JP2016223656A - 吹出口グリルのカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】上方に空調空気を吹き出す吹出口グリル40の吹出口からその内部に異物が入り込むことを防止することができる吹出口グリル40のカバー50を提供する。
【解決手段】カバー50は、建物内の水平方向又は略水平方向に延びる床面に設けられてかつ上方に空調空気を吹き出す吹出口グリル40に取り付けられ、吹出口グリル40の吹出口を被空調空間側から覆うものである。また、カバー50は、吹出口グリル40に設けられたルーバー40b間の隙間に挿入されることで水平方向へのカバー50の位置ずれを規制する引っ掛け部51を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建物内の水平方向又は略水平方向に延びる設置面に設けられてかつ上方に空調空気を吹き出す吹出口グリルに取り付けられるカバーに関するものである。
建物内の床面等の設置面に空調用の吹出口グリルが取り付けられている構成では、吹出口グリルからその上方に空調空気が吹き出されることにより、建物内の空調が行われる。ここで、建物内の空調が行われない時期には、吹出口グリルの吹出口からその内部に埃等の異物が入り込むおそれがある。そこで、吹出口グリルの吹出口から埃等の異物が入り込むことを防止する技術が望まれる。異物の入り込みを防止する技術としては、特許文献1に記載されているように、システムキッチンのグリル排気口を覆うカバーが知られている。このカバーは、料理中において吹きこぼれた油等がグリル排気口に入り込むのを防止するためのものである。
特開平7−217893号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術は、キッチン用グリルに関するものであり、空調用の吹出口グリルに関するものではない。ここで、空調用の吹出口グリルでは、吹出口をカバーで覆う場合にそのカバーの位置ずれが生じる要因が多い。この要因としては、例えば、吹出口グリル付近を人が通行したり、吹出口グリル付近に置かれた物が移動されたりするといったものが挙げられる。このため、吹出口をカバーで覆う場合にそのカバーの位置ずれを防止する対策が必要となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、上方に空調空気を吹き出す吹出口グリルの吹出口からその内部に異物が入り込むことを防止できる吹出口グリルのカバーを提供することにある。
第1の発明は、建物内の水平方向又は略水平方向に延びる設置面に設けられてかつ上方に空調空気を吹き出す吹出口グリルに取り付けられ、前記吹出口グリルの吹出口を被空調空間側から覆うカバーであって、前記吹出口グリルは、前記吹出口に所定間隔で設けられている複数のルーバーを備え、前記ルーバー間の隙間に挿入されることで前記設置面が延びる方向への位置ずれを規制する規制部を備えることを特徴とする。
上記発明のカバーは、ルーバー間の隙間に挿入されることで、吹出口グリルが設けられる設置面が延びる方向への位置ずれを規制する規制部を備えている。このため、吹出口を覆うカバーが吹出口からずれることを防止することができる。これにより、吹出口グリルの吹出口からその内部に異物が入り込むことを防止することができる。
第2の発明は、前記規制部は、前記ルーバーに対して引っ掛けられる引っ掛け部であることを特徴とする。
上記発明の引っ掛け部によれば、カバーをルーバーに的確に取り付けることができる。このため、吹出口を覆うカバーが吹出口からずれることを的確に防止することができる。
第3の発明は、前記引っ掛け部は、シート材の切り込みにて形成され、前記ルーバー間の隙間よりも大きい幅を有する拡張部を含むことを特徴とする。
上記発明では、引っ掛け部がシート材の切り込みにて形成されている。そして、引っ掛け部は、その幅がルーバー間の隙間よりも大きい拡張部を有している。このため、カバーが吹出口グリルに載置されている状態で、引っ掛け部をルーバー間の隙間に押し込むことにより、ルーバー間の隙間に引っ掛け部が押し込まれる。この際、拡張部がルーバーに引っかかる。これにより、カバーを吹出口グリルに取り付けることができ、カバーの水平方向のずれに加えて、上方へのずれを防止することができる。また上記発明によれば、引っ掛け部を押し込むといった簡易な方法により、カバーを吹出口グリルに取り付けることができる。
さらに上記発明では、引っ掛け部がカバーの切り込みにて形成されている。このため、吹出口グリルに取り付けない状態でカバーを運搬したり保管したりする場合、カバーを面状の平坦な部材として取り扱うことができる。これにより、保管時等においてカバーがかさばることを回避することができる。
第4の発明は、前記各ルーバーは、薄板状をなし、鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に板面が延びる向きでそれぞれ設けられ、前記引っ掛け部は、前記シート材の切り込みとして、前記拡張部と、該拡張部よりも折り倒し基端側のアーム部とを含み、前記アーム部は、前記拡張部を前記板面に沿って前記ルーバー間の隙間に押し込み可能に形成されていることを特徴とする。
上記発明では、拡張部を、ルーバーの板面に沿ってルーバー間の隙間に押し込むことができる。このため、引っ掛け部をルーバー間の隙間に押し込む場合のアーム部のねじれを抑制できる。これにより、引っ掛け部をルーバー間の隙間に容易に押し込むことができ、カバーの取り付け性を向上できる。
第5の発明は、前記引っ掛け部として、シート材において、基端部からの折り倒しにより前記ルーバー間の隙間に挿入可能な一対の切り込みが形成され、前記一対の切り込みは、平面視で前記ルーバーが延びる方向において前記基端部をシート外側にし、前記折り倒し先端をシート内側にして並べて設けられていることを特徴とする。
上記発明では、引っ掛け部が、基端部をシート外側とし、折り倒し先端をシート内側とし、平面視でルーバーが延びる方向に並ぶ一対の切り込みにより形成されている。このため、カバーが吹出口グリルに載置されている状態において、切り込みの折り倒し先端側をルーバー間の隙間に押し込むことにより、切り込みにて形成されている一対の引っ掛け部は、互いに離間する方向に押し広げられる。これにより、引っ掛け部をルーバーの両端部付近のそれぞれに引っかけることができる。したがって、カバーを吹出口グリルにより的確に取り付けることができ、カバーの位置ずれをより的確に防止することができる。
第6の発明は、前記規制部は、前記ルーバー間の隙間に入り込む凹部を含むことを特徴とする。
上記発明の規制部は、ルーバー間の隙間に入り込む凹部を含んでいる。そして、凹部をルーバー間の隙間に入り込ませるようにカバーを吹出口グリルに載置する。これにより、水平方向の力がカバーに作用する場合であっても、凹部の水平方向の移動がルーバーによって規制される。これにより、カバーが吹出口グリルからずれることを防止できる。
第7の発明は、前記凹部は、平面視で前記ルーバーが延びる方向に沿って延びる長尺状のものであることを特徴とする。
上記発明の凹部は、平面視でルーバーが延びる方向に沿って延びる長尺状のものである。このため、凹部がルーバー間の隙間に入り込むようにカバーが吹出口グリルに取り付けられている状態において、吹出口グリルの設置面と凹部との間には、平面視でルーバーが延びる方向に沿って延びる空間が形成される。これにより、カバー上面に掃除機の吸引口が位置する場合であっても、平面視でルーバーが延びる方向に沿って延びる空間を介して吸引口へと空気が流れることとなる。したがって、掃除機の吸引口がカバーによって塞がれることを防止できる。よって、カバーが掃除機によって吸い上げられにくくなり、掃除機によるカバーの位置ずれの発生を抑制することができる。
第8の発明は、当該カバーは、前記吹出口グリルに取り付けられている状態において、当該カバーを空調空気が通過することに伴い音を発生する音発生部を備えていることを特徴とする。
長期間空調を行わない場合、ユーザによって吹出口グリルにカバーが取り付けられる。この場合、その後空調が開始されるときにおいて、ユーザによっては、カバーの取り外しを忘れ、カバーを吹出口グリルに取り付けたまま空調が行われることがある。この場合、空調装置の過負荷が生じたり、カバーが劣化したりする懸念がある。
そこで上記発明のカバーは、カバーが吹出口グリルに取り付けられている状態において、カバーを空調空気が通過することに伴い音を発生する音発生部を備えている。このため、カバーが吹出口グリルに取りつけられたまま空調が開始されると、音発生部が音を発生する。これにより、カバーを取りつけたまま空調が行われていることをユーザに知らせることができる。
第1実施形態にかかる建物の全館空調システムを示す図。 吹出口グリル及びカバーの斜視図。 カバーの平面図。 図3のA−A線断面図。 図3のB−B線断面図。 第2実施形態にかかる吹出口グリル及びカバーの斜視図。 カバーが取り付けられている状態の吹出口グリルの断面図。 図7のD−D線断面図。 その他の実施形態にかかるカバーが取り付けられている状態の吹出口グリルの断面図。 その他の実施形態にかかるカバーが取り付けられている状態の吹出口グリルの断面図。 その他の実施形態にかかるカバーの平面図。
(第1実施形態)
以下に、本発明の吹出口グリルのカバーを具体化する第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、建物10には、複数の居室20と、収納室21とが設けられている。収納室21には、全館空調システムを構成する空調ユニット(室内機)30が設置されている。空調ユニット30には、建物10内の各居室20に温風又は冷風を給送する送風ダクト31が接続されている。なお本実施形態では、送風ダクト31が、建物10の床下空間22に配置されている。
各居室20の床板部20aには、その床板部20aを貫通する開口部20bが形成され、開口部20bには、吹出口グリル40が取り付けられている。吹出口グリル40は、空調ユニット30から送風ダクト31を通じて給送された温風や冷風を上方に向かって吹き出す。これにより、各居室20の冷暖房が行われる。
続いて、図2を用いて、吹出口グリル40の構成について説明する。吹出口グリル40は、グリル周縁部40aと、複数のルーバー40bとを備えている。グリル周縁部40aは、長方形枠状をなしており、吹出口グリル40を床板部20aに取り付けるためのものである。
複数のルーバー40bのそれぞれは、グリル周縁部40aの長手方向に延びる一対の長辺部に架け渡された状態で、等間隔をあけて並列に並べて設けられている。各ルーバー40bは、薄板状をなし、鉛直方向に延びる向きでそれぞれ設けられている。なお、吹出口グリル40は、各ルーバー40bの下方に可動式のルーバーを備えていてもよい。
続いて、図2及び図3を用いて、吹出口グリル40に取り付けられるカバー50について説明する。
カバー50は、シート材により形成され、矩形形状をなしている。本実施形態において、カバー50は、比較的柔らかい材料である樹脂により形成されている。より具体的には、カバー50は、柔軟性を有する合成樹脂(例えばポリ塩化ビニル)により形成されている。カバー50を吹出口グリル40の上に載置することで、グリル周縁部40aを含む吹出口グリル40全体がカバー50に覆われるようになっている。
図2に示すように、カバー50の長手方向の両端部付近のそれぞれには、一対の引っ掛け部51が形成されている。図3に、吹出口グリル40の上に載置されている状態のカバー50の部分拡大図を示す。なお図3では、引っ掛け部51付近のルーバー40bのみ破線にて示している。
一対の引っ掛け部51のそれぞれは、カバー50が吹出口グリル40の上に載置されている状態において、カバー50のうちルーバー40b間の隙間に対向する部分に切り込みにて形成されている。切り込みは、一端が折り倒しの基端となり、他端が自由端となる長尺状のものである。一対の切り込みは、平面視でルーバー40bが延びる方向において、折り倒しの基端をシート外側にし、折り倒し先端をシート内側にして並べて設けられている。
一対の長尺状の切り込みのそれぞれのうち、基端側の直線状の切り込み51aにてアーム部52が形成され、自由端側の円弧状の切り込み51bにて拡張部53が形成されている。本実施形態において、一対の直線状の切り込み51aのそれぞれは、長さが同一であり、また、ルーバー40bが架け渡される方向と平行な方向に延びている。直線状の切り込み51aと円弧状の切り込み51bとは連続している。拡張部53の幅は、ルーバー40b間の隙間よりも大きい。また、アーム部52の長さは、ルーバー40bの鉛直方向の長さよりも大きい。
続いて、図4及び図5を用いて、吹出口グリル40へのカバー50の取り付け手法について説明する。ここで、図4は、引っ掛け部51をルーバー40b間の隙間に押し込んだ状態における図3のA−A線断面図であり、図5は、引っ掛け部51をルーバー40b間の隙間に押し込んだ状態における図3のB−B線断面図である。
カバー50が吹出口グリル40の上に載置されている状態において、引っ掛け部51の拡張部53をルーバー40b間の隙間側に指や棒状の部材で押し込む。これにより、一対の引っ掛け部51のそれぞれは、互いに離れながら湾曲変形し、ルーバー40bの板面に拡張部53を沿わせながらルーバー40b間の隙間に押し込まれる。これにより、拡張部53が隣り合うルーバー40bの底面に引っかかる。これにより、カバー50を吹出口グリル40に取り付けることができる。
なお、ルーバー40bの底面に限らず、ルーバー40bの側面に拡張部53を引っ掛けることにより、カバー50を吹出口グリル40に取り付けてもよい。
以上詳述した本実施形態の効果を説明する。
カバー50が吹出口グリル40の上に載置されている状態において、カバー50に切り込みを入れることで引っ掛け部51を形成した。このため、カバー50が吹出口グリル40の上に載置されている状態で、引っ掛け部51をルーバー40b間の隙間に押し込むことにより、拡張部53がルーバー40bの底面に引っ掛かる。これにより、カバー50を吹出口グリル40に取り付けることができ、カバー50の水平方向及び上方への位置ずれを防止することができる。したがって、居室20の空調が行われない期間において、吹出口グリル40の吹出口からその内部に異物が入り込むことを防止することができる。
また、本実施形態によれば、引っ掛け部51を押し込むといった簡易な方法でカバー50を吹出口グリル40に取り付けることができる。したがって、吹出口グリル40の取り付けの手間を低減させることができ、先の図1に示すように建物10内に複数の吹出口グリル40がある場合であっても、作業に要する労力を低減できる。
引っ掛け部51をカバー50の切り込みにて形成した。このため、吹出口グリル40に取り付けない状態でカバー50を運搬したり保管したりする場合、カバー50を面状の平坦な部材として取り扱うことができる。これにより、保管時等においてカバー50がかさばることを回避することができる。
一対の引っ掛け部51のそれぞれを形成する切り込みを、平面視でルーバー40bが延びる方向において、折り倒しの基端をシート外側にし、折り倒し先端をシート内側にして並べて設けた。そして、一対の切り込みのそれぞれのうち、基端側の直線状の切り込み51aにてアーム部52を形成し、自由端側の円弧状の切り込み51bにて拡張部53を形成した。このため、カバー50の対向する縁部付近のそれぞれに拡張部53を引っかけることができる。したがって、カバー50を吹出口グリル40により的確に取り付けることができ、カバー50の位置ずれをより的確に防止することができる。
ルーバー40bの板面に拡張部53を沿わせながら引っ掛け部51をルーバー40b間の隙間に押し込み可能なように、アーム部52を形成した。このため、引っ掛け部51をルーバー40b間の隙間に押し込む場合のアーム部52のねじれを抑制できる。これにより、引っ掛け部51をルーバー40b間の隙間に容易に押し込むことができ、カバー50の取り付け性を向上させることができる。
カバー50をシート状とした。このため、カバー50が吹出口グリル40に取り付けられている状態において、カバー50が人の通行や物の配置の妨げになることを回避できる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、カバーの位置ずれを規制するための構成を変更する。なお本実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図6に、本実施形態にかかるカバー60及び吹出口グリル40の斜視図を示し、図7に、カバー60が吹出口グリル40の上に載置されている状態における図6のC−C線断面図を示す。なお、便宜上、図7に示すルーバー40bの数を図6に示すルーバー40bの数よりも少なくして示している。
本実施形態にかかるカバー60は、上記第1実施形態と同様に、シート材により形成され、矩形形状をなしている。また、カバー60は、比較的柔らかい材料である合成樹脂により形成されている。カバー60を吹出口グリル40の上に載置することで、グリル周縁部40aを含む吹出口グリル40全体がカバー60に覆われるようになっている。
図7に示すように、カバー60には、カバー60のうちグリル周縁部40aに載置される部分に対してルーバー40b間の隙間側に凹む形状をなす凹部60aが形成されている。本実施形態では、カバー60のうち隣り合うルーバー40b間の全ての隙間のそれぞれに対向する部分に凹部60aが波状に形成されている。凹部60aは、平面視でルーバー40bが延びる方向に沿って延びる長尺状のものである。凹部60aがルーバー40b間の隙間に入り込むようにカバー60を吹出口グリル40の上に載置することで、吹出口グリル40にカバー60が取り付けられる。
図8に、吹出口グリル40が床板部20aに設置されている状態における図7のD−D線断面図を示す。
グリル周縁部40aと凹部60aとの間には、平面視でルーバー40bが延びる方向に沿って延びる空間が形成される。このため、カバー60上面に掃除機70の吸引口が位置する場合であっても、ルーバー40bが延びる方向に沿って延びる空間を介して掃除機70の吸引口へと空気が流れることとなる。したがって、掃除機70の吸引口がカバー60によって塞がれることを防止できる。よって、カバー60が掃除機70によって吸い上げられにくくなり、掃除機70によるカバー60の位置ずれの発生を抑制することができる。
以上詳述した本実施形態の効果を説明する。
ルーバー40b間の隙間に入り込む凹部60aをカバー60に形成した。これにより、水平方向の力がカバー60に作用する場合であっても、凹部60aの水平方向の移動がルーバー40bによって規制される。これにより、カバー60が吹出口グリル40からずれることを防止できる。したがって、吹出口グリル40の吹出口からその内部に異物が入り込むことを防止することができる。
ルーバー40bが延びる方向に沿って延びる長尺状の凹部60aをカバー60に形成した。このため、カバー60の上面に掃除機70の吸引口が位置する場合であっても、掃除機70の吸引口がカバー60によって塞がれることを防止できる。これにより、カバー60が掃除機70によって吸い上げられにくくなり、掃除機70によるカバー60の位置ずれの発生を抑制することができる。
カバー60の両面のうち一方の面にのみ凹部60aを形成した。このため、カバー60が吹出口グリル40に取り付けられている状態において、カバー60が上方に突出しない。このため、カバー60が人の通行や物の配置の妨げになることを回避できる。
本発明は上記各実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記第2実施形態では、カバー60の一方の面に凹部60aを形成した。この構成に加えて、図9に示すように、カバー60の他方の面において、隣り合う凹部60aの間に凸部60bを形成してもよい。この場合、凹部60aがルーバー40b間の隙間に入り込むようにカバー60が吹出口グリル40に取り付けられた状態において、凸部60bは、カバー60のうちグリル周縁部40aに載置される部分に対して上方に突出する。カバー60の凹部60a又は凸部60bのいずれもルーバー40b間の隙間に入り込むことが可能であるため、カバー60の表裏を気にすることなく、カバー60を吹出口グリル40に取り付けることができる。
・上記第2実施形態では、カバー60のうちルーバー40b間の全ての隙間に対向する部分に凹部60aを形成したがこれに限らず、隣り合うルーバー40bの間の一部の隙間に対向する部分に凹部60aを形成してもよい。
・上記第1実施形態では、各ルーバー40bが鉛直方向に延びる向きでそれぞれ設けられていたがこれに限らない。図10に示すように、薄板状の各ルーバー40cが鉛直方向に対して傾斜した方向に延びる向きでそれぞれ設けられていてもよい。なお図10において、グリル周縁部40aは、上記第1実施形態と同様の構成である。この場合におけるカバーについて、図10及び図11を用いて説明する。
カバー80は、上記第1実施形態と同様に、シート材により形成され、矩形形状をなしている。また、カバー80は、比較的柔らかい材料である合成樹脂により形成されている。
図11に示すように、カバー80には一対の切り込みが形成されている。一対の切り込みは、平面視でルーバー40cが延びる方向において、折り倒しの基端をシート外側にし、折り倒し先端をシート内側にして並べて設けられている。一対の切り込みのそれぞれのうち、基端側の直線状の切り込み81aにてアーム部82が形成され、自由端側の円弧状の切り込み81bにて拡張部83が形成されている。一対の直線状の切り込み81aのそれぞれは、長さが互いに相違しており、また、平面視でルーバー40bが延びる方向と平行な方向に延びている。アーム部82及び拡張部83により、引っ掛け部81が形成されている。
続いて、カバー80の取り付け手法について説明する。カバー80が吹出口グリル40の上に載置されている状態において、拡張部83をルーバー40c間の隙間側に指や棒状の部材で押し込む。これにより、図11に示す2点鎖線付近の基準に引っ掛け部81を湾曲変形させることができる。したがって、図10に示すように、ルーバー40cの板面に拡張部83を沿わせながら引っ掛け部81をルーバー40c間の隙間に押し込むことができる。
・上記第1実施形態において、カバー50が吹出口グリル40に取り付けられている状態において、引っ掛け部51の切り込みによってカバー50に形成された貫通孔を空調空気が通過すると、カバー50から音が発生するような引っ掛け部51の切り込み形状としてもよい。この場合、カバー50を取りつけたまま空調が行われていることをユーザに知らせることができる。したがって、カバー50を取りつけたまま、長期間に渡って空調ユニット30が駆動されることを回避できる。
・上記各実施形態では、カバーを比較的柔らかい材料により形成したがこれに限らず、例えば、金属材料等、比較的硬い材料により形成してもよい。この場合、カバーが吹出口グリルに取り付けられている状態において、カバーを空調空気が通過することに伴い音を発生する笛部材をカバーに備えてもよい。
・上記第1実施形態で説明した引っ掛け部と、上記第2実施形態で説明した凹部との双方をカバーに形成してもよい。具体的には例えば、平面視でルーバーが並ぶ方向において、カバーの両端部付近のそれぞれに引っ掛け部を形成し、カバーのうち引っ掛け部が形成される両端部付近に挟まれる部分に凹部を形成すればよい。
・上記各実施形態では、カバーの一部をルーバーに引っ掛ける部分を、カバーの一部により形成したがこれに限らず、フック状の部材等、カバーとは別部材により形成してもよい。
・吹出口グリルの形状としては、矩形形状に限らず、例えば円形状であってもよい。
・吹出口グリルが設けられる設置面としては、床面に限らない。例えば、窓台や、階段等のステップを吹出口グリルの設置面としてもよい。
40…吹出口グリル、40b…グリル周縁部、40b…ルーバー、50…カバー、51…引っ掛け部。

Claims (8)

  1. 建物内の水平方向又は略水平方向に延びる設置面に設けられてかつ上方に空調空気を吹き出す吹出口グリルに取り付けられ、前記吹出口グリルの吹出口を被空調空間側から覆うカバーであって、
    前記吹出口グリルは、前記吹出口に所定間隔で設けられている複数のルーバーを備え、
    前記ルーバー間の隙間に挿入されることで前記設置面が延びる方向への位置ずれを規制する規制部を備えることを特徴とする吹出口グリルのカバー。
  2. 前記規制部は、前記ルーバーに対して引っ掛けられる引っ掛け部であることを特徴とする請求項1に記載の吹出口グリルのカバー。
  3. 前記引っ掛け部は、シート材の切り込みにて形成され、前記ルーバー間の隙間よりも大きい幅を有する拡張部を含むことを特徴とする請求項2に記載の吹出口グリルのカバー。
  4. 前記各ルーバーは、薄板状をなし、鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に板面が延びる向きでそれぞれ設けられ、
    前記引っ掛け部は、前記シート材の切り込みとして、前記拡張部と、該拡張部よりも折り倒し基端側のアーム部とを含み、
    前記アーム部は、前記拡張部を前記板面に沿って前記ルーバー間の隙間に押し込み可能に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の吹出口グリルのカバー。
  5. 前記引っ掛け部として、シート材において、基端部からの折り倒しにより前記ルーバー間の隙間に挿入可能な一対の切り込みが形成され、
    前記一対の切り込みは、平面視で前記ルーバーが延びる方向において前記基端部をシート外側にし、前記折り倒し先端をシート内側にして並べて設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の吹出口グリルのカバー。
  6. 前記規制部は、前記ルーバー間の隙間に入り込む凹部を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吹出口グリルのカバー。
  7. 前記凹部は、平面視で前記ルーバーが延びる方向に沿って延びる長尺状のものであることを特徴とする請求項6に記載の吹出口グリルのカバー。
  8. 前記吹出口グリルに取り付けられている状態において、当該カバーを空調空気が通過することに伴い音を発生する音発生部を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の吹出口グリルのカバー。
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