JP2002206794A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2002206794A
JP2002206794A JP2001004137A JP2001004137A JP2002206794A JP 2002206794 A JP2002206794 A JP 2002206794A JP 2001004137 A JP2001004137 A JP 2001004137A JP 2001004137 A JP2001004137 A JP 2001004137A JP 2002206794 A JP2002206794 A JP 2002206794A
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Japan
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air
body casing
air conditioner
blowing
outlets
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JP2001004137A
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Tomohiro Yabu
知宏 薮
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面方向に空気を吹き出すペリメータ型の空
気調和装置において、前方等異なる方向への空気の吹き
出しをも可能にする。 【解決手段】 窓際または壁際の床面に位置して窓面ま
たは壁面と平行に設置され、室内に臨む前面に空気吸込
口11が形成されるとともに、上面および左右両側面に
各々空気吹出口12a,12b,13,14が形成され
た本体ケーシング3と、上記本体ケーシング3内の上記
空気吸込口11の背後に設けられた熱交換器4と、上記
本体ケーシング3内の上記熱交換器4の後方に設けられ
た遠心ファン5,6とを備えてなる空気調和装置であっ
て、上記複数の空気吹出口12a,12b,13,14
の内の所望の空気吹出口に対して任意に取り付けること
ができ、その空気吹出方向を本来の空気吹出方向とは異
なる所望の方向に変更し得る空気吹出方向変更モジュー
ル41,43,45,47を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ドラフト感を小
さくした空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温風または冷風を室内に供給することに
よって室内の温度を最適に調節する空気調和装置として
は、室内全体に温調空気を流す、いわゆる強制対流方式
の空気調和装置が一般に使用されている。しかし、寒冷
地における暖房運転の場合のように、室内温度と室外温
度との差が所定値以上に大きいようなときには、室内の
窓や壁の温度が室内空気の温度よりも相当に低くなる場
合がある。このような場合、窓や壁付近の空気は大きく
冷却されて、部屋中央部の空気よりも低温となり、この
低温の空気が居住者に直接接触することになる。その結
果、いわゆるコールドドラフト感を招き、室内の空気調
和環境の快適性を損なう。
【0003】そこで、このような問題に対応するため
に、例えば特開平5−340553号公報に開示されて
いるように、窓面や壁面近傍のいわゆるペリメータゾー
ンに適温のエアバリアを形成することにより、窓面や壁
面近傍の空気が部屋中央部の居住域に進入することを阻
止し、夏季における窓面や壁面からのほてりや冬季にお
けるのコールドドラフトを各々防止するようにした空気
調和装置が既に提案されている。
【0004】しかし、該従来の空気調和装置の構成で
は、上記エアバリアを形成した空気が室内の居住域に進
入してドラフト感を生じさせないように、窓または壁の
近傍に空気の吸込口を設けるようにしていた。つまり、
該従来の空気調和装置では、窓辺部等ペリメータゾーン
の上部または下部の一方側に空気吹出口を設ける一方、
他方側に空気吸込口を設けることにより、一方側から他
方側に適温の空気を流通させ、それによってエアバリア
を形成するようにしていた。従って、空気吹出口及び空
気吸込口をペリメータゾーンの上下に設けなければなら
ず、装置全体が大型化すると共に、製造及び設置コスト
が高かった。また、同従来の空気調和装置の場合、必然
的に建築物との一体化を前提としているものが多く、既
築建造物に対して後から容易に設置するということがで
きなかった。
【0005】このような事情に鑑み、上述のようなペリ
メータゾーンの空調負荷を処理することによって快適性
を向上させる一方、既築の建造物への設置が容易である
コンパクトな空気調和装置を提供するために、例えば図
16〜図18に示すように、窓際または壁際の床面上に
位置して窓10の窓面10aまたは壁の壁面9と平行に
設置され、室内Rの居住域15方向に臨む前面側に空気
吸込口11が形成されるとともに、上面及び左右両側面
の各々空気吹出口12,13,14が設けられた本体ケ
ーシング3と、該本体ケーシング3内の上記空気吸込口
11の背後に位置して設けられた熱交換器4と、上記本
体ケーシング3内の上記熱交換器4の後方に、回転軸が
水平方向に延びるようにして設けられたターボファン5
と、該ターボファン5のブレードの湾曲方向と逆方向に
湾曲した複数の案内羽根を該ターボファン5の左右及び
上方の周囲を覆うように当該ターボファン5と同心円状
に配列してなる風向ガイド7とを備え、調和空気A2
窓10の窓面10aや壁の壁面9に沿って、ペリメータ
ゾーン2の下方から、上方及び左右両方向にわたって広
がる平面状に吹き出してエアバリア30を形成すること
ができるようにした空気調和装置も提案されている(例
えば特開2000−346392号公報参照)。
【0006】このような構成の空気調和装置によると、
平面状の温風または冷風(調和空気)が、図18に示す
ように窓面10aまたは壁面9と平行にエアバリア状態
で供給されるので、窓際または壁際に断熱性能の高い温
熱または冷熱ゾーンが形成される。その結果、窓面10
aまたは壁面9によって冷却または加熱された空気が居
住域15部分に居るユーザーに直接接触する所謂ドラフ
ト現象が防止され、室内生活環境の快適性が向上する。
また、図16および図18に示すように調和空気を上方
及び左右両方向にわたって広がるように供給するので、
部屋の窓際の全体に空気吹出口を設ける必要がなくなる
等、装置全体をコンパクトに構成することが容易にな
り、また、既築建造物への設置も容易になり、コストも
低減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この後者の空気調和装
置は、以上のようにドラフトレスがその特長であり、上
述したように先の従来例の問題点を有効に解決すること
ができる。しかし、一方各空気吹出口12,13,14
から吹き出される空気は、全て窓面10a又は壁面9に
沿ったものとなるので、例えば夏場の外出先からの帰宅
時や風呂上がり時など、冷風に直接当たりたい時などに
は、装置本体近傍に移動して、その側面や上面側空気吹
出口12,13,14からの気流に当たる必要が生じ
る。また、部屋R内の袖壁部分に設置したような場合に
は、押し入れや壁面からの気流の侵入(隙間風)を防止
することができない難点もある。
【0008】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記のような空気調和装置におい
て、その任意の空気吹出し口に、最終的な空気吹出し方
向を自由に選べる空気吹出方向変更モジュールを接続可
能とすることによって、上述のように窓面等からの熱の
進入やコールドドラフトをより効果的に防止する機能を
有しながら、直接気流に当たることができ、かつ押し入
れや壁面からの気流の侵入をも防止できるようにした空
気調和装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0010】(1) 請求項1の発明 この発明の空気調和装置は、窓際または壁際の床面に位
置して窓面または壁面と平行に設置され、室内に臨む前
面に空気吸込口11が形成されるとともに、上面および
左右両側面に各々空気吹出口12a,12b,13,1
4が形成された本体ケーシング3と、上記本体ケーシン
グ3内の上記空気吸込口11の背後に設けられた熱交換
器4と、上記本体ケーシング3内の上記熱交換器4の後
方に設けられた遠心ファン5,6とを備えてなる空気調
和装置であって、上記複数の空気吹出口12a,12
b,13,14の内の所望の空気吹出口に対して任意に
取り付けることができ、その空気吹出方向を本来の空気
吹出方向とは異なる所望の方向に変更し得る空気吹出方
向変更モジュール41,43,45,47を設けたこと
を特徴としている。
【0011】このような構成の場合、所望の空気吹出方
向に対応した上記空気吹出方向変更モジュール41,4
3,45,47を自由に選んで、対応する本体ケーシン
グ3側何れかの空気吹出口12a,12b,13,14
に対して取り付けると、本来は前述のように設置部の窓
面や壁面方向にしか吹き出すことができなかった熱交換
後の温調空気を、例えば本体ケーシング3の前面側方向
にも任意に吹き出させることができるようになる。
【0012】したがって、例えば夏場の外出先からの帰
宅時や風呂上がり時などの、冷風に直接当たりたい時な
どにも、空調装置本体近傍に体を寄せて、その側面や上
面側からの気流に当たるような不便さはなくなる。ま
た、部屋の袖壁に設置したような場合にも、押し入れや
壁面からの気流の侵入(隙間風)を防止することができ
るようになる。
【0013】(2) 請求項2の発明 この発明の空気調和装置は、上記請求項1の発明の構成
において、空気吹出方向変更モジュール41,43,4
5,47は、望まれる空気吹出方向面41a,43a,
45a,47a側に空気吹出用の開口を、また本体ケー
シング3側所望の空気吹出口12a,12b,13,1
4への取付面42b,43b,45b,47b側に同所
望の空気吹出口12a,12b,13,14に対応した
取付用の開口をそれぞれ有する一方、当該取付用の開口
付近から上記空気吹出用の開口近傍にかけて上記所望の
空気吹出口12a,12b,13,14から吹き出され
る空気を所望の空気吹出方向にガイドする所定の形状の
風向変更用ガイド板42,44,46,48が設けられ
ていることを特徴としている。
【0014】このような構成の場合、当該所望の空気吹
出方向の空気吹出方向変更モジュール41,43,4
5,47を、本体ケーシング3の所望の空気吹出口12
a,12b,13,14に取り付けたとすると、当該空
気吹出口12a,12b,13,14は、上記取付用の
開口を介して所望の空気吹出方向面側の開口に連通し、
上記風向変更用ガイド板42,44,46,48によっ
てスムーズに空気吹出方向が変更されて吹き出される。
【0015】したがって、上記請求項1の発明の作用
が、より有効に実現される。
【0016】(3) 請求項3の発明 この発明の空気調和装置は、上記請求項2の発明の構成
において、風向変更用ガイド板42,44,46,48
の形状は、固定形状となっていることを特徴としてい
る。
【0017】このような構成の場合、当該固定形状の風
向変更用ガイド板42,44,46,48によって上記
請求項2の発明の作用が、より有効に実現される。
【0018】(4) 請求項4の発明 この発明の空気調和装置は、上記請求項2の発明の構成
において、風向変更用ガイド板42,44,46,48
が弾性変形部材により形成されているとともに、形状お
よび位置可変手段52,53a,54を備え、その形状
および空気流上流端側位置を変えることができるように
なっていることを特徴としている。
【0019】このような構成の場合、上記のごとく風向
変更用ガイド板42,44,46,48が弾性変形部材
により形成されているとともに、形状および位置可変手
段52,53a,54を備え、その形状および空気流上
流端側位置を複数の状態に変えることができるようにな
っていることから、当該形状および位置可変手段52,
53a,54によって形状および位置が所望に可変設定
された風向変更用ガイド板42,44,46,48によ
って上記請求項2の発明の作用が、より有効に実現され
るとともに、空気吹出方向の分割や分割された各吹出気
流間の流量比率の調整なども可能になる。
【0020】(5) 請求項5の発明 この発明の空気調和装置は、上記請求項1,2,3又は
4の発明の構成において、側面側空気吹出口13,14
および上面側空気吹出口12a,12bに対応し、かつ
本体ケーシング3の前面側方向に各々空気を吹き出す空
気吹出方向変更モジュール41,45は、各々相互に共
通のものに構成されていることを特徴としている。
【0021】このような構成の場合、上記本体ケーシン
グ3側の各空気吹出口12a,12b,13,14に対
応した複数の空気吹出方向変更モジュール41,43,
45,47を形成するに際し、その必要個数を半減させ
ることができるので、さらに低コストになる。
【0022】(6) 請求項6の発明 この発明の空気調和装置は、上記請求項1,2,3又は
4の発明の構成において、側面側空気吹出口13,14
および上面側空気吹出口12a,12bに対応し、かつ
本体ケーシング3の上面側方向又は側面側方向に各々空
気を吹き出す空気吹出方向変更モジュール43,47
は、各々相互に共通に構成されていることを特徴として
いる。
【0023】このような構成の場合、上記本体ケーシン
グ3側の各空気吹出口12a,12b,13,14に対
応した複数の空気吹出方向変更モジュール41,43,
45,47を形成するに際し、その必要個数を半減させ
ることができるので、さらに低コストになる。
【0024】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の空気調和装置に
よると、前述のような従来の空気調和装置の構成におい
て、その任意の空気吹出し口に、最終的な空気吹出し方
向を自由に選べる空気吹出方向変更モジュールを接続可
能とするだけの簡単な構成によって、本来の窓面等から
の熱の進入やコールドドラフトをより効果的に防止する
機能を有しながら、ユーザーの希望に応じて直接気流に
当たることができ、かつ押し入れや壁面からの気流の侵
入をも防止できるようにした空気調和装置を低コストに
提供することができるようになる。
【0025】つまり、ユーザーの嗜好や設置状態に応じ
た吹出し方向の選択が可能な利便性の高いドラフトレス
空気調和装置の提供が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図11
は、本願発明の実施の形態1に係る空気調和装置の構成
を示している。
【0027】本実施の形態に係る空気調和装置は、例え
ば図1及び図2に示すような床置型の室内機ユニット1
と図示しない室外機ユニットとを備え、それらを冷媒配
管および電気配線を介して相互に接続したヒートポンプ
式のものとなっており、図示室内機ユニット1は、前述
の図18の場合と同様に窓面10a下方のペリメータゾ
ーン2内の床面上に設置されるようになっている。
【0028】この室内機ユニット1の本体ケーシング3
は、図示のごとく左右方向に長い薄型の略直方体形状に
形成されている。そして、この本体ケーシング3の前面
(部屋の中央側に臨む面)にはグリル構造の空気吸込口
11が形成され、その上面部、左側面部及び右側面部に
は、それぞれ上面側左右一対の空気吹出口12a,12
b、左側面側空気吹出口13及び右側面側空気吹出口1
4が形成されている。
【0029】図4〜図6に示すように、上記本体ケーシ
ング3内には、上記空気吸込口11の背後に位置して熱
交換器4が設けられ、さらに該熱交換器4の後方に位置
して遠心ファンの一例である第1、第2のターボファン
5,6が設けられている。該第1、第2のターボファン
5,6は、その回転軸が水平方向に延びるように縦置き
に設置され、互いに左右方向に所定の間隔を置いて並べ
られている。
【0030】該第1、第2のターボファン5,6の周り
には、その羽根車21,24から吹き出される空気流の
旋回成分を解消し、空気吹出方向を放射状にするための
第1、第2の風向ガイド7,8が設けられている。第1
の風向ガイド7は、第1の羽根車21のブレード23と
逆方向に湾曲した複数の案内羽根31が、当該第1の羽
根車21の左側から上側を覆うように当該第1の羽根車
21と同心円状に配列されて構成されている。同様に、
第2の風向ガイド8は、第2の羽根車24の右側から上
側を覆うように当該第2の羽根車24と同心円状に配列
されて構成されている。なお、符号22,25は、それ
ぞれ上記第1,第2の羽根車21,24を回転させるた
めのファンモータであり、22a,25aは、それらの
各回転軸である。
【0031】この室内機ユニット1では、上記ターボフ
ァン5,6の各回転数は、例えば上記各空気吹出口12
a,12b,13,14から空気を低速度(例えば、1
〜2m/s)で吹き出すように設定されている。
【0032】ところで、上記上面側左右の第1,第2の
空気吹出口12a,12b、側面側左右の空気吹出口1
3,14の何れか、あるいは各々には、必要に応じて例
えば図7〜図10又は図11に示すような本来の空気の
空気吹出方向をそれとは異なる所望の方向(前方、側
方、上方、ユーターン方向)に変更するための空気吹出
方向変更モジュール41,43,45,47,49が準
備されており、それらの内の何れか対応するものが任意
に選ばれて例えば図1、図2、図6のように取り付けら
れる。
【0033】そして、それによって上述のように、本来
は同各空気吹出口12a,12b,13,14から、図
18のように壁面9または窓面10aに沿ってゆっくり
と円弧状に広がり、ペリメータゾーン2部分に窓面10
a又は壁面9と平行な温調膜を形成するように吹き出さ
れる空気が、例えば図1に示すように前方又は右側方等
所望の空気吹出口12a,13,12b部分で所望の方
向(12a:前方、13:前方、12b:右側方)に変
更されるようになる。
【0034】これら複数の空気吹出方向変更モジュール
41,43,45,47,49は、図11の各空気吹出
口12a,12b,13,14に共通な吹出口遮断用
(ユーターン用)のモジュール49を除いて、前方吹き
のもの1形態(図7および図9)と側方および上方吹き
用のもの1形態(図8および図10)の2種類の構造の
もので、(A)左側面位置、右側面位置、左右上面位置
で各々前方に吹き出させる吹出状態、(B)左側面位
置、右側面位置で各々上方に吹き出させる吹出状態、
(C)上面左側位置で左側方に吹き出させる吹出状態、
(D)上面右側位置で右側方に吹き出させる吹出状態
の、(A)〜(D)4方向の吹出形態を自由に実現する
ことができるようになっている。
【0035】すなわち、これら各空気吹出方向変更モジ
ュール41,43,45,47,49の内の空気吹出方
向変更モジュール41,43,45,47は、それぞれ
図7〜図10のような同一縦横高さ寸法の直方体形状を
なし、望まれる空気吹出方向面41a,43a,45
a,47a側に空気吹出用の開口を、また本体ケーシン
グ3側所望の空気吹出口12a,12b,13,14へ
の取付面42b,43b,45b,47b側に同所望の
空気吹出口12a,12b,13,14に対応した取付
用の開口をそれぞれ有する一方、当該取付用の開口付近
から上記空気吹出用の開口近傍にかけて上記所望の空気
吹出口12a,12b,13,14から吹き出される空
気を所望の空気吹出方向に変更するようにガイドする緩
やかな凹曲面形状の風向変更用ガイド板42,44,4
6,48が空気流上流側および下流側各両端を各々固定
して設けられている。符号42a,44a,46a,4
8aは、それぞれ上記のような各風向変更用ガイド板4
2,44,46,48によって形成される風向変更用の
通路を示している。
【0036】これら空気吹出方向変更モジュール41,
43,45,47は、上述のように上記複数の空気吹出
口12a,12b,13,14の内の所望の空気吹出口
に対して任意に取り付けることができ、それによって、
その空気吹出方向を本来の空気吹出方向とは異なる所望
の方向に変更する。
【0037】一方、上記空気吹出方向変更モジュール4
9は、例えば図11のように同様のケーシング構造内の
風向変更板用ガイド50が、その下端部側と同様に上端
部側でも同一の取付用開口面49a側に曲がってユータ
ーン通路50aを形成しており、下方側から吹き上げら
れた空気A2が、そのままUターンして上記第1,第2
のターボファン5,6の上方側に回り込まされるように
なっている。そして、それによって全体の送風性能を低
下させることなく、スムーズに各空気吹出口12a,1
2b,13,14の内の何れか又は幾つかの空気吹出口
を必要に応じて塞ぐことができるようになっている。
【0038】次に、以上のように構成された本実施の形
態の空気調和装置の運転動作について説明する。最初に
基本的な運転動作として上記空気吹出方向変更モジュー
ル41,43,45,47等を問題にしない状態で説明
する。
【0039】すなわち、先ず暖房運転時には、図1に示
す室内の空気A1は上記空気吸込口11を通して本体ケ
ーシング3内に吸い込まれ、上記熱交換器4を通過する
際に加熱される。そして、該熱交換器4によって加熱さ
れた高温の空気A2は、上記第1,第2のターボファン
5,6によって、上記第1,第2の羽根車21,24の
外側に吹き出される。この際、例えば図3に示すよう
に、上記第1,第2の羽根車21,24から吹き出され
た空気の流速Wの旋回方向成分uは、径方向の成分vよ
りも相当に大きな値となる。
【0040】そのため、もし上述の風向ガイド7,8が
なければ、上記空気吹出口12a,12b,13,14
から空気を放射状に吹き出すことは困難となる。しか
し、以上の構成の室内機ユニット1によれば、上記のよ
うに第1,第2の風向ガイド7,8の案内羽根31,3
2が第1,第2の羽根車21,24のブレードと反対側
に湾曲していることにより、当該第1,第2の羽根車2
1,24からの空気流は、同案内羽根31,32によっ
てその旋回方向成分が径方向成分に変換されて、放射状
に吹き出される。
【0041】つまり、上記のように第1,第2の風向ガ
イド7,8が設けられていることにより、上記第1,第
2の羽根車21,24からの旋回流は放射状に方向変換
され、上記空気吹出口12a,12b,13,14を通
して本体ケーシング3から左右両側及び上方側にわたっ
て広がった円弧面状に均等に流出するようになる。な
お、この場合、室内のドラフト感を低減するために、上
記各空気吹出口12a,12b,13,14から吹き出
される空気の温度は、室内温度よりも10〜13℃程度
高い温度とすることが好ましい。
【0042】このようにして室内機ユニット1から吹き
出される温風は、前述したペリメータゾーン(図18部
分の符号2参照)の冷気を暖めながら壁面または窓面に
沿ってゆっくりと円弧状に広がり、同ペリメータゾーン
部分に壁面とほぼ平行な温熱膜を形成する。そのため、
窓面または壁面近傍の冷気が床面近傍から居住域(例え
ば、壁面から0.5m以内かつ床面から1.8m以内の
領域・・・図18中の符号15参照)に進入するダウン
ドラフトは略確実に防止される。また、上記温風によっ
て窓面及び壁面が加熱され、それらの温度が室温に近く
なる。その結果、窓面や壁面からの冷輻射が低減され
る。
【0043】そして、上記ペリメータゾーンを暖めた空
気は、その後、居住域にゆるやかに流れ込むが、最近の
高気密・高断熱の建造物などでは、暖房負荷が小さいた
め、上記のようなペリメータゾーンの空調負荷を処理し
た後の空気の余熱によっても、室内の暖房は十分に行わ
れるようになる。
【0044】ところで、このような冷暖房運転時におい
て、上記本体ケーシング3の上面側左右の第1,第2の
空気吹出口12a,12b、側面側左右の空気吹出口1
3,14の何れか、あるいは各々には、先に述べたよう
に必要に応じて例えば図7〜図10又は図11に示すよ
うな本来の空気の空気吹出方向をそれとは異なる所望の
方向(前方、側方、上方、ユーターン方向)に変更する
ための空気吹出方向変更モジュール41,43,45,
47,49が任意に取り付けられるようになっており、
それらの内の何れか対応するものが任意に選ばれて例え
ば図1、図2、図6のように取り付けられる。
【0045】そして、その結果、上述のように、本来な
らば同各空気吹出口12a,12b,13,14から、
図18のように壁面9または窓面10aに沿ってゆっく
りと円弧状に広がり、ペリメータゾーン2部分に窓面1
0a又は壁面9と平行な温調膜を形成するように吹き出
される空気が、例えば図1に示すように前方又は右側方
等所望の空気吹出口12a,13,12b部分で所望の
方向(12a:前方、13:前方、12b:右側方)に
変更されるようになる。
【0046】したがって、例えば夏場の外出先からの帰
宅時や風呂上がり時などの、冷風に直接当たりたい時な
どにも、空調装置本体近傍に体を寄せて、その側面や上
面側からの気流に当たるような不便さはなくなる。ま
た、部屋の袖壁に設置したような場合にも、押し入れや
壁面からの気流の侵入(隙間風)を防止することができ
るようになる。
【0047】なお、以上の各空気吹出方向変更モジュー
ル41,43,45,47,49を使用した時の使用形
態と作用を整理すると、次のようになる。
【0048】(1) 装置本体を部屋の袖壁に設置した
場合、左右何れかの袖壁側の側面に前方吹きモジュール
45を取り付けると、押し入れや壁面からの気流侵入を
有効に防止できる。
【0049】(2) 側面に上方吹モジュール47を取
り付けると、窓面からの熱の進入やコールドドラフトを
より効果的に防止できる。
【0050】(3) 上面に前方吹モジュール41を取
り付けると、本体ケーシング3の前方位置で直接気流に
当たることができる。
【0051】(4) コールドドラフトが問題にならな
い場合に、上面に側方吹きモジュール43を取り付ける
と、暖気を無駄に上昇させずに、より床面近くに導くこ
とができる。
【0052】(5) 前方吹モジュール41,45は、
側面、上面のどちらにも取付可能となっており、また、
上方吹きモジュール47と側方吹きモジュール43も同
様となっており、共通化されているので、コストダウン
になる。
【0053】(6) 不要な任意の空気吹出し口をふさ
ぎ、かつ、流路を乱さないような閉塞機能を有するユー
ターン型モジュール49を装着可能としているので、設
置環境に応じた吹出形態を実現できる。
【0054】以上のように、この実施の形態の空気調和
装置によれば、室内の床に設置した室内機ユニット1の
みによって、ペリメータゾーンの窓面または壁面と平行
な温風を吹き出すことができるので、簡易かつ安価な構
成により、ドラフト感のない快適な空気調和を実行する
ことができる。また、装置全体を小型に構成することが
できるとともに、既築建造物への設置が容易となる。ま
た、製造コスト及び設置コストを低減することができ
る。さらに、従来のように窓や壁際に別個の空気吹出口
や空気吸込口を形成する必要がないので、窓または壁際
のインテリア性を向上させることができる。
【0055】また温風は低風速で吹き出されるので、可
及的にドラフト感を低減することができる。また、室内
の埃の散乱を抑制することができる。さらに、同温風を
上方のみならず左右方向にも吹き出すことができるの
で、室内の上下方向の温度差が少なくなり、より快適性
を向上させることができる。
【0056】また、第1,第2のターボファン5,6を
上述のように縦置きに設置しているので、室内機ユニッ
ト1の可及的な薄型化を図ることができる。
【0057】また、同第1,第2のターボファン5,6
を縦置きに設置するとともに、その周りにファンブレー
ド23,26の湾曲方向と逆方向に湾曲した複数枚の案
内羽根31,32を備えた第1,第2の風向ガイド7,
8を設けたので、第1,第2のターボファン5,6から
吹き出された空気の流れを効率よく放射状に変換するこ
とができ、調和空気を窓面または壁面と平行な面状かつ
円弧状に吹き出すことが容易になる。
【0058】さらに、同空気調和装置では、上記のよう
に窓際または壁際の床面に位置して窓面または壁面と平
行に設置され、室内に臨む前面に空気吸込口11が形成
されるとともに、上面および左右両側面に各々空気吹出
口12a,12b,13,14が形成された本体ケーシ
ング3と、上記本体ケーシング3内の上記空気吸込口1
1の背後に設けられた熱交換器4と、上記本体ケーシン
グ3内の上記熱交換器4の後方に設けられた遠心ファン
5,6とを備えてなる空気調和装置において、上記複数
の空気吹出口12a,12b,13,14の内の所望の
空気吹出口に対して任意に取り付けることができ、その
空気吹出方向を本来の空気吹出方向とは異なる所望の方
向に任意に変更し得る空気吹出方向変更モジュール4
1,43,45,47を設けている。
【0059】したがって、このような構成の場合、所望
の空気吹出方向に対応した上記空気吹出方向変更モジュ
ール41,43,45,47を自由に選んで、対応する
本体ケーシング3側何れかの空気吹出口12a,12
b,13,14に対して取り付けると、本来は前述のよ
うに設置部の窓面や壁面方向にしか吹き出すことができ
なかった熱交換後の温調空気を、例えば本体ケーシング
3の前面側方向にも任意に吹き出させることができるよ
うになる。
【0060】その結果、例えば夏場の外出先からの帰宅
時や風呂上がり時などの、冷風に直接当たりたい時など
にも、空調装置本体近傍に体を寄せて、その側面や上面
側からの気流に当たるような不便さはなくなる。また、
部屋の袖壁に設置したような場合にも、押し入れや壁面
からの気流の侵入(隙間風)を防止することができるよ
うになる。
【0061】さらに同空気調和装置では、上記の構成に
おける空気吹出方向変更モジュール41,43,45,
47は、望まれる空気吹出方向面41a,43a,45
a,47a側に空気吹出用の開口を、また本体ケーシン
グ3側所望の空気吹出口12a,12b,13,14へ
の取付面42b,43b,45b,47b側に同所望の
空気吹出口12a,12b,13,14に対応した取付
用の開口をそれぞれ有する一方、当該取付用の開口付近
から上記空気吹出用の開口近傍にかけて上記所望の空気
吹出口12a,12b,13,14から吹き出される空
気を所望の空気吹出方向にガイドする緩やかな凹曲面形
状の風向変更用ガイド板42,44,46,48が設け
られている。
【0062】このような構成の場合、当該所望の空気吹
出方向の空気吹出方向変更モジュール41,43,4
5,47を、本体ケーシング3の所望の空気吹出口12
a,12b,13,14に取り付けたとすると、当該空
気吹出口12a,12b,13,14は、上記取付用の
開口を介して所望の空気吹出方向面側の開口に連通し、
上記形状の風向変更用ガイド板42,44,46,48
によってスムーズに空気吹出方向が変更されて吹き出さ
れる。
【0063】さらに、同空気調和装置では、上記の構成
における風向変更用ガイド板42,44,46,48の
形状が、固定形状となっている。
【0064】したがって、当該固定形状の風向変更用ガ
イド板42,44,46,48によって上記風向変更作
用が、より有効に実現される。
【0065】さらに、また同空気調和装置では、上記側
面側空気吹出口13,14および上面側空気吹出口12
a,12bに対応し、かつ本体ケーシング3の前面側方
向に各々空気を吹き出す空気吹出方向変更モジュール4
1,45は、各々相互に共通のものに構成されている。
【0066】このような構成の場合、上記本体ケーシン
グ3側の各空気吹出口12a,12b,13,14に対
応した複数の空気吹出方向変更モジュール41,43,
45,47を形成するに際し、その必要個数を半減させ
ることができるので、さらに低コストになる。
【0067】さらに、また同空気調和装置では、上記側
面側空気吹出口13,14および上面側空気吹出口12
a,12bに対応し、かつ本体ケーシング3の上面側方
向又は側面側方向に各々空気を吹き出す空気吹出方向変
更モジュール43,47も、各々相互に共通に構成され
ている。
【0068】したがって、このような構成の場合にも、
上記本体ケーシング3側の各空気吹出口12a,12
b,13,14に対応した複数の空気吹出方向変更モジ
ュール41,43,45,47を形成するに際し、その
必要個数を半減させることができるので、同様に、さら
に低コストになる。
【0069】以上の結果、本実施の形態の空気調和装置
によると、前述のような従来の空気調和装置の構成にお
いて、その任意の空気吹出し口に、最終的な空気吹出し
方向を自由に選べる空気吹出方向変更モジュールを接続
可能とするだけの簡単な構成によって、本来の窓面等か
らの熱の進入やコールドドラフトをより効果的に防止す
る機能を有しながら、ユーザーの希望に応じて直接気流
に当たることができ、かつ押し入れや壁面からの気流の
侵入をも防止できる空気調和装置を低コストに提供する
ことができるようになる。
【0070】つまり、ユーザーの嗜好や設置状態に応じ
た吹出し方向の選択が可能な利便性の高いドラフトレス
空気調和装置の提供が可能となる。
【0071】(変形例1)なお、上述した本体ケーシン
グ3の上面側空気吹出口12aにおいて、その空気吹出
方向を上方側から前方側に変更する空気吹出方向変更モ
ジュール41の前面側開口部は、例えば図12に示すよ
うに、所定の寸法Lだけ筒状に空気吹出方向に突出させ
るように構成しても良い。
【0072】このようにすると、室内からの吸込空気A
1と室内への吹出空気A2との分離が良好となり、吹出空
気A2のショートサーキットが生じにくくなる。
【0073】もちろん、これは本体ケーシング3の側面
側において、その空気吹出方向を側方側から前方側に変
更する空気吹出方向変更モジュール45の場合にも同様
であり、同様に構成することができる。
【0074】(変形例2)なお、上述した本体ケーシン
グ3の上面側空気吹出口12aにおいて、その空気吹出
方向を上方側から前方側に変更する空気吹出方向変更モ
ジュール41の風向変更用ガイド板42および空気吹出
用開口は、例えば図13に示すように、風向変更用ガイ
ド板42の空気流上流端42bを空気吹出口12aの前
後方向の中間に位置させることによってスプリット状態
に分割する一方、上方側にも空気吹出用の開口41cを
形成することによって、従来通り上方側窓面に沿って吹
き出す吹出空気流A2と上述のように本体ケーシング3
の前方に吹き出す空気A2との2つの気流に分流させる
ようにしても良い。
【0075】このようにすると、極めて簡単な構成の変
更によって窓面または壁面からの輻射熱の影響を抑制し
ながら、前方への吹出気流をも得ることができるように
なる。
【0076】(実施の形態2)次に図14は本願発明の
実施の形態2に係る空気調和装置の要部の構成と作用と
を示している。
【0077】この実施の形態の空気調和装置では、例え
ば上述の実施の形態1の空気調和装置の構成において、
例えば上記変形例2のような空気吹出方向変更モジュー
ル41の2方向吹出構造を実現するに際し、その風向変
更用ガイド板42を例えば金属薄板などの可撓性のある
弾性変形部材により形成し、それを上端側固定軸51、
中間側支軸52、下端側可動軸53の3軸間に或る程度
湾曲させた状態で図示のように架橋支持するとともに、
上記可動軸53の一端側操作軸53a部分を空気吹出方
向変更モジュール41のケーシング側壁に形成した前後
方向に延びるスライド用ガイド溝54内に嵌合させて、
外部からa〜b〜c方向又はc〜b〜a方向に任意にス
ライド操作可能に構成している。
【0078】そして、それによって上記下端側可動軸5
3部分が、上記本体ケーシング3の上面側空気吹出口1
2a(又は12b)部分の全体を上方側方向にのみ開放
連通させた吹出状態(操作軸53aをa点位置に設定し
た時)と同空気吹出口12a部分を前後2組のスプリッ
ト状態に分割し、上述した実施の形態1の変形例2の場
合と同様の上方側と前方側との2方向に同時に吹き出す
ことができる吹出状態(操作軸53aがb点位置に設定
された時)と、上方側への空気の吹出しを止めて前方の
みとした吹出状態(操作軸53aがc点位置に設定され
た時)との3種類の吹き出し状態を任意に実現し得るよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0079】このような構成によると、空気吹出方向変
更モジュール41を取り付けたままの状態で、(1)従
来と同様の完全な上方吹き出し状態、(2)上方および
前方の2方向同時吹き出し状態、(3)実施の形態1の
場合と同様の前方のみ吹き出し状態の3種の空気吹き出
し状態を全く任意に操作軸53aのスライド操作のみで
実現することができるようになる。しかも、その場合
に、上記空気吹出口12a(又は12b)に対する操作
軸53aの位置を調節すると、上方と前方への空気流量
の比率を所望の関係に調節することができる。
【0080】従って、その点でも非常に便利となる。
【0081】(変形例)次に図15は、上記実施の形態
2の空気調和装置の変形例の構成を示している。
【0082】この変形例では、上記図14と同様の3種
類の空気吹き出し状態を実現するに際し、風向変更用ガ
イド板42を金属薄板等の弾性変形部材に代えて、ゴム
製バンド等の伸縮性も具備した弾性変形部材で形成した
ことを特徴としている。
【0083】このような構成によっても、上記下端側可
動軸53部分が本体ケーシング3の上面側空気吹出口1
2a(又は12b)部分の全体を上方側方向にのみ開放
連通させた吹出状態(操作軸53aをa点位置に設定し
た時)と同空気吹出口12a部分を前後2組のスプリッ
ト状態に分割し、上述した実施の形態1の変形例2の場
合と同様の上方側と前方側との2方向に同時に吹き出す
ことができる吹出状態(操作軸53aがb点の時)と、
上方側を止めて前方のみとした吹出状態(操作軸53a
がc点の時)との3種類の吹き出し状態を自由に実現す
ることができる。
【0084】(他の実施の形態)以上の各実施の形態で
は、上面側に第1,第2の2組の空気吹出口12a,1
2bがある場合について説明したが、これは勿論従来の
ものと同様に1組のものであっても良いことは言うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る空気調和装置の
外部構造を示す斜視図である。
【図2】同装置の前後方向中央部で切断した縦断面図で
ある。
【図3】同装置のターボファン羽根車部分の拡大正面図
である。
【図4】同装置の左側部中央で左右方向に切断した縦断
面図である。
【図5】同装置の右側部中央で左右方向に切断した縦断
面図である。
【図6】同装置の上下方向中央部で切断した水平断面図
である。
【図7】同装置の上面側左側部の空気吹出口に対応した
空気吹出方向変更モジュールの左右方向の断面図であ
る。
【図8】同装置の上面側右側部の空気吹出口に対応した
空気吹出方向変更モジュールの前後方向中央部での断面
図である。
【図9】同装置の左側面部の空気吹出口に対応した空気
吹出方向変更モジュールの上下方向中央部での断面図で
ある。
【図10】同装置の右側面部の空気吹出口に対応した空
気吹出方向変更モジュールの前後方向中央部での断面図
である。
【図11】同装置の左側面部の空気吹出口に対応し、吹
き出しを止める場合のユーターン型空気吹出方向変更モ
ジュールの前後方向中央部での断面図である。
【図12】同装置の変形例1における図4と同様の断面
図である。
【図13】同装置の変形例2における図4と同様の断面
図である。
【図14】本願発明の実施の形態2に係る空気調和装置
の要部の構造を示す一部切欠斜視図である。
【図15】同装置の変形例に係る要部の構造の断面図で
ある。
【図16】従来の空気調和装置の設置状態を示す斜視図
である。
【図17】同装置の左右方向中央で切断した縦断面図で
ある。
【図18】同装置の空気吹出形態を示す模式図である。
【符号の説明】
1は室内機ユニット、3は本体ケーシング、4は熱交換
器、5は第1のターボファン、6は第2のターボファ
ン、7は第1の風向変更用ガイド、8は第2の風向変更
用ガイド、11は空気吸込口、12a,12b,13,
14は空気吹出口、41,43,45,47,49は空
気吹出方向変更モジュール、42,44,46,48,
50は空気吹出方向変更用ガイド板である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓際または壁際の床面に位置して窓面ま
    たは壁面と平行に設置され、室内に臨む前面に空気吸込
    口(11)が形成されるとともに、上面および左右両側
    面に各々空気吹出口(12a),(12b),(1
    3),(14)が形成された本体ケーシング(3)と、
    該本体ケーシング(3)内の上記空気吸込口(11)の
    背後に位置して設けられた熱交換器(4)と、上記本体
    ケーシング(3)内の上記熱交換器(4)の後方に設け
    られた遠心ファン(5,6)とを備えてなる空気調和装
    置であって、上記複数の空気吹出口(12a),(12
    b),(13),(14)の内の所望の空気吹出口に対
    して任意に取り付けることができ、その空気吹出方向を
    本来の空気吹出方向とは異なる所望の空気吹出方向に変
    更し得る空気吹出方向変更モジュール(41),(4
    3),(45),(47)を設けたことを特徴とする空
    気調和装置。
  2. 【請求項2】 空気吹出方向変更モジュール(41),
    (43),(45),(47)は、望まれる空気吹出方
    向面(41a),(43a),(45a),(47a)
    側に空気吹出用の開口を、また本体ケーシング(3)側
    所望の空気吹出口(12a),(12b),(13),
    (14)への取付面(42b),(43b),(45
    b),(47b)側に同所望の空気吹出口(12a),
    (12b),(13),(14)に対応した取付用の開
    口をそれぞれ有する一方、当該取付用の開口付近から上
    記空気吹出用の開口近傍にかけて上記所望の空気吹出口
    (12a),(12b),(13),(14)から吹き
    出される空気を所望の空気吹出方向にガイドする所定の
    形状の風向変更用ガイド板(42),(44),(4
    6),(48)が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 風向変更用ガイド板(42),(4
    4),(46),(48)の形状は、固定形状となって
    いることを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 風向変更用ガイド板(42),(4
    4),(46),(48)が弾性変形部材により形成さ
    れているとともに、形状および位置可変手段(52,5
    3a,54)を備え、その形状および空気流上流端側位
    置を変えることができるようになっていることを特徴と
    する請求項2記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 側面側空気吹出口(13),(14)お
    よび上面側空気吹出口(12a),(12b)に対応
    し、かつ本体ケーシング(3)の前面側方向に各々空気
    を吹き出す空気吹出方向変更モジュール(41),(4
    5)は、各々相互に共通のものに構成されていることを
    特徴とする請求項1,2,3又は4記載の空気調和装
    置。
  6. 【請求項6】 側面側空気吹出口(13),(14)お
    よび上面側空気吹出口(12a),(12b)に対応
    し、かつ本体ケーシング(3)の上面側方向又は側面側
    方向に各々空気を吹き出す空気吹出方向変更モジュール
    (43),(47)は、各々相互に共通のものに構成さ
    れていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の空気調和装置。
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