JP7049105B2 - 送風構造 - Google Patents

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Description

この発明は、送風構造に関し、特に、天井に沿って配置された送風ダクトを有する送風構造に関する。
オフィスビルや公共施設などの建物における窓際領域(ペリメータゾーン)は、外気温度または日射などによる熱負荷を多く受け、夏は暑く、冬は寒い。そのため、ペリメータゾーンは、一般的な空調設備では温度調節が難しい。
このようなペリメータゾーンの環境を改善するために、細長い開口の吹出口からペリメータゾーンに向けて風を送るブリーズライン、二枚のガラスの間に空気を流すエアフロー方式の設備などが知られている。
たとえば、特開2002-227328号公報(特許文献1)には、二枚のガラスの間にブラインドを設け、下部から室内空間の空気を取り入れ、二枚のガラスの間を通過させて、上部から排気するエアフローシステムが開示されている。
特開2002-227328号公報
上述したブリーズライン、エアフロー方式の設備では、ペリメータゾーンの環境を向上させることができるものの、高価で大掛かりな設備が必要である。また、ブリーズラインでは、吹出口の幅程度しか風を送ることができないため、窓の延在長さに対応させた長さが必要である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡
易な構成でペリメータゾーンの温度調節をすることが可能な送風構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る送風構造は、天井に沿って配置された送風ダクトと、送風ダクトの先端に位置する先端開口部と先端開口部に対向する建物の壁面との間に位置し、先端開口部から送り出された風の通過を遮る遮風板とを備え、遮風板は、先端開口部から送り出された空気の流れを送風ダクトの側部方向に導く風案内面を含む。
好ましくは、風案内面は、先端開口部から送り出された空気の流れを送風ダクトの一方の側部方向に導く第1風案内面と、先端開口部から送り出された空気の流れを他方の側部方向に導く第2風案内面とを有する。
好ましくは、風案内面は、天井から見て、先端開口部に最も近い基点と、先端開口部から最も遠い遠隔点とを有し、風案内面のうち基点から遠隔点に至る領域は、基点と遠隔点とを結んだ仮想直線に対して、壁面に向かって膨らんだ円弧面である。
好ましくは、風案内面は、天井から見て、遠隔点を超えて位置する先端点をさらに有し、基点から遠隔点を経由して先端点に至る領域は、連続的な円弧面で連なっており、先端開口部から風案内面の先端点までの最短距離は、先端開口部から風案内面の遠隔点までの最短距離よりも短い。
好ましくは、遮風板は、送風ダクトの先端開口部に連結固定されている。
好ましくは、遮風板は、天井に吊り下げ固定されている。
好ましくは、先端開口部の正面視において、遮風板の左右方向の長さは、先端開口部の左右方向の長さよりも小さく、遮風板の高さは、先端開口部の高さよりも小さい。
好ましくは、送風ダクトは、送風方向に沿って間隔をあけて設けられた複数の送風開口部を有し、送風ダクトは、天井に沿って複数配置され、複数の送風ダクトは、間隔をあけて同方向に延在するように設けられている。
本発明によれば、簡易な構成でペリメータゾーンの温度調節をすることが可能な送風構造を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る送風構造の概要構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る送風構造の概要構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る送風構造を下から見た図である。 本発明の実施の形態に係る送風構造を介してペリメータゾーンに空気が吹出されている様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る送風構造の概要構成がオフィスに設けられている様子を示す図である。 遮風板を取り出して示す斜視図である。 遮風板の平面図である。 遮風板の正面図である。 遮風板が送風ダクトの先端開口部を覆っている状態を示す正面図である。 図9のX-X線に沿う模式断面図である。 送風ダクトの空気の流れを示す模式図である。 複数の送風ダクトの空気の流れを示す模式図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一また
は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(送風構造の概要について)
本発明の一実施形態に係る送風構造1について、添付図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る送風構造1は、たとえば、オフィスビルや、公共施設等の建物に設置される。送風構造1は、天井101に沿って配置される空調部10と、空調部10と建物の壁面との間に位置する遮風板30とを備える。なお、遮風板30については、後述する。
(空調部について)
まず、図1~図5を参照して、本実施の形態に係る空調部10について説明する。なお、図1において、矢印A1で示す方向を上下方向、矢印A2で示す方向を左右方向という。図2,3,4の空調部10における矢印は、空気の流れを示している。
特に図1を参照して、空調部10は、たとえば、室内102の天井101に配置され、空気の吹出口11a(図4)を有する空調機11と、天井101に沿って配置され、空調機11の空気の吹出口11a(図4)から送り出された空気を案内して、室内102に空気を送り出す送風ダクト12とを備える。
特に図2を参照して、室内102は、互いに対向して配置される第1壁部103および第2壁部105を備える。第1壁部103には、たとえば、複数の窓104が設けられている。室内102には、たとえば、一般的なオフィス等と同様に、複数の机106や、複数組の椅子107、書棚108等が配置されている。
本実施の形態において、空調機11は、一般的な空調機を使用可能であり、たとえば、天井カセット型の空気調和機、および天井カセット型の空気清浄機等に使用されるものである。
送風ダクト12は、天井101に沿って複数配置されている。送風ダクト12は、第1壁部103近傍から第2壁部105近傍まで延びるように形成されている。複数の送風ダクト12は、間隔をあけて同方向に延在するように設けられている。具体的には、複数の送風ダクト12は、第1壁部103および第2壁部105に対して直交するように延びている。複数の送風ダクト12は、それぞれ平行に配置され、たとえば、6~8m間隔で設置されている。なお、送風ダクト12の空気の送風方向は、送風ダクト12が延びる方向であり、図2,4において、矢印A3で図示する方向である。
送風ダクト12は、たとえば、側部13および底部14を有する。送風ダクト12の側部13には、吹出口11aから送り出された空気を室内102に向けて送り出す送風開口部15が形成されている。具体的には、送風開口部15は、吹出口11aから送り出された空気を送風方向に対して略直交する方向、つまり、隣り合う送風ダクト12の間に向かって送り出す。なお、送風開口部15から送り出された空気は、天井101に沿って水平方向に送り出される。また、送風開口部15は、送風ダクト12の空気の送風方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。
図4を特に参照して、本実施の形態において、送風ダクト12は、空気の吹出口11aの近傍に、空気の吹出口11aから送り出された空気を吸い込む吸込口12bを備える。吸込口12bは、たとえば、メッシュ形状に形成されている。なお、本実施の形態において、吸込口12bは、メッシュ形状に形成されているが、これに限定されるものではなく、たとえば、以下に示すような、所望の流量係数および開口面積を有するようなものであればよい。
本実施の形態において、吸込口12bにおける流量係数をαとした場合、流量係数αは、α≧0.5を満たす。
本実施の形態において、吸込口12bにおける開口面積をBとし、実効面積をαAとした場合、開口面積Bに対する実効面積αAの値αA/Bは、αA/B≧0.4を満たす。
本実施の形態において、天井101の裏面や送風ダクト12内部の上面付近に結露を発生させることを防止すべく、送風ダクト12内部の上面には、プラスチック樹脂が貼付されている(図示せず)。より具体的には、送風ダクト12内部の上面には、ポリスチレン樹脂が、貼付されている。ポリスチレン樹脂は、15mm以上の厚みを有することが好ましい。
第1壁部103付近の窓際領域(ペリメータゾーン)は、たとえば、直射日光を受けるため、熱負荷が大きい。そのため、本実施の形態において、送風ダクト12の先端開口部12aから第1壁部103および窓104に向かって空気(たとえば、冷気)が送り出される。先端開口部12aは、たとえば、正面視において矩形形状であってもよい。先端開口部12aと第1壁部103との間には、後述する遮風板30が設けられている。これにより、送風ダクト12からの空気をペリメータゾーンに優先的に送り出すことができ、ペリメータゾーンにおける熱処理の効率化を図ることができる。
本実施の形態において、送風ダクト12の底部14は、フラット状に形成されているが、これに限定されるものではなく、たとえば、送風ダクト12の底部14は、円弧状に形成されてもよい。本実施の形態において、送風ダクト12の底部14からの放熱(図3中の送風ダクト12の底部14における破線で示す矢印を参照のこと)によって、空調部10の上下温度差を軽減するのに寄与する。
図5に示すように、送風ダクト12は、室内102の間仕切り棚109の直上に配置されている。これにより、送風ダクト12の送風開口部15から送り出された空気は、室内102の居住者付近に直接届くのではなく、室内102の間仕切り棚109を介して、送風ダクト12から離れた位置の居住者に、心地よい微気流として届くようになる。
(遮風板について)
次に、図6~図9を参照して、遮風板30について説明する。
本実施の形態の遮風板30は、送風ダクト12の先端に位置する先端開口部12aと先端開口部12aに対向する建物の第1壁部103との間に位置し、先端開口部12aから送り出された風の通過を遮る。つまり、遮風板30は、送風ダクト12内に取り付けられるのではなく、先端開口部12aと第1壁部103との間に取り付けられる。具体的には、遮風板30は、先端開口部12aに直接取り付けられている。なお、遮風板30は、空気が先端開口部12aから第1壁部103に向かって送り出される途中位置に位置する。この点において、遮風板30は、従来のルーバーとは異なる。なお、遮風板30は、第2壁部105と先端開口部12aとの間に設けられていてもよい。
遮風板30は、たとえば薄板状であり、剛性を有する部材で形成されている。剛性を有する材料として、たとえば、金属、木材、プラスチック、石材などが挙げられ、金属、木材及びプラスチックからなる群より選ばれた少なくとも一種の材料よりなることが好ましく、金属からなることがより好ましい。
遮風板30は、たとえば、送風ダクト12の先端開口部12aに連結固定される連結固定部33と、先端開口部12aから送り出された空気の流れを送風ダクト12の一方の側部方向に導く第1風案内面31と、先端開口部12aから送り出された空気の流れを他方の側部方向に導く第2風案内面32とを有する。図7,図8において、矢印で示す方向を一方、矢印の反対方向を他方とする。
連結固定部33は、第1風案内面31と第2風案内面32との間に設けられる。つまり、連結固定部33は、第1風案内面31と第2風案内面32とを繋ぐ役割を果たす。連結固定部33には、たとえばネジなどの連結具が貫通する貫通穴が上下方向に2つ並んで配置されていてもよい。図6に示すように、先端開口部12aは、先端開口部12aの上端と下端とを連結し、上下方向に延びる板状部材120を有している。板状部材120は、先端開口部12aの略左右方向中央部に位置する。連結固定部33は、板状部材120に連結されている。
第1風案内面31および第2風案内面32は、たとえば、連結固定部33を境界にして、左右対称に形成されている。なお、連結固定部33、第1風案内面31および第2風案内面32は、一体成型されていてもよいが、別個に設けられていてもよい。第1風案内面31と第2風案内面32とが別個に設けられる場合、連結固定部33は、第1風案内面31および第2風案内面32の後述する基点31a,32aにそれぞれ設けられ、板状部材120に取り付ける際に重ね合わせてもよい。
図7を特に参照して、第1風案内面31は、平面視略扇形形状の円弧面である。具体的には、第1風案内面31は、天井から見て、先端開口部12aに最も近い基点31aと、先端開口部12aから最も遠い遠隔点31bとを有している。第1風案内面31のうち基点31aから遠隔点31bに至る領域は、基点31aと遠隔点31bとを結んだ仮想直線31dに対して、第1壁部103に向かって膨らんだ円弧面である。言い換えると、第1風案内面31が平面視において描く曲線は、遠隔点31bから先端開口部12aに向かって垂直に下した線と、先端開口部12aとが交わる点を中心とする円の円周の一部である。
さらに、第1風案内面31は、天井から見て、遠隔点31bを超えて位置する先端点31cをさらに有していてもよい。基点31aから遠隔点31bを経由して先端点31cに至る領域は、連続的な円弧面で連なっている。さらに、先端開口部12aから先端点31cまでの最短距離L1は、先端開口部12aから遠隔点31bまでの最短距離L2よりも短い。つまり、遠隔点31bから先端点31cをつなぐ円弧面は、遠隔点31bから先端開口部12aに向かって延びる返し部34である。これにより、先端開口部12aから送り出されて第1風案内面31に当たる空気の一部を返し部34で滞留させることが可能となる。
上述のように、第2風案内面32は、連結固定部33を中心として左右対称に設けられている。そのため、第2風案内面32の形状は、第1風案内面31と同一である。
図9,図10を特に参照して、送風ダクト12の先端開口部12aの正面視において、遮風板30の左右方向の長さD1は、先端開口部12aの左右方向の長さD2よりも小さく、遮風板30の高さH1は、先端開口部12aの高さH2よりも小さい。つまり、遮風板30の上端縁と先端開口部12aの上端縁との間には、隙間が形成されており、遮風板30の下端縁と先端開口部12aの下端縁との間には、隙間が形成されている。遮風板30の右端縁と先端開口部12aの右端縁との間には隙間が形成されており、遮風板30の左端縁と先端開口部12aの左端縁との間には隙間が隙間が形成されている。これにより、先端開口部12aは、その全面が遮風板30により覆われるのではなく、その一部が遮風板30により覆われる。さらに、図6に示すように、先端開口部12aと遮風板30の間に前後方向に隙間が形成されている。このため、先端開口部12aから送り出された空気を遮風板30により誘導することができる。なお、前後方向とは、図6において矢印A4で図示する方向である。
(送風構造の動作について)
図11,図12をさらに参照して、本実施の形態の送風構造1の動作について説明する。なお、図11および図12において、矢印F1は、送風ダクト12の先端開口部12aから送り出される空気の流れを示し、矢印F2は、送風ダクト12の送風開口部15から送り出される空気の流れを示す。
まず、空調機11を起動させて、吹出口11aから送風ダクト12に空気を送り出させる。送風ダクト12に送り出された空気は、複数の送風開口部15および先端開口部12aから室内102に向かって送り出される。
上述のように、先端開口部12aと遮風板30との間には、上方および下方に隙間が形成されている。そのため、先端開口部12aから送り出された空気F1は、それらの隙間から、送風ダクト12の先端開口部12aと第1壁部103との間のペリメータゾーンP1に向かって送り出される。先端開口部12aから送り出された空気F1は、遮風板30に遮られて、下方に向けて流れた後、第1壁部103に沿って流れる(図4)。このため、先端開口部12aから送り出された空気F1は、第1壁部103に吹き付けられるように送り出されることがない。
さらに、先端開口部12aから送り出された空気F2は、第1,2風案内部31,32の円弧面に沿って、先端開口部12aの左右方向に送り出され、隣り合う送風ダクト12の間と第1壁部103との間のペリメータゾーンP2に向かって送り出される。また、複数の送風開口部15から送り出された空気F2は、送風ダクト12の空気の送風方向に対して略直交する方向に送り出されるとともに、ペリメータゾーンP2に向かって送り出される。これにより、遮風板30を設けることで、空気を先端開口部12aの左右方向に導くとともに、先端開口部12aの前方にも送り出すことができるため、効率良くペリメータゾーンP1,P2に空気を送り込むことができる。
また、特に図11に示すように、先端開口部12aから送り出された空気F1の一部は、遮風板30に当たって、第1,2風案内部31,32の返し部34,35で滞留する。また、遮風板30は、先端開口部12aの一部を覆うパーテーション(衝立)の役割を果たす。これにより、遮風板30は、先端開口部12aからペリメータゾーンP1,P2に向かって送り出される空気の量を調整する役割を果たす。つまり、遮風板30を設けることで、先端開口部12aから送り出される空気の量を少なくすることができる。
送風ダクト12には、1つの空調機11が設置されており、先端開口部12aおよび複数の送風開口部15から送り出される空気の量は一定である。このため、先端開口部12aから送り出される空気の量が少なくなると、送風開口部15から送り出される空気の量が多くなる。先端開口部12aに遮風板30を設けることで、先端開口部12aから送り出される空気の量を少なくすることができ、先端開口部12aから送り出されなくなった空気の分だけ、送風開口部15から送り出される空気の量が多くなり、送風開口部15からペリメータゾーンP2に送り出される空気の量を多くすることができる。
上述のように、送風ダクト12は、たとえば、6~8m間隔で設置される。このため、一つの送風ダクト12の影響が及ぶ範囲を広くすることが求められる。つまり、ペリメータゾーンP2にも、ペリメータゾーンP1と同じように送風ダクト12からの空気を送り込むことが求められる。本実施の形態の遮風板30を用いることで、ペリメータゾーンP1,P2の全領域に効率よく空気を送り込むことが可能である。このように、本願実施の形態では、遮風板30を用いることで、簡易な構成でペリメータゾーンの温度調節をすることができる。
なお、本実施の形態において、遮風板30は、第1風案内面31と第2風案内面32とを備え、先端開口部12aから送り出された空気を送風ダクト12の左右方向に導くとしたが、送風ダクト12の配置によっては、先端開口部12aから送り出された空気の流れを左右のいずれか一方の側部方向に導くように設けられていてもよい。その場合、遮風板30は、たとえば、第1風案内面31または第2風案内面32のいずれか一方を有していればよい。
また、本実施の形態において、遮風板30は、連結固定部33を有しているとしたが、連結固定部33を設けずに、第1風案内面31の基点31aと第2風案内面32の基点32aとを連結してもよい。
また、本実施の形態において、遮風板30の風案内面は、仮想直線に対して膨らんだ円弧面であるとしたが、たとえば、基点31aから遠隔点31bとを結ぶフラットな面であってもよい。
また、本実施の形態において、遮風板30は、先端開口部12aの板状部材120に連結固定されているとした。しかし、遮風板30は、先端開口部12aと第1壁部103との間に位置していればよく、たとえば、天井に吊り下げ固定されていてもよい。この場合、遮風板30の第1風案内面31および第2風案内面32の上方位置に連結固定部がさらに設けられていてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施
の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内に
おいて、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 送風構造、10 空調部、11 送風構造、10 空調部、11 空調機、11a 吹出口、12 送風ダクト、12a 先端開口部、12b 吸込口、13 側部、14 底部、15 送風開口部、30 遮風板、31 第1風案内面、31a,32a 基点、31b 遠隔点、31c 先端点、31d 仮想直線、32 第2風案内面、33 連結固定部、34,35 返し部、101 天井、102 室内、103 第1壁部、104 窓、105 第2壁部、106 机、107 椅子、109 間仕切り棚、120 板状部材、F1,F2 空気、P1,P2 ペリメータゾーン。

Claims (7)

  1. 建物のペリメーターゾーンの温度調節をすることが可能な送風構造において、
    天井に沿って配置された送風ダクトと、
    前記送風ダクトの先端に位置する先端開口部と前記先端開口部に対向する建物の壁面との間に位置し、前記送風ダクトの外方に設けられ、前記先端開口部から送り出された風の通過を遮る遮風板とを備え、
    前記遮風板は、前記先端開口部から送り出された空気の流れを前記送風ダクトの側部方向に導く風案内面を含み、
    前記風案内面は、前記先端開口部から送り出された空気の流れを前記送風ダクトの一方の側部方向に導く第1風案内面と、前記先端開口部から送り出された空気の流れを他方の側部方向に導く第2風案内面とを有する、送風構造。
  2. 前記風案内面は、天井から見て、前記先端開口部に最も近い基点と、前記先端開口部から最も遠い遠隔点とを有し、
    前記風案内面のうち前記基点から前記遠隔点に至る領域は、前記基点と前記遠隔点とを結んだ仮想直線に対して、前記壁面に向かって膨らんだ円弧面である、請求項1に記載の送風構造。
  3. 前記風案内面は、天井から見て、前記遠隔点を超えて位置する先端点をさらに有し、
    前記基点から前記遠隔点を経由して前記先端点に至る領域は、連続的な円弧面で連なっており、
    前記先端開口部から前記風案内面の先端点までの最短距離は、前記先端開口部から前記風案内面の遠隔点までの最短距離よりも短い、請求項2に記載の送風構造。
  4. 前記遮風板は、前記送風ダクトの先端開口部に連結固定されている、請求項1~3のいずれかに記載の送風構造。
  5. 前記遮風板は、前記天井に吊り下げ固定されている、請求項1~3のいずれかに記載の送風構造。
  6. 前記先端開口部の正面視において、前記遮風板の左右方向の長さは、前記先端開口部の左右方向の長さよりも小さく、前記遮風板の高さは、前記先端開口部の高さよりも小さい、請求項1~5のいずれかに記載の送風構造。
  7. 前記送風ダクトは、送風方向に沿って間隔をあけて設けられた複数の送風開口部を有し、
    前記送風ダクトは、前記天井に沿って複数配置され、
    複数の前記送風ダクトは、間隔をあけて同方向に延在するように設けられている、請求項1~6のいずれかに記載の送風構造。
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