任意の平面上のすべてのオリフィスに対して等しい請求項42または44に記載のノズル。
  57. 第一の出口オリフィスのオリフィス軸と隣接する出口オリフィスのオリフィス軸とのなす角度が、任意の平面上のすべてのオリフィスに対して等しくない請求項42または44に記載のノズル。
  58. 中央出口オリフィスが、前記ノズルの中心軸に設けられている請求項42または44に記載のノズル。
  59. 2から30個の出口オリフィスを含む請求項42または44に記載のノズル。
  60. 前記噴射装置は、水噴射装置であり、前記液体は、水溶液または水である請求項42または44に記載のノズル。
  61. 前記噴射装置は、燃料噴射装置であり、前記液体は、炭化水素燃料である請求項42または44に記載のノズル。
  62. 前記少なくとも2つの出口オリフィスは、約50μm〜約3000μmの範囲の直径を有する請求項42または44に記載のノズル。
  63. オリフィス直径が、約200ミクロン〜約400ミクロンの範囲であり、前記液体は、炭化水素燃料である請求項42または44に記載のノズル。
  64. オリフィス直径が、約300μm〜約700μmの範囲であり、前記液体は、水又は水溶液である請求項42または44に記載のノズル。
  65. 前記液体は、約50バールから約3000バールの範囲の圧力を有する請求項42または44に記載のノズル。
  66. 前記液体の少なくとも一つのジェット、前記焦点、及び前記液体の第二のジェットによって定まる角度が、約30°〜約180°の角度の範囲から選択される請求項42または44に記載のノズル。
  67. 霧状の液体を生成する液体噴射装置であって、
    液体入口と、液体計量手段と、ノズルを含む液体出口を有する本体と、
    前記噴射装置の前記本体に供給される液体の加圧源と、を備え、
    前記ノズルは、前記液体の加圧された液体ジェットが出る4つ以上のジェットオリフィスを含み、2つ以上のジェットが、前記噴射装置の外部の共通の焦点に向けられ、2つ以上の共通の焦点があり、前記焦点における前記加圧された液体ジェットの衝突により、前記液体の噴霧された形態を生成し、
    同じ焦点に向けられた任意の2つのジェット間の夾角が、30°と180°の間であり、
    前記計量手段は、正確かつ制御可能な開始および停止時間で正確な液体流量を提供することを特徴とする液体噴射装置。
  68. 霧状の液体を生成する液体噴射装置であって、
    噴射装置ハウジングと、
    外部の液体源に結合されるように構成された液体入口と、
    前記液体入口と流体連通するピントル弁であって、前記外部の液体源からの液体流量を調節可能に計測するように構成された前記ピントル弁と、
    前記ピントル弁と流体連通し前記噴射装置ハウジングの外面に形成されたそれぞれの傾斜オリフィスで終端する複数の液体通路であって、前記傾斜オリフィスが形成された平面から離れた所定の位置に配置された共通の衝突点へそれぞれの液体ジェットを向けるように寸法決めされると共に傾斜された前記複数の液体通路と、を備え、
    前記所定の位置は、前記外面への噴霧液体の衝撃を最小にするように決定された前記外面からの距離に前記液体噴射装置の中心軸に沿って配置され、前記所定の位置は、dを傾斜オリフィス直径、Cを定数、SMを(ν/σ)×(2ΔP×ρ)1/2で定義した係数、νを動粘度、σを表面張力、ΔPを傾斜オリフィスの圧力降下、ρを流体密度、Aをオリフィス面積、ρを流体密度、ρを空気密度、Cdcを軸流における気筒の表皮摩擦抵抗係数とするとき、L = d×C×SMおよびL =(A×ΔP)/[σ+K×d×ΔP/ρ]、K =(ρπCdc/3)を満足する液体長距離の最低未満であることを特徴とする液体噴射装置。
  69. 前記液体は、炭化水素であり、それぞれの傾斜オリフィスは、約200μmから約400μmの範囲の直径を有し、衝突点は、前記オリフィスが形成され前記中心軸と直列している平面から離れた2つと3つの傾斜オリフィス直径間に配置される請求項68の液体噴射装置。
  70. 前記複数の液体通路は、それぞれ、前記中心軸に対して約20°〜約160°の範囲の角度で傾斜している請求項68に記載の霧状の液体を生成する液体噴射装置。
  71. 前記ピントル弁と流体連通し前記噴射装置ハウジングの前記外面に形成された中央オリフィスで終端する中央液体通路をさらに含み、前記中央オリフィスは、前記中心軸と一致する液体ジェットを前記衝突点に向けるように構成される請求項68に記載の霧状の液体を生成する液体噴射装置。
  72. 噴射装置本体の外面から前記噴射装置本体内に形成された空洞内に配置されたピントル弁座に延びる2つ以上の第一の液体通路を穿孔し、
    前記噴射装置本体の前記外面からその非端部領域で前記第一の液体通路と交差するように延びる第二の液体通路であって、前記噴射装置本体の前記外面に形成されたオリフィスを出るジェットを前記噴射装置本体の外部の所定点へ向けてそこで衝突させるように構成された傾いた前記オリフィスで終端する前記第二の液体通路を穿孔し、
    前記噴射装置本体の前記外面と前記第二の液体通路との交点との間で前記第一の液体通路を封止することを特徴とする噴霧化噴射装置を製造する方法。
  73. 前記第一の液体通路と前記第二の液体通路の各交点に沈降室を形成することをさらに含む請求項72に記載の方法。
  74. 前記第一の液体通路を封止することは、栓を利用し、前記栓の端面が前記沈降室の表面を形成するように、前記噴射装置本体の前記外面から前記沈降室の領域まで前記第一の液体通路を封止することを含む請求項73に記載の方法。
  75. 前記栓は、前記沈降室に挿入される面取り端部を有する請求項72に記載の方法。
  76. 噴射装置本体の外面から前記噴射装置本体内に形成された空洞内に配置されたピントル弁座に延びる2つ以上の第一の液体通路を穿孔し、
    前記噴射装置本体の前記外面からその非端部領域で前記第一の液体通路と交差するように延びる第二の液体通路であって、前記噴射装置本体の前記外面に形成されたオリフィスを出るジェットを前記噴射装置本体の外部の所定点へ向けてそこで衝突させるように構成された角度で傾いた前記オリフィスで終端する前記第二の液体通路を穿孔し、
    前記弁座を前記空洞内に挿入し、
    前記第一の液体通路のそれぞれの開口を前記第二の液体通路のそれぞれの開口と整列させ、
    前記弁座を前記噴射装置本体に取り付けることを特徴とする噴霧化噴射装置を製造する方法。
JP2015542370A 2012-11-20 2013-11-20 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置 Pending JP2016501333A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261728525P 2012-11-20 2012-11-20
US61/728,525 2012-11-20
US201361838675P 2013-06-24 2013-06-24
US61/838,675 2013-06-24
US201361891118P 2013-10-15 2013-10-15
US61/891,118 2013-10-15
PCT/IB2013/002592 WO2014080265A1 (en) 2012-11-20 2013-11-20 Liquid injector atomizer with colliding jets

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190882A Division JP2020016242A (ja) 2012-11-20 2019-10-18 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016501333A true JP2016501333A (ja) 2016-01-18
JP2016501333A5 JP2016501333A5 (ja) 2017-01-12

Family

ID=50775619

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015542370A Pending JP2016501333A (ja) 2012-11-20 2013-11-20 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置
JP2019190882A Pending JP2020016242A (ja) 2012-11-20 2019-10-18 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190882A Pending JP2020016242A (ja) 2012-11-20 2019-10-18 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10502171B2 (ja)
EP (1) EP2923068B1 (ja)
JP (2) JP2016501333A (ja)
KR (1) KR102138290B1 (ja)
CN (1) CN104937258B (ja)
AU (1) AU2013349368A1 (ja)
CA (1) CA2891866C (ja)
MX (1) MX2015006381A (ja)
WO (1) WO2014080265A1 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2927540A1 (en) * 2013-10-15 2015-04-23 Nostrum Energy Pte. Ltd. Gas-assisted fluid atomizing injector
US9850870B2 (en) 2013-10-15 2017-12-26 Nostrum Energy Pte. Ltd. Gas-assisted fluid atomizing injector
DE102013223296A1 (de) * 2013-11-15 2015-05-21 Robert Bosch Gmbh Einspritzmodul und Abgasstrang mit Einspritzmodul
DE102014210638A1 (de) * 2014-06-04 2015-12-17 Robert Bosch Gmbh Einspritzmodul und Abgasstrang mit Einspritzmodul
CN105179132A (zh) * 2015-09-30 2015-12-23 吉林大学 柴油/天然气双燃料发动机喷油器针阀体
CN105299868A (zh) * 2015-12-09 2016-02-03 黄维斌 一种基于以液体燃料为燃料的热水器
JP6923326B2 (ja) * 2016-03-30 2021-08-18 本田技研工業株式会社 内燃機関
JP6630262B2 (ja) * 2016-11-18 2020-01-15 本田技研工業株式会社 インジェクタ
FR3059573B1 (fr) * 2016-12-02 2019-01-25 Aptar France Sas Tete de distribution de produit fluide
US10947902B2 (en) 2017-06-13 2021-03-16 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Fuel nozzle, fuel supply assembly thereof, and method of assembling a fuel nozzle
RU2755024C2 (ru) * 2017-06-22 2021-09-09 Софтхейл Нв Сопло для различных жидкостей
US20190321942A1 (en) * 2018-04-24 2019-10-24 Cold Jet, Llc Particle blast apparatus
DE102018206899A1 (de) * 2018-05-04 2019-11-07 Robert Bosch Gmbh Einspritzdüse eines Verbrennungsmotors
EP3578269B1 (en) * 2018-06-04 2022-08-31 Gjosa SA Cartridge, method for operating the cartridge, water nozzle insert and outlet
KR102311172B1 (ko) * 2019-10-18 2021-10-12 공주대학교 산학협력단 3차원 분무 인젝터가 구비된 구강 세척기
US11959447B2 (en) * 2020-03-31 2024-04-16 Cummins Inc. Injector nozzle spray hole with an aerated counterbore
CN112589141B (zh) * 2020-12-08 2022-04-19 深圳市精诚信五金机械有限公司 一种五金件加工用车床一体刀
JP2022110734A (ja) * 2021-01-19 2022-07-29 本田技研工業株式会社 内燃機関
CN112780443B (zh) * 2021-03-02 2022-03-01 北京航空航天大学 一种压电陶瓷微动针栓喷注器调节机构
CN113187637B (zh) * 2021-04-06 2022-09-23 大连理工大学 一种带交汇结构的复合孔喷嘴
US11859586B2 (en) * 2021-04-29 2024-01-02 Saudi Arabian Oil Company Method and systems for a direct fuel injection injector
US11931761B2 (en) * 2022-02-04 2024-03-19 Hydra-Cone, Inc. Torpedo nozzle apparatus
CN117610235A (zh) * 2023-10-26 2024-02-27 中国石油大学(北京) 旋流缩扩式多元液相雾化蒸发特性参数预测方法及系统

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04125666U (ja) * 1991-04-27 1992-11-16 いすゞ自動車株式会社 燃料噴射ノズル
JPH07233767A (ja) * 1993-12-28 1995-09-05 Nissan Motor Co Ltd 液体噴射弁
JPH08177499A (ja) * 1994-12-20 1996-07-09 Nissan Motor Co Ltd 直接噴射型火花点火式内燃機関
JPH102268A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Shin A C Ii:Kk ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズル
JPH109094A (ja) * 1996-06-19 1998-01-13 Shin A C Ii:Kk ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズル
JPH1113598A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Zexel Corp 燃料噴射ノズル
JP2003074440A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2004052751A (ja) * 2002-05-30 2004-02-19 Hitachi Unisia Automotive Ltd 燃料噴射弁
JP2004052732A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Toyota Motor Corp 筒内噴射式火花点火内燃機関及びその燃料噴射弁
JP2004132225A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Bosch Automotive Systems Corp 電磁式燃料噴射弁
JP2005002840A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Toyota Motor Corp 内燃機関及び内燃機関の駆動方法
JP2008255908A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Denso Corp 噴孔プレートおよびそれを備えた燃料噴射弁
JP2009281274A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Denso Corp 気体燃料噴射装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2610927C2 (de) * 1976-03-16 1983-01-27 Institut für Motorenbau Prof. Huber e.V., 8000 München Einspritzdüse zur Kraftstoffeinspritzung in den Brennraum einer Brennkraftmaschine
US4514460A (en) 1982-10-25 1985-04-30 Becton, Dickinson And Company Slip resistant surfaces
DE3241679A1 (de) * 1982-11-11 1984-05-17 Deutsche Forschungs- und Versuchsanstalt für Luft- und Raumfahrt e.V., 5000 Köln Einspritzeinrichtung, insbesondere bei direkteinspritzenden dieselmotoren
DE3405866A1 (de) * 1984-02-18 1985-08-22 Deutsche Forschungs- und Versuchsanstalt für Luft- und Raumfahrt e.V., 5000 Köln Staustrahleinspritzvorrichtung, insbesondere bei direkteinspritzendenden dieselmotoren
JPH0617653B2 (ja) * 1984-07-10 1994-03-09 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射制御装置
US5080286A (en) * 1990-05-31 1992-01-14 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Stable stream producing flexible orifice independent of fluid pressure
JPH0524955U (ja) * 1991-09-11 1993-04-02 三菱重工業株式会社 きり穴の塞ぎ栓
US5540200A (en) 1993-12-28 1996-07-30 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel injection valve
JPH0842428A (ja) * 1994-07-29 1996-02-13 Zexel Corp 衝突型燃料噴射ノズルおよびその製造方法
JPH11173245A (ja) * 1997-12-12 1999-06-29 Nippon Soken Inc 可変噴孔ノズル
JP3865603B2 (ja) * 2001-07-13 2007-01-10 株式会社日立製作所 燃料噴射弁
US6782875B2 (en) 2001-08-29 2004-08-31 Hitoshi Yoshimoto Systems and methods for conditioning or vaporizing fuel in a reciprocating internal combustion engine
US6886762B2 (en) * 2001-12-20 2005-05-03 Caterpillar Inc. Nozzle insert for dual mode fuel injector
EP1413745B1 (de) * 2002-10-22 2012-02-22 Ford Global Technologies, LLC Kraftstoffinjektor und Brennkraftmaschine mit Direkteinspritzung
JP4058377B2 (ja) 2003-05-09 2008-03-05 株式会社デンソー 燃料噴射弁
FR2851792B1 (fr) * 2003-02-28 2007-02-09 Magneti Marelli Motopropulsion Injecteur de carburant pour moteur a combustion interne
FR2881185A1 (fr) * 2005-01-26 2006-07-28 Magneti Marelli Motopropulsion Injecteur de carburant et moteur comprenant un tel injecteur
JP2007231852A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Toyota Motor Corp 燃料噴射装置
JP2008255834A (ja) 2007-04-02 2008-10-23 Toyota Motor Corp 燃料噴射装置
US20090057446A1 (en) * 2007-08-29 2009-03-05 Visteon Global Technologies, Inc. Low pressure fuel injector nozzle
JP4627783B2 (ja) * 2008-03-31 2011-02-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 燃料噴射弁及びオリフィスの加工方法
JP6002431B2 (ja) 2012-05-09 2016-10-05 株式会社アマダホールディングス 加工機の制御装置及びその方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04125666U (ja) * 1991-04-27 1992-11-16 いすゞ自動車株式会社 燃料噴射ノズル
JPH07233767A (ja) * 1993-12-28 1995-09-05 Nissan Motor Co Ltd 液体噴射弁
JPH08177499A (ja) * 1994-12-20 1996-07-09 Nissan Motor Co Ltd 直接噴射型火花点火式内燃機関
JPH102268A (ja) * 1996-06-17 1998-01-06 Shin A C Ii:Kk ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズル
JPH109094A (ja) * 1996-06-19 1998-01-13 Shin A C Ii:Kk ディーゼルエンジンの燃料噴射ノズル
JPH1113598A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Zexel Corp 燃料噴射ノズル
JP2003074440A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2004052751A (ja) * 2002-05-30 2004-02-19 Hitachi Unisia Automotive Ltd 燃料噴射弁
JP2004052732A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Toyota Motor Corp 筒内噴射式火花点火内燃機関及びその燃料噴射弁
JP2004132225A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Bosch Automotive Systems Corp 電磁式燃料噴射弁
JP2005002840A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Toyota Motor Corp 内燃機関及び内燃機関の駆動方法
JP2008255908A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Denso Corp 噴孔プレートおよびそれを備えた燃料噴射弁
JP2009281274A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Denso Corp 気体燃料噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2923068A4 (en) 2016-04-20
US10502171B2 (en) 2019-12-10
KR102138290B1 (ko) 2020-07-27
WO2014080265A1 (en) 2014-05-30
MX2015006381A (es) 2016-02-16
CA2891866A1 (en) 2014-05-30
EP2923068B1 (en) 2022-04-20
CA2891866C (en) 2021-01-12
CN104937258A (zh) 2015-09-23
KR20150100676A (ko) 2015-09-02
US20150330348A1 (en) 2015-11-19
AU2013349368A1 (en) 2015-06-11
JP2020016242A (ja) 2020-01-30
EP2923068A1 (en) 2015-09-30
CN104937258B (zh) 2018-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020016242A (ja) 衝突ジェットを有する液体噴射噴霧装置
JP6894144B2 (ja) ガスアシスト式流体微粒化インジェクタ
JP2016501333A5 (ja)
US11143153B2 (en) Fluid injector orifice plate for colliding fluid jets
US8905333B1 (en) Diesel injector and method utilizing focused supercavitation to reduce spray penetration length
JP6813751B2 (ja) 衝突噴流を有する液体微粒化ノズルインサート
Guo et al. Effects of Cross-Flow on Fuel Spray Injected by Hole-Type Injector for Directinjection Gasoline Engine
US9850870B2 (en) Gas-assisted fluid atomizing injector
US8096280B2 (en) Fuel injection system and fuel injector with improved spray generation
US20120223164A1 (en) Nozzle assembly for an injection valve and injection valve
Gramlich et al. Air Entrainment and Momentum Distribution in the Near Field of Diesel Sprays from Group Hole Nozzles
Bae et al. The influence of injector parameters on diesel spray
CN101749160A (zh) 对喷雾化式内燃机燃油喷油嘴
Heldmann et al. Investigations of twin-jet sprays for disi engine conditions
RU2300660C1 (ru) Электрогидравлическая форсунка для дизеля

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171122

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20171122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190618